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JP2007318961A - ブラシレスモータ及びブラシレスモータの製造方法 - Google Patents

ブラシレスモータ及びブラシレスモータの製造方法 Download PDF

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JP2007318961A
JP2007318961A JP2006148170A JP2006148170A JP2007318961A JP 2007318961 A JP2007318961 A JP 2007318961A JP 2006148170 A JP2006148170 A JP 2006148170A JP 2006148170 A JP2006148170 A JP 2006148170A JP 2007318961 A JP2007318961 A JP 2007318961A
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shaft
turntable
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rotor holder
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Nobuaki Yasumoto
展明 安本
Takuya Yamane
拓也 山根
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60との締結強度を増大させる。
【解決手段】ターンテーブル20とロータホルダ60とは対向し、径方向内側に空隙部70を形成する。シャフト10の空隙部70と径方向に対向する位置には環状溝12が設けられる。空隙部70と環状溝12とで接着剤充填部18を形成する。また、シャフト10のターンテーブル20と対向する位置には接着補助溝14が設けられる。接着剤16は、接着剤充填部18及び接着補助溝14内に充填され、固化する。固化した接着剤は、抜け防止構造となり、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60との締結力が増大する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ターンテーブルを有するブラシレスモータ及びその製造方法に関するものであり、特に、ディスクを着脱可能にするターンテーブル装置を備えるブラシレスモータに関する。
近年、CD、DVD等の光学ディスク駆動装置には、携帯化の要求が高まっている。そのため、このような光学ディスク駆動装置に搭載される光学ディスクを着脱可能にするターンテーブル装置を備えるブラシレスモータにも、以下に示す2点の要求が高まっている。第1に、光学ディスク駆動装置の携帯化に伴い、光学ディスク駆動装置を小型化、薄型化する必要がある。これに伴い、光学ディスク駆動装置に搭載されるブラシレスモータにも、薄型化の要求が高まっている。第2に、光学ディスク駆動装置の携帯化により、光学ディスク駆動装置に搭載されるブラシレスモータに対して耐衝撃性向上の要求が高まっている。この要求に応えるためには、シャフトとターンテーブル等の各部材の締結強度を向上させる必要がある。
従来、シャフトとロータホルダ及びターンテーブルとの締結構造に関しては、接着を用いる構造のものが提案されていた。図18にその構造を示す。シャフト10Aの外周面には、ロータホルダ60A及びターンテーブル20Aが挿入される。ロータホルダ60Aとターンテーブル20Aとは当接している。シャフト10Aの外周面若しくはロータホルダ60Aの内周面若しくはターンテーブル20Aの内周面には接着剤が塗布される。接着剤が固化することにより、シャフト10A、ロータホルダ60A及びターンテーブル20Aが締結される。このように、従来は、接着によりシャフト10Aに対してロータホルダ60Aおよびターンテーブル20Aを固定していた。
しかしながら、前述のような締結構造では次の2点の問題があった。第1に、締結強度を強化する場合には、接着面積を大きくしなければならなかった。この面積を広げるにはシャフトの径を大きくするかシャフトの軸方向長さを長くするかしなければならず、更なる小型化・薄型化を実現することは困難であった。第2に、光学ディスクを外す際にターンテーブルに抜去力がはたらいた場合に、接着のみで対応しており、抜去力に対するターンテーブルとシャフトとの締結強度が不足していた。以上より、前述のような締結構造では、近年要求が厳しさを増す薄型化、締結強度向上の要求に対応できない。したがって、薄型化と締結強度向上の要求を満たす、シャフトとターンテーブルとロータホルダとの新たな締結構造を提案する必要がある。
本発明は、以上の課題を解決するものであり、その目的とするところは、モータを薄型化しても、シャフトとターンテーブルとロータホルダとの締結力を高くすることができるブラシレスモータを提供することである。
上記目的を達成するために本発明の請求項1に係るブラシレスモータは、シャフトと、略有蓋円筒形状に形成され、蓋部の中央に前記シャフトが嵌合する嵌合孔を有し、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、回転中心に固定用孔を有し該固定用孔に前記シャフトが嵌合すると共に少なくとも内周部が前記蓋部に当接したターンテーブルと、前記ロータマグネットに径方向に対向するよう前記シャフトと同心状に配置されたステータと、を有するブラシレスモータであって、前記蓋部における前記嵌合孔の前記ターンテーブル側の内周縁と前記ターンテーブルにおける前記固定用孔の前記蓋部側の内周縁との間には空隙部が環状に形成され、前記シャフトの外周面には、前記空隙部に径方向に対向する環状溝が設けられ、前記環状溝及び前記空隙部にわたって接着剤が充填されていることを特徴とする。
この構成により、シャフトとターンテーブルとロータホルダの各部材を強固に締結することができる。すなわち、シャフトに設けられた環状溝と、ロータホルダの嵌合孔のターンテーブル側の内周縁とターンテーブルの固定用孔の蓋部側の内周縁との間に形成された空隙部と、にわたって充填された接着剤が固化し、接着を行なう。環状溝及び空隙部にわたって満たされた接着剤は、固化した接着剤の形状がシャフトとターンテーブル及びロータホルダとが嵌合する面と面との間にはたらく軸方向の剪断応力に対して抜け防止構造となるので、締結強度が増大する。また、毛細管現象によりシャフトとターンテーブルとロータホルダの各部材が嵌合及び当接する面の間に接着剤が入り込み、固化する。これにより、接着剤が嵌合及び当接する各面の間に入り込み締結を行なう。したがって、従来の締結構造と比較して強固な締結を実現できる。
加えて、ターンテーブルとロータホルダとの部材の継ぎ目を接着用の溝として利用し接着剤を充填するので、新たにロータホルダ及びターンテーブルそれぞれに接着用の溝を設けなくてもよく、簡易な方法で締結強度を増大させることができる。
