JP2011016790A - ピラゾリノン誘導体の精製方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のカラムクロマトグラフィによるピラゾリノン誘導体の精製方法は工業的に必ずしも容易ではなく、前記以外の方法でピラゾリノン誘導体を工業的に容易に精製する方法が求められている。
【解決手段】式(1)
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基等を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、
R6はアルキル基等を表し、
Xはアルキル基、アルキルチオ基等を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む混合物とピラゾリノン誘導体を溶解し得る良溶媒とを含む溶液、及び
貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析する工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法。
【選択図】なし
【解決手段】式(1)
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基等を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、
R6はアルキル基等を表し、
Xはアルキル基、アルキルチオ基等を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む混合物とピラゾリノン誘導体を溶解し得る良溶媒とを含む溶液、及び
貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析する工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法。
【選択図】なし
Description
ピラゾリノン誘導体の精製方法等に関する。
1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンなどのピラゾリノン誘導体は、植物病害防除効力を有することが知られている。該誘導体の精製方法としては、該誘導体を含む混合物をカラムクロマトグラフィで精製する方法が特許文献1に記載されている。
しかしながら、前記したカラムクロマトグラフィによるピラゾリノン誘導体の精製方法は工業的に必ずしも容易ではなく、前記以外の方法でピラゾリノン誘導体を工業的に容易に精製する方法が求められている。
このような状況下、本発明者らは以下に記載された発明に至った。すなわち、本発明は、
[1] 式(1)
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、ハロアルコキシ基、アルキルチオ基、ハロアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいフェノキシ基を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよく、
R6は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Xは置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキニルオキシ基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルケニルチオ基、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液、及び
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法;
[1] 式(1)
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、ハロアルコキシ基、アルキルチオ基、ハロアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいフェノキシ基を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよく、
R6は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Xは置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキニルオキシ基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルケニルチオ基、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液、及び
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法;
[2] 該ピラゾリノン誘導体を含む溶液が、溶媒として芳香族炭化水素を含む[1]記載の方法;
[3] 貧溶媒が脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種の炭化水素である[1]又は[2]記載の方法;
[4] 溶媒100重量部に対して、式(1)で示されるピラゾリノン誘導体が1〜50重量部含まれるように混合する[1]〜[3]のいずれか記載の方法;
[5] 晶析を−20℃〜20℃の範囲から選ばれる温度で実施する[1]〜[4]のいずれか記載の方法;
[6]貧溶媒に、式(1)で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液を加えてピラゾリノン誘導体を晶析させる[1]〜[5]のいずれか記載の方法;
[3] 貧溶媒が脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種の炭化水素である[1]又は[2]記載の方法;
[4] 溶媒100重量部に対して、式(1)で示されるピラゾリノン誘導体が1〜50重量部含まれるように混合する[1]〜[3]のいずれか記載の方法;
[5] 晶析を−20℃〜20℃の範囲から選ばれる温度で実施する[1]〜[4]のいずれか記載の方法;
[6]貧溶媒に、式(1)で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液を加えてピラゾリノン誘導体を晶析させる[1]〜[5]のいずれか記載の方法;
[7] 式(1)
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、ハロアルコキシ基、アルキルチオ基、ハロアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいフェノキシ基を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよく、
R6は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Xは置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキニルオキシ基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルケニルチオ基、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液、及び
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させるピラゾリノン誘導体の精製方法であり、
下記第1工程〜第3工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法;
第1工程:貧溶媒中に、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の一部を加えて、混合液(1)を得る工程。
第2工程:混合液(1)に含まれる該ピラゾリノン誘導体を晶析させて、該ピラゾリノン誘導体の結晶を含む混合液(2)を得る工程。
第3工程:混合液(2)に、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の残部をさらに加えて、該ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程。
