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JP3021312B2 - プラノプロフェンの安定化方法および安定なプラノプロフェン水性液剤 - Google Patents

プラノプロフェンの安定化方法および安定なプラノプロフェン水性液剤

Info

Publication number
JP3021312B2
JP3021312B2 JP7056212A JP5621295A JP3021312B2 JP 3021312 B2 JP3021312 B2 JP 3021312B2 JP 7056212 A JP7056212 A JP 7056212A JP 5621295 A JP5621295 A JP 5621295A JP 3021312 B2 JP3021312 B2 JP 3021312B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pranoprofen
antioxidant
aqueous solution
stabilizing
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7056212A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07304670A (ja
Inventor
光司 土井
久子 澤
良江 尾崎
義之 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Senju Pharmaceutical Co Ltd
Mitsubishi Pharma Corp
Original Assignee
Senju Pharmaceutical Co Ltd
Mitsubishi Pharma Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Senju Pharmaceutical Co Ltd, Mitsubishi Pharma Corp filed Critical Senju Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP7056212A priority Critical patent/JP3021312B2/ja
Publication of JPH07304670A publication Critical patent/JPH07304670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3021312B2 publication Critical patent/JP3021312B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗炎症作用を有するプ
ラノプロフェンの水溶液におけるプラノプロフェンの安
定化方法、およびプラノプロフェンを有効成分とし、酸
化防止剤を含有させることにより安定化されたプラノプ
ロフェンの水性液剤に関する。
【0002】
【従来の技術】プラノプロフェン、化学名α−メチル−
5H−〔1〕ベンゾピラノ〔2,3−b〕ピリジン−7
−酢酸は、顕著な抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有
し、また安全域の広い非ステロイド抗炎症剤であり、ニ
フラン(登録商標)の販売名で市販されている。プラノ
プロフェンの特性、製造法などは米国特許第39312
95号明細書に明らかにされている。また、抗炎症活性
成分としてプラノプロフェンを、等張化剤としてホウ酸
を含有してなる点眼剤が、特にヘルペスウイルス性眼疾
患用点眼剤として有用であるとして提案されている(特
公平2−16728号公報)。ところが、プラノプロフ
ェンは水溶液状態では、不安定(特に、光に対して不安
定)であり長期保存中に徐々に分解されるという問題が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プラ
ノプロフェン水溶液におけるプラノプロフェンの安定化
方法を提供することにある。本発明の他の目的は、プラ
ノプロフェンの分解が抑制されたプラノプロフェン水性
液剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、プラノプロフェン
水溶液を酸化防止剤との共存下におくことによって、プ
ラノプロフェンの分解が著しく改善されることを見いだ
した。また、本発明者らはプラノプロフェン水溶液を酸
素供給の抑制された条件下におくことによって、プラノ
プロフェンの分解が著しく改善されることを見いだし
た。
