JP3552964B2 - 圧力センサの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばエッチング加工等の手段によってシリコン基板に形成され、ダイヤフラム部の撓み変形を利用して圧力を検出するのに好適に用いられる圧力センサの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧力センサとしては、シリコン材料からなる基板と、該基板の裏面側に受圧凹溝を形成することにより該基板の表面側に設けられた薄肉部と、該薄肉部の一部を枠状に取囲んで該薄肉部の表面側に設けられ取囲まれた内側をダイヤフラム部とする枠状突部と、該枠状突部上に接合して設けられ前記ダイヤフラム部を閉塞して基準圧力を与える圧力室を画成する閉塞板と、前記ダイヤフラム部に位置して前記薄肉部に設けられ前記受圧凹溝と圧力室との間の差圧によって前記ダイヤフラム部が変形するときの撓みを検出する撓み検出素子とから構成したものが知られている(例えば、特開平11−118642号公報等)。
【0003】
そして、このような従来技術による圧力センサは、流体圧等がダイヤフラム部に作用すると、この圧力に応じて薄肉部のうちダイヤフラム部が撓み変形する。このとき、撓み検出素子はダイヤフラム部に設けられているから、撓み検出素子はダイヤフラム部の歪に応じた信号を出力する。このため、圧力センサは、撓み検出素子からの信号を検出することによって、ダイヤフラム部に加わる圧力を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、例えば露光装置等を用いて薄肉部にピエゾ抵抗素子等の撓み検出素子を形成した後に、この撓み検出素子を取囲んだ状態で薄肉部の表面側に枠状突部を形成することにより、撓み検出素子をダイヤフラム部上の所定位置に配設する構成としている。
【0005】
しかし、一般的に露光装置を用いた場合の位置合わせ精度は0.05〜0.3μm程度が限界であることが多いため、撓み検出素子と枠状突部とを別々のマスクを露光することによって形成した場合、撓み検出素子とダイヤフラム部との間には例えば0.05〜0.5μm程度の位置ずれが生じることがある。この結果、複数の圧力センサ間で撓み検出素子から出力される信号が異なり、圧力の検出精度にばらつきが生じて信頼性が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明は高精度に圧力を検出できると共に、ダイヤフラム部に撓み検出素子を高精度に位置合せすることが可能な圧力センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、シリコン材料からなる基板と、該基板の裏面側に受圧凹溝を形成することにより該基板の表面側に設けられた薄肉部と、該薄肉部の一部を枠状に取囲んで該薄肉部の表面側に設けられ取囲まれた内側をダイヤフラム部とする枠状突部と、該枠状突部上に接合して設けられ前記ダイヤフラム部を閉塞して基準圧力を与える圧力室を画成する閉塞板と、前記ダイヤフラム部に位置して前記薄肉部に設けられ前記受圧凹溝と圧力室との間の差圧によって前記ダイヤフラム部が変形するときの撓みを検出する撓み検出素子とからなる圧力センサの製造方法に適用される。
【0008】
そして、請求項1に係る発明の特徴は、基板の表面側に枠状突部と該枠状突部の内側に開口部を有するマスク部とを形成する枠状突部形成工程と、前記マスク部の表面側から不純物を注入することによって前記開口部に対応した位置に撓み検出素子を形成する撓み検出素子形成工程と、該撓み検出素子形成工程の後に前記マスク部を除去するマスク部除去工程とを有することにある。
【0009】
このように構成したことにより、枠状突部形成工程によって一枚のマスクを用いて枠状突部とマスク部とを形成することができる。そして、撓み検出素子形成工程では、マスク部の表面側から不純物を注入することによって撓み検出素子を形成するから、マスク部の開口部に対応した位置に撓み検出素子を形成することができる。このため、枠状突部用のマスクと撓み検出素子用のマスクとを別々に露光するときに比べて、一枚のマスクによって枠状突部と撓み検出素子とを高精度に位置決めすることができる。また、マスク部除去工程によってマスク部を除去するから、枠状突部の内側に位置するダイヤフラム部の厚さ寸法を全面に亘ってほぼ均一にできる。
