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JP2006325876A - 挿入形状検出プローブ - Google Patents

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JP2006325876A JP2005152894A JP2005152894A JP2006325876A JP 2006325876 A JP2006325876 A JP 2006325876A JP 2005152894 A JP2005152894 A JP 2005152894A JP 2005152894 A JP2005152894 A JP 2005152894A JP 2006325876 A JP2006325876 A JP 2006325876A
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Abstract

【課題】内側シースの内部に挿通される信号線と、該内側シースとが接触して発生する不具合を確実に防止して、生産性、及び耐久性に寄与する挿入形状検出プローブを提供すること。
【解決手段】挿入形状検出プローブ1は、挿入部11の位置検出に用いられる複数のソースコイル21と、これらソースコイル21に接続される複数の信号線26と、所定間隔で配設されたソースコイル21同士の間に配置され、信号線26が内部を挿通する内側シース24と、ソースコイル21、信号線26、及び内側シース24を内挿する外装シース22とを少なくとも具備しており、内側シース24は本体部を構成する内側シース本体27と、両端部を構成する耳部28との二部材で構成されている。耳部28は内側シース本体27に比べて可撓性、弾発性を有する柔軟な樹脂部材で形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通配置されて内視鏡の挿入部の挿入形状を検出する挿入形状検出プローブに関する。
近年、内視鏡は医療用分野、及び工業用分野で広く用いられている。特に、挿入部が軟性の内視鏡では、この挿入部を屈曲した体腔内に挿入することが可能である。しかし、内視鏡の細長な挿入部を、例えば肛門側から挿通させて下部消化管内の検査を行う場合等、その挿入部を体腔内に円滑に挿入させるためにはある程度の熟練を必要とする。これは、体腔内が複雑に屈曲していること、挿入部の先端位置が体腔内のいずれに位置しているか判らないこと、そして挿入部の挿入状態を知ることができないためである。
このため、内視鏡に設けられている処置具挿通チャンネル内に、例えば磁界検出素子を複数配設させた挿入形状検出プローブを挿通配置させ、外部に設けた検出装置により挿入部に配列された素子から発信される信号を受信し、検出装置の画面上に挿入時の挿入部形状を表示させる内視鏡形状検出装置がある。この挿入形状検出プローブでは、プローブ内に配列される形状検出用素子の数を増やすことによって、挿入部の挿入状態をより高精度に検出することができる。しかし、内視鏡に設けられている処置具挿通チャンネルの孔径は所定寸法に設定されている。したがって、挿入部の挿入状態をより高精度に検出するために、プローブ内の形状検出用素子を増加させると、各形状検出用素子から延出されている信号線の本数が増大して、組立性、及び耐久性に不具合が生じるおそれがあった。
この不具合を解決するため、例えば、特開
2003−47586号公報には挿入形状検出プローブが開示されている。この挿入形状検出プローブは、処置具挿通チャンネル内に挿通配置させて挿入部形状の検出を高精度に行い得ると共に、組立性、及び耐性にも優れている。
特開2003−47586号公報
しかしながら、特許文献1の挿入形状検出プローブでは、図7の従来の挿入形状検出プローブの一部を拡大した要部説明図で示すように外装シース70内に内側シース71が配置されている。内側シース71内にはソースコイル72から延出する信号線73に加えて、そのソースコイル72よりプローブ先端側に配置されたソースコイルから延出された信号線73が挿通されている。そして、ソースコイル72よりプローブ先端側に配置されたソースコイルから延出される信号線73は切り欠き71aを介して内側シース71内に挿通される。このため、組立工程において、例えば信号線73が引っ張られたりすると、信号線73が切り欠き71aの端面部にこすりつけられるおそれがある。そして、そのこすれが、信号線73の外表面に設けられている被覆が剥がれて電気的な短絡(ショート)を生じさせる要因や、信号線73が断線する要因になっていた。また、挿入形状検出プローブを処置具挿通チャンネル内に挿通配置させた状態において挿入状態が変化することによって、信号線73が引っ張られる。すると、信号線73が切り欠き71aの端面部にこすりつけられて同様の不具合が発生するおそれがあった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、内側シースの内部に挿通される信号線と、該内側シースとが接触して発生する不具合を確実に防止して、生産性、及び耐久性に寄与する挿入形状検出プローブを提供することを目的としている。