本発明の請求項2に記載のブラシレスモータは、上記ブラシレスモータにおいて、シャフトは、ロータホルダの嵌合孔及びターンテーブルの固定用孔にそれぞれ圧入されていることを特徴とする。
この構成により、シャフトはロータホルダ及びターンテーブルに圧入され締結されるので、接着のみでの締結に比べてはめあいの隙間をなくすことができ、同軸精度が向上する。また、ターンテーブル及びロータホルダとシャフトとの締結に関して、接着と圧入とを併用することができる。ロータホルダ及びターンテーブルとシャフトとの締結は、くさび構造を有することに加え、接着と圧入を併用するので、強固に締結される。
本発明の請求項3に記載のブラシレスモータは、請求項1若しくは請求項2に係るブラシレスモータに関して、空隙部の軸方向幅は、径方向外方に向かうにしたがって次第に減少することを特徴とする。
この構成により、空隙部で固化した接着剤の形状は、シャフトとターンテーブル及びロータホルダとが嵌合する面に近づくほど軸方向厚さを増すものとなるので、軸方向にはたらく剪断応力に対応したものとなる。その結果、強固な締結を実現することができる。また、ターンテーブルの固定用孔の軸方向下部若しくはロータホルダの嵌合孔の軸方向上部は、当接部に対して径方向内方へ向かうほど軸方向に離れる。これにより、固定用孔の軸方向下部若しくは嵌合孔の軸方向上部と、環状溝との間に接着剤溜りが形成される。したがって、接着剤充填時に接着剤溜りを利用することで、接着剤の充填量を増加させることができ、また接着剤の充填量管理が容易となる。
本発明の請求項4に記載のブラシレスモータは、シャフトと、略有蓋円筒形状に形成され、蓋部の中央に前記シャフトがリング状のブッシュを介して嵌合する嵌合孔を有し、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、回転中心に固定用孔を有し該固定用孔に前記シャフトが嵌合すると共に少なくとも内周部が前記ブッシュに当接したターンテーブルと、ロータマグネットに径方向に対向するよう前記シャフトと同心状に配置されたステータと、を有するブラシレスモータであって、前記ブッシュにおける嵌合孔の前記ターンテーブル側の内周縁と前記ターンテーブルにおける前記固定用孔のブッシュ側の内周縁との間には空隙部が環状に形成され、前記シャフトの外周面には、前記空隙部に径方向に対向する環状溝が設けられ、前記環状溝及び前記空隙部にわたって接着剤が充填されていることを特徴とする。
この構成により、シャフトに設けられた環状溝と、ブッシュの内周面の下端縁とターンテーブルの固定用孔の上端縁との間に形成された空隙部と、にわたる空間内で固化した接着剤が、シャフトとターンテーブル及びブッシュとの間の軸方向の剪断に対して抜け防止構造となるので、締結強度が増大する。また、毛細管現象により、接着剤がシャフトとターンテーブルとブッシュ及びロータホルダの各部材が嵌合及び当接する面の間に入り込み、固化する。これにより、接着剤が嵌合及び当接する面に入り込み締結を行なう。したがって、従来の締結構造と比較して強固な締結を実現できる。
本発明の請求項5に記載のブラシレスモータは、請求項1乃至請求項4に係るブラシレスモータに関して、ターンテーブルのロータホルダと当接する面には、ロータホルダに向かい開口する凹形状の接着剤収容部が設けられることを特徴とする。
この構成により、接着剤が接着剤収容部を介してターンテーブルとロータホルダとの間の当接面にいきわたるので、ターンテーブルのロータホルダに対する締結が強固なものとなる。
本発明の請求項6に記載のブラシレスモータは、請求項5に係るブラシレスモータに関して、接着剤収容部は空隙部と連通して連通する溝からなることを特徴とする。
この構成により、シャフトに設けられた環状溝と、ブッシュの内周面の下端縁とターンテーブルの固定用孔の上端縁との間に形成された空隙部と、にわたる空間内に充填された接着剤が接着剤収容部を介してターンテーブルとロータホルダとの間の当接面にもいきわたるので、ターンテーブルのロータホルダに対する締結が強固なものとなる。
本発明の請求項7に記載のブラシレスモータは、シャフトと、回転中心に固定用孔を有し、固定用孔にシャフトが圧入されるターンテーブルと、略有蓋円筒形状に形成され、ターンテーブルに固定され、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、ロータマグネットに径方向に対向するようシャフトと同心状に配置されたステータと、を有するブラシレスモータであって、固定用孔の内周面の一部には空隙部が環状に形成され、シャフトの外周面には、空隙部に径方向に対向する環状溝が設けられ、環状溝及び空隙部にわたって接着剤が充填されていることを特徴とする。
この構成により、シャフトに設けられた環状溝と、ターンテーブルに設けられた空隙部と、にわたる空間内で固化した接着剤が、シャフトとターンテーブルとの間の軸方向の剪断に対して抜け防止構造となるので、締結強度が増大する。また、毛細管現象により、接着剤がシャフトとターンテーブルとが嵌合する面の間に入り込み、固化する。これにより、接着剤が嵌合する面に入り込み締結を行なう。したがって、従来の締結構造と比較して強固な締結を実現できる。
本発明の請求項8に記載のブラシレスモータは、シャフトと、略有蓋円筒形状に形成され、蓋部の中央に前記シャフトが嵌合する嵌合孔を有し、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、回転中心に固定用孔を有し固定用孔にシャフトが嵌合すると共に少なくとも内周部が蓋部に当接したターンテーブルと、ロータマグネットに径方向に対向するようシャフトと同心状に配置されたステータと、を有するブラシレスモータであって、ターンテーブルとロータホルダとの間には、接着剤が収容される間隙である接着剤収容部が設けられることを特徴とする。
この構成により、接着剤が接着剤収容部を介してターンテーブルとロータホルダとの間の当接面にいきわたるので、ターンテーブルのロータホルダに対する締結が強固なものとなる。
本発明の請求項9に記載のブラシレスモータは、請求項8に記載のブラシレスモータに関して、接着剤収容部がターンテーブルのロータホルダと当接する面にロータホルダに向かい開口する凹形状の溝からなることを特徴とする。
ディスク駆動用のモータに用いられる部品の材料について、ロータホルダにはヨークの役割を担わせるために金属を用いることが多い。他方、ターンテーブルにはディスク保持機構等の複雑な形状となるため樹脂を用いることが多い。ロータホルダは通常プレス加工にて形成されるが、溝を設けるような複雑な形状に加工しようとするとターンテーブルとの当接面に歪みが生じ、加工精度が低下する。他方、ターンテーブルは射出成型にて形成されるので、溝を設けるような加工は比較的容易である。したがって、この構成により加工精度を保ちつつ接着剤収容部を容易に設けることができる。
