JP2012019833A - 濃度定量装置、濃度定量方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照射部104は、皮膚に短時間パルス光を照射し、受光部105は、皮膚によって後方散乱した光を受光し、計測光強度取得部106は、時刻tにおける受光部105の受光強度を取得する。光吸収係数算出部109は、計測光強度取得部106が取得した光強度と、光路長分布記憶部102が記憶する時刻tにおける皮膚モデルの各層の光路長と、時間分解波形記憶部103が記憶する時刻tにおける皮膚モデルの光強度とに基づいて、皮膚の真皮層の光吸収係数を算出し、濃度算出部110は、光吸収係数算出部109が算出した真皮層の光吸収係数に基づいて、真皮層のグルコース濃度を算出する。受光部105は複数用意されており、所望の層で後方散乱が生じるような照射受光間隔を有するものが用いられる。
【選択図】図1
Description
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、目的の層以外の層によるノイズの影響を軽減する濃度定量装置、濃度定量方法及びプログラムを提供することにある。
これにより、受光した光の時間分解波形から、任意の層の光吸収計数を選択的に算出することができる。そのため、算出した光吸収計数に基づいて目的成分の濃度を算出することにより、他の層によるノイズの影響を軽減し、精度の高い濃度の定量を行うことができる。
ここで、短時間パルス光とは、パルス幅が10psec程度かそれ以下のパルス光を意味する。短時間パルス光として0.1psecから10psecの範囲のパルス幅を持つパルス光を用いても良い。
血糖値測定装置100(濃度定量装置)は、シミュレーション部101、光路長分布記憶部102(光路長分布記憶手段)、時間分解波形記憶部103(時間分解波形記憶手段)、照射部104(照射手段)、受光部105(受光手段)、計測光強度取得部106(光強度取得手段)、光路長取得部107(光路長取得手段)、無吸収時光強度取得部108(光強度モデル取得手段)、光吸収係数算出部109(光吸収係数算出手段)、濃度算出部110(濃度算出手段)を備える。
血糖値測定装置100は、皮膚(観測対象)の真皮層(任意の層)に含まれるグルコース(目的成分)の濃度を測定する。
光路長分布記憶部102は、光吸収係数がゼロの皮膚モデルの伝搬光路長分布を記憶する。
時間分解波形記憶部103は、光吸収係数がゼロの皮膚モデルの時間分解波形を記憶する。
照射部104は、皮膚に対して短時間パルス光を照射する。
受光部105は、短時間パルス光が皮膚によって後方散乱した光を受光する。
計測光強度取得部106は、受光部105が受光した光のある時刻における光強度を取得する。
光路長取得部107は、光路長分布記憶部102からある時刻における光路長を取得する。
無吸収時光強度取得部108は、時間分解波形記憶部103からある時刻における光強度を取得する。
光吸収係数算出部109は、短時間パルス光を照射した皮膚の真皮層における光吸収係数を算出する。
濃度算出部110は、真皮層に含まれるグルコースの濃度を算出する。
ここで、短時間パルス光とは、パルス幅が10psec程度かそれ以下のパルス光を意味する。短時間パルス光として0.1psecから10psecの範囲のパルス幅を持つパルス光を用いても良い。
これにより、真皮層以外の層によるノイズの影響を軽減して、真皮層に含まれるグルコースの濃度を算出することができる。
血糖値測定装置100は、血糖値を測定する前に、予め皮膚モデルの各層における伝搬光路長分布と時間分解波形とを算出しておく必要がある。
まず、皮膚モデルの伝搬光路長分布及び時間分解波形の算出方法を説明する。
初めに、シミュレーション部101は、皮膚モデルを生成する。皮膚モデルの生成は、皮膚の各層の光散乱係数、光吸収係数及び厚みを決定することで行う。ここで、皮膚の各層の散乱係数及び厚みは、個体による差が少ないため、予めサンプルを取ることなどによって決定すると良い。なお、表皮層の厚みは略0.3mm、真皮層の厚みは略1.2mm、皮下組織層の厚みは略3.0mmである。
また、ここで用いる皮膚モデルの光吸収係数はゼロとする。これは、当該皮膚モデルを用いて光吸収量を算出するためである。
まず、シミュレーション部101は、照射する光のモデルを光子(光束)とし、当該光子を皮膚モデルに照射する計算を行う。皮膚モデルに照射された光子は、皮膚モデル内を移動する。このとき、光子は、次に進む点までの距離L及び方向θを乱数Rによって決定する。シミュレーション部101は、光子が次に進む点までの距離Lの計算を、式(3)によって行う。
また、シミュレーション部101は、光子が次に進む点までの方向θの計算を、式(4)によって行う。
