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JP4187621B2 - 挿入形状検出プローブ - Google Patents

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JP4187621B2 JP2003342421A JP2003342421A JP4187621B2 JP 4187621 B2 JP4187621 B2 JP 4187621B2 JP 2003342421 A JP2003342421 A JP 2003342421A JP 2003342421 A JP2003342421 A JP 2003342421A JP 4187621 B2 JP4187621 B2 JP 4187621B2
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Description

本発明は、挿入形状検出プローブ、詳しくは内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通配置して又は内視鏡の挿入部に固定配置して内視鏡挿入部の挿入形状を検出する挿入形状検出プローブに関するものである。
近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分野で広く用いられている。特に、挿入部が軟性の内視鏡では、この挿入部を屈曲した体腔内に挿入することにより、切開することなく体腔内深部の臓器を診断したり、必要に応じて内視鏡に設けてある処置具挿通チャンネル内に処置具を挿通して、ポリープを切除するなどの治療や処置を行なうことが可能である。
しかし、挿入部が細長な内視鏡を、例えば肛門側から挿通させて下部消化管内を検査する場合等、屈曲した体腔内に挿入部を円滑に挿入させるためにはある程度の熟練を必要とする。これは、挿入部の先端位置が体腔内のどの位置にあるのかどうか、また挿入部の挿入状態を知ることができないためである。
そこで、内視鏡の挿入部の挿入状態を知ることができるようにするために、この挿入部にX線不透過部を設け、X線による透視によって内視鏡の挿入形状を得て、挿入部の先端位置や挿入部の湾曲状態を検出することが考えられる。しかし、X線による内視鏡形状検出装置は大型であり、X線を照射するための装置を検査室に設けるためには検査室が十分に広くなければならない。
また、術者は、内視鏡検査の際に、内視鏡の操作のほかに、X線を照射させる操作も行なわなければならなくなるので、術者にかかる負担が増す。そのため、X線を用いて内視鏡挿入部の挿入状態を検出することは必ずしも好ましいものではない。
このため、例えば内視鏡の挿入部に電磁波あるいは超音波等を発信する素子を複数設け、外部に設けた検出装置により挿入部の発信素子からの信号を受信し、検出装置の画面上に挿入時の挿入部形状を表示させたり、内視鏡に設けられている処置具挿通チャンネル内に例えば磁界検出素子を配設した挿入形状検出プローブを挿通配置し、この状態で挿入部を体腔内に挿入することによって、検出装置の画面上に挿入時の挿入部形状を表示させるようにした装置についての提案が、従来より例えば特開2003−47586号公報等によってなされている。
この特開2003−47586号公報によって開示されている挿入形状検出プローブは、信号線を延出する複数の形状検出用素子が所定の間隔で固定される細長な芯線と、この芯線に固定された形状検出用素子の基端部側に配設され、前記芯線及び前記信号線が挿通する複数の内側シースと、前記形状検出用素子とこの形状検出用素子に隣り合う内側シースとを覆って一体に連結する連結固定手段と、前記芯線に一体な複数の形状検出用素子及び複数の内側シースが内挿される外装シースとを具備して構成している。そして、この挿入形状検出プローブを内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通配置させることで、内視鏡挿入部形状をより高精度に検出するようにしたものである。
特開2003−47586号公報
上述したように、挿入形状検出プローブにおいては、その内部に複数の形状検出用素子や複数の信号線を配置するようにしており、使用に際しては、前記各形状検出用素子に対して複数の信号線を介して挿入形状検出装置からの電気信号を印加し、駆動することになる。このとき、前記各形状検出用素子は発熱することがある。