【0010】
また、請求項2の発明は、マスク部除去工程の後に前記枠状突部上に閉塞板を接合する閉塞板接合工程を行う構成としたことにある。
【0011】
これにより、マスク部除去工程によってマスク部を除去した状態で、閉塞板接合工程によって枠状突部上に閉塞板を接合することができる。このため、枠状突部の内側に位置するダイヤフラム部の厚さ寸法を全面に亘ってほぼ均一にできると共に、該ダイヤフラム部を閉塞して圧力室を画成することができるから、受圧凹溝に圧力が作用したときには、ダイヤフラム部を全体に亘って撓み変形させることができる。
【0012】
さらに、請求項3の発明は、マスク部除去工程の後に前記基板の裏面側に受圧凹溝を形成することにより前記基板の表面側に薄肉部を形成する受圧凹溝加工工程を行う構成としたことにある。
【0013】
これにより、基板の裏面側に受圧凹溝を設けることによって基板の表面側に薄肉部を形成することができる。また、基板の表面側には枠状突部が形成されているから、薄肉部のうち該枠状突部の内側に位置する部位をダイヤフラム部とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による圧力センサを図1ないし図12に従って詳細に説明する。
【0015】
図において、1はSOI(Silicon on Insulator)基板からなる四角形状の基板で、該基板1は、シリコン単結晶からなる基底部1Aと、該基底部1Aの表面側に形成された表層部1Bと、該表層部1Bと基底部1Aとの間に介在した酸化膜としての絶縁層部1Cとから構成されている。そして、基底部1Aの裏面側と表層部1Bの表面側には、酸化膜2,3が形成されている。
【0016】
また、表層部1Bの表面側に設けられた酸化膜3は、後述する枠状突部6の外側に位置する外側酸化膜3Aと、枠状突部6の内側に位置する内側酸化膜3Bとから構成され、外側酸化膜3Aは、内側酸化膜3Bよりも僅かに厚膜に形成されている。
【0017】
4は圧力センサに加わる圧力を受圧するための受圧凹溝で、該受圧凹溝4は、基底部1Aの中央に位置して裏面側に略四角形状に凹設されている。そして、受圧凹溝4は、基底部1Aの裏面側に酸化膜2を介して異方性のエッチング処理を施すことにより、基底部1Aから絶縁層部1Cに向けて漸次縮小したテーパ状の有底穴をなすものである。
【0018】
5は受圧凹溝4によって基板1の表面側に設けられた薄肉部で、該薄肉部5は受圧凹溝4に対応して略四角形状をなし、基板1の表層部1B、絶縁層部1C等によって形成されている。
【0019】
6は薄肉部5の表面側に設けられた枠状突部で、該枠状突部6は、図2に示すように例えば酸化シリコン等によって略四角形の枠状に形成され、その表面側には多結晶シリコンからなる多結晶膜7が形成されている。また、枠状突部6は、薄肉部5の一部を枠状に取囲んでいる。これにより、薄肉部5のうち枠状突起6に取囲まれた内側の部位は、受圧凹溝4内の圧力と後述する圧力室A内の圧力との差圧に応じて撓み変形するダイヤフラム部5Aをなしている。
【0020】
8,8,…はダイヤフラム部5A内に設けられた例えば4個のピエゾ抵抗素子で、該各ピエゾ抵抗素子8は、狭幅の細線状をなし、ホウ素等の不純物を基板1の表層部1Bに注入、拡散してピエゾ抵抗化することによって形成されている。また、各ピエゾ抵抗素子8には、図3に示すように広幅の拡散層配線9が接続され、これらの拡散層配線9を通じてピエゾ抵抗素子8は外部の金属配線(図示せず)等に接続されている。そして、ピエゾ抵抗素子8は、ダイヤフラム部5Aの撓み変形に応じてその抵抗値が変化するものである。
【0021】
10は枠状突部6の表面側に設けられたガラス材料からなる閉塞板で、該閉塞板10は、図1に示すように枠状突部6表面上の多結晶膜7に陽極接合等によって接合されている。そして、閉塞板10は、ダイヤフラム部5Aを閉塞して基準圧力を与える圧力室Aを画成している。