シミュレーション部101は、上記式(3)、式(4)の計算を単位時間毎に繰り返すことにより、照射部104から受光部105までの光子の移動経路を算出することができる。シミュレーション部101は、複数の光子について移動距離の算出を行う。例えば、シミュレーション部101は、108個の光子について移動距離を算出する。
図2の横軸は光子の照射からの経過時間を示し、縦軸は光路長の対数表示を示している。シミュレーション部101は、受光部105に到達した光子の各々の移動経路を、移動経路が通過する層毎に分類する。そして、シミュレーション部101は、単位時間毎に到達した光子の移動経路の平均長を分類された層毎に算出することで、図2に示すような皮膚の各層の伝搬光路長分布を算出する。
図3の横軸は光子の照射からの経過時間を示し、縦軸は受光部105が検出した光子数を示している。シミュレーション部101は、単位時間毎に受光部105に到達した光子の個数を算出することで、図3に示すような皮膚モデルの時間分解波形を算出する。
上述したような処理により、シミュレーション部101は、複数の波長に対して、皮膚モデルの伝搬光路長分布及び時間分解波形を算出する。このとき、シミュレーション部101は、皮膚の主成分(水、たんぱく質、脂質、グルコース等)の吸収スペクトルの差が大きくなる波長について伝搬光路長分布及び時間分解波形を算出すると良い。
図4の横軸は照射する光の波長を示し、縦軸は吸収係数を示している。図4を参照すると、グルコースの吸収係数は、波長が1600nmのときに極大となり、水の吸収係数は、波長が1450nmのときに極大となる。そのため、シミュレーション部101は、例えば1400nm、1450nm、1500nm、1600nm、1680nm、1720nm、1740nmといった皮膚の主成分の吸収スペクトルの差が大きくなる波長について伝搬光路長分布及び時間分解波形を算出すると良い。
図5に示すように、人間の皮膚組織は、表皮と、真皮と、皮下組織の3層によって形成されている。表皮は、最も外側にある厚さ0.2〜0.3mmの薄い層で、角質層、顆粒層、有棘層、底層等を含む。真皮は、表皮と皮下組織の間に存在する厚さ0.5〜2mmの層で、真皮内には神経、毛根、皮脂腺や汗腺、毛包、血管、リンパ管が存在する。皮下組織は、真皮の下にある厚さ1〜3mmの層で、大部分が皮下脂肪でできている。
図7は、血糖値測定装置が血糖値を測定する動作を示す第1のフローチャートである。
まず、ユーザが血糖値測定装置100を皮膚にあてがい、測定開始スイッチ(図示せず)の押下等によって血糖値測定装置100を動作させると、照射部104は、皮膚に対して波長λ1の短時間パルス光を照射する(ステップS1)。ここで、波長λ1は、シミュレーション部101が伝搬光路長分布及び時間分解波形を算出した複数の波長の中の1つである。
また、計測光強度取得部106が、受光強度I(t1)〜I(t3)を取得すると、無吸収時光強度取得部108は、時間分解波形記憶部103が記憶する波長λ1の時間分解波形から、時刻t1〜t3における無吸収時光強度N(t1)〜N(t3)を取得する(ステップS5)。
光吸収係数算出部109が皮膚の各層の光吸収係数μ1〜μ3を算出すると、光吸収係数算出部109は、求める成分の種類数αとして、xC2≧αを満足する波長の種類数(例えばα=3→x=3、α=4→x=4、α=5→x=4、)に対して光吸収係数μ1〜μ3を算出したか否かを判定する(ステップS7)。本実施形態では、皮膚の主成分を水、たんぱく質、脂質、グルコースの4種類として血糖値の測定を行うため、光吸収係数算出部109は、4種類の波長λ1〜λ4に対して光吸収係数μ1〜μ3を算出したか否かを判定する。ここで、波長λ1〜λ4は、シミュレーション部101が伝搬光路長分布及び時間分解波形を算出した複数の波長の中から選出する。
他方、光吸収係数算出部109が、波長λ1〜λ4の光吸収係数μ1〜μ3を算出していると判定した場合(ステップS7:YES)、濃度算出部110は、式(7)に基づいて真皮質に含まれるグルコースの濃度を算出する(ステップS8)。
つまり、式(7)のg4を算出することで、真皮質に含まれるグルコースのモル濃度を求めることができる。
第2の実施形態は、第1の実施形態による血糖値測定装置100と同じ構成であり、計測光強度取得部106、光路長取得部107、無吸収時光強度取得部108、光吸収係数算出部109の動作が異なる。
まず、血糖値測定装置100を動作させると、照射部104は、皮膚に対して波長λ1の短時間パルス光を照射する(ステップS11)。ここで、波長λ1は、シミュレーション部101が伝搬光路長分布及び時間分解波形を算出した複数の波長の中の1つである。
