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JP3392069B2 - 半導体加速度センサおよびその製造方法 - Google Patents

半導体加速度センサおよびその製造方法

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Publication number
JP3392069B2
JP3392069B2 JP03648799A JP3648799A JP3392069B2 JP 3392069 B2 JP3392069 B2 JP 3392069B2 JP 03648799 A JP03648799 A JP 03648799A JP 3648799 A JP3648799 A JP 3648799A JP 3392069 B2 JP3392069 B2 JP 3392069B2
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substrate
weight portion
surface side
back surface
acceleration sensor
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拓郎 石田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/0825Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

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  • Pressure Sensors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、航空機、
家電製品などに用いられる半導体加速度センサおよびそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、加速度センサとして、機械的
な歪みを電気抵抗の変化として検出するものと、静電容
量の変化として検出するものがある。ここにおいて、機
械的な歪みを電気抵抗の変化として検出する半導体加速
度センサとして、例えば図22に示すように、重り部1
2と、n形の単結晶シリコン基板10の主表面側に形成
され一端が重り部12と一体連結された薄肉の撓み部1
1と、撓み部11の他端と一体連結され撓み部11を介
して重り部12を揺動自在に支持する支持部13とを上
記単結晶シリコン基板10をエッチング加工することで
一体に形成した半導体チップ1を備えたものが提供され
ている。
【0003】半導体チップ1の撓み部11には、該撓み
部11の変形を検出するセンシング素子たるp形の拡散
抵抗14(以下、ピエゾ抵抗14と称す)およびピエゾ
抵抗14に接続された配線用のp形の拡散抵抗15(以
下、配線抵抗15と称す)が形成されている。また、単
結晶シリコン基板10の主表面上には、酸化シリコン膜
18aが形成され、該酸化シリコン膜18a上には窒化
シリコン膜19aが形成されている。ここにおいて、半
導体チップ1は、窒化シリコン膜19aおよび酸化シリ
コン膜18aに開孔されたコンタクトホール8を通して
配線抵抗15に接続された電極パッド16を有してい
る。
【0004】また、半導体チップ1の主表面側(図22
における上面側)および裏面側(図22における下面
側)には、それぞれガラスからなる上部キャップ30お
よび下部キャップ40が陽極接合により接合されてい
る。ここにおいて、上部キャップ30および下部キャッ
プ40は、それぞれ重り部12との対向面に重り部12
の揺動空間(重り部12との間のギャップ)を確保する
とともに重り部12の移動範囲を規制するための凹所3
0a,40aが形成されている。なお、上部キャップ3
0は、上記窒化シリコン膜19a上に形成された接合用
電極17を介して半導体チップ1に接合されている。ま
た、半導体チップ1と上部キャップ30と下部キャップ
40とでセンサチップA’を構成しており、センサチッ
プA’は、下部キャップ40が図示しないパッケージに
接着される。
【0005】以下、図22の半導体加速度センサの製造
方法について図23および図24を参照しながら説明す
る。なお、上記単結晶シリコン基板10、上部キャップ
30、下部キャップ40は、図23および図24の全工
程が終了した後に、それぞれ後述のn形のシリコンウェ
ハ10’、ガラス基板30’、ガラス基板40’から切
り出されたものである。
【0006】まず、図23(a)に示すように、n形の
シリコンウェハ10’の主表面および裏面にそれぞれ酸
化シリコン膜18a,18bを形成する。その後、図2
3(b)に示すように、シリコンウェハ10’の主表面
側の酸化シリコン膜18aをパターニングしてシリコン
ウェハ10’の主表面側において上述の撓み部11(図
22参照)となる部位の所定位置に不純物拡散によって
ピエゾ抵抗14を形成する。次に、図23(c)に示す
ように、酸化シリコン膜18aをパターニングして不純
物拡散によって配線抵抗15を形成する。
【0007】次に、シリコンウェハ10’の主表面側お
よび裏面側それぞれに窒化シリコン膜19a,19bを
形成し、図23(d)に示すように、シリコンウェハ1
0’の裏面側の窒化シリコン膜19bおよび酸化シリコ
ン膜18bをパターニングする。その後、該パターニン
グされた窒化シリコン膜19bをマスクとして、強アル
カリ溶液を用いてシリコンウェハ10’を異方性エッチ
ングすることにより図23(e)に示すような凹所10
aおよび撓み部11および重り部12および支持部13
を形成する。ここにおいて、凹所10aは重り部12を
囲むように形成されている。
【0008】次に、図23(f)に示すように、シリコ
ンウェハ10’の裏面側の窒化シリコン膜19bおよび
酸化シリコン膜18bを除去するとともに、シリコンウ
ェハ10’の主表面側にて電極パッド16を配線抵抗1
5に接続するためのコンタクトホール8を形成する。
【0009】その後、シリコンウェハ10’の主表面側
の全面にコンタクトホール8が埋め込まれるように金属
膜を堆積させ、該金属膜をパターニングすることによ
り、図24(a)に示すような電極パッド16および接
合用電極17を形成する。
【0010】次に、図24(b)に示すように、シリコ
ンウェハ10’の裏面側に、あらかじめ凹所40aが形
成されたガラス基板40’を陽極接合により固着する。
その後、図24(c)に示すように、シリコンウェハ1
0’に形成された薄肉の撓み部11のうちピエゾ抵抗1
4が形成された部位の近傍を残して他の部分を反応性イ
オンエッチングによりエッチング除去する。
【0011】次に、図24(d)に示すように、シリコ
ンウェハ10’の主表面側に、あらかじめ凹所30aが
形成されたガラス基板30’を陽極接合により固着す
る。なお、ガラス基板30’には、図25に示すよう
に、電極パッド16を露出させるための開口部30bが
形成されている。
【0012】図24(d)に示したようにシリコンウェ
ハ10’の主表面側にガラス基板30’を固着した後
に、シリコンウェハ10’、ガラス基板30’,40’
を切断することにより、図22に示した構成のセンサチ
