JP2004014961A - 積層貫通型コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】誘電体素体12の二側面13、15におけるそれぞれの右側寄りの部分に、一対の第1入出力用端子電極31、32が配置され、同じく二側面13、15におけるそれぞれの左側寄りの部分に、一対の第2入出力用端子電極33、34が配置される。一方の側面13内における第1入出力用端子電極31と第2入出力用端子電極33との間の箇所に、グランド用端子電極35が配置され、他方の側面15内における第1入出力用端子電極32と第2入出力用端子電極34との間の箇所に、グランド用端子電極36が配置される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コモンモードのノイズ及びディファレンシャルモードのノイズにそれぞれ対応するだけでなく、等価直列インダクタンス(ESL)をより一層低減して高周波数域でより効果的にノイズ除去を図るノイズフィルタ等に用いられる積層貫通型コンデンサに係り、特に情報処理機器や通信機器の回路に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の大半の情報処理機器や通信機器はディジタル化され、さらに情報処理能力の向上に伴う処理の高速化よってこれらの機器で取り扱われるディジタル信号の高周波数化が著しく進んでいる。従って、これらの機器から発生するノイズが高周波数域で一層増大する傾向にある。この一方、これらの機器の携帯化が図られるのに伴い、これらの機器のさらなる小型軽量化が望まれるようになっていた。
【0003】
これに対して、多くの機器には、ノイズ対策をして電磁波障害の防止や不要な電圧変動の抑止を図る為の電子部品が使用されているが、上記のような事情により、小型軽量で高周波数域のノイズに対応したノイズ対策用の電子部品が要求されるようになった。そして、このノイズ対策の為の電子部品として、一般的に積層セラミックコンデンサが現在採用されている。
【0004】
しかし、積層セラミックコンデンサでは、その寄生成分であるESL(等価直列インダクタンス)が、高周波数域のノイズ除去効果を阻害する為、機器の動作周波数等の一層の高周波数化に伴って、その効果が不十分になってきている。つまり、従来の積層セラミックコンデンサのように大きなESLを有したものでは、近年の高周波数化には十分に適応できないようになった。
【0005】
例えば、従来のESLを低減したコンデンサとして積層型の貫通コンデンサである積層貫通型コンデンサが製品化され用いられている。そして、この積層貫通型コンデンサ110を図12から図14に示し、以下に説明する。
この積層貫通型コンデンサ110は、図13に示すように相互に対向する二側面に引き出された引出部112A、112Bを有する内部導体112を配置した誘電体シート122及び、この二側面と異なる二側面に引き出された内部導体114を配置した誘電体シート124が、それぞれ積層された図12に示す積層体120を本体部分とするような構造になっている。
【0006】
さらに、図12及び図14に示すように、内部導体112が繋がる端子電極131、132を接地側に接続し得るように積層体120の側部にそれぞれ形成し、内部導体114が繋がる端子電極133、134を信号伝送路に接続し得るように積層体120の他の側部にそれぞれ形成している。
そして、コモンモード及びディファレンシャルモードのノイズ対策の為にこの従来技術に係る積層貫通型コンデンサ110を用いた場合の回路図を図15に示すが、この場合にはこの積層貫通型コンデンサ110が3素子用いられて回路が構成されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の積層貫通型コンデンサ110によっても図13の矢印で示す向きに電流が流れるのに伴って、ある程度の大きさのESLを有することになるので、近年の高周波数化には適応できなくなっており、ESLを低減したコンデンサが必要とされるようになった。
この一方、機器の小型化に伴う高密度実装に対応する為、複数のコンデンサを一体化したアレイ型の積層コンデンサの要求が高まっている。
本発明は上記事実を考慮し、コモンモードのノイズ及びディファレンシャルモードのノイズにそれぞれ対応すると共に、ESLをより一層低減して高周波ノイズ除去効果を向上した積層貫通型コンデンサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1による積層貫通型コンデンサは、第1内部導体から第3内部導体までの三種類の内部導体が相互間に少なくとも一枚づつの誘電体シートをそれぞれ挟んだ状態で、この誘電体シートを複数枚積層してコンデンサ本体を形成し、
第1内部導体にそれぞれ接続され且つ、相互に対向するコンデンサ本体の二側面にそれぞれ配置される一対の第1入出力用端子電極と、
第2内部導体にそれぞれ接続され且つ、一対の第1入出力用端子電極をそれぞれ有するコンデンサ本体の二側面にそれぞれ配置される一対の第2入出力用端子電極と、
第3内部導体にそれぞれ接続され且つ、一対の第1入出力用端子電極をそれぞれ有するコンデンサ本体の二側面に少なくとも配置される複数のグランド用端子電極と、
を有し、