【0005】すなわち、本発明の要旨およびその好まし
い態様は次の通りである。 (1) プラノプロフェン水溶液を酸化防止剤との共存下に
おくことを特徴とするプラノプロフェンの安定化方法。 (2) プラノプロフェン水溶液に酸化防止剤を配合するこ
とによる(1) 記載のプラノプロフェンの安定化方法。 (3) プラノプロフェンと酸化防止剤の配合割合が、プラ
ノプロフェン:酸化防止剤=1:0.0002〜5.0
(重量比)である(2) 記載のプラノプロフェンの安定化
方法。 (4) 酸化防止剤を配合した材料から成形された容器中に
プラノプロフェン水溶液を封入することを特徴とする
(1) 記載のプラノプロフェンの安定化方法。 (5) 容器材料と酸化防止剤の配合割合が、容器材料:酸
化防止剤=1:0.0001〜0.005(重量比)で
ある(4) 記載のプラノプロフェンの安定化方法。 (6) 容器材料がポリプロピレンよりなる(4) 記載のプラ
ノプロフェンの安定化方法。 (7) 酸化防止剤がアルキルフェノール類、ベンゾピラン
誘導体、チオ硫酸ナトリウムおよびアミノ酸から選ばれ
る少なくとも1種の化合物である(2) 記載のプラノプロ
フェンの安定化方法。 (8) アルキルフェノール類が、ジブチルヒドロキシトル
エンおよびブチルヒドロキシアニソールから選ばれる少
なくとも1種である(7) 記載のプラノプロフェンの安定
化方法。 (9) ベンゾピラン誘導体がL−アスコルビン酸2−
〔3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル−
2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)−2H−
1−ベンゾピラン−6−イル−ハイドロゲンフォスフェ
ート〕およびその塩から選ばれる少なくとも1種である
(7) 記載のプラノプロフェンの安定化方法。 (10) アミノ酸がメチオニン、トリプトファンおよびヒ
スチジンから選ばれる少なくとも1種である(7) 記載の
プラノプロフェンの安定化方法。 (11) 酸化防止剤がアルキルフェノール類から選ばれる
少なくとも1種の化合物である(4) 〜(6) のいずれかに
記載のプラノプロフェンの安定化方法。 (12) アルキルフェノール類が、ジブチルヒドロキシト
ルエンおよびブチルヒドロキシアニソールから選ばれる
少なくとも1種である(11)記載のプラノプロフェンの安
定化方法。 (13) プラノプロフェン水溶液をプラノプロフェン水溶
液への酸素供給の抑制された条件下におくことを特徴と
するプラノプロフェンの安定化方法。 (14) プラノプロフェン水溶液を封入した容器を、脱酸
素剤の共存下に容器またはシートに封入することを特徴
とする(13)記載のプラノプロフェンの安定化方法。 (15) プラノプロフェン水溶液を酸素透過性の低い容器
またはシートに封入することを特徴とする(13)記載のプ
ラノプロフェンの安定化方法。 (16) プラノプロフェン水溶液が点眼剤または点鼻剤で
ある(1) 記載の安定化方法。 (17) プラノプロフェン水溶液が点眼剤または点鼻剤で
ある(13)記載の安定化方法。 (18) プラノプロフェンと酸化防止剤からなる安定なプ
ラノプロフェン水性液剤。 (19) 酸化防止剤がアルキルフェノール類、ベンゾピラ
ン誘導体、チオ硫酸ナトリウムおよびアミノ酸から選ば
れる少なくとも1種の化合物である(18)記載の水性液
剤。 (20) アルキルフェノール類がジブチルヒドロキシトル
エンおよびブチルヒドロキシアニソールから選ばれる少
なくとも1種である(19)記載の水性液剤。 (21) ベンゾピラン誘導体がL−アスコルビン酸2−
〔3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル−
2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)−2H−
1−ベンゾピラン−6−イル−ハイドロゲンフォスフェ
ート〕およびその塩から選ばれる少なくとも1種の化合
物である(19)記載の水性液剤。 (22) アミノ酸がメチオニン、トリプトファンおよびヒ
スチジンから選ばれる少なくとも一種である(19)記載の
水性液剤。 (23) プラノプロフェンと酸化防止剤の配合割合が、プ
ラノプロフェン:酸化防止剤=1:0.0002〜5.
0(重量比)である(18)記載の水性液剤。 (24) 点眼剤である(18)記載の水性液剤。 (25) 点鼻剤である(18)記載の水性液剤。
【0006】本発明の安定化方法は、第1番目にプラノ
プロフェン水溶液を酸化防止剤との共存下におくことに
よって行われる。その態様としては、例えば(i) プラノ
プロフェン水溶液に酸化防止剤を配合すること(態様