ップA’が形成される。
【0013】ところで、図22に示したセンサチップ
A’を備えた半導体加速度センサにおいては、感度を向
上させるための手段の一つとして、重り部12の重量を
増やすことが考えられる。上記センサチップA’におい
て、重り部12の重量を増やすには、重り部12の厚さ
あるいは厚み方向に直交する面の面積を増やす必要があ
る。ここにおいて、重り部12の厚さは、シリコンウェ
ハ10’の厚さで決まるので、シリコンウェハ10’と
して厚みの厚いものを用いることで感度を向上させるこ
とができる。
【0014】しかしながら、シリコンウェハ10’の厚
みが厚くなると、凹所10aおよび撓み部11を形成す
るための異方性エッチングのエッチング時間が長くな
り、生産性が低下するだけでなく、エッチングばらつき
が増大してウェハ面内およびウェハ間の撓み部11の厚
みのばらつきが大きくなり、センサチップA’ごとの感
度のばらつきが大きくなってしまうという不具合があっ
た。
【0015】また、上記半導体加速度センサでは、上述
のように、シリコンウェハ10’(つまり、単結晶シリ
コン基板10)に凹所10aを形成するにあたって、エ
ッチング液として強アルカリ溶液を用いて異方性エッチ
ングを行っている。しかしながら、凹所10aはシリコ
ンウェハ10’の厚み方向の裏面側ほど開口面積が大き
くなる(エッチング断面がシリコンウェハ10’の面方
位に依存した所定の角度をもったテーパ形状になる)の
で、重り部12の主表面の形状および面積を一定とした
場合、シリコンウェハ10’の厚みを増すほどシリコン
ウェハ10’の裏面の開口面積が大きくなり、シリコン
ウェハ10’の厚みを増してもそれに比例して重り部1
2の重量が増すわけではなく、しかもチップ面積を一定
とした場合にはシリコンウェハ10’の厚さがチップ面
積で規定されることもある。
【0016】これに対し、チップ面積を大きくすれば、
重り部12の重量を増大させることができるので感度を
向上させることができるが、チップ面積の増大にともな
いチップコストが増大するとともに、センサの小型化の
妨げになるという不具合があった。
【0017】これらの不具合を解決するために、図26
に示すように、重り部12に付加重り部24を付加した
構成の半導体加速度センサが提案されている(例えば、
特開平10−221361号公報参照)。この図26に
示した半導体加速度センサは、重り部12とともに付加
重り部24が共動するので、センサの感度を向上するこ
とができる。
【0018】図26に示した半導体加速度センサのセン
サチップA”の基本構成は図22に示したセンサチップ
A’の構成と略同じであって、単結晶シリコン基板10
(以下、第1の基板10と称す)と下部キャップ40と
の間に第2の基板20を介在させてある点が相違する。
ここにおいて、第2の基板20は、第1の基板10に接
合されており、第2の基板20を第1の基板10と接合
した後に、該第2の基板20をエッチング加工すること
により、第2の基板20から付加重り部24を分離形成
している。なお、図22に示した構成と同様の構成要素
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図26に示
した構成の半導体加速度センサでは、第1の基板10
(シリコンウェハ10’)の厚みおよびチップ面積を増
大させることなしに、センサの感度を向上させることが
できるが、センサチップA”として、第1の基板10、
第2の基板20、上部キャップ30、下部キャップ40
の4部材(4つの基板)が必要になるので、センサチッ
プA”の厚みが大きくなるという不具合があった。
【0020】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、小型で高感度の半導体加速度センサ
およびその製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、半導体基板からなる第1の基板
と、第1の基板に形成された重り部と、第1の基板の主
表面側に形成され一端が重り部に一体連結された撓み部
と、第1の基板に形成され撓み部の他端が一体連結され
撓み部を介して重り部を揺動自在に支持する支持部と、
撓み部に形成され撓み部の変形を検出するセンシング素
子と、第1の基板の裏面側に接合された第2の基板と、
第2の基板から分離形成され上記重り部の裏面側に接合
された付加重り部とを備え、第1の基板の主表面から裏
面に向かう向きへの付加重り部の移動範囲を付加重り部
が第2の基板よりも進出しないように規制するストッパ
部が第2の基板に設けられてなることを特徴とするもの
であり、重り部の裏面側に付加重り部が接合されている
ことにより、センサの感度を向上させることができ、ま
た、第1の基板の主表面から裏面に向かう向きへの付加
重り部の移動範囲を付加重り部が第2の基板よりも進出
しないように規制するストッパ部が第2の基板に設けら
れていることにより、従来のような下部キャップを不要
とすることができてセンサチップの小型化を図ることが
できる。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記ストッパ部は、付加重り部における第1の基板
との接合面と反対側の面を覆うように形成されているの
で、第2の基板をパッケージと接着する場合に、第2の
基板とパッケージとを接着する部分の面積を大きくする
ことができる。
【0023】請求項3の発明は、半導体基板からなる第
1の基板と、第1の基板に形成された重り部と、第1の
基板の主表面側に形成され一端が重り部に一体連結され
た撓み部と、第1の基板に形成され撓み部の他端が一体
連結され撓み部を介して重り部を揺動自在に支持する支
持部と、撓み部に形成され撓み部の変形を検出するセン
シング素子と、第1の基板の裏面側に接合された半導体
基板からなる第2の基板と、第2の基板から分離形成さ
れ上記重り部の裏面側に接合された付加重り部とを備
え、第1の基板の裏面から主表面に向かう向きへの付加
重り部の移動範囲を規制するストッパ部が第2の基板に
設けられてなることを特徴とするものであり、重り部の
裏面側に付加重り部が接合されていることにより、セン
サの感度を向上させることができ、また、第1の基板の
裏面から主表面に向かう向きへの付加重り部の移動範囲
を規制するストッパ部が第2の基板に設けられているこ
とにより、従来のような上部キャップを不要とすること
ができてセンサチップの小型化を図ることができる。
【0024】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、第2の基板は、第1の基板の主表面から裏面へ向か
う向きへの付加重り部の移動範囲を規制する凸部が形成
されているので、第2の基板に形成された凸部によっ
て、第1の基板の主表面から裏面へ向かう向きへの付加
重り部の移動範囲を規制することができる。
【0025】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記付加重り部の厚さは、第2の基板の厚さよりも
薄いので、従来のような下部キャップを不要とすること
ができてセンサチップの小型化および低コスト化を図る
ことができる。
【0026】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、第2の基板は、第1の基板との接合面と反対側の面