受光部105が受光を完了すると、計測光強度取得部106は、受光部105の内部メモリに格納されている受光強度から、ある時刻から時刻τまでの間の受光強度の時間分布を取得する(ステップS13)。時刻τまでの光強度の変化としては、例えば図9に示す時間が選択される。すなわち、表皮を透過する光のスペクトルを精度良く測定したい場合には、1ps〜10psの期間τ1を選択し、真皮を透過する光のスペクトルを精度良く測定したい場合には、2ps〜30psの期間τ2を選択し、皮下組織を透過する光のスペクトルを精度良く検出したい場合には、50ps〜70psの期間τ3を選択する。τ1、τ2、τ3は、互いに時間軸上では重ならず、皮膚組織の表面に近い層を透過する光のスペクトルを検出しようとするほど、測定開始時間及び測定終了時間は時間軸上で早い時期に設定される。
また、計測光強度取得部106が、時刻τまでの間の受光強度を取得すると、無吸収時光強度取得部108は、時間分解波形記憶部103が記憶する波長λ1の時間分解波形から、ある時刻から時刻τまでの間の無吸収時光強度を取得する(ステップS15)。
他方、光吸収係数算出部109が、波長λ1〜λ4の光吸収係数μ1〜μ3を算出していると判定した場合(ステップS17:YES)、濃度算出部110は、上述した式(7)に基づいて真皮質に含まれるグルコースの濃度を算出する(ステップS18)。
例えば、実施形態では、濃度定量方法を血糖値測定装置100に実装し、皮膚の真皮層に含まれるグルコースの濃度を測定する場合を説明したが、これに限られず、濃度定量方法を、複数の光散乱媒質の層から形成される観測対象の任意の層における目的成分の濃度を定量する他の装置に用いても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (11)
- 複数の光散乱媒質の層から形成される観測対象のうち、任意の層における目的成分の濃度を定量する濃度定量装置であって、
前記観測対象に短時間パルス光を照射する照射手段と、
前記短時間パルス光が前記観測対象によって後方散乱した光を受光する複数の受光部を有する受光手段と、
前記複数の受光部のうち、前記短時間パルス光が前記任意の層によって後方散乱した光を受光する特定の受光部を選択する選択手段と、
前記照射手段が短時間パルス光を照射した時刻以降の所定の時刻において前記特定の受光手段が受光した光の強度を取得する光強度取得手段と、
前記観測対象に対して照射する短時間パルス光の、前記照射手段から前記特定の受光部に至る光の伝搬経路上に配置された複数の光散乱媒質の層の各々の層における伝搬光路長分布のモデルを記憶する光路長分布記憶手段と、
前記観測対象に対して照射し前記特定の受光部において受光する短時間パルス光の時間分解波形のモデルを記憶する時間分解波形記憶手段と、
前記光路長分布記憶手段から、前記伝搬光路長分布のモデルの前記所定の時刻における、前記複数の光散乱媒質の層の各々の層の光路長を取得する光路長取得手段と、
前記時間分解波形記憶手段から、前記短時間パルス光の時間分解波形のモデルの前記所定の時刻における光の強度を取得する光強度モデル取得手段と、
前記光強度取得手段が取得した光強度と前記光路長取得手段が取得した前記複数の光散乱媒質の層の各々の層の光路長と前記光強度モデル取得手段が取得した光強度モデルとに基づいて、前記任意の層の光吸収係数を算出する光吸収係数算出手段と、
前記光吸収係数算出手段が算出した光吸収係数に基づいて、前記任意の層における前記目的成分の濃度を算出する濃度算出手段と、
を備えることを特徴とする濃度定量装置。 - 前記照射手段から前記観測対象に短時間パルス光を照射する位置を照射位置、前記短時間パルス光が前記観測対象によって後方散乱した光が前記観測対象から前記受光部に向けて出射する位置を受光位置、前記照射位置と前記受光位置との間隔を照射受光間隔、としたときに、前記受光手段は、互いに照射受光間隔の異なる複数の受光部を有し、前記選択手段は、前記照射受光間隔に応じて定まる前記観測対象の内部への短時間パルス光の到達深さに基づいて、前記任意の層に短時間パルス光が伝搬可能な照射受光間隔を有する受光部を選択することを特徴とする請求項3に記載の濃度定量装置。
- 前記照射手段は、短時間パルス光を前記観測対象の表面に伝送する照射用光ファイバーを有し、前記受光部は、前記観測対象によって後方散乱した光を伝送する受光用光ファイバーを有し、前記照射用光ファイバーと前記受光用光ファイバーは、両者の光ファイバーコアの中心間隔を所定の照射受光間隔だけ離間して固定するプローブ装置に装着されており、前記プローブ装置の先端部に露出した前記照射用光ファイバーの先端部と前記受光用光ファイバーの先端部とを前記観測対象の表面に接触させることによって、前記観測対象への短時間パルスの照射処理と、前記短時間パルス光が前記観測対象によって後方散乱した光の受光処理とを行うことを特徴とする請求項4に記載の濃度定量装置。