I)、(ii)酸化防止剤を配合した材料から成形された容
器中にプラノプロフェン水溶液を封入すること(態様I
I) などによって行われる。勿論態様Iと態様IIとを組
み合わせてもよい。
【0007】態様Iで使用される酸化防止剤としては、
例えばアルキルフェノール類、ベンゾピラン誘導体、チ
オ硫酸ナトリウム、アミノ酸などが挙げられる。アルキ
ルフェノール類としては、ジブチルヒドロキシトルエン
(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、
没食子酸n−プロピル、カテコールなどが挙げられ、特
にBHT、BHAが好適に用いられる。
【0008】ベンゾピラン誘導体としては、トコフェロ
ール、トコール、L−アスコルビン酸2−〔3,4−ジ
ヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル−2−(4,
8,12−トリメチルトリデシル)−2H−1−ベンゾ
ピラン−6−イル−ハイドロゲンフォスフェート〕およ
びその塩などが挙げられ、特にL−アスコルビン酸2−
〔3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル−
2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)−2H−
1−ベンゾピラン−6−イル−ハイドロゲンフォスフェ
ート〕カリウム塩(EPC−K1 )が好適に用いられ
る。
【0009】アミノ酸としては、メチオニン、トリプト
ファン、ヒスチジンなどが挙げられ、特にメチオニン、
トリプトファンが好適に用いられる。
【0010】態様I、即ちプラノプロフェン水溶液に酸
化防止剤を配合する場合、その配合割合は、通常、プラ
ノプロフェン:酸化防止剤=1:0.0002〜5.0
(重量比)、好ましくは1:0.002〜2.5(重量
比)程度が例示される。
【0011】態様II、即ち酸化防止剤を配合した材料か
ら成形された容器中にプラノプロフェン水溶液を封入す
る場合において、当該容器としては、通常プラスチック
容器、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)などのポリオレフィンなどよりなるものが例示
され、特にPPよりなるものが好適に用いられる。
【0012】容器に配合させる酸化防止剤の量として
は、通常、容器材料(酸化防止剤を含有しないもの):
酸化防止剤=1:0.0001〜0.005(重量
比)、好ましくは1:0.0005〜0.005(重量
比)程度が例示される。
【0013】態様IIにおいて酸化防止剤としては、例え
ばフェノール類(例えば、アルキルフェノール類、アル
キルジフェノール類、チオビスアルキルフェノール類)
などが使用される。
【0014】アルキルフェノール類としては、ジブチル
ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニ
ソール(BHA)、没食子酸n−プロピル、ステアリル
β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート、テトラキス〔3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル
オキシメチル〕メタン、1,3,5−トリス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−1H,2
H,3H−トリアジン−2,4,6−トリオン、1,
3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、
3,9−ビス〔2−(3−(3−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ)−
1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ〔5.5〕ウンデカンなどが挙げられ、特
に、BHT、BHAが好適に用いられる。
【0015】アルキルジフェノール類としては、2,
2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4,4’−ブチリデンビス(2−t−ブチル
−5−メチルフェノール)、2−t−ブチル−6−(3
−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)
−4−メチルフェニル・アクリレートなどのジフェノー
ル化合物が挙げられる。チオビスアルキルフェノール類
としては、4,4’−チオビス(2−t−ブチル−5−
メチルフェノール)などが挙げられる。
【0016】また、第2番目の本発明の安定化方法はプ