をエッチング加工することによって、第2の基板の一部
の厚みを第2の基板の他の部位よりも薄くしてあるの
で、第2の基板をパッケージに接着した場合にセンサチ
ップがパッケージから受ける応力を少なくすることがで
き、感度温度特性、零点温度特性の歪みや加速度に対す
る感度の非直線性を低減することができる。
【0027】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法で
あって、上記第2の基板として厚み方向の中間に酸化膜
が形成され主表面側に活性層が形成されたSOI基板を
用い、第1の基板の裏面側と第2の基板の裏面側とを接
合した後、上記活性層の一部をエッチングすることによ
り上記酸化膜に達する孔を形成し、該孔を通して上記酸
化膜の一部をエッチング除去することにより上記ストッ
パ部を形成することを特徴とし、第1の基板の裏面側と
第2の基板の裏面側とを接合した後に、第2の基板の活
性層の一部をエッチングしてさらに上記酸化膜の一部を
エッチング除去することにより第2の基板の一部からな
る上記ストッパ部を形成しているので、小型で高感度の
半導体加速度センサを提供することができる。
【0028】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
6のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法で
あって、上記第2の基板として厚み方向の主表面側にエ
ピタキシャル層が形成され且つ上記厚み方向においてエ
ピタキシャル層の成長界面近傍で成長界面よりも裏面側
に高濃度不純物拡散層からなる埋込層が形成された基板
を用い、第1の基板の裏面側と第2の基板の裏面側とを
接合した後、上記エピタキシャル層の一部をエッチング
することにより上記埋込層に達する孔を形成し、該孔を
通して上記埋込層をエッチング除去することにより上記
ストッパ部を形成することを特徴とし、第1の基板の裏
面側と第2の基板の裏面側とを接合した後に、第2の基
板のエピタキシャル層の一部をエッチングしてさらに上
記埋込層をエッチング除去することにより第2の基板の
一部からなる上記ストッパ部を形成しているので、小型
で高感度の半導体加速度センサを提供することができ
る。また、上記埋込層のパターンをあらかじめ所望のパ
ターンに形成しておくことができるので、請求項7の発
明に比べて、第1の基板と第2の基板とを接合した後に
エッチングする部分の位置および形状を制御しやすく、
より複雑な形状のストッパ部を形成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の半導
体加速度センサは、図1および図2に示すように、図2
2および図26それぞれに示した従来構成と同様、重り
部12と、第1の基板10(n形の単結晶シリコン基板
10)の主表面側に形成され一端が重り部12と一体連
結された薄肉の撓み部11と、撓み部11の他端と一体
連結され撓み部11を介して重り部12を揺動自在に支
持する支持部13とを第1の基板10をエッチング加工
することで一体に形成した半導体チップ1を備えてい
る。半導体チップ1の構成は図22および図26に示し
た従来構成と同じなので同様の構成要素には同一の符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0030】また、半導体チップ1の主表面側(図1に
おける上面側)には、ガラスからなる上部キャップ30
が陽極接合により接合されている。ここにおいて、上部
キャップ30は、重り部12との対向面に重り部12の
揺動空間を確保するための凹所30aが形成されてい
る。なお、上部キャップ30は、窒化シリコン膜19a
上に形成された接合用電極17を介して半導体チップ1
に接合されている。
【0031】本実施形態の半導体加速度センサのセンサ
チップAは、図1に示すように、第1の基板10の裏面
側に第2の基板20が接合され、第2の基板20から分
離形成された付加重り部24が重り部12に接合されて
いる。ここにおいて、本実施形態は、第1の基板10の
主表面から裏面に向かう向き(図1における下向き)へ
の付加重り部24の移動範囲を規制するストッパ部26
が第2の基板20に設けられている点に特徴がある。
【0032】ストッパ部26は、第2の基板20のうち
第1の基板10に接合され第1の基板10を支持する支
持部25から、第2の基板20と第1の基板10との接
合面と反対側の面側(つまり、図1における下側)で突
設されており、付加重り部24が図1における下向きへ
移動した際に第2の基板20(図1におけるセンサチッ
プAの下面)から進出しないようになっている。
【0033】ところで、本実施形態では、第2の基板2
0として、図4に示すように厚み方向の中間に酸化シリ
コン膜22(以下、酸化膜22と称す)が形成され主表
面側に単結晶シリコンよりなる活性層23が形成された
ウェハ20’(以下、SOIウェハ20’と称す)を利
用しており、活性層23と反対側の面(つまり、SOI
ウェハ20’の裏面)が酸化シリコン膜18b(図6
(b)参照)を介して第1の基板10の裏面に接合され
ている。ここにおいて、ストッパ部26は、上記活性層
23の一部により構成され、付加重り部24は、SOI
ウェハ20’において酸化膜22を介して活性層23を
支持する支持基板21の一部により構成されている。
【0034】以下、本実施形態の半導体加速度センサの
製造方法について図3ないし図6を参照しながら説明す
る。本実施形態の製造方法では、それぞれ所定形状に加
工されたn形のシリコンウェハ10’とSOIウェハ2
0’とを接合してさらに所定の加工を行うが、まず、接
合前のシリコンウェハ10’の加工について図3を参照
しながら説明する。なお、第1の基板10、第2の基板
20、上部キャップ30は、図3ないし図6の全工程が
終了した後に、それぞれシリコンウェハ10’、SOI
ウェハ20’、ガラス基板30’から切り出されたもの
である。
【0035】まず、シリコンウェハ10’の主表面およ
び裏面にそれぞれ酸化シリコン膜18a,18bを形成
し、その後、シリコンウェハ10’の主表面側の酸化シ
リコン膜18aをパターニングしてシリコンウェハ1
0’において撓み部11となる部位の所定位置に不純物
拡散によってp形のピエゾ抵抗14を形成し、さらにp
形の配線抵抗部15を形成することにより、図3(a)
に示す構造が得られる。
【0036】次に、シリコンウェハ10’の主表面側お
よび裏面側にそれぞれ窒化シリコン膜19a,19bを
形成し、その後、撓み部11および重り部12および支
持部13を形成するためにシリコンウェハ10’の裏面
側の窒化シリコン膜19bおよび酸化シリコン膜18b
をパターニングすることにより、図3(b)に示す構造
が得られる。その後、該パターニングされた窒化シリコ
ン膜19bをマスクとして、強アルカリ溶液を用いてシ
リコンウェハ10’を異方性エッチングすることにより
図3(c)に示すような凹所10aおよび薄肉の撓み部
11および重り部12および支持部13を形成し、さら
に裏面側の窒化シリコン膜19bを除去する。
【0037】一方、上記接合前のSOIウェハ20’の
加工について図4を参照しながら説明する。
