JP2008078784A - 配車システム - Google Patents
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Abstract
【課題】客が配車を依頼した際に、管理センタが空車状態の移動局を見出せない場合がある。これにより管理センタは、実車状態の移動局が空車状態に変わるまで、又は遠方から空車状態の移動局を配車するまでに長時間客を待たせてしまう虞が生じる。
【解決手段】本発明は、複数の基地局100と、移動局200と、管理センタ300と、を具備し、管理センタ300には、ポーリング方式によって基地局100を介して収集された移動局200ごとの動態情報、現在位置情報、送り先位置情報等が管理され、空車状態の移動局200が見出せない場合でも、実車状態の移動局200の送り先位置が新たに配車を依頼している客が依頼している配車場所、またはその近辺であり、この配車場所に最も速く到達することができるのであれば、実車状態の移動局200を新たに配車を依頼した客のための配車候補とする配車システムを提供する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、複数の基地局100と、移動局200と、管理センタ300と、を具備し、管理センタ300には、ポーリング方式によって基地局100を介して収集された移動局200ごとの動態情報、現在位置情報、送り先位置情報等が管理され、空車状態の移動局200が見出せない場合でも、実車状態の移動局200の送り先位置が新たに配車を依頼している客が依頼している配車場所、またはその近辺であり、この配車場所に最も速く到達することができるのであれば、実車状態の移動局200を新たに配車を依頼した客のための配車候補とする配車システムを提供する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、客からの配車依頼に応じて条件にあった移動局を配車候補とする配車システムに関する。
一般に、中規模タクシー会社等では通信システムとして、Automatic Vehicle Monitoring(以下、AVM)システム等の無線通信が利用されている。タクシーなどの移動局は、現在の位置情報をGlobal Positioning System(以下、GPS)により検出している。各移動局は、GPSによって収集された位置情報と、実車、空車、待機といった移動局の状態である動態情報やそのほかの情報(例えば移動方向、移動速度、事故情報)と、をポーリング信号によって基地局を介して管理センタに送信している。
詳細には管理センタが、全ての移動局に対して順番にポーリングを行い、全ての移動局の位置情報及び動態情報を収集する。収集された位置情報及び動態情報は、管理センタにて以前に利用した客の名前や住所等を有する客情報と共に管理されている。なおこのような配車システムにおいて、基地局は少なくとも1つであり、基地局は、それぞれ管理センタに接続されている。
客が管理センタに配車を依頼した際に、管理センタは、管理している移動局の位置情報及び動態情報を基にして客から依頼されている配車場所に最も速く到達することが可能で、且つ客が乗車していない空車状態の移動局を探車する。そして管理センタは、該当する移動局にポーリング信号にて配車の指示を連絡する。連絡を受けた移動局は、ACK(返送信号)を基地局100を介して管理センタ300に送信する。管理センタは、ACKを受信した移動局200に対して客情報を指示し、客が依頼している配車(移動局を来させる)場所に向かわせる。
このような配車システムにおいて、特許文献1には、無線通信システム及び音声通話切替方法を利用した配車システムが開示されている。
特開2006−033336号公報
上述した一般的な配車システムにおいて、朝夕や雨天時には、移動局は繁忙し、多くの移動局が実車状態となることがある。このようなときに管理センタは、客から配車を依頼されることがある。このような場合、管理センタは、実車状態の移動局が大半を占めて、近辺では空車状態の移動局を手配できないため、遠方から時間を掛けて空車状態の移動局を向かわせなければならない事態が発生する。これにより管理センタは、客に対して遠方に手配した空車状態の移動局が到着するまで長時間待たせてしまう虞が生じる。また、手配した後では、客の近くで空車状態の移動局が発生しても振り替えることは容易にはできない。
そのため本発明は、空車状態の移動局が見出せない場合でも、既に客を乗せている(実車状態の)移動局の送り先位置(乗客の目的地、乗客を降車させる場所)が新たに配車を依頼した新規客が依頼している配車場所、またはその近辺であり、新規客から依頼されている配車場所に最も速く到達することができるのであれば、この実車状態の移動局を新規客のための配車候補とする配車システムを提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、客の送り先位置である送り先位置情報を取得設定する情報端末と、ポーリング応答信号を送信することで現在位置情報と、客が乗車しているか否かを示す動態情報と、送り先位置情報を送信し、ポーリング信号を受信することで配車要求を受信する通信部と、を有する移動局と、客から移動局の配車を依頼された際に、動態情報が空車、または実車状態であっても予め設定された設定時間内に配車できる配車条件を満たす移動局を探索し、探索により見出された移動局にポーリング信号によって配車要求を送信する管理センタと、を具備することを特徴とする配車システムを提供する。
