JP2006089786A - 極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】非極性溶媒中に高濃度に分散させた金属ナノ粒子の保護コロイドの交換を極性溶媒中で行い、交換により保護コロイドで保護した金属ナノ粒子のみを沈殿物として回収し、これを極性溶媒に分散させて極性溶媒に高濃度に分散した金属ナノ粒子を製造する。
【解決手段】少なくとも1種の金属イオンと、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基を有する保護剤Aとを混合した溶液に、還元剤を滴下して保護剤Aで保護した金属ナノ粒子集合体を沈降させて回収し、該金属ナノ粒子集合体を非極性溶媒1に溶解して得た、即ち保護剤Aで保護した金属ナノ粒子2/非極性溶媒分散液(1)と、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基とともに溶媒と親和性の高い官能基を有する保護剤Bを極性溶媒に溶解して得た、保護剤B/極性溶媒溶解液(2)とを混合攪拌し保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子2を沈澱物として回収する。
【選択図】図4
【解決手段】少なくとも1種の金属イオンと、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基を有する保護剤Aとを混合した溶液に、還元剤を滴下して保護剤Aで保護した金属ナノ粒子集合体を沈降させて回収し、該金属ナノ粒子集合体を非極性溶媒1に溶解して得た、即ち保護剤Aで保護した金属ナノ粒子2/非極性溶媒分散液(1)と、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基とともに溶媒と親和性の高い官能基を有する保護剤Bを極性溶媒に溶解して得た、保護剤B/極性溶媒溶解液(2)とを混合攪拌し保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子2を沈澱物として回収する。
【選択図】図4
Description
本発明は、極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法に係り、詳しくは非極性溶媒中に分散させた金属ナノ粒子の保護コロイドの交換を極性溶媒中で行い、この交換した保護コロイドで保護した金属ナノ粒子のみを沈殿物として回収し、これを極性溶媒に分散させることで極性溶媒に高濃度に分散した金属ナノ粒子を製造する方法に関する。
金属ナノ粒子は、極めて微小な粒径に起因する様々な特異な物性を示すことから、導電材料、着色材料、コンデンサー、バイオセンサー、化学センサー、蛍光材料、偏光材料、磁気メモリー材料などの種々の分野で利用されている。
金属ナノ粒子の合成法は、ブレイクダウン法とビルドアップ法に大別されるが、金属は展性、並びに延性に富むため主にビルドアップ法により製造されている。また、ビルドアップ法は乾式法と湿式法に区別され、多くの製造方法が開示されている。
乾式法での金属ナノ粒子製造方法としては、ガス中蒸発法により金属ナノ粒子を製造する方法が開示されている。また、真空蒸着法により高分子マトリクス膜上に金属を蒸着することにより金属ナノ粒子を製造する方法が開示されている。これらの方法で得られる金属ナノ粒子は大変高濃度である上に、不純物をほとんど含まれない利点を有しているが、粒度分布が広いため、金属ナノ粒子の粒径に依存する物性(サイズ効果)を利用した用途には不適であった。また、これらの方法では、金属蒸気を作製するための特別な装置が必要であるため、製造上、不利であった。
一方、溶液中で金属イオンを還元することにより金属ナノ粒子が得られる湿式法は、特別な設備を必要とせず、スケールアップが容易である利点を有する。生成した金属ナノ粒子の凝集を防ぐため、金属ナノ粒子表面に保護層を作製することが通常である。
しかし、上記湿式法で製造可能な金属ナノ粒子濃度は、せいぜい数mM程度であり、高濃度の金属ナノ粒子を得るためには、濃縮やデカンテーションによる沈降回収が必要であった。これは、高濃度の金属イオンが還元される場合、生成した金属ナノ粒子濃度が上昇し、保護層により金属ナノ粒子が安定される前に粒子間の凝集が進行するためである。
このような課題を解決する手法として、非特許文献1には、次の金属ナノ粒子の製造方法が開示されている。即ち、金イオンが存在する水溶液、及びテトラオクチルアンモニウムとアルカンチオールが存在する水と非混和性の有機溶媒を混合攪拌して懸濁液体となし、金イオンを水相から有機溶媒相に相間移動せしめ、その後還元剤である水素化ホウ素ナトリウム水溶液を混合し攪拌することで、水相と有機溶媒相の界面で還元剤と金イオンが接触し、金イオンの還元が進行し、金ナノ粒子が有機溶媒相中に生成する。この時、金ナノ粒子はアルカンチオールとの相互作用により保護され、有機溶媒相内で均一に分散した金ナノ粒子が得られる方法である。