本発明の請求項10に記載のブラシレスモータは、請求項6、請求項8若しくは請求項9に記載のブラシレスモータに関して、接着剤収容部はロータホルダの回転中心から放射状に配設される複数の溝からなることを特徴とする。
この構成により、ターンテーブルとロータホルダとが当接する面と面との間に介在しターンテーブルとロータホルダとを接着する接着剤が、当接面の径方向に行き渡るので、ターンテーブルのロータホルダに対する締結が強固なものとなる。
本発明の請求項11に記載のブラシレスモータは、請求項6、及び請求項8乃至請求項10に記載のブラシレスモータに関して、接着剤収容部はロータホルダの回転中心から放射状に配設される複数の溝と、これら複数の溝を連結する環状の溝と、からなることを特徴とする。
この構成により、ターンテーブルとロータホルダとが当接する面と面との間に介在しターンテーブルとロータホルダとを接着する接着剤が、当接面の径方向及び周方向に行き渡るので、ターンテーブルのロータホルダに対する締結が強固なものとなる。
本発明の請求項12に記載のブラシレスモータは、請求項1乃至請求項11に係るブラシレスモータに関して、シャフトには、ターンテーブルの内周面がシャフトと嵌合する軸方向範囲内に、周方向の接着補助溝が設けられることを特徴とする。
この構成により、ターンテーブルはシャフトに対して2箇所の接着用溝で接着固定されることとなり、締結強度が増大する。
本発明の請求項13に記載のブラシレスモータは、請求項1乃至請求項12に係るブラシレスモータに関して、ターンテーブルはチャッキング機構を有し、チャッキング機構はチャッキング機構自身のみでディスクを保持するセルフチャック方式であることを特徴とする。
セルフチャック方式のチャッキング機構では、ユーザーがターンテーブルに直接ディスクを押し込むことにより固定を行なう。したがって、ユーザーがトレーにディスクを載置し、トレーを装置本体に収納した後に磁気力等によりターンテーブルへのディスク固定を行なうクランプ方式に比べて、あらゆる方向から力が加わる可能性があり、また、強い力が加わる可能性がある。この構成におけるターンテーブルは、シャフトとロータホルダと若しくはブッシュに対して強固に締結されている。したがって、本発明に係るブラシレスモータは、セルフチャック方式のチャッキング機構を有するターンテーブルについても適用可能である。
本発明の請求項14に記載のブラシレスモータの製造方法は、円環状の環状溝を有するシャフトと、略有蓋円筒形状で蓋面に嵌合孔を有し蓋面と円筒部とが弧形状の屈曲部で連結されるロータホルダと、回転中心に固定用孔を有するターンテーブルと、を備えるブラシレスモータを製造する方法であって、ロータホルダの嵌合孔をシャフトに圧入する第一圧入工程と、第一圧入工程の後に環状溝及びロータホルダの屈曲部に接着剤を塗布する塗布工程と、塗布工程の後にロータホルダが圧入されたシャフトをターンテーブルに圧入する第二圧入工程と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、塗布工程において、環状溝及びロータホルダの連結部とで接着剤溜まりが形成されているので、接着剤の塗布、及び接着剤量の管理が容易である。その結果、圧入と接着を併用して固定を行なうことが容易となる。また、ロータホルダ及びターンテーブルは圧入と接着とによる締結力によりシャフトと締結され、かつ、抜け防止構造を有する。したがって、ロータホルダ及びターンテーブルとシャフトとの締結は強固なものとなる。
また、第一圧入工程においてロータホルダとシャフトとの固定が行なわれているので、すぐさま次工程である接着工程に移ることができる。したがって、接着のみでロータホルダとシャフトとの固定を行なう方法に比べて製造タクトを短縮することができる。
さらに、第二圧入工程によりターンテーブルが圧入されロータホルダと当接したときには、接着剤がロータホルダとシャフトとの間に押し込まれる。また、このとき接着剤は、ターンテーブルとロータホルダとの当接面間にも押し込まれる。したがって、接着剤を、ロータホルダとシャフトとの間の嵌合面間及びターンテーブルとロータホルダとの当接面間に行き渡らせることができ、ロータホルダ、ターンテーブル及びシャフトとの各々の締結を強固なものとすることができる。
本発明の請求項15に記載のブラシレスモータの製造方法は、シャフトは環状溝と環状溝より軸方向上側に設けられる周方向の接着補助溝とを有し、塗布工程では接着補助溝に接着剤が塗布されることを特徴とする。
この構成によれば、補助接着溝に接着剤が塗布される。したがって、第二圧入工程により、補助接着溝より軸方向下側のシャフト及びターンテーブルとの嵌合面間には確実に接着剤が塗布される。また、第二圧入工程によりターンテーブルが圧入されロータホルダと当接したときには、接着剤がロータホルダとシャフトとの間に押し込まれる。また、このとき接着剤は、ターンテーブルとロータホルダとの当接面間にも押し込まれる。以上より、接着剤を各嵌合面間及び当接面間に行き渡らせることができ、ロータホルダ及びターンテーブル及びシャフトとの各々の締結を強固なものとすることができる。
本発明の請求項16に記載のブラシレスモータの製造方法は、塗布工程ではロータホルダの蓋部の嵌合孔周縁にも接着剤が塗布されることを特徴とする。
この構成によれば、ターンテーブルとロータホルダとの接着をより確実に行なうことができる。したがって、ターンテーブルとロータホルダとは互いに強固に締結される。
本発明によれば、ターンテーブルを有するブラシレスモータにつき、ターンテーブルとシャフトとの締結強度を落とすことなく、薄型化が可能になる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るターンテーブルを有するブラシレスモータの断面図である。図2は、本発明の第一実施形態につき、光学ディスク載置時の状態を示す図である。図3は、本発明の要部を示す要部拡大図である。図4は、本発明に係るターンテーブル下面の平面図である。図5は、本発明の別の実施例である。図6は、本発明の別の実施例である。図7は、本発明の別の実施例である。図8は、本発明の構造であり、抜け強度試験の被試験構造を示したものである。図9は、抜け強度試験の比較対象として用いた従来の締結構造の断面図を示すものである。図10は、本発明の抜け強度試験方法を示したものである。図11は、対照構造の抜け強度試験の結果を示すグラフである。図12は、本発明の抜け強度試験の結果を示すグラフである。図13は本発明の製造工程のうち、第一準備工程を終えた状態を示す図である。図14は本発明の製造工程のうち、第二準備工程を終えた状態を示す図である。図15は、本発明の製造工程のうち、塗布工程を終えた状態を示す模式図である。図16は、本発明の製造工程のうち、第二圧入工程の途中の状態を示す模式図である。図17は、本発明の製造工程のうち、第二圧入工程を終えた状態を示す模式図である。尚、本発明は以下に述べる実施例に限定されるものではない。また、これらの図を参照する場合において、軸方向上側、軸方向下側と述べたときには、参照する図の上下を指す。加えて、名称及び機能の面で同一若しくは相当するものには、同一の符号を付す。図中の鎖線およびハッチングでの鎖線は、該部分に接着剤が塗布、浸出若しくは充填されていることを示す。