ラノプロフェン水溶液を酸素供給の抑制された条件下に
おくことによって行われる。その態様としては、プラノ
プロフェン水溶液を封入した容器を、脱酸素剤の共存下
に容器またはシートに封入すること(態様III)、プラノ
プロフェン水溶液を酸素透過性の低い容器またはシート
に封入すること(態様IV) によって行われる。
【0017】態様III において、プラノプロフェン水溶
液を封入するための容器としては、プラノプロフェン水
溶液を封入しうるものであれば、特に制限はなく、前記
の態様IIにて例示した酸化防止剤を配合した材料から成
形された容器、後述する酸素透過性の低い容器などが好
適なものとして例示される。態様III において使用され
る脱酸素剤としては、鉄粉、酸化鉄、アスコルビン酸、
カテコールなどが例示され、特に酸化鉄が好ましい。脱
酸素剤は、好適には酸素透過性材よりなる袋などに充填
されて使用される。態様III におけるプラノプロフェン
水溶液を封入した容器と脱酸素剤とを封入するための容
器またはシートとしては、プラノプロフェン水溶液を封
入した容器と脱酸素剤との両者を空気遮断的に包被しえ
るものであれば特に制限はなく、容器としてはプラスチ
ック容器、ガラス容器などが、シートとしてはプラスチ
ックシート、アルミシートなどが例示される。当該容
器、シート材料には前記の態様IIにて例示した如く酸化
防止剤を配合してもよく、後述する如く酸素透過性の低
いものを用いてもよい。また、態様III においても、プ
ラノプロフェン水溶液に酸化防止剤を配合してもよい。
【0018】態様IVにおいて使用される酸素透過性の低
い容器またはシートとしては、酸素透過度が120cc
/m2 ・24時間(hr)・気圧(atm)〔20℃・
90%相対湿度(RH),材料厚み25μm〕以下、好
ましくは70cc/m2 ・24hr・atm(20℃・
90%RH,材料厚み25μm)以下の材料よりなるも
のが好適であり、例えばアクリロニトリル系樹脂〔アク
リロニトリルスチレン(AS)、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン(ABS)〕およびポリエチレンテレフ
タレート(PET)よりなるものが挙げられ、特にPE
Tよりなるものが好ましい。
【0019】本発明のプラノプロフェン水性液剤または
水溶液に使用される溶媒としては、滅菌精製水、特に注
射用蒸留水が挙げられる。有効成分であるプラノプロフ
ェンの濃度は、通常0.01〜2.0(w/v)%、好
ましくは0.05〜1.0(w/v)%を標準とし、使
用目的に応じて適宜増減する。
【0020】本発明のプラノプロフェン水性液剤に使用
される酸化防止剤としては、前記態様Iと同様のものが
使用される。
【0021】本発明の水性液剤にはさらに緩衝剤、等張
化剤、溶解補助剤、保存剤、粘稠剤、キレート剤、pH
調整剤、芳香剤のような各種の添加剤を適宜添加しても
よい。
【0022】緩衝剤としては、例えばリン酸塩緩衝剤
(リン酸二水素ナトリウム−リン酸水素二ナトリウム、
リン酸二水素カリウム−水酸化カリウム)、ホウ酸緩衝
剤(ホウ酸−ホウ砂)、クエン酸塩緩衝剤(クエン酸ナ
トリウム−水酸化ナトリウム)、酒石酸塩緩衝剤(酒石
酸−酒石酸ナトリウム)、酢酸塩緩衝剤(酢酸−酢酸ナ
トリウム)、炭酸塩緩衝剤(炭酸ナトリウム−クエン
酸、炭酸ナトリウム−ホウ酸)、アミノ酸(グルタミン
酸ナトリウム、イプシロンアミノカプロン酸)などが挙
げられる。点眼剤として用いる場合、刺激軽減化のた
め、ホウ酸緩衝剤、酢酸塩緩衝剤、炭酸塩緩衝剤の使用
が好ましい。
【0023】等張化剤としては、ソルビトール、グルコ
ース、マンニトールなどの糖類、グリセリン、プロピレ
ングリコールなどの多価アルコール類、塩化ナトリウ
ム、ホウ砂などの塩類、ホウ酸などが挙げられる。
【0024】溶解補助剤としては、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノオレート(ポリソルベート80)、ポリ
オキシエチレンモノステアレート、ポリエチレングリコ
ール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などの非イオン
界面活性剤などが挙げられる。
【0025】保存剤としては、例えば塩化ベンザルコニ
ウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウムな
どの第四級アンモニウム塩、パラオキシ安息香酸メチ
ル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安
息香酸エステル類、ベンジルアルコール、フェネチルア
ルコール、ソルビン酸およびそれらの塩、チメロサー
ル、クロロブタノール、デヒドロ酢酸ナトリウムなどが
