JPH05186349A - プラノプロフェン点眼剤組成物 - Google Patents
プラノプロフェン点眼剤組成物Info
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- JPH05186349A JPH05186349A JP36018791A JP36018791A JPH05186349A JP H05186349 A JPH05186349 A JP H05186349A JP 36018791 A JP36018791 A JP 36018791A JP 36018791 A JP36018791 A JP 36018791A JP H05186349 A JPH05186349 A JP H05186349A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 炭酸ナトリウムと、クエン酸、リン酸二水素
カリウム、酢酸、アスパラギン酸、グルタミン酸などの
弱酸性物質とを組み合わせて緩衝液系とし、これにプラ
ノプロフェンを均一溶解して点眼剤とする。 【効果】 著しく刺激性が少なく、保存安定性が良好で
ある。
カリウム、酢酸、アスパラギン酸、グルタミン酸などの
弱酸性物質とを組み合わせて緩衝液系とし、これにプラ
ノプロフェンを均一溶解して点眼剤とする。 【効果】 著しく刺激性が少なく、保存安定性が良好で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬効成分としてプラノ
プロフェンを含有する点眼剤組成物に関する。
プロフェンを含有する点眼剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、非ステロイド系抗炎症点眼剤とし
ては、ジクロフェナックナトリウム、プラノプロフェン
等を有効成分とする点眼剤があり、白内障等の術後炎症
の治療に用いられる他、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの
炎症性疾患に使用されている。
ては、ジクロフェナックナトリウム、プラノプロフェン
等を有効成分とする点眼剤があり、白内障等の術後炎症
の治療に用いられる他、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの
炎症性疾患に使用されている。
【0003】プラノプロフェンは、化学名が2−(5H
−[1]ベンゾピラノ[2,3b]ピリジン−7−イ
ル)プロピオン酸[2−(5H−[1]bebzopy
rano[2,3−b]pyridin−7−yl)p
ropionic acid]であり、優れた消炎鎮痛
効果をもつ。
−[1]ベンゾピラノ[2,3b]ピリジン−7−イ
ル)プロピオン酸[2−(5H−[1]bebzopy
rano[2,3−b]pyridin−7−yl)p
ropionic acid]であり、優れた消炎鎮痛
効果をもつ。
【0004】プラノプロフェンの点眼剤の有用性はその
薬理効果から認められるところであるが、刺激性に問題
があり、このため更に刺激性を緩和することが求められ
てきた。例えば、特開昭60−184013号公報に
は、ホウ酸を含有せしめてプラノプロフェン点眼剤とす
ることにより、ホウ酸緩衝液により刺激性が緩和される
ことが記載され、上市されている。
薬理効果から認められるところであるが、刺激性に問題
があり、このため更に刺激性を緩和することが求められ
てきた。例えば、特開昭60−184013号公報に
は、ホウ酸を含有せしめてプラノプロフェン点眼剤とす
ることにより、ホウ酸緩衝液により刺激性が緩和される
ことが記載され、上市されている。
【0005】しかしこの市販点眼剤は、ヒトによっては
まだ刺激を訴えることもあり、また、点眼剤の保存剤と
してよく用いられ殺菌効果の強い塩化ベンザルコニウム
はホウ酸(5%以上)イオンとは配合不適とされている
こと(「点眼剤」p79,本瀬賢治著,南山堂 198
4出版)など、より刺激が少なく、安定性が高いプラノ
プロフェンの点眼剤が要望されていた。
まだ刺激を訴えることもあり、また、点眼剤の保存剤と
してよく用いられ殺菌効果の強い塩化ベンザルコニウム
はホウ酸(5%以上)イオンとは配合不適とされている
こと(「点眼剤」p79,本瀬賢治著,南山堂 198
4出版)など、より刺激が少なく、安定性が高いプラノ
プロフェンの点眼剤が要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの点
を改良すべく鋭意検討を行なって完成したものである。
即ち、刺激性試験からプラノプロフェン点眼剤は中性か
ら弱アルカリ性で刺激が比較的少ないことがわかり、更
に種々の緩衝液を検討した結果、炭酸塩を用いた点眼剤
が刺激が少なく、かつ安定性を保ちうることが見い出さ
れた。
を改良すべく鋭意検討を行なって完成したものである。
即ち、刺激性試験からプラノプロフェン点眼剤は中性か
ら弱アルカリ性で刺激が比較的少ないことがわかり、更
に種々の緩衝液を検討した結果、炭酸塩を用いた点眼剤
が刺激が少なく、かつ安定性を保ちうることが見い出さ
れた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の点眼剤組成物
は、プラノプロフェンと炭酸塩とを含有することを特徴
とする。
