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JP5510677B2 - 無線lanシステム、無線lanアクセスポイント、ハンドオーバ実行方法及びプログラム - Google Patents

無線lanシステム、無線lanアクセスポイント、ハンドオーバ実行方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線LANシステム、無線LANアクセスポイント、ハンドオーバ実行方法及びプログラムに関する。
IEEE802.11準拠の無線LANは、当初パソコンに登載され、インターネットの普及とともにその利用シーンを広げてきたが、近年は、ゲーム、カメラなどのインターネットアクセスの手段としても普及してきている。その一方で、無線LANを使える場所は、家庭や、公衆無線LANスポットなど、無線LANアクセスポイントが設置されている場所に限定される。従って、携帯電話などの広域無線アクセス網によるサービスと比較すると、モビリティの自由度という点では課題があった。
このような無線LANのモビリティの解決する一つの提案として、広域無線システムへのアクセス機能を持つ機器と無線LANアクセスポイント機能とを組み合わせることで、無線LANアクセスポイントのモビリティを高めることによって、無線LANクライアント機能を持った各種デバイスの利用エリアを拡大する動きがある。例えば、携帯電話に無線LANアクセスポイント機能を持たせることで移動無線LANアクセスポイントを実現し、各種無線LAN機器がインターネットへアクセスできるようなサービスを利用することができる。
しかし、移動無線LANアクセスポイントとして機能している場合、移動無線LANアクセスポイントの使用回線の帯域や、無線LANアクセスポイントとして機能している機器(例えば、携帯電話)の省電力などの観点から、家庭や公衆無線LANスポットなど固定無線LANアクセスポイントのサービスエリア内では移動無線LANアクセスポイントから固定無線LANアクセスポイントへと切り替わることが望ましい。
IEEE802.11-2007 IEEE802.11r
ところで、IEEE802.11では、無線LANアクセスポイント間の切り替え、すなわちハンドオーバのためのプロトコルが用意されている。また、通信中の高速ハンドオーバを実現するプロトコルも規格化されている。
しかし、いずれの場合においても、無線LANクライアントが無線LANアクセスポイントを探索したり、切り替えのためのシグナリングをしたりすることで、新たなアクセスポイントへとハンドオーバを行う。
IEEE802.11の無線LANではアクセスポイントが配下の無線LANクライアントに対して強制的に他のアクセスポイントへハンドオーバさせることはできず、無線LANクライアントがハンドオーバを主導する。
しかし、そのハンドオーバのアルゴリズムやタイミングは、個々の無線LANクライアントの実装に依存する部分が多く、さまざまな機器を収容するケースでは、移動無線LANアクセスポイントと通信中のすべての無線LANクライアント機器がそれぞれの実装に従ってハンドオーバするため、同じようにハンドオーバするとは限らず、そもそもハンドオーバ機能が実装されていないという状況も十分に考えられる。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は、無線LANアクセスポイント主導のハンドオーバの実現する無線LANシステム、無線LANアクセスポイント、ハンドオーバ実行方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、第1の無線LANアクセスポイントと、第2の無線LANアクセスポイントとを有し、前記第1の無線LANアクセスポイントは、前記第2の無線LANアクセスポイントを検出する検出手段と、前記検出された第2の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記第2の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、前記第1の無線LANアクセスポイントの配下の前記無線LANクライアントを前記第2の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記第2の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行手段とを有し、前記第2の無線LANアクセスポイントは、前記第2の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバを実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記第1の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記ハンドオーバを実行するタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行手段とを有する無線LANシステムである。
上記課題を解決する本発明は、他の無線LANアクセスポイントを検出する検出手段と、前記検出された他の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記他の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、自無線LANアクセスポイントの配下の無線LANクライアントを、前記他の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行手段とを有する無線LANアクセスポイントである。
上記課題を解決する本発明は、他の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、前記他の無線LANクライアントの配下の無線LANクライアントを収容するのに必要なハンドオーバ情報を、前記他の無線LANクライアントから受信し、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記調整されたハンドオーバのタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行手段とを有する無線LANアクセスポイントである。