【0038】SOIウェハ20’の主表面(図4(a)
における下面)および裏面(図4(a)における上面)
にそれぞれ窒化シリコン膜29a,29bを形成した
後、裏面側の窒化シリコン膜29bを付加重り部24形
成のマスクとするためにパターニングすることにより、
図4(a)に示す構造が得られる。次に、該パターニン
グされた窒化シリコン膜29bをマスクとして、SOI
ウェハ20’の支持基板21をエッチングすることによ
って凹所21aおよび付加重り部24および支持部25
が形成され図4(b)に示す構造が得られる。ここにお
いて、凹所21aは酸化膜22に達し且つ付加重り部2
4を囲むように形成されている。
【0039】その後、SOIウェハ20’の主表面およ
び裏面それぞれの窒化シリコン膜29a,29bを除去
することにより、図4(c)に示す構造が得られる。
【0040】以上のように加工されたシリコンウェハ1
0’(図3(c)参照)とSOIウェハ20’(図4
(c)参照)とを図5(a)に示すように、重り部12
と付加重り部24とが互いの厚み方向において重なるよ
うに配置し、シリコンウェハ10’の裏面の酸化シリコ
ン膜18bを介した直接接合により接合する(貼り合わ
せる)。
【0041】続いて、シリコンウェハ10’の主表面側
にて電極パッド16を配線抵抗15に接続するためのコ
ンタクトホール8を形成し、シリコンウェハ10’の主
表面側の全面にコンタクトホール8が埋め込まれるよう
に金属膜を堆積させ、該金属膜をパターニングすること
により、図5(b)に示すような電極パッド16および
接合用電極17を形成する。
【0042】次に、図5(c)に示すように、撓み部1
1のうちピエゾ抵抗14が形成された部位の近傍を残し
て他の部分を反応性イオンエッチングによりエッチング
除去することにより、図5(c)に示す構造が得られ
る。
【0043】次に、図5(d)に示すように、シリコン
ウェハ10’の主表面側にガラス基板30’を陽極接合
により固着する。なお、ガラス基板30’には、重り部
12に対向する部位にあらかじめ凹所30aが形成さ
れ、また、電極パッド16を露出させるための開口部3
0bがあらかじめ形成されている。
【0044】次に、図6(a)に示すように、SOIウ
ェハ20’の厚み方向において付加重り部24の下方に
おけるSOIウェハ20’の活性層23の一部を反応性
イオンエッチングにより除去して開孔部23aを設け酸
化膜22の一部を露出させる。
【0045】次に、活性層23をマスクとして、開孔部
23aを通してウエットエッチングにより酸化膜22を
エッチングして開口部23aと凹所21aとを連通させ
ることにより、図6(b)に示すように、活性層12の
一部からなるストッパ部26が形成されるとともに付加
重り部24がSOIウェハ20’から分離される。
【0046】最後に、シリコンウェハ10’、SOIウ
ェハ20’、ガラス基板30’を切断することにより、
図1に示した構成のセンサチップAが形成される。
【0047】しかして、本実施形態の半導体加速度セン
サでは、重り部12の裏面側に付加重り部24が接合さ
れていることにより、センサチップAのチップ面積を大
きくすることなしに加速度の作用を受ける部分の質量が
図22に示したセンサチップA’の場合に比べて増し、
センサの感度を向上させることができる。また、第1の
基板10の主表面から裏面に向かう向きへの付加重り部
24の移動範囲を規制するストッパ部26が第2の基板
20に設けられていることにより、図26に示したセン
サチップA”の下部キャップ40が不要となり、図26
に示したセンサチップA”に比べて必要な基板の数を1
枚減らすことができるので、センサチップA”に比べて
センサチップAの小型化を図ることができる。
【0048】ところで、本実施形態では、重り部12を
撓み部11を介して一方向から支持部13により片持ち
したいわゆる片持梁構造の半導体加速度センサについて
説明したが、図7および図8に示すように、重り部12
を撓み部11を介して4方向から支持部13により両持
ちしたいわゆる両持梁構造の半導体加速度センサであっ
てもよいことは勿論である。なお、図7および図8にお
いて、図1および図2と同様の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。
【0049】(実施形態2)本実施形態の半導体加速度
センサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図9
に示すように、第2の基板20の一部からなるストッパ
部26が、付加重り部24における重り部12との接合
面と反対側の面(図9における下面)を覆うメッシュ状
に形成されている点に特徴がある。なお、実施形態1と
同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0050】しかして、本実施形態では、第2の基板2
0とパッケージ(図示せず)とを接着する場合に、第2
の基板20とパッケージとを接着する部分の面積を実施
形態1に比べて大きくすることができる。また、実施形
態1に比べてセンサチップAの強度を高めることができ
る。
【0051】本実施形態の半導体加速度センサの製造方
法は実施形態1と略同じであって、実施形態1で説明し
た図6(a)において活性層23をエッチングする際の
マスクのパターンをメッシュ状として実施形態1に比べ
て開口面積の小さな多数の開孔部23aを設け、これら
の開孔部23aを通して酸化膜22をエッチングして付
加重り部24を分離形成する点が相違するだけである。
【0052】(実施形態3)本実施形態の半導体加速度
センサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図1
0に示すように、第1の基板10の裏面から主表面に向
かう向き(図10における上向き)への付加重り部14
の移動範囲を規制するストッパ部26’が第2の基板2
0に設けられている点に特徴がある。ストッパ部26’
は、第2の基板20において第1の基板10に接合され
た固定部25から、第2の基板20と第1の基板10と
の接合面側(つまり、図10における上側)で付加重り
部24へ向かって突設されている。一方、付加重り部2
4からは、付加重り部24が重り部12の裏面から主表
面へ向かう向きに所定変位だけ移動した際にストッパ部
26’に当接する突起部27が突設されている。なお、
実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説
明を省略する。
【0053】ところで、実施形態1では第2の基板20
としてSOIウェハ20’を利用していたが、本実施形
態では、第2の基板20として、図12(a)に示すよ
うに厚み方向の主表面側(図12(a)における下面
側)にエピタキシャル層123が形成され且つ上記厚み
方向においてエピタキシャル層123の成長界面近傍で
単結晶シリコン基板121(つまり、成長界面よりも裏
面側)に高濃度不純物層からなる埋込層122が形成さ
れたウェハ20”(以下、エピウェハ20”と称す)を
利用している。なお、第2の基板20は、実施形態1と
同様に、裏面側が酸化シリコン膜18bを介して第1の
基板10の裏面に接合されている(図14(b)参
照)。ここにおいて、第2の基板20におけるストッパ
