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JP2011127694A - 車両用差動装置 - Google Patents

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JP2011127694A JP2009286744A JP2009286744A JP2011127694A JP 2011127694 A JP2011127694 A JP 2011127694A JP 2009286744 A JP2009286744 A JP 2009286744A JP 2009286744 A JP2009286744 A JP 2009286744A JP 2011127694 A JP2011127694 A JP 2011127694A
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Abstract

【課題】デフケースの回転時にギヤ同士の噛み合いによるピニオンギヤの傾きを抑制することができる車両用差動装置を提供する。
【解決手段】ピニオンギヤ支持孔2d,2eを有するデフケース2と、デフケース2内に回転可能に収容され、かつ車軸に相対回転不能に連結されるサイドギヤ3,4と、サイドギヤ3,4にギヤ軸を直交させて噛合するギヤ噛合部5c,6c、ギヤ噛合部5c,6cよりも回転軸線Oから遠い位置でピニオンギヤ支持孔2d,2eに摺動可能に支持された第1ギヤ摺動部5a,6a、及びギヤ噛合部5c,6cよりも回転軸線Oに近い位置で摺動する第2ギヤ摺動部5b,6bを有するピニオンギヤ5,6と、ピニオンギヤ5,6の第2ギヤ摺動部5b,6bを摺動可能に支持するピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eを有し、サイドギヤ3,4によって支持されて車軸の移動を規制するアクスルスペーサ7とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用差動装置に関し、特にドライブ側から回転駆動力を受けるピニオンギヤ、及びこのピニオンギヤにギヤ軸が直交するように噛合するサイドギヤを備えた車両用差動装置に関する。
従来の車両用差動装置として、例えばピニオンギヤを回転可能に支持するピニオンギヤシャフトを有しないものがある(特許文献1)。
この車両用差動装置は、エンジントルクを受けて回転するデフケースと、このデフケース内に回転可能に収容された一対のピニオンギヤと、これら一対のピニオンギヤにギヤ軸を直交させて噛合する一対のサイドギヤとを備えて構成されている。
デフケースは、左右の車軸を挿通させる一対の車軸挿通孔を有している。デフケースには、一対のピニオンギヤのギヤ外周部を摺動可能かつ回転可能に支持する第1ピニオンギヤ支持面を有するピニオンギヤ挿入孔が設けられている。ピニオンギヤ挿入孔の内側開口周縁の2箇所には、ピニオンギヤのギヤ噛合部の一部を摺動かつ回転可能に支持する第2ピニオンギヤ支持面を有する延出部が設けられている。
一対のピニオンギヤは、ピニオンギヤ挿入孔に支持されるギヤ外周部、及び一対のサイドギヤに噛合するギヤ噛合部を有し、デフケースの回転軸線と直交する軸線上に配置されている。
一対のサイドギヤは、ピニオンギヤの外径より大きい外径を有する略環状の傘歯車からなり、互いに対向する位置でデフケースの回転軸線上に配置されている。一対のサイドギヤの内面には、左右の車軸がそれぞれスプライン嵌合によって連結されている。
以上の構成により、車両のエンジン側からのトルクがデフケースに入力されると、デフケースが回転軸線の回りに回転し、この回転力が一対のピニオンギヤに伝達され、さらに一対のピニオンギヤから一対のサイドギヤに伝達される。一対のサイドギヤにはそれぞれ左右の車輪に連結された車軸がスプライン嵌合によって連結されているため、エンジン側からのトルクが車両の走行状態に応じて左右の車輪に分配される。