これら端子電極が配置されるコンデンサ本体の二側面内において、グランド用端子電極が第1入出力用端子電極と第2入出力用端子電極との間に配置され、
第1内部導体と第2内部導体との間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体が形成されることを特徴とする。
【0009】
請求項1に係る積層貫通型コンデンサによれば、第1内部導体から第3内部導体までの三種類の内部導体が相互間に少なくとも一枚づつの誘電体シートをそれぞれ挟んだ状態で、この誘電体シートを複数枚積層してコンデンサ本体が形成されている。そして、これら内部導体の内の第1内部導体と第2内部導体との間で電流が相互に逆向きに流れるように、これら第1内部導体及び第2内部導体が形成されている。
【0010】
また、第1内部導体とそれぞれ接続される一対の第1入出力用端子電極及び、第2内部導体とそれぞれ接続される一対の第2入出力用端子電極が、相互に対向するコンデンサ本体の二側面にそれぞれ配置されている。さらにこれら入出力用端子電極をそれぞれ有するコンデンサ本体の二側面における第1入出力用端子電極と第2入出力用端子電極との間の部分に、第3内部導体とそれぞれ接続される複数のグランド用端子電極の何れかが、少なくとも配置されている。
【0011】
従って、本請求項に係る積層貫通型コンデンサによれば、接地用の第3内部導体の他にそれぞれ信号等が入出力される第1内部導体及び第2内部導体を有していることから、貫通型コンデンサを2素子内蔵するアレイ構造となる。この為、一つの積層貫通型コンデンサのみで、コモンモード及びディファレンシャルモードの両ノイズにそれぞれ対応可能となる。
【0012】
さらに、本請求項では、第1内部導体と第2内部導体との間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体が形成されている。この為、高周波電流がこれら内部導体間で相互に逆向きに流れるのに伴って生じる磁界の相殺作用により、インダクタンスが抑制されてESLがより一層低減され、高周波数域におけるノイズ除去効果が改善される。
【0013】
請求項2に係る積層貫通型コンデンサによれば、請求項1の積層貫通型コンデンサと同様の構成の他に、第1内部導体が配置される平面内に第2内部導体も配置され、これら内部導体間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体が形成され、第2内部導体が配置される平面内に第1内部導体も配置され、これら内部導体間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体が形成されるという構成を有している。
【0014】
つまり、同一平面内にそれぞれ配置されて相互に隣り合う形となるこれら二つの内部導体間でも、電流が相互に逆向きに流れることになる。この為、請求項1によりESLが低減されるだけでなく、本請求項によってもさらにESLが低減されて、高周波数域におけるノイズ除去効果が改善されるという作用が、より一層強くなる。
【0015】
請求項3に係る積層貫通型コンデンサによれば、請求項1の積層貫通型コンデンサと同様の構成の他に、グランド用端子電極が、各側面にそれぞれ一つづつの計4つ存在するという構成を有している。
従って、請求項1と同様に、コモンモード及びディファレンシャルモードの両ノイズにそれぞれ対応可能となると共に、ESLがより一層低減されて高周波数域におけるノイズ除去効果が改善されるという作用が生じるだけでなく、コンデンサ本体の各側面に端子電極が最適に配置されるので、積層貫通型コンデンサを形成するコンデンサ本体の側面を有効に利用できるようになる。また、外部のグランドパターンである接地用の配線にグランド用端子電極がより多く接続され、これに伴って第3内部導体の引出部におけるインダクタンスが小さくなるので、これによってもESLがより低減されるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る積層貫通型コンデンサの第1の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、誘電体シートであるセラミックグリーンシートを複数枚積層した積層体を焼成することで得られた直方体状の焼結体である誘電体素体12を主要部として、本発明の第1の実施の形態に係る電子部品である積層貫通型コンデンサ10が構成されている。
【0017】
図2及び図3に示すように、この誘電体素体12における最上層のセラミック層12Aの下側には、内部導体21が配置されており、誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てたこの内部導体21の下方には、内部導体23が配置されている。さらに、誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てたこの内部導体23の下方には、内部導体22が配置されており、誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てたこの内部導体22の下方には、内部導体23が再度配置されている。