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、ハロアルコキシ基、アルキルチオ基、ハロアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいフェノキシ基を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよく、
R6は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Xは置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキニルオキシ基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルケニルチオ基、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液、及び
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させるピラゾリノン誘導体の精製方法であり、
下記第1工程〜第3工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法;
第1工程:貧溶媒中に、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の一部を加えて、混合液(1)を得る工程。
第2工程:混合液(1)に含まれる該ピラゾリノン誘導体を晶析させて、該ピラゾリノン誘導体の結晶を含む混合液(2)を得る工程。
第3工程:混合液(2)に、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の残部をさらに加えて、該ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程。
[8] 第1工程の該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の使用量が、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の全使用量100重量部に対して、1〜10重量部である[7]記載の方法;
[9] 所要動力0.05〜0.7kW/m3で三枚後退翼により攪拌しながら晶析する[1]〜[6]いずれか記載の精製方法;
[10] 所要動力0.05〜0.7kW/m3で三枚後退翼により攪拌しながら晶析する[7]又は[8]記載の精製方法;
等である。
[9] 所要動力0.05〜0.7kW/m3で三枚後退翼により攪拌しながら晶析する[1]〜[6]いずれか記載の精製方法;
[10] 所要動力0.05〜0.7kW/m3で三枚後退翼により攪拌しながら晶析する[7]又は[8]記載の精製方法;
等である。
本発明の方法によれば、前記式(1)で示されるピラゾリノン誘導体を工業的に容易に精製することが可能である。
本発明は、前記式(1)で示される誘導体(以下、誘導体(1)と記すことがある。)を含む溶液(以下、溶液(2)と記すことがある。)、及び
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程を含む。
誘導体(1)におけるR1、R2、R3、R4又はR5で示されるハロゲン原子の例としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子が挙げられ、
アルキル基の例としては、C1〜C5アルキル基(例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基)が挙げられ、
ハロアルキル基の例としては、C1〜C5ハロアルキル基(例えばトリフルオロメチル基、テトラフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基)が挙げられ、
アルコキシ基の例としては、C1〜C5アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基)が挙げられ、
アルコキシアルキル基の例としては、C1〜C3アルコキシC1〜C3アルキル基(例えば、メトキシメチル基)が挙げられ、
アルコキシアルコキシ基の例としては、C1〜C3アルコキシC1〜C3アルコキシ基(例えば、メトキシメトキシ基)が挙げられ、
ハロアルコキシ基の例としては、C1〜C5ハロアルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、テトラフルオロエトキシ基)が挙げられ、
アルキルチオ基としては、C1〜C5アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基)が挙げられ、
ハロアルキルチオ基の例としては、C1〜C5ハロアルキルチオ基(例えば、トリフルオロメチルチオ基)が挙げられる。
尚、本発明では、Cn〜Cmとは、炭素数n〜mを意味し、例えば、C1〜C5アルキル基とは、炭素数1〜5のアルキル基を意味する。
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程を含む。
誘導体(1)におけるR1、R2、R3、R4又はR5で示されるハロゲン原子の例としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子が挙げられ、
アルキル基の例としては、C1〜C5アルキル基(例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基)が挙げられ、
ハロアルキル基の例としては、C1〜C5ハロアルキル基(例えばトリフルオロメチル基、テトラフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基)が挙げられ、
アルコキシ基の例としては、C1〜C5アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基)が挙げられ、
アルコキシアルキル基の例としては、C1〜C3アルコキシC1〜C3アルキル基(例えば、メトキシメチル基)が挙げられ、
アルコキシアルコキシ基の例としては、C1〜C3アルコキシC1〜C3アルコキシ基(例えば、メトキシメトキシ基)が挙げられ、
ハロアルコキシ基の例としては、C1〜C5ハロアルコキシ基(例えば、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、テトラフルオロエトキシ基)が挙げられ、
アルキルチオ基としては、C1〜C5アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基)が挙げられ、
ハロアルキルチオ基の例としては、C1〜C5ハロアルキルチオ基(例えば、トリフルオロメチルチオ基)が挙げられる。
尚、本発明では、Cn〜Cmとは、炭素数n〜mを意味し、例えば、C1〜C5アルキル基とは、炭素数1〜5のアルキル基を意味する。
置換基を有していてもよいフェニル基とは、1〜5個の置換基を有していてもよいフェニル基を意味し、置換基を有していてもよいフェノキシ基とは、1〜5個の置換基を有していてもよいフェノキシ基を意味する。
尚、本発明の置換基の例としては、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、C1〜C5アルキル基(例えばメチル基、エチル基)、C1〜C5アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基)、C1〜C5アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基)、C1〜C5ハロアルキル基(好ましくはC1〜C2ハロアルキル基:例えばトリフルオロメチル基)、C1〜C5ハロアルコキシ基(好ましくはC1〜C2ハロアルコキシ基:例えばトリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基)、C1〜C5ハロアルキルチオ基(好ましくはC1〜C2ハロアルキルチオ基:例えばトリフルオロメチルチオ基)及びシアノ基を挙げることができる。
また、R1、R2、R3、R4およびR5は、これらのうち隣接する2つが結合して−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基(好ましくは、トリメチレン基(−(CH2)3−)、テトラメチレン基(−(CH2)4−)のC1〜C6アルキレン基)を表す。ここで隣接する2つの結合としては、R1とR3との結合、R3とR5との結合、R5とR4との結合、R4とR2との結合を挙げることができる。
アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよい。