デフケースにトルクが作用した状態において、ピニオンギヤの自転によってピニオンギヤの外周部が第1ピニオンギヤ支持面及び第2ピニオンギヤ支持面を摺動すると、この摺動によりピニオンギヤの自転に摩擦抵抗が発生し、この摩擦抵抗によってサイドギヤの差動回転が制限される。これにより、例えば左右の車輪の一方がスリップした際の空転が抑制される。
特開2006−46642号公報
しかしながら、特許文献1に示す車両用差動装置によると、デフケースの回転時にギヤ同士(サイドギヤとピニオンギヤ)の噛み合いによってサイドギヤからピニオンギヤへの噛み合い反力がピニオンギヤを傾ける方向に作用し、車両の走行状態によっては差動制限力が不足したり、ピニオンギヤが偏磨耗しやすくなるという問題があった。
従って、本発明の目的は、デフケースの回転時にピニオンギヤの傾きを抑制することができる車両用差動装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、一対のピニオンギヤ支持孔を有し、駆動源の駆動力によって回転軸線の回りに回転するデフケースと、前記デフケース内に回転可能に収容され、かつ車軸に相対回転不能に連結される一対のサイドギヤと、前記一対のサイドギヤにギヤ軸を直交させて噛合するギヤ噛合部、前記ギヤ噛合部よりも前記回転軸線に遠い位置で前記一対のピニオンギヤ支持孔に摺動可能に支持された第1ギヤ摺動部、及び前記ギヤ噛合部よりも前記回転軸線に近い位置で摺動する第2ギヤ摺動部を有する一対のピニオンギヤと、前記一対のピニオンギヤの前記第2ギヤ摺動部を摺動可能に支持する一対のピニオンギヤ支持部を有し、前記一対のサイドギヤによって支持される支持部材とを備えた車両用差動装置を提供する。
本発明によると、デフケースの回転時にピニオンギヤの傾きを抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用差動装置の全体を説明するためにデフケースの回転軸線に平行な面に沿って破断した状態を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用差動装置の全体を説明するためにデフケースの回転軸線に直交する面に沿って破断した状態を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用差動装置の支持部材を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用差動装置の動作を説明するために示す断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用差動装置の全体を説明するためにデフケースの回転軸線に平行な面に沿って破断した状態を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用差動装置の全体を説明するためにデフケースの回転軸線に直交する面に沿って破断した状態を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用差動装置の支持部材を示す斜視図。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用差動装置の動作を説明するために示す断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用差動装置の変形例を説明するために示す断面図。
[第1の実施の形態]
(車両用差動装置の全体構成)
図1及び図2は車両用差動装置を示す。図3は支持部材を示す。この車両用差動装置1は、駆動源としてのエンジンのトルクによって回転するデフケース2と、このデフケース2の回転軸線Oに沿って互いに並列する一対のサイドギヤ3,4と、これら一対のサイドギヤ3,4に噛合する一対のピニオンギヤ5,6と、これら一対のピニオンギヤ5,6間に介在する支持部材としてのアクスルスペーサ7とから大略構成されている。
(デフケース2の構成)