また本発明は目的を達成するために、前記実車状態の前記移動局に対する前記配車条件において、前記実車状態の前記移動局の前記現在位置から乗車している前記客の降車位置を経由して前記配車を依頼する前記客の指定する場所までにかかる時間が前記設定時間以内であれば、前記管理センタは、前記移動局に前記配車要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の配車システムを提供する。
また本発明は目的を達成するために、前記配車条件は、さらに前記客の要望、または趣向を満たす条件を有することを特徴とする請求項1に記載の配車システムを提供する。
また本発明は目的を達成するために、前記客の要望は、身障者用の前記移動局の配車を要求することを特徴とする請求項2に記載の配車システムを提供する。
また本発明は目的を達成するために、前記配車条件は、前記実車状態であっても前記移動局に乗車している前記客の送り先位置が配車を依頼した前記客の配車要求場所、または前記配車要求場所近辺であることを特徴とする請求項1に記載の配車システムを提供する。
また本発明は目的を達成するために、乗車する客の送り先位置情報を有している送り先位置情報所有部から前記送り先位置情報を読み取る読み取り端末と、ポーリング応答信号を送信することで現在位置情報と、前記客が乗車しているか否かを示す動態情報と、前記送り先位置情報を送信し、ポーリング信号を受信することで配車要求を受信する通信部と、を有する移動局と、前記客から前記移動局の配車を依頼された際に、前記動態情報が空車、または実車状態であっても予め設定された設定時間内に配車できる配車条件を満たす前記移動局を探索し、前記探索により見出された前記移動局に前記ポーリング信号によって配車要求を送信する管理センタと、を具備することを特徴とする配車システムを提供する。
本発明によれば、空車状態の移動局が見出せない場合でも、既に客を乗せている(実車状態の)移動局の送り先位置(乗客の目的地、乗客を降車させる場所)が新たに配車を依頼した新規客が依頼している配車場所、またはその近辺であり、新規客から依頼されている配車場所に最も速く到達することができるのであれば、この実車状態の移動局を新規客のための配車候補とする配車システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1乃至図5を参照して第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態における配車システムの構成図である。図2は、管理センタ300の構成を詳細に示した図である。図3は、管理センタ300が有する移動局200に関するデータベースの内訳を示す図である。図4は、本実施形態における配車システムの動作を示すフローチャートである。図5は、本実施形態における配車システムにおける移動局200の動作を示すフローチャートである。
図1乃至図5を参照して第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態における配車システムの構成図である。図2は、管理センタ300の構成を詳細に示した図である。図3は、管理センタ300が有する移動局200に関するデータベースの内訳を示す図である。図4は、本実施形態における配車システムの動作を示すフローチャートである。図5は、本実施形態における配車システムにおける移動局200の動作を示すフローチャートである。
また本実施形態における移動局200は、GPSを使用して、現在位置を把握している。なお本実施形態における配車地点とは、移動局の配車を依頼した客が、移動局を来させる場所である。また送り先位置とは、移動局に乗車する客の目的地である。
図1に示すように配車システムには、複数の基地局100と、例えばタクシーである複数の移動局200と、基地局100とデータ通信を行う管理センタ300と、電話回線400を介して管理センタ300に配車を依頼するために客が使用する電話機、FAX等の客情報端末500により構成されている。
それぞれの移動局200は、現在位置検出のために1つ、または複数の人工衛星150から発せられた電波151をアンテナ201aにより受信し、位置情報を生成するGPS部201と、無線信号(ポーリング信号Po1、ポーリング応答信号Po2)を基地局100とアンテナ202aを通じて送受信する無線通信部202と、を搭載している。また本実施形態における各移動局200には、客の送り先位置(目的地)情報を取得設定するための情報端末であるカーナビゲーションシステム(以下、カーナビ)203が搭載されている。