は、プラノプロフェンと炭酸塩とを含有することを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施態様】炭酸塩を用いることにより、従来と
比較して著しく刺激性の少ないプラノプロフェン点眼剤
が得られ、しかも、種々の弱酸性物質と組み合わせて緩
衝液系を構成せしめた場合に、沈澱を起こすことなく完
全に溶解し、かつ高温加熱試験に耐え、安定性も十分期
待できる。
比較して著しく刺激性の少ないプラノプロフェン点眼剤
が得られ、しかも、種々の弱酸性物質と組み合わせて緩
衝液系を構成せしめた場合に、沈澱を起こすことなく完
全に溶解し、かつ高温加熱試験に耐え、安定性も十分期
待できる。
【0009】これに対して、リン酸系緩衝液、例えばリ
ン酸一水素ナトリウム−リン酸二水素ナトリウムでは刺
激性が強く、炭酸ナトリウムを用いないクエン酸緩衝液
系ではpHを弱アルカリ性に合わすとき塩基の種類によ
っては沈澱を起こすことがあり、また、酢酸緩衝液では
安定性に若干問題があった。さらに、イプシロンアミノ
カプロン酸のように酸によってはプラノプロフェンは溶
解しなかったり、アルカリ側においてもホウ砂−リン酸
二水素ナトリウムでは刺激が強かった。
ン酸一水素ナトリウム−リン酸二水素ナトリウムでは刺
激性が強く、炭酸ナトリウムを用いないクエン酸緩衝液
系ではpHを弱アルカリ性に合わすとき塩基の種類によ
っては沈澱を起こすことがあり、また、酢酸緩衝液では
安定性に若干問題があった。さらに、イプシロンアミノ
カプロン酸のように酸によってはプラノプロフェンは溶
解しなかったり、アルカリ側においてもホウ砂−リン酸
二水素ナトリウムでは刺激が強かった。
【0010】本発明では、炭酸ナトリウム等の炭酸塩と
種々の弱酸性物質とを組み合わせて緩衝液系を形成する
ことができ、クエン酸、リン酸二水素塩、酢酸、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸などが用いられるが、溶解安定
性も考慮すると前二者が好ましい。
種々の弱酸性物質とを組み合わせて緩衝液系を形成する
ことができ、クエン酸、リン酸二水素塩、酢酸、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸などが用いられるが、溶解安定
性も考慮すると前二者が好ましい。
【0011】消炎活性成分であるプラノプロフェンは、
点眼剤中に通常0.01〜0.5%(W/V)配合する
ことを標準とし、使用目的に応じて適宜増減する。炭酸
塩は通常浸透圧を1程度とする量を配合すればよく、一
般的には0.01〜1%(W/V)程度配合され、好ま
しくは0.02〜0.5%を用いる。
点眼剤中に通常0.01〜0.5%(W/V)配合する
ことを標準とし、使用目的に応じて適宜増減する。炭酸
塩は通常浸透圧を1程度とする量を配合すればよく、一
般的には0.01〜1%(W/V)程度配合され、好ま
しくは0.02〜0.5%を用いる。
【0012】上記以外の配合成分としてはポリソルベー
ト80、ステアリン酸ポリオキシル40、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油誘導体等の非イオン性界面活性剤を
用いることができる。
ト80、ステアリン酸ポリオキシル40、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油誘導体等の非イオン性界面活性剤を
用いることができる。
【0013】防腐剤としては、塩化ベンザルコニウム、
クロロブタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン
等を使用できる。等張化剤としては、通常用いる塩化ナ
トリウム、塩化カリウム等を使用できる。
クロロブタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン
等を使用できる。等張化剤としては、通常用いる塩化ナ
トリウム、塩化カリウム等を使用できる。
【0014】キレート剤としてエデト酸ナトリウム等を
添加することができる。本発明の点眼剤組成物のpH
は、6.5〜8.5程度が好ましく、更に好ましくはp
Hが6.5〜8.0が望ましい。
添加することができる。本発明の点眼剤組成物のpH
は、6.5〜8.5程度が好ましく、更に好ましくはp
Hが6.5〜8.0が望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、炭酸塩を用いて緩衝液
系を構成せしめ、これにプラノプロフェンを溶解せしめ
ることにより、プラノプロフェンが均一溶解し、得られ
た点眼剤は従来と比較して著しく刺激性が少ない。ま
た、本発明の点眼剤は、優れた保存安定性を示す。
系を構成せしめ、これにプラノプロフェンを溶解せしめ
ることにより、プラノプロフェンが均一溶解し、得られ
た点眼剤は従来と比較して著しく刺激性が少ない。ま
た、本発明の点眼剤は、優れた保存安定性を示す。
【0016】
実施例1 プラノプロフェン 0.100g クエン酸 0.225g 炭酸ナトリウム 0.289g 塩化ベンザルコニウム(50%) 0.015g ポリソルベート80 0.080g EDTA−2Na 0.005g 塩化ナトリウム 0.492g 精製水を加え100mlとする。
【0017】調製方法 0.35%クエン酸水溶液と0.8%炭酸ナトリウム水
溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製