図1に示すように、デフケース2は、サイドギヤ3,4、ピニオンギヤ5,6、アクスルスペーサ7、及びスラストワッシャ8,9を収容空間2aに収容し、1ピースの部材によって形成されている。そして、デフケース2は、エンジントルクを受けて回転軸線Oの回りに回転するように構成されている。
デフケース2には、回転軸線Oに沿って開口する車軸挿通孔2b,2c、及びこれら車軸挿通孔2b,2cの各軸線と直交する方向に軸線Lをもつピニオンギヤ支持孔2d,2eが設けられている。
ピニオンギヤ支持孔2d,2eは、ピニオンギヤ5,6を回転可能に支持する。ピニオンギヤ支持孔2d,2eの内面には、ピニオンギヤ5,6の外周面と摺動するピニオンギヤ外周面支持部2f,2gと、ピニオンギヤ5,6の回転軸方向の一端面と摺動するピニオンギヤ背面支持部2p,2qとが形成されている。
車軸挿通孔2b,2cは、収容空間2aに連通し、かつ左右の車軸(図示せず)をそれぞれ挿通させる丸孔によって形成されている。車軸挿通孔2b,2cの内側開口周縁には、球面からなるスラストワッシャ受部2k,2mが設けられている。スラストワッシャ受部2k,2mとサイドギヤ3,4との間には、サイドギヤ3,4とピニオンギヤ5,6との噛み合いを調整するためのスラストワッシャ8,9が介装されている。
また、デフケース2には、回転軸線Oに関して対称な領域であって、ピニオンギヤ支持孔2d,2eの回転軸線Oに対する周方向側に位置するサイドギヤ通過孔2h,2i(図2に示す)が設けられている。デフケース2の左方車軸側(図1に示す左側)には、エンジンのトルクが伝達されるリングギヤ(図示せず)を取り付けるための円環状のリングギヤ取付用フランジ2jが一体に設けられている。
(サイドギヤ3,4の構成)
サイドギヤ3,4は、略同一の構成であるため、サイドギヤ3のみについて説明する。なお、サイドギヤ4については、各部位の符号をサイドギヤ3の各部位の符号に対応して付し(例えば、サイドギヤ4のボス部にはサイドギヤ3のボス部3aに対応して4aを、またサイドギヤ4のギヤ噛合部にはサイドギヤ3のギヤ噛合部3bに対応して4bをそれぞれ付す。)、その説明は省略する。
サイドギヤ3は、図1に示すように、各外径が互いに異なるボス部3a及びギヤ噛合部3bを有する傘歯車からなり、デフケース2内に回転自在に収容されている。
サイドギヤ3には、左方(図1に示す左側)の車軸に沿って開口する貫通孔3cが設けられている。貫通孔3cは、左方車軸に相対回転不能にスプライン嵌合によって連結する連結孔3d、及びこの連結孔3dにサイドギヤ3のギヤ軸に沿って並列する、連結孔3dよりも大径の受孔3eによって形成されている。受孔3eは、連結孔3dよりもデフケース2の中心部側に形成され、デフケース2の中心部に向かって開口する丸孔からなり、その内面である開口内面30eが円周面で形成されている。連結孔3dは、左方車軸側端面に開口する段状の丸孔に形成されている。
サイドギヤ3の背面には、スラストワッシャ8と摺動する摺動部3fが設けられている。
(ピニオンギヤ5,6の構成)
ピニオンギヤ5,6は、略同一の構成であるため、ピニオンギヤ5のみについて説明する。なお、ピニオンギヤ6については、各部位の符号をピニオンギヤ5の各部位の符号に対応して付し(例えば、ピニオンギヤ6の第1ギヤ摺動部にはピニオンギヤ5の第1ギヤ摺動部5aに対応して6aを、またピニオンギヤ6のギヤ噛合部にはピニオンギヤ5のギヤ噛合部5cに対応して6cをそれぞれ付す。)、その説明は省略する。
ピニオンギヤ5は、図1に示すように、全周が被支持面として形成された第1ギヤ摺動部5a、第1ギヤ摺動部5aの軸線と同一の軸線をもつ第2ギヤ摺動部5b、及びサイドギヤ3のギヤ噛合部3b及びサイドギヤ4のギヤ噛合部4bに共に噛合するギヤ噛合部5cを有する傘歯車からなり、サイドギヤ3,4間に介在してデフケース2内に回転可能に収容されている。