【0022】
本実施の形態による圧力センサは上述の如き構成を有するもので、次にその製造方法について図4ないし図12を参照しつつ説明する。
【0023】
まず、酸化膜形成工程では、図4に示すように基板1の表面側に酸化膜11を形成すると共に、基板1の裏面側に酸化膜2を形成する。
【0024】
次に、拡散層配線形成工程では、酸化膜11の表面側からイオン注入法等によってボロン等の不純物を注入、拡散し、図6に示すように枠状突部6の外側から内側に向かって延びる拡散層配線9を形成する。その後、酸化膜11の厚さ寸法を増大させ、図5に示すように厚膜状酸化膜12を形成する。
【0025】
次に、枠状突部形成工程では、厚膜状酸化膜12上にフォトレジストを塗布した状態でエッチング処理を施し、図8に示すように略矩形枠状の枠状突部6と、該枠状突部6の内側に位置して略四角形状のマスク部13とを形成する。ここで、マスク部13には、各ピエゾ抵抗素子8に対応して略長方形の細溝状に延びる開口部14が4個穿設されている。また、各開口部14の両端側には、各拡散層配線9の先端にピエゾ抵抗素子8を接続するための接続部14Aが屈曲した状態で設けられている。
【0026】
その後、図7に示すように再度基板1の表面側に酸化膜15を形成すると共に、マスク部13の外縁側、枠状突部6等を覆った状態でフォトレジスト16を塗布、露光する。このとき、フォトレジスト16の中央には、マスク部13の開口部14を通じて不純物をイオン注入するための注入用穴16Aが設けられている。
【0027】
次に、撓み検出素子形成工程では、フォトレジスト16の注入用穴16Aを通じてボロン等の不純物を注入する。このとき、マスク部13は、厚さ寸法の大きなシリコン酸化膜によって構成されているから、基板1のうちマスク部13によって覆われた部分には不純物が到達せず、開口部14に対応する部分のみ不純物が注入、拡散される。
【0028】
これにより、基板1の表面側には、開口部14に対応した位置にピエゾ抵抗素子8が形成される。このとき、開口部14の両端側には拡散層配線9の先端側に対応した位置に接続部14Aが設けられているから、ピエゾ抵抗素子8の両端側は拡散層配線9に接続される。
【0029】
次に、マスク部除去工程では、撓み検出素子形成工程の後にフォトレジスト16を除去する。その後、枠状突起部6を保護し、かつダイヤフラム部5Aとなる部分がエッチング用開口部17Aとなったフォトレジスト17を塗布、露光し、マスク部13等にエッチング処理を施す。
【0030】
これにより、枠状突起部6の内側に位置するマスク部13等が除去され、図9に示すように基板1の表層部1Bが露出すると共に、枠状突起部6の外周側には外側酸化膜3Aが形成される。
【0031】
そして、基板1の表層部1Bが露出した状態で、フォトレジスト17のエッチング用開口部17A内に酸化シリコンを堆積し、外側酸化膜3Aよりも僅かに薄いほぼ均一な膜厚を有する内側酸化膜3Bを形成する。その後、基板1の表面側に多結晶シリコンからなる薄膜状の多結晶膜7を形成し、図10に示すように枠状突部6の表面側を多結晶膜7によって覆う。
【0032】
次に、受圧凹溝加工工程では、図11に示すように基板1の裏面側から異方性のエッチング処理を施すことによって、基板1の基底部1Aに略四角形状に開口した受圧凹溝4を加工する。これにより、基板1の中央には、表層部1Bと絶縁層部1C等からなる薄肉部5が形成されると共に、薄肉部5の中央には、枠状突部6の内側に位置するダイヤフラム部5Aが形成される。
【0033】
最後に、閉塞板接合工程では、図12に示すように閉塞板10を枠状突部6上の多結晶膜7にあて、かつ両者を陽極接合する。これにより、図1に示すように、ダイヤフラム部5Aと閉塞板10との間に基準となる圧力を与える圧力室Aを画成する。また、閉塞板10は、薄肉部5の補強部材ともなるものである。
【0034】