部26’は単結晶シリコン基板121の一部により構成
されている。
【0054】以下、本実施形態の半導体加速度センサの
製造方法について図11ないし図14を参照しながら説
明する。本実施形態の製造方法では、それぞれ所定形状
に加工されたn形のシリコンウェハ10’とエピウェハ
20”とを接合してさらに所定の加工を行うが、まず、
接合前のシリコンウェハ10’の加工について図11を
参照しながら説明する。なお、第1の基板10、第2の
基板20、下部キャップ40は、図11ないし図14の
全工程が終了した後に、それぞれシリコンウェハ1
0’、エピウェハ20”、ガラス基板40’(図14
(b)参照)から切り出されたものである。
【0055】まず、シリコンウェハ10’の主表面およ
び裏面にそれぞれ酸化シリコン膜18a,18bを形成
し、その後、シリコンウェハ10’の主表面側の酸化シ
リコン膜18aをパターニングしてシリコンウェハ1
0’において撓み部11となる部位の所定位置に不純物
拡散によってp形のピエゾ抵抗14を形成し、さらにp
形の配線抵抗15を形成することにより、図11(a)
に示す構造が得られる。
【0056】次に、シリコンウェハ10’の主表面側お
よび裏面側にそれぞれ窒化シリコン膜19a,19bを
形成し、撓み部11および重り部12および支持部13
を形成するためにシリコンウェハ10’の裏面側の窒化
シリコン膜19bおよび酸化シリコン膜18bをパター
ニングすることにより図11(b)に示す構造が得られ
る。その後、該パターニングされた窒化シリコン膜19
bをマスクとして、強アルカリ溶液を用いてシリコンウ
ェハ10’を異方性エッチングすることにより図11
(c)に示すような凹所10aおよび薄肉の撓み部11
および重り部12および支持部13を形成し、その後、
裏面側の窒化シリコン膜19bを除去する。
【0057】一方、上記接合前のエピウェハ20”の加
工について図12を参照しながら説明する。
【0058】エピウェハ20”の主表面(図12(a)
における下面)および裏面(図12(a)における上
面)にそれぞれ窒化シリコン膜29a,29bを形成し
た後、裏面側の窒化シリコン膜29bを付加重り部24
形成のマスクとするためにパターニングすることによ
り、図12(a)に示す構造が得られる。次に、該パタ
ーニングされた窒化シリコン膜29bをマスクとして、
エピウェハ20”をエッチングして凹所21aおよび付
加重り部24および支持部25を形成することにより、
図12(b)に示す構造が得られる。ここにおいて、凹
所21aは埋込層122に達するように形成されてい
る。
【0059】その後、エピウェハ20”の主表面および
裏面それぞれの窒化シリコン膜29a,29bを除去す
ることにより、図12(c)に示す構造が得られる。
【0060】以上のように加工されたシリコンウェハ1
0’(図11(c)参照)とエピウェハ20”(図12
(c)参照)とを図13(a)に示すように、重り部1
2と付加重り部24とが互いの厚み方向に重なるように
配置し、シリコンウェハ10’の裏面の酸化シリコン膜
18bを介した直接接合により接合する(貼り合わせ
る)。
【0061】続いて、シリコンウェハ10’の主表面側
にて電極パッド16を配線抵抗15に接続するためのコ
ンタクトホール8を形成し、シリコンウェハ10’の主
表面側の全面にコンタクトホール8が埋め込まれるよう
に金属膜を堆積させ、該金属膜をパターニングすること
により、図13(b)に示すような電極パッド16およ
び接合用電極17を形成する。
【0062】次に、図13(c)に示すように、エピタ
キシャル層123の一部を反応性イオンエッチングによ
りエッチング除去して開孔部123aを設け埋込層12
2の一部を露出させる。続いて、エピタキシャル層12
3をマスクとして、開孔部123aを通して埋込層12
2をウェットエッチングによってエッチング除去して開
孔部123aと凹所21aとを連通させることにより、
図13(d)に示すように、付加重り部24がエピウェ
ハ20”から分離形成されるとともに、上記ストッパ部
26’、突起部27が形成される。
【0063】次に、図14(a)に示すように、エピウ
ェハ20”の主表面側(図14(a)における下面側)
にガラス基板40’を陽極接合により固着する。
【0064】次に、図14(b)に示すように、撓み部
11のうちピエゾ抵抗14が形成された部位の近傍を残
して他の部分を反応性イオンエッチングによりエッチン
グ除去する。
【0065】最後に、シリコンウェハ10’、エピウェ
ハ20”、ガラス基板40’を切断することにより、図
10に示した構成のセンサチップAが形成される。
【0066】しかして、本実施形態の半導体加速度セン
サでは、重り部12の裏面側に付加重り部24が接合さ
れていることにより、センサチップAのチップ面積を大
きくすることなしに加速度の作用を受ける部分の質量が
図22に示したセンサチップA’に比べて増し、センサ
の感度を向上させることができる。また、第1の基板1
0の裏面から主表面へ向かう向きへの付加重り部24の
移動範囲を規制するストッパ部26’が第2の基板20
に設けられていることにより、図26に示したセンサチ
ップA”の上部キャップ30が不要となり、図26に示
したセンサチップA”に比べてセンサチップを構成する
ための基板の枚数を少なくでき、センサチップの小型化
を図ることができる。なお、上部キャップ30を設けな
い場合、上述の接合用電極17も不要とすることができ
る。
【0067】また、本実施形態では、第2の基板20と
して埋込層122が形成されたエピウェハ20”を利用
しているので、埋込層122をエピウェハ20”作製時
にあらかじめ所望の位置に所望の形状にパターン形成し
ておくことができ、SOIウェハ20’を利用する場合
よりも、エッチング除去する部分の位置および形状を制
御しやすく、より複雑な(入り組んだ)形状も形成する
ことができる。
【0068】(実施形態4)本実施形態の半導体加速度
センサの基本構成は実施形態3と略同じであって、図1
5に示すように、第2の基板20に、第1の基板10の
主表面から裏面へ向かう向きへの付加重り部24の移動
範囲を規制するストッパ部26が形成されている点に特
徴がある。ここにおいて、付加重り部24には上記スト
ッパ部26に対応する部位に凹部24aが形成されてい
る。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。
【0069】ところで、本実施形態では、実施形態3と
同様に、第2の基板20として、図17(a)に示すよ
うに厚み方向の主表面側(図17(a)における下面
側)にエピタキシャル層123が形成され且つ上記厚み
方向においてエピタキシャル層123の成長界面近傍で
単結晶シリコン基板121(つまり、成長界面よりも裏
面側)に高濃度不純物層からなる埋込層122が形成さ
れたエピウェハ20”を利用している。なお、第2の基
板20は、実施形態3と同様に、裏面側が酸化シリコン
膜18bを介して第1の基板10の裏面に接合されてい
る(図19(b)参照)。ここにおいて、第2の基板1
0におけるストッパ部26はエピタキシャル層123の
一部により構成されている。
【0070】以下、本実施形態の半導体加速度センサの
製造方法について図16ないし図19を参照しながら説