上記課題を解決する本発明は、第1の無線LANアクセスポイントは、第2の無線LANアクセスポイントを検出し、前記第1の無線LANアクセスポイントは、前記検出された第2の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記第2の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、前記第1の無線LANアクセスポイントの配下の前記無線LANクライアントを前記第2の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記第2の無線LANアクセスポイントと調整し、前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止し、前記第2の無線LANアクセスポイントは、前記第2の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバを実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記第1の無線LANアクセスポイントと調整し、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記ハンドオーバを実行するタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するを有するハンドオーバ実行方法である。
上記課題を解決する本発明は、他の無線LANアクセスポイントを検出する検出処理と、前記検出された他の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記他の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、自無線LANアクセスポイントの配下の無線LANクライアントを、前記他の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整処理と、前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行処理とを情報処理装置に実行させるプログラムである。
上記課題を解決する本発明は、他の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整処理と、前記他の無線LANクライアントの配下の無線LANクライアントを収容するのに必要なハンドオーバ情報を、前記他の無線LANクライアントから受信し、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記調整されたハンドオーバのタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行処理とを情報処理装置に実行させるプログラムである。
本発明によれば、無線LANアクセスポイント主導のハンドオーバの実現することができる。
図1は第1の実施の形態のシステム概略図である。 図2は第1の実施の形態における無線LANアクセスポイントのブロック図である。 図3はハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1の動作フローチャートである。 図4はハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2の動作フローチャートである。 図5はハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1の動作フローチャートである。 図6はハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2の動作フローチャートである。
本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は第1の実施の形態のシステム概略図である。
図1中、1は携帯電話等に無線LANアクセスポイント機能が搭載された移動無線LANアクセスポイントであり、2は固定の無線LANアクセスポイントであり、3は無線LANクライアントである。
第1の実施の形態では、無線LANクライアント3が移動無線LANアクセスポイント1と接続されており、その後、移動無線LANアクセスポイント1と無線LANアクセスポイント2との間でハンドオーバの処理を行い、無線LANクライアント3が無線LANアクセスポイント2にハンドオーバする例を説明する。
図2は第1の実施の形態における無線LANアクセスポイントのブロック図である。尚、移動無線LANアクセスポイント1と固定の無線LANアクセスポイント2とは、基本的には同様な構成を有している。
この移動無線LANアクセスポイント1は、無線通信部11と、無線LANアクセスポイント検出部12と、記憶部13と、アプリケーション部14と、制御部15とを有する。
無線通信部11は、他の固定無線LANアクセスポイント2や、無線LANクライアント3との間で、無線を用いて通信を行う機能を有する。他の無線LANアクセスポイント2との間の通信は、無線LAN(IEEE802.11)、3G、GSM、WiMAXと言った無線方式を用いて行われる。また、有線を用いて(有線で接続されるインターネット等を介して)行われても良い。無線LANクライアント3との間の通信は、無線LAN(IEEE802.11)を用いて行われる。
無線LANアクセスポイント検出部12は、無線通信部11からの情報や、記憶部13に予め保持されている情報に基づいて、他の無線LANアクセスポイント2を検出する機能を有する。
記憶部13は、他の無線LANアクセスポイント2に関する情報を保持している。この情報は、主に、Beacon Management Frameで報知される情報である。この情報は、例えば他の無線LANアクセスポイント2のESSID、MAC Address(BSSID)やTSF値、DTIM間隔やタイミング、セキュリティの設定情報や、アクセスポイント内に保持される端末の管理テーブル等である。
前記情報には、ハンドオーバの切替タイミングでアクセスポイントにバッファリングされていた下り送信フレームも含まれる。これらの情報の中、予め、記憶可能、例えばESSID等の情報は、アプリケーション部14から設定し、記憶することも可能である。前記情報は、無線通信部11、記憶部13、及び/又はアプリケーション部14から与えられる。
アプリケーション部14は、記憶部13への事前の情報設定などを行う機能を有する。
制御部15は、記憶部13に保持された情報を基に、他の無線LANアクセスポイント2とハンドオーバのタイミングを調整する機能を有する。
また、制御部15は、前記調整されたタイミングで無線LANアクセスポイントの動作を制御する機能を有する。すなわち、ハンドオーバ元の無線LANアクセスポイント1は、予め、決められたタイミングでBeacon Management Frameを停止し、バッファリングされていたデータを速やかにハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2に送信する。
ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2は、予め、決められたタイミングでBeacon Management Frameの送信を開始し、無線LANクライアント3との間の通信を継続させる。この時、ESSID等の情報だけでなく、TSF値やDTIMと言ったタイマ値も正確に引き継ぐことで、省電力動作などアクセスポイントのタイマに連動した機能もシームレスに継続される。すなわち、無線LANクライアント3から見た場合、アクセスポイントが切替ったことが意識されることなくハンドオーバが実現する。
次に、第1の実施の形態の動作について詳細に説明する。
図3はハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1の動作フローチャートであり、図4はハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2の動作フローチャートである。
まず、ハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1は、配下の無線LANクライアント3を、ハンドオーバさせる他の無線LANアクセスポイントの探索(検索)を行う(Step 100)。
あらかじめ設定された記憶部13の情報、たとえばESSIDやセキュリティ設定といった情報と照らし合わせて、ハンドオーバ先として適切なアクセスポイントだと判断したら(Step 101)、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイントに対してハンドオーバ開始を要求する(Step 102)。尚、この探索および要求はハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2が主導してもよい。
ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2からハンドオーバ開始に対して応答があった場合には(Step 103)、続けて自局の情報を送信する(Step 104)。この情報とはハンドオーバ先アクセスポイントが自局の代わりとして配下の無線LANクライアント3を収容するのに必要な情報であり、Beacon Management Frameで報知される情報や、タイマ値、配下の無線LANクライアント3のテーブルや、それら無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報などを含む。
これらの情報が送信されたら、もしくは、送信する傍ら、ハンドオーバのタイミングを決定し通知する(Step 105)。ここでハンドオーバ先のアクセスポイントからタイミングを指定された場合は、自局の通信状況と照らし合わせ、問題がなければその指定されたタイミングをハンドオーバタイミングとし、通信のトラフィックや電界強度などの状況から不適切だと判断する場合には、別のタイミングを指定する。
最後に、調整されたタイミングに従って、ハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1は、Beacon Management Frameを含む通信を停止することで、ハンドオーバを実行する(Step 106)。
次に、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2の動作を説明する。
まず、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2は、ハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1から、ハンドオーバの開始の要求を受信すると(Step 200)、あらかじめ設定された記憶部13の情報、たとえばESSIDやセキュリティ設定といった情報と照らし合わせて、ハンドオーバ元として適切なアクセスポイントだと判断したら、ハンドオーバ開始に対して応答する(Step 201)。
そして、ハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1の情報を受信し、記憶部13に格納する(Step 202)。これらの情報が受信されたら、もしくは、受信する傍ら、ハンドオーバのタイミングを決定する(Step 203)。この時、ハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1から通知されたハンドオーバのタイミングでハンドオーバ可能かどうかを、局の通信状況と照らし合わせ、問題がなければその指定されたタイミングをハンドオーバタイミングとし、通信のトラフィックや電界強度などの状況から不適切だと判断する場合には、ハンドオーバの不可、又は、異なるタイミングを通知する。
ハンドオーバが通知されたタイミングで可能な場合、その調整されたタイミングに従って、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2は、Beacon Management Frameを含む通信を開始することで、ハンドオーバを実行する(Step 204)。
第1の実施の形態では、上述の如く、あらかじめ決められたタイミングで、ハンドオーバ元の無線LANアクセスポイントと、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイントとがBeacon Management Frameの通信を切り替えることで、無線LANクライアントからは連続した通信として認識され、アクセスポイントが切替ったことが意識されることなくハンドオーバが実現する。
また、タイマ値も正確に引き継ぐことで、配下の無線LANクライアントの省電力動作をさまたげることなく、ハンドオーバを実現することができる。
尚、上述した実施の形態では、移動無線LANアクセスポイント1から無線LANアクセスポイント2へのハンドオーバの例を説明したが、これに限定されず、無線LANアクセスポイント2から移動無線LANアクセスポイント1へのハンドオーバも同様に実施できる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を説明する。
上述した第1の実施の形態では、あらかじめ決められたタイミングでハンドオーバ元の無線LANアクセスポイントと、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイントとがBeacon Management Frameの通信を切り替えることで、無線LANクライアントからは連続した通信として認識されハンドオーバが実施する例を説明した。
しかし、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイントとハンドオーバ元の無線LANアクセスポイントとが異なる周波数で通信を行っている場合がある。
そこで、第2の実施の形態では、ハンドオーバ元の無線LANアクセスポイントとハンドオーバ先の無線LANアクセスポイントとが異なる周波数で通信を行う場合においては、ハンドオーバ元の無線LANアクセスポイントが配下の無線LANクライアントに対して周波数の移動を通知することで、ハンドオーバを実現する例を説明する。