アルキレン基に含まれるメチレン基が酸素原子に置き換わった例としては、メチレンジオキシ基(−O−CH2-O−)、−OCH2CH2−で示される基を挙げることができる。
−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子がハロゲン原子で置き換わった例としては、ジフルオロメチレンジオキシ基(−O−CF2−O−)が挙げられ、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子がアルキル基で置き換わった例としては、−OCH2CH(CH3)−で示される基が挙げられる。
アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよい。
アルキレン基に含まれるメチレン基が酸素原子に置き換わった例としては、メチレンジオキシ基(−O−CH2-O−)、−OCH2CH2−で示される基を挙げることができる。
−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子がハロゲン原子で置き換わった例としては、ジフルオロメチレンジオキシ基(−O−CF2−O−)が挙げられ、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子がアルキル基で置き換わった例としては、−OCH2CH(CH3)−で示される基が挙げられる。
誘導体(1)において、R1、R2、R3、R4およびR5のうち、1つ以上3つ以下の基がハロゲン原子(特に塩素原子)、アルキル基(特にメチル基)またはハロアルキル基(特にトリフルオロメチル基)であり、残りの全てが水素原子である化合物が好ましい。更に、R3、R4およびR5が水素原子である化合物がより好ましい。
誘導体(1)においてR6で示される、置換基を有していてもよいアルキル基の例としては、C1〜C10アルキル基(例えばエチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、1−メチルブチル基、1−エチルプロピル基)、C1〜C10ハロアルキル基(例えば、1−メチル−2,2,2―トリフルオロエチル基、1−メチル−3−クロロプロピル基)、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル基(例えば、2−メトキシエチル基)、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル基(例えば、2−メチルチオエチル基)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5アルキル基(例えば、1―メチル−(2,2,2―トリフルオロエトキシ)エチル基等)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5ハロアルキル基、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5アルキル基(例えば、1―メチル−(2,2,2―トリフルオロエチルチオ)エチル基)、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5ハロアルキル基、シアノC1〜C5アルキル基(例えば、1−シアノエチル基)、シアノC1〜C5ハロアルキル基(例えば、1―シアノ−2,2,2―トリフルオロエチル基)、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル基(例えば、1−(メトキシカルボニル)エチル基)、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基で置換されたC1〜C5アルキル基(例えば、1−シクロプロピルエチル基)、または置換基を1〜5個有していてもよいC7〜C17アラルキル基(例えば、ベンジル基、α−メチルベンジル基、α、α−ジメチルベンジル基)を挙げることができる。
R6で示される、置換基を有していてもよいアルケニル基の例としては、C2〜C10アルケニル基(例えば、1−メチル−2−プロペニル基)、C2〜C10ハロアルケニル基(例えば、2−クロロ−1−メチル−2−プロペニル基)を挙げることができ、
置換基を有していてもよいアルキニル基の例としては、C2〜C10アルキニル基(例えば、1−メチル−2−プロピニル基)、C2〜C10ハロアルキニル基(例えば、1−メチル−2−クロロ−3−ブチニル基)を挙げることができ、
置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基の例としては、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基(例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基)を挙げることができる。
置換基を有していてもよいアルキニル基の例としては、C2〜C10アルキニル基(例えば、1−メチル−2−プロピニル基)、C2〜C10ハロアルキニル基(例えば、1−メチル−2−クロロ−3−ブチニル基)を挙げることができ、
置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基の例としては、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基(例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基)を挙げることができる。
R6で示される、置換基を有していてもよいフェニル基の例としては、フェニル基等を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルキル基の例としては、C1〜C10アルキル基(好ましくはC1〜C5アルキル基:例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、2−メチルブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基)、C1〜C10ハロアルキル基(例えば、トリフルオロメチル基、テトラフルオロエチル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、4−クロロブチル基)、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル基(例えば、メトキシメチル基、2−メトキシエチル基)、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル基(例えば、メチルチオメチル基、2−メチルチオエチル基)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5アルキル基(例えば、2,2,2−トリフルオロエトキシメチル基)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5ハロアルキル基、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5アルキル基(例えば、2,2,2−トリフルオロエチルチオメチル基等)、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5ハロアルキル基、シアノC1〜C5アルキル基(例えば、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シアノエチル基)、シアノC1〜C5ハロアルキル基、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル基(例えば、1−(メトキシカルボニル)エチル基等)、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基を有するC1〜C5アルキル基(例えば、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基)または置換基を有していてもよいC7〜C17アラルキル基(例えば、ベンジル基、α−メチルベンジル基、α、α−ジメチルベンジル基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルケニル基の例としては、C2〜C10アルケニル基(例えば、ビニル基、1−プロペニル基,2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