一般的に内視鏡装置においては、国際電気標準会議(IEC:International Electrotechnical Commission)による「IEC60601−2−18 個別規格:内視鏡機器の安全」(Particular requirements for the safety of endscopic equipment) が適用される。そのうち、挿入形状検出プローブの表面温度上昇は、42.3「装着部の表面温度」が適用される。
従来の挿入形状検出プローブによる構成では、その使用時において、前記各形状検出用素子の発熱に起因すると思われるプローブ内部の温度上昇が見られるという問題点がある。この温度上昇は、特にプローブ先端部近傍において顕著であって、プローブの基端側に比べて先端側ほど高い温度になるという傾向が見られる。そして、その温度は、前記IEC規格に規定される温度範囲を逸脱してしまう場合もあり得る。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、挿入形状検出プローブにおいて、プローブの内部で生じる温度上昇を簡単な構成で容易に抑制することのできる挿入形状検出プローブを提供することである。
本発明の挿入形状検出プローブは、数の形状検出用素子が所定の間隔で先端側から基端側に一列に配置される細長形状の芯線を外装シースに内挿した挿入形状検出プローブにおいて、前記複数の形状検出用素子の各々から基端方向に延出し、かつ基端側に配置された他の形状検出用素子の外周に沿うように配置された信号線と、線状の部材であって、前記複数の形状検出用素子のうちの少なくとも最先端側に配置された形状検出用素子の外周に複数配置され、かつ当該最先端側に配置された形状検出用素子から基端側に配置された他の検出用素子の外周に沿うように基端方向に延出する複数の放熱部材と、を具備し、前記複数の放熱部材は、前記基端側に配置された他の検出用素子の外周に配置された前記信号線の数が所定の値となる部位まで基端方向に延出することを特徴とする。
本発明によれば、挿入形状検出プローブにおいて、プローブの内部で生じる温度上昇を簡単な構成で容易に抑制し得る挿入形状検出プローブを提供する。
以下、図示の実施形態によって本発明を説明する。
図1〜図4は本発明の一実施形態を示す図であって、図1は本実施形態の挿入形状検出プローブを適用する挿入形状検出装置の概略構成を示す図である。図2は本実施形態の挿入形状検出プローブの内部構成の概略を示す断面図である。また図3は本実施形態の挿入形状検出プローブの先端部近傍を拡大して示す要部拡大断面図である。そして図4は本実施形態の挿入形状検出プローブの各位置における縦断面図であって、図4(a)は図2のA−A線に沿う断面図、図4(b)は図2のB−B線に沿う断面図、図4(c)は図2のC−C線に沿う断面図、図4(d)は図2のD−D線に沿う断面図、図4(e)は図2のL−L線に沿う断面図、図4(f)は図2のM−M線に沿う断面図である。
図1に示すように本実施形態の挿入形状検出プローブ1が使用される内視鏡装置2は、被検者の体腔内等に例えば肛門から挿入されて観察部位を観察する内視鏡3と、この内視鏡3で撮像して得られた撮像信号から映像信号を生成するビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4からの映像信号を内視鏡画像として表示するモニタ5と、前記被検者が横たわり前記挿入形状検出プローブ1からの磁界を検知する挿入形状検出用ベッド6と、前記挿入形状検出プローブ1を駆動すると共に前記挿入形状検出用ベッド6で検知した磁界に対応する信号から前記内視鏡3の体腔内での挿入形状を画像化した映像信号を出力する挿入形状検出装置7と、この挿入形状検出装置7から出力された挿入部形状を表示するモニタ8とで主に構成されている。
前記内視鏡3は、先端側に位置し小さな曲率半径で湾曲される挿入部湾曲部11aとこの挿入部湾曲部11aよりも基端側に位置し比較的大きな曲率半径で湾曲する挿入部可撓管部11bとからなり体腔内に挿入される細長形状の挿入部11と、この挿入部11の基端側に連設する把持部を兼ねる操作部12と、この操作部12の側部から延出してビデオプロセッサ4等の外部装置に接続されるユニバーサルコード13とを有して構成されている。
前記挿入形状検出プローブ1は、内視鏡3の操作部12に設けられた処置具挿入口14から処置具挿通チャンネル15内に挿入配置される。この挿入形状検出プローブ1には、例えば磁界を発生する磁界発生用の形状検出用素子であるソースコイル21が複数個配設されている(詳細は図2参照)。そして、この挿入形状検出プローブ1は、基端部に設けられるコネクタ部22を介して前記挿入形状検出装置7に接続される。
一方、前記挿入形状検出用ベッド6には、前記ソースコイル21で発生した磁界を検出するための磁界検出素子としてのセンスコイル9が複数個配設されている。この挿入形状検出用ベッド6と前記挿入形状検出装置7とはケーブル9aで接続されている。このため、前記センスコイル9の検知信号は、ケーブル9aを介して挿入形状検出装置7へ伝送される。
前記挿入形状検出装置7には、前記ソースコイル21を駆動するソースコイル駆動部(図示せず)や、前記センスコイル9から伝送された信号から前記ソースコイル21の3次元位置座標を解析するソースコイル位置解析部(図示せず)、ソースコイル21の3次元位置座標情報から挿入部11の3次元形状を算出してモニタ表示用の2次元座標に変換して画像化する挿入形状画像生成部(図示せず)等が備えられている。
なお、本実施形態においては、挿入形状検出プローブ1に磁界発生用の形状検出用素子(ソースコイル21)を複数個配設し、挿入形状検出用ベッド6に磁界検出素子(センスコイル9)を複数個配設するようにした例を示している。しかし、これに限ることはなく、例えば挿入形状検出プローブ1に磁界検出用の形状検出用素子(センスコイル)を複数個配設し、挿入形状検出用ベッド6に磁界発生素子(ソースコイル)を複数個配設するように構成してもよい。
次に、前記挿入形状検出プローブ1の詳細な構成について、以下に詳述する。
図2及び図3に示すように、前記挿入形状検出プローブ1は、処置具挿通チャンネル15に挿通され外装部分を構成する外装シース20と、中空部を有する略円筒形状に形成される複数のソースコイル21A〜21Lと、これらソースコイル21A〜21Lが接着固定される細長形状の芯線23と、それぞれのソースコイル21A〜21Lに対して直列に配置されるパイプ形状の内側シース(24F及び24S及び24R;図2参照。詳細は後述する)と、プローブの先端側の所定の部位から基端側に向けて所定の領域内に配設され、前記芯線23及びソースコイル21A及び21B及びソースコイル21Cの外周に沿わせて配置された複数の放熱部材25と、前記ソースコイル21A〜21Lのそれぞれとこれらに隣接する内側シース24とを覆い両者を一体的に連結する連結固定部材である熱収縮チューブ40とで主に構成されている。
ここで、前記ソースコイル21A〜21L及び前記内側シース24は、図2に示すようにプローブ先端側から基端部に向けてソースコイル21A、内側シース24、ソースコイル21B、内側シース24、ソースコイル21B、…の順に交互に配置されている。
そして、前記ソースコイル21A〜21Lのそれぞれとこれらに隣接する内側シース24との間には、上述したように熱収縮チューブ40が設けられている。この熱収縮チューブ40は、ソースコイル21A〜21Lのそれぞれを覆うと共に、内側シース24の両端部を覆うように配置され、これによって、各ソースコイル21A〜21Lと内側シース24との両者を一体的に連結している。
本実施形態の挿入形状検出プローブ1においては、ソースコイル21は、例えば12個備えて構成している。そして、先端側のソースコイルを第1ソースコイル21Aとし、以下順次第2ソースコイル21B、…、第12ソースコイル21Lというものとする。
各ソースコイル21A〜21Lの一端部には、前記挿入形状検出装置7のソースコイル駆動部(図示せず)からの駆動信号を伝送する信号線26が接続されている。したがって、各ソースコイル21A〜21Lのそれぞれから延出する信号線については、信号線26A〜26Lというものとする。換言すれば、ソースコイル21Aから延出する信号線は符号26Aで示し、ソースコイル21Lから延出する信号線26Lまで以下同様に示すものとする。なお、図4参照のこと。
この各信号線26(A〜L)は、それぞれのソースコイル21A〜21Lの基端部側に配置される内側シース24の内部を挿通し、かつ間に配置されるソースコイルの外周面を沿わせて基端側に向けて延出されている。さらに、この場合において、各信号線26は熱収縮チューブ40の内部をも挿通している。