明する。本実施形態の製造方法では、それぞれ所定形状
に加工されたn形のシリコンウェハ10’とエピウェハ
20”とを接合してさらに所定の加工を行うが、まず、
接合前のシリコンウェハ10’の加工について図16を
参照しながら説明する。なお、第1の基板10、第2の
基板20、下部キャップ40は、図16ないし図19の
全工程が終了した後に、それぞれシリコンウェハ1
0’、エピウェハ20”、ガラス基板40’から切り出
されたものである。
【0071】まず、シリコンウェハ10’の主表面およ
び裏面にそれぞれ酸化シリコン膜18a,18bを形成
し、その後、シリコンウェハ10’の主表面側の酸化シ
リコン膜18aをパターニングしてシリコンウェハ1
0’において撓み部11となる部位の所定位置に不純物
拡散によってp形のピエゾ抵抗14を形成し、さらにp
形の配線抵抗15を形成することにより、図16(a)
に示す構造が得られる。
【0072】次に、シリコンウェハ10’の主表面側お
よび裏面側にそれぞれ窒化シリコン膜19a,19bを
形成し、撓み部11および重り部12および支持部13
を形成するためにシリコンウェハ10’の裏面側の窒化
シリコン膜19bおよび酸化シリコン膜18bをパター
ニングすることにより、図16(b)に示す構造が得ら
れる。その後、該パターニングされた窒化シリコン膜1
9bをマスクとして、強アルカリ溶液を用いてシリコン
ウェハ10’を異方性エッチングすることにより図16
(c)に示すような凹所10aおよび撓み部11および
重り部12および支持部13を形成し、その後、裏面側
の窒化シリコン膜19bを除去する。
【0073】一方、上記接合前のエピウェハ20”の加
工について図17を参照しながら説明する。
【0074】エピウェハ20”の主表面(図17(a)
における下面)および裏面(図17(a)における上
面)にそれぞれ窒化シリコン膜29a,29bを形成し
た後、裏面側の窒化シリコン膜29bを付加重り部24
形成のマスクとするためにパターニングすることによ
り、図17(a)に示す構造が得られる。次に、該パタ
ーニングされた窒化シリコン膜29bをマスクとして、
エピウェハ20”をエッチングして凹所21aおよび付
加重り部24および支持部25を形成することにより、
図17(b)に示す構造が得られる。ここにおいて、凹
所21aは埋込層122に達し且つ付加重り部24を囲
むように形成されている。
【0075】その後、エピウェハ20”の主表面および
裏面それぞれの窒化シリコン膜29a,29bを除去す
ることにより、図17(c)に示す構造が得られる。
【0076】以上のように加工されたシリコンウェハ1
0’(図16(c)参照)とエピウェハ20”(図17
(c)参照)とを図18(a)に示すように、重り部1
2と付加重り部24とが互いの厚み方向に重なるように
配置し、シリコンウェハ10’の裏面の酸化シリコン膜
18bを介した直接接合により接合する(貼り合わせ
る)。
【0077】続いて、シリコンウェハ10’の主表面側
にて電極パッド16を配線抵抗15に接続するためのコ
ンタクトホール8を形成し、シリコンウェハ10’の主
表面側の全面にコンタクトホール8を埋め込むように金
属膜を堆積させ、該金属膜をパターニングすることによ
り、図18(b)に示すような電極パッド16および接
合用電極17を形成する。
【0078】次に、図18(c)に示すように、エピタ
キシャル層123の一部を反応性イオンエッチングによ
りエッチング除去して開孔部123aを設け埋込層12
2の一部を露出させる。続いて、エピタキシャル層12
3をマスクとして、開孔部123aを通して埋込層12
2をウェットエッチングによってエッチング除去するこ
とにより、図18(d)に示すように、付加重り部24
がエピウェハ20”から分離形成されるとともに、スト
ッパ部26(凸部)、ストッパ部26’、突起部27が
形成される。
【0079】次に、図19(a)に示すように、エピウ
ェハ20”の主表面側(図19(a)における下面側)
にガラス基板40’を陽極接合により固着する。
【0080】次に、図19(b)に示すように、撓み部
11のうちピエゾ抵抗14が形成された部位の近傍を残
して他の部分を反応性イオンエッチングによりエッチン
グ除去する。
【0081】最後に、シリコンウェハ10’、エピウェ
ハ20”、ガラス基板40’を切断することにより、図
15に示した構成のセンサチップAが形成される。
【0082】しかして、本実施形態の半導体加速度セン
サでは、重り部12の裏面側に付加重り部24が接合さ
れていることにより、センサチップAのチップ面積を大
きくすることなしに加速度の作用を受ける部分の質量が
図22に示したセンサチップA’に比べて増し、センサ
の感度を向上させることができる。また、第1の基板1
0の裏面から主表面へ向かう向きの付加重り部24の移
動範囲を規制するストッパ部26’が第2の基板20に
設けられていることにより、図26に示したセンサチッ
プA”の上部キャップ30が不要となり、図26にセン
サチップA”に比べてセンサチップAの小型化を図るこ
とができる。
【0083】また、本実施形態では、第2の基板20と
して埋込層122が形成されたエピウェハ20”を利用
しているので、埋込層122をエピウェハ20”作製時
にあらかじめ所望の位置に所望の形状でパターン形成し
ておくことができるので、SOIウェハ20’を利用す
る場合よりも、エッチング除去する部分の位置および形
状を制御しやすく、より複雑な(入り組んだ)形状も形
成することができる。
【0084】なお、本実施形態では、第2の基板20と
してエピウェハ20”を利用しているが、エピウェハ2
0”の代わりに実施形態1で説明したSOIウェハ2
0’を利用しても作製することもできる。
【0085】(実施形態5)本実施形態の半導体加速度
センサの基本構成は実施形態4と略同じであって、図2
0に示すように、付加重り部24の厚さを第2の基板2
0の厚さ、つまり、支持部25の厚さよりも薄くしてあ
る点に特徴がある。なお、実施形態4と同様の構成要素
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0086】しかして、本実施形態では、付加重り部2
4の厚さが支持部25の厚さよりも薄く形成されている
ことにより、下部キャップ40に実施形態4のような凹
所40aを形成しなくても、付加重り部24と下部キャ
ップ40との間にギャップを設けることができるので、
下部キャップ40に凹所40aを形成する加工が不要と
なり、製造コストを低減することができる。
【0087】また、下部キャップ40に凹所40aを形
成する必要がないので、実施形態4で説明したエピウェ
ハ20”とガラス基板40’との接合時(図19(a)
参照)のパターン合わせをする必要がなくなるので、チ
ップ設計において当該接合の合わせ余裕を考慮する必要
がなくなり、チップサイズを小さくすることができ、製
造コストを低減することができる。
【0088】また、本実施形態では、第2の基板20に
下部キャップ40を接合しているが、第2の基板20を
パッケージ(図示せず)に直接接着すれば、下部キャッ
プ40が不要となり、2枚の基板10,20のみで半導
体加速度センサのセンサチップAを作製することができ
るので、チップの製造コストを大幅に削減することがで
きる。