図1に示すように、有底円筒形状のハウジング80の外周面は、ベース板86に設けられたモータ固定孔に、圧入固定される。ハウジング80は鋼板で設けられる。
ハウジング80の内周には段部が設けられる。ハウジング80の内周面には中空円筒形状のスリーブ82が嵌合される。そして、スリーブ82の軸方向の位置はハウジング80の段部にワッシャ94を介して決定される。スリーブ82は油を浸した多孔材料にて成型される。
ハウジング80の底面には、略円盤形状のスラストワッシャ88が配置される。スラストワッシャ88は例えばポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂(PEEK)材などの摺動性がよく、耐磨耗性に優れる材料で形成される。
スリーブ82にはシャフト10が挿入される。
シャフト10には、ロータホルダ60が固定される。ロータホルダ60は、略有蓋円筒形状で蓋部62に嵌合孔78を有し、嵌合孔78はシャフト10の外周面と嵌め合い、固定される。ロータホルダ60の軸方向上側には、中央に固定用孔22を有するターンテーブル20が固定される。ターンテーブル20の固定用孔22の内周面は、シャフト10の外周面と嵌め合い、固定される。ロータホルダ60の円筒部72の内周面には円環状のロータマグネット74が固定される。ロータホルダ60の蓋部62の軸方向上面は平面で構成される蓋面である。ターンテーブル20の下面は平坦であり、ロータホルダ60の蓋面と当接する。ロータホルダ60はプレス加工で設けられる。ターンテーブル20は樹脂で設けられる。シャフト10はステンレス材料等の硬質材料で設けられる。シャフト10の下端面は円弧形状に形成される。
ターンテーブル20は略有底円筒形状である。ターンテーブル20の径方向外方に位置する外周縁部34と、ターンテーブル20の径方向内方に位置する底部36との間には、ばね固定段部30が設けられる。ターンテーブル20の外周縁部34の上端面にはディスク載置部28を備える。ディスク載置部28は、ゴム等の弾性部材で形成されている。
コーン部材40は、略円錐形状である。コーン部材40の径方向中心には、シャフト10より大径の開口が設けられる。コーン部材40の円錐面は、光学ディスクを調芯するセンタリング部42を構成する。センタリング部42の径方向内側と、開口の内周面との間には、ばね固定凹部44を備える。コーン部材40の開口の内周面には摺動剤が塗布される。コーン部材40の開口の内周面は、シャフト10に対して挿入される。コーン部材40の開口は、シャフト10より大径であり、開口の内周面には摺動剤が塗布されるので、コーン部材40はシャフト10に対して軸方向に移動自在に設けられる。
コイルばね32は、ばね固定段部30とばね固定凹部44とにより位置決めされる。コイルばね32は、ターンテーブル20とコーン部材40とが軸方向に離れるように付勢する。
コーン部材40のセンタリング部42の径方向内方側かつ軸方向上側には、チャッキングマグネット50及びチャッキングヨーク52が設けられる。チャッキングヨーク52は、シャフト10に圧入固定される。チャッキングマグネット50は、チャッキングヨーク52に固定される。光学ディスク122の非載置時には、コーン部材40の一部はチャッキングヨーク52の下面に当接する。チャッキングヨーク52は、シャフト10に固定されるのでコーン部材40に対して抜け止めとなる。
図2を参照して、装置本体(図示せず)の軸方向上側のブラシレスモータ1と対応する位置には、クランプ部材120がシャフト10の回転に対応して回転自在に取り付けられている。クランプ部材120の外周縁は、ターンテーブル20の外周縁と同径である。クランプ部材120の径方向内方には、コーン部材40より大径で軸方向下方に開口する凹部124が設けられる。凹部124内には、チャッキングマグネット50に対応する形状の磁性体126が設けられる。
光学ディスク122載置時において、クランプ部材120は、磁性体126がチャッキングマグネット50に吸着され、光学ディスク122を軸方向下方へ押圧する。軸方向下方へ押圧された光学ディスク122は、内周面がセンタリング部42に当接し、調芯される。光学ディスク122の内周面がコーン部材40を軸方向下方へ押圧することにより、コイルばね32が軸方向下側に収縮する。その結果、コーン部材40が軸方向下側に移動し、光学ディスク122がディスク載置部28に当接する。このようにして、光学ディスク122は調芯され、ターンテーブル20に固定される。
再び図1を参照して、ハウジング80の外周面にはステータコア90の内周面が嵌合される。ステータコア90にはコイル92が巻回されている。ステータ84は、ステータコア90とコイル92とで構成される。
以上述べた構成のうち、固定部8を構成する主な部材は、ハウジング80、スリーブ82、ステータ84、ベース板86、スラストワッシャ88である。回転部2を構成する部材は、シャフト10、ターンテーブル20、コーン部材40、ロータホルダ60である。
コイル92へ通電することにより、ステータ84に磁界が発生する。ステータ84に磁界が発生すると、ステータ84とロータマグネット74との間での磁気的作用により、回転部2が回転する。回転部2にかかる荷重は、シャフト10を介してスリーブ82及びスラストワッシャ88に支持される。その結果、回転部2は固定部8に対して回転支持される。
ロータホルダ60の嵌合孔78近傍には予圧マグネット68が設けられる。予圧マグネット68は希土類磁石等の永久磁石で構成され、ハウジング80に対して磁気吸引力を発生させる。この磁気吸引力により、ロータホルダ60は軸方向下方へ付勢され、シャフト10の下端面をスラストワッシャ88に当接させると同時に、回転部2の回転を安定させる。
以下、図3を参照して、シャフト10とターンテーブル20とロータホルダ60との締結構造について詳細に説明する。尚、図面中における一点鎖線のハッチングは、ハッチング部に接着剤が在ることを意味する。
図3に示すように、シャフト10の外周には、円環状の環状溝12が設けられる。環状溝12は、ロータホルダ60に設けられる嵌合孔78の上端縁とターンテーブル20に設けられる固定用孔22の下端縁との間で形成された空隙部70と径方向に重なる位置に設けられる。
ロータホルダ60の嵌合孔78は、バーリング加工により設けられる。これにより、嵌合孔78には軸方向下方に張り出した延出部66が形成される。延出部66の内周面は、シャフト10にロータホルダ60を圧入するときには、シャフト10と嵌合する。また、嵌合孔78の軸方向上部は、シャフト10と嵌合する部分からターンテーブル20と当接する面に至るまで円弧形状となる。この円弧形状となる部分を屈曲部64とする。
ターンテーブル20の中心には固定用孔22が設けられる。固定用孔22の内周面は、シャフト10と嵌合する。固定用孔22の軸方向下部には面取り部24が形成される。
