JP2007089130A - 無線装置 - Google Patents
無線装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007089130A JP2007089130A JP2006179879A JP2006179879A JP2007089130A JP 2007089130 A JP2007089130 A JP 2007089130A JP 2006179879 A JP2006179879 A JP 2006179879A JP 2006179879 A JP2006179879 A JP 2006179879A JP 2007089130 A JP2007089130 A JP 2007089130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- data
- unit
- weight vector
- packet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/04—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
- H04B7/0413—MIMO systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/04—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
- H04B7/06—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
- H04B7/0613—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
- H04B7/0615—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
- H04B7/0617—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/04—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
- H04B7/06—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
- H04B7/0613—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
- H04B7/0667—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of delayed versions of same signal
- H04B7/0671—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of delayed versions of same signal using different delays between antennas
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/26—Systems using multi-frequency codes
- H04L27/2601—Multicarrier modulation systems
- H04L27/2602—Signal structure
- H04L27/261—Details of reference signals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L5/00—Arrangements affording multiple use of the transmission path
- H04L5/003—Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
- H04L5/0044—Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path allocation of payload
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/1308—Power supply
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/13098—Mobile subscriber
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q2213/00—Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
- H04Q2213/13166—Fault prevention
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/08—Access point devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
【課題】パケット信号の途中においても送信の条件を変更しながら、パケット信号を送信したい。
【解決手段】制御部30は、入力した複数のデータ信号をもとに、複数の系列によって形成されるひとつのパケット信号を生成させる。ベースバンド処理部22は、生成したパケット信号に対して、複数の系列のそれぞれを単位にしながらウエイトベクトルを乗算する。制御部30は、複数のデータ信号の先頭部分に共通の既知信号を付加し、複数のデータ信号のうち、専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の前段に専用の既知信号を付加する。ベースバンド処理部22は、生成したパケット信号のうち、専用の既知信号と、その後段のデータ信号とに対して、専用のウエイトベクトルを乗算し、生成したパケット信号のうち、専用のウエイトベクトルを乗算すべきでない部分に対して、共通のウエイトベクトルを乗算する。
【選択図】図5
【解決手段】制御部30は、入力した複数のデータ信号をもとに、複数の系列によって形成されるひとつのパケット信号を生成させる。ベースバンド処理部22は、生成したパケット信号に対して、複数の系列のそれぞれを単位にしながらウエイトベクトルを乗算する。制御部30は、複数のデータ信号の先頭部分に共通の既知信号を付加し、複数のデータ信号のうち、専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の前段に専用の既知信号を付加する。ベースバンド処理部22は、生成したパケット信号のうち、専用の既知信号と、その後段のデータ信号とに対して、専用のウエイトベクトルを乗算し、生成したパケット信号のうち、専用のウエイトベクトルを乗算すべきでない部分に対して、共通のウエイトベクトルを乗算する。
【選択図】図5
Description
本発明は、無線装置に関し、特に複数のサブキャリアを使用する無線装置に関する。
高速なデータ伝送を可能にしつつ、マルチパス環境下に強い通信方式として、マルチキャリア方式のひとつであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式がある。このOFDM変調方式は、無線LAN(Local Area Network)の標準化規格であるIEEE802.11a,gやHIPERLAN/2に適用されている。このような無線LANにおけるパケット信号は、一般的に時間と共に変動する伝送路環境を介して伝送され、かつ周波数選択性フェージングの影響を受けるので、受信装置は一般的に伝送路推定を動的に実行する。
受信装置が伝送路推定を実行するために、パケット信号内に、2種類の既知信号が設けられている。ひとつは、パケット信号の先頭部分において、すべてのキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるプリアンブルやトレーニング信号といわれるものである。もうひとつは、パケット信号のデータ区間中に一部のキャリアに対して設けられた既知信号であり、いわゆるパイロット信号といわれるものである(例えば、非特許文献1参照。)。
