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JP2007318335A - ハンドオーバー処理システム、ハンドオーバー処理方法及び無線基地局 - Google Patents

ハンドオーバー処理システム、ハンドオーバー処理方法及び無線基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信端末が接続される基地局主導でハンドオーバーを適正に行う。
【解決手段】IP電話端末が複数のアクセスポイント1の何れかと無線LANを介して接続されて通信を行うIP電話システムであって、接続アクセスポイントは、IP電話端末から送信される信号の第一の受信レベルが閾値A以下となっていると判定された場合に、複数の周辺アクセスポイントの受信レベル検出部13にて検出された第二の受信レベルを取得するアクセスポイント通信部12と、これら複数の第二の受信レベルに基づいて、ハンドオーバー先のアクセスポイントを特定するアクセスポイント特定部14と、ハンドオーバー先のアクセスポイントによる第二の受信レベルと第一の受信レベルとの差が閾値B以上となっていると判定された場合に、ハンドオーバーの実行指示をIP電話端末に送信する信号通信部11とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、IP電話端末等の無線通信端末が接続するアクセスポイント(基地局)を切り換えるハンドオーバー処理を行うハンドオーバー処理システム、ハンドオーバー処理方法及び無線基地局に関する。
従来より、複数のアクセスポイントのうち、一のアクセスポイントと無線LAN(Local Area Network)等を介して接続された無線通信端末が、一のアクセスポイントから送信される信号の受信レベルが低くなると、当該一のアクセスポイントの周辺に存する受信レベルの高いアクセスポイントにハンドオーバーするハンドオーバー処理システムが知られている。
上記のハンドオーバー処理システムにあっては、無線通信端末は、一般的に信号の送受信用のアンテナ(通信部)を一つしか搭載していないため、一のアクセスポイントと通信している間は周辺のアクセスポイントと通信することができず、当該周辺のアクセスポイントの情報が得られない。このため、無線通信端末は、接続している一のアクセスポイントからの信号が届かなくなることで接続が解除されたことを認識して、その時点から周辺のアクセスポイントの検索を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−175932号公報
しかしながら、上記特許文献1等のように、無線通信端末が一のアクセスポイントとの接続解除を認識した時点から周辺のアクセスポイントの検索を行うという受動的なハンドオーバー処理では、無線通信端末が接続解除されたと認識されるまでに所定の時間を要してしまい、周辺のアクセスポイントの検索中に通信が途絶えてしまう虞がある。
特に、無線通信端末としてIP電話端末を適用したIP電話システムの場合、より安定した通信を行うためにアクセスポイントを瞬時に切り換える必要があることから、当該IP電話システムへの適用は困難であるといった問題がある。
そこで、本発明の課題は、無線通信端末が接続される基地局主導でハンドオーバーを適正に行うことができるハンドオーバー処理システム、ハンドオーバー処理方法及び無線基地局を提供することである。
請求項1に記載の発明は、
複数の基地局(例えば、図1のアクセスポイント1等)と、これら複数の基地局の何れかと無線通信回線(例えば、無線LAN等)を介して接続されて通信を行う無線通信端末(例えば、図1のIP電話端末2等)とを備え、前記複数の基地局の中で前記無線通信端末が接続する基地局を切り換えるハンドオーバー処理を行うハンドオーバー処理システム(例えば、図1のIP電話システム100等)であって、
前記複数の基地局のうち、前記無線通信端末と前記無線通信回線を介して接続されている接続基地局(例えば、図1の第一のアクセスポイント1A等)は、
前記接続基地局における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第一の受信レベルを取得する第一の受信レベル取得手段(例えば、図2の信号通信部11等)と、
前記第一の受信レベル取得手段により取得された前記第一の受信レベルが所定値以下となっているか否かを判定する受信レベル判定手段(例えば、図2の信号通信部11等)と、
前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記複数の基地局のうち、当該接続基地局の周辺に存する周辺基地局(例えば、図1の第二及び第三のアクセスポイント1B、1C等)における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルを取得する第二の受信レベル取得手段(例えば、図2のアクセスポイント通信部12等)と、
前記第二の受信レベル取得手段により取得された前記第二の受信レベルに基づいて、前記周辺基地局の中からハンドオーバー先の基地局を特定する基地局特定手段(例えば、図2のアクセスポイント特定部14等)と、
前記基地局特定手段により特定された前記基地局に対する接続に用いる情報を前記無線通信端末に送信する情報送信手段(例えば、図2の信号通信部11等)とを備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のハンドオーバー処理システムにおいて、
前記接続基地局は、
前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記第二の受信レベルの検出指示を周辺基地局に送信する検出指示送信手段(例えば、図2のアクセスポイント通信部12等)を備え、
前記周辺基地局は、
前記無線通信端末と信号の送受信を行うための送受信用通信部(例えば、図2の信号通信部11等)と、
前記第二の受信レベルを検出するための受信レベル検出用通信部(例えば、図2の受信レベル検出用アンテナ13a等)と、
前記検出指示送信手段から送信された前記検出指示の受信に基づいて、前記受信レベル検出用通信部により前記第二の受信レベルを検出する受信レベル検出手段(例えば、図2の受信レベル検出部13等)と、
前記受信レベル検出手段により検出された前記第二の受信レベルを前記接続基地局に送信する受信レベル送信手段(例えば、図2のアクセスポイント通信部12等)とを備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のハンドオーバー処理システムにおいて、