また特許文献1には、金属ナノ粒子の保護剤として櫛形ブロックコポリマーを用いた金属ナノ粒子分散液の製造の方法が開示されている。櫛形ブロックコポリマーの保護能力が高いため金属イオンが高濃度で存在する場合でも、金属ナノ粒子間の凝集が抑制され、独立分散した金属ナノ粒子が得られる。それに加え、櫛形ブロックコポリマーは金属イオンの還元力を有しており、その還元能が一般に用いられる水素化ホウ素ナトリウムやヒドラジンなどの還元剤に比べて弱いため、高濃度の金属イオンが存在する溶液であっても、生成する金属ナノ粒子の凝集を起こすことなく、均一に分散した金属ナノ粒子が得られるものである。
しかし、これらの方法は、水とそれに非混和性の有機溶媒からなる2相還元法を用いていることから、水溶液を除去する工程が必要となり、バッチによる金属ナノ粒子製造方法に限定される。また、金属イオンを還元する際に、有機若しくは高分子副生成物が生じる結果、金属ナノ粒子以外の不純物が有機溶媒中に存在するため、デカンテーションや遠心分離等の精製工程が必要となる。それに加え、前記方法は金属イオン濃度の上限が100mM程度であるため、多量の金属ナノ粒子を製造するために多量の溶媒が必要となり、これは多量の廃液を産出する問題があった。
このため、湿式法で煩雑な工程を経ることなく、高濃度の金属ナノ粒子を連続して合成可能な金属ナノ粒子製造方法が望まれている。
また水溶性あるいは極性溶媒分散の金属ナノ粒子を得る場合、湿式法で製造可能な金属ナノ粒子濃度は、せいぜい数mM程度と極めて小さかった。(非特許文献2に開示)
更に非特許文献3に開示されているように、相溶しない二相系の溶媒中で相間移動により保護コロイド交換を行い、ナノ粒子の溶媒分散性を変える方法では、過剰な保護コロイドが生じる結果、デカンテーションや遠心分離等の精製工程が必要になった。
特開平11−80647号公報
Journal of Chemical Society Cemical Communication 801(1994)
Journal of Colloid and Interface Science 249,336−345(2002)
Angewandte Chemie International Edition 2001,40,3001
従って、本発明はかかる要望に応え、従来における上記した問題点を解決し、非極性溶媒中に高濃度に分散させた金属ナノ粒子の保護コロイドの交換を極性溶媒中で行い、このように交換した保護コロイドで保護した金属ナノ粒子のみを沈殿物として回収し、これを極性溶媒に分散させることで極性溶媒に高濃度に分散した金属ナノ粒子を製造することを目的としている。
本願発明は、少なくとも1種の金属イオンと、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基を有する保護剤Aとを混合した溶液に、還元剤を滴下して保護剤Aで保護した金属ナノ粒子集合体を沈降させて回収し、該金属ナノ粒子集合体を非極性溶媒に溶解して得た、保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液と、
主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基と、溶媒と親和性の高い官能基を有する保護剤Bを極性溶媒に溶解して得た、保護剤B/極性溶媒溶解液を用意し、
上記保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液と保護剤B/極性溶媒溶解液とを混合攪拌し、保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子を沈澱物として回収する、極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法にある。
主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基と、溶媒と親和性の高い官能基を有する保護剤Bを極性溶媒に溶解して得た、保護剤B/極性溶媒溶解液を用意し、
上記保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液と保護剤B/極性溶媒溶解液とを混合攪拌し、保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子を沈澱物として回収する、極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法にある。
本願発明は、保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子の沈殿物を回収し、得られたものを極性溶媒に分散した場合を含む。