挙げられる。
【0026】粘稠剤としては、例えばポリビニルピロリ
ドン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよび
それらの塩などが挙げられる。
【0027】キレート剤としては、エデト酸ナトリウ
ム、クエン酸などが挙げられる。pH調整剤としては、
塩酸、クエン酸、リン酸、酢酸、酒石酸、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸水素
ナトリウムなどが挙げられる。芳香剤としては、l−メ
ントール、ボルネオール、カンフル(dl−カンフルな
ど)、ユーカリ油などが挙げられる。
【0028】本発明の水性液剤は、点眼剤、点鼻剤など
として使用される。点眼剤として用いる場合、pHは通
常約6.0〜8.5、好ましくは約7.0〜8.0に、
また点鼻剤として用いる場合、pHは通常約6.0〜
8.5、好ましくは約7.0〜8.0に調整する。
【0029】本発明の水性液剤の製造法は、液剤の種類
によって異なるが、各液剤についての自体公知の手段を
採用できる。
【0030】本発明の水性液剤は、例えば点眼剤の態様
で用いる場合、眼炎症を有効に消炎させるに十分な量で
あればよく、症状、炎症の種類などによって変動しうる
が、一般に5.0〜1,000μg/1回、好ましくは
25〜500μg/1回を1日2〜5回の範囲で適宜選
択しうる。
【0031】
【実施例】以下に、実験例、実施例を挙げて、本発明を
さらに詳細に説明する。
【0032】実験例1〔安定性試験(その1)〕 プラノプロフェン0.1w/v%溶液〔ホウ酸(1.6
w/v%)、ホウ砂(適量)、エデト酸ナトリウム
(0.01w/v%)、塩化ベンザルコニウム(0.0
05w/v%)、ポリソルベート80(0.1w/v
%)、滅菌精製水(適量)〕を、BHTを0.05、
0.1および0.5w/v%となるように配合して製造
した5ml容量のポリプロピレン容器〔試験片の厚み2
5μmの酸素透過度が3,800cc/m2 ・24hr
・atm(20℃・90%RH);日本工業規格プラス
チックフィルムおよびシートの気体透過度試験方法、等
圧法(財団法人 日本規格協会,JISハンドブック,
400頁,東京;1991年)〕および15ml容量の
ポリエチレンテレフタレート容器〔試験片の厚み25μ
mの酸素透過度が63cc/m2 ・24hr・atm
(20℃・90%RH);日本工業規格プラスチックフ
ィルムおよびシートの気体透過度試験方法、等圧法(財
団法人 日本規格協会,JISハンドブック,400
頁,東京;1991年)〕に各々充填し、室温、暗所下
で36カ月放置した。経時的に、容器中のプラノプロフ
ェンの残存率を高速液体クロマトグラフ法により測定し
た。その結果は表1に示す通りである。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示した結果から明らかなように、B
HTを配合した容器(PP)および酸素透過度の低い容
器(PET)にプラノプロフェン水溶液を保存すること
により、プラノプロフェンの分解に対する優れた抑制効
果が認められた。
【0035】実験例2〔安定性試験(その2)〕 基本処方〔プラノプロフェン(0.1w/v%)、ホウ
酸(1.6w/v%)、ホウ砂(適量)、エデト酸ナト
リウム(0.01w/v%)、塩化ベンザルコニウム
(0.005w/v%)、ポリソルベート80(0.1
w/v%)、滅菌精製水(適量)〕に、BHTまたはチ
オ硫酸ナトリウムを添加し、この液を5ml容量のポリ
プロピレン容器に充填した。当該容器を、室温、暗所下
で39カ月放置した。容器中のプラノプロフェンの残存
率を高速液体クロマトグラフ法により測定した。その結
果は表2に示す通りである。
【0036】
【表2】
【0037】表2に示した結果から明らかなように、各
酸化防止剤の添加により、プラノプロフェンの分解に対
する優れた抑制効果が認められた。
【0038】実験例3〔安定性試験(その3)〕 基本処方〔プラノプロフェン(0.05w/v%)、ホ
ウ酸(1.6w/v%)、ホウ砂(適量)、エデト酸ナ
トリウム(0.01w/v%)、塩化ベンザルコニウム
(0.005w/v%)、ポリソルベート80(0.1
w/v%)、滅菌精製水(適量)〕に、BHT、BH
A、L−アスコルビン酸2−〔3,4−ジヒドロ−2,
5,7,8−テトラメチル−2−(4,8,12−トリ
メチルトリデシル)−2H−1−ベンゾピラン−6−イ
ル−ハイドロゲンフォスフェート〕カリウム塩(EPC
−K1 )、メチオニン、トリプトファンまたはヒスチジ
ンを添加し、これらの液を15ml容量の無色ポリエチ
レンテレフタレート容器にそれぞれ充填した。当該容器