前記接続基地局は、
前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記第二の受信レベルの検出タイミングを規定するタイミング情報及び前記無線通信端末との通信の周波数を規定する周波数情報を含む当該第二の受信レベルの検出指示を周辺基地局に送信する検出指示送信手段(例えば、図7のアクセスポイント通信部212等)を備え、
前記周辺基地局は、
前記無線通信端末と信号の送受信を行うとともに、前記第二の受信レベルを検出するための送受信用通信部(例えば、図7の信号通信部211等)と、
前記検出指示送信手段から送信され受信した前記検出指示に基づいて、前記タイミング情報により規定される前記検出タイミングにて、前記周波数情報に規定される前記周波数で前記第二の受信レベルを前記送受信用通信部により検出する受信レベル検出手段(例えば、図7の信号通信部211等)と、
前記受信レベル検出手段により検出された前記第二の受信レベルを前記接続基地局に送信する受信レベル送信手段(例えば、図7のアクセスポイント通信部212等)とを備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のハンドオーバー処理システムにおいて、
前記周辺基地局は、
前記検出指示送信手段から送信された前記検出指示を受信した後、前記第二の受信レベルを検出する以前に、前記無線通信端末以外の無線通信端末の送信を一時停止する制御信号を送信する制御信号送信手段(例えば、図7の信号通信部211等)を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、
複数の基地局(例えば、図1のアクセスポイント1等)と、これら複数の基地局の何れかと無線通信回線(例えば、無線LAN等)を介して接続されて通信を行う無線通信端末(例えば、図1のIP電話端末2等)とを備える無線通信システム(例えば、図1のIP電話システム100等)を用いて、前記複数の基地局の中で前記無線通信端末が接続する基地局を切り換えるハンドオーバー処理を行うハンドオーバー処理方法であって、
前記複数の基地局のうち、前記無線通信端末と前記無線通信回線を介して接続されている接続基地局(例えば、図1の第一のアクセスポイント1A等)は、
前記接続基地局における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第一の受信レベルを取得する処理と、
取得された前記第一の受信レベルが所定値以下となっているか否かを判定する処理と、
前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記複数の基地局のうち、当該接続基地局の周辺に存する周辺基地局(例えば、図1の第二及び第三のアクセスポイント1B、1C等)における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルを取得する処理と、
取得された前記第二の受信レベルに基づいて、前記周辺基地局の中からハンドオーバー先の基地局を特定する処理と、
前記特定値以上となっていると判定された場合に、前記基地局特定手段により特定された前記基地局に対する接続に用いる情報を前記無線通信端末に送信する処理とを行うことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、
無線通信端末(例えば、図1のIP電話端末2等)と無線通信回線(例えば、無線LAN等)を介して接続されている無線基地局(例えば、図1の第一のアクセスポイント1A等)であって、
前記無線通信端末から送信された信号の受信レベルである第一の受信レベルを取得する第一の受信レベル取得手段(例えば、図2の信号通信部11等)と、
前記第一の受信レベル取得手段により取得された前記第一の受信レベルが所定値以下となっているか否かを判定する受信レベル判定手段(例えば、図2の信号通信部11等)と、
前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、周辺に存する周辺基地局(例えば、図1の第二及び第三のアクセスポイント1B、1C等)における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルを取得する第二の受信レベル取得手段(例えば、図2のアクセスポイント通信部12等)と、
前記第二の受信レベル取得手段により取得された前記第二の受信レベルに基づいて、前記周辺基地局の中からハンドオーバー先の基地局を特定する基地局特定手段(例えば、図2のアクセスポイント特定部14等)と、
前記基地局特定手段により特定された前記基地局に対する接続に用いる情報を前記無線通信端末に送信する情報送信手段(例えば、図2の信号通信部11等)とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、無線通信端末と当該無線通信端末が接続される基地局との無線通信を途絶えさせることなく、当該基地局主導でハンドオーバーを適正に行うことができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1のハンドオーバー処理システムの好適な一例として例示するIP電話システム100の概略構成を模式的に示した図である。
実施形態1のIP電話システム(無線通信システム)100は、例えば、IP電話端末2がユーザ等により所持されてA地点(POS-A)からC地点(POS-C)へと移動する場合に、当該IP電話端末2が接続するアクセスポイント1を所定のタイミングで切り換えるハンドオーバー処理を行うことで通話(通信)を途絶えさせることなく行うものである。
具体的には、IP電話システム100は、例えば、図1に示すように、複数(図1にあっては3つ)のアクセスポイント(AP)1、…と、これらアクセスポイント1の何れかとIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11規格等の無線LANを介して接続され通信を行うIP電話端末2と、アクセスポイント1とインターネット回線Nを介して接続された通話先端末3等から構成されている。