本発明の挿入形状検出プローブは、挿入部の位置検出に用いられる磁界発生用、又は磁界検出用の複数の形状検出用素子と、これら形状検出用素子に接続される複数の信号線と、所定間隔で配設された形状検出用素子と形状検出素子との間に配置され、前記信号線が内部を挿通する内側シースと、前記形状検出用素子、前記信号線、及び前記内側シースを内挿する外装シースとを少なくとも具備した挿入形状検出プローブにおいて、
前記内側シースは、本体部を構成する一部材と、両端部を構成する他部材との二部材で構成され、前記他部材を前記一部材に比べて可撓性、弾発性を有する柔軟な樹脂部材で形成した。
この構成によれば、信号線は内側シースの両端部を構成する他部材に接触する。この他部材は、一部材に比べて可撓性、弾発性を有する柔軟な樹脂部材で形成されている。したがって、信号線が他部材に接触したとき、発生する負荷が低減されて、信号線の被覆が剥がれることや、信号線が断線されることが防止される。
本発明によれば、内側シースの内部に挿通される信号線と、該内側シースとが接触して発生する不具合を確実に防止して、生産性、及び耐久性に寄与する挿入形状検出プローブを実現できる。
以下、図示の実施形態によって本発明を説明する。
図1乃至図4は本発明の一実施形態に係り、図1は挿入形状検出プローブが適用される内視鏡システムを説明する図、図2は挿入形状検出プローブの内部構成の概略を説明する断面図、図3は挿入形状検出プローブの一部を拡大して示す要部拡大断面図、図4は内側シースの構成を説明する図である。
図1に示すように本実施形態の挿入形状検出プローブ1は内視鏡システム2として使用される。内視鏡システム2は、挿入形状検出用プローブ1と、内視鏡3と、ビデオプロセッサ4と、そのモニタ5と、内視鏡挿入形状検出装置(以下、形状検出装置と略記する)6と、そのモニタ7とで主に構成されている。符号8は患者が横たわることが可能なベッドである。内視鏡3は被検体である患者の体腔内において、体腔内の像を撮像し、撮像した該体腔内の像を撮像信号として出力する。ビデオプロセッサ4は、内視鏡3から出力される撮像信号に対して画像処理等を行って出力する。モニタ5はモニタ画面5aを備え、モニタ画面5aにはビデオプロセッサ4から出力された撮像信号に基づき、内視鏡3が撮像した像が画像表示される。
内視鏡3は、挿入部11と、操作部12と、ユニバーサルコード13とを備えている。挿入部11は体腔内に挿入される。操作部12は術者が挿入部11を手元操作するために把持する。操作部12は、挿入部11の基端側に連設されている。ユニバーサルコード13は操作部12の側部から延出しており、外部装置であるビデオプロセッサ4に接続される。
挿入部11の先端に位置する先端部14の内部には撮像素子を備えた対物光学系(不図示)や、照明光を供給する照明光学系等が設けられている。操作部12の側部には、挿入部11に設けられている処置具挿通チャンネル(以下、チャンネルと略記する)15に連通する処置具入口16が設けられている。本実施形態においては、処置具入口16を介して挿入形状検出プローブ1がチャンネル15内に挿通されるようになっている。
挿入形状検出プローブ1は、内視鏡3の処置具入口16、及びチャンネル15に挿通可能な寸法、形状等で構成されている。挿入形状検出プローブ1には、体腔内における挿入部11の挿入形状図形を得るための磁界を発生する形状検出用素子であるソースコイル21が複数、設けられている。ソースコイル21は磁界発生素子であって、複数のソースコイル21は所定の間隔で配列されている。また、挿入形状検出プローブ1の基端部はコネクタ部(図2の符号1a参照)を介して形状検出装置6に接続されている。このことによって、複数のソースコイル21と形状検出装置6とが電気的に接続される。
形状検出装置6はソースコイル21を駆動して磁界を発生させるソースコイル駆動部(不図示)を備えている。また、形状検出装置6は、複数のセンスコイル(不図示)を有し、検出した磁界を磁界信号として出力するコイルユニット6aを備えている。複数のセンスコイルは形状検出用素子であって、複数のソースコイル21が発生した磁界を検出するための磁界検出素子である。複数のセンスコイルから伝送された信号はソースコイル位置解析部(不図示)に伝送されて、ソースコイル21の3次元位置座標を解析する。ソースコイル21の3次元位置座標情報は挿入形状画像生成部(不図示)に伝送される。挿入形状画像生成部は、挿入部11の3次元形状を算出した後、モニタ表示用の2次元座標に変換して画像化する。