つまり、各ソースコイル21(A〜L)から延出される信号線26(A〜L)は、各ソースコイル21(A〜L)の基端側の内側シース24の内部を挿通した後、隣接するソースコイル21B〜21Lの外側面に沿って熱収縮チューブ40の内部に挿通されている。そして、再度内側シース24の内部を挿通しており、各信号線26の全ては、最終的には本挿入形状検出プローブ1の基端側のコネクタ部22にまで延出している。したがって、当該挿入形状検出プローブ1の基端寄りに位置する内側シース24ほど数多くの信号線が挿通されていると共に、当該挿入形状検出プローブ1の基端寄りに位置するソースコイル21の周囲ほど多くの信号線26が沿う状態となる(図4(e)参照)。そして、各ソースコイル21及び各信号線26及び各内側シース24は、外装シース20の内部を挿通している。
また、各信号線26は、前記内側シース24内において芯線23に沿わせて所定の弛みが生じるようにして当該芯線23の外周に巻回されている。これは、挿入形状検出プローブ1が湾曲された際に、前記信号線26に張力が加わった状態になったときにも断線等の破損が発生しないようにするための措置である。
一方、上述したように前記各ソースコイル21A〜21Lは、前記芯線23に対して接着剤等によって所定の間隔をもって所定の位置に接着固定されている。この場合において、各ソースコイル21A〜21Lの配置は、図2に示すようになっている。
即ち、前記挿入部湾曲部11a(図1参照)には、当該挿入部湾曲部11aの形状データを得る湾曲部形状検出用素子群であるソースコイル21A〜21Cが配置されている。また、前記挿入部可撓管部11b(図1参照)には、当該挿入部可撓管部11bの形状データを得る可撓管部形状検出用素子群であるソースコイル21D〜21Lが配置されている。
このソースコイル21(A〜L)は、図3に示すように軸方向に貫通する貫通孔31aを有する中空コア部材31と、この中空コア部材31の外周に巻回されエナメル線等からなる巻線32と、前記中空コア部材31の端面に配設される略ドーナツ盤形状の基板33とによって主に構成されている。この基板33には、前記巻線32の両端部が例えば半田等によって電気的に接続されていると共に、一対の前記信号線26が例えば半田等によって電気的に接続されている。これにより、当該各ソースコイル21(A〜L)の一端面側から一対の信号線26が延出している。
一般的に、信号線26は導電性の良い銅などの金属によって構成されている。また、銅などの金属は熱伝導性も良好なため、信号線26は良好な熱伝導性を備えている。
そして、12個の前記ソースコイル21(A〜L)のうち挿入部湾曲部11aに配置されるソースコイル21A〜21Cにおける素子間隔と、挿入部可撓管部11bに配置されるソースコイル21D〜21Lにおける素子間隔とでは、その素子間隔が異なるように設定されている。
具体的には、前記ソースコイル21A〜21C間の配置ピッチは、例えば30[mm]に設定され、前記ソースコイル21D〜21L間の配置ピッチは、例えば100[mm]となるように設定されている。
そこで、複数の内側シース24のうち前記ソースコイル21A及び21Bのそれぞれの基端部側に直列に配置される内側シース(ピッチ30[mm]のもの)を符号24Sとする。また、前記ソースコイル21C〜21Kの各基端部側に直列に配置される内側シース(ピッチ100[mm]のもの)を符号24Lとする。そして、前記ソースコイル21Lの基端部側に直列に配置される内側シースを符号24R(図2参照)とする。さらに、前記ソースコイル21Aの先端側に直列に配置される内側シースを符号24Fとする(図2参照)。なお、両端部に配置される内側シース24R・24Fは、外装シース20の先端部にコシをもたせる作用をも兼ねている。
他方、前記放熱部材25は、良好な熱伝導率を有する銅などの線材によって形成されており、よって放熱効果を有する部材となっている。
そして、本実施形態においては、上述したように当該挿入形状検出プローブ1の先端側の所定の部位から基端側に向けて所定の領域内、即ち先端部から前記ソースコイル21A〜21Cが配置されている領域内の所定の位置において前記芯線23とソースコイル21A及び21B及びソースコイル21Cの外周に沿わせて6本の放熱部材25が配設されている(図4(a)〜図4(c)参照)。