基)、C2〜C10ハロアルケニル基(例えば、3,3,3−トリフルオロプロペニル基、1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−2−プロペニル基等)が挙げられる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルキニル基の例としては、C2〜C10アルキニル基(例えば、エチニル基、プロパルギル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基)またはC2〜C10ハロアルキニル基(例えば、3,3,3−テトラフルオロプロピニル基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいフェニル基としてはフェニル基があげられる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルキニル基の例としては、C2〜C10アルキニル基(例えば、エチニル基、プロパルギル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基)またはC2〜C10ハロアルキニル基(例えば、3,3,3−テトラフルオロプロピニル基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいフェニル基としてはフェニル基があげられる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルコキシ基の例としては、C1〜C10アルコキシ基(好ましくはC1〜C5アルコキシ基:例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソブトキシ基、2−メチルブトキシ基、イソペンチルオキシ基)、C1〜C10ハロアルコキシ基(好ましくはC1〜C5ハロアルコキシ基:例えばトリフルオロエトキシ基、テトラフルオロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、テトラフルオロプロポキシ基、2−クロロエトキシ基、3−クロロプロポキシ基、4−クロロブトキシ基)、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルコキシ基(例えば、2−メトキシエトキシ基)、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルコキシ基(例えば、2−メチルチオエトキシ基等)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5アルコキシ基(例えば、2,2,2−テトラフルオロエトキシメトキシ基)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5ハロアルコキシ基、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5アルコキシ基(例えば、2,2,2−トリフルオロエチルチオメトキシ基)、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5ハロアルコキシ基、シアノC1〜C5アルコキシ基(例えば、2−シアノエトキシ基)、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルコキシ基(例えば、2−(メトキシカルボニル)エチル基)、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基を有するC1〜C5アルコキシ基(例えば、シクロプロピルメトキシ基、シクロブチルメトキシ基、シクロペンチルメトキシ基、シクロヘキシルメトキシ基)または置換基を有していてもよいC7〜C17アラルキルオキシ基(例えば、ベンジルオキシ基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基の例としては、C2〜C10アルケニルオキシ基(好ましくはC2〜C5アルケニルオキシ基:例えば、2−プロペニルオキシ基、2−ブテニルオキシ基、3−ブテニルオキシ基等)、またはC2〜C10ハロアルケニルオキシ基(好ましくはC2〜C5ハロアルキニルオキシ基:例えば、2,3,3−テトラフルオロ−2−プロペニルオキシ基、4,4,4−テトラフルオロ−2−ブテニルオキシ基、2,3−ジフルオロ−2−ブテニルオキシ基、2,4,4,4−テトラフルオロ−2−ブテニルオキシ基等)等が挙げられる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換されていてもよいアルキニルオキシ基としては、C2〜C10アルキニルオキシ基(好ましくはC2〜C5アルキニルオキシ基:例えば、2−プロピニルオキシ基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニルオキシ基等)またはC2〜C10ハロアルキニルオキシ基(好ましくは: C2〜C5ハロアルキニルオキシ基:例えば、4−クロロ−2−ブチニルオキシ基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいフェノキシ基の例としては、フェノキシ基を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換されていてもよいアルキニルオキシ基としては、C2〜C10アルキニルオキシ基(好ましくはC2〜C5アルキニルオキシ基:例えば、2−プロピニルオキシ基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニルオキシ基等)またはC2〜C10ハロアルキニルオキシ基(好ましくは: C2〜C5ハロアルキニルオキシ基:例えば、4−クロロ−2−ブチニルオキシ基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいフェノキシ基の例としては、フェノキシ基を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルキルチオ基としては、C1〜C10アルキルチオ基(好ましくはC1〜C5アルキルチオ基:例えばメチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチルチオ基、イソブチルチオ基、2−メチルブチルチオ基、イソペンチルチオ基)、C1〜C10ハロアルキルチオ基(好ましくはC1〜C5ハロアルキルチオ基:例えば、トリフルオロエチルチオ基、テトラフルオロエチルチオ基、ペンタフルオロエチルチオ基、テトラフルオロプロピルチオ基、2−クロロエチルチオ基、3−クロロプロピルチオ基、4−クロロブチルチオ基等)、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキルチオ基(例えば、2−メトキシエチルチオ基)、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキルチオ基(例えば、2−メチルチオエチルチオ基)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5アルキルチオ基(例えば、2,2,2−テトラフルオロエトキシメチルチオ基)、C1〜C5ハロアルコキシC1〜C5ハロアルキルチオ基、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5アルキルチオ基(例えば、2,2,2−テトラフルオロエチルチオメチルチオ基)、C1〜C5ハロアルキルチオC1〜C5ハロアルキルチオ基、シアノC1〜C5アルキルチオ基(例えば、2−シアノエチルチオ基等)、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキルチオ基(例えば、2−(メトキシカルボニル)エチルチオ基)、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基を有するC1〜C5アルキルチオ基(例えば、シクロプロピルメチルチオ基、シクロブチルメチルチオ基、シクロペンチルメチルチオ基、シクロヘキシルメチルチオ基、(1−シクロペンテニル)メチルチオ基、(1−シクロヘキセニル)メチルチオ基等)または置換基を有していてもよいC7〜C17アラルキルチオ基(例えば、ベンジルチオ基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルケニルチオ基の例としては、C2〜C10アルケニルチオ基(好ましくはC2〜C5アルケニルチオ基:例えば、2−プロペニルチオ基、2−ブテニルチオ基、3−ブテニルチオ基)、またはC2〜C10ハロアルケニルチオ基(好ましくはC2〜C5ハロアルケニルチオ基:例えば、2,3,3−テトラフルオロ−2−プロペニルチオ基、4,4,4−テトラフルオロ−2−ブテニルチオ基、2,3−ジフルオロ−2−ブテニルチオ基、2,4,4,4−テトラフルオロ−2−ブテニルチオ基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基としては、C2〜C10アルキニルチオ基(好ましくはC2〜C5アルキニルチオ基:例えば、2−プロピニルチオ基、2−ブチニルチオ基、3−ブチニルチオ基等)またはC2〜C10ハロアルキニルチオ基(好ましくはC2〜C5ハロアルキニルチオ基)等が挙げられる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいフェニルチオ基の例としては、置換基を有していてもよいフェニルチオ基等を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基の例としては、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基(例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、1−シクロペンテニル基、2−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、1,3−シクロペンタジエニル基、2,4−シクロペンタジエニル基、1−シクロヘキセニル基、2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基としては、C2〜C10アルキニルチオ基(好ましくはC2〜C5アルキニルチオ基:例えば、2−プロピニルチオ基、2−ブチニルチオ基、3−ブチニルチオ基等)またはC2〜C10ハロアルキニルチオ基(好ましくはC2〜C5ハロアルキニルチオ基)等が挙げられる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよいフェニルチオ基の例としては、置換基を有していてもよいフェニルチオ基等を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xで示される、置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基の例としては、ハロゲン原子を有していてもよく不飽和結合を含んでいてもよいC3〜C8脂環式炭化水素基(例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、1−シクロペンテニル基、2−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、1,3−シクロペンタジエニル基、2,4−シクロペンタジエニル基、1−シクロヘキセニル基、2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基)を挙げることができる。
誘導体(1)において、Xに含まれる好ましい置換基の種類としては、C1〜C5アルキル基、C1〜C5アルコキシ基、C1〜C5ハロアルコキシ基、C2〜C5アルケニルオキシ基、C2〜C5ハロアルケニルオキシ基、C2〜C5アルキニルオキシ基、C2〜C5ハロアルキニルオキシ基、C1〜C5アルキルチオ基、C1〜C5ハロアルキルチオ基、C2〜C5アルケニルチオ基、C2〜C5ハロアルケニルチオ基、C2〜C5アルキニルチオ基、C2〜C5ハロアルキニルチオ基があげられる。
本発明で用いられる溶液(2)は、誘導体(1)を溶解し得る溶媒(以下、良溶媒と記すことがある)及び誘導体(1)のほかに、更に、誘導体(1)を製造する際などに生じる未反応原料や、反応副生成物などが含まれていてもよい溶液であり、好ましくは、溶媒として良溶媒を用いて誘導体(1)を調製して得られる反応混合物である。
具体的に溶液(2)の調製方法を例示すると、下記式(A)
で表される化合物のアルカリ金属塩に、下記式(A')
具体的に溶液(2)の調製方法を例示すると、下記式(A)
で表される化合物のアルカリ金属塩に、下記式(A')
式(B)で表される化合物のアルカリ金属塩に、式(A')で示される化合物を良溶媒中で反応させ、誘導体(1)を含む反応混合物を得る方法、
などが挙げられる。
などが挙げられる。
溶液(2)としては、前記例示された調製方法によって得られた誘導体(1)を含む反応混合物を、塩酸水、硫酸水などの鉱酸水、水などで洗浄したものが好ましい。鉱酸水で洗浄したものは、中和するために、炭酸水素ナトリウムなどの塩基を含む水溶液や水でさらに洗浄することが好ましい。
溶液(2)に含まれる良溶媒としては、例えば、1、4−ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル溶媒、例えば、メチルイソブチルケトンなどのケトン溶媒、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素溶媒などが挙げられる。
本発明の方法において、良溶媒としては芳香族炭化水素溶媒が好ましい。
本発明の方法において、良溶媒としては芳香族炭化水素溶媒が好ましい。
溶液(2)に含まれる誘導体(1)は全て溶解している。溶液(2)における誘導体(1)の含有量としては、1〜50重量%程度であり、好ましくは、10〜40重量%である。
また、溶液(2)における良溶媒の含有量としては、50〜99重量%程度であり、好ましくは、60〜90重量%である。
溶液(2)には、誘導体(1)を製造する際などに生じる未反応原料や、反応副生成物などが含まれていてもよいが、誘導体(1)及び良溶媒の合計が溶液(2)における90重量%以上であることが好ましい。
また、溶液(2)における良溶媒の含有量としては、50〜99重量%程度であり、好ましくは、60〜90重量%である。
溶液(2)には、誘導体(1)を製造する際などに生じる未反応原料や、反応副生成物などが含まれていてもよいが、誘導体(1)及び良溶媒の合計が溶液(2)における90重量%以上であることが好ましい。
本発明の方法は、溶液(2)及び貧溶媒を混合して、誘導体(1)を晶析させる工程(以下、晶析工程と記すことがある)を含む。
ここで、貧溶媒とは、誘導体(1)の溶解度が良溶媒よりも低く、かつ、該良溶媒とは均一に混合し得る溶媒である。好ましくは誘導体(1)の溶解度が1g/100ml以下の貧溶媒である。
ここで、貧溶媒とは、誘導体(1)の溶解度が良溶媒よりも低く、かつ、該良溶媒とは均一に混合し得る溶媒である。好ましくは誘導体(1)の溶解度が1g/100ml以下の貧溶媒である。
本発明で用いられる貧溶媒としては、例えば、n−ヘプタン、2−メチルブタン、n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの脂肪族炭化水素溶媒、例えば、シクロヘプタン、シクロヘキサン、1−メチルシクロヘプタンなどの脂環式炭化水素溶媒、及び、これら溶媒の2種以上を混合したもの等が挙げられる。
晶析工程に用いられる溶液(2)の温度としては、10℃以上該溶液に含まれる良溶媒の沸点未満であることが好ましく、特に、20〜90℃、とりわけ、50℃〜80℃であることが好ましい。
また、晶析工程に用いられる貧溶媒の温度としては、−50℃以上、溶液(2)に含まれる良溶媒又は貧溶媒の沸点未満の温度範囲であることが好ましく、特に、−20℃〜20℃であることが好ましい。
さらに、晶析工程で溶液(2)及び貧溶媒を混合して得られる混合液(以下、混合液(1)と記すことがある)の温度としては、−50℃以上、溶液(2)に含まれる良溶媒又は貧溶媒の沸点未満の温度範囲であることが好ましく、特に、−20℃〜20℃の範囲であることが好ましい。
また、晶析工程に用いられる貧溶媒の温度としては、−50℃以上、溶液(2)に含まれる良溶媒又は貧溶媒の沸点未満の温度範囲であることが好ましく、特に、−20℃〜20℃であることが好ましい。
さらに、晶析工程で溶液(2)及び貧溶媒を混合して得られる混合液(以下、混合液(1)と記すことがある)の温度としては、−50℃以上、溶液(2)に含まれる良溶媒又は貧溶媒の沸点未満の温度範囲であることが好ましく、特に、−20℃〜20℃の範囲であることが好ましい。
晶析工程に用いられる溶液(2)の合計量としては、晶析工程に用いられる貧溶媒100重量部に対して、誘導体(1)を11〜50重量部含む溶液(2)の量であることが好ましい。