本実施の形態による圧力センサは、上述のような製造方法によって形成されるものであり、この圧力センサの受圧凹溝4に流体圧等が作用すると、受圧凹溝4と圧力室Aとの間に差圧が発生する。このとき、受圧凹溝4と圧力室Aとの差圧よって薄肉部5のうちダイヤフラム部5Aが撓み変形するから、ピエゾ抵抗素子8の抵抗値がダイヤフラム部5Aに生じる撓み(歪み)に応じて変化する。このため、拡散層配線9を通じてピエゾ抵抗素子8の抵抗値を検出することによって、受圧凹溝4に作用した圧力を検出するものである。
【0035】
かくして、本実施の形態では、枠状突部形成工程によって基板1の表面側に枠状突部6とマスク部13とを形成した後、撓み検出素子形成工程によってマスク部13の表面側から不純物を注入してピエゾ抵抗素子8を形成したから、枠状突部形成工程によって一枚のマスクを用いて枠状突部6とマスク部13とを同時に形成することができる。そして、撓み検出素子形成工程では、マスク部13の表面側から不純物を注入することによってピエゾ抵抗素子8を形成するから、マスク部13の開口部14に対応した位置にピエゾ抵抗素子8を形成することができる。
【0036】
このため、従来技術のように枠状突部用のマスクと撓み検出素子用のマスクとを別々に露光するときに比べて、一枚のマスクによって枠状突部6とピエゾ抵抗素子8とを自己整合的に位置決めすることができ、枠状突部6とピエゾ抵抗素子8との位置ずれを例えば0.05μm以下に抑えることができる。これにより、ピエゾ抵抗素子8から出力される信号が圧力センサ毎にばらつくのを抑制することができ、圧力センサの検出精度を高めることができる。
【0037】
また、枠状突部6(ダイヤフラム部5A)とピエゾ抵抗素子8との位置合わせ精度を向上するから、圧力センサを微細化することができ、圧力センサの生産性を向上することができる。
【0038】
さらに、マスク部13を撓み検出素子形成工程の後に除去する構成としたから、薄肉部5のうち枠状突部6の内側に位置するダイヤフラム部5Aの厚さ寸法を全面に亘ってほぼ均一にすることができる。この結果、受圧凹溝4に圧力が作用したときには、ダイヤフラム部5Aの一部に応力が集中することなく、ダイヤフラム部5Aを全体に亘って撓み変形させることができる。従って、応力集中による検出精度の低下を抑制し、信頼性を向上することができる。
【0039】
また、閉塞板接合工程ではマスク部除去工程の後に枠状突部6上に閉塞板10を接合したから、マスク部除去工程によって枠状突部6の内側に位置するダイヤフラム部5Aの厚さ寸法を一定にした後、閉塞板接合工程によってダイヤフラム部5Aを閉塞して圧力室Aを画成することができる。このため、受圧凹溝4に圧力が作用したときには、受圧凹溝4と圧力室Aとの差圧に応じてダイヤフラム部5Aを全体に亘って撓み変形させることができる。
【0040】
さらに、マスク部除去工程の後に受圧凹溝加工工程を行うことによって、基板1の裏面側から受圧凹溝4を加工し基板1の表面側に薄肉部5を形成することができる。また、基板1の表面側には枠状突部6が形成されているから、枠状突部6の内側にはダイヤフラム部5Aを形成することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、枠状突部形成工程によって基板の表面側に枠状突部とマスク部とを形成した後、撓み検出素子形成工程によってマスク部の表面側から不純物を注入して撓み検出素子を形成したから、枠状突部形成工程によって一枚のマスクを用いて枠状突部とマスク部とを同時に形成することができ、マスク部の開口部に対応した位置に撓み検出素子を形成することができる。このため、従来技術のように枠状突部用のマスクと撓み検出素子用のマスクとを別々に露光するときに比べて、一枚のマスクによって枠状突部と撓み検出素子とを自己整合的に位置決めすることができる。これにより、ピエゾ抵抗素子から出力される信号が圧力センサ毎のばらつくのを抑制することができ、圧力センサの検出精度を高めることができる。
【0042】
また、マスク部除去工程によって撓み検出素子形成工程の後にマスク部を除去するから、薄肉部のうち枠状突部の内側に位置するダイヤフラム部の膜厚をほぼ均一にすることができる。このため、受圧凹溝に圧力が作用したときには、ダイヤフラム部の一部に応力が集中することなく、ダイヤフラム部を全体に亘って撓み変形させることができ、応力集中による検出精度の低下を抑制し、信頼性を向上することができる。