【0089】本実施形態の半導体加速度センサの製造方
法は実施形態4と略同じであって、エピタキシャル層1
23のうち付加重り部24となる部分の厚さを他の部位
よりも薄くしておく点が相違するだけである。なお、本
実施形態では、第2の基板20としてエピウェハ20”
を利用しているが、エピウェハ20”の代わりに実施形
態1で説明したSOIウェハ20’を利用しても作製す
ることもできる。
【0090】(実施形態6)本実施形態の半導体加速度
センサの基本構成は実施形態4と略同じであって、図2
1に示すように、付加重り部24および第2の基板20
の支持部25の一部の厚さを他の部位よりも薄くしてあ
る点に特徴がある。ここにおいて、支持部25は、矩形
枠状に形成されているが、4片のうちの3片が薄く形成
されており、残りの1片のみを下部キャップ40と接合
してある。なお、実施形態4と同様の構成要素には同一
の符号を付して説明を省略する。また、下部キャップ4
0を設けずに、第2の基板20をパッケージ(図示せ
ず)に直接接着してもよい。
【0091】しかして、本実施形態では、下部キャップ
40(あるいはパッケージ)などの外部から半導体チッ
プ1の受ける応力を少なくすることができ、種々の特性
歪みを低減することができる。特に、感度温度特性、零
点温度特性、加速度に対する感度の非直線性を低減する
ことができる。
【0092】本実施形態の半導体加速度センサの製造方
法は実施形態4と略同じであって、エピタキシャル層1
23のうち付加重り部24となる部分の厚さと、支持部
25となる部分のうちの3片の厚さを薄くしておく点が
相違するだけである。なお、本実施形態では、第2の基
板20としてエピウェハ20”を利用しているが、エピ
ウェハ20”の代わりに実施形態1で説明したSOIウ
ェハ20’を利用しても作製することもできる。
【0093】ところで、上記各実施形態1〜6は、第2
の基板20として、SOIウェハ20’とエピウェハ2
0”とのどちらを利用しても作製することができる。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明は、半導体基板からなる
第1の基板と、第1の基板に形成された重り部と、第1
の基板の主表面側に形成され一端が重り部に一体連結さ
れた撓み部と、第1の基板に形成され撓み部の他端が一
体連結され撓み部を介して重り部を揺動自在に支持する
支持部と、撓み部に形成され撓み部の変形を検出するセ
ンシング素子と、第1の基板の裏面側に接合された第2
の基板と、第2の基板から分離形成され上記重り部の裏
面側に接合された付加重り部とを備え、第1の基板の主
表面から裏面に向かう向きへの付加重り部の移動範囲を
付加重り部が第2の基板よりも進出しないように規制す
るストッパ部が第2の基板に設けられているので、重り
部の裏面側に付加重り部が接合されていることにより、
センサの感度を向上させることができ、また、第1の基
板の主表面から裏面に向かう向きへの付加重り部の移動
範囲を付加重り部が第2の基板よりも進出しないように
規制するストッパ部が第2の基板に設けられていること
により、従来のような下部キャップを不要とすることが
できてセンサチップの小型化を図ることができるという
効果がある。
【0095】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記ストッパ部は、付加重り部における第1の基板
との接合面と反対側の面を覆うように形成されているの
で、第2の基板をパッケージと接着する場合に、第2の
基板とパッケージとを接着する部分の面積を大きくする
ことができるという効果がある。
【0096】請求項3の発明は、半導体基板からなる第
1の基板と、第1の基板に形成された重り部と、第1の
基板の主表面側に形成され一端が重り部に一体連結され
た撓み部と、第1の基板に形成され撓み部の他端が一体
連結され撓み部を介して重り部を揺動自在に支持する支
持部と、撓み部に形成され撓み部の変形を検出するセン
シング素子と、第1の基板の裏面側に接合された半導体
基板からなる第2の基板と、第2の基板から分離形成さ
れ上記重り部の裏面側に接合された付加重り部とを備
え、第1の基板の裏面から主表面に向かう向きへの付加
重り部の移動範囲を規制するストッパ部が第2の基板に
設けられているので、重り部の裏面側に付加重り部が接
合されていることにより、センサの感度を向上させるこ
とができ、また、第1の基板の裏面から主表面に向かう
向きへの付加重り部の移動範囲を規制するストッパ部が
第2の基板に設けられていることにより、従来のような
上部キャップを不要とすることができてセンサチップの
小型化を図ることができるという効果がある。
【0097】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、第2の基板は、第1の基板の主表面から裏面へ向か
う向きへの付加重り部の移動範囲を規制する凸部が形成
されているので、第2の基板に形成された凸部によっ
て、第1の基板の主表面から裏面へ向かう向きへの付加
重り部の移動範囲を規制することができるという効果が
ある。
【0098】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記付加重り部の厚さは、第2の基板の厚さよりも
薄いので、従来のような下部キャップを不要とすること
ができてセンサチップの小型化および低コスト化を図る
ことができるという効果がある。
【0099】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、第2の基板は、第1の基板との接合面と反対側の面
をエッチング加工することによって、第2の基板の一部
の厚みを第2の基板の他の部位よりも薄くしてあるの
で、第2の基板をパッケージに接着した場合にセンサチ
ップがパッケージから受ける応力を少なくすることがで
き、感度温度特性、零点温度特性の歪みや加速度に対す
る感度の非直線性を低減することができるという効果が
ある。
【0100】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法で
あって、上記第2の基板として厚み方向の中間に酸化膜
が形成され主表面側に活性層が形成されたSOI基板を
用い、第1の基板の裏面側と第2の基板の裏面側とを接
合した後、上記活性層の一部をエッチングすることによ
り上記酸化膜に達する孔を形成し、該孔を通して上記酸
化膜の一部をエッチング除去することにより上記ストッ
パ部を形成するので、小型で高感度の半導体加速度セン
サを提供することができるという効果がある。
【0101】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
6のいずれかに記載の半導体加速度センサの製造方法で
あって、上記第2の基板として厚み方向の主表面側にエ
ピタキシャル層が形成され且つ上記厚み方向においてエ
ピタキシャル層の成長界面近傍で成長界面よりも裏面側
に高濃度不純物拡散層からなる埋込層が形成された基板
を用い、第1の基板の裏面側と第2の基板の裏面側とを
接合した後、上記エピタキシャル層の一部をエッチング
することにより上記埋込層に達する孔を形成し、該孔を
通して上記埋込層をエッチング除去することにより上記