晶析工程を具体的に例示すると、同一の容器に溶液(2)及び貧溶媒を同時に加える方法、溶液(2)中に貧溶媒を加える方法、貧溶媒中に溶液(2)を加える方法が挙げられる。いずれの方法も、徐々に加える方法が好ましい。
晶析工程としては、貧溶媒中に溶液(2)を徐々に加える工程を有することが好ましく、とりわけ下記第1工程〜第3工程を有すると、得られる誘導体(1)の濾過性に優れることから好ましい。
第1工程:貧溶媒中に、溶液(2)の一部を加えて、混合液(1)を得る工程。
第2工程:混合液(1)に含まれる該ピラゾリノン誘導体を晶析させて、該ピラゾリノン誘導体の結晶を含む混合液(2)を得る工程。
第3工程:混合液(2)に、溶液(2)の残部をさらに加えて、該ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程。
晶析工程としては、貧溶媒中に溶液(2)を徐々に加える工程を有することが好ましく、とりわけ下記第1工程〜第3工程を有すると、得られる誘導体(1)の濾過性に優れることから好ましい。
第1工程:貧溶媒中に、溶液(2)の一部を加えて、混合液(1)を得る工程。
第2工程:混合液(1)に含まれる該ピラゾリノン誘導体を晶析させて、該ピラゾリノン誘導体の結晶を含む混合液(2)を得る工程。
第3工程:混合液(2)に、溶液(2)の残部をさらに加えて、該ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程。
第1工程は、貧溶媒中に溶液(2)の一部を加え、混合液(1)を得る工程である。
第1工程において、誘導体(1)の結晶が析出してもよいが、得られる誘導体(1)の純度の観点から、析出しない程度に混合液(1)の温度を調整することが好ましい。第1工程は、例えば、40℃未満で行われることが好ましく、混合液(1)の温度が低いほど誘導体(1)の結晶が析出しやすい傾向がある。
第1工程において、誘導体(1)の結晶が析出してもよいが、得られる誘導体(1)の純度の観点から、析出しない程度に混合液(1)の温度を調整することが好ましい。第1工程は、例えば、40℃未満で行われることが好ましく、混合液(1)の温度が低いほど誘導体(1)の結晶が析出しやすい傾向がある。
第1工程の溶液(2)の使用量が、溶液(2)の全使用量100重量部に対して、1〜10重量部であることが好ましい。
第2工程は、混合液(1)に含まれる誘導体(1)を晶析させて、誘導体(1)の結晶を含む混合液(2)を得る工程であり、具体的には、第1工程で得られた混合液(1)を、例えば、20℃未満、好ましくは、−20℃〜20℃の温度範囲で保温しながら誘導体(1)を晶析する工程を挙げることができる。
第2工程は、混合液(2)に含まれる誘導体(1)の結晶の析出量が増加しなくなるまで上記温度範囲で保温することが好ましい。
第2工程における保温時間は、保温温度によって異なるが、10分間〜10時間程度が好ましい。
第2工程は、混合液(2)に含まれる誘導体(1)の結晶の析出量が増加しなくなるまで上記温度範囲で保温することが好ましい。
第2工程における保温時間は、保温温度によって異なるが、10分間〜10時間程度が好ましい。
第3工程は、混合液(2)に、溶液(2)の残部をさらに加えて、誘導体(1)を晶析させる工程であり、具体的には、混合液(2)と溶液(2)の残部との混合物を40℃未満、好ましくは、−20℃〜20℃の温度範囲に保温される程度に、混合液(2)に溶液(2)の残部を徐々に加える工程を挙げることができる。
第3工程は、第3工程で得られる混合液に含まれる誘導体(1)の結晶の析出量が増加しなくなるまで上記温度範囲で保温することが好ましい。
第3工程における保温時間は、保温温度によって異なるが、30分間〜10時間、好ましくは1〜8時間程度が好ましい。
第3工程は、第3工程で得られる混合液に含まれる誘導体(1)の結晶の析出量が増加しなくなるまで上記温度範囲で保温することが好ましい。
第3工程における保温時間は、保温温度によって異なるが、30分間〜10時間、好ましくは1〜8時間程度が好ましい。
本発明の晶析工程は、三枚後退翼、平三枚後退翼、傾斜パドル翼、平パドル翼、タービ 本発明の晶析工程は、三枚後退翼、平三枚後退翼、傾斜パドル翼、平パドル翼、タービン翼、ツインスター翼(商品名、神鋼環境ソリューション製)またはアンカー翼等により攪拌しながら誘導体(1)を晶析することが好ましい。より好ましくは、晶析工程が、前記第1工程〜第3工程を有し、少なくとも第3工程において、三枚後退翼、平三枚後退翼、傾斜パドル翼、平パドル翼、タービン翼、ツインスター翼又はアンカー翼等により攪拌しながら誘導体(1)を晶析させる。
攪拌時の所要動力としては、0.05〜0.7kW/m3の範囲が好ましい。上記範囲の所要動力であると濾過性の優れた粒状物として誘導体(1)を取り出すことができる。
攪拌時の所要動力としては、0.05〜0.7kW/m3の範囲が好ましい。上記範囲の所要動力であると濾過性の優れた粒状物として誘導体(1)を取り出すことができる。
本発明の方法によって得られた誘導体(1)の結晶は、例えば、フンダー濾過機、遠心分離機などの固液分離装置で容易に分離して取り出すことができる。また、得られた結晶は、さらに、水や有機溶媒で洗浄してもよく、また、さらに、乾燥してもよい。
かくして得られた結晶は、例えば、90重量%の誘導体(1)を含むものであり、好ましくは、95重量%の誘導体(1)を含むものである。
かくして得られた結晶は、例えば、90重量%の誘導体(1)を含むものであり、好ましくは、95重量%の誘導体(1)を含むものである。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明する。実施例、比較例中の「%」は、特記ない限り、重量%及び重量部である。
(実施例1)
(誘導体(1−1)と良溶媒とを含む溶液(2−1)の調製)
4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン 24.8g(131mmol)、キシレン54g、水12gの混合物に室温(約25℃)で攪拌しながら28%水酸化ナトリウム水溶液19.5g(136mmol)を滴下して固形分を溶解した。得られた溶解液にメタノール50gを添加し、15℃に冷却し、S−(2−プロペニル)=クロロチオホルメートを50.5%含むキシレン溶液の40.5g(149.3mmol)を2時間かけて滴下した。滴下と同時に、28%水酸化ナトリウム溶液を滴下してpHは11.5付近に維持した。滴下完了時28%水酸化ナトリウム水溶液の使用量は12.3g(148.9mmol)だった。滴下完了後の混合物を15℃にて1時間保温した後、室温(約20℃)まで昇温し、続いて、10%塩酸46g(126mmol)を添加してpH6に調整した。得られた混合物にヘキサン49gを室温で攪拌しながら30分かけて滴下し、室温にてさらに30分間攪拌を続けた。次に得られた析出物を濾過し、濾上物のウェットケーキをヘキサン50g、メタノール:水=1:2の混合物50gで順次、洗浄した。続いて、メタノール:水=1:2の混合物150gの中に洗浄したウェットケーキを混合し、濾過し、濾上物のウェットケーキを水100gで洗った。取り出したウェットケーキは、真空ポンプ減圧下に50℃で12時間かけて恒量となるまで乾燥し、1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン 33.31g(115.1mmol)を得た。
1H−NMR(CDCl3)
δ(ppm):7.20〜7.28(4H)、5.80〜5.97(1H)、5.49(2H)、5.14〜5.49(2H)、3.61(2H)、2.31(3H)。
(誘導体(1−1)と良溶媒とを含む溶液(2−1)の調製)
4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン 24.8g(131mmol)、キシレン54g、水12gの混合物に室温(約25℃)で攪拌しながら28%水酸化ナトリウム水溶液19.5g(136mmol)を滴下して固形分を溶解した。得られた溶解液にメタノール50gを添加し、15℃に冷却し、S−(2−プロペニル)=クロロチオホルメートを50.5%含むキシレン溶液の40.5g(149.3mmol)を2時間かけて滴下した。滴下と同時に、28%水酸化ナトリウム溶液を滴下してpHは11.5付近に維持した。滴下完了時28%水酸化ナトリウム水溶液の使用量は12.3g(148.9mmol)だった。滴下完了後の混合物を15℃にて1時間保温した後、室温(約20℃)まで昇温し、続いて、10%塩酸46g(126mmol)を添加してpH6に調整した。得られた混合物にヘキサン49gを室温で攪拌しながら30分かけて滴下し、室温にてさらに30分間攪拌を続けた。次に得られた析出物を濾過し、濾上物のウェットケーキをヘキサン50g、メタノール:水=1:2の混合物50gで順次、洗浄した。続いて、メタノール:水=1:2の混合物150gの中に洗浄したウェットケーキを混合し、濾過し、濾上物のウェットケーキを水100gで洗った。取り出したウェットケーキは、真空ポンプ減圧下に50℃で12時間かけて恒量となるまで乾燥し、1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン 33.31g(115.1mmol)を得た。