複数のアクセスポイント(基地局)1、…は、例えば、所定の周波数(CH)でIP電話端末2と無線リンクを確立して通信を行うものであり、所定のゲートウェイ4及び有線LAN5を介して相互に通信自在に接続されている。具体的には、第一のアクセスポイント1Aは、例えば、第一のゲートウェイ4Aに接続され、識別子を「ESSID1」として「CH1」にて無線通信を行うものであり、第二のアクセスポイント1Bは、第二のゲートウェイ4Bに接続され、識別子を「ESSID2」として「CH2」にて無線通信を行うものであり、第三のアクセスポイント1Cは、第三のゲートウェイ4Cに接続され、識別子を「ESSID3」として「CH3」にて無線通信を行うようになっている。
また、複数のアクセスポイント1、…は、例えば、IP電話端末との通信能カ範囲はRであり、少なくとも隣接するアクセスポイント1どうしの通信可能範囲Rが重なり合うように所定間隔を空けて配設されている。
以下に、アクセスポイント1について、図2及び図3を参照して詳細に説明する。
図2は、アクセスポイント1のブロック図である。図3は、IP電話システム100におけるハンドオーバーの実行タイミングを説明する図である。
なお、以下の説明にあっては、複数のアクセスポイント1、…のうち、IP電話端末2と無線リンクを確立しているものを「接続アクセスポイント」と言い、その周辺に存するアクセスポイント1を「周辺アクセスポイント」と言うこととする。
図2に示すように、アクセスポイント1は、無線リンクが確立(無線接続)されたIP電話端末2と信号の送受信を行う信号通信部11と、他のアクセスポイント1と通信を行うアクセスポイント通信部12と、無線リンクが確立していないIP電話端末からの信号の受信レベルを検出する受信レベル検出部13と、ハンドオーバー先のアクセスポイント1を特定するアクセスポイント特定部14と、ハンドオーバーのタイミングを決定するタイミング決定部15と、これら各部を制御する制御部16等を備えている。
信号通信部(送受信用通信部)11は、例えば、IP電話端末2との間で無線リンクを確立して通信を行うものであり、IP電話端末2と信号の送受信を行うための送受信用アンテナ11aを備えている。
即ち、信号通信部11は、例えば、無線リンクの確立に際し、IP電話端末2から所定の周波数で送信されるプローブ要求を送受信用アンテナ11aにより受信して、当該プローブ要求に含まれるESSID情報と当該アクセスポイント1のESSIDが一致する場合に、IP電話端末2との間で無線リンクを確立するようになっている。
なお、複数のアクセスポイント1、がIP電話端末2の周囲に存する場合には、互いのESSIDが一致するものの中で、最も信号の受信レベルの高いものがIP電話端末2により接続アクセスポイントとして選択されるようになっている。
また、信号通信部11は、第一の受信レベル取得手段として、例えば、無線リンクが確立したIP電話端末2との信号の送受信の際に、当該IP電話端末2から送信され送受信用アンテナ11aにより受信した信号の第一の受信レベルを所定のタイミングで取得するようになっている。
さらに、信号通信部11は、受信レベル判定手段として、例えば、取得した第一の受信レベルが所定値(例えば、閾値A;図3参照)以下となっているか否かを判定するようになっている。
ここで、閾値Aは、例えば、複数のアクセスポイント1、…の通信可能範囲R並びに信号の受信レベル等を考慮して規定されるものであり、具体的には、隣接するアクセスポイント1どうしの通信可能範囲Rが重なり合う領域でIP電話端末2との通信が途絶えることなく所定の受信レベルを維持できる程度に規定されている。
また、信号通信部11は、例えば、IP電話端末2と接続しているアクセスポイント1による第一の受信レベルと、ハンドオーバー先のアクセスポイント1によるIP電話端末2からの信号の第二の受信レベルとの差が特定値(例えば、閾値B)以上となっていると判定された場合(後述)に、接続アクセスポイントとのアソシエーション解除信号をIP電話端末2に送信するものである。
即ち、信号通信部11は、例えば、タイミング決定部15にて第一の受信レベルと第二の受信レベルとの差が閾値B以上となっていると判定されることでハンドオーバーのタイミングが決定された場合に(詳細後述)、アソシエーション解除信号をIP電話端末2に送信するようになっている。これにより、IP電話端末2に対して、接続アクセスポイント側が無線リンクを解除しようとしていることを知らせ、ハンドオーバー先となる周辺アクセスポイントに対するハンドオーバーの実行を指示するようになっている。
ここで、信号通信部11は、ハンドオーバーの実行指示をIP電話端末2に送信する実行指示情報送信手段として機能する。
さらに、信号通信部11は、IP電話端末2に対してハンドオーバー先の第二のアクセスポイント1Bの識別子「ESSID」、周波数「CH」、MAC(Media Access Control)アドレスを送信(通知)する。このとき信号通信部11は、ハンドオーバー先への接続に用いる情報を前記無線通信端末に送信する情報送信手段として機能する。
アクセスポイント通信部12は、例えば、有線LAN5に接続されて、当該有線LAN5に接続された複数のアクセスポイント1、どうしで各種情報の送受信を行うためのものである。
即ち、接続アクセスポイントのアクセスポイント通信部12は、例えば、検出指示送信手段として、信号通信部11にて第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、複数のアクセスポイント1、…のうち、周辺アクセスポイントによるIP電話端末2から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルの測定要求信号(検出指示)を周辺アクセスポイントに送信するようになっている。
また、周辺アクセスポイントのアクセスポイント通信部12は、例えば、受信レベル送信手段として、受信レベル検出部13により検出された第二の受信レベル(後述)を接続アクセスポイントに送信するようになっている。
これにより、接続アクセスポイントのアクセスポイント通信部12は、第二の受信レベル取得手段として、周辺アクセスポイントによるIP電話端末2から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルを取得することができるようになっている。
受信レベル検出部(受信レベル検出手段)13は、例えば、受信レベル検出用アンテナ13aを備え、無線リンクが確立していないIP電話端末2から送信される信号の第二の受信レベルを検出するためのものである。