ロータホルダ60の蓋部62とターンテーブル20の下面とは屈曲部64より外側において当接し、当接部38を形成する。当接部38より内側には、径方向内側に向かうにしたがって軸方向下側に屈曲するロータホルダ60の屈曲部64の上面とターンテーブル20の下面とにより空隙部70が形成される。さらに、径方向内側では面取部24によって、空隙部70の軸方向幅がより大きく形成される。そして、空隙部70及び環状溝12にわたる空間に、接着剤を充填するための接着剤充填部18が形成される。接着剤充填部18内には接着剤16が充填され、接着剤16は、その大部分が接着剤充填部18内で固化する。
接着剤充填部18内で固化した接着剤16は、ターンテーブル20及びロータホルダ60とシャフト10とが嵌合する面上に一定の軸方向厚みを有し、かつ、径方向内方に環状溝12の深さ分の幅を有し、また径方向外方に空隙部70の広がり分の幅を有する形状となる。接着剤充填部18内で固化した接着剤16は、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60とが嵌合する面上に位置し、軸方向幅が最大となる。以上より、接着剤充填部18内で固化した接着剤16は、径方向に幅を有し嵌合面をまたぐように張り出すので、ターンテーブル20及びロータホルダ60とシャフト10との嵌合面上にはたらく剪断応力に対して抜け防止構造となる。また、接着剤充填部18内で固化した接着剤16の軸方向厚みは、ターンテーブル20及びロータホルダ60とシャフト10とが嵌合する面上で最大となる。したがって、固化した接着剤16は剪断応力に対して破壊され難い形状となり、抜け強度が増す。
ところで、シャフト10、ターンテーブル20、及びロータホルダ60の各部材の表面には、微細な凹凸が無数に形成されている。シャフト10、ターンテーブル20、及びロータホルダ60の各部材の嵌合若しくは当接する面と面の間には、この凹凸の存在によって微小な間隙が形成される。
接着剤充填部18内に充填された接着剤16の一部は、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60とが嵌合若しくは当接する面と面との間に形成される微小な間隙に入り込み、固化する。その結果、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60との締結強度が増す。
シャフト10外周のターンテーブル20の内周面と嵌合する部分には、接着補助溝14が設けられる。接着補助溝14とターンテーブル20の固定用孔22の内周面とで形成される接着剤充填部18には接着剤16が充填され、シャフト10とターンテーブル20との締結を行なう。また、接着補助溝14に充填された接着剤16の一部は、シャフト10とターンテーブル20とが嵌合する面と面との間に入り込み、固化する。その結果、シャフト10とターンテーブル20との締結強度が増す。
図4を参照して、ターンテーブル20の下面には、ロータホルダ60側に開口し、回転中心軸から放射状に広がるように配設される複数の溝54aと、これらの溝を連結する環状の溝54bとから構成される接着剤収容部54が設けられる。そして、接着剤充填部18に充填された接着剤16の一部は接着剤収容部54に流入する。接着剤収容部54により、接着剤16はターンテーブル20とロータホルダ60との間に行き渡る。その結果、接着剤収容部54を設けない場合と比べて、接着剤収容部54の面積分だけ広い面積でターンテーブル20とロータホルダ60との接着を行なうことができる。その結果、ターンテーブル20とロータホルダ60との締結強度が増す。
本実施例では、接着剤収容部54と接着剤充填部18(空隙部70)とが連通していないが、連通させてもよい。接着剤収容部54と接着剤充填部18とを連通させることにより、接着剤16の充填を接着剤充填部18の一箇所のみで済ますことができる。したがって、接着剤16の塗布工程が簡略化できる。また、接着剤の充填量に関して1箇所についてのみ管理すればよいので、接着剤充填量の管理が容易となる。
接着剤充填部18内に充填される接着剤16として、熱硬化性のエポキシ系接着剤が用いられる。接着剤充填部18内に充填される接着剤16は、固化した際に剪断応力に対して強い耐性を有する弾性接着剤であることが望ましい。
本実施例では、嵌合孔78の上端縁と固定用孔22の下端縁との間で形成された空隙部70としたが、空隙部70が形成される位置はこれに限られたものではない。嵌合孔78の下端縁と固定用孔22の上端縁との間で形成されていればよい。
本実施例では、チャッキング機構にいわゆるスライディングコーンを用いたが、これに限られるものではない。図5に示すように、チャッキング機構にボールチャックのようなセルフチャック方式を用いることも好適である。図5に示す実施例では、径方向に放射状に設けられたチャック爪46とチャック爪46を径方向外方へ付勢する付勢ばね48とが、ターンテーブル20の軸方向上面に設けられる。光学ディスク装着時には、ブラシレスモータ1を使用するユーザーが、光学ディスクをチャック爪46上面に軸方向下方に押し込む。チャック爪46上面は、径方向外方へ向かうにしたがって軸方向高さが減少する傾斜面になっている。押し込まれる光学ディスクがこの傾斜面を押圧する力により、チャック爪46は径方向内方へ移動する。チャック爪46の移動により、ディスク載置部28へ光学ディスクが当接する。その後、付勢ばね48の付勢力により、チャック爪46は再び径方向外方へ移動する。チャック爪46の下面は傾斜面になっている。チャック爪46の下面は、付勢ばね48の付勢力により光学ディスクを押圧し、保持する。
このように、セルフチャック方式は、ブラシレスモータ1を使用するユーザーが直接光学ディスクをディスク載置部28に押し込み固定するので、ブラシレスモータ1に対してさまざまな方向から力が加わる可能性があり、また、強い力が加わる可能性がある。本実施例の締結方法は、従来の締結方法に比べ強靭な締結力が得られる。したがって、本実施例の締結方法は、セルフチャック方式のターンテーブル20についても適用が可能である。
図6に示すのは本発明の別の実施例である。この実施例では、ロータホルダ60の蓋部62の内周にブッシュ固定孔が設けられる。ブッシュ固定孔にはリング形状のブッシュ76が固定される。ブッシュ76の内周面は、シャフト10の外周面に圧入及び接着され、ロータホルダ60とシャフト10との締結が行なわれる。
この実施例によれば、ブッシュ76がシャフト10とロータホルダ60との間に介在するので、ブッシュ76のシャフト10に対する圧入強度を高くしてもロータホルダ60に塑性変形が起こらない。また、ロータホルダ60が有蓋円筒形状であるのに対して、ブッシュ76はリング形状である。したがって、ブッシュ76とシャフト10との嵌合につき精度を出しやすい。
図7に本発明の別の実施例を示す。この実施例では締結溝26は、ターンテーブル20の固定用孔22の内周に設けられ、シャフト10に設けられた環状溝12と径方向に対向する。ロータホルダ60は、直接シャフト10に固定されるのではなく、ターンテーブル20を介してシャフト10と接続される。
この実施例によれば、ターンテーブル20のみがシャフト10に締結されるので、シャフト10とターンテーブル20との締結に際し、精度管理が容易である。
