JP2006218629A5 - - Google Patents
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このような現象を実験室的に再現できる方法が必要であり、そのためにゴムステンレス鋼積層板と水素よりもイオン化エネルギーの小さい金属、例えばアルミニウム板とを試験液中に浸漬し、その際頂部付近は液面より上部に位置するように半浸漬状態として、浸漬液露出部分同士を直接または導線を介して接触させ、例えばゴムステンレス鋼積層板と水素よりもイオン化エネルギーの小さい金属の板状体とを逆V字型で接するように試験液中に浸漬した状態として、液中では互いに接触しない状態で所定時間浸漬した後、積層板について特性値の低下状態の測定または評価を行う耐試験液性確認評価方法が先に提案されている。
特開2005−49257号公報
このようなシリカは、一般に熱硬化性フェノール樹脂中に分散させた状態であるいは未加硫のフッ素ゴム(コンパウンド)と併用された状態で用いられる。
また、ジヒドロベンゾオキサジン環を有する熱硬化性フェノール樹脂としては、ジヒドロベンゾオキサジン環を有し、ジヒドロベンゾオキサジン環の開環反応によって硬化する熱硬化性フェノール樹脂であれば任意のものを使用することができ、例えばフェノール性水酸基を有する化合物、1級アミンおよびホルムアルデヒドから、次式に示される如く、ジヒドロ-2H-1,3-ベンゾオキサジン誘導体が合成される。
特開2004−83623号公報
このようにして形成された加硫接着剤層上には、未加硫のフッ素ゴムコンパウンドが約5〜120μm程度の片面厚さの加硫物層を両面に形成せしめるように、フッ素ゴムコンパウンドの有機溶媒溶液として塗布される。
塗布された未加硫ゴム層は、室温乃至約100℃の温度で約1〜15分間程度乾燥し、有機溶媒として用いられたメタノール、エタノールなどのアルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類またはこれらの混合溶媒などを揮発させた後、約150〜230℃で約0.5〜30分間加熱加硫し、必要に応じて加圧して加硫することも行われる。加硫されたフッ素ゴム層は、ガスケットとしての用途上、硬度(デュロメーターA)が80以上で、圧縮永久歪(100℃、22時間)が50%以下であることが望ましく、特に配合内容によって制限されるものではない。
また、粘着防止が必要な場合には、その表面に粘着防止剤を塗布することもできる。粘着防止剤は、ゴム同士やゴムと金属との粘着を防止する目的で使用され、加硫フッ素ゴム層上に皮膜を形成し得るものであれば任意のものを用いることができ、例えばシリコーン系、フッ素系、グラファイト系、アミド、パラフィン等のワックス系、ポリオレフィン系またはポリブタジエン系のもの等が挙げられるが、好ましくは液状の1,2-ポリブタジエン水酸基含有物、1,2-ポリブタジエンイソシアネート基含有物およびポリオレフィン系樹脂の有機溶媒分散液からなる粘着防止剤が用いられる。
特開平7−165953号公報
実施例1〜5、比較例1〜7
アルカリ脱脂したSUS301ステンレス鋼板(厚さ0.2mm)上に、表面処理剤皮膜中でのZr、P、Alの元素質量比率が表1に示される割合になるように、炭酸ジルコニウムアンモニウム、リン酸およびアルミナの量を調整した表面処理剤を、片面目付け量200〜300mg/m2になるように塗布し、200℃で1分間の乾燥を行った。なお表面処理剤は、pH6〜10になるように、水酸化アンモニウムで調製された。
表1
元素質量比率
表面処理剤層成分組成比 Zr: P Zr:Al
表面処理剤 Zr P Al Zr P Zr Al
〔Zr:P〕
A(下限) 37 16 47 70 30 44 56
B(上限) 30 2 68 94 6 31 69
C(中間) 35 10 55 78 22 39 61
〔Zr:Al〕
D(下限) 10 2 88 82 18 10 90
E(上限) 72 20 8 78 22 90 10
F〔Al多し〕 4 1 95 80 20 4 96
G〔Al少ない〕 67 27 6 71 29 92 8
H〔P多し〕 30 30 40 50 50 43 57
I〔P少ない〕 52 2 46 96 4 53 47
J〔Alなし〕 80 20 − 80 20 100 −
K〔Zrなし〕 − 15 85 − 100 − 100
L〔Pなし〕 45 0 55 100 − 45 55
この表面処理剤A〜E(実施例1〜5)およびF〜L(比較例1〜7)を塗布した鋼板上に、
レゾール型フェノール樹脂(30重量%メタノール溶液) 100重量部
コロイダルシリカ(日産化学製品スノーテックスMEK-ST; 40 〃
固形分濃度30重量%のメチルエチルケトン溶液)
前記配合例のフッ素ゴムコンパウンド 80 〃
(30重量%メチルエチルケトン溶液)
メチルエチルケトン 1100 〃
よりなる加硫接着剤Aを皮膜量が1500mg/m2となるように塗布し、室温で乾燥させた後、220℃で5分間の焼付け処理を行った。
アルカリ脱脂したSUS301ステンレス鋼板(厚さ0.2mm)上に、表面処理剤皮膜中でのZr、P、Alの元素質量比率が表1に示される割合になるように、炭酸ジルコニウムアンモニウム、リン酸およびアルミナの量を調整した表面処理剤を、片面目付け量200〜300mg/m2になるように塗布し、200℃で1分間の乾燥を行った。なお表面処理剤は、pH6〜10になるように、水酸化アンモニウムで調製された。
表1
元素質量比率
表面処理剤層成分組成比 Zr: P Zr:Al
表面処理剤 Zr P Al Zr P Zr Al
〔Zr:P〕
A(下限) 37 16 47 70 30 44 56
B(上限) 30 2 68 94 6 31 69
C(中間) 35 10 55 78 22 39 61
〔Zr:Al〕
D(下限) 10 2 88 82 18 10 90
E(上限) 72 20 8 78 22 90 10
F〔Al多し〕 4 1 95 80 20 4 96
G〔Al少ない〕 67 27 6 71 29 92 8
H〔P多し〕 30 30 40 50 50 43 57
I〔P少ない〕 52 2 46 96 4 53 47
J〔Alなし〕 80 20 − 80 20 100 −
K〔Zrなし〕 − 15 85 − 100 − 100
L〔Pなし〕 45 0 55 100 − 45 55
この表面処理剤A〜E(実施例1〜5)およびF〜L(比較例1〜7)を塗布した鋼板上に、
レゾール型フェノール樹脂(30重量%メタノール溶液) 100重量部
コロイダルシリカ(日産化学製品スノーテックスMEK-ST; 40 〃
固形分濃度30重量%のメチルエチルケトン溶液)
前記配合例のフッ素ゴムコンパウンド 80 〃
(30重量%メチルエチルケトン溶液)
メチルエチルケトン 1100 〃
よりなる加硫接着剤Aを皮膜量が1500mg/m2となるように塗布し、室温で乾燥させた後、220℃で5分間の焼付け処理を行った。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005031352A JP4483610B2 (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | フッ素ゴム−金属積層ガスケット素材 |
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JP4483610B2 JP4483610B2 (ja) | 2010-06-16 |
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Family Applications (1)
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