第1ギヤ摺動部5aは、ギヤ噛合部5cよりも回転軸線Oに遠い位置でピニオンギヤ5のギヤ背面側に配置され、その外周面がピニオンギヤ外周面支持部2fに適合する円周面で形成されている。そして、第1ギヤ摺動部5aは、ピニオンギヤ外周面支持部2fで摺動するように構成されている。また、第1ギヤ摺動部5aの外径Dは、第2ギヤ摺動部5bの外径D(D>D)よりも大きい寸法に設定されている。
ここで、「ギヤ背面」とは、ピニオンギヤ5のギヤ軸方向両端面のうちデフケース2の回転軸線Oから遠い位置に配置される端面のことをいう。
第2ギヤ摺動部5bは、ギヤ噛合部5cよりも回転軸線Oに近い位置でピニオンギヤ5のギヤ先端面側に配置され、全体が第1ギヤ摺動部5a側から回転軸線O側にピニオンギヤ5のギヤ軸に沿って突出する丸軸によって形成されている。そして、第2ギヤ摺動部5bは、アクスルスペーサ7のピニオンギヤ外周面支持部7dと摺動するように構成されている。また、第2ギヤ摺動部5bの外径は、第1ギヤ摺動部5aの外径よりも小さく、例えば第1ギヤ摺動部5aの外径の半分以下に形成されている。
ここで、「ギヤ先端面」とは、ピニオンギヤ5のギヤ軸方向両端面のうちデフケース2の回転軸線Oから近い位置に配置される端面のことをいう。
ギヤ噛合部5cは、サイドギヤ3のギヤ噛合部3b及びサイドギヤ4のギヤ噛合部4bにギヤ軸が直交するように噛合するギヤ部によって形成されている。
また、ピニオンギヤ5には、背面支持部2pと摺動する第3摺動部5dが設けられている。
(アクスルスペーサ7の構成)
アクスルスペーサ7は、図1に示すように、車両の組み立ての際に左右の車軸(図示せず)の先端部が当接する受面7a,7bを有し、デフケース2の回転軸線O上に配置され、かつサイドギヤ5,6によって支持されている。
また、アクスルスペーサ7は、図3に示すように、全体が略円柱状体によって形成され、その径方向に貫通する丸孔からなるピニオンギヤ支持孔7cが設けられている。ピニオンギヤ支持孔7cは、アクスルスペーサ7の軸線方向中央部に配置され、ピニオンギヤ5,6の第2摺動部5b,6bの外周面に適合するピニオンギヤ外周面支持部7d,7eを内周面に有する丸孔によって形成されている。ピニオンギヤ外周面支持部7d,7eは、ピニオンギヤ5,6の第2ギヤ摺動部5b,6bの外周面の全周に対向する。そして、ピニオンギヤ支持孔7cは、ピニオンギヤ5,6の第2ギヤ摺動部5b,6bをピニオンギヤ外周面支持部7d,7eで摺動可能かつ回転可能に支持するように構成されている。
アクスルスペーサ7の軸線方向一方側端部はサイドギヤ3の受孔3e内に嵌合され、また軸線方向他方側端部はサイドギヤ4の受孔4e内に嵌合されて支持されている。
そして、アクスルスペーサ7は、サイドギヤ3,4に対する左右の車軸の連結時に各車軸を受面7a,7bに当接させて互いに接近させる方向への移動を規制するように構成されている。
また、アクスルスペーサ7は、図2に示すように、ピニオンギヤ用の外周面支持部2fの支持中心部aとギヤ噛合部5cの噛み合い中心部bとの間のギヤ軸S上における寸法Lが、ピニオンギヤ用の外周面支持部7dの支持中心部cとギヤ噛合部5cの噛み合い中心部bとの間のギヤ軸S上における寸法L(L<L)よりも小さい寸法となる部位に配置されている。
ここで、支持中心部aとは、ピニオンギヤ支持用の外周面支持部2fがピニオンギヤ5の第1ギヤ摺動部5aからその支持状態において受ける分布荷重の最大値を示す部位をいう。同様に、支持中心部cとは、ピニオンギヤ支持用の外周面支持部7dがピニオンギヤ5の第2ギヤ摺動部5bからその支持状態において受ける分布荷重の最大値を示す部位をいう。また、噛み合い中心部bとは、ピニオンギヤ5のギヤ噛合部5cがサイドギヤ3との噛合状態においてそのギヤ噛合部3bから受ける分布荷重の最大値を示す部位をいう。
これにより、デフケース2の回転によるピニオンギヤ5の自転時にピニオンギヤ5に対してサイドギヤ3からギヤ噛み合いによる荷重Pが加わると、第1ギヤ摺動部5aがピニオンギヤ用の外周面支持部2fの支持中心部aから反力Pを受けるとともに、第2ギヤ摺動部5bがピニオンギヤ用の外周面支持部7dの支持中心部cから反力Pを受け、P=P×L/(L+L),P=P×L/(L+L)よりP>Pとなる。