以下、ターンテーブル20とシャフト10との締結力について行なった抜け強度試験の概要を示す。
図8は、抜け強度試験に用いた本願発明による締結構造を示すものである。図9は、抜け強度試験の比較対象として用いた従来の締結構造の断面図を示すものである。図10は、抜け強度試験の実施方法を表したものである。図11及び図12は、ターンテーブル20とシャフト10との締結力について抜け強度試験を行なった結果をグラフにしたものである。
抜け強度試験では、本発明による構造として、図8に示す構造のものを用いた。尚、本試験に用いた本発明の構造では、接着補助溝14は設けられていない。
抜け強度試験では、本発明との比較対照として、図9に示す構造(以下、対照構造)のものを用いた。対照構造におけるシャフト10には、本発明におけるような環状溝12及び接着補助溝14は設けられていない。また、対照構造において接着剤は、ターンテーブル20とロータホルダ60との間にのみ充填され、空隙部70、ターンテーブル20とシャフト10との間、ロータホルダ60とシャフト10との間には充填されない。対照構造では、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60とは圧入によってのみ固定されている。
抜け強度試験の内容について説明する。まず、抜け強度試験に用いる器具は押治具100と、押治具100の軸方向下方に対向して設けられる受治具110である。押治具100は軸方向に移動可能である。受治具110は試験台(図示せず)に固定されており、不動である。抜け強度試験を行なうターンテーブル20の下面を受治具110に固定する。
図10を参照して、押治具100を図中に示す矢印のように軸方向下方へ移動させる。押治具100の下端をシャフト10と当接させ、シャフト10を軸方向下側に押圧させる。他方、ターンテーブル20は受治具110により支持されている。したがって、この押圧力はシャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60との間に剪断応力を発生させる。押治具100による押圧力を経時的に増加させる。
押圧力を増加させていくと、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60との締結が剪断応力に耐えられなくなり、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60とが相対的に軸方向にずれる。シャフト10とターンテーブル20とが相対的に軸方向にずれた時点での、押治具の押圧力を測定する。
図11及び図12に試験の結果を示す。図11及び図12に掲げるグラフでは、縦軸に押治具が加える力(kgf)を示し、横軸に時間を示す。
図11及び図12を参照して、原点から一貫して増加傾向にある曲線が、降伏点bを境に突然減少傾向に転換する。これは、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60との間にはたらく剪断応力に対して、シャフト10とターンテーブル20との締結力が耐えられなくなり、シャフト10とターンテーブル20とが軸方向に相対的にずれたことを意味する。降伏点bが現れると、シャフト10とターンテーブル20及びロータホルダ60との間に充填され固化した接着剤16は、剪断もしくは剥離される。その結果、接着剤16によるシャフト10とターンテーブル20との締結構造は不可逆的に破壊される(以下、このような破壊のことを降伏という)。降伏が起こると、接着剤16による締結構造が破壊されるので、シャフト10とターンテーブル20との締結力が大幅に低下する。したがって、曲線が増加傾向から減少傾向に転換する降伏点bで押治具100がシャフト10に加えていた押圧力を、その構成による抜け強度(シャフト10とターンテーブル20との締結力)と評価する。
図11に示す試験結果によれば、対照構造における抜け強度は36.1kgfであった。これに対して、図12に示す試験結果によれば、本発明による締結構造の抜け強度は45.9kgfであった。対照構造と比較して、本発明による締結構造では、抜け強度について9.8kgfの向上が見られた。
尚、図3に示す締結構造、すなわちシャフト10の外周に環状溝12を設けるのみならず、シャフト10外周のターンテーブル20の固定用孔22の内周面と嵌合する部分に接着補助溝14を設けた締結構造のものについても、同様の試験を実施した。結果、図8に示す締結構造、すなわち環状溝12のみを設けた締結構造のものと比較して、約10kgfの抜け強度の向上が見られた。
本発明によるブラシレスモータ1の回転部2の製造工程に係る実施例を、図13乃至図15を用いて説明する。
図13は本発明によるブラシレスモータ1の回転部2の製造工程のうち、第一準備工程を終えた状態を示す模式図である。図14は本発明によるブラシレスモータ1の回転部2の製造工程のうち、第二準備工程を終えた状態を示す模式図である。図15は本発明によるブラシレスモータ1の回転部2の製造工程のうち、塗布工程を終えた状態を示す模式図である。図16は、本発明のブラシレスモータ1の回転部2の製造工程のうち、第二圧入工程の途中の状態を示す模式図である。図17は、本発明のブラシレスモータ1の回転部2の製造工程のうち、第二圧入工程が完了した状態を示す模式図である。
回転部2は、シャフト10を治具に固定する第一準備工程、ロータホルダ60をシャフト10に圧入する第一圧入工程、ターンテーブル20を治具に固定する第二準備工程、シャフト10及びロータホルダ60に接着剤16を塗布する塗布工程、シャフト10とロータホルダ60をターンテーブル20に圧入する第二圧入工程、接着剤16を固化させる固化工程、予圧マグネット68、コーン部材40及びチャッキングヨーク52をロータホルダ60及びシャフト10に取り付ける後工程、の工程を経て組み立てられる。
図13を参照して、第一準備工程では、シャフト10を凹型のシャフト固定治具130を用いて固定する。シャフト固定治具130の凹部には、シャフト10のスラスト軸受を形成する側の端部が挿入され、固定される。
第一圧入工程では、ロータホルダ60の開口側を軸方向下側にして、シャフト10に圧入する。
図14を参照して、第二準備工程では、平板状のターンテーブル固定治具140を用いてターンテーブル20を固定する。ターンテーブル20はロータホルダ60と当接する面を軸方向上に向けた状態でターンテーブル固定治具140に固定される。
図15を参照して、塗布工程では、第一圧入工程で圧入固定されたシャフト10とロータホルダ60の組立体に接着剤16を塗布する。接着剤16の塗布位置は、シャフト10の環状溝12、接着補助溝14、及びロータホルダ60の屈曲部64である。塗布された接着剤16は、環状溝12、接着補助溝14、及びロータホルダ60の屈曲部64とで形成される接着剤溜りで保持される。また、毛細管現象により、塗布された接着剤16の一部は、シャフト10とロータホルダ60が嵌合する面の間に入り込む。