第2の実施の形態における無線LANアクセスポイントは、上述した第1の実施の形態と同様な構成ではあるが、配下の無線LANクライアントに対して通信チャネルの変更を通知する点で異なる。ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイントで使用される通信チャンネル(周波数)は、予め記憶部13に記憶させていても良いし、ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイントとのタイミング調整時に取得しても良い。
図5はハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1の動作フローチャートであり、図6はハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2の動作フローチャートである。尚、第1の実施の形態と異なる所を中心に説明し、同様な動作については、図3、4と同じ符号を付してある。
まず、ハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1は配下の無線LANクライアント3をハンドオーバさせる他の無線LANアクセスポイントの探索、決定、ハンドオーバ開始の要求および自局の情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを決定する(Step 100〜105)。
次に、ハンドオーバ元の移動無線LANアクセスポイント1は、調整されたタイミングに従って、配下の無線LANクライアントに対してIEEE802.11で規定されているChannel Switch Announcement elementを含むBeacon Management Frameを送信し、無線LANクライアント3の通信チャネルの変更を実行する(Step 300)。
ハンドオーバ先の無線LANアクセスポイント2は、調整されたタイミングを元に、該当チャネル(Channel Switch Announcement elementで指定されたチャンネル)で、調整されたタイミングでBeacon Management Frameを含む通信を開始することで、ハンドオーバを実行する(Step 400)。
(第3の実施の形態)
上述した第2の実施の形態では、ハンドオーバ元のアクセスポイントがChannel Switch Requestを配下の全ての無線LANクライアントへブロードキャストとして送信した。しかしながら、特定の端末にのみChannel Switch Announcement frameを用いてユニキャストフレームとして送信することで、ハンドオーバする端末を指定することも出来る。
これは、例えば自宅のアクセスポイントで通信中の無線LANクライアントの中、一部のみ携帯電話を利用した移動無線LANアクセスポイントにハンドオーバさせ、外出すると言った場合に有用である。
上述した通り、上記実施形態の技術によれば、無線LANアクセスポイントによるハンドオーバが実現される。すなわち、無線LANアクセスポイント主導のハンドオーバが実現される。無線LANアクセスポイント間でタイミングおよび通信チャネルを調整し、通信の停止・開始を行うことにより、無線LANクライアントは、アクセスポイントの切替手順を踏むことなく、ハンドオーバが実行される。ハンドオーバに際して、タイマ値も正確に引き継ぐことにより、配下の無線LANクライアントの省電力が図られる。
尚、上述した実施の形態において、無線LANアクセスポイントの各部をハードウェアで構成したが、それらの全部又は一部をプログラムで動作する情報処理装置により構成することもできる。
また、上記の実施の形態の内容は、以下のようにも表現されうる。
(付記1) 第1の無線LANアクセスポイントと、第2の無線LANアクセスポイントとを有し、
前記第1の無線LANアクセスポイントは、
前記第2の無線LANアクセスポイントを検出する検出手段と、
前記検出された第2の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記第2の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、前記第1の無線LANアクセスポイントの配下の前記無線LANクライアントを前記第2の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記第2の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行手段と
を有し、
前記第2の無線LANアクセスポイントは、
前記第2の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバを実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記第1の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記ハンドオーバを実行するタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行手段と
を有する無線LANシステム。
(付記2) 前記第1の無線LANアクセスポイントは、前記第2の無線LANアクセスポイントに関する情報を保持する記憶部を有する
付記1の無線LANシステム。
(付記3) 前記第1及び第2の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、Beacon Management Frameを含む通信の停止又は開始を行う
付記1又は付記2に記載の無線LANシステム。
(付記4) 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
付記1から付記3のいずれかに記載の無線LANシステム。
(付記5) 前記第1の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更を、配下の無線LANクライアントに通知し、
前記第2の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、前記通信チャネルで前記無線LANクライアントへの通信を開始する
付記1から付記4のいずれかに記載の無線LANシステム。
(付記6) 前記第1の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、特定の無線LANクライアントにのみ通信チャネルの変更を通知する
付記5に記載の無線LANシステム。
(付記7) 前記第1の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更に、Channel Switch Announcement frameを用いる