本実施の形態においては、第1ギヤ摺動部5aの外径Dが第2ギヤ摺動部5bの外径Dよりも大きい寸法(D>D)に設定されているため、摩擦係数をμとすると、第1ギヤ摺動部5aに作用する差動制限トルクP×μ×D、及び第2ギヤ摺動部5bに作用する差動制限トルクP×μ×Dを合計した全体の差動制限トルクがD,DがD≦Dである場合と比べて大きくなる。
〔車両用差動装置1の動作〕
次に、本実施の形態に示す車両用差動装置1の動作につき、図1及び図4を用いて説明する。図4は車両用差動装置の動作状態を示す。なお、図4では説明のためにピニオンギヤ5,6の周辺の隙間を誇張して表している。
車両のエンジン側からのトルクがドライブピニオン及びリングギヤを介してデフケース2に入力されると、デフケース2が回転軸線Oの回りに回転する。デフケース2が回転すると、この回転力がピニオンギヤ5,6に伝達され、さらにピニオンギヤ5,6からサイドギヤ3,4に伝達される。左右のサイドギヤ3,4にはそれぞれ車軸がスプライン嵌合されているため、エンジン側からのトルクがサイドギヤ3,4、及び左右の車軸を介して左右の車輪に伝達される。
ここで、車両が直進状態であり、左右各車輪と路面との間でスリップが発生しない場合には、エンジン側からのトルクがデフケース2に伝達されると、ピニオンギヤ5,6が自転することなくサイドギヤ3,4の中心軸回りを公転し、ピニオンギヤ5,6及びサイドギヤ3,4がデフケース2及びアクスルスペーサ7と共に一体に回転するため、エンジン側からのトルクが左右各車軸に等分に伝達され、左右各車輪が等しい回転数で回転する。
一方、例えば右側の車輪と路面との間にスリップが発生した場合には、ピニオンギヤ5,6がサイドギヤ3,4と噛合しながら自転し、エンジン側からのトルクが左右の車軸(車輪)間で差動分配される。すなわち、左側の車輪がデフケース2の回転速度より低い速度で回転し、右側の車輪がデフケース2の回転速度より高い速度で回転する。
本実施の形態においては、デフケース2にトルクが作用した状態でピニオンギヤ5,6が自転すると、ピニオンギヤ5,6の第1ギヤ摺動部5a,6aがデフケース2のピニオンギヤ用の外周面支持部2f,2gで、またピニオンギヤ5,6の第2ギヤ摺動部5b,6bがピニオンギヤ支持孔7cにおけるピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eでそれぞれ摺動するため、第1ギヤ摺動部5a,6aとピニオンギヤ用の外周面支持部2f,2gとの間に摩擦抵抗が、また第2ギヤ摺動部5b,6bとピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eとの間に摩擦抵抗がそれぞれ発生し、これら摩擦抵抗によってサイドギヤ3,4の差動回転が制限される。
この際、図4に示すように、ピニオンギヤ5、6にサイドギヤ3,4からギヤ噛み合いによる荷重P,pが加わると、第1ギヤ摺動部5a,6aがピニオンギヤ用の外周面支持部2f,2gの支持中心部a,bから反力P,pを受けるとともに、第2ギヤ摺動部5b,6bがピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eの支持中心部c,dから反力P,pを受ける。
このため、ピニオンギヤ5,6は、第1ギヤ摺動部5a,6aがピニオンギヤ用の外周面支持部2f,2gに支持され、また第2ギヤ摺動部5b,6bがピニオンギヤ支持孔7cのピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eに支持されて傾斜が抑制された状態で軸線Lの放射方向(例えば矢印a,a方向)に移動し、この状態を維持しながら第1ギヤ摺動部5a,6aをピニオンギヤ用の外周面支持部2f,2gに圧接するとともに、第2ギヤ摺動部5b,6bをピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eに圧接する。