本実施形態における基地局100を介した管理センタ300と各移動局200とのデータの送受信方法について説明する。管理センタ300が、全ての移動局200に対してポーリングを行うと、基地局100がカバーするエリア内の移動局200の位置情報及び実車、空車、待機といった動態情報やその他の情報(例えば移動方向、移動速度、事故情報)が所定の順番(例えば後述するデータベースに登録されている移動局200の車両番号の順番)にて管理センタ300に収集される。
GPSにおいて、移動局200は、人工衛星150から発せられた電波151をGPS部201にて受信して、上述した現在の位置情報をリアルタイムに生成している。なお本配車システムにおける基地局100、移動局200は、少なくとも1つ以上で構成されており、本実施形態では簡略化のために3つのみ記載している。
基地局100は、管理センタ300からの指示により移動局200にポーリング信号Po1を送信する。このポーリング信号Po1を受信した移動局200は、ポーリング信号Po1に応答してポーリング応答信号Po2を基地局100に送信する。ポーリング信号Po1には、配車要求等が含まれ、ポーリング応答信号Po2には、配車要求に対するACK信号、GPSによる移動局200の位置情報及び移動局200の動態情報等が含まれている。
管理センタ300は、基地局100と通信をすることが可能である。これにより管理センタ300は、移動局200の位置情報及び動態情報等を管理する。管理センタ300は、基地局100と通信を行うたびに、移動局200の動態情報及び位置情報が順次更新される。更新された動態情報及び位置情報は、管理センタ300内部に設けられている後述するAVMサーバ303に順次書き換えられ、記憶される。
更に、図1では、基地局100は、管理センタ300とは独立した形態であるが、配車システムの規模に応じて基地局100と管理センタ300を一体に構成することもできる。
このように本配車システムにおいて、管理センタ300が基地局100を通じて移動局200に配車要求を送信し、且つACK信号、位置情報及び動態情報を順次受信するポーリングが行われている。
次に本実施形態における管理センタ300について図2を参照して詳細に説明する。
管理センタ300には、Computer Telephony Integration(以下、CTI)サーバ301と、位置サーバ302と、Automatic Vehicle Monitoring無線サーバ(以下、AVMサーバ)303と、通話録音サーバ304と、操作端末305とが設けられている。
管理センタ300には、Computer Telephony Integration(以下、CTI)サーバ301と、位置サーバ302と、Automatic Vehicle Monitoring無線サーバ(以下、AVMサーバ)303と、通話録音サーバ304と、操作端末305とが設けられている。
CTIサーバ301には、CTIサーバ301と電話回線400を介して接続している客情報端末500から得られた客の名前、電話番号、住所及び、これまで乗車した主たる区間(例えば、自宅と病院との間)や送り先位置といった客情報が登録されている。この客情報は、後述する操作端末305に設けられている表示部307に表示される。
格納部である位置サーバ302には、後述する図3に示す移動局200のデータベースが格納されている。このデータベースには、移動局200ごとに割り振られた車両番号、各移動局200の現在の動態情報、各移動局200の現在位置情報、各移動局200の進行方向情報、各移動局200の速度情報、客の送り先位置をコード化した送り先位置情報、客の送り先位置を文字にて表記した送り先位置地区情報等が含まれている。このデータベースは、客情報端末500、電話回線400を介して客から配車依頼があった際に、後述する表示部307に表示される。またこのデータベースは、後述するAVMサーバ303に管理されている移動局200の位置情報や動態情報を基にしている。
管理部であるAVMサーバ303には、基地局100を介して得られた移動局200の位置情報及び動態情報が管理されている。本実施形態では、ポーリング方式によってこれら情報が基地局100を介してAVMサーバ303に収集される。
通話録音サーバ304には、配車を依頼する客とオペレータとの電話における通話内容(通信記録)が録音されている。
オペレータが客から電話回線400、客情報端末500を介して配車を依頼された際に、表示部307には、予めデータベースに登録されている客であるならばCTIサーバ301によってこの客に関する客情報が表示される。客が新規であれば、オペレータは操作端末305に設けられている入力部306に新規客に関する客情報を入力する。またオペレータは、入力部306に客が依頼する移動局200の配車先(配車地点A)や配車時間といった詳細な情報(後述する配車条件B)を入力する。またオペレータと客との配車依頼に関する通話内容は通話録音サーバ304に録音されているために、オペレータは、後日通話内容を聞き返して入力部306に客情報等を入力することもできる。