する。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.1g
を完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニウ
ム溶液0.015gおよび0.080gのポリソルベー
ト80を加え、更にEDTA−2Na5mgを加える。
次に、塩化ナトリウム0.492gを加えた後、先に調
製した緩衝液を加えて全量を100mlとする。
溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製
する。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.1g
を完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニウ
ム溶液0.015gおよび0.080gのポリソルベー
ト80を加え、更にEDTA−2Na5mgを加える。
次に、塩化ナトリウム0.492gを加えた後、先に調
製した緩衝液を加えて全量を100mlとする。
【0018】実施例2 プラノプロフェン 0.100g リン酸二水素カリウム 0.717g 炭酸ナトリウム 0.359g 塩化ベンザルコニウム(50%) 0.015g ポリソルベート80 0.080g EDTA−2Na 0.005g 塩化ナトリウム 0.180g 精製水を加え100mlとする。
【0019】調製方法 1.3%リン酸二水素カリウム水溶液と0.8%炭酸ナ
トリウム水溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩
衝液を調製する。この緩衝液80mlにプラノプロフェ
ン0.1gを完全に溶解する。この液に50%塩化ベン
ザルコニウム溶液0.015gおよび0.080gのポ
リソルベート80を加え、更にEDTA−2Na5mg
を加える。次に、塩化ナトリウム0.180gを加えた
後、先に調製した緩衝液を加えて全量を100mlとす
る。
トリウム水溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩
衝液を調製する。この緩衝液80mlにプラノプロフェ
ン0.1gを完全に溶解する。この液に50%塩化ベン
ザルコニウム溶液0.015gおよび0.080gのポ
リソルベート80を加え、更にEDTA−2Na5mg
を加える。次に、塩化ナトリウム0.180gを加えた
後、先に調製した緩衝液を加えて全量を100mlとす
る。
【0020】実施例3 プラノプロフェン 0.100g 酢酸 0.070g 炭酸ナトリウム 0.091g 塩化ベンザルコニウム(50%) 0.015g ポリソルベート80 0.080g EDTA−2Na 0.005g 塩化ナトリウム 0.680g 精製水を加え100mlとする。
【0021】調製方法 0.80%酢酸水溶液と0.8%炭酸ナトリウム水溶液
を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製す
る。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.1gを
完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニウム
溶液0.015gおよび0.080gのポリソルベート
80を加え、更にEDTA−2Na5mgを加える。次
に塩化ナトリウム0.68gを加えた後、先に調製した
緩衝液を加えて全量を100mlとする。
を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製す
る。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.1gを
完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニウム
溶液0.015gおよび0.080gのポリソルベート
80を加え、更にEDTA−2Na5mgを加える。次
に塩化ナトリウム0.68gを加えた後、先に調製した
緩衝液を加えて全量を100mlとする。
【0022】実施例4 プラノプロフェン 0.050g クエン酸 0.025g 炭酸ナトリウム 0.289g 塩化ベンザルコニウム(50%) 0.015g EDTA−2Na 0.005g 塩化ナトリウム 0.530g 精製水を加え100mlとする。
【0023】調製方法 0.35%クエン酸水溶液と0.3%炭酸ナトリウム水
溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製
する。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.05
gを完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニ
ウム溶液0.015gを加え、更にEDTA−2Na5
mgを加える。次に、塩化ナトリウム0.530gを加
えた後、先に調製した緩衝液を加えて全量を100ml
とする。
溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製
する。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.05