本願発明は、保護剤Aがアミノ基、カルボン酸塩基、そしてアミド基から選ばれた少なくとも1つ以上の官能基を有している場合や、保護剤Bがメルカプト基からなる金属ナノ粒子と親和性を示す官能基と、カルボン酸塩基そしてヒドロキシル基から選ばれた少なくとも1種の溶媒と親和性の高い官能基を有している場合や、金属イオンの金属が金、銀、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、銅、そしてインジウムから選ばれる少なくとも1種である場合や、金属イオンの金属が銀と銅の組合せからなる場合を含んでいる。
本願発明によれば、極性溶媒中に高濃度に分散させた金属ナノ粒子の保護コロイドの交換を極性溶媒中で行い、このように交換した保護コロイドで保護した金属ナノ粒子のみを沈殿物として回収し、これを極性溶媒に再分散させることで極性溶媒に高濃度に分散した金属ナノ粒子を得ることができる。
本発明では、最初に少なくとも1種の金属イオンと、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基を有する保護剤Aとを混合した溶液に、還元剤を滴下して保護剤Aで保護した金属ナノ粒子集合体を沈降させて回収し、該金属ナノ粒子集合体を非極性溶媒に溶解して得た、保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液を用意する。
上記少なくとも1種の金属イオンは、溶媒に可溶性のある金属化合物であり、あるいはこの金属酸化物を溶解することで調製できるものである。該金属化合物は特に限定されず、例えば塩化金酸/またはその塩、硝酸銀、塩化銀、酢酸銀、塩化白金酸/またはその塩、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、酢酸パラジウム、硝酸パラジウム/またはその塩、塩化銅(2)、硝酸銅(2)、酢酸銅(2)等が挙げられる。
金属イオンとしては特に限定されず、例えば金、銀、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、銅、そしてインジウム等を挙げることができる。無論、これらの金属を組合せることもできる。
上記金属イオン溶液の濃度は、溶媒に溶解可能な範囲であれば特に限定されず、好ましくは100mM以上である。100mM未満であると、十分高濃度の金属ナノ粒子が連続して得られないため、好ましくない。
上記金属イオン溶液は2種類以上の金属イオンを含有することが可能であり、異種の金属イオンを同時に還元することで合金若しくは2種類以上の金属が1粒子中に局在化した多元系金属ナノ粒子を得ることができ、例えば銀イオンと銅イオンの組合せや、銀イオンとインジウムイオンとの組合せがある。
保護剤Aは、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基を有するものであり、この官能基としてはアミノ基、カルボン酸塩基、そしてアミド基から選ばれた少なくとも1つ以上である。具体的には、ブチルアミン、オクチルアミン、ドデシルアミン、オクタデシルアミン、アミノドデカン、ココアミン、ステアリルアミン、ジステアリルアミン、トリオクチルアミン、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ヘキサデカン酸、ナフテン酸などを挙げることができる。
上記還元剤としては、溶媒に溶解した還元剤含有溶液を使用するもので、例えば水素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジン化合物、クエン酸又はその塩、コハク酸又はその塩、アスコルビン酸又はその塩、ホスフィン酸又はその塩、酒石酸/またはその塩等を使用することができる。
上記還元剤含有溶液の濃度は、溶媒に溶解可能な範囲であれば特に限定されず、好ましくは金属イオンモル濃度に対し0.1倍以上である。0.1倍未満であると、金属イオン含有溶液の滴下量に比べ多量の還元剤含有溶液が必要となり、工業的に不利なため好ましくない。
上記還元剤含有溶液の滴下速度は、反応器内の金属イオン濃度に対し0.1〜30倍になるように設定することが好ましい。0.1倍未満になると、金属イオンの還元速度が遅くなり、連続生産性が低下する。一方30倍を超えると、金属イオンの還元速度が速くなりすぎるため、金属ナノ粒子間の凝集が進み、均一に分散した金属ナノ粒子が得られない。より好ましくは、0.5〜20倍である。
金属イオンと保護剤Aとを混合した溶液に、還元剤を滴下して金属に還元し、更に0.5〜3時間攪拌し、得られたろ過液をエバポレータで濃縮した液体を得る。この液体に溶媒を加えて沈澱物を生成させた後、吸引ろ過することによって保護剤Aで保護した金属ナノ粒子固形物を得た。そして、この金属ナノ粒子固形物を非極性溶媒に溶解して保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液を得た。