また、ピニオンギヤ5,6の自転によってサイドギヤ3,4との噛み合い面で各ギヤ軸方向のスラスト力が発生する。このスラスト力によりサイドギヤ3,4が互いに離間する方向に移動してスラストワッシャ8,9をスラストワッシャ受部2k,2mに圧接するため、スラストワッシャ8,9とスラストワッシャ受部2k,2mとの間に摩擦抵抗を発生し、これら摩擦抵抗によってもサイドギヤ3,4の差動回転が制限される。
さらに、ピニオンギヤ5,6に発生するスラスト力によりピニオンギヤ5,6の第3摺動部5d,6dがピニオンギヤ支持孔2d,2eの背面支持部2p,2qに圧接するため、ピニオンギヤ5,6の自転に対する摩擦抵抗が発生し、これによってもサイドギヤ3,4の差動回転が制限される。
[第1の実施の形態の効果]
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
(1)アクスルスペーサ7が、ピニオンギヤ5,6の第2ギヤ摺動部5b,6bを回転可能に支持するので、デフケース2の回転時にピニオンギヤ5,6の傾きを抑制することができる。
(2)また、第2ギヤ摺動5b,6bを支持するピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eがギヤ噛合部5c,6cよりも回転軸線Oに近い位置に配置されているため、仮にピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eをピニオンギヤ5,6内に配置する場合と比べて、デフケース2の回転時にギヤ同士の噛み合いによるピニオンギヤ5,6の傾きをより抑制することができる。
(3)ピニオンギヤ5,6のデフケース2への当接による応力集中を緩和して焼き付き発生を抑制することができる。
(4)第1ギヤ摺動部5a,6aとピニオンギヤ用の外周面支持部2f,2gとの間に発生する摩擦抵抗、及び第2ギヤ摺動部5b,6bとピニオンギヤ用の外周面支持部7d,7eとの間に発生する摩擦抵抗を合計した摩擦抵抗が大きくなり、全体としての差動制限力を増加させることができる。
(5)ピニオンギヤ5,6を支持するピニオンギヤ支持部材としてアクスルスペーサ7を用いることができるため、部品点数を削減することができ、コストの低廉化を図ることができる。
(6)ピニオンギヤ5,6の軸心部に貫通孔を有しないため、ピニオンギヤ5,6の剛性を高めることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2実施の形態に係る車両差動装置につき、図5〜図8を用いて説明する。図5及び図6は車両用差動装置を示す。図7はアクスルスペーサを示す。図8は車両用差動装置の動作状態を示す。図5〜図8において、図1〜図4と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5及び図6に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る車両用差動装置21は、アクスルスペーサ71がピニオンギヤ5,6のギヤ軸S,Sと略直交するように交差する仮想面Vを境界面として2分割する半円柱状のスペーサエレメント72,73によって形成されている点に特徴がある。
スペーサエレメント72,73は、一方側端部がサイドギヤ3の受孔3e内に、他方側端部がサイドギヤ4の受孔4e内にそれぞれ嵌合して配置されている。また、スペーサエレメント72,73には、そのスペーサ外周面に開口するピニオンギヤ支持孔72a,73aが設けられている。
図7に示すように、ピニオンギヤ支持孔72aはスペーサエレメント72の軸線方向中央部に、またピニオンギヤ支持孔73aはスペーサエレメント73の軸線方向中央部にそれぞれ配置されている。
ピニオンギヤ支持孔72aは、ピニオンギヤ5の第2摺動部5bの外周面に適合するピニオンギヤ用の外周面支持部72bを内周面に有する円形凹孔によって形成されている。そして、ピニオンギヤ支持孔72aは、ピニオンギヤ5の第2ギヤ摺動部5bを摺動かつ回転可能に支持するように構成されている。