付記5又は付記6に記載の無線LANシステム。
(付記8) 他の無線LANアクセスポイントを検出する検出手段と、
前記検出された他の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記他の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、自無線LANアクセスポイントの配下の無線LANクライアントを、前記他の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行手段と
を有する無線LANアクセスポイント。
(付記9) 前記他の無線LANアクセスポイントに関する情報を保持する記憶部を有する
付記8の無線LANアクセスポイント。
(付記10) 前記ハンドオーバ実行手段は、Beacon Management Frameを含む通信を停止する
付記8又は付記9に記載の無線LANアクセスポイント。
(付記11) 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
付記8から付記10のいずれかに記載の無線LANアクセスポイント。
(付記12) 前記ハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更を、配下の無線LANクライアントに通知する
付記8から付記11のいずれかに記載の無線LANアクセスポイント。
(付記13) 前記ハンドオーバ実行手段は、特定の無線LANクライアントにのみ通信チャネルの変更を通知する
付記12に記載の無線LANアクセスポイント。
(付記14) 前記ハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更に、Channel Switch Announcement frameを用いる
付記12又は付記13に記載の無線LANアクセスポイント。
(付記15) 他の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
前記他の無線LANクライアントの配下の無線LANクライアントを収容するのに必要なハンドオーバ情報を、前記他の無線LANクライアントから受信し、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記調整されたハンドオーバのタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行手段と
を有する無線LANアクセスポイント。
(付記16) 前記ハンドオーバ実行手段は、Beacon Management Frameを含む通信を開始する
付記15に記載の無線LANアクセスポイント。
(付記17) 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
付記15又は付記16に記載の無線LANアクセスポイント。
(付記18) 第1の無線LANアクセスポイントは、
第2の無線LANアクセスポイントを検出し、
前記第1の無線LANアクセスポイントは、前記検出された第2の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記第2の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、
ハンドオーバを実行する場合、前記第1の無線LANアクセスポイントの配下の前記無線LANクライアントを前記第2の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記第2の無線LANアクセスポイントと調整し、
前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止し、
前記第2の無線LANアクセスポイントは、
前記第2の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバを実行の可否を判断し、
ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記第1の無線LANアクセスポイントと調整し、
前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記ハンドオーバを実行するタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始する
を有するハンドオーバ実行方法。
(付記19) 前記第1及び第2の無線LANアクセスポイントは、Beacon Management Frameを含む通信の停止又は開始を行う
付記18に記載のハンドオーバ実行方法。
(付記20) 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
付記18又は付記19に記載のハンドオーバ実行方法。
(付記21) 前記第1の無線LANアクセスポイントは、通信チャネルの変更を、配下の無線LANクライアントに通知し、
前記第2の無線LANアクセスポイントは、前記通信チャネルで前記無線LANクライアントへの通信を開始する
付記18から付記20のいずれかに記載のハンドオーバ実行方法。
(付記22) 前記第1の無線LANアクセスポイントは、特定の無線LANクライアントにのみ通信チャネルの変更を通知する
付記21に記載のハンドオーバ実行方法。
(付記23) 前記第1の無線LANアクセスポイントは、通信チャネルの変更に、Channel Switch Announcement frameを用いる
付記21又は付記22に記載のハンドオーバ実行方法。
(付記24) 他の無線LANアクセスポイントを検出する検出処理と、
前記検出された他の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記他の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、自無線LANアクセスポイントの配下の無線LANクライアントを、前記他の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整処理と、
前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行処理と
を情報処理装置に実行させるプログラム。
(付記25) 他の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整処理と、
前記他の無線LANクライアントの配下の無線LANクライアントを収容するのに必要なハンドオーバ情報を、前記他の無線LANクライアントから受信し、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記調整されたハンドオーバのタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行処理と