ここで使用する非極性溶媒としては、トルエン、へキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、シクロヘプタン、オクタン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、トリメチルペンタン、ベンゼン、キシレン等を挙げることができる。非極性溶媒は単一、/または複数のものを混合して用いることができる。
また別に、保護剤Bを極性溶媒に溶解して得た保護剤B/極性溶媒溶解液を用意する。
ここで使用する保護剤Bは、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示すメルカプト基等の官能基と、溶媒と親和性の高いカルボン酸塩基およびヒドロキシル基の少なくとも1種からなる官能基を備え、主鎖および/または側鎖に3〜50個の炭素数から構成されているもので、具体的にはメルカプトコハク酸、メルカプトプロパンジオール、チオサリチル酸等が挙げられる。
上記保護剤B中の主鎖及び/または側鎖の炭素数が3個未満であると、金属ナノ粒子の凝集を防止する能力が十分でなく、他方50個を超えると極性溶媒に溶解しないか、または金属ナノ粒子に配位吸着した後も沈降することなく、金属ナノ粒子/保護剤の複合体として溶媒中に分散安定状態を保つことになる。より好ましくは、5〜30個である。
保護剤Bの添加量は金属ナノ粒子の固形物1に対して0.01〜100(重量比)であり、好ましくは0.1〜10である。0.01未満の場合には、保護剤の交換が全て行われないことになり沈澱量が少なく収率が低い。一方、100を越えると、保護剤の交換には充分な量であり過剰な保護剤Bが洗浄後の不純物として残る恐れがある。
ここで使用する極性溶媒は、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ペプタノール、α−テレピネオールなどのアルコール類、水、ジメチルフォルムアミド、酢酸エチル、1−メチル−2−ピロリドン、酢酸ブチル等を挙げることができる。極性溶媒は単一、または複数のものを混合して用いることができる。
しかして、本発明では、上記保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液と保護剤B/極性溶媒溶解液とを混合攪拌し、保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子を沈澱物として回収する。これをモデル図によって説明する。
まず図1は、保護剤Aで保護された金属ナノ粒子を非極性溶媒に分散したモデル図であり、コロイド状分散した保護剤Aによって保護された金属ナノ粒子2が非極性溶媒1中に分散している。図2に示すように、この分散液とコロイド状分散した保護剤Bを含む極性溶媒とを混合攪拌すると、溶媒が極性と非極性の混合溶媒3になり、図3に示すように金属ナノ粒子と溶媒のどちらにも親和性の高い保護剤Bが金属ナノ粒子2にアタックして金属ナノ粒子2を保護する。そして、図4に示すように、保護剤Aは金属ナノ粒子2から遊離し、コロイド状分散した保護剤Bによって保護された金属ナノ粒子1の集合体は沈降する。これを回収して再度 極性溶媒に分散させることで高濃度に分散した金属ナノ粒子を製造することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。これらの例は単なる例示であって、本発明を何ら限定するものではない。
実施例1
酢酸銅3.27g、酢酸銀27.0g、ナフテン酸146g、オクチルアミン140gにイソオクタン0.7Lを加え、室温で攪拌し溶解させた。この混合溶液に攪拌し、0.1モル/Lの水素化ホウ素ナトリウムを含むプロパノール溶液0.7Lを20分で滴下し、銅および銀を還元した。更に、1時間攪拌して、ろ過液をエバポレータで濃縮し、黒色の液体を得た。この液体にメタノール1Lを加えて褐色の沈殿物を生成させた後、吸引ろ過により銅7atom%、有機分40wt%の有機分とナノ粒子とからなる銅銀合金ナノ粒子固形物を得た。収率は92%であった。
得られた固形物を透過型電子顕微鏡によって観察すると、平均粒径3nmのナノ粒子が生成していることが確認された。反応溶媒濃度0.1モル/Lで銅銀合金ナノ粒子固形物を得た。
酢酸銅3.27g、酢酸銀27.0g、ナフテン酸146g、オクチルアミン140gにイソオクタン0.7Lを加え、室温で攪拌し溶解させた。この混合溶液に攪拌し、0.1モル/Lの水素化ホウ素ナトリウムを含むプロパノール溶液0.7Lを20分で滴下し、銅および銀を還元した。更に、1時間攪拌して、ろ過液をエバポレータで濃縮し、黒色の液体を得た。この液体にメタノール1Lを加えて褐色の沈殿物を生成させた後、吸引ろ過により銅7atom%、有機分40wt%の有機分とナノ粒子とからなる銅銀合金ナノ粒子固形物を得た。収率は92%であった。