Sinem Coleri,Mustafa Ergen,Anuj Puri, and Ahmad Bahai,"Channel Estimation Techniques Based on Pilot Arrangement in OFDM Systems",IEEE Transactions on broadcasting,vol.48,No.3,pp.223−229,Sept.2002.
Sinem Coleri,Mustafa Ergen,Anuj Puri, and Ahmad Bahai,"Channel Estimation Techniques Based on Pilot Arrangement in OFDM Systems",IEEE Transactions on broadcasting,vol.48,No.3,pp.223−229,Sept.2002.
ワイヤレス通信において、周波数資源を有効利用するための技術のひとつが、アダプティブアレイアンテナ技術である。アダプティブアレイアンテナ技術は、複数のアンテナのそれぞれにおいて、処理対象の信号の振幅と位相を制御することによって、アンテナの指向性パターンを制御する。このようなアダプティブアレイアンテナ技術を利用して、データレートを高速化するための技術にMIMO(Multiple Input Multiple Output)システムがある。当該MIMOシステムは、送信装置と受信装置がそれぞれ複数のアンテナを備え、並列に送信されるべきパケット信号を設定する(以下、パケット信号において並列に送信されるべきデータのそれぞれを「系列」という)。すなわち、送信装置と受信装置との間の通信に対して、最大アンテナ数までの系列を設定することによって、データレートを向上させる。
さらに、このようなMIMOシステムに、OFDM変調方式を組み合わせると、データレートはさらに高速化される。このようなMIMOシステムの伝送効率を高くするために、パケット信号の長さは長い方が好ましい。そのため、ひとつの受信装置に対してデータを送信する際に、送信装置は、当該受信装置に送信すべきデータをまとめてから、パケット信号を生成する。端末装置は、受信したパケット信号の中から、自らへ送信されたデータを抽出する。
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。送信装置がデータを送信する際に、送信の条件を変更したいという要求がある。送信の条件には、例えば、ビームフォーミングのごとく、アンテナの指向性を制御することが含まれる。送信の条件が変更されれば、送信装置と受信装置との間の無線伝送路も変更されることになる。しかしながら、複数のデータ信号が連続的に配置されている場合、データ信号の途中において送信の条件が変更されても、受信装置は、変更された送信の条件に対応した伝送路特性を推定できない。そのため、パケット信号の前方においてビームフォーミングを実行せずに、途中からビームフォーミングを実行するような動作は、実現されない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、パケット信号の途中においても送信の条件を変更しながら、パケット信号を送信する無線装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の無線装置は、複数の系列によって形成されるデータ信号を複数入力する入力部と、入力部において入力した複数のデータ信号をもとに、複数の系列によって形成されるひとつのパケット信号を生成する生成部と、生成部において生成したパケット信号に対して、複数の系列のそれぞれを単位にしながらウエイトベクトルを乗算し、ウエイトベクトルとの乗算がなされたパケット信号を送信する送信部とを備える。生成部は、複数のデータ信号の先頭部分に共通の既知信号を付加し、複数のデータ信号のうち、送信部において専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の前段に専用の既知信号を付加し、送信部は、生成部において生成したパケット信号のうち、専用の既知信号と、その後段のデータ信号とに対して、専用のウエイトベクトルを乗算し、生成部において生成したパケット信号のうち、専用のウエイトベクトルを乗算すべきでない部分に対して、共通のウエイトベクトルを乗算する。
この態様によると、乗算すべきウエイトベクトルに応じて別の既知信号を使用するので、パケット信号の途中においても送信の条件を変更しながら、パケット信号を送信できる。
生成部は、複数のデータ信号のうち、送信部において専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号に対して、複数のデータ信号の後方部分での配置を実行した後に、パケット信号を生成してもよい。
生成部は、複数のデータ信号のうち、送信部において専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の後段に、送信部において共通のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号が存在する場合、送信部において共通のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の前段に共通の既知信号を付加してもよい。
生成部は、パケット信号の前方の部分に高いデータレートのデータ信号を配置し、パケット信号の後方の部分に近づくにしたがって、より低いデータレートのデータ信号を配置してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、パケット信号の途中においても送信の条件を変更しながら、パケット信号を送信できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、少なくともふたつの無線装置によって構成されるMIMOシステムに関する。無線装置のうちのひとつは、基地局装置に相当し、残りは、複数の端末装置に相当する。基地局装置は、基本的に複数の端末装置に対して、CSMAを実行する。また、伝送効率を向上させるために、基地局装置は、複数の端末装置に対するデータをまとめることによって、ひとつのパケット信号を生成する。特に、伝送効率を向上させるためには、複数のデータが連続的に配置される。しかしながら、このような配置では、パケット信号の途中において、送信の条件を変更させることが困難になる。例えば、パケット信号の前方においてビームフォーミングを実行せずに、途中からビームフォーミングを実行するような動作は、実現されない。このような動作は、パケット信号の途中に配置されたデータを正確に伝送する必要がある場合になされる。このような状況下において、基地局装置は、以下のように処理を実行する。
基地局装置は、複数のデータをまとめてパケット信号を生成する際に、先頭部分に既知信号を付加する。また、基地局装置は、ビームフォーミングを実行しながらデータが送信されるべき端末装置を特定する。さらに、基地局装置は、特定した端末装置に対するデータの前段にも既知信号を付加する。最終的に、基地局装置は、特定したデータとその前段の既知信号を送信する際に、ビームフォーミングを実行し、それ以外の部分において、ビームフォーミングを実行しない。ビームフォーミングがなされていないデータを受信した受信装置は、先頭部分の既知信号をもとに伝送路特性を推定し、受信したデータを処理する。一方、ビームフォーミングがなされたデータを受信した受信装置は、ビームフォーミングされた既知信号をもとに伝送路特性を推定し、受信したデータを処理する。
一方、パケット信号に含まれた複数のデータのそれぞれを単位に送信の条件が変更される場合、パケット信号に付加される伝送路推定用の既知信号の数が多くなる。その結果、伝送効率が低下してしまう場合がある。これに対して、基地局装置は、以下のように処理を実行する。基地局装置は、パケット信号を生成する際に、前方の部分にビームフォーミングを実行しないデータを配置させ、後方の部分にビームフォーミングを実行するデータを配置させる。そのため、前方の部分には、先頭部分に付加された既知信号以外の既知信号が不要になる。その結果、パケット信号に含まれる既知信号の数を減少でき、伝送効率の低下が抑制される。