を情報処理装置に実行させるプログラム。
(付記26) 無線LANクライアント及び/又は他の無線LANアクセスポイントとの間で通信を行うことが出来る通信部と、
他の無線LANアクセスポイントを検出する無線LANアクセスポイント検出部と、
無線LANアクセスポイントとしての動作を制御する制御部
とを具備してなり、
他の無線LANアクセスポイントと調整してハンドオーバすることを特徴とする無線LANアクセスポイント。
(付記27) 他の無線LANアクセスポイントに関する情報を保持する記憶部を更に具備する
ことを特徴とする付記26の無線LANアクセスポイント。
(付記28) 前記制御部は、タイマ情報を含む自局の情報を他の無線LANアクセスポイントとの間で通信し、調整された時間に合わせて通信の停止・開始を行う
ことを特徴とする付記26の無線LANアクセスポイント。
(付記29) 前記制御部は、調整された時間に合わせて配下の無線LANクライアントの通信チャネルを変更してハンドオーバを実行する
ことを特徴とする付記26の無線LANアクセスポイント。
(付記30) 無線LANアクセスポイント主導のハンドオーバ方法であって、
無線LANアクセスポイントが他の無線LANアクセスポイントを検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された他の無線LANアクセスポイントとの間でハンドオーバの調整を行う調整ステップと、
前記調整ステップの後、無線LANアクセスポイントが無線LANクライアントの通信チャネルを変更してハンドオーバを行うステップ
とを具備することを特徴とするハンドオーバ方法。
(付記31) 付記1の無線LANアクセスポイントによるハンドオーバ方法であることを特徴とする付記30のハンドオーバ方法。
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
本出願は、2009年3月27日に出願された日本出願特願2009−080035号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 移動無線LANアクセスポイント
2 無線LANアクセスポイント
3 無線LANクライアント
11 無線通信部
12 無線LANアクセスポイント検出部
13 記憶部
15 制御部

Claims (25)

  1. 第1の無線LANアクセスポイントと、第2の無線LANアクセスポイントとを有し、
    前記第1の無線LANアクセスポイントは、
    前記第2の無線LANアクセスポイントを検出する検出手段と、
    前記検出された第2の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記第2の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、前記第1の無線LANアクセスポイントの配下の前記無線LANクライアントを前記第2の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記第2の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
    前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行手段と
    を有し、
    前記第2の無線LANアクセスポイントは、
    前記第2の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバを実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記第1の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
    前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記ハンドオーバを実行するタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行手段と
    を有する無線LANシステム。
  2. 前記第1の無線LANアクセスポイントは、前記第2の無線LANアクセスポイントに関する情報を保持する記憶部を有する
    請求項1の無線LANシステム。
  3. 前記第1及び第2の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、Beacon Management Frameを含む通信の停止又は開始を行う
    請求項1又は請求項2に記載の無線LANシステム。
  4. 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線LANシステム。
  5. 前記第1の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更を、配下の無線LANクライアントに通知し、
    前記第2の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、前記通信チャネルで前記無線LANクライアントへの通信を開始する
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線LANシステム。
  6. 前記第1の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、特定の無線LANクライアントにのみ通信チャネルの変更を通知する
    請求項5に記載の無線LANシステム。
  7. 前記第1の無線LANアクセスポイントのハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更に、Channel Switch Announcement frameを用いる
    請求項5又は請求項6に記載の無線LANシステム。
  8. 他の無線LANアクセスポイントを検出する検出手段と、
    前記検出された他の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記他の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、自無線LANアクセスポイントの配下の無線LANクライアントを、前記他の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
    前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行手段と
    を有する無線LANアクセスポイント。
  9. 前記他の無線LANアクセスポイントに関する情報を保持する記憶部を有する
    請求項8の無線LANアクセスポイント。