得られた固形物を透過型電子顕微鏡によって観察すると、平均粒径3nmのナノ粒子が生成していることが確認された。反応溶媒濃度0.1モル/Lで銅銀合金ナノ粒子固形物を得た。
上記ナフテン酸とオクチルアミンで保護した銅銀ナノ粒子8.26g(金属濃度61wt%)をイソオクタン20mLに溶解させ、銅銀ナノ粒子を分散したイソオクタン溶液(第1液)を作製した。
そして、保護剤Bとしてメルカプトコハク酸3.45gを極性溶媒であるイソプロパノール0.9Lに溶解させ、メルカプトコハク酸イソプロパノール溶液(第2液)を作製した。
メルカプトコハク酸イソプロパノール溶液(第2液)に銅銀ナノ粒子を分散したイソオクタン溶液(第1液)を添加し、一晩攪拌混合後吸引ろ過し、沈殿物を回収した。回収した沈殿物にメタノールを添加した後、吸引ろ過して黒色のろ液を得た。該ろ液を濃縮、乾燥し、黒色の固形物6.2gを得た。固形物の金属濃度は58wt%であった。
得られた黒色の固形物はエチルカルビトールに分散して最終物を得た。この最終物の金属濃度は9wt%であった。上記沈澱物を卓上型蛍光X線装置にて組成を計測すると、沈殿物から硫黄、銅、銀が定性でき、硫黄24atom%、銅0.3atom%、銀76atom%の割合であった。
実施例2
実施例1において、保護剤Bとしてメルカプトコハク酸3.45gを極性溶媒であるイソプロパノール0.9Lに溶解させ、メルカプトコハク酸イソプロパノール溶液(第2液)を作製する工程があるが、本実施例では保護剤Bであるメルカプトコハク酸を極性溶媒である他のエタノールに溶解させた。これ以外は実施例1と同様にして黒色の固形物を得た。得られた黒色の固形物はエチルカルビトールに分散して最終物を得た。この最終物の金属濃度は12wt%であった。上記沈澱物を卓上型蛍光X線装置にて組成を計測すると、沈殿物から硫黄、銅、銀が定性でき、硫黄24atom%、銅0.3atom%、銀76atom%の割合であった。
実施例1において、保護剤Bとしてメルカプトコハク酸3.45gを極性溶媒であるイソプロパノール0.9Lに溶解させ、メルカプトコハク酸イソプロパノール溶液(第2液)を作製する工程があるが、本実施例では保護剤Bであるメルカプトコハク酸を極性溶媒である他のエタノールに溶解させた。これ以外は実施例1と同様にして黒色の固形物を得た。得られた黒色の固形物はエチルカルビトールに分散して最終物を得た。この最終物の金属濃度は12wt%であった。上記沈澱物を卓上型蛍光X線装置にて組成を計測すると、沈殿物から硫黄、銅、銀が定性でき、硫黄24atom%、銅0.3atom%、銀76atom%の割合であった。
実施例3
実施例1において、保護剤Bとしてメルカプトコハク酸3.45gを極性溶媒であるイソプロパノール0.9Lに溶解させ、メルカプトコハク酸イソプロパノール溶液(第2液)を作製する工程があるが、本実施例ではメルカプトコハク酸をメルカプトプロパンジオールにした以外は実施例1と同様にして赤色の固形物を得た。得られた赤色の固形物は水に分散して最終物を得た。この最終物の金属濃度は6wt%であった。上記沈澱物を卓上型蛍光X線装置にて組成を計測すると、沈殿物から硫黄、銅、銀が定性でき、硫黄18atom%、銅0.3atom%、銀81atom%の割合であった。
実施例1において、保護剤Bとしてメルカプトコハク酸3.45gを極性溶媒であるイソプロパノール0.9Lに溶解させ、メルカプトコハク酸イソプロパノール溶液(第2液)を作製する工程があるが、本実施例ではメルカプトコハク酸をメルカプトプロパンジオールにした以外は実施例1と同様にして赤色の固形物を得た。得られた赤色の固形物は水に分散して最終物を得た。この最終物の金属濃度は6wt%であった。上記沈澱物を卓上型蛍光X線装置にて組成を計測すると、沈殿物から硫黄、銅、銀が定性でき、硫黄18atom%、銅0.3atom%、銀81atom%の割合であった。
比較例1
実施例1と同様に、酢酸銅3.27g、酢酸銀27.0g、ナフテン酸146g、オクチルアミン140gにイソオクタン0.7Lを加え、室温で攪拌し溶解させた。この混合溶液に攪拌し、0.1モル/Lの水素化ホウ素ナトリウムを含むプロパノール溶液0.7Lを20分で滴下し、銅および銀を還元した。更に、1時間攪拌して、ろ過液をエバポレータで濃縮し、黒色の液体を得た。この液体にメタノール1Lを加えて褐色の沈殿物を生成させた後、吸引ろ過により銅7atom%、有機分40wt%の有機分とナノ粒子とからなる銅銀合金ナノ粒子固形物を得た。収率は92%であった。