さらに、パケット信号の前方部分に関して、以下のような課題が存在する。前提として、端末装置に対するデータに対する速度は、可変に設定される。例えば、誤り訂正の符号化率と変調方式とが、可変に設定される。なお、データの速度は、MIMOにおける系列の数を増減することによっても可変に設定されるが、ここでは説明を明瞭にするために、ひとつのパケット信号の中での系列の数は変化しないものとする。また、複数の端末装置のそれぞれは、パケット信号を受信する際に、パケット信号の先頭部分に配置された既知信号からウエイトを導出し、当該ウエイトを使用しながらアダプティブアレイ信号処理を実行する。すなわち、パケット信号の途中においてウエイトの更新はなされない。その結果、パケット信号の後方になるほど、受信特性の悪化が生じやすくなる。基地局装置は、以下のように処理を実行する。
基地局装置は、パケット信号の前方の部分にデータレートの高いデータを配置させ、これに続いてデータレートの低いデータを配置させる。データの速度が変調方式のみによって規定される場合、基地局装置は、変調多値数の大きい変調方式、例えば、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)のデータを前方の部分に配置させ、変調多値数の小さい変調方式、例えば、BPSK(Binary Phase Shift Keying)のデータをこれに続く部分に配置させる。端末装置は、パケット信号の中から自らが宛先となるデータを取得し、取得したデータを復調する。データレートの高いデータを復調すべき端末装置は、パケット信号の前方の部分に配置されたデータを取得する。
そのため、ウエイトを導出したタイミングと、データが配置されたタイミングとの時間差が小さくなる。その結果、無線伝送路の変動によるウエイトの誤差が小さくなり、受信特性の悪化も小さくなる。一方、データレートの低いデータを復調すべき端末装置は、パケット信号の後方の部分に配置されたデータを取得する。そのため、ウエイトを導出したタイミングと、データが配置されたタイミングとの時間差が大きくなり、無線伝送路の変動によるウエイトの誤差も大きくなる。しかしながら、データレートが低ければ、ウエイトの誤差による受信特性の悪化が抑制される。
図1は、本発明の実施例に係るマルチキャリア信号のスペクトルを示す。特に、図1は、OFDM変調方式での信号のスペクトルを示す。OFDM変調方式における複数のキャリアのひとつをサブキャリアと一般的に呼ぶが、ここではひとつのサブキャリアを「サブキャリア番号」によって指定するものとする。MIMOシステムには、サブキャリア番号「−28」から「28」までの56サブキャリアが規定されている。なお、サブキャリア番号「0」は、ベースバンド信号における直流成分の影響を低減するため、ヌルに設定されている。一方、MIMOシステムに対応していないシステム(以下、「従来システム」という)には、サブキャリア番号「−26」から「26」までの52サブキャリアが規定されている。なお、従来システムの一例は、IEEE802.11a規格に準拠した無線LANである。また、複数のサブキャリアにて構成されたひとつの信号の単位であって、かつ時間領域のひとつの信号の単位は、「OFDMシンボル」と呼ばれるものとする。
また、それぞれのサブキャリアは、可変に設定された変調方式によって変調されている。変調方式には、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMのいずれかが使用される。
また、これらの信号には、誤り訂正方式として、畳み込み符号化が適用されている。畳み込み符号化の符号化率は、1/2、3/4等に設定される。さらに、並列に送信すべきデータの数は、可変に設定される。なお、データは、パケット信号として送信されており、並列に送信されるパケット信号のそれぞれは、前述のごとく「系列」と呼ばれる。その結果、変調方式、符号化率、系列の数の値が可変に設定されることによって、データレートも可変に設定される。なお、「データレート」は、これらの任意の組合せによって決定されてもよいし、これらのうちのひとつによって決定されてもよい。なお、従来システムにおいて、変調方式がBPSKであり、符号化率が1/2である場合、データレートは6Mbpsになる。一方、変調方式がBPSKであり、符号化率が3/4である場合、データレートは9Mbpsになる。
図2は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、無線装置10と総称される第1無線装置10a、第2無線装置10bを含む。また、第1無線装置10aは、アンテナ12と総称される第1アンテナ12a、第2アンテナ12b、第3アンテナ12c、第4アンテナ12dを含み、第2無線装置10bは、アンテナ14と総称される第1アンテナ14a、第2アンテナ14b、第3アンテナ14c、第4アンテナ14dを含む。ここで、第1無線装置10aが、送信装置および基地局装置に対応し、第2無線装置10bが、受信装置および端末装置に対応する。
通信システム100の構成として、MIMOシステムの概略を説明する。データは、第1無線装置10aから第2無線装置10bに送信されているものとする。第1無線装置10aは、第1アンテナ12aから第4アンテナ12dのそれぞれから、複数の系列のデータをそれぞれ送信する。その結果、データレートが高速になる。第2無線装置10bは、第1アンテナ14aから第4アンテナ14dによって、複数の系列のデータを受信する。さらに、第2無線装置10bは、アダプティブアレイ信号処理によって、受信したデータを分離して、複数の系列のデータを独立に復調する。
ここで、アンテナ12の本数は「4」であり、アンテナ14の本数も「4」であるので、アンテナ12とアンテナ14の間の伝送路の組合せは「16」になる。第iアンテナ12iから第jアンテナ14jとの間の伝送路特性をhijと示す。図中において、第1アンテナ12aと第1アンテナ14aとの間の伝送路特性がh11、第1アンテナ12aから第2アンテナ14bとの間の伝送路特性がh12、第2アンテナ12bと第1アンテナ14aとの間の伝送路特性がh21、第2アンテナ12bから第2アンテナ14bとの間の伝送路特性がh22、第4アンテナ12dから第4アンテナ14dとの間の伝送路特性がh44と示されている。なお、これら以外の伝送路は、図の明瞭化のために省略する。なお、第1無線装置10aと第2無線装置10bとが逆になってもよい。
図3は、本発明の実施例に係るパケット信号の構成の概略を示す。図3は、図2の第1無線装置10a、すなわち基地局装置から送信されるパケット信号を示す。ここでは、パケット信号に含まれた複数のデータ信号を説明し、既知信号等の構成については、後述する。図示のごとく、「第1データ信号」から「第(N+3)/4データ信号」までの複数のデータ信号が含まれる。また、ひとつのデータ信号は、4つの系列によって形成される。ここで、「データ信号」とは、何らかの関連性をもったひとつのデータの集合を意味する。なお、系列の数は、「4」以外の値であってもよいが、ひとつのパケット信号を通じて同一の値の系列によって、データ信号が形成されているものとする。一方、複数のデータ信号は、それぞれ異なった端末装置に送信されるものとする。端末装置は、図2の第2無線装置10bに相当するが、図2に示されていない無線装置10が存在してもよい。
さらに、基地局装置は、複数の端末装置のうち、ビームフォーミング送信を実行すべき端末装置に関する情報と、ビームフォーミング送信でない送信(以下、「オムニ送信」という)を実行すべき端末装置に関する情報とを予め取得しているものとする。ビームフォーミング送信とオムニ送信のいずれかは、基地局装置と各端末装置との間において予め決定されているものとする。例えば、通信の開始時に、端末装置からの要求によって、ビームフォーミング送信とオムニ送信のいずれかが決定される。基地局装置は、複数の端末装置のそれぞれに送信すべきデータ信号を取得する。基地局装置は、前述の情報にしたがいながら、オムニ送信すべき端末装置に対するデータ信号を前方の部分に配置する。その結果、ビームフォーミング送信すべき端末装置に対するデータ信号が後方の部分に配置される。