即ち、例えば、周辺アクセスポイントの受信レベル検出部13は、接続アクセスポイントのアクセスポイント通信部12から送信された測定要求信号(受信レベル取得要求)の受信に基づいて、受信レベル検出用アンテナ13aにより第二の受信レベルを検出するようになっている。具体的には、例えば、IP電話端末2と第一のアクセスポイント1Aが無線リンクを確立している場合にあっては、その周辺に存する第二及び第三のアクセスポイント1B、1Cの受信レベル検出部13は、IP電話端末2から所定の周波数で送信される信号を受信レベル検出用アンテナ13aにより受信してその受信レベルを検出するようになっている。
アクセスポイント特定部14は、複数のアクセスポイント1、…の中からハンドオーバー先のアクセスポイント1を特定するためのものである。
即ち、接続アクセスポイントのアクセスポイント特定部14は、例えば、基地局特定手段として、周辺アクセスポイントの受信レベル検出部13にて検出され有線LAN5を介してアクセスポイント通信部12により取得された複数の第二の受信レベルに基づいて、最も高い受信レベルの周辺アクセスポイントをハンドオーバー先のアクセスポイント1として特定するようになっている。
接続アクセスポイントのタイミング決定部15は、アクセスポイント特定部14により特定されたハンドオーバー先の周辺アクセスポイントによる第二の受信レベルと当該接続アクセスポイントによる第一の受信レベルとの差に基づいて、ハンドオーバーのタイミングを決定するものである。
即ち、接続アクセスポイントのタイミング決定部15は、所定のタイミングでハンドオーバー先の周辺アクセスポイントの第二の受信レベルを取得して、当該接続アクセスポイントの第一の受信レベルとの差が特定値(例えば、閾値B;図3参照)以上となっているか否かを判定するようになっている。そして、タイミング決定部15は、受信レベルの差が閾値B以上となっていると判定された時点をハンドオーバーの実行タイミングとして決定するようになっている。
制御部16は、例えば、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されて、各部を統括的に制御するものである。
次に、IP電話端末2について図4を参照して詳細に説明する。図4は、IP電話端末2のブロック図である。
図4に示すように、IP電話端末2は、例えば、無線LANを介してアクセスポイント1と無線通信を行う無線通信処理部21と、ハンドオーバーを行うハンドオーバー実行処理部22と、これら各部を制御する制御部23等を備えている。
無線通信処理部21は、例えば、アクセスポイント1と信号の送受信を行うための送受信用アンテナ21aを備え、この送受信用アンテナ21aからアクセスポイント1に応じた所定の識別子「ESSID」を用いて所定の周波数「CH」で信号を送受信するようになっている。
即ち、無線通信処理部21は、例えば、第一のアクセスポイント1Aと無線リンクを確立して通信を行う場合には、識別子を「ESSID1」として周波数「CH1」で信号を送受信し、第二のアクセスポイント1Bと無線リンクを確立して通信を行う場合には、識別子を「ESSID2」として周波数「CH2」で信号を送受信し、第三のアクセスポイント1Cと無線リンクを確立して通信を行う場合には、識別子を「ESSID3」として周波数「CH3」で信号を送受信するようになっている。
また、無線通信処理部21は、接続アクセスポイントによるハンドオーバー先の周辺アクセスポイントの特定後、当該接続アクセスポイントの信号通信部11から送信されたハンドオーバー先の周辺アクセスポイントの識別子「ESSID」、周波数「CH」、MAC(Media Access Control)アドレスを受信するようになっている。
ハンドオーバー実行処理部22は、例えば、接続アクセスポイントから送信され無線通信処理部21にて受信されたアソシエーション解除信号に基づいて、当該接続アクセスポイントとの無線リンクの解除、並びにハンドオーバー先となる周辺アクセスポイントに対するハンドオーバーの実行を処理するようになっている。
制御部23は、例えば、図示は省略するが、CPU、RAM、ROM等から構成されて、各部を統括的に制御するものである。
通話先端末3については、詳細な説明は省略するが、IP電話端末2と通話可能なものであれば如何なる端末であっても良く、例えば、IP電話端末、一般電話端末、携帯電話端末等が挙げられる。
次に、IP電話システム100によるハンドオーバー処理について図5を参照して説明する。
ここで、図5は、ハンドオーバー処理に係る動作の一例を示す図である。なお、図5にあっては、アクセスポイント1とIP電話端末2との無線通信を「波線」で表し、アクセスポイント1どうし並びにアクセスポイント1と通話先端末3との有線通信を「実線」で表すものとする。
通話先端末3との通話の際に、図5に示すように、先ず、IP電話端末2は、無線リンクを確立可能なアクセスポイント1の検索を全ての識別子「ESSID」及び周波数「CH」で行う(ステップS1)。具体的には、IP電話端末2の無線通信処理部21は、送受信用アンテナ21aから所定の識別子「ESSID」のプローブ要求を所定の周波数「CH」で送信する。
そして、複数のアクセスポイント1、にあっては、信号通信部11の送受信用アンテナ11aによりプローブ要求を受信すると、当該プローブ要求に含まれる識別子(例えば、「ESSID1」等)と一致する識別子のアクセスポイント(例えば、識別子「ESSID1」の第一のアクセスポイント1A等)は、プローブ要求に対してプローブ応答を返信する。
IP電話端末2にあっては、送受信用アンテナ21aによりプローブ応答を受信すると、無線通信処理部21は、プローブ応答の受信レベルを検出して、最も受信レベルの高いアクセスポイント1を接続先のアクセスポイント(例えば、第一のアクセスポイント1A等)として特定する。そして、無線通信処理部21は、特定したアクセスポイント1と無線リンクを確立するために、送受信用アンテナ21aからアソシエーション要求を送信する。
そして、接続先となる第一のアクセスポイント1Aが、信号通信部11の送受信用アンテナ11aにより受信したアソシエーション要求に対してアソシエーション応答を返信することで、当該アクセスポイント1とIP電話端末2との間で無線リンクが確立する(ステップS2)。
続けて、IP電話端末2は、図示しないSIPサーバを介して接続された通話先端末3との通話(通信)が開始され、当該通話先端末3との間で第一のアクセスポイント1Aを介してデータの送受信が行われる(ステップS3及びS4)。
そして、第一のアクセスポイント1Aの信号通信部11は、IP電話端末2との無線リンクが確立した状態で、当該IP電話端末2から送信され送受信用アンテナ11aにより受信した信号の受信レベル(第一の受信レベル)を所定のタイミングで検出して、第一の受信レベルが閾値A(図3参照)以下となっているか否かを判定する。