この場合において前記6本の放熱部材25は、図4(a)〜図4(c)に示すようにソースコイル21A〜21Cの外周面上において所定の間隔をもって所定の位置に配置されている。
より詳しく見ると、ソースコイル21Aの外周面上には、6本の放熱部材25のみ図4(a)に示す状態で各所定の位置に配置されている。また、ソースコイル21Bの外周面上には、6本の放熱部材25と前記ソースコイル21Aの信号線26Aのそれぞれが図4(b)に示す状態で各所定の位置に配置されている。そして、ソースコイル21Cの外周面上には、6本の放熱部材25と前記ソースコイル21A及び21Bの信号線26A及び26Bのそれぞれが図4(c)に示す状態で各所定の位置に配置されている。なお、前記ソースコイル21D以降の領域には、図4(d)〜図4(f)に示すように放熱部材25は配置されずに複数の信号線26のみが配置されている。
また、各ソールコイル21A〜21Cの間の部位では、信号線26A〜26Lと全く同様に、放熱部材25も芯線23に沿って所定の弛みをもたせて巻回されている。このことは、芯線23が所定の弛みをもたせて巻回されているのと全く同様の理由によるものである。
具体的には、小さな曲率半径で湾曲される挿入部湾曲部11aに配置されるソースコイル21A〜21C間で前記芯線23に巻回される信号線26A及び26Bと放熱部材25は、図2及び図3に示すように、前記芯線23に対して十分な弛みを持たせた状態として、略5〜6回程度巻き付けられている。また、比較的大きな曲率半径で曲げられる挿入部可撓管部11bに配置されるソースコイル21D〜21L間で巻回される信号線26A〜26Lは、芯線23に対してある程度の弛みを持たせた状態にして2〜3回巻き付けられている。
そして、前記放熱部材25は、図3に示すようにプローブ先端側に設けられる内側シース24Fの貫通孔部から基端側に向って、ソースコイル21Aの外周面上、内側シース24Sの貫通孔部、ソースコイル21Bの外周面上、内側シース24Sの貫通孔部、ソースコイル21Cの外周部、内側シース24Sの貫通孔部に至るまでの領域内の所定の位置に配置されている。
コイル21D以降のコイル21の周囲に沿う信号線26の本数は先端側のコイル21A〜21Cから延出される信号線26のため、先端側のコイル21A〜21Cの周囲に沿う信号線26の本数より多くなっている。前述したように信号線26も熱伝導性が良いので、コイル21D以降では放熱部材25を設けなくても信号線26が放熱部材の役目を果たすことになる。
また、基端側に行くほど信号線26の数が多くなり太くなるため、挿入形状検出プローブの外径を抑えるにはむやみに放熱部材25を設けるのは得策ではない。
そのため、本実施形態では充分放熱の効果を得ることができ、かつ外径の増大を抑えられ得るように、先端から三番目のコイル21Cまでに放熱部材25を設けている。
なお、当該挿入形状検出プローブ1における前記外装シース20の最先端部には、図2及び図3に示すように先端駒27が設けられている。
また、本実施形態においては、外装シース20及び内側シース24及び信号線26の外皮をテフロン(登録商標)製としている。これは、テフロン(登録商標)の有する接着剤によって固定されないという特性を利用するためであり、接着による固定を行なう際には前処理として接着面を粗くして接着剤がのるようにテトラエッチ処理が施されている。
また、放熱部材25を信号線26と同素材の極細金属線とすると、信号線26と同様に扱うことができるので組み立て易い。さらに信号線26とは外皮の色を変えておくと見分けがつきやすく作業上において効率的である。
このように構成される本実施形態の挿入形状検出プローブ1を組み立てる際の手順を、以下に簡単に説明する。
(1)ソースコイル21Aを芯線23に挿通して所定位置に接着固定する。また、6本の放熱部材(以下本数表記は省略する)25を前記ソースコイル21Aより先端側に延ばすとともに、前記ソースコイル21Aの後端側に向けて配置して、前記ソースコイル21Aの外周面上において図4(a)に示す状態となるように所定の間隔で配置する。
(2)内側シース24Sを芯線23に挿通させて所定の位置の近傍に配置させ、この内側シース24Sの内部に前記ソースコイル21Aから延出する信号線26A及び前記放熱部材25を挿通させる。
(3)ここで、いったん、前記内側シース24Sを基端側の方向に移動させて、前記信号線26A及び前記放熱部材25を芯線23に巻き付ける。
