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JP2007097662A - 医療用ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】体内でのファイバスコープによる視認性に優れると共に、カテーテル、カニューラ等のチューブ類との摩擦抵抗が低く、作業性に優れた、ガイドワイヤを提供すること。
【解決手段】このガイドワイヤ10は、複数色で色分けされた凹凸状の螺旋模様41を少なくとも一部に有する樹脂膜で芯線の外周を被覆されている。前記凹凸の深さは、0.01〜0.1mmであることがこのましい。また、前記螺旋模様は、1〜5/cmのピッチで設けられていることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば血管、尿管、胆管、気管等の人体の管状器官にカテーテルを挿入する際に、カテーテルの先端を目的箇所に導くために用いられる医療用のガイドワイヤに関する。
近年、血管、尿管、胆管、気管等の人体の管状器官における検査・治療のため、カテーテルを挿入して造影剤等の薬剤を投与したり、カテーテルを通して鉗子等によって組織の一部を採取したりすることが行われている。カテーテルの挿入に際しては、管状器官内に、まず、比較的細くて柔軟なガイドワイヤを挿入し、ガイドワイヤの先端を目的箇所に到達させた後、このガイドワイヤの外周に沿ってカテーテルを挿入し、ガイドワイヤを抜き出すようにしている。
例えばバルーンカテーテルによる治療において、バルーンカテーテルを交換する際、ガイドワイヤが動いてしまわないように保持する必要があり、内視鏡のファイバスコープを通して内部を撮像しながら、ガイドワイヤの先端部の位置がバルーンカテーテルの交換作業中にずれないように作業を行っている。
そのため、ガイドワイヤの視認性が悪いと、ガイドワイヤの先端部の位置がバルーンカテーテルの交換作業中にずれてしまうこと等があり、目的の場所に正確にバルーンカテーテルを留置できないことがあった。
そこで、ガイドワイヤを体内に挿入し、あるいは体内から抜出す際におけるガイドワイヤのファイバスコープによる視認性を向上させるにあたって、様々な試みがなされており、例えば下記特許文献1には、基部側に比べて小径とされた先端部と、この先端部に連続して基部側に伸びる中間部と、この中間部に連続して更に基部側に伸びる基端部とを有する芯材を備え、前記芯材には合成樹脂膜が被覆されていて、少なくとも前記中間部に被覆された合成樹脂膜に螺旋状の模様が形成されており、前記先端部に被覆された合成樹脂膜又は前記基端部に被覆された合成樹脂膜のいずれか少なくとも一方には、該模様が形成されていない部分を有する医療用ガイドワイヤが開示されている。
特開2001−46508号公報
しかしながら、上記特許文献1のガイドワイヤであっても、ファイバスコープによる視認性はあるものの、未だその効果は不十分であった。
また、ガイドワイヤと、カテーテル、カニューラ等のチューブ類との摩擦抵抗を低減させ、滑り性を向上させるにあたって、ガイドワイヤの外周部を親水性の樹脂被覆するといったことがなされているが、ガイドワイヤの滑り性は十分とは言えず、これらチューブ類の挿入作業性が劣ることにより、精密な操作が困難な場合があった。
したがって、本発明の目的は、体内でのファイバスコープによる視認性に優れると共に、カテーテル、カニューラ等のチューブ類との摩擦抵抗が低く、挿入作業性に優れた、ガイドワイヤを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、複数色で色分けされた凹凸状の螺旋模様を少なくとも一部に有する樹脂膜で芯線の外周を被覆したことを特徴とするガイドワイヤを提供するものである。
上記第1の発明によれば、ガイドワイヤの少なくとも一部に、複数色で色分けされた螺旋模様が付されているので、ファイバスコープによる作業を行うにあたって、この色分けされた螺旋模様を標識として、ガイドワイヤの相互の動く方向や、動く距離等を確認でき、視認性に優れている。
また、この螺旋模様によって、ガイドワイヤの外周が凹凸状となっているので、カテーテル、カニューラ等のチューブ類に装着させて使用する際、ガイドワイヤ外周の螺旋模様による凸部が、これらチューブ類と接することとなる。そのため、ガイドワイヤとチューブ類との接触面積が低減し、これらチューブ類を挿脱する際における摩擦抵抗を低減できるので、チューブ類の挿入作業性を向上させることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記凹凸の深さが、0.01〜0.1mmであるガイドワイヤを提供するものである。