ここで、IP電話端末2を所持するユーザが、A地点からB地点に移動すると、信号通信部11により検出されるIP電話端末2からの信号の受信レベルが次第に低下することとなる(図3参照)。
そして、信号通信部11が、第一の受信レベルが閾値A以下となっていると判定すると(ステップS5)、アクセスポイント通信部12は、周辺アクセスポイント(例えば、第二及び第三のアクセスポイント1B、1C)に対して、IP電話端末2から送信される信号の受信レベル(第二の受信レベル)の測定要求信号(検出指示)を有線LAN5を介して送信する(ステップS6)。
第二及び第三のアクセスポイント1B、1Cにあっては、アクセスポイント通信部12により受信した第二の受信レベルの測定要求信号に基づいて、受信レベル検出部13は、IP電話端末2から所定の周波数で送信される信号を受信レベル検出用アンテナ13aにより受信してその受信レベル(第二の受信レベル)を検出する(ステップS7)。
その後、アクセスポイント通信部12は、受信レベル検出部13により検出された第二の受信レベルを受信レベル取得応答信号により第一のアクセスポイント1Aに対して返信する(ステップS8)。
第一のアクセスポイント1Aにあっては、アクセスポイント通信部12により第二及び第三のアクセスポイント1B、1Cから送信された各々の第二の受信レベルを受信すると、アクセスポイント特定部14は、最も高い受信レベルのアクセスポイント(例えば、第二のアクセスポイント1B)をハンドオーバー先のアクセスポイント1として特定する(ステップS9)。
そして、信号通信部11は、IP電話端末2に対してハンドオーバー先の第二のアクセスポイント1Bの識別子「ESSID」、周波数「CH」、MAC(Media Access Control)アドレスを送信(通知)する(ステップS10)。
その後、第一のアクセスポイント1Aのタイミング決定部15は、所定のタイミングでハンドオーバー先の第二のアクセスポイント1Bの第二の受信レベルを取得して、当該第一のアクセスポイント1Aの第一の受信レベルとの差が閾値B以上となっているか否かを判定する。
即ち、第一のアクセスポイント1Aの信号通信部11は、IP電話端末2からの信号の第一の受信レベルを所定のタイミングで検出するとともに、アクセスポイント通信部12は、第二のアクセスポイント1Bに対して、IP電話端末2からの信号の第二の受信レベルの取得要求を送信する(ステップS11)。
そして、第二のアクセスポイント1Bにあっては、アクセスポイント通信部12は、受信レベル検出部13により検出された第二の受信レベルを受信レベル取得応答信号により第一のアクセスポイント1Aに対して返信する(ステップS12)。
そして、第一受信レベルと第二の受信レベルの差が閾値B以上となっていると判定され、ハンドオーバーのタイミングが決定すると(ステップS13)、信号通信部11は、IP電話端末2に対して、アソシエーション解除信号を送受信用アンテナ11aから送信する(ステップS14)。
IP電話端末2にあっては、送受信用アンテナ21aによりアソシエーション解除信号を受信すると、無線通信処理部21は、第一のアクセスポイント1Aとの無線リンクを解除し、続けて、周辺アクセスポイントを検索することなく、アクセスポイント1Aより事前に取得した第二のアクセスポイント1Bの各種情報(識別子「ESSID」、周波数「CH」、MAC(Media Access Control)アドレス)に基づいて、当該第二のアクセスポイント1Bと無線リンクを確立するために送受信用アンテナ21aからアソシエーション要求を送信する。
そして、ハンドオーバー先となる第二のアクセスポイント1Bが、信号通信部11の送受信用アンテナ11aにより受信したアソシエーション要求に対してアソシエーション応答を返信することで、当該第二のアクセスポイント1BとIP電話端末2との間で無線リンクが確立する(ステップS15)。
これにより、第二のアクセスポイント1Bへのハンドオーバーが完了する。
その後、IP電話端末2は、通話先端末3との間で第二のアクセスポイント1Bを介してデータの送受信が行われ(ステップS16及びS17)、通話終了の際には、図示しないSIPサーバを介して通話先端末3との通話(通信)が切断される。
以上のように、実施形態1のIP電話システム100によれば、接続アクセスポイントは、IP電話端末2との無線リンクが確立された状態で、当該IP電話端末2から送信される信号の周辺アクセスポイントによる受信レベルを取得してハンドオーバー先を特定することができる。即ち、各アクセスポイント1は、IP電話端末2との通信用の送受信用アンテナ11aの他に受信レベル検出用アンテナ13aを具備する受信レベル検出部13を備えているので、所定のIP電話端末と通信中であっても、他のIP電話端末からの信号の受信レベルの検出を適正に行うことができる。さらに、周辺アクセスポイントの第二の受信レベルと接続アクセスポイントの第一の受信レベルの差が閾値B以上となった瞬間に、アソシエーション解除信号を発行することによってIP電話端末2に対してハンドオーバーの実行を指示することができるので、その結果、短時間でアクセスポイントの切換えが行われ、IP電話端末2と通話先端末3との通話を途絶えさせることなく、当該アクセスポイント1主導でハンドオーバーを適正位置でかつ短時間に行うことができる。
なお、上記実施形態1では、第二のアクセスポイント1Bに対するハンドオーバーの際に、IP電話端末2は第一のアクセスポイント1Aからのアソシエーション解除信号によって第二のアクセスポイント1Bとの無線リンク確立を開始するようにしたが、これに限られるものではなく、アソシエーション解除信号に換えて独自のアクセスポイント切換え信号を発行することにより第二のアクセスポイント1Bとの無線リンク確立をIP電話端末2に要求するようにしても良い。
[実施形態2]
以下に、実施形態2のIP電話システム200について図6〜図9を参照して説明する。
ここで、図6は、本発明を適用した実施形態2のIP電話システム200の概略構成を模式的に示した図である。また、図7は、アクセスポイント201のブロック図であり、図8は、アクセスポイント201から送信されるCTS信号のデータ構造を模式的に示した図である。
なお、実施形態2のIP電話システム200は、アクセスポイント201の構成以外の点では上記実施形態1と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