実施例1と同様に、酢酸銅3.27g、酢酸銀27.0g、ナフテン酸146g、オクチルアミン140gにイソオクタン0.7Lを加え、室温で攪拌し溶解させた。この混合溶液に攪拌し、0.1モル/Lの水素化ホウ素ナトリウムを含むプロパノール溶液0.7Lを20分で滴下し、銅および銀を還元した。更に、1時間攪拌して、ろ過液をエバポレータで濃縮し、黒色の液体を得た。この液体にメタノール1Lを加えて褐色の沈殿物を生成させた後、吸引ろ過により銅7atom%、有機分40wt%の有機分とナノ粒子とからなる銅銀合金ナノ粒子固形物を得た。収率は92%であった。
上記ナフテン酸とオクチルアミンで保護した銅銀ナノ粒子8.26g(金属濃度61wt%)をイソオクタン20mLに溶解させ、銅銀ナノ粒子を分散したイソオクタン溶液(第1液)を作製した。
そして、イソプロパノール溶液に銅銀ナノ粒子を分散したイソオクタン溶液(第1液)を添加して一晩攪拌混合後吸引ろ過し、沈殿物を回収した。回収した沈殿物にメタノールを添加した後、吸引ろ過して黒色のろ液を得た。該ろ液を濃縮、乾燥して固形物を得た。得られた固形物はエチルカルビトールに分散しなかった。
比較例2
硫酸銅(2)五水和物 0.012g、硝酸銀 0.076g、メルカプトコハク酸0.37gにイソプロパノール 50mLを加え、室温で攪拌し、溶解させた。この混合溶液を攪拌し、0.1モル/L水素化ホウ素ナトリウムを含むイソプロパノール溶液5mLを20分で滴下し、銅および銀を還元したところ、黒色の沈殿物が生成した。しかし、回収した沈殿物は水やエタノールなどのアルコールに分散せず、極性溶媒に分散することができなかった。
硫酸銅(2)五水和物 0.012g、硝酸銀 0.076g、メルカプトコハク酸0.37gにイソプロパノール 50mLを加え、室温で攪拌し、溶解させた。この混合溶液を攪拌し、0.1モル/L水素化ホウ素ナトリウムを含むイソプロパノール溶液5mLを20分で滴下し、銅および銀を還元したところ、黒色の沈殿物が生成した。しかし、回収した沈殿物は水やエタノールなどのアルコールに分散せず、極性溶媒に分散することができなかった。
本発明に係る極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法によれば、極性溶媒に高濃度に分散した金属ナノ粒子を高価な設備を必要とせず簡便且つ安価に連続して得ることができ、金属ナノ粒子のペーストを用いて電気抵抗値の低い基板を製造することができる。
1 非極性溶媒
2 金属ナノ粒子
3 混合溶媒
2 金属ナノ粒子
3 混合溶媒
Claims (6)
- 少なくとも1種の金属イオンと、主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基を有する保護剤Aとを混合した溶液に、還元剤を滴下して保護剤Aで保護した金属ナノ粒子集合体を沈降させて回収し、該金属ナノ粒子集合体を非極性溶媒に溶解して得た、保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液と、
主鎖および/または側鎖に金属ナノ粒子と親和性を示す官能基とともに溶媒と親和性の高い官能基を有する保護剤Bを極性溶媒に溶解して得た、保護剤B/極性溶媒溶解液とを用意し、
上記保護剤Aで保護した金属ナノ粒子/非極性溶媒分散液と保護剤B/極性溶媒溶解液とを混合攪拌し、保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子を沈澱物として回収する、
ことを特徴とする極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法。 - 保護剤Aを保護剤Bに交換した金属ナノ粒子の沈殿物を回収し、得られたものを極性溶媒に分散した請求項1記載の極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法。
- 保護剤Aは、アミノ基、カルボン酸塩基、そしてアミド基から選ばれた少なくとも1つ以上の官能基を有している請求項1記載の極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法。
- 保護剤Bは、メルカプト基からなる金属ナノ粒子と親和性を示す官能基と、カルボン酸塩基そしてヒドロキシル基から選ばれた少なくとも1種の溶媒と親和性の高い官能基
を有している請求項1記載の極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法。 - 金属イオンの金属は、金、銀、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、銅、そしてインジウムから選ばれる少なくとも1種である請求項1乃至4記載の何れかに記載の極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法。
- 金属イオンの金属は、銀と銅の組合せからなる請求項5記載の極性溶媒に分散した金属ナノ粒子の製造方法。
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