上記第2の発明によれば、凹凸の深さを、上記範囲内とすることで、ガイドワイヤと、カテーテル、カニューラ等のチューブ類との接触面積を低減でき、その結果、これらチューブ類との摩擦抵抗を低減するので、ガイドワイヤの滑り性が向上する。
本発明の第3は、前記第1又は前記第2の発明において、前記螺旋模様は、1〜5/cmのピッチで設けられているガイドワイヤを提供するものである。
上記第3の発明によれば、螺旋模様が比較的短ピッチで設けられているので、上記チューブとの接触面積を少なくでき、摩擦抵抗を低減できるので、ガイドワイヤの滑り性が向上する。また、ファイバスコープで観察する映像領域に存在する螺旋模様の数が多く存在することとなり、その結果、ガイドワイヤ走行状態や、動く距離等の視認性が高く、操作性に優れている。
本発明のガイドワイヤによれば、複数色で色分けされた凹凸状の螺旋模様を有するので、ファイバスコープによる作業を行う際に、上記螺旋模様を標識として用いることにより、ガイドワイヤの相互の動く方向や、動く距離等を確認でき、体内でのファイバスコープによる視認性に優れ、ガイドワイヤの操作性に優れている。また、この螺旋模様によって、ガイドワイヤの外周の少なくとも一部が凹凸状となっているので、カテーテル、カニューラ等のチューブ類に挿入して使用する際、ガイドワイヤとチューブ類との接触面積を低減できるので、これらチューブ類を挿脱する際における摩擦抵抗を低減でき、チューブ類の挿入作業性を向上させることができる。
以下、図1、2を参照して、本発明のガイドワイヤの一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、このガイドワイヤ10は、芯線20と、芯線20の先端部22の外周に装着されたコイル30と、芯線20の基部21側を被覆する第1の樹脂膜40と、コイル30の外周に被せられて、芯線20の先端部22を被覆する第2の樹脂膜50とで主として構成されている。
芯線20は、図2に示すように、基部21と、この基部21から縮径された先端部22とからなっており、更に、先端部22は、基部21から縮径されたテーパ部22aと、このテーパ部22aから延出した縮径部22bと、その最先端22cを有している。
先端部22は、機械加工、エッチング等の手段によって形成することができ、また、その形状は図2に示すものだけでなく、例えば、基部21から段階的に縮径させて、段状をなした形状であってもよく、特に限定されない。
芯線20の材質としては、Ni−Ti合金、Ni−Ti−X(X=Fe,Cu,V,Co等)合金、Cu−Zn−X(X=Al,Fe等)合金等の超弾性合金、又は、ステンレス、ピアノ線材、更には、Pt、Ti、Pd、Rh、Au、W、及びこれらの合金等からなる放射線不透過性の材料が好ましく用いられる。
芯線20の先端部22の外周には、コイル30が配置されている。この実施形態では、コイル30の基端部側31は、テーパ部22aの途中の部分に、ロウ材60によって接合されており、コイル30の先端部側32は、芯線20の最先端22cとロウ材61で接合されている。
コイル30をなす線材の材質としては、芯線20の材質と同様の物を用いることができる。
なお、芯線20及び/又はコイル30の線材としては、図3に示すように、チューブ状をなして外周に配置された超弾性合金bと、その中心部に配置された放射線不透過性材料aとで構成される線材が特に好ましい。この場合、外周に配置された超弾性合金bと中心部に配置された放射線不透過性材料aは、一体化されていても、別体となっていて軸方向に相対的に移動可能であってもよい。
上記中心部に配置された放射線不透過性材料aとしては、Au、Pt、Ag、Bi、W、又はこれらの金属を含有する合金等が用いられ、外周に配置された超弾性合金bとしては、Ni−Ti系の形状記憶合金等が好ましく用いられる。また、図6における中心部に配置された放射線不透過性材料aの直径Xと、線材の直径Yとの関係は、中心部に配置された放射線不透過性材料aの横断面積が線材の横断面積に対して10〜40%の範囲となるように設定することが好ましい。
上記線材は、中心部に配置された放射線不透過性材料a及び外周に配置された超弾性合金bで形成されているので、管状器官の屈曲部に自然に曲がって対応することが可能な柔軟性と、コイル30の位置をX線透視カメラ等の放射線造影によって視認できる視認性とを兼ね備えている。
芯線20の基部21側には、第1の樹脂膜40が被覆されている。この実施形態においては、第1の樹脂膜40は、芯線20のテーパ部22aの途中までを部分的に被覆している。