を蛍光灯(20W)下に放置し、総照射量が10万ルック
ス・時間に達したときに、容器中のプラノプロフェンの
残存率を高速液体クロマトグラフ法により測定した。そ
の結果は表3に示す通りである。
【0039】
【表3】
【0040】表3に示した結果から明らかなように、各
酸化防止剤添加により、光によるプラノプロフェンの分
解に対する抑制効果が顕著に認められた。
【0041】実験例4〔安定性試験(その4)〕 プラノプロフェン0.1w/v%溶液〔ホウ酸(1.6
w/v%)、ホウ砂(適量)、エデト酸ナトリウム
(0.01w/v%)、塩化ベンザルコニウム(0.0
05w/v%)、ポリソルベート80(0.1w/v
%)、滅菌精製水(適量)〕を調製し、これを容量5m
lのポリプロピレン容器に充填して密栓した。この容器
を脱酸素剤としての酸化鉄〔エージレス Z−30、三
菱瓦斯化学工業(株)製〕と共にポリプロピレン/ポリ
ビニルアルコール/ポリエチレン製多層フイルムを使用
して包装し、室温で30カ月放置した。経時的に、容器
中のプラノプロフェンの残存率を高速液体クロマトグラ
フ法により測定した。その結果は表4に示す通りであ
る。
【0042】
【表4】
【0043】表4に示した結果から明らかなように、脱
酸素剤と共に封入することによってプラノプロフェンの
分解に対する抑制効果が顕著に認められた。
【0044】 実施例1〔点眼剤〕 (1) プラノプロフェン 0.2 g (2) リン酸水素二ナトリウム 0.5 g (3) リン酸二水素ナトリウム 0.1 g (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.1 g (5) ポリビニルアルコール 0.2 g (6) 塩化ナトリウム 0.8 g (7) 塩化ベンゼトニウム 0.007 g (8) BHT 0.01 g (9) 水酸化ナトリウム 適量 (10) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (10)約70mlに(5) を加え、攪拌しながら約70℃に
加温し溶解する。この液に(4) および(8) を混和し、均
一に分散した後、この混合液を室温まで冷却する。この
液に(1),(2),(3),(6) および(7) を溶解し、得られた液
のpHを(9) によって7.2に調整する。この液に(10)
を加えて全量を100mlとし、5ml容量のPE製点
眼用容器に充填する。
【0045】 実施例2〔点眼剤〕 (1) プラノプロフェン 0.4 g (2) 塩化ナトリウム 0.5 g (3) ポリソルベート80 0.15 g (4) ポリエチレングリコール 0.5 g (5) クエン酸 0.2 g (6) 塩化ベンザルコニウム 0.009 g (7) チオ硫酸ナトリウム 0.01 g (8) 炭酸ナトリウム 適量 (9) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (9) 約70mlに、(1),(2),(3),(4),(5),(6) および
(7) を溶解後、得られた液のpHを(8) によって8.0
に調整する。この液に(9) を加えて全量を100mlと
し、5ml容量のPP製点眼用容器に充填する。
【0046】 実施例3〔点眼剤〕 (1) プラノプロフェン 0.1 g (2) リン酸二水素カリウム 0.3 g (3) 濃グリセリン 2.6 g (4) 水酸化カリウム 適量 (5) エデト酸ナトリウム 0.01 g (6) EPC−K1 0.05 g (7) パラオキシ安息香酸メチル 0.026 g (8) パラオキシ安息香酸プロピル 0.014 g (9) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (9) 約80mlを約90℃に加熱し、(7) および(8) を
溶解し、室温まで冷却する。この液に(4) を適量溶解
後、(1),(2),(3),(5) および(6) を溶解し、得られた液
のpHを(4) によって6.5に調整する。この液に(9)
を加えて全量を100mlとし、10ml容量のポリカ
ーボネート製点眼用容器に充填する。
【0047】 実施例4〔点眼剤〕 (1) プラノプロフェン 0.1 g (2) ホウ酸 1.6 g (3) ホウ砂 適量 (4) エデト酸ナトリウム 0.01 g (5) ポリソルベート80 0.15 g (6) 塩化ベンザルコニウム 0.007 g (7) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (7) 約80mlに(1),(2),(3),(4),(5) および(6) を溶
解し、得られた液のpHを(3) によって7.0に調整す
る。この液に(7) を加えて全量を100mlとし、0.