実施形態2のIP電話システム200のアクセスポイント201は、図6及び図7に示すように、実施形態1のアクセスポイント1に係る受信レベル検出部13を備えずに、接続アクセスポイントから送信される測定要求信号のタイミング情報及び周波数情報に従って信号通信部211にて第二の受信レベルを検出するようになっている。
以下に、アクセスポイント201について、図7及び図8を参照して詳細に説明する。
先ず、接続アクセスポイントのアクセスポイント通信部212は、検出指示送信手段として、例えば、送受信用アンテナ11aにより受信した信号の第一の受信レベルが閾値A以下となっていると判定された場合に、IP電話端末2からの信号の第二の受信レベルの検出タイミングを規定するタイミング情報及びIP電話端末2との無線通信の周波数「CH」を規定する周波数情報を含む測定要求信号を周辺アクセスポイントに送信するようになっている。
ここで、測定要求信号には、例えば、タイミング情報に加えて、アクセスポイント1Aと無線リンクを確立しているIP電話端末2の識別子「ESSID」、周波数「CH」、MACアドレス等が含まれている。
また、タイミング情報とは、具体的には、例えば、アクセスポイント1AとIP電話端末2との間のデータの送受信の間隔(例えば、20[ms]等)や、各アクセスポイント201が他のIP電話端末2と無線リンクを確立している場合には、当該他のIP電話端末2に対するCTS(Clear To Send)信号(後述)のデュレーション時間等を考慮して、測定要求信号の送信後に如何なるタイミングで第二の受信レベルを検出するべきかを規定するものである。
信号通信部(送受信用通信部)211は、例えば、IP電話端末2との間で無線リンクを確立して通信を行うとともに、無線リンクが確立されていないIP電話端末2から送信される信号の受信レベル(第二の受信レベル)を検出するものである。
即ち、周辺アクセスポイント(例えば、アクセスポイント1C等)の信号通信部211は、例えば、受信レベル検出手段として、アクセスポイント通信部212により受信した測定要求信号のタイミング情報に規定された検出タイミングにて、接続アクセスポイントとIP電話端末(以下、「IP電話端末2A」という。)との無線リンクの周波数「CH」でIP電話端末2Aからの信号の受信レベルを検出するようになっている。具体的には、周辺アクセスポイントの信号通信部211は、例えば、所定のIP電話端末(以下、「IP電話端末2C」という。)と無線リンクが確立した状態であっても、一旦、周波数「CH3」を測定要求信号に含まれるアクセスポイント1AとIP電話端末2Aとの間の無線リンクの周波数「CH1」に切り換えて、IP電話端末2Aから送信される信号を送受信用アンテナ11aにて受信するようになっている。
このとき、信号通信部211は、制御信号送信手段として、例えば、IP電話端末2Cに対して、当該IP電話端末2Cからの信号の送信を所定時間停止させるCTS信号(制御信号)を送信するようになっている。
CTS信号(フレーム)は、例えば、図8に示すように、フレームの種類を定義するフレーム制御、データ送信禁止時間を規定するデュレーション、データ送信が禁止されない無線端末のMACアドレス、フレーム誤りの検査に係るFCS(Frame Check Sequence)等のデータから構成されている。
これにより、MACアドレスとしてIP電話端末2AのMACアドレスを規定しておくことにより、IP電話端末2Cは、CTS信号を受信すると、信号送信がデュレーション時間禁止されることとなるが、IP電話端末2Aは、CTS信号を受信しても信号送信が禁止されることはなくなる。そして、IP電話端末2Cからの信号送信が禁止されている間に、アクセスポイント1Cは、IP電話端末2Aから信号が送信されるタイミングに合うように、当該IP電話端末2Aとアクセスポイント1Aとの無線リンクの周波数「CH」で信号を受信して第二の受信レベルを検出するようになっている。
次に、IP電話システム200によるハンドオーバー処理について、図9を参照して説明する。
ここで、図9は、ハンドオーバー処理に係る動作を示すタイミングチャートである。なお、実施形態2のIP電話システム200のハンドオーバー処理は、以下に説明する以外の点は、実施形態1のものと同様であるので、説明は省略するものとする。また、アクセスポイント1AとIP電話端末2Aは、周波数「CH1」で無線接続され、アクセスポイント1CとIP電話端末2Cは、周波数「CH3」で無線接続されているものとする。
さらに、図9にあっては、アクセスポイント201とIP電話端末2との無線通信を「一点鎖線」で表し、アクセスポイント201どうしの有線通信を「実線」で表すものとする。
図9に示すように、アクセスポイント1Aは、IP電話端末2Aを無線リンクを確立した状態で、信号通信部211が第一の受信レベルが閾値A以下となっていると判定した場合には(ステップS5;図5参照)、所定時刻t1にて、周辺アクセスポイント(例えば、アクセスポイント1C)に対して、IP電話端末2Aから送信される信号の受信レベル(第二の受信レベル)の測定要求信号(検出指示)を有線LAN5を介して送信する。
アクセスポイント1Cにあっては、アクセスポイント通信部212により測定要求信号を受信すると、所定時刻t2にて、信号通信部211は、IP電話端末2Aからの信号送信を許容し、且つ、IP電話端末2Cからの信号送信を停止させるCTS信号を送受信用アンテナ11aから周波数「CH3」で送信する。
これにより、送受信用アンテナ11aによりCTS信号を受信したIP電話端末2Cは、CTS信号のデュレーションに規定された時間だけ無線通信処理部21からの信号送信を停止させる。
また、CTS信号の送信後、アクセスポイント1Cにあっては、信号通信部211は、測定要求信号に規定された検出タイミングに基づいて、IP電話端末2Aからの信号の送信タイミングに合わせるように、無線通信の周波数「CH3」をIP電話端末2Aの無線通信の周波数「CH1」に切り換える処理を行う。図9にあっては、所定時刻t3にて、アクセスポイント1Cの無線通信の周波数が周波数「CH1」に切り換えられた状態となる。
そして、信号通信部211は、IP電話端末2Aから周波数「CH1」で送信される信号を送受信用アンテナ11aにより受信してその受信レベル(第二の受信レベル)を検出する。
その後、信号通信部211は、所定時刻t4にて、無線通信の周波数「CH1」をIP電話端末2Cの無線通信の周波数「CH3」に切り換える処理を行う。