ピニオンギヤ支持孔73aは、ピニオンギヤ6の第2摺動部6bの外周面に適合するピニオンギヤ用の外周面支持部73bを内周面に有する円形凹孔によって形成されている。そして、ピニオンギヤ支持孔73aは、ピニオンギヤ6の第2ギヤ摺動部6bを摺動かつ回転可能に支持するように構成されている。
また、スペーサエレメント72,73には、それぞれが互いに対向する扁平な自由端面72c,73cが設けられている。
そして、アクスルスペーサ71は、スペーサエレメント72,73が仮想面V上で互いに反対方向(例えば図6に示す矢印a,a方向)に移動し、各外周面をサイドギヤ3,4における受孔3e,4eの開口内面30e,40eに圧接するように構成されている。
本実施の形態においては、図8に示すように、ピニオンギヤ5,6がサイドギヤ3,4から噛み合いによる荷重P,pを受けて第1ギヤ摺動部5a,6aをピニオンギヤ用の外周面支持部2f,2gに圧接するとともに、第2ギヤ摺動部5b,6bをピニオンギヤ用の外周面支持部72b,73bに圧接する。
これに伴い、スペーサエレメント72,73が自由端面72c,73cを互いに当接させた状態にして仮想面V内で互いに反対の方向に移動する。すなわち、スペーサエレメント72が矢印a方向に、またスペーサエレメント73が矢印a方向にそれぞれ移動する。このため、スペーサエレメント72が外周面をサイドギヤ3における受孔3eの開口内面30eとサイドギヤ4における受孔4eの開口内面40eに矢印a方向に沿って、またスペーサエレメント73が外周面をサイドギヤ3における受孔3eの開口内面30eとサイドギヤ4における受孔4eの開口内面40eに矢印a方向に沿ってそれぞれ圧接する。
これにより、スペーサエレメント72,73の外周面とサイドギヤ3,4における受孔3e,4eの開口内面30e,40eとの間に摩擦抵抗が発生し、これら摩擦抵抗によってサイドギヤ3,4の差動回転が制限される。
[第2の実施の形態の効果]
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果と同様の効果が得られる。また、スペーサエレメント72が矢印a方向に沿って、スペーサエレメント73が矢印a方向に沿って移動することによって、スペーサエレメント72,73の外周面とサイドギヤ3,4における受孔3e,4eの開口内面30e,40eとの間に摩擦抵抗が発生し、サイドギヤ3,4の差動回転が制限される。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3実施の形態に係る車両差動装置につき、図9を用いて説明する。図9は車両用差動装置を示す。図9において、図1〜図4と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る車両用差動装置31は、図9に示すように、ピニオンギヤ5,6間にピニオンギヤ支持孔7c内でカム孔5e,6e及びボール75からなるカム機構74を介在して配置されている点に特徴がある。
本実施の形態においては、仮想面Vと交差する仮想面W上でピニオンギヤ5,6をそれぞれが互いに離間する方向に移動させることができる。
この場合、ピニオンギヤ5,6が仮想面Vに沿って互いに反対の方向(矢印a,a方向)に移動すると、カム機構74のカム力を受けてピニオンギヤ5,6が互いに離間する方向に仮想面Wに沿って移動する。すなわち、ピニオンギヤ5が矢印a方向に、またピニオンギヤ6が矢印a方向にそれぞれ移動する。
このため、ピニオンギヤ5が第3摺動部5dをピニオンギヤ用の背面支持部2pに矢印a方向に沿って、またピニオンギヤ6が第3摺動部6dをピニオンギヤ用の背面支持部2qに矢印a方向に沿ってそれぞれ圧接する。
これにより、ピニオンギヤ5,6の第3摺動部5d,6dとピニオンギヤ用の背面支持部2p,2qとの間に摩擦抵抗が発生し、これら摩擦抵抗によってサイドギヤ3,4の差動回転が制限される。
[第3の実施の形態の効果]