gを完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニ
ウム溶液0.015gを加え、更にEDTA−2Na5
mgを加える。次に、塩化ナトリウム0.530gを加
えた後、先に調製した緩衝液を加えて全量を100ml
とする。
【0024】比較例1 プラノプロフェン 0.100g リン酸二水素ナトリウム 0.208g リン酸一水素ナトリウム 0.652g 塩化ベンザルコニウム(50%) 0.015g ポリソルベート80 0.080g EDTA−2Na 0.005g 塩化ナトリウム 0.325g 精製水を加え100mlとする。
【0025】調製方法 0.6%リン酸二水素ナトリウム水溶液と1%リン酸一
水素ナトリウム水溶液を混合し、pHを7.5に調整し
て、緩衝液を調製する。この緩衝液80mlにプラノプ
ロフェン0.1gを完全に溶解する。この液に50%塩
化ベンザルコニウム溶液0.015gおよび0.080
gのポリソルベート80を加え、更にEDTA−2Na
5mgを加える。次に、塩化ナトリウム0.325gを
加えた後、先に調製した緩衝液を加えて全量を100m
lとする。
水素ナトリウム水溶液を混合し、pHを7.5に調整し
て、緩衝液を調製する。この緩衝液80mlにプラノプ
ロフェン0.1gを完全に溶解する。この液に50%塩
化ベンザルコニウム溶液0.015gおよび0.080
gのポリソルベート80を加え、更にEDTA−2Na
5mgを加える。次に、塩化ナトリウム0.325gを
加えた後、先に調製した緩衝液を加えて全量を100m
lとする。
【0026】比較例2 プラノプロフェン 0.100g リン酸二水素ナトリウム 0.340g ホウ砂 0.430g 塩化ベンザルコニウム(50%) 0.015g ポリソルベート80 0.080g EDTA−2Na 0.080g 塩化ナトリウム 0.440g 精製水を加え100mlとする。
【0027】調製方法 0.6%リン酸二水素ナトリウム水溶液と1%ホウ砂水
溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製
する。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.1g
を完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニウ
ム溶液0.015gおよび0.080gのポリソルベー
ト80を加え、更にEDTA−2Na5mgを加える。
次に、塩化ナトリウム0.44gを加えた後、先に調製
した緩衝液を加えて全量を100mlとする。
溶液を混合し、pHを7.5に調整して、緩衝液を調製
する。この緩衝液80mlにプラノプロフェン0.1g
を完全に溶解する。この液に50%塩化ベンザルコニウ
ム溶液0.015gおよび0.080gのポリソルベー
ト80を加え、更にEDTA−2Na5mgを加える。
次に、塩化ナトリウム0.44gを加えた後、先に調製
した緩衝液を加えて全量を100mlとする。
【0028】実験例1(眼刺激性試験) 先の実施例1〜3および比較例1、2の点眼剤を滅菌濾
過し、試料とした。健康男子10名に点眼し下記の基準
により刺激性試験を行ない、その結果を表1および表2
に示した。
過し、試料とした。健康男子10名に点眼し下記の基準
により刺激性試験を行ない、その結果を表1および表2
に示した。
【0029】
【0030】
【0031】
【表1】表1:刺激性試験結果(刺激) ヒトNo. 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 1 4 3 3 4 4 2 0 0 0 1 0 3 0 0 0 2 3 4 0 0 0 2 3 5 0 1 1 2 3 6 0 0 1 3 3 7 0 0 0 4 0 8 0 1 0 2 1 9 1 0 2 4 3 10 0 0 0 6 3 合計 5 5 7 27 23 平均 0.5 0.5 0.7 2.7 2.3
【0032】
【表2】表2:刺激性試験結果(掻痒感) ヒトNo. 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 1 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 4 0 0 1 1 0 5 0 0 0 0 1 6 0 0 0 0 0 7 0 0 0 1 0 8 0 1 0 1 1 9 1 0 0 0 0 10 0 0 0 0 0 合計 2 1 1 3 2 平均 0.2 0.1 0.1 0.3 0.2
【0033】以上の結果、本発明の実施例品は、比較例
1および2に対して有意な刺激低減効果がみられた。
1および2に対して有意な刺激低減効果がみられた。
【0034】実験例2(高温加熱試験) 実施例1〜3および比較例1〜2の点眼剤を褐色のアン
ァル管に封入し、90℃で10時間加熱し安定性を調べ
た。その結果を表3に示した。結果は、製造直後に対し
ての高温加熱試験後のプラノプロフェンの残存量(イニ
シャル比)として示した。
ァル管に封入し、90℃で10時間加熱し安定性を調べ
た。その結果を表3に示した。結果は、製造直後に対し
ての高温加熱試験後のプラノプロフェンの残存量(イニ
シャル比)として示した。
【0035】(1) 試料の調製(プラノプロフェンの