第二圧入工程では、塗布工程で接着剤16を塗布したシャフト10とロータホルダ60との組立体を、ターンテーブル20に圧入する。この際、接着剤16を塗布した部分が下向きになるが、接着剤16の表面張力及び環状溝12、接着補助溝14により、接着剤16は保持される。
図16を参照して、シャフト10とロータホルダ60の組立体をターンテーブル20に圧入する。相対的に見ると、シャフト10とロータホルダ60の組立体にターンテーブル20が図中矢印方向に圧入される。シャフト10の外周面とターンテーブル20の固定用孔22内周面とのはめあいは、しまりばめ関係となる。したがって、環状溝12及び接着補助溝14に保持された接着剤16は、組立体圧入時にターンテーブル20によって接着補助溝14及び環状溝12からロータホルダ60側へ押し込まれる。
図17を参照して、この押し込まれる力により、接着補助溝14と環状溝12との間のシャフト10の外周面に接着剤16が塗布される。これにより、シャフト10とターンテーブル20の固定用孔22内周面との間に接着剤16が介在する。また、この押し込まれる力により、図中矢印方向にシャフト10とロータホルダ60の嵌合孔78の内周面との嵌合面の間に接着剤16が押し込まれる。これにより、ロータホルダ60とシャフト10との間に接着剤16が行き渡る。この結果、強固な締結を実現することができる。
また、組立体のターンテーブル20への圧入により、接着剤充填部18内の圧力が高まるので、図中矢印に示すように、径方向外方にも接着剤16が押しだされる。すなわち、ロータホルダ60の蓋部62とターンテーブル20の下面との間の当接面に接着剤16が押し出される。これにより、ロータホルダ60の蓋部62と、ターンテーブル20の下面との間に接着剤16が行き渡る。この結果、強固な締結を実現することができる。
さらに、環状溝12及び接着補助溝14に残留した接着剤16が毛細管現象により嵌合面間、並びに当接面間に存在する微小間隙に入り込む。特に、接着補助溝14に残留した接着剤16はロータホルダ60とは反対側の嵌合面間に入り込む。以上より、接着剤16が各嵌合面間及び当接面間に行き渡る。
固化工程では、接着剤16を固化させる。熱硬化性の接着剤16を用いた場合は、加熱を行なう。この際、ターンテーブル20が軸方向下側に位置した状態で加熱を行なう。ロータホルダ60が軸方向下側に位置した状態で加熱を行なうと、未固化状態の接着剤16がシャフト10とロータホルダ60とが嵌合した面の間を通って、ロータホルダ60の延出部66より軸方向下側に漏出する可能性があるからである。ロータホルダ60の延出部66より軸方向下側は、スリーブ82に挿通され軸受を構成するので、ロータホルダ60の延出部66より軸方向下側に接着剤16が漏出して固化すると、ブラシレスモータ1の故障の原因となる。
後工程では、予圧マグネット68及びターンテーブル20のコーン部材40及びチャッキングマグネット50を回転部2に取り付ける。
予圧マグネット68は、蓋部62に接着固定される。シャフト10の外周面とコーン部材40の開口の内周面との間には、グリース等の摺動剤が塗布される。ターンテーブル20とコーン部材40との間にはコイルばね32が収縮自在に介在させられる。コーン部材40はシャフト10に対して軸方向に摺動自在に設けられる。チャッキングヨーク52は、シャフト10に圧入固定される。
本工程以後、回転部2のシャフト10を固定部8のスリーブ82に挿入する。これにより、ブラシレスモータ1が組み立てられる。
本実施例では接着用の溝の数を、環状溝12及び接着補助溝14の2つとしたが、これに限られるものではない。3以上の溝を設けてもよいし、1つのみであってもよい。
また、ターンテーブル20に締結溝26を設けるとしたが、これに限られるものではない。ロータホルダ60に締結溝26を設けてもよい。
また、シャフト10とロータホルダ60及びターンテーブル20の締結構造について説明したが、適用範囲はこれに限られない。
また、シャフト10とロータホルダ60及びターンテーブル20との締結を、シャフト10の外周面と、ターンテーブル20及びロータホルダ60、ターンテーブル20及びブッシュ76、ターンテーブル20のみ、のそれぞれの内周面との間に行なったが、これに限られない。ロータホルダ60の内周面のみで締結してもよいし、ブッシュ76の内周面のみで締結してもよい。
また、アウターロータとしたが、これに限られない。本発明の締結構造はインナーロータ型モータにも適用可能であるし、アキシャルギャップ型モータについても適用可能である。
また、ラジアル軸受を含油軸受、スラスト軸受けをピボット軸受としたが、これに限られない。玉軸受、流体動圧軸受、空気動圧軸受、及び磁気軸受等種々の軸受を用いることが可能である。ただし、剪断応力等の外力に対する強さという観点からは、本実施例のようなピボット軸受、又は玉軸受が好適である。
本発明の全体の断面図を示したものである。 本発明の光学ディスク載置時の状態を示す図である。 本発明の要部の断面図を示したものである。 本発明に係るターンテーブル下面の平面図を示したものである。 本発明の別の実施例の断面図を示したものである。 本発明の別の実施例の断面図を示したものである。 本発明の別の実施例の断面図を示したものである。 本発明の構造であり、抜け強度試験の被試験構造を示したものである。 抜け強度試験の比較対象として用いた従来の締結構造の断面図を示すものである。 本発明の抜け強度試験方法を示したものである。 対照構造の抜け強度試験の結果を示すグラフである。 本発明の抜け強度試験の結果を示すグラフである。 本発明の製造工程のうち、第一準備工程を終えた状態を示す模式図である。 本発明の製造工程のうち、第二準備工程を終えた状態を示す模式図である。 本発明の製造工程のうち、塗布工程を終えた状態を示す模式図である。 本発明の製造工程のうち、第二圧入工程の途中の状態を示す模式図である。 本発明の製造工程のうち、第二圧入工程を終えた状態を示す模式図である。 従来構造を示したものである。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 回転部
8 固定部
10 シャフト
12 環状溝
14 接着補助溝
15 溝
16 接着剤
18 接着剤充填部
20 ターンテーブル
22 固定用孔
24 面取り部
26 締結溝
28 ディスク載置部
30 ばね固定段部
32 コイルばね
34 外周縁部
36 底部
38 当接部
40 コーン部材
42 センタリング部
44 ばね固定凹部
46 チャック爪
48 付勢ばね
50 チャッキングマグネット
52 チャッキングヨーク
54 接着剤収容部
60 ロータホルダ
62 蓋部
64 屈曲部
66 延出部
68 予圧マグネット
70 空隙部
72 円筒部
74 ロータマグネット
76 ブッシュ
78 嵌合孔
80 ハウジング
82 スリーブ
84 ステータ
86 ベース板
88 スラストワッシャ
90 ステータコア
92 コイル
94 ワッシャ
100 押治具
110 受治具
120 クランプ部材
122 光学ディスク
124 凹部
126 磁性体