更に、第1の樹脂膜40には、その軸方向に沿って螺旋模様41が形成されており、これによって、第1の樹脂膜40を複数色に色分けし、後述するファイバスコープ3(図4参照)によって、ガイドワイヤ10の映像をモニタに写しつつ、操作する際の視認性を高めると共に、第1の樹脂膜40の表面に凹凸を形成して、カテーテル、カニューラ等のチューブ類との接触面積を低減させて、ガイドワイヤの滑り性を向上させている。
この第1の樹脂膜40は、例えば、2色の熱収縮性を有する樹脂材料を、回転する円筒状の口金から、それぞれの樹脂材料の押出し圧を変えて同時に押出して凹凸状の螺旋模様を有する樹脂チューブを成形し、この樹脂チューブを芯線20の基部21側の外周に被せて熱収縮させる方法や、上記押出し成形方法によって、芯線20の基端21側の外周に樹脂膜40を直接被覆させる等の方法によって形成することができる。
第1の樹脂膜40の材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、四フッ化エチレン−エチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂、若しくは、ポリウレタン、ナイロンエラストマー、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル等の合成樹脂が挙げられ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂が好ましい。また、上記樹脂材料に、BaSO、Bi、W等の粉末を含有させて放射線不透過性の材料としてもよい。
螺旋模様41により形成される凹凸の深さは、0.01〜0.1mmであることが必要であり、0.02〜0.03mmが好ましい。0.01mm未満であると、カテーテル、カニューラ等のチューブ類との摩擦力の低減効果が乏しく、ガイドワイヤの滑り性が不十分であり、0.1mmを超えるとガイドワイヤの外径が大きくなることから、体内への挿入性が低下する。
また、螺旋模様41は、1〜5/cmのピッチで設けられていることが好ましく、2〜3/cmが特に好ましい。螺旋模様を上記ピッチで設けることで、ファイバスコープ等による視認性に優れ、かつ、カテーテル、カニューラ等のチューブ類との摩擦抵抗が低く、滑り性の良いガイドワイヤとすることができる。
また、螺旋模様41を付す範囲の長さは、450〜5000mmが好ましく、450〜4500mmがより好ましい。450mm未満であると、ファイバスコープにより、位置の確認や距離の測定等を行える範囲が短くなり、5000mmを超えると、ファイバスコープによる確認に利用しない部分まで螺旋模様を付すこととなり、製造コストが高くなるだけで不経済である。
また、螺旋模様41は、ガイドワイヤ10の最先端部11から30mm離れた位置〜500mm離れた位置の範囲に少なくとも形成されていることが好ましく、ガイドワイヤ10の最先端部11から50mm離れた位置〜500mm離れた位置の範囲に少なくとも形成されていることがより好ましい。ファイバスコープによる確認に利用される範囲として、ガイドワイヤ10の最先端部11から30mm離れた位置〜500mm離れた位置の範囲は最もよく利用される部分となる。
芯線20の先端部22側には、第2の樹脂膜50が被覆されている。
この第2の樹脂膜50は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、四フッ化エチレン−エチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂、若しくは、ポリウレタン、ナイロンエラストマー、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル等の合成樹脂で形成されるが、ポリウレタン等の柔軟性に優れた合成樹脂で形成されることが好ましく、BaSO、Bi、W等の粉末を含有させて放射線不透過性の材料としてもよい。
上記第1の樹脂膜40、第2の樹脂膜50の外周には、滑り性、血栓付着防止性を付与するため、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体等の親水性樹脂がコーティングされていることが好ましい。
次に、本発明のガイドワイヤ10の製造方法の一例について説明する。
まず、芯線20の先端部22の外周に、コイル30を配置して、コイル30の基端部側31を、芯線20のテーパ部22aの途中の部分にロウ材で固着すると共に、コイル30の先端部側32を、芯線20の最先端22cとロウ材61で固着して接合させる。
そして、芯線20の基部21の外径よりもやや大きな内径で形成され、端面がカッター等により切り揃えられた第1の樹脂膜40となる第1チューブを、芯線20の基部21側から挿入し、その先端部を芯線20の先端22の基端まで押し込む。