図3では、第1データ信号の方がオムニ送信すべきデータ信号に相当し、第(N+3)/4データ信号の方がビームフォーミング送信すべきデータ信号に相当する。また、基地局装置は、複数のデータ信号の先頭部分、すなわち第1データ信号に既知信号を付加する。さらに、基地局装置は、ビームフォーミング送信すべきデータ信号のそれぞれに対しても既知信号を付加する。そのため、オムニ送信すべきデータ信号のうち、第1データ信号以外のデータ信号には、既知信号が付加されない。その結果、伝送効率の低下が抑制される。
さらに、基地局装置は、端末装置にデータ信号を送信する際のデータレートを予め規定しているものとする。ここでは、データレートに関する情報を端末装置は基地局装置に送信し、基地局装置は、受信した情報をもとにデータレートを決定する。基地局装置では、オムニ送信すべきデータ信号に対して高いデータレートが前方に配置され、遅いデータレートが後方に配置されるように、パケット信号内において複数のデータ信号を配置させる。すなわち、図3では、第1データ信号に近づくほどデータレートが高くなっている。
図4は、通信システム100におけるパケットフォーマットを示す。図4は、図3を詳細に示したパケットフォーマットに相当し、データの系列の数が「4」である場合に対応する。「データ1」から「データ4」は、ひとつ目のデータ信号であり、その前段に配置された「HT−SIG」は、当該データに関する制御信号であり、当該データの送信先のアドレス等が含まれている。これらのデータは、図3の「第1データ信号」に相当する。「データ5」から「データ8」は、ふたつ目のデータ信号であり、その直前に配置された「HT−SIG」は、当該データに関する制御信号である。これらのデータは、図3の「第2データ信号」に相当する。また、「データN」、「データN+3」は、(N+3)/4番目のデータ信号であり、最後のデータ信号である。これらのデータは、図3の「第(N+3)/4データ信号」に相当する。
図4では、第1から第4の系列に対応したパケットフォーマットが上段から下段に順に示される。第1の系列に対応したパケット信号には、プリアンブル信号として「L−STF」、「HT−LTF」等が配置される。「L−STF」、「L−LTF」、「L−SIG」、「HT−SIG」は、従来システムに対応したAGC設定用の既知信号、伝送路推定用の既知信号、制御信号、MIMOシステムに対応した制御信号にそれぞれ相当する。MIMOシステムに対応した制御信号には、例えば、系列の数に関する情報や前述のごとくデータ信号の宛先が含まれている。「HT−STF」、「HT−LTF」は、MIMOシステムに対応したAGC設定用の既知信号、伝送路推定用の既知信号に相当する。なお、L−LTF、HT−LTFは、AGCの設定だけでなく、タイミングの推定にも使用される。
また、第2の系列に対応したパケット信号には、プリアンブル信号として「L−STF(−50ns)」と「HT−LTF(−400ns)」等が配置される。また、第3の系列に対応したパケット信号には、プリアンブル信号として「L−STF(−100ns)」と「HT−LTF(−200ns)」等が配置される。また、第4の系列に対応したパケット信号には、プリアンブル信号として「L−STF(−150ns)」と「HT−LTF(−600ns)」等が配置される。
ここで、「−400ns」等は、CDD(Cyclic Delay Diversity)におけるタイミングシフト量を示す。CDDとは、所定の区間において、時間領域の波形をシフト量だけ後方にシフトさせ、所定の区間の最後部から押し出された波形を所定の区間の先頭部分に循環的に配置させる処理である。すなわち、「L−STF(−50ns)」には、「L−STF」に対して、−50nsの遅延量にて循環的なタイミングシフトがなされている。なお、L−STFとHT−STFは、800nsの期間の繰り返しによって構成され、その他のHT−LTF等は、3.2μsの期間の繰り返しによって構成されているものとする。ここで「データ1」から「データ4」にもCDDがなされており、タイミングシフト量は、前段に配置されたHT−LTFでのタイミングシフト量と同一の値である。
また、第1の系列において、HT−LTFが、先頭から「HT−LTF」、「−HT−LTF」、「HT−LFT」、「−HT−LTF」の順に配置されている。ここで、これらを順に、すべての系列において「第1成分」、「第2成分」、「第3成分」、「第4成分」と呼ぶ。すべての系列の受信信号に対して、第1成分−第2成分+第3成分−第4成分の演算を行えば、受信装置において、第1の系列に対する所望信号が抽出される。また、すべての系列の受信信号に対して、第1成分+第2成分+第3成分+第4成分の演算を行えば、受信装置において、第2の系列に対する所望信号が抽出される。また、すべての系列の受信信号に対して、第1成分−第2成分−第3成分+第4成分の演算を行えば、受信装置において、第3の系列に対する所望信号が抽出される。また、すべての系列の受信信号に対して、第1成分+第2成分−第3成分−第4成分の演算を行えば、受信装置において、第4の系列に対する所望信号が抽出される。なお、加減処理は、ベクトル演算にて実行される。
「L−LTF」から「HT−SIG」等までの部分は、従来システムと同様に、「52」サブキャリアを使用する。なお、「52」サブキャリアのうちの「4」サブキャリアがパイロット信号に相当する。一方、「HT−LTF」等以降の部分は、「56」サブキャリアを使用する。ここまで、「データ1」等の前段に付加される信号を説明した。付加される信号の一部が、図3の第1データ信号に付加される既知信号に相当する。「データ1」から「データ4」の後段に配置された「データ5」から「データ8」は、オムニ送信されるべきデータである。そのため、「データ5」から「データ8」の前段には、既知信号が付加されずに、制御信号である「HT−SIG」が配置されるだけである。
一方、最後のデータ信号であって、かつビームフォーミング送信されるべきデータ信号である「データN」から「データN+3」の前段には、既知信号「HT−LTF」等が配置される。ここで、先頭部分と同様に第1の系列において、4つの「HT−LTF」等が配置されているが、1番目の「HT−LTF」と2番目の「−HT−LTF」との間に、「HT−SIG」が配置されている。また、4つの「HT−LTF」等の後段に、「データN」が配置されている。第2の系列から第4の系列に対しては、第1の系列に−400ns、−200ns、−600nsでのCDDがなされた信号がそれぞれ配置されている。
図5は、第1無線装置10aの構成を示す。第1無線装置10aは、無線部20と総称される第1無線部20a、第2無線部20b、第4無線部20d、ベースバンド処理部22、変復調部24、IF部26、制御部30を含む。また信号として、時間領域信号200と総称される第1時間領域信号200a、第2時間領域信号200b、第4時間領域信号200d、周波数領域信号202と総称される第1周波数領域信号202a、第2周波数領域信号202b、第4周波数領域信号202dを含む。なお、第2無線装置10bは、第1無線装置10aと同様に構成される。そのため、以下の説明において、受信動作に関する説明は、第2無線装置10bでの処理に対応し、送信動作に関する説明は、第1無線装置10aでの処理に対応する。
無線部20は、受信動作として、アンテナ12によって受信した無線周波数の信号を周波数変換し、ベースバンドの信号を導出する。無線部20は、ベースバンドの信号を時間領域信号200としてベースバンド処理部22に出力する。一般的に、ベースバンドの信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線によって伝送されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。また、AGCやA/D変換部も含まれる。AGCは、「L−STF」、「HT−STF」においてゲインを設定する。