即ち、形状検出装置6は、ソースコイル21を駆動すると共に、このソースコイル21から発生する磁界をコイルユニット6aで検出し、その検出した磁界に対応する信号から前記挿入部11の体腔内での挿入形状を画像化した映像信号を出力する。モニタ7のモニタ画面7には図形化された挿入形状画像が表示される。
次に、図2、及び図3を参照して挿入形状検出プローブ1の構成を説明する。
本実施形態の挿入形状検出プローブ1においては、ソースコイル21を例えば12個備えている。したがって、挿入形状検出プローブ1は、複数のソースコイル21A〜21Lと、外装シース22と、芯線23と、内側シース24と、連結固定チューブ25とで主に構成されている。
ソースコイル21A〜21Lはそれぞれ管状に形成されている。外装シース22は挿入形状検出プローブ1の外装部分を構成する。芯線23は細長形状であり、該芯線23にはソースコイル21A〜21Lが直列に配置されて接着固定される。内側シース24はパイプ形状で、それぞれのソースコイル21A〜21Lに対して直列に配置される。連結固定チューブ25は熱収縮チューブであって、ソースコイル21A〜21Lとそれぞれのソースコイル21に隣接する内側シース24とを覆い両者を一体的に連結する。
図2に示すようにソースコイル21A〜21L、及び内側シース24はプローブ先端側から基端部に向けて、ソースコイル21A、内側シース24、ソースコイル21B、内側シース24、ソースコイル21C、…の順に交互に配置されている。先端側のソースコイルを第1ソースコイル21Aとする。そして、以下順に、第2ソースコイル21B、…、第12ソースコイル21Lとする。各ソースコイル21A〜21Lの一端部には信号線26が接続される。信号線26は、形状検出装置6のソースコイル駆動部(不図示)からの駆動信号を伝送する
芯線23に固定されるソースコイル21A〜21Lは、次のように配置される。即ち、図1に示す挿入部湾曲部11aには、湾曲部形状データを得る湾曲部形状検出用素子群であるソースコイル21A〜21Cが配置されている。一方、図1に示す挿入部可撓管部11bには、可撓管部形状データを得る可撓管部形状検出用素子群であるソースコイル21D〜21Lが配置されている。各ソースコイル21A〜21Lに接続される各信号線26は、それぞれのソースコイル21A〜21Lの基端部に配置された内側シース24の内部を挿通して基端側に向けて延出されている。つまり、最先端のソースコイル21Aに接続された信号線26は、内側シース24の内部、この内側シース24に隣接するソースコイル21Bの側周面、内側シース24の内部、この内側シース24に隣接するソースコイル21Cの側周面、…、内側シース24の内部、この内側シース24に隣接するソースコイル21Lの側周面を沿って、挿入形状検出プローブ1の基端側のコネクタ部22まで延出される。したがって、挿入形状検出プローブ1の基端側に位置する内側シース24の内部ほど、数多くの信号線26が挿通している。内側シース24の端部には切り欠き部24aが設けられている。信号線26は切り欠き部24aを介して内側シース24の内部から外部に導出される、又は内側シース24の外部から内部に導入されるようになっている。切り欠き部24aは信号線26の本数に対応するようにそれぞれ所定の数だけ設けられている。内側シース24の端部に切り欠き部24aを設けることによって、信号線26に大きな負荷が係ることを防止して、該信号線26を内側シース24の内部から外部へ、或いは内側シース24の外部から内部へスムーズに導くことができるようになっている。
各内側シース24の内部を挿通する信号線26は、芯線23に沿って所定の弛みをもって巻回されている。これは、挿入形状検出プローブ1が湾曲された際に、信号線26に張力が加わった状態になって、断線等の破損が発生しないようにするための措置である。各ソースコイル21A〜21Lは、芯線23に対して接着剤等によって所定の間隔をもって固定される。
図3に示すように挿入形状検出プローブ1を構成する外装シース22の最先端部には先端駒27が設けられている。ソースコイル21A〜21Lはそれぞれ、中空コア部材31と、巻線32と、基板33A及び33Bとによって主に構成されている。中空コア部材31は軸方向に貫通する貫通孔31aを有する。巻線32はエナメル線等で構成され、中空コア部材31に巻回される。基板33A、33Bは略ドーナツ盤形状で、中空コア部材31の両端面に配設される。基板33A、33Bは、ソースコイル21の両端面にそれぞれ接着固定される。基板33A、33Bの周縁部は曲面による面取り部(R面取り)が設けられている。R面取りが施されている部位をR面部と呼び、図中において符号33Rで示している。基板33A、33Bのうちの一方の基板33Bには、巻線32の両端が電気的に半田付け等の手段によって接続されてると共に、信号線26が同様に半田付け等の手段によって電気的に接続されている。