(4)信号線26A及び放熱部材25の巻き付けが完了したら、再び前記内側シース24Sを所定の位置に戻して仮り固定し、その後、熱収縮チューブ40でソースコイル21Aと内側シース24Sとの隙間を覆って一体固定状態にする。
(5)次に、ソースコイル21Bを芯線23に挿通させて所定の位置に接着固定する。そして、前記ソースコイル21Aからの信号線26Aと放熱部材25とを、図4(b)に示す状態となるように配置する。また、放熱部材25を基端側に向けてさらに配置する。
(6)その後、内側シース24Sを芯線23に挿通させて、所定の位置の近傍に配置させ、この内側シース24Sの内部に前記内側シース24Sから導出させた信号線26Aと、前記ソースコイル21Bから延出する信号線26B及び放熱部材25とを挿通させる。
(7)ここで、いったん、前記内側シース24Sを基端側の方向に移動させて、前記信号線26A及び26Bと放熱部材25とを芯線23に巻き付ける。
(8)信号線26A及び26Bの巻き付けが完了したら、再び前記内側シース24Sを所定の位置に戻して仮り固定し、その後、熱収縮チューブ40でソースコイル21Bと内側シース24Sとの隙間を覆って一体固定状態にする。
(9)次に、ソースコイル21Cを芯線23に挿通させて所定の位置に接着固定する。そして、前記ソースコイル21Aからの信号線26Aと前記ソースコイル21Bからの信号線26Bと放熱部材25とを図4(c)に示す状態となるように配置する。また、放熱部材25を基端側に向けてさらに配置する。
(10)その後、内側シース24Lを芯線23に挿通させて、所定の位置の近傍に配置させ、この内側シース24Lの内部に前記内側シース24Sから導出させた信号線26A及び26Bと前記ソースコイル21Cから延出する信号線26Cと放熱部材25とを挿通させる。
(11)ここで、いったん、前記内側シース24Lを基端側の方向に移動させて、前記信号線26A及び26B及び26Cと放熱部材25とを芯線23に巻き付ける。なお、放熱部材25は、この巻き付け部分の巻き付けが終了したところで切断する。
(12)信号線26A及び26B及び26Cの巻き付けが完了したら、再び前記内側シース24Lを所定の位置に戻して仮り固定し、その後、熱収縮チューブ40でソースコイル21Cと内側シース24Lとの隙間を覆って一体固定状態にする。
そして、これ以降の手順では、上述の放熱部材25を除く手順、即ち上述の手順(1)〜(12)の手順を繰り返して、ソースコイル21K及び内側シース24Lまでを芯線23に対して一体固定状態にする。
(13)そして、内側シース24Rを芯線23に挿通させて所定の位置の近傍に配置させ、この内側シース24Rの内部に前記内側シース24Lから導出させた信号線26A〜26Lを挿通させる。
(14)ここで、いったん、前記内側シース24Rを基端側方向に移動させて、前記信号線26A〜26Lの芯線23への巻き付けを行なう。
(15)信号線26A〜26Lの巻き付けが完了したら、再び前記内側シース24Lを所定の位置に戻して仮り固定し、その後、熱収縮チューブ40でソースコイル21Lと内側シース24Rとの隙間を覆って一体固定状態にする。
(16)最後に、前記放熱部材25の先端部を芯線23に密着させた状態として上述と同様の手順に従い内側シース24を装着固定する。
(17)ここで、各信号線26A〜26Lの導通試験を行なって、導通が確認されたら外装シース20を被覆する。このとき、外装シース20と信号線26A〜26Lとが接触することなく被覆を完了させる。その後、外装シース20の先端側に先端駒27を配置して挿入形状検出プローブ1の先端部の側を形成する一方、外装シース20から延出している信号線26A〜26Lをコネクタ部22の所定の位置に配設し、これにより挿入形状検出プローブ1の基端部の側も形成する。
最後に、当該挿入形状検出プローブ1の形状が観察装置の画面上に表示されるか否かの検査を行なう。その結果、検査が合格である場合には、コネクタ部22の側から何らかの手段を用いて空気を注入し、外装シース20にピンホール等の損傷の有無を確認する最終検査を経て出荷される。