次に本実施形態における位置サーバ302に格納されている移動局200のデータベースについて図3を参照して詳細に説明する。
データベースにおける車両番号とは、管理センタ300が移動局200を管理するために移動局200ごとに割り振った番号である。この番号は、移動局200の数だけ位置サーバ302に格納されている。またこの車両番号は、上述したように管理センタ300が全ての移動局200に対してポーリングをするために使用することもできる。
データベースにおける車両番号とは、管理センタ300が移動局200を管理するために移動局200ごとに割り振った番号である。この番号は、移動局200の数だけ位置サーバ302に格納されている。またこの車両番号は、上述したように管理センタ300が全ての移動局200に対してポーリングをするために使用することもできる。
動態情報は、上述したような移動局200の状態情報であり、ポーリング応答信号Po2によってAVMサーバ303に収集、管理される。現在位置情報は、移動局200ごとの現在位置情報であり、GPSによって移動局200ごとに収集され、動態情報と共にポーリング応答信号Po2によってAVMサーバ303に収集、管理される。動態情報、位置情報は、AVMサーバ303に収集、管理された後、データベースに登録されるために位置サーバ302に伝達される。
移動局200の進行方向情報は、移動局200の進む方向情報であり、GPSによって移動局200ごとに生成され、動態情報と共にポーリング応答信号Po2によってAVMサーバ303に収集、管理された後、データベースに登録されるために位置サーバ302に伝達される。
送り先位置情報は、移動局200の乗客の目的地である。客が移動局200に乗車し、送り先位置Cがカーナビ203等によって設定された際に、送り先位置情報は、動態情報と共にポーリング応答信号Po2によってAVMサーバ303に収集、管理される。送り先位置情報は、通信負荷を軽減するためにAVMサーバ303にてB駅といった文字情報ではなくB駅に対応する予め英数字のようにコード化されている。コード化された送り先位置情報は、位置サーバ302に伝達され、図3に示すように例えばBBB−BBB−BBBといったように表示される。
送り先地区情報は、送り先位置情報と同様にAVMサーバ303に収集、管理される。この送り先地区情報は、位置サーバに例えばC駅といった文字によって伝達される。
速度情報は、移動局200が移動する速度情報である。管理センタ300に設けられている図示しない演算部が記録されている最新の現在位置とその直前の位置との差(移動した距離)を、この間を移動にかかった時間で割る(距離/時間)ことで算出された値である。なお本実施形態は、移動局200に図示しない速度センサを設け、速度センサによって計測された移動局の速度をポーリング信号にて送信し、管理センタ300が管理してもよい。
なお移動局200の動態情報が客を乗せていない空車状態や客を迎えに行く途中の迎車状態といった客を乗せている賃走状態以外の場合、送り先位置情報や送り先地区情報は「なし」となる。また移動局200の動態情報が賃走状態等の場合、送り先位置情報、または送り先地区情報の少なくともどちらか一方がデータベースに格納される。
次に本実施形態における配車システムの動作について図4を参照して、本実施形態における配車システムにおける移動局200の動作方法について図5を参照して説明する。
客情報端末500、電話回線400を経由して客から配車先である配車地点Aへの配車がオペレータに依頼される(Step1)。オペレータは、その依頼を受けて表示部307に、図3に示す移動局200に関するデータベースと、CTIサーバ301から客に関する客情報を表示させる。オペレータは、客からの配車依頼を受けた際に、客から配車条件Bについてやり取りを行う。この配車条件Bとは、例えば予め設定された時間以内に配車できるか(移動局200が配車地点Aに到着するまでの制限時間)や、客が移動局200内で喫煙を希望するか否か、指定するドライバーがあるか否か、移動局200が特定車両(例えば、身障者用車両)であるか否かといった客からの要望等に合わせた条件である。
オペレータは、データベースを基に配車地点Aに向かうことが可能で、且つ配車条件Bと一致する空車状態の移動局200の有無を見出す(Step2)。オペレータがこの配車条件Bと一致する移動局200を見出した場合(Step2:Yes)、オペレータは、その移動局200を配車候補として、管理センタ300から基地局100を通じてポーリング信号Po1にて移動局200に配車の指示を送信する。配車の指示を受けた移動局200は、ACK信号を基地局100、CTIサーバ301を通じて管理センタ300に送信する。ACK信号を受信した管理センタ300が、再び移動局200に連絡することで、配車依頼客への移動局200の配車手配が完了する(Step3)。管理センタ300が、移動局200から配車不可のポーリング応答信号Po2を受信した際には、オペレータは再び探車する。