図3、及び図4に示すように内側シース24は、本体部を構成する内側シース本体27と、耳部28との二部材で構成されている。耳部28は内側シース本体27の両端部に設けられている。内側シース本体27は硬めのチューブ素材であるポリイミド、ポリエーテルイミド等の樹脂部材で形成されている。これに対して、耳部28は常温でゴム状の弾性を有する高分子物質であって所望の可撓性、弾発性等を得られる、例えばエラストマ(elastomer)系樹脂部材であるウレタン系樹脂部材で形成されている。切り欠き部24aは耳部28に設けられている。内側シース本体27と耳部28とは例えば熱溶着、或いは収縮によって一体的に構成されている。
なお、耳部28がゴム状の弾性を有する高分子物質で形成されているので、切り欠き部24aを設けることなく、信号線26を内側シース24の内部から外部へ、或いは内側シース24の外部から内部へ導くようにしてもよい。
また、本実施形態においては、外装シース22、及び信号線26の外皮をフッ素樹脂である、例えばテフロン(登録商標)としている。これは、テフロン(登録商標)の有する、接着剤によって固定されないという、特性を利用するためである。接着による固定を行う際には、接着剤がのるように前処理として接着面を粗くするテトラエッチ処理を施す。
このように、挿入形状検出プローブ1においては、複数の形状検出用素子である複数のソースコイル21A〜21Lのそれぞれの両端面の周縁部をR面部33Rとして形成している。このため、組立工程の際や、挿入形状検出プローブ1の使用状態において信号線26に対して何らかの負荷が加わった場合に、各信号線26がR面部33Rに沿うように接触する。このとき、R面部33Rにかかる負荷は、そのR面によって分散されて、各ソースコイル21A〜21Lの巻線32や、信号線26に過重な負荷がかかることを抑止することができる。このことによって、信号線26の被覆が剥がれてしまうことが防止される。
また、内側シース24を、内側シース本体27と、耳部28とを一体にして構成している。そして、耳部28に信号線26を内側シース24の外部から内部に導入するための切り欠き部24aを設けている。このため、組立工程の際や、挿入形状検出プローブ1の使用状態において信号線26に対して何らかの負荷が加わった際に、各信号線26が耳部28の切り欠き部24a近傍に接触してこすれが発生する。ここで、耳部28が可撓性、及び弾発性を有するエラストマ系樹脂で形成されている、言い換えれば、硬めのチューブ素材で形成された内側シース本体27に比べて柔軟である。したがって、信号線26が内側シース本体27に接触することによって発生する負荷に比べて、信号線26が耳部28に接触したときに発生する負荷を低減することができる。このことによって、信号線26の被覆が剥がれてしまうことや、信号線26が断線されることが防止される。
さらに、内側シース24を、内側シース本体27と、耳部28とを一体にして構成している。このことによって、内側シース24の全体を耳部28を構成するエラストマ系樹脂部材だけで形成した場合に比べて、内側シース24の可撓性を硬めに設定される。したがって、挿入形状検出プローブ1をチャンネル15内に挿通させるとき、手元操作によって挿入形状検出プローブ1が座屈されることなく、操作力量の伝達性を維持してスムーズな挿入を行うことができる。このことによって、挿入形状検出プローブ1の挿入性が確保される。
これらのことによって、本実施形態の挿入形状検出プローブにおいては、挿入性が維持される一方で、内側シース端面に接触することによって発生するダメージを軽減して、組立生産性、耐久性、及び使い勝手の向上に寄与することができる。
なお、本実施形態においては形状検出用素子のうち、挿入形状検出プローブ1に磁界を発生するソースコイル21A〜21Lを設け、形状検出装置6に磁界を検出するセンスコイルを有するコイルユニット6aを備えた構成を示しているが、挿入形状検出プローブ1に磁界検出素子を設け、形状検出装置6に磁界発生素子を設ける構成であってもよい。
また、湾曲部形状検出用素子群を構成するソースコイル21A〜21Cに隣設される内側シースの可撓性と、可撓管部形状検出用素子群を構成するソースコイル21D〜21Lに隣設される内側シースの可撓性を同一ではなく変化させるようにしてもよい。図5は挿入形状検出プローブの他の構成例を説明する図、図6は挿入形状検出プローブの別の構成例を説明する図である。