そして、周波数の切り換え後、所定時刻t5にて、アクセスポイント通信部212は、信号通信部211により検出された第二の受信レベルを測定応答信号により第一のアクセスポイント1Aに対して返信する。
アクセスポイント1Aにあっては、図示は省略するが、上記と同様にして、アクセスポイント1C以外の周辺アクセスポイントの受信レベルを取得し、アクセスポイント特定部14は、最も高い受信レベルのアクセスポイント1をハンドオーバー先のアクセスポイント1として特定するようになっている(ステップS9;図5参照)。
その後、ステップS10に移行して、それ以降の処理が実行される。
以上のように、実施形態2のIP電話システム200によれば、周辺アクセスポイントは、接続アクセスポイントから送信された測定要求信号に基づいて、当該測定要求信号に含まれるタイミング情報により規定される検出タイミングにて、接続アクセスポイントとIP電話端末2との無線リンクの周波数「CH」で信号通信部11を用いて第二の受信レベルを検出することができる。つまり、周辺アクセスポイントが信号通信部211により他のIP電話端末2と無線リンクを確立した状態であっても、所定のタイミングで信号通信部211の周波数を接続アクセスポイントの無線通信の周波数に切り換えることにより、受信レベル検出専用のアンテナを備えることなく、当該信号通信部211を用いて第二の受信レベルを適正に検出することができる。
また、アクセスポイント1Cは、IP電話端末2Cに対してCTS信号を送信して当該IP電話端末2Cからの信号の送信を禁止させるようにしているので、IP電話端末2CはIP電話端末2Aの受信レベル測定に伴う、アクセスポイント1Cとの通信不可能期間を前もって知ることができ、不用意なデータ欠落を防ぐことができる。
また、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、接続アクセスポイントは、ハンドオーバー先のアクセスポイント1、201の特定を周辺アクセスポイントの受信レベルの所定タイミングにおける一回の検出結果に基づいて行うようにしたが、ハンドオーバー先のアクセスポイント1、201の特定方法は、これに限られるものではない。
以下に、変形例1のIP電話システムについて図10を参照して説明する。
図10は、変形例1のIP電話システムによるハンドオーバー処理におけるアクセスポイント特定方法を模式的に示した図である。
なお、図10にあっては、アクセスポイント1B、1Cの受信レベルを実線で表し、アクセスポイント1Bの予測受信レベルを一点鎖線で表し、アクセスポイント1Cの予測受信レベルを二点鎖線で表すものとする。
図10に示すように、変形例1のIP電話システムにあっては、アクセスポイント特定部14は、複数の周辺アクセスポイント(例えば、アクセスポイント1B、1C)の各々の第二の受信レベルを所定時間の中で複数回、より好ましくは、常時測定して、当該受信レベルの推移に基づいて、今後の受信レベルを予測して、ハンドオーバー先を特定するようにしても良い。例えば、図10にあっては、アクセスポイント1B、1Cの現在の受信レベルはともに略同程度となっているが、これまでの推移から、アクセスポイント1Cの受信レベルは次第に低下していき、一方、アクセスポイント1Bの受信レベルは上昇していくと予測される。この場合、ハンドオーバー先をアクセスポイント1Bとするのが好ましいと考えられる。
以上のように、変形例1のIP電話システムにあっては、周辺アクセスポイントの受信レベルの推移に基づいて、将来受信レベルがより高くなると予測されるアクセスポイント1をハンドオーバー先のアクセスポイント1として特定することができる。このように、ハンドオーバー先のアクセスポイント1としてより適正なアクセスポイント1を特定することができ、ハンドオーバーを適正に行うことができる。
なお、上記変形例1にあっては、周辺アクセスポイントは、例えば、第二の受信レベルを検出する毎に接続アクセスポイントに通知するようにしても良いし、所定時間毎に平均値をとったものを通知するようにしても良い。
また、上記実施形態では、無線通信回線として無線LANを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、Bluetooth(登録商標)規格の通信回線を用いるようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、ハンドオーバー処理システムとして、IP電話システム100、200を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、無線通信端末がストリーミングにて画像や音情報を取得して再生する場合のように、情報を途絶えさせることなく再生するためにハンドオーバーするシステム等に適用しても良い。
本発明を適用した実施形態1のハンドオーバー処理システムの好適な一例として例示するIP電話システムの概略構成を模式的に示した図である。 図1のIP電話システムを構成するアクセスポイントのブロック図である。 図1のIP電話システムによるハンドオーバーの実行タイミングを説明する図である。 図1のハンドオーバー処理システムを構成するIP電話端末のブロック図である。 図1のIP電話システムによるハンドオーバー処理に係る動作の一例を示す図である。 本発明を適用した実施形態2のハンドオーバー処理システムの好適な一例として例示するIP電話システムの概略構成を模式的に示した図である。 図6のIP電話システムを構成するアクセスポイントのブロック図である。 図7のアクセスポイントから送信されるCTS信号のデータ構造を模式的に示した図である。 図6のIP電話システムによるハンドオーバー処理に係る動作を示すタイミングチャートである。 変形例1のIP電話システムによるハンドオーバー処理におけるアクセスポイント特定方法を模式的に示した図である。
符号の説明
100、200 IP電話システム(ハンドオーバー処理システム)
1、201 アクセスポイント(基地局)
11、211 信号通信部(第一の受信レベル取得手段、送受信用通信部、受信レベル判定手段、情報送信手段)
11a 送受信用アンテナ
12、212 アクセスポイント通信部(第二の受信レベル取得手段、検出指示送信手段、受信レベル送信手段)
13 受信レベル検出部(受信レベル検出手段)
13a 受信レベル検出用アンテナ(受信レベル検出用通信部)
14 アクセスポイント特定部(基地局特定手段)
15 タイミング決定部
2 IP電話端末(無線通信端末)
3 通話先端末

Claims (6)