無線部20は、送信動作として、ベースバンド処理部22からのベースバンドの信号を周波数変換し、無線周波数の信号を導出する。ここで、ベースバンド処理部22からのベースバンドの信号も時間領域信号200として示す。無線部20は、無線周波数の信号をアンテナ12に出力する。すなわち、無線部20は、無線周波数のパケット信号をアンテナ12から送信する。また、PA(Power Amplifier)、D/A変換部も含まれる。時間領域信号200は、時間領域に変換されたマルチキャリア信号であり、デジタル信号であるものとする。
ベースバンド処理部22は、受信動作として、複数の時間領域信号200をそれぞれ周波数領域に変換し、周波数領域の信号に対してアダプティブアレイ信号処理を実行する。ベースバンド処理部22は、アダプティブアレイ信号処理の結果を周波数領域信号202として出力する。ひとつの周波数領域信号202が、送信された複数の系列のそれぞれに相当する。また、ベースバンド処理部22は、送信動作として、変復調部24から、周波数領域の信号としての周波数領域信号202を入力し、周波数領域の信号を時間領域に変換し、複数のアンテナ12のそれぞれに対応づけながら時間領域信号200として出力する。また、ベースバンド処理部22は、ビームフォーミング送信およびオムニ送信を実行する。詳細は、後述する。
送信処理において使用すべきアンテナ12の数は、制御部30によって指定されるものとする。ここで、周波数領域の信号である周波数領域信号202は、図1のごとく、複数のサブキャリアの成分を含むものとする。図を明瞭にするために、周波数領域の信号は、サブキャリア番号の順番に並べられて、シリアル信号を形成しているものとする。
図6は、周波数領域の信号の構成を示す。ここで、図1に示したサブキャリア番号「−28」から「28」のひとつの組合せを「OFDMシンボル」というものとする。「i」番目のOFDMシンボルは、サブキャリア番号「1」から「28」、サブキャリア番号「−28」から「−1」の順番にサブキャリア成分を並べているものとする。また、「i」番目のOFDMシンボルの前に、「i−1」番目のOFDMシンボルが配置され、「i」番目のOFDMシンボルの後ろに、「i+1」番目のOFDMシンボルが配置されているものとする。なお、図4等の「L−SIG」等の部分では、ひとつの「OFDMシンボル」に対して、サブキャリア番号「−26」から「26」の組合せが使用される。
図5に戻る。また、ベースバンド処理部22は、図4のパケットフォーマットに対応したパケット信号を生成するために、CDDを実行する。処理の詳細は、後述する。
変復調部24は、受信処理として、ベースバンド処理部22からの周波数領域信号202に対して、復調とデインタリーブを実行する。なお、復調は、サブキャリア単位でなされる。変復調部24は、復調した信号をIF部26に出力する。また、変復調部24は、送信処理として、インタリーブと変調を実行する。変復調部24は、変調した信号を周波数領域信号202としてベースバンド処理部22に出力する。送信処理の際に、変調方式は、制御部30によって指定されるものとする。
IF部26は、受信処理として、複数の変復調部24からの信号を合成し、ひとつのデータストリームを形成する。さらに、ひとつのデータストリームを復号する。IF部26は、復号したデータストリームを出力する。また、IF部26は、送信処理として、ひとつのデータストリームを入力し、符号化した後に、これを分離する。さらに、IF部26は、分離したデータを複数の変復調部24に出力する。送信処理の際に、符号化率は、制御部30によって指定されるものとする。ここで、符号化の一例は、たたみ込み符号化であり、復号の一例は、ビタビ復号であるとする。
制御部30は、第1無線装置10aのタイミング等を制御する。制御部30は、変復調部24、ベースバンド処理部22に対して、図4に示したパケットフォーマットのパケット信号を生成し、送信するための処理を実行する。IF部26は、複数の系列によって形成されるデータを複数入力する。制御部30は、変復調部24、ベースバンド処理部22に、複数のデータ信号をもとに、複数の系列によって形成されるひとつのパケット信号を生成させる。その際、制御部30は、複数のデータのうちのビームフォーミング送信すべきデータに対して、複数のデータの後方部分での配置を実行する。すなわち、制御部30は、図3の第(N+3)/4データ信号の方にビームフォーミング送信すべきデータを配置する。
また、制御部30は、複数のデータの先頭部分、すなわち図3の第1データ信号の前段に共通のHT−LTF等を付加する。さらに、制御部30は、複数のデータ信号のうち、ビームフォーミング送信すべきデータの前段に、HT−LTF等を付加する。制御部30は、オムニ送信すべきデータに対して、パケット信号の前方の部分に高いデータレートのデータを配置し、パケット信号の後方の部分に近づくにしたがって、より低いデータレートのデータを配置する。なお、データレートが高いことと低いことは、データ間の相対的な比較によって定められるものとする。また前方と後方もパケット信号内の相対的な比較によって定められるものとする。そのため、これらは、絶対的な指標によって定められていない。また、制御部30は、端末装置との間の通信によって、端末装置に送信すべきデータに対するデータレートを予め取得しているものとする。
例えば、制御部30は、無線部20を介して端末装置にデータレートの情報の要求信号を送信し、端末装置からその応答信号として、データレートの情報を受けつけている。また、制御部30は、無線部20、ベースバンド処理部22、変復調部24等を介して、端末装置からの信号を受信し、当該信号にもとづいて、当該端末装置に対するデータレートを推定してもよい。この場合、受信信号の強度等に応じて、制御部30は、データレートを推定する。その際、制御部30は、受信信号の強度とデータレートとを対応づけたテーブルを予め保持しており、当該テーブルを参照しながら、受信信号の強度からデータレートを導出する。
ここで、制御部30は、データレートとして、系列の数を固定にしながら、変調方式あるいは符号化率を変えることによって規定された値を設定する。すなわち、制御部30は、系列の数として、「2」から「4」のいずれかを選択し、選択した値をひとつのパケット信号の間にわたって維持する。なお、系列の数は固定でなくてもよい。
制御部30は、ベースバンド処理部22に、パケット信号の複数の系列のそれぞれを単位にしながらウエイトベクトルを乗算させる。具体的に説明すると、制御部30は、ベースバンド処理部22に、パケット信号のうち、ビームフォーミング送信すべきデータとそれに対するHT−LTFとに対して、ビームフォーミング送信用のウエイトベクトルを乗算させる。また、制御部30は、ベースバンド処理部22に、パケット信号のうち、オムニ送信すべき部分に対して、オムニ送信用のウエイトベクトルを乗算させる。ここで、ビームフォーミング送信用のウエイトベクトルとオムニ送信用のウエイトベクトルは、予め保持されているものとする。なお、ビームフォーミング送信用のウエイトベクトルの導出は、公知の技術によってなされればよいので、ここでは、説明を省略する。なお、ウエイトベクトルの導出の一例は、後述する。制御部30は、無線部20に、ウエイトベクトルとの乗算がなされたパケット信号を送信させる。
一方、端末装置は、受信したパケット信号の先頭部分のHT−LTFから伝送路特性を推定する。端末装置は、推定した伝送路特性をもとに、オムニ送信されたデータを復調する。ここで、端末装置は、データの前段に配置されたHT−SIGによって、自らへ送信されたデータを特定する。また、端末装置は、パケット信号の途中に配置されたHT−LTFから伝送路特性を再び推定する。このHT−LTFは、ビームフォーミング送信されたHT−LTFである。端末装置は、推定した伝送路特性をもとに、ビームフォーミング送信されたデータを復調する。以後、端末装置は、伝送路特性の推定と復調とを繰り返し実行する。