  10. 前記ハンドオーバ実行手段は、Beacon Management Frameを含む通信を停止する
    請求項8又は請求項9に記載の無線LANアクセスポイント。
  11. 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
    請求項8から請求項10のいずれかに記載の無線LANアクセスポイント。
  12. 前記ハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更を、配下の無線LANクライアントに通知する
    請求項8から請求項11のいずれかに記載の無線LANアクセスポイント。
  13. 前記ハンドオーバ実行手段は、特定の無線LANクライアントにのみ通信チャネルの変更を通知する
    請求項12に記載の無線LANアクセスポイント。
  14. 前記ハンドオーバ実行手段は、通信チャネルの変更に、Channel Switch Announcement frameを用いる
    請求項12又は請求項13に記載の無線LANアクセスポイント。
  15. 他の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整手段と、
    前記他の無線LANクライアントの配下の無線LANクライアントを収容するのに必要なハンドオーバ情報を、前記他の無線LANクライアントから受信し、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記調整されたハンドオーバのタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行手段と
    を有する無線LANアクセスポイント。
  16. 前記ハンドオーバ実行手段は、Beacon Management Frameを含む通信を開始する
    請求項15に記載の無線LANアクセスポイント。
  17. 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
    請求項15又は請求項16に記載の無線LANアクセスポイント。
  18. 第1の無線LANアクセスポイントは、
    第2の無線LANアクセスポイントを検出し、
    前記第1の無線LANアクセスポイントは、前記検出された第2の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記第2の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、
    ハンドオーバを実行する場合、前記第1の無線LANアクセスポイントの配下の前記無線LANクライアントを前記第2の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記第2の無線LANアクセスポイントと調整し、
    前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止し、
    前記第2の無線LANアクセスポイントは、
    前記第2の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバを実行の可否を判断し、
    ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記第1の無線LANアクセスポイントと調整し、
    前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記ハンドオーバを実行するタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始する
    を有するハンドオーバ実行方法。
  19. 前記第1及び第2の無線LANアクセスポイントは、Beacon Management Frameを含む通信の停止又は開始を行う
    請求項18に記載のハンドオーバ実行方法。
  20. 前記ハンドオーバ情報は、Beacon Management Frameで報知される情報、タイマ値、配下の無線LANクライアントのテーブル、前記配下の無線LANクライアントへ送信するためにバッファリングされている情報の少なくともいずれかを含む
    請求項18又は請求項19に記載のハンドオーバ実行方法。
  21. 前記第1の無線LANアクセスポイントは、通信チャネルの変更を、配下の無線LANクライアントに通知し、
    前記第2の無線LANアクセスポイントは、前記通信チャネルで前記無線LANクライアントへの通信を開始する
    請求項18から請求項20のいずれかに記載のハンドオーバ実行方法。
  22. 前記第1の無線LANアクセスポイントは、特定の無線LANクライアントにのみ通信チャネルの変更を通知する
    請求項21に記載のハンドオーバ実行方法。
  23. 前記第1の無線LANアクセスポイントは、通信チャネルの変更に、Channel Switch Announcement frameを用いる
    請求項21又は請求項22に記載のハンドオーバ実行方法。
  24. 他の無線LANアクセスポイントを検出する検出処理と、
    前記検出された他の無線LANアクセスポイントに関する情報に基づいて、配下の無線LANクライアントの前記他の無線アクセスポイントへのハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、自無線LANアクセスポイントの配下の無線LANクライアントを、前記他の無線LANアクセスポイントが収容するのに必要なハンドオーバ情報を送信し、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整処理と、
    前記調整されたタイミングで、前記無線LANクライアントへの通信を停止するハンドオーバ実行処理と
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
  25. 他の無線LANアクセスポイントからのハンドオーバの要求に応答し、前記ハンドオーバの実行の可否を判断し、ハンドオーバを実行する場合、ハンドオーバのタイミングを前記他の無線LANアクセスポイントと調整するハンドオーバタイミング調整処理と、
    前記他の無線LANクライアントの配下の無線LANクライアントを収容するのに必要なハンドオーバ情報を、前記他の無線LANクライアントから受信し、前記ハンドオーバ情報に基づいて、前記調整されたハンドオーバのタイミングで前記無線LANクライアントへの通信を開始するハンドオーバ実行処理と
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
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