【0043】
また、請求項2の発明によれば、閉塞板接合工程ではマスク部除去工程の後に枠状突部上に閉塞板を接合するから、マスク部除去工程によって枠状突部の内側に位置するダイヤフラム部の厚さ寸法をほぼ均一にした状態で、閉塞板接合工程によってダイヤフラム部を閉塞して圧力室を画成することができる。このため、受圧凹溝に圧力が作用したときには、受圧凹溝と圧力室との差圧に応じてダイヤフラム部を全体に亘って撓み変形させることができる。
【0044】
さらに、請求項3の発明によれば、マスク部除去工程の後に受圧凹溝加工工程を行うことによって、基板の裏面側から受圧凹溝を加工し基板の表面側に薄肉部を形成することができる。また、基板の表面側には枠状突部が形成されているから、枠状突部の内側にはダイヤフラム部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による圧力センサを図3中の矢示I−I方向からみた縦断面図である。
【図2】実施の形態による圧力センサを図1中の矢示II−II方向からみた横断面図である。
【図3】実施の形態による圧力センサを図1中の矢示 III−III 方向からみた横断面図である。
【図4】酸化膜形成工程によって基板の両面側に酸化膜を形成した状態を示す縦断面図である。
【図5】拡散層配線形成工程によって拡散層配線を形成した基板を図6中の矢示V−V方向からみた縦断面図である。
【図6】拡散層配線を図5中の矢示VI−VI方向からみた横断面図である。
【図7】枠状突部形成工程によって枠状突部とマスク部とを形成した基板を図8中の矢示 VII−VII 方向からみた縦断面図である。
【図8】枠状突部とマスク部とを図7中の矢示VIII−VIII方向からみた平面図である。
【図9】撓み検出素子形成工程によってピエゾ抵抗素子を形成した後にマスク部を除去した状態の基板を示す縦断面図である。
【図10】図9中の基板に内側酸化膜、多結晶膜を形成した状態を示す縦断面図である。
【図11】受圧凹溝加工工程によって受圧凹溝を形成した基板を示す縦断面図である。
【図12】閉塞板接合工程によって枠状突部に閉塞板を接合する状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 基板
4 受圧凹溝
5 薄肉部
5A ダイヤフラム部
6 枠状突部
8 ピエゾ抵抗素子(撓み検出素子)
10 閉塞板
13 マスク部
14 開口部
Claims (3)
- シリコン材料からなる基板と、該基板の裏面側に受圧凹溝を形成することにより該基板の表面側に設けられた薄肉部と、該薄肉部の一部を枠状に取囲んで該薄肉部の表面側に設けられ取囲まれた内側をダイヤフラム部とする枠状突部と、該枠状突部上に接合して設けられ前記ダイヤフラム部を閉塞して基準圧力を与える圧力室を画成する閉塞板と、前記ダイヤフラム部に位置して前記薄肉部に設けられ前記受圧凹溝と圧力室との間の差圧によって前記ダイヤフラム部が変形するときの撓みを検出する撓み検出素子とからなる圧力センサの製造方法において、
前記基板の表面側に枠状突部と該枠状突部の内側に開口部を有するマスク部とを形成する枠状突部形成工程と、前記マスク部の表面側から不純物を注入することによって前記開口部に対応した位置に撓み検出素子を形成する撓み検出素子形成工程と、該撓み検出素子形成工程の後に前記マスク部を除去するマスク部除去工程とを有することを特徴とする圧力センサの製造方法。 - 前記マスク部除去工程の後に前記枠状突部上に閉塞板を接合する閉塞板接合工程を行う構成としてなる請求項1に記載の圧力センサの製造方法。
- 前記マスク部除去工程の後に前記基板の裏面側に受圧凹溝を形成することにより前記基板の表面側に薄肉部を形成する受圧凹溝加工工程を行う構成としてなる請求項1または2に記載の圧力センサの製造方法。
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