1H−NMR(CDCl3)
δ(ppm):7.20〜7.28(4H)、5.80〜5.97(1H)、5.49(2H)、5.14〜5.49(2H)、3.61(2H)、2.31(3H)。
1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンを84.9%含む水ウェットケーキ140.7kg(0.413mol)をテトラヒドロフラン(THF)119kgおよびキシレン238kgの混合液に加えて50℃付近に保温して溶解した溶液を得た。該溶液を水60kgで2回洗浄して1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンを含むTHF−キシレン溶液を調製した。
別の反応器に水酸化リチウム一水和物18.2kg(0.434mol)及びキシレン239kgを加えた後、10kPaの減圧下、加熱還流して留出してくる水7.1kgを除去した。上記反応器を減圧下、加熱還流させながら、上記の1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンを含むTHF−キシレン溶液の全量を10.5時間かけて一定速度で滴下した。還流液の一部を上記反応器から除去した。滴下終点での除去量は323kgだった。滴下終了後、更に1時間かけて加熱還流しながら還流液の一部(39kg)を除去した。
続いて、上記反応器に30kgのキシレンを加え、10kPaの減圧下単蒸留で同量の蒸留液を留出させる操作を二度繰り返した後、加熱還流して留出する水分を分液する操作を4時間行うことによって1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンのリチウム塩のキシレン溶液を調製した。
さらに、異なる反応器にTHF358kgを常圧下、65℃にて加熱還流した後、上記の1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンのリチウム塩のキシレン溶液の全量と、イソプロピルメシレートを55.6%含むキシレン溶液124kg(0.491mol)とを並行して1時間かけて滴下した。続いて、20時間約85℃で常圧下加熱還流を続けた後、30℃に冷却し、15kPaの減圧下に調整した後、昇温して単蒸留により436kgの溶媒を留去した。得られた反応混合物をキシレン388gで溶解し、得られた溶液を50℃にて水239kg、水239kgに25%水酸化ナトリウム15.6kgを添加した苛性水溶液、水178kgに20%硫酸水61gを添加した希硫酸及び水239kgで順次洗浄し、得られたキシレン溶液を10kPaの減圧下で濃縮し、1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン(誘導体1−1)を35%含むキシレン溶液(溶液2−1)315kgを得た。
別の反応器に水酸化リチウム一水和物18.2kg(0.434mol)及びキシレン239kgを加えた後、10kPaの減圧下、加熱還流して留出してくる水7.1kgを除去した。上記反応器を減圧下、加熱還流させながら、上記の1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンを含むTHF−キシレン溶液の全量を10.5時間かけて一定速度で滴下した。還流液の一部を上記反応器から除去した。滴下終点での除去量は323kgだった。滴下終了後、更に1時間かけて加熱還流しながら還流液の一部(39kg)を除去した。
続いて、上記反応器に30kgのキシレンを加え、10kPaの減圧下単蒸留で同量の蒸留液を留出させる操作を二度繰り返した後、加熱還流して留出する水分を分液する操作を4時間行うことによって1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンのリチウム塩のキシレン溶液を調製した。
さらに、異なる反応器にTHF358kgを常圧下、65℃にて加熱還流した後、上記の1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オンのリチウム塩のキシレン溶液の全量と、イソプロピルメシレートを55.6%含むキシレン溶液124kg(0.491mol)とを並行して1時間かけて滴下した。続いて、20時間約85℃で常圧下加熱還流を続けた後、30℃に冷却し、15kPaの減圧下に調整した後、昇温して単蒸留により436kgの溶媒を留去した。得られた反応混合物をキシレン388gで溶解し、得られた溶液を50℃にて水239kg、水239kgに25%水酸化ナトリウム15.6kgを添加した苛性水溶液、水178kgに20%硫酸水61gを添加した希硫酸及び水239kgで順次洗浄し、得られたキシレン溶液を10kPaの減圧下で濃縮し、1−〔(2−プロペニルチオ)カルボニル〕−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン(誘導体1−1)を35%含むキシレン溶液(溶液2−1)315kgを得た。
(第1工程)
三枚後退翼を具備した2Lの容器に、ヘキサン800gを仕込んだのち、該ヘキサンを5℃まで冷却した。次に、ヘキサンを攪拌しながら、約5℃にて、溶液(2−1)28gを1時間かけて滴下した。得られた混合液中には、結晶の析出は認められなかった。
(第2工程)
第1工程と同じ容器にて、得られた溶液を約5℃にて2時間、攪拌し、結晶の析出を認めた。
(第3工程)
第2工程と同じ2Lの容器にて、第2工程で得られた結晶を含む溶液は、約5℃にて、三枚後退翼により570rpmで攪拌されながら、溶液(2−1)526gが5時間かけて加えられた。得られた混合物は約5℃にて、さらに2時間攪拌された。この際の三枚後退翼の攪拌動力は0.4kW/m3であった。
三枚後退翼を具備した2Lの容器に、ヘキサン800gを仕込んだのち、該ヘキサンを5℃まで冷却した。次に、ヘキサンを攪拌しながら、約5℃にて、溶液(2−1)28gを1時間かけて滴下した。得られた混合液中には、結晶の析出は認められなかった。
(第2工程)
第1工程と同じ容器にて、得られた溶液を約5℃にて2時間、攪拌し、結晶の析出を認めた。
(第3工程)
第2工程と同じ2Lの容器にて、第2工程で得られた結晶を含む溶液は、約5℃にて、三枚後退翼により570rpmで攪拌されながら、溶液(2−1)526gが5時間かけて加えられた。得られた混合物は約5℃にて、さらに2時間攪拌された。この際の三枚後退翼の攪拌動力は0.4kW/m3であった。
得られた混合物を濾過して、誘導体(1−1)を主成分とする粒状物159gを得た。この際の濾過性は順調であった。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は97%以上であった。
なお、溶液(2−1)及び粒状物に含まれる誘導体(1−1)の含有量の測定は、高速液体クロマトグラフィによる内部標準法によって測定した結果であり、上記「粒状物の固形分」とは、JIS K-6828に準じた測定方法で行った。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は97%以上であった。
なお、溶液(2−1)及び粒状物に含まれる誘導体(1−1)の含有量の測定は、高速液体クロマトグラフィによる内部標準法によって測定した結果であり、上記「粒状物の固形分」とは、JIS K-6828に準じた測定方法で行った。
(実施例2)
(第1工程)
三枚後退翼を具備した容器にヘキサン800gを仕込んだのち、該ヘキサンを5℃まで冷却した。次に、該温度にて、溶液(2−1)56gを1時間かけて滴下した。得られた混合液中には、結晶の析出は認められなかった。
(第2工程)
第1工程と同じ容器にて、得られた溶液を約5℃にて2時間、攪拌し、結晶の析出を認めた。
(第3工程)
第2工程と同じ2Lの容器にて、第2工程で得られた結晶を含む溶液は、約5℃にて、三枚後退翼により570rpmで攪拌されながら、溶液(2−1)500gが2時間かけて加えられた。得られた混合物は約5℃にて、さらに2時間攪拌された。この際の三枚後退翼の攪拌動力は0.4kW/m3であった。