なお、これまでの説明において、端末装置に含まれたベースバンド処理部22は、図4の「L−LTF」、「HT−LTF」をもとに、アダプティブアレイ信号処理のためのウエイトベクトルを導出するが、オムニ送信の期間では、ウエイトベクトルを更新しないものとする。すなわち、パケット信号の先頭部分において導出されたウエイトベクトルが、オムニ送信の期間にわたって使用される。そのため、オムニ送信の期間の後部では、実際の無線伝送路とウエイトとの間の誤差が大きくなる。一方、データレートが低ければ、データレートが高いときよりも、データの誤りが発生しにくい。それゆえ、データレートの低いデータをオムニ送信の期間の後部に配置することによって、当該部分での誤りの発生を抑制できる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図7は、ベースバンド処理部22の構成を示す。ベースバンド処理部22は、受信用処理部50、送信用処理部52を含む。受信用処理部50は、ベースバンド処理部22における動作のうち、受信動作に対応する部分を実行する。すなわち、受信用処理部50は、時間領域信号200に対してアダプティブアレイ信号処理を実行しており、そのために時間領域信号200の応答特性の導出、ウエイトベクトルの導出を実行する。なお、受信用処理部50は、以上の動作は、図示しない制御部30からの制御信号にもとづいてなされる。また、受信用処理部50は、アレイ合成した結果を周波数領域信号202として出力する。
送信用処理部52は、ベースバンド処理部22における動作のうち、送信動作に対応する部分を実行する。すなわち、送信用処理部52は、ビームフォーミング送信を実行する際に、周波数領域信号202に対して、ステアリング行列を乗算することによって、MIMO固有モード伝送のための時間領域信号200を生成する。以上の処理のために、H行列の導出、特異値分解、ステアリング行列の導出が実行される。なお、送信用処理部52は、H行列を導出するために時間領域信号200を入力する。一方、送信用処理部52は、オムニ送信を実行する際に、複数の系列を複数のアンテナ12にそれぞれ対応づける。
図8は、受信用処理部50の構成を示す。受信用処理部50は、FFT部74、ウエイトベクトル導出部76、合成部80と総称される第1合成部80a、第2合成部80b、第3合成部80c、第4合成部80dを含む。
FFT部74は、時間領域信号200に対してFFTを実行することによって、時間領域信号200を周波数領域の値に変換する。ここで、周波数領域の値は、図6のように構成されているものとする。すなわち、ひとつの時間領域信号200に対する周波数領域の値は、ひとつの信号線にて出力される。
ウエイトベクトル導出部76は、周波数領域の値から、サブキャリア単位にウエイトベクトルを導出する。なお、ウエイトベクトルは、複数の系列のそれぞれに対応するように導出され、ひとつの系列に対するウエイトベクトルは、アンテナ12の数に対応した要素をサブキャリア単位に有する。また、複数の系列のそれぞれに対応したウエイトベクトルの導出には、HT−LTF等が使用される。また、ウエイトベクトルを導出するために、適応アルゴリズムが使用されてもよく、あるいは伝送路特性が使用されてもよいが、これらの処理には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略する。なお、ウエイトベクトル導出部76は、ウエイトを導出する際に、前述のごとく、第1成分−第2成分+第3成分−第4成分等の演算を実行する。最終的に、前述のごとく、サブキャリア、アンテナ12、系列のそれぞれを単位にして、ウエイトが導出される。
合成部80は、FFT部74にて変換された周波数領域の値と、ウエイトベクトル導出部76からのウエイトベクトルとによって、合成を実行する。例えば、ひとつの乗算対象として、ウエイトベクトル導出部76からのウエイトベクトルのうち、ひとつのサブキャリアに対応したウエイトであって、かつ第1の系列に対応したウエイトが選択される。選択されたウエイトは、アンテナ12のそれぞれに対応した値を有する。
また、別の乗算対象として、FFT部74にて変換された周波数領域の値のうち、ひとつのサブキャリアに対応した値が選択される。選択された値は、アンテナ12のそれぞれに対応した値を有する。なお、選択されたウエイトと選択された値は、同一のサブキャリアに対応する。アンテナ12のそれぞれに対応づけられながら、選択されたウエイトと選択された値が、それぞれ乗算され、乗算結果が加算されることによって、第1の系列のうちのひとつのサブキャリアに対応した値が導出される。第1合成部80aでは、以上の処理が他のサブキャリアに対しても実行され、第1の系列に対応したデータが導出される。また、第2合成部80bから第4合成部80dでは、同様の処理によって、第2の系列から第4の系列に対応したデータがそれぞれ導出される。導出された第1の系列から第4の系列は、第1周波数領域信号202aから第4周波数領域信号202dとしてそれぞれ出力される。
図9は、送信用処理部52の構成を示す。送信用処理部52は、ステアリング行列導出部64、分散部66と総称される第1分散部66a、第2分散部66b、第4分散部66d、IFFT部68を含む。ここで、オムニ送信は、パケット信号を形成している複数の系列が図示しないアンテナ12のそれぞれに対応づけられた後に、IFFT部68によって時間領域に変換されることによって実現される。以下、ビームフォーミング送信の動作を説明する。
ステアリング行列導出部64は、フーリエ変換を実行する。その結果、ステアリング行列導出部64は、時間領域信号200をそれぞれ周波数領域に変換する。ステアリング行列導出部64は、時間領域信号200のそれぞれに対応づけながら、複数のサブキャリアによって構成される信号を出力する。ひとつの時間領域信号200に対応した信号の構成は、図6と同様に示される。
ステアリング行列導出部64は、H行列をサブキャリア単位に導出する。以下、説明を容易にするためにひとつのサブキャリアに対する処理を説明する。図示しないアンテナ12にて受信される信号であって、ステアリング行列導出部64によって周波数領域に変換された信号は、受信信号ベクトルYとして示される。なお、Yは、アンテナ12の数を要素の数とする。また、図示しないアンテナ14から送信される信号は、送信信号ベクトルXとして示される。なお、Xは、アンテナ14の数を要素の数とする。ここでは、送信側のアンテナをアンテナ14とし、受信側のアンテナをアンテナ12とした。これらのように定義すれば、Y、X、H行列の関係は、以下のように示される。
なお、mは、無線伝送路において設定されるチャネルの数に相当しており、アンテナ12の数とアンテナ14の数のうちの少ない方であればよい。ここでΣは、m行m列の行列によって構成されており、その要素は、固有モードにおける利得に相当する。また、UとVは、特異行列であり、アンテナ14の数の行m列、アンテナ12の数の行m列によってそれぞれ構成される行列である。以上の処理の結果、特異行列Vが、ステアリング行列として導出される。すなわち、サブキャリア単位に、アンテナ12の数の行m列のステアリング行列が導出され、このようなステアリング行列の要素のそれぞれが、送信すべき系列に含まれたサブキャリアのそれぞれに対するウエイトとなる。ここで、ステアリング行列導出部64は、端末装置のそれぞれに対応したウエイトを保持する。
分散部66は、送信すべき系列のそれぞれに対して、ステアリング行列導出部64において導出したウエイトを乗算する。送信すべき系列は、周波数領域信号202によって示される。ここで、第1分散部66aは、第1の系列に対するウエイトの乗算を実行し、第2分散部66bは、第2の系列に対するウエイトの乗算を実行する。なお、乗算は、サブキャリアを単位に実行される。系列とウエイトの乗算は、ひとつのサブキャリアに対して、以下のように示される。
sは、送信すべき系列に対応した系列ベクトルである。また、mは、m行にて規定されるが、ここでは、ふたつの系列が考慮されているので、ふたつの要素が有効な値を有する。
IFFT部68は、分散部66から出力された周波数領域の信号に対してIFFTを実行し、時間領域の信号を出力する。なお、IFFTは、系列とアンテナ12を単位にして、複数のサブキャリアに対応した値に対して実行される。すなわち、時間領域の信号は、系列の数とアンテナ12の数を乗算した結果の数だけ生成される。さらに、IFFT部68は、ひとつのアンテナ12に割り当てられるべき、複数の系列の時間領域の信号を合成し、合成した結果をひとつの時間領域信号200として出力する。例えば、第1アンテナ12aに割り当てられるべき第1の系列から第4の系列までの時間領域の信号が合成される。