このようにして製造された挿入形状検出プローブ1は、図1に示す挿入形状検出装置と接続され、挿入形状検出装置からの駆動信号により、当該挿入形状検出プローブ1のソースコイル21が駆動される。これによって、ソースコイル21は発熱することになるが、この際生じる熱は、先端部近傍においては放熱部材25を介して外部に放熱される。また、この放熱部材25の配置されている部位よりも基端部寄りの部位においては、信号線26を介して外部に放熱されることになる。
以上説明したように上記一実施形態によれば、挿入形状検出プローブ1の先端側の所定の部位から基端側に向けて所定の領域内(先端部からソースコイル21A〜21Cが配置されている領域内)の所定の位置において芯線23とソースコイル21A及び21B及びソースコイル21Cの外周に沿わせて6本の放熱部材25を配設したことにより、ソースコイル21の発熱に起因して生じる挿入形状検出プローブ1の内部、特に当該挿入形状検出プローブ1の先端部近傍において生じる温度上昇を抑制することができる。
なお、上述の実施形態においては、最先端側の第1ソースコイル21Aから第3ソースコイル21Cまでの間の領域内に放熱部材25を配置するようにしたが、この放熱部材25の配置領域はこれに限ることはなく、少なくとも一個のソースコイル、例えば発熱量の大きいソースコイル21A(形状検出用素子)の外周を含めて配置するようにすればよく、その放熱効果に応じて適宜配置領域を設定すればよい。
また、本実施形態では、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿入配置される挿入形状検出プローブについて説明したが、内視鏡の挿入部内に予め固定配置される挿入形状検出プローブについて適用してもよい。
さらに、本実施形態では、放熱部材25を6本として説明したが、温度上昇の度合に応じて放熱部材の数を加減してもよい。
本発明の一実施形態の挿入形状検出プローブを適用する挿入形状検出装置の概略構成を示す図。 本発明の一本実施形態の挿入形状検出プローブの内部構成の概略を示す断面図。 図1の挿入形状検出プローブの先端部近傍を拡大して示す要部拡大断面図。 図4は本実施形態の挿入形状検出プローブの各位置における縦断面図。
符号の説明
1……挿入形状検出プローブ
2……内視鏡装置
3……内視鏡
7……挿入形状検出装置
11……挿入部
11a……挿入部湾曲部
11b……挿入部可撓管部
12……操作部
21(A〜L)……ソースコイル(形状検出用素子)
22……コネクタ部
23……芯線
24……内側シース
24F・24S・24R・24L……内側シース
25……放熱部材
26(A〜L)……信号線
27……先端駒
31……中空コア部材
32……巻線
33……基板
40……熱収縮チューブ(連結固定部材)
代理人弁理士伊藤進

Claims (6)

  1. 数の形状検出用素子が所定の間隔で先端側から基端側に一列に配置される細長形状の芯線を外装シースに内挿した挿入形状検出プローブにおいて、
    前記複数の形状検出用素子の各々から基端方向に延出し、かつ基端側に配置された他の形状検出用素子の外周に沿うように配置された信号線と、
    線状の部材であって、前記複数の形状検出用素子のうちの少なくとも最先端側に配置された形状検出用素子の外周に複数配置され、かつ当該最先端側に配置された形状検出用素子から基端側に配置された他の検出用素子の外周に沿うように基端方向に延出する複数の放熱部材と、
    を具備し、
    前記複数の放熱部材は、前記基端側に配置された他の検出用素子の外周に配置された前記信号線の数が所定の値となる部位まで基端方向に延出することを特徴とする挿入形状検出プローブ。
  2. 前記信号線は、前記放熱部材と同素材であることを特徴とする請求項1に記載の挿入形状検出プローブ。
  3. 前記複数の放熱部材の数は、前記所定の数と同一であることを特徴とする請求項2に記載の挿入形状検出プローブ。
  4. 前記放熱部材は、金属線であることを特徴とする請求項3に記載の挿入形状検出プローブ。
  5. 前記形状検出用素子はコイルであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の挿入形状検出プローブ。
  6. 前記放熱部材は、前記信号線と外皮の色を異ならせたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の挿入形状検出プローブ。
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