得られた混合物を濾過して、誘導体(1−1)を主成分とする粒状物を得た。この際の濾過性は順調であった。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は97%以上であった。
(第1工程)
三枚後退翼を具備した容器にヘキサン800gを仕込んだのち、該ヘキサンを5℃まで冷却した。次に、該温度にて、溶液(2−1)56gを1時間かけて滴下した。得られた混合液中には、結晶の析出は認められなかった。
(第2工程)
第1工程と同じ容器にて、得られた溶液を約5℃にて2時間、攪拌し、結晶の析出を認めた。
(第3工程)
第2工程と同じ2Lの容器にて、第2工程で得られた結晶を含む溶液は、約5℃にて、三枚後退翼により570rpmで攪拌されながら、溶液(2−1)500gが2時間かけて加えられた。得られた混合物は約5℃にて、さらに2時間攪拌された。この際の三枚後退翼の攪拌動力は0.4kW/m3であった。
得られた混合物を濾過して、誘導体(1−1)を主成分とする粒状物を得た。この際の濾過性は順調であった。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は97%以上であった。
(実施例3)
実施例1と同様にして得られた第2工程の溶液に、三枚後退翼で攪拌しながら、溶液(2−1)750gを、約5℃を維持しながら3時間かけて滴下した。得られた混合物を同温度にてさらに2時間攪拌した。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は97%以上であった。
実施例1と同様にして得られた第2工程の溶液に、三枚後退翼で攪拌しながら、溶液(2−1)750gを、約5℃を維持しながら3時間かけて滴下した。得られた混合物を同温度にてさらに2時間攪拌した。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は97%以上であった。
(実施例4)
(実施例4)
第3工程において、攪拌数670rpm、攪拌動力0.7kW/m3で攪拌する以外は、実施例1に準じて行った。
得られた混合物を濾過して、誘導体(1−1)を主成分とする粒状物を得た。この際の濾過性は順調であった。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は実施例1と同等の結果が得られた。
(実施例4)
第3工程において、攪拌数670rpm、攪拌動力0.7kW/m3で攪拌する以外は、実施例1に準じて行った。
得られた混合物を濾過して、誘導体(1−1)を主成分とする粒状物を得た。この際の濾過性は順調であった。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は実施例1と同等の結果が得られた。
(実施例5)
第3工程において、攪拌数360rpm、攪拌動力を0.10kW/m3で攪拌する以外は、実施例1に準じて行った。
得られた混合物を濾過して、誘導体(1−1)を主成分とする粒状物を得た。この際の濾過性は順調であった。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は実施例1と同等の結果が得られた。
第3工程において、攪拌数360rpm、攪拌動力を0.10kW/m3で攪拌する以外は、実施例1に準じて行った。
得られた混合物を濾過して、誘導体(1−1)を主成分とする粒状物を得た。この際の濾過性は順調であった。
上記粒状物の固形分に含まれる誘導体(1−1)の含有量は実施例1と同等の結果が得られた。
本発明の方法によれば、前記式(1)で示されるピラゾリノン誘導体を工業的に容易に精製することが可能である。
Claims (10)
- 式(1)
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、ハロアルコキシ基、アルキルチオ基、ハロアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいフェノキシ基を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよく、
R6は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Xは置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキニルオキシ基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルケニルチオ基、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液、及び
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法。 - 該ピラゾリノン誘導体を含む溶液が、溶媒として芳香族炭化水素を含む請求項1記載の精製方法。
- 貧溶媒が脂肪族炭化水素及び脂環式炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種の炭化水素である請求項1又は2記載の精製方法。
- 貧溶媒100重量部に対して、式(1)で示されるピラゾリノン誘導体が1〜50重量部含まれるように混合する請求項1〜3のいずれか記載の精製方法。
- 晶析を−20℃〜20℃の範囲から選ばれる温度で実施する請求項1〜4のいずれか記載の精製方法。
- 貧溶媒に、式(1)で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液を加えてピラゾリノン誘導体を晶析させる請求項1〜5のいずれか記載の精製方法。
- 式(1)
[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、ハロアルコキシ基、アルキルチオ基、ハロアルキルチオ基、シアノ基、ニトロ基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいフェノキシ基を表すか、
R1、R2、R3、R4およびR5のうち隣接する2つが結合した、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基を表し、アルキレン基に含まれるメチレン基は酸素原子に置き換わっていてもよく、−CH=CH−CH=CH−又はアルキレン基に含まれる水素原子はハロゲン原子又はアルキル基で置き換わっていてもよく、
R6は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Xは置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキニルオキシ基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルケニルチオ基、置換基を有していてもよいアルキニルチオ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基または置換基を有していてもよい脂環式炭化水素基を表し、
Yは酸素原子または硫黄原子を表す。]
で示されるピラゾリノン誘導体を含む溶液、及び
該ピラゾリノン誘導体が不溶または難溶な貧溶媒を混合して、ピラゾリノン誘導体を晶析させるピラゾリノン誘導体の精製方法であり、
下記第1工程〜第3工程を含むピラゾリノン誘導体の精製方法。
第1工程:貧溶媒中に、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の一部を加えて、混合液(1)を得る工程。
第2工程:混合液(1)に含まれる該ピラゾリノン誘導体を晶析させて、該ピラゾリノン誘導体の結晶を含む混合液(2)を得る工程。
第3工程:混合液(2)に、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の残部をさらに加えて、該ピラゾリノン誘導体を晶析させる工程。 - 第1工程の該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の使用量が、該ピラゾリノン誘導体を含む溶液の全使用量100重量部に対して、1〜10重量部である請求項7記載の精製方法。
- 所要動力0.05〜0.7kW/m3で三枚後退翼により攪拌しながら晶析する請求項1〜6のいずれか記載の精製方法。
- 第3工程において、所要動力0.05〜0.7kW/m3で三枚後退翼により攪拌しながら晶析する請求項7又は8記載の精製方法。
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