5%BHTを配合した5ml容量のPP製点眼用容器に
充填する。
【0048】 実施例5〔点眼剤〕 (1) プラノプロフェン 0.1 g (2) ホウ酸 1.6 g (3) ホウ砂 適量 (4) エデト酸ナトリウム 0.01 g (5) ポリソルベート80 0.15 g (6) 塩化ベンザルコニウム 0.007 g (7) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (7) 約80mlに(1),(2),(3),(4),(5) および(6) を溶
解し、得られた液のpHを(3) によって7.0に調整す
る。この液に(7) を加えて全量を100mlとし、5m
l容量のPP製点眼用容器に充填する。この容器を酸化
鉄〔エージレスZ−30、三菱瓦斯化学工業(株)製〕
と共にポリプロピレン/ポリビニルアルコール/ポリエ
チレン製多層フィルムで密封包装する。
【0049】 実施例6〔点眼剤〕 (1) プラノプロフェン 0.05 g (2) ホウ酸 1.6 g (3) ホウ砂 適量 (4) エデト酸ナトリウム 0.01 g (5) 塩化ベンザルコニウム 0.005 g (6) 1−メントール 0.002 g (7) d1−カンフル 0.0005g (8) ポリソルベート80 0.1 g (9) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (9) 約70mlに(1),(2),(3),(4) および(5) を溶解す
る。(6),(7) および(8) を混和し、約60℃に加温した
(9) 約20mlで均一に分散した溶液を先の溶液に加
え、この液のpHを(3) によって7.5に調整する。こ
の液に(9) を加えて全量を100mlとし、15ml容
量のPET製点眼用容器に充填し、遮光包装する。
【0050】 実施例7〔点鼻剤〕 (1) プラノプロフェン 0.4 g (2) クエン酸ナトリウム 0.2 g (3) ポリソルベート80 0.1 g (4) グリセリン 2.6 g (5) 塩化ベンゼトニウム 0.007 g (6) メチオニン 0.24 g (7) 水酸化ナトリウム 適量 (8) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (8) 約70mlに(1),(2),(3),(4),(5) および(6) を溶
解後、得られた液のpHを(7) によって7.5に調整す
る。この液に(8) を加えて全量を100mlとし、5m
l容量のPP製点鼻用容器に充填する。
【0051】 実施例8〔点鼻剤〕 (1) プラノプロフェン 1.0 g (2) ホウ酸 1.2 g (3) ホウ砂 0.8 g (4) エデト酸ナトリウム 0.01 g (5) ポリソルベート80 0.15 g (6) 塩化ベンザルコニウム 0.007 g (7) 水酸化ナトリウム 適量 (8) 滅菌精製水 適量 全量 100 ml (8) 約80mlに(1),(2),(3),(4),(5) および(6) を溶
解する。得られた液のpHを(7) によって7.0に調整
する。この液に(8) を加えて全量を100mlとし、8
ml容量のPE製点鼻用容器に充填する。この容器を酸
化鉄〔エージレス Z−30、三菱瓦斯化学工業(株)
製〕と共にポリプロピレン/ポリビニルアルコール/ポ
リエチレン製多層フィルムで密封包装する。
【0052】
【発明の効果】本発明においては、有効成分であるプラ
ノプロフェンの分解が顕著に抑制され、特に光に対して
安定となったプラノプロフェン水溶液(製剤)が得ら
れ、その長期保存が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 47/20 A61K 47/20 47/22 47/22 47/32 47/32 // C07D 491/052 C07D 491/052 (72)発明者 尾崎 良江 兵庫県神戸市東灘区渦森台2丁目12番 410号 (72)発明者 木村 義之 兵庫県加古川市野口町北野527番地の3 (56)参考文献 特開 昭59−7115(JP,A) 特開 昭60−184013(JP,A) 特開 平3−287535(JP,A) 特開 平5−186349(JP,A) 特開 昭62−221352(JP,A) 特開 昭62−194861(JP,A) 実開 昭56−125876(JP,U) 特公 昭59−18066(JP,B1) 医薬品添加物研究会編「実用医薬品添 加物」(1974)化学工業社,p.11− 12,99−101,217−220 宮崎順一,高野正彦著「点眼剤その作 り方と応用」(1962)南山堂,p.87− 88 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/436 A61K 9/08 A61K 47/10 A61K 47/16 A61K 47/18 A61K 47/20 A61K 47/22 A61K 47/32 C07D 491/052 CA(STN)

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラノプロフェン水溶液に、非イオン性
    界面活性剤の存在下で、アルキルフェノール類、ベンゾ
    ピラン誘導体、チオ硫酸ナトリウムおよびアミノ酸から
    選ばれる少なくとも1種の酸化防止剤を配合することを
    特徴とするプラノプロフェンの安定化方法。
  2. 【請求項2】 プラノプロフェンと酸化防止剤の配合割
    合が、プラノプロフェン:酸化防止剤=1:0.000
    2〜5.0(重量比)である請求項1記載のプラノプロ