図5に示す挿入形状検出プローブ1Aは、湾曲部形状検出用素子群を構成するソースコイル21A〜21Cに隣設する内側シース24Aを可撓性に優れたシリコン系樹脂部材で形成している。これに対して、可撓管部形状検出用素子群を構成するソースコイル21D〜21Lに隣設する内側シース24Bを内側シース24Aに比べて可撓性の硬いフッ素樹脂であるテフロン(登録商標)系、ポリイミド、ポリエーテルイミド等の樹脂部材で形成している。つまり、内側シース24Aは、内側シース24Bに比べて柔軟性を有している。
このことによって、挿入形状検出プローブ1をチャンネル15内に挿通させるとき、操作力量の伝達性が向上されてスムーズな挿入を行うことができるとともに、湾曲部形状検出用素子群を構成する部分の柔軟性を向上させて屈曲形状に追従させてスムーズな挿入を行うことができる。内側シース24A、24Bは内側シース本体27と耳部28とを備えて構成される。なお、内側シースの可撓性の変化を二段階でなく三段階以上に構成するようにしてもよい。また、内側シースの可撓性を段階的に変化させるようにしてもよい。その他の構成は前記実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
一方、図6に示す挿入形状検出プローブ1Aは、湾曲部形状検出用素子群を構成するソースコイル21A〜21Cに対して内側シース24Bを隣設させ、可撓管部形状検出用素子群を構成するソースコイル21D〜21Lに対して内側シース24Aを隣設させている。このことによって、挿入形状検出プローブ1をチャンネル15内に挿通させるとき、操作力量の伝達性が損なわれることなく、該挿入形状検出プローブ1の湾曲部形状検出用素子群を構成する部分が座屈されることを防止してスムーズな挿入を行うことができる。その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
図1乃至図4は本発明の一実施形態に係り、図1は挿入形状検出プローブが適用される内視鏡システムを説明する図 挿入形状検出プローブの内部構成の概略を説明する断面図 挿入形状検出プローブの一部を拡大して示す要部拡大断面図 内側シースの構成を説明する図 挿入形状検出プローブの他の構成例を説明する図 挿入形状検出プローブの別の構成例を説明する図 従来の挿入形状検出プローブの一部を拡大した要部説明図
符号の説明
1…挿入形状検出プローブ 6…挿入形状検出装置 11…挿入部
21、21A〜21L…ソースコイル(形状検出用素子)22…外装シース
24…内側シース 26…信号線 27…内側シース本体 28…耳部

Claims (7)

  1. 挿入部の位置検出に用いられる磁界発生用、又は磁界検出用の複数の形状検出用素子と、これら形状検出用素子に接続される複数の信号線と、所定間隔で配設された形状検出用素子と形状検出素子との間に配置され、前記信号線が内部を挿通する内側シースと、前記形状検出用素子、前記信号線、及び前記内側シースを内挿する外装シースとを少なくとも具備した挿入形状検出プローブにおいて、
    前記内側シースは、本体部を構成する一部材と、両端部を構成する他部材との二部材で構成され、前記他部材を前記一部材に比べて可撓性、弾発性を有する柔軟な樹脂部材で形成したことを特徴とする挿入形状検出プローブ。
  2. 前記他部材は常温でゴム状の弾性を有する高分子物質であることを特徴とする請求項1に記載の挿入形状検出プローブ。
  3. 前記一部材と、前記他部材とは一体に構成されることを特徴とする請求項1に記載の挿入形状検出プローブ。
  4. 前記形状検出用素子と形状検出素子との間に配置される内側シースの可撓性が均一であることを特徴とする請求項1に記載の挿入形状検出プローブ。
  5. 前記内側シースは、湾曲部形状検出用素子群を構成する形状検出用素子と形状検出素子との間に配置される内側シースと、可撓管部形状検出用素子群を構成する形状検出用素子と形状検出素子との間に配置される内側シースとで、可撓性が異なることを特徴とする請求項1に記載の挿入形状検出プローブ。
  6. 前記湾曲部形状検出用素子群を構成する形状検出用素子と形状検出素子との間に配置される内側シースの可撓性は、前記可撓管部形状検出用素子群を構成する形状検出用素子と形状検出素子との間に配置される内側シースの可撓性より柔軟であることを特徴とする請求項5に記載の挿入形状検出プローブ。
  7. 前記可撓管部形状検出用素子群を構成する形状検出用素子と形状検出素子との間に配置される内側シースの可撓性は、前記湾曲部形状検出用素子群を構成する形状検出用素子と形状検出素子との間に配置される内側シースの可撓性より柔軟であることを特徴とする請求項5に記載の挿入形状検出プローブ。
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