本発明の実施例によれば、複数のデータをまとめることによって、ひとつのパケット信号を生成する場合であっても、ビームフォーミング送信すべきデータ信号の前段に、HT−LTFを付加するので、ビームフォーミング送信に対応できる。また、オムニ送信とビームフォーミング送信とを変更しながらパケット信号を送信すべきであっても、対応できる。また、ビームフォーミング送信すべきデータ信号をパケット信号の後部にまとめるので、オムニ送信すべきデータ信号に対してHT−LTFを付加しないので、伝送効率の低下を抑制できる。
また、オムニ送信の期間において、低いデータレートが要求される端末装置をパケット信号の後方に配置するので、受信特性の悪化を抑制できる。また、端末装置がパケット信号の先頭部分においてのみウエイトを導出し、オムニ送信期間の後方の部分においてウエイトに含まれる誤差が増大する場合であっても、低いデータレートが要求される端末装置をオムニ送信期間の後方に配置するので、ウエイトに含まれる誤差の影響を低減できる。また、ウエイトに含まれる誤差の影響を低減できるので、受信特性の悪化を抑制できる。また、端末装置は、パケット信号の先頭部分においてのみウエイトを導出するので、端末装置における処理量を低減できる。また、端末装置における処理量を低減できるので、端末装置における消費電力を低減できる。また、複数の端末装置に対するデータをひとつのパケット信号に含めるので、伝送効率を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、複数の系列の数が「4」である場合を説明した。しかしながらこれに限らず例えば、複数の系列の数は、「4」より小さくても構わないし、「4」より大きくても構わない。これにあわせて、前者の場合、アンテナ12の数が「4」より少なくても構わないし、アンテナ12の数が「4」より大きくても構わない。本変形例によれば、さまざまな系列の数に本発明を適用できる。
本発明の実施例において、制御部30は、ビームフォーミング送信すべきデータ信号をパケット信号の後方部分に配置している。しかしながらこれに限らず例えば、ビームフォーミング送信すべきデータ信号をパケット信号の途中に配置してもよい。ビームフォーミング送信すべきデータ信号の後段に、オムニ送信すべきデータ信号が存在する場合、制御部30は、オムニ送信すべきデータ信号の前段にHT−LTFを付加する。すなわち、パケット信号の途中のデータ信号であって、オムニ送信すべきデータ信号にも、既知信号が付加される。端末装置は、付加されたHT−LTFをもとに、オムニ送信に対応した伝送路特性を再び推定し、復調を実行する。本変形例によれば、パケット信号の中において、データ信号の配置の自由度を高くできる。つまり、必要に応じて、HT−LTFが付加されればよい。
10 無線装置、 12 アンテナ、 14 アンテナ、 20 無線部、 22 ベースバンド処理部、 24 変復調部、 26 IF部、 30 制御部、 50 受信用処理部、 52 送信用処理部、 100 通信システム。
Claims (5)
- 複数の系列によって形成されるデータ信号を複数入力する入力部と、
前記入力部において入力した複数のデータ信号をもとに、複数の系列によって形成されるひとつのパケット信号を生成する生成部と、
前記生成部において生成したパケット信号に対して、複数の系列のそれぞれを単位にしながらウエイトベクトルを乗算し、ウエイトベクトルとの乗算がなされたパケット信号を送信する送信部とを備え、
前記生成部は、複数のデータ信号の先頭部分に共通の既知信号を付加し、複数のデータ信号のうち、前記送信部において専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の前段に専用の既知信号を付加し、
前記送信部は、前記生成部において生成したパケット信号のうち、専用の既知信号と、その後段のデータ信号とに対して、専用のウエイトベクトルを乗算し、前記生成部において生成したパケット信号のうち、専用のウエイトベクトルを乗算すべきでない部分に対して、共通のウエイトベクトルを乗算することを特徴とする無線装置。 - 前記生成部は、複数のデータ信号のうち、前記送信部において専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号に対して、複数のデータ信号の後方部分での配置を実行した後に、パケット信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
- 前記生成部は、複数のデータ信号のうち、前記送信部において専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の後段に、前記送信部において共通のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号が存在する場合、前記送信部において共通のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の前段に共通の既知信号を付加することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
- 前記生成部は、パケット信号の前方の部分に高いデータレートのデータ信号を配置し、パケット信号の後方の部分に近づくにしたがって、より低いデータレートのデータ信号を配置することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線装置。
- 複数の系列によって形成されるデータ信号を複数入力する入力部と、
前記入力部において入力した複数のデータ信号をもとに、複数の系列によって形成されるパケット信号を生成する生成部と、
前記生成部において生成したパケット信号に対して、複数の系列のそれぞれを単位にしながらウエイトベクトルを乗算し、ウエイトベクトルとの乗算がなされたパケット信号を送信する送信部とを備え、
前記生成部は、複数のデータ信号の先頭部分に共通の既知信号を付加し、複数のデータ信号のうち、前記送信部において専用のウエイトベクトルを乗算すべきデータ信号の前段に専用の既知信号を付加し、
前記送信部は、前記生成部において生成したパケット信号のうち、専用の既知信号と、その後段のデータ信号とに対して、専用のウエイトベクトルを乗算し、前記生成部において生成したパケット信号のうち、専用のウエイトベクトルを乗算すべきでない部分に対して、共通のウエイトベクトルを乗算することを特徴とする無線装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US71921905P | 2005-09-22 | 2005-09-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007089130A true JP2007089130A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37574902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006179879A Pending JP2007089130A (ja) | 2005-09-22 | 2006-06-29 | 無線装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7551611B2 (ja) |
JP (1) | JP2007089130A (ja) |
CN (1) | CN101263667A (ja) |
TW (1) | TW200715731A (ja) |
WO (1) | WO2007034727A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215043A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線通信方法及び無線通信装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100939738B1 (ko) | 2006-12-21 | 2010-01-29 | 삼성전자주식회사 | 다중안테나 무선통신 시스템에서 순환 지연 다이버시티장치 및 방법 |