なお管理センタ300は、GPS、カーナビ203、ポーリング応答信号Po2により収集される空車状態の移動局200の現在位置情報、速度情報、及び配車地点Aの位置情報から移動局200が配車地点Aに到着するおおよその時間を管理することができる。
またオペレータがこの配車条件Bと一致した空車状態の移動局200を見出せなかった場合には(Step2:No)、オペレータはデータベースを基に配車地点Aに向かえて、配車条件Bと一致する実車状態の移動局200の有無を見出す(Step4)。オペレータがこの配車条件Bと一致する移動局200を見出した場合(Step4:Yes)、上述したようにポーリング信号Po1にて移動局200に配車の指示を送信し、移動局200からのACK信号を受信した管理センタ300が移動局200に連絡することで移動局200への配車手配が完了する(Step3)。
なお実車状態の移動局は、現在位置から乗車している客の送り先位置を経由して配車を依頼した客の指定する配車地点までにかかる時間が上述した設定時間以内であれば、管理センタは、移動局に配車要求を送信する。またStep4において管理センタ300は、データベースにおいて動態情報が実車状態である移動局200の送り先位置情報(乗車している客を降車させる場所(送り先位置))が配車地点Aと同一、または配車地点A近辺である移動局200を優先して配車させる。これにより本配車システムは、実車状態の移動局200でも配車を依頼した客のために素早く配車することができる。
またオペレータがこの配車条件Bに一致する実車状態の移動局200を見出せなかった場合(Step4:No)、配車可能な移動局200が見出せなかったとして、さらに配車条件Bを変更し(Step5)、Step2に戻り、再び探車する。
次に移動局200が客を乗車させた際の、移動局200の動作について図5を参照して説明する。
図5に示すように客が乗車することで移動局200は、実車状態になる(Step10)。本実施形態のように移動局200にカーナビ203が搭載されている場合、移動局200は、乗客の送り先位置Cをカーナビ203で設定する(Step11)。乗客の送り先位置Cは、カーナビ203に表示される。また送り先位置情報は、ポーリング応答信号Po2によって管理センタ300に送信される。送信された送り先位置情報は、図3に示すデータベースに順次格納される(Step12)。なおカーナビ203で設定された送り先位置情報は、文字情報としてデータベースの送り先地区情報の項目に表示される(例えば図3に示すデータベースにおける車両番号4のように表示される)。
図5に示すように客が乗車することで移動局200は、実車状態になる(Step10)。本実施形態のように移動局200にカーナビ203が搭載されている場合、移動局200は、乗客の送り先位置Cをカーナビ203で設定する(Step11)。乗客の送り先位置Cは、カーナビ203に表示される。また送り先位置情報は、ポーリング応答信号Po2によって管理センタ300に送信される。送信された送り先位置情報は、図3に示すデータベースに順次格納される(Step12)。なおカーナビ203で設定された送り先位置情報は、文字情報としてデータベースの送り先地区情報の項目に表示される(例えば図3に示すデータベースにおける車両番号4のように表示される)。
また図示しない演算部は、移動局200の現在位置情報、移動局200の速度情報から実車状態の移動局200が送り先位置Cに到着するおおよその時間を演算する。これにより管理センタ300は、実車状態の移動局200が送り先位置Cにまで要する時間を把握することができる。この把握した時間と、上述した実車状態の移動局200が配車地点Aに到着するまでの時間を把握することで上述したStep4において管理センタ300は、実車状態の移動局200が送り先位置Cに到着した後、配車地点Aに配車させるまでの所要時間を管理することができる。
このように本実施形態は、管理センタ300において移動局200の動態情報と、現在位置情報と、方向情報と、速度情報と、送り先地区情報と、を常に管理している。よって本実施形態は、空車状態の移動局200が見出せない場合でも、既に客を乗せている(実車状態の)移動局200の送り先位置C(目的地、客を降車させる場所)が新たに配車を依頼している客が依頼している配車地点A、またはその近辺であり、配車条件Bと一致し、客から依頼されている配車地点Aに最も速く到達することができるのであれば、この実車状態の移動局200を新たに配車を依頼した客のための配車候補する。これにより繁忙時に配車できる移動局200が不足することを防止し、少ない移動局200でも効率よく配車することができる。
また本実施形態は、客から配車を依頼された際に、空車状態及び実車状態の移動局200が配車地点Aにまでにかかる所要時間を管理でき、客が提示する配車条件Bと一致する移動局200を配車することができる。