ストッパ部を形成するので、小型で高感度の半導体加速
度センサを提供することができるという効果がある。ま
た、上記埋込層のパターンをあらかじめ所望のパターン
に形成しておくことができるので、請求項7の発明に比
べて、第1の基板と第2の基板とを接合した後にエッチ
ングする部分の位置および形状を制御しやすく、より複
雑な形状のストッパ部を形成することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す概略断面図である。
【図2】同上の要部概略平面図である。
【図3】同上の製造方法を説明するための主要工程断面
図である。
【図4】同上の製造方法を説明するための主要工程断面
図である。
【図5】同上の製造方法を説明するための主要工程断面
図である。
【図6】同上の製造方法を説明するための主要工程断面
図である。
【図7】同上の他の構成例の概略断面図である。
【図8】同上の他の構成例の要部概略平面図である。
【図9】実施形態2を示す概略断面図である。
【図10】実施形態3を示す概略断面図である。
【図11】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図12】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図13】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図14】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図15】実施形態4を示す概略断面図である。
【図16】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図17】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図18】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図19】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図20】実施形態5を示す概略断面図である。
【図21】実施形態6を示す概略断面図である。
【図22】従来例を示す概略断面図である。
【図23】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図24】同上の製造方法を説明するための主要工程断
面図である。
【図25】同上の製造方法を説明するための概略斜視図
である。
【図26】他の従来例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 10 第1の基板 11 撓み部 12 重り部 14 ピエゾ抵抗 13 支持部 20 第2の基板 24 付加重り部 26 ストッパ部 30 上部キャップ A センサチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/12 H01L 29/84

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板からなる第1の基板と、第1
    の基板に形成された重り部と、第1の基板の主表面側に
    形成され一端が重り部に一体連結された撓み部と、第1
    の基板に形成され撓み部の他端が一体連結され撓み部を
    介して重り部を揺動自在に支持する支持部と、撓み部に
    形成され撓み部の変形を検出するセンシング素子と、第
    1の基板の裏面側に接合された第2の基板と、第2の基
    板から分離形成され上記重り部の裏面側に接合された付
    加重り部とを備え、第1の基板の主表面から裏面に向か
    う向きへの付加重り部の移動範囲を付加重り部が第2の
    基板よりも進出しないように規制するストッパ部が第2
    の基板に設けられてなることを特徴とする半導体加速度
    センサ。
  2. 【請求項2】 上記ストッパ部は、付加重り部における
    第1の基板との接合面と反対側の面を覆うように形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の半導体加速度
    センサ。
  3. 【請求項3】 半導体基板からなる第1の基板と、第1
    の基板に形成された重り部と、第1の基板の主表面側に
    形成され一端が重り部に一体連結された撓み部と、第1
    の基板に形成され撓み部の他端が一体連結され撓み部を
    介して重り部を揺動自在に支持する支持部と、撓み部に
    形成され撓み部の変形を検出するセンシング素子と、第
    1の基板の裏面側に接合された半導体基板からなる第2
    の基板と、第2の基板から分離形成され上記重り部の裏
    面側に接合された付加重り部とを備え、第1の基板の裏
    面から主表面に向かう向きへの付加重り部の移動範囲を
    規制するストッパ部が第2の基板に設けられてなること
    を特徴とする半導体加速度センサ。
  4. 【請求項4】 第2の基板は、第1の基板の主表面から
    裏面へ向かう向きへの付加重り部の移動範囲を規制する
    凸部が形成されてなることを特徴とする請求項3記載の
    半導体加速度センサ。
  5. 【請求項5】 付加重り部の厚さは、第2の基板の厚さ
    よりも薄いことを特徴とする請求項4記載の半導体加速
    度センサ。
  6. 【請求項6】 第2の基板は、第1の基板との接合面と
    反対側の面をエッチング加工することによって、第2の
    基板の一部の厚みを第2の基板の他の部位よりも薄くし
    てあることを特徴とする請求項5記載の半導体加速度セ
    ンサ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の半導体加速度センサの製造方法であって、上記第2
    の基板として厚み方向の中間に酸化膜が形成され主表面
    側に活性層が形成されたSOI基板を用い、第1の基板
    の裏面側と第2の基板の裏面側とを接合した後、上記活
    性層の一部をエッチングすることにより上記酸化膜に達
    する孔を形成し、該孔を通して上記酸化膜の一部をエッ
    チング除去することにより上記ストッパ部を形成するこ
    とを特徴とする半導体加速度センサの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の半導体加速度センサの製造方法であって、上記第2
    の基板として厚み方向の主表面側にエピタキシャル層が
    形成され且つ上記厚み方向においてエピタキシャル層の
    成長界面近傍で成長界面よりも裏面側に高濃度不純物拡
    散層からなる埋込層が形成された基板を用い、第1の基
    板の裏面側と第2の基板の裏面側とを接合した後、上記
    エピタキシャル層の一部をエッチングすることにより上
    記埋込層に達する孔を形成し、該孔を通して上記埋込層
    をエッチング除去することにより上記ストッパ部を形成
    することを特徴とする半導体加速度センサの製造方法。
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