そして、ヒータ等の加熱手段により、第1チューブを加熱して熱収縮させて、芯線20の基部21に第1膜40を被覆させる。
次いで、第1樹脂膜40の先端部内周及び端面に、シアノアクリレート系等のアクリル系、又は、エポキシ系等の接着剤を塗布して、芯線20の先端部22及びコイル30の外周に、第2の樹脂膜となる第2チューブを挿入していく。なお、この第2チューブは、メチルエチルケトン(MEK)等の溶剤により、予め膨潤させておく。
そして、第2チューブが挿入された状態で溶剤を乾燥させて、第2チューブを収縮させることにより、第2チューブの基端が第1樹脂膜40の先端と接着剤を介して固着され、また、第2チューブの内周も、芯線20及びコイル30の外周に固着されて、芯線20の先端22側には第2樹脂膜50が被覆される。
次に、本発明のガイドワイヤ10の使用方法の一例について、図4を参照して説明する。図4(a)は、同ガイドワイヤの使用状態を示す説明図であり、同図(b)は、ファイバスコープによる使用状態を示す説明図である。
このガイドワイヤ10は、例えば、十二指腸を通して胆管1等に挿入されて、狭窄部2等の病変箇所を、治療するために用いられる。
まず、図示しないチューブ状の搬送具に形成された複数のルーメンを通して、ファイバスコープ3、本発明のガイドワイヤ10、及び、ガイドワイヤ10の外周に沿ってバルーンカテーテル4を挿入し、第1樹脂チューブ40の螺旋模様41を用いて、ファイバスコープ3からの映像を内視鏡で確認しつつ、搬送具を口腔を通して十二指腸に挿入し、更に胆管1に導入していく。
そして、目的箇所の狭窄部2にガイドワイヤ10が到達したら、ガイドワイヤ10の外周に沿ってバルーンカテーテル4を挿入していき、狭窄部2にまで挿入されたらガイドワイヤ10を引き抜いて、生理食塩水等でバルーンカテーテルのバルーンを膨らませ、狭窄部2を内側から押圧して、狭窄部2を広げるようにしている。この時、凹凸状をなす螺旋模様41があることによって、バルーンカテーテルとの接触面積が小さくなるので、ガイドワイヤ10とバルーンカテーテル4の滑り性が高く、バルーンカテーテル4の挿入性が良い。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明する。
(実施例1)
芯線20の外周に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなり、2色に色分けされた深さ0.01mmの凹凸状をなす螺旋模様41を1/cmのピッチ間隔で有する樹脂チューブを被せ、ヒータによる熱収縮により該樹脂チューブを芯線20の外周に被覆させて実施例1のガイドワイヤを作製した。
(実施例2)
樹脂チューブとして、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなり、2色に色分けされた深さ0.02mmの凹凸状をなす螺旋模様41を5/cmのピッチ間隔で有するものを用いた以外は実施例1と同様にして実施例2のガイドワイヤを作製した。
(試験例)
ガイドワイヤの先端から10cmに部分を固定して荷重測定器(商品名;「DIGITAL FORCE GAUGE」 型番;「AD−4935−200N」 製造元;「A&D」)に取付け、引き出し速度500mm/minで、先端部に配置したカニューラ(商品名「ゼメックス ERCPカテーテル」 日本ゼオン社製)にストローク長10cmで挿入し、実施例1、2の各ガイドワイヤについて、カニューラ挿入時の最大荷重(N)を測定した。その結果を表1に示す。
表1に示されるように、凹凸状の螺旋模様のピッチ間隔を狭くすることで、カニューラ挿入時の荷重が低くなり、摩擦抵抗を低減できた。
本発明のガイドワイヤの一実施形態を示す説明図である。 同ガイドワイヤの先端部における断面図である。 同ガイドワイヤの芯線及びコイルを構成する線材の他の例を示す説明図である。 (a)同ガイドワイヤの使用状態を示す説明図であり、(b)同ガイドワイヤのファイバスコープによる使用状態を示す説明図である。
符号の説明
10:ガイドワイヤ
20:芯線
30:コイル
40:第1の樹脂膜
41:螺旋模様
50:第2の樹脂膜
60、61:ロウ材

Claims (3)

  1. 複数色で色分けされた凹凸状の螺旋模様を少なくとも一部に有する樹脂膜で芯線の外周を被覆したことを特徴とする医療用ガイドワイヤ。
  2. 前記凹凸の深さが、0.01〜0.1mmである請求項1に記載の医療用ガイドワイヤ。
  3. 前記螺旋模様は、1〜5/cmのピッチで設けられている請求項1又は2に記載の医療用ガイドワイヤ。
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