  1. 複数の基地局と、これら複数の基地局の何れかと無線通信回線を介して接続されて通信を行う無線通信端末とを備え、前記複数の基地局の中で前記無線通信端末が接続する基地局を切り換えるハンドオーバー処理を行うハンドオーバー処理システムであって、
    前記複数の基地局のうち、前記無線通信端末と前記無線通信回線を介して接続されている接続基地局は、
    前記接続基地局における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第一の受信レベルを取得する第一の受信レベル取得手段と、
    前記第一の受信レベル取得手段により取得された前記第一の受信レベルが所定値以下となっているか否かを判定する受信レベル判定手段と、
    前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記複数の基地局のうち、当該接続基地局の周辺に存する周辺基地局における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルを取得する第二の受信レベル取得手段と、
    前記第二の受信レベル取得手段により取得された前記第二の受信レベルに基づいて、前記周辺基地局の中からハンドオーバー先の基地局を特定する基地局特定手段と、
    前記基地局特定手段により特定された前記基地局に対する接続に用いる情報を前記無線通信端末に送信する情報送信手段とを備えることを特徴とするハンドオーバー処理システム。
  2. 前記接続基地局は、
    前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記第二の受信レベルの検出指示を周辺基地局に送信する検出指示送信手段を備え、
    前記周辺基地局は、
    前記無線通信端末と信号の送受信を行うための送受信用通信部と、
    前記第二の受信レベルを検出するための受信レベル検出用通信部と、
    前記検出指示送信手段から送信された前記検出指示の受信に基づいて、前記受信レベル検出用通信部により前記第二の受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、
    前記受信レベル検出手段により検出された前記第二の受信レベルを前記接続基地局に送信する受信レベル送信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバー処理システム。
  3. 前記接続基地局は、
    前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記第二の受信レベルの検出タイミングを規定するタイミング情報及び前記無線通信端末との通信の周波数を規定する周波数情報を含む当該第二の受信レベルの検出指示を周辺基地局に送信する検出指示送信手段を備え、
    前記周辺基地局は、
    前記無線通信端末と信号の送受信を行うとともに、前記第二の受信レベルを検出するための送受信用通信部と、
    前記検出指示送信手段から送信され受信した前記検出指示に基づいて、前記タイミング情報により規定される前記検出タイミングにて、前記周波数情報に規定される前記周波数で前記第二の受信レベルを前記送受信用通信部により検出する受信レベル検出手段と、
    前記受信レベル検出手段により検出された前記第二の受信レベルを前記接続基地局に送信する受信レベル送信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバー処理システム。
  4. 前記周辺基地局は、
    前記検出指示送信手段から送信された前記検出指示を受信した後、前記第二の受信レベルを検出する以前に、前記無線通信端末以外の無線通信端末の送信を一時停止する制御信号を送信する制御信号送信手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のハンドオーバー処理システム。
  5. 複数の基地局と、これら複数の基地局の何れかと無線通信回線を介して接続されて通信を行う無線通信端末とを備える無線通信システムを用いて、前記複数の基地局の中で前記無線通信端末が接続する基地局を切り換えるハンドオーバー処理を行うハンドオーバー処理方法であって、
    前記複数の基地局のうち、前記無線通信端末と前記無線通信回線を介して接続されている接続基地局は、
    前記接続基地局における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第一の受信レベルを取得する処理と、
    取得された前記第一の受信レベルが所定値以下となっているか否かを判定する処理と、
    前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、前記複数の基地局のうち、当該接続基地局の周辺に存する周辺基地局における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルを取得する処理と、
    取得された前記第二の受信レベルに基づいて、前記周辺基地局の中からハンドオーバー先の基地局を特定する処理と、
    前記特定値以上となっていると判定された場合に、前記基地局特定手段により特定された前記基地局に対する接続に用いる情報を前記無線通信端末に送信する処理とを行うことを特徴とするハンドオーバー処理方法。
  6. 無線通信端末と無線通信回線を介して接続されている無線基地局であって、
    前記無線通信端末から送信された信号の受信レベルである第一の受信レベルを取得する第一の受信レベル取得手段と、
    前記第一の受信レベル取得手段により取得された前記第一の受信レベルが所定値以下となっているか否かを判定する受信レベル判定手段と、
    前記受信レベル判定手段により前記第一の受信レベルが所定値以下となっていると判定された場合に、周辺に存する周辺基地局における前記無線通信端末から送信される信号の受信レベルである第二の受信レベルを取得する第二の受信レベル取得手段と、
    前記第二の受信レベル取得手段により取得された前記第二の受信レベルに基づいて、前記周辺基地局の中からハンドオーバー先の基地局を特定する基地局特定手段と、
    前記基地局特定手段により特定された前記基地局に対する接続に用いる情報を前記無線通信端末に送信する情報送信手段とを備えることを特徴とする無線基地局。
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