- 前記受光部は、互いに等しい照射受光間隔で配置された複数の受光用光ファイバーを有することを特徴とする請求項5に記載の濃度定量装置。
- 前記受光部は、互いに等しい照射受光間隔で配置された複数の受光用光ファイバーによって伝送された光を同一受光面上に集光する集光素子を有することを特徴とする請求項6に記載の濃度定量装置。
- 前記照射用光ファイバーと前記受光用光ファイバーは、前記照射手段が照射する前記複数の波長1〜qの光の波長分散を補償する分散補償型シングルモード光ファイバーであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の濃度定量装置。
- 前記照射用光ファイバーと前記受光用光ファイバーは、前記照射手段が照射する前記複数の波長1〜qの光の波長分散に伴う群遅延時間差が、前記複数の光散乱媒質層のうち最も表面側の層の伝搬光路長分布のピークに対応する伝搬時間よりも短いことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の濃度定量装置。
- 複数の光散乱媒質の層から形成される観測対象に対して短時間パルス光を照射する照射手段と、前記短時間パルス光が前記観測対象によって後方散乱した光を受光する複数の受光部を有する受光手段と、前記複数の受光部のうち、前記短時間パルス光が前記任意の層によって後方散乱した光を受光する特定の受光部を選択する選択手段と、前記観測対象に対して照射する短時間パルス光の、前記照射手段から前記特定の受光部に至る光の伝搬経路上に配置された複数の光散乱媒質の層の各々の層における伝搬光路長分布のモデルを記憶する光路長分布記憶手段と、前記観測対象に対して照射し前記特定の受光部において受光する短時間パルス光の時間分解波形のモデルを記憶する時間分解波形記憶手段とを備え、前記観測対象のうち任意の層における目的成分の濃度を定量する濃度定量装置を用いた濃度定量方法であって、
光強度取得手段は、前記照射手段が短時間パルス光を照射した時刻以降の所定の時刻において前記特定の受光部が受光した光の強度を取得し、
光路長取得手段は、前記光路長分布記憶手段から、前記伝搬光路長分布のモデルの前記所定の時刻における、前記複数の光散乱媒質の層の各々の層の光路長を取得し、
光強度モデル取得手段は、前記時間分解波形記憶手段から、前記短時間パルス光の時間分解波形のモデルの前記所定の時刻における光の強度を取得し、
光吸収係数算出手段は、前記光強度取得手段が取得した光強度と前記光路長取得手段が取得した前記複数の光散乱媒質の層の各々の層の光路長と前記光強度モデル取得手段が取得した光強度モデルとに基づいて、前記任意の層の光吸収係数を算出し、
濃度算出手段は、前記光吸収係数算出手段が算出した光吸収係数に基づいて、前記任意の層における前記目的成分の濃度を算出する、
ことを特徴とする濃度定量方法。 - 複数の光散乱媒質の層から形成される観測対象に対して短時間パルス光を照射する照射手段と、前記短時間パルス光が前記観測対象によって後方散乱した光を受光する複数の受光部を有する受光手段と、前記複数の受光部のうち、前記短時間パルス光が前記任意の層によって後方散乱した光を受光する特定の受光部を選択する選択手段と、前記観測対象に対して照射する短時間パルス光の、前記照射手段から前記特定の受光部に至る光の伝搬経路上に配置された複数の光散乱媒質の層の各々の層における伝搬光路長分布のモデルを記憶する光路長分布記憶手段と、前記観測対象に対して照射し前記特定の受光部において受光する短時間パルス光の時間分解波形のモデルを記憶する時間分解波形記憶手段とを備え、前記観測対象のうち任意の層における目的成分の濃度を定量する濃度定量装置を、
前記照射手段が短時間パルス光を照射した時刻以降の所定の時刻において前記特定の受光部が受光した光の強度を取得する光強度取得手段、
前記光路長分布記憶手段から、前記伝搬光路長分布のモデルの前記所定の時刻における、前記複数の光散乱媒質の層の各々の層の光路長を取得する光路長取得手段、
前記時間分解波形記憶手段から、前記短時間パルス光の時間分解波形のモデルの前記所定の時刻における光の強度を取得する光強度モデル取得手段、
前記光強度取得手段が取得した光強度と前記光路長取得手段が取得した前記複数の光散乱媒質の層の各々の層の光路長と前記光強度モデル取得手段が取得した光強度モデルとに基づいて、前記任意の層の光吸収係数を算出する光吸収係数算出手段、
前記光吸収係数算出手段が算出した光吸収係数に基づいて、前記任意の層における前記目的成分の濃度を算出する濃度算出手段、
として動作させるためのプログラム。
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