以上説明した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、ピニオンギヤ5,6の第3摺動部5d,6dとピニオンギヤ用の背面支持部2p,2qとの間にカム機構74のカム力による摩擦抵抗を発生させることができるため、第1の実施の形態に示す場合よりも差動制限力を増加させることができる。
以上、本発明の車両用差動装置を上記の各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)各実施の形態では、ピニオンギヤ5,6の第2ギヤ摺動部5b,6bが第1ギヤ摺動部5a,6a側から回転軸線O側に突出する丸軸によって形成し、この丸軸に嵌合するピニオンギヤ支持孔7c(ピニオンギヤ支持孔72a,73a)をアクスルスペーサ7(スペーサエレメント72,73)に設ける場合、すなわちピニオンギヤ5,6に凸部を、またアクスルスペーサ7に凹部をそれぞれ設ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ピニオンギヤに凹部を、またアクスルスペーサに凸部を設けても同様の効果を奏する。
(2)各実施の形態では、ピニオンギヤ支持孔2d,2eがその底面部をデフケース2の外部に開口させる貫通孔である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、デフケースの剛性を高めるためにピニオンギヤ支持孔の底面部を閉塞してもよい。
1…車両用差動装置、2…デフケース、2a…収容空間、2b,2c…車軸挿通孔、2d,2e…ピニオンギヤ支持孔、2f,2g…ピニオンギヤ用の外周面支持部、2h,2i…サイドギヤ通過孔、2i…リングギヤ取付用フランジ、2k,2m…スラストワッシャ受部、2p,2q…ピニオンギヤ用の背面支持部、3,4…サイドギヤ、3a,4a…ボス部、3b,4b…ギヤ噛合部、3c,4c…貫通孔、3d,4d…連結孔、3e,4e…受孔、3f,4f…摺動部、5,6…ピニオンギヤ、5a,6a…第1ギヤ摺動部、5b,6b…第2ギヤ摺動部、5c,6c…ギヤ噛合部、5d,6d…第3摺動部、5e,6e…カム孔、7…アクスルスペーサ、7a,7b,8a,8b…受面、7c…ピニオンギヤ支持孔、7d,7e…ピニオンギヤ用の外周面支持部、8,9…スラストワッシャ、21…車両用差動装置、71…アクスルスペーサ、72,73…スペーサエレメント、72a,73a…ピニオンギヤ支持孔、72b,73b…ピニオンギヤ用の外周面支持部、72c,73c…自由端面、31…車両用差動装置、74…カム機構、75…ボール、a,c…支持中心部、b…噛み合い中心部、S,S…ギヤ軸、V,W…仮想面、L…軸線、O…回転軸線

Claims (3)

  1. 一対のピニオンギヤ支持孔を有し、駆動源の駆動力によって回転軸線の回りに回転するデフケースと、
    前記デフケース内に回転可能に収容され、かつ車軸に相対回転不能に連結される一対のサイドギヤと、
    前記一対のサイドギヤにギヤ軸を直交させて噛合するギヤ噛合部、前記ギヤ噛合部よりも前記回転軸線に遠い位置で前記一対のピニオンギヤ支持孔に摺動可能に支持された第1ギヤ摺動部、及び前記ギヤ噛合部よりも前記回転軸線に近い位置で摺動する第2ギヤ摺動部を有する一対のピニオンギヤと、
    前記一対のピニオンギヤの前記第2ギヤ摺動部を摺動可能に支持する一対のピニオンギヤ支持部を有し、前記一対のサイドギヤによって支持される支持部材と
    を備えた車両用差動装置。
  2. 前記一対のピニオンギヤは、前記第2ギヤ摺動部が前記第1ギヤ摺動部側から前記回転軸線側に突出する丸軸によって形成され、
    前記支持部材は、前記ピニオンギヤ支持部が前記ピニオンギヤの前記第2ギヤ摺動部の外周面を摺動可能に支持する請求項1に記載の車両用差動装置。
  3. 前記支持部材は、前記一対のピニオンギヤのギヤ軸と交差する仮想面を境界面として2分割する一対のエレメントによって形成されている請求項1又は2に記載の車両用差動装置。
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