130 シャフト固定治具
140 ターンテーブル固定治具

Claims (16)

  1. シャフトと、
    略有蓋円筒形状に形成され、蓋部の中央に前記シャフトが嵌合する嵌合孔を有し、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、
    回転中心に固定用孔を有し該固定用孔に前記シャフトが嵌合すると共に少なくとも内周部が前記蓋部に当接したターンテーブルと、
    前記ロータマグネットに径方向に対向するよう前記シャフトと同心状に配置されたステータと、
    を有するブラシレスモータであって、
    前記蓋部における前記嵌合孔の前記ターンテーブル側の内周縁と前記ターンテーブルにおける前記固定用孔の前記蓋部側の内周縁との間には空隙部が環状に形成され、
    前記シャフトの外周面には、前記空隙部に径方向に対向する環状溝が設けられ、
    前記環状溝及び前記空隙部にわたって接着剤が充填されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記シャフトは、前記ロータホルダの嵌合孔及び前記ターンテーブルの固定用孔にそれぞれ圧入されていることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 前記空隙部の軸方向幅は、径方向外方に向かうにしたがって次第に減少することを特徴とする、請求項1若しくは請求項2のブラシレスモータ。
  4. シャフトと、
    略有蓋円筒形状に形成され、蓋部の中央に前記シャフトがリング状のブッシュを介して嵌合する嵌合孔を有し、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、
    回転中心に固定用孔を有し該固定用孔に前記シャフトが嵌合すると共に少なくとも内周部が前記ブッシュに当接したターンテーブルと、
    前記ロータマグネットに径方向に対向するよう前記シャフトと同心状に配置されたステータと、
    を有するブラシレスモータであって、
    前記ブッシュの前記ターンテーブル側の内周縁と前記ターンテーブルにおける前記固定用孔の前記ブッシュ側の内周縁との間には空隙部が環状に形成され、
    前記シャフトの外周面には、前記空隙部に径方向に対向する環状溝が設けられ、
    前記環状溝及び前記空隙部にわたって接着剤が充填されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  5. 前記ターンテーブルの前記ロータホルダと当接する面には、ロータホルダに向かい開口する凹形状の接着剤収容部が設けられることを特徴とする、請求項1乃至請求項4に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記接着剤収容部は、前記空隙部と連通する溝からなることを特徴とする、請求項5のブラシレスモータ。
  7. シャフトと、
    回転中心に固定用孔を有し、該固定用孔に前記シャフトが圧入されるターンテーブルと、
    略有蓋円筒形状に形成され、前記ターンテーブルに固定され、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、
    前記ロータマグネットに径方向に対向するよう前記シャフトと同心状に配置されたステータと、
    を有するブラシレスモータであって、
    前記固定用孔の内周面の一部には空隙部が環状に形成され、
    前記シャフトの外周面には、前記空隙部に径方向に対向する環状溝が設けられ、
    前記環状溝及び前記空隙部にわたって接着剤が充填されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  8. シャフトと、
    略有蓋円筒形状に形成され、蓋部の中央に前記シャフトが嵌合する嵌合孔を有し、円筒部の周面にロータマグネットが取り付けられたロータホルダと、
    回転中心に固定用孔を有し該固定用孔に前記シャフトが嵌合すると共に少なくとも内周部が前記蓋部に当接したターンテーブルと、
    前記ロータマグネットに径方向に対向するよう前記シャフトと同心状に配置されたステータと、
    を有するブラシレスモータであって、
    前記ターンテーブルと前記ロータホルダとの間には、接着剤が収容される間隙である接着剤収容部が設けられることを特徴とする、
    ブラシレスモータ。
  9. 前記接着剤収容部は、前記ターンテーブルの前記ロータホルダと当接する面に前記ロータホルダに向かい開口する凹形状の溝からなることを特徴とする、
    請求項8に記載のブラシレスモータ。
  10. 前記接着剤収容部は、前記ターンテーブルの回転中心から放射状に配設された複数の溝からなることを特徴とする請求項6、請求項8若しくは請求項9に記載のブラシレスモータ。
  11. 前記接着剤収容部は、前記ターンテーブルの回転中心から放射状に配設された複数の溝と、該複数の溝を連結する環状の溝と、からなることを特徴とする請求項6、若しくは請求項8乃至請求項10に記載のブラシレスモータ。
  12. 前記シャフトには、前記ターンテーブルの内周面が前記シャフトと嵌合する軸方向範囲内に、周方向の接着補助溝が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項11に記載のブラシレスモータ。
  13. 前記ターンテーブルはチャッキング機構を有し、
    該チャッキング機構はチャッキング機構自身のみでディスクを保持するセルフチャック方式であることを特徴とする請求項1乃至請求項12に記載のブラシレスモータ。
  14. 円環状の環状溝を有するシャフトと、略有蓋円筒形状で蓋面に嵌合孔を有し蓋面と円筒部とが弧形状の屈曲部で連結されるロータホルダと、回転中心に固定用孔を有するターンテーブルと、
    を備えるブラシレスモータを製造する方法であって、
    前記ロータホルダの前記嵌合孔を前記シャフトに圧入する第一圧入工程と、
    該第一圧入工程の後に前記環状溝及び前記ロータホルダの前記屈曲部に接着剤を塗布する塗布工程と、
    該塗布工程の後に前記ロータホルダが圧入された前記シャフトを前記ターンテーブルに圧入する第二圧入工程と
    を有することを特徴とするブラシレスモータの製造方法。
  15. 請求項14に記載のブラシレスモータの製造方法であって、
    前記シャフトは環状溝と前記環状溝より軸方向上側に設けられる周方向の接着補助溝とを有し、
    前記塗布工程では前記接着補助溝に接着剤が塗布されることを特徴とする請求項14に記載のブラシレスモータの製造方法。
  16. 請求項14及び請求項15に記載のブラシレスモータの製造方法であって、
    前記塗布工程では前記蓋面の前記嵌合孔周縁にも接着剤が塗布されることを特徴とする請求項14及び15に記載のブラシレスモータの製造方法。
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