定量) 試料2mlをとり、内標準物質(プロピルパラベン0.
1g/100mlメタノール)2mlを加えた後、移動
相を加え50mlとしHPLCに5μl注入する。
定量) 試料2mlをとり、内標準物質(プロピルパラベン0.
1g/100mlメタノール)2mlを加えた後、移動
相を加え50mlとしHPLCに5μl注入する。
【0036】(2) HPLCの条件 カラム:カプセルパックC185μm,15cm 移動相:酢酸アンモニウム溶液(7→1000)に酢酸
を加えてpH4にした液とアセトニトリルの混液(4:
3) 液量:1ml/分 波長:254nm
を加えてpH4にした液とアセトニトリルの混液(4:
3) 液量:1ml/分 波長:254nm
【0037】
【表3】表3:(高温加熱試験結果) 処方例 イニシャル比(%) 実施例1 100.0 実施例2 100.0 実施例3 93.5 比較例1 96.1比較例2 98.0
Claims (1)
- 【請求項1】 プラノプロフェンおよび炭酸塩を含有す
ることを特徴とする点眼剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36018791A JPH05186349A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | プラノプロフェン点眼剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36018791A JPH05186349A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | プラノプロフェン点眼剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186349A true JPH05186349A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=18468289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36018791A Pending JPH05186349A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | プラノプロフェン点眼剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05186349A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07304670A (ja) * | 1994-03-15 | 1995-11-21 | Senju Pharmaceut Co Ltd | プラノプロフェンの安定化方法および安定なプラノプロフェン水性液剤 |
WO1996032941A1 (fr) * | 1995-04-20 | 1996-10-24 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Gouttes oculaires de pranoprofene renfermant un amine organique |
JP2001139493A (ja) * | 1999-11-15 | 2001-05-22 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 人工涙液型点眼剤組成物 |
WO2001087303A1 (fr) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Preparation liquide aqueuse |
JP2005239682A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 眼科用剤 |
JP2005239681A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 眼科用剤 |
JP2005239683A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 眼科用剤 |
JP2005272461A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-10-06 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | 点眼剤 |
JP2005289899A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Kobayashi Pharmaceut Co Ltd | プラノプロフェンを含有する液状外用剤 |
JP2005336153A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-12-08 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | プラノプロフェン含有組成物 |
JP2006206565A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | プラノプロフェン含有組成物 |
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