また本実施形態は送り先位置Cを送り先地区情報の項目に表示されるとしたが、これに限定される必要はなく、ポーリング信号Po1にて送信する際、移動局200にて、または管理センタ300にてコード化して送り先位置情報の項目に表示させてもよい。
また本発明は、第1の実施形態において移動局200に搭載されているカーナビ203を使用して移動局200の送り先位置Cを設定している。しかしこの形態に限定することはなく、カーナビ203の代りに例えば客が提示するカード(送り先位置情報所有部)に付与された送り先位置情報を読み取る読み取り端末204を使用してもよい。
そこで読み取り端末204を使用する場合について、第2の実施形態として、図6、図7を参照して説明する。前述した第1の実施形態と同様の構成については、同符合を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態における移動局200には、カーナビ203の代りに例えば客が提示するカードに付与されている送り先位置情報等を読み取る読み取り端末204が搭載さている。このカードは、予め客が携帯している。カードには、送り先位置Cが客が移動局200を利用して頻繁に通う病院といった送り位置先情報がコード化されて付与されている。
図6に示すように客が乗車することで移動局200の動態情報は、実車状態になる(Step20)。次に移動局200は、乗客が送り先位置情報等を付与されているカードを有しているか否かを確認する(Step21)。
乗客が送り先位置情報等を付与されているカードを有している場合(Step21:Yes)、移動局200は、乗客から提示された送り先位置情報が付与されているカードを読み取り端末204に読み込ませる。読み取られた送り先位置情報は、ポーリング応答信号Po2によって管理センタ300に送信される。送信された送り先位置情報は、図3に示すデータベースに順次格納される(Step22)。なおカードによって設定された送り先位置情報は、コード化されているためにデータベースの送り先位置情報の項目に表示される(例えば図3に示すデータベースにおける車両番号2のように表示される)。
また乗客が送り先位置情報等を付与されているカードを有していない(例えば客が新規である)場合(Step21:No)、移動局200は乗客の送り先位置Cを音声にて管理センタ300に連絡する。送り先位置情報は、ポーリング応答信号Po2によって管理センタ300に送信される。送信された送り先位置情報は、図3に示すデータベースに順次格納される(Step23)。なお音声によって設定された送り先位置情報は、データベースの送り先地区情報の項目に表示される。
このように本実施形態は、移動局200にカーナビ203が搭載されていなくても読み取り情報端末及び送り先位置情報がコード化されて付与されているカードを用いることで前述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また前述した第1の実施形態は、カーナビ203を搭載したがこの状態に限定することはない。例えばカーナビ203の代わりに、所定の情報(例えば送り先位置情報や管理センタ300から送信された客情報)を表示する図示しない表示部を搭載しても良い。これにより情報は、表示部に例えば文字として表示される。
このように本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
100…基地局、150…人工衛星、151…電波、200…移動局、201…GPS部、201a,202a…アンテナ、202…無線通信部、203…カーナビ、300…管理センタ、301…CTIサーバ、302…位置サーバ、303…AVMサーバ、304…通話録音サーバ、305…操作端末、306…入力部、307…表示部、400…電話回線、500…客情報端末。
Claims (1)
- 客の送り先位置である送り先位置情報を取得設定する情報端末と、ポーリング応答信号を送信することで現在位置情報と、動態情報と、前記送り先位置情報を送信し、ポーリング信号を受信することで配車要求を受信する通信部と、を有する移動局と、
前記客から前記移動局の配車を依頼された際に、前記動態情報が空車、または実車状態であっても予め設定された設定時間内に配車できる配車条件を満たす前記移動局を探索し、前記探索により見出された前記移動局に前記ポーリング信号によって配車要求を送信する管理センタと、
を具備することを特徴とする配車システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006253081A JP2008078784A (ja) | 2006-09-19 | 2006-09-19 | 配車システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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