CN101320994B (zh) * | 2007-06-08 | 2012-08-22 | 朗讯科技公司 | Ofdm系统的信号检测方法和设备 |
US8179315B1 (en) * | 2009-10-16 | 2012-05-15 | Marvell International Ltd. | Iterative technique for fast computation of TxBF steering weights |
US8396150B2 (en) * | 2009-12-22 | 2013-03-12 | Intel Corporation | Tone count selection |
US8761292B1 (en) * | 2010-11-03 | 2014-06-24 | Marvell International Ltd. | Beamforming with steering submatrix selection |
US8774124B2 (en) * | 2011-04-24 | 2014-07-08 | Broadcom Corporation | Device coexistence within single user, multiple user, multiple access, and/or MIMO wireless communications |
US8923282B2 (en) * | 2011-04-29 | 2014-12-30 | Qualcomm Incorporated | Systems and methods for wireless communication of long data units |
US9692123B2 (en) * | 2012-09-17 | 2017-06-27 | Qualcomm Incorporated | Systems and methods of controlling antenna radiation patterns |
EP2930870B1 (en) | 2012-12-07 | 2021-04-28 | Sun Patent Trust | Transmission device, transmission method, reception device, reception method, integrated circuit, and program |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7269127B2 (en) * | 2001-10-04 | 2007-09-11 | Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. | Preamble structures for single-input, single-output (SISO) and multi-input, multi-output (MIMO) communication systems |
KR100464332B1 (ko) * | 2002-02-23 | 2005-01-03 | 삼성전자주식회사 | 이동통신시스템에서 어레이 안테나의 송신빔 형성 장치 및방법 |
US6687492B1 (en) * | 2002-03-01 | 2004-02-03 | Cognio, Inc. | System and method for antenna diversity using joint maximal ratio combining |
KR100689399B1 (ko) * | 2002-05-17 | 2007-03-08 | 삼성전자주식회사 | 이동통신시스템에서 스마트 안테나의 순방향 송신빔 형성장치 및 방법 |
US8194771B2 (en) * | 2004-01-27 | 2012-06-05 | Agere Systems Inc. | Transmission method and apparatus in a multiple antenna communication system |
US8737189B2 (en) * | 2005-02-16 | 2014-05-27 | Broadcom Corporation | Method and system for compromise greenfield preambles for 802.11n |
JP4882351B2 (ja) | 2004-11-24 | 2012-02-22 | 住友化学株式会社 | 半導体積層基板、その製造方法及び発光素子 |
-
2006
- 2006-06-29 JP JP2006179879A patent/JP2007089130A/ja active Pending
- 2006-09-07 WO PCT/JP2006/318219 patent/WO2007034727A1/en active Application Filing
- 2006-09-07 CN CNA200680033643XA patent/CN101263667A/zh active Pending
- 2006-09-08 TW TW095133216A patent/TW200715731A/zh unknown
- 2006-09-19 US US11/522,969 patent/US7551611B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215043A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線通信方法及び無線通信装置 |
JP4593489B2 (ja) * | 2006-02-10 | 2010-12-08 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信方法及び無線通信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101263667A (zh) | 2008-09-10 |
US7551611B2 (en) | 2009-06-23 |
TW200715731A (en) | 2007-04-16 |
US20070064687A1 (en) | 2007-03-22 |
WO2007034727A1 (en) | 2007-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4841333B2 (ja) | 無線装置およびそれを利用した通信システム | |
JP5361972B2 (ja) | 無線lan用無線装置 | |
JP5282119B2 (ja) | 送信方法および無線装置 | |
JP4974641B2 (ja) | 無線装置 | |
JP2007089130A (ja) | 無線装置 | |
JP4922680B2 (ja) | 無線装置およびそれを利用した通信システム | |
JP2007028602A (ja) | 無線装置 | |
JP4884105B2 (ja) | 無線装置 | |
JP4841330B2 (ja) | 無線装置および通信システム | |
JP4841256B2 (ja) | 無線装置 | |
JP4841331B2 (ja) | 無線装置およびそれを利用した通信システム | |
JP5026005B2 (ja) | 無線装置 | |
JP4753737B2 (ja) | 無線装置 | |
JP4799293B2 (ja) | 無線装置 | |
JP4597042B2 (ja) | 送信方法および受信方法ならびにそれらを利用した基地局装置および端末装置および通信システム | |
JP4591969B2 (ja) | 通信方法ならびにそれを利用した無線装置および通信システム | |
JP4738050B2 (ja) | 送信装置および送信方法 | |
JP4593435B2 (ja) | 送信方法および装置ならびにそれを利用した通信システム |