    フェンの安定化方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1種のアルキルフェノール類
    から選ばれる酸化防止剤を配合した材料から形成された
    容器中にプラノプロフェン水溶液を封入することを特徴
    とするプラノプロフェンの安定化方法。
  4. 【請求項4】 容器材料と酸化防止剤の配合割合が、容
    器材料:酸化防止剤=1:0.0001〜0.005
    (重量比)である請求項3記載のプラノプロフェンの安
    定化方法。
  5. 【請求項5】 容器材料がポリプロピレンよりなる請求
    項3記載のプラノプロフェンの安定化方法。
  6. 【請求項6】 アルキルフェノール類が、ジブチルヒド
    ロキシトルエンおよびブチルヒドロキシアニソールから
    選ばれる少なくとも1種である請求項1記載のプラノプ
    ロフェンの安定化方法。
  7. 【請求項7】 ベンゾピラン誘導体がL−アスコルビン
    酸2−〔3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメ
    チル−2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)−
    2H−1−ベンゾピラン−6−イル−ハイドロゲンフォ
    スフェート〕およびその塩から選ばれる少なくとも1種
    である請求項1記載のプラノプロフェンの安定化方法。
  8. 【請求項8】 アミノ酸がメチオニン、トリプトファン
    およびヒスチジンから選ばれる少なくとも1種である請
    求項1記載のプラノプロフェンの安定化方法。
  9. 【請求項9】 アルキルフェノール類が、ジブチルヒド
    ロキシトルエンおよびブチルヒドロキシアニソールから
    選ばれる少なくとも1種である請求項3記載 プラノプ
    ロフェンの安定化方法。
  10. 【請求項10】 プラノプロフェンと、非イオン性界面
    活性剤と、アルキルフェノール類、ベンゾピラン誘導
    体、チオ硫酸ナトリウムおよびアミノ酸から選ばれる少
    なくとも1種の酸化防止剤からなる安定なプラノプロフ
    ェン水性液剤。
  11. 【請求項11】 アルキルフェノール類が、ジブチルヒ
    ドロキシトルエンおよびブチルヒドロキシアニソールか
    ら選ばれる少なくとも1種である請求項10記載の水性
    液剤。
  12. 【請求項12】 ベンゾピラン誘導体がL−アスコルビ
    ン酸2−〔3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラ
    メチル−2−(4,8,12−トリメチルトリデシル)
    −2H−1−ベンゾピラン−6−イル−ハイドロゲンフ
    ォスフェート〕およびその塩から選ばれる少なくとも1
    種である請求項10記載の水性液剤。
  13. 【請求項13】 アミノ酸がメチオニン、トリプトファ
    ンおよびヒチジンから選ばれる少なくとも1種である
    請求項10記載の水性液剤。
  14. 【請求項14】 プラノプロフェンと酸化防止剤の配合
    割合が、プラノプロフェン:酸化防止剤=1:0.00
    02〜5.0(重量比)である請求項10記載の水性液
    剤。
  15. 【請求項15】 点眼剤である請求項10記載の水性液
    剤。
  16. 【請求項16】 点鼻剤である請求項10記載の水性液
    剤。
  17. 【請求項17】 プラノプロフェン水溶液を、アクリロ
    ニトリルスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレ
    ンおよびポリエチレンテレフタレートから選ばれる材料
    からなる容器またはシートに封入することを特徴とする
    プラノプロフェンの安定化方法。
  18. 【請求項18】 容器またはシートの材料がポリエチレ
    ンテレフタレートである請求項17記載のプラノプロフ
    ェンの安定化方法。
  19. 【請求項19】 プラノプロフェン水溶液が酸化防止剤
    を配合した水溶液である請求項17記載のプラノプロフ
    ェンの安定化方法。
  20. 【請求項20】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエ
    チレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンモ
    ノステアレート、ポリオキシエチレングリコールおよび
    ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくと
    も1種である 請求項1記載のプラノプロフェンの安定化
    方法。
  21. 【請求項21】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエ
    チレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンモ
    ノステアレート、ポリオキシエチレングリコールおよび
    ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくと
    も1種である請求項10記載の水性液剤。
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