そして、誘電体素体12内においてセラミック層12Aを隔てたこの内部導体23の下方には、三枚の内部導体が上記と同様の配列である内部導体21、内部導体23及び内部導体22の順で、順次配置されている。
【0018】
以上より、内部導体21と内部導体22との間に内部導体23を挟む配列とされ且つ、誘電体素体12内においてセラミック層12Aで相互間が隔てられつつこれら三種類の内部導体21〜23が相互に対向した形となっている。そして、セラミックグリーンシートが焼結されたものであるこのセラミック層12Aが誘電体層とされることになる。
つまり、内部導体21と内部導体23との間、内部導体23と内部導体22との間、内部導体22と内部導体23との間に、少なくとも一枚のセラミック層12Aがそれぞれ挟まれつつ、これら誘電体層とされるセラミック層12Aを複数枚積層してコンデンサ本体である誘電体素体12が形成されている。
【0019】
さらに、内部導体21及び内部導体22が、それぞれ信号を伝達する経路を構成する電極とされ、また、これら内部導体21と内部導体22との間でコンデンサを構成する形とされている。そして、これら内部導体21と内部導体22との間に配置される内部導体23が接地用の電極とされている。
尚、これら三種類の内部導体21〜23は単に図2及び図3に示した層数だけでなく、さらに多数層配置しても良く、また、これら内部導体21〜23の材質としては、例えばニッケル、ニッケル合金、銅或いは、銅合金が考えられる。
【0020】
一方、図3に示すように、第1の内部導体であるこの内部導体21は、相互に対向する誘電体素体12の二側面である手前側の側面13及び奥側の側面15のそれぞれ左側寄りの部分に引き出される一対の引出部21A、21Bを有している。そして、この内部導体21は、この左側寄りの部分からセラミック層12Aの右側の端部に向かって伸びるような本体部21Cを有している。
第2の内部導体であるこの内部導体22は、同様に手前側の側面13及び奥側の側面15のそれぞれ右側寄りの部分に引き出される一対の引出部22A、22Bを有している。そして、この内部導体22は、この右側寄りの部分からセラミック層12Aの左側の端部に向かって伸びるような本体部22Cを有している。
【0021】
第3の内部導体であるこの内部導体23は、同様に手前側の側面13及び奥側の側面15のそれぞれ中央部分に引き出される一対の引出部23A、23Bを有している。そして、この内部導体23は、この中央部分からセラミック層12Aの左右の端部に向かって伸びるような本体部23Cを有している。
【0022】
他方、誘電体素体12の上記二側面13、15におけるそれぞれの右側寄りの部分には、内部導体21の一対の引出部21A、21Bにそれぞれ接続される一対の第1入出力用端子電極31、32が、それぞれ配置されており、誘電体素体12の上記二側面13、15におけるそれぞれの左側寄りの部分には、内部導体22の一対の引出部22A、22Bにそれぞれ接続される一対の第2入出力用端子電極33、34が、それぞれ配置されている。
【0023】
これら端子電極が配置される上記二側面13、15の内の一方の側面13内における第1入出力用端子電極31と第2入出力用端子電極33との間の箇所には、グランド用端子電極35が配置されており、他方の側面15内における第1入出力用端子電極32と第2入出力用端子電極34との間の箇所には、グランド用端子電極36が配置されている。そして、これら一対のグランド用端子電極35、36が、内部導体23の一対の引出部23A、23Bにそれぞれ接続されている。
つまり、内部導体23の引出部23Aは、内部導体21及び内部導体22からそれぞれ引き出された引出部21A、22Aの間に配置され、同じく引出部23Bは、内部導体21及び内部導体22からそれぞれ引き出された引出部21B、22Bの間に配置される為、このような構造となる。
【0024】
以上の結果、本実施の形態の積層貫通型コンデンサ10では、図1に示すように、直方体である六面体形状とされる誘電体素体12の4つの側面13、14、15、16の内の対向する二側面13、15に三対の端子電極31〜36がそれぞれ配置される6端子の構造になっている。
【0025】
そして、本実施の形態では、内部導体21と内部導体22とが、セラミック層12Aの積層方向に沿って、内部導体23を挟んで配置されるものの、内部導体21の引出部21A、22Aと内部導体22の引出部22A、22Aとが、セラミック層12A上の相互に逆の端部側寄りに配置されることから、内部導体21の本体部21Cと内部導体22の本体部22Cとの間で、図3の矢印で示すように電流が相互に逆向きに流れるようになる。
【0026】
次に、本実施の形態に係る積層貫通型コンデンサ10の作用を説明する。
本実施の形態に係る積層貫通型コンデンサ10によれば、内部導体21から内部導体23までの三種類の内部導体が相互間に少なくとも一枚づつの誘電体シートであるセラミック層12Aをそれぞれ挟んだ状態で、これらセラミック層12Aが複数層積層されて誘電体素体12を形成している。
そして、これら内部導体21の本体部21Cと内部導体22の本体部22Cとの間で電流が図3の矢印で示す相互に逆向きに流れるように、引出部21A、21B、22A、22Bがそれぞれの内部導体21、22に配置される形で、これら内部導体21、22が形成されている。
【0027】
また、内部導体21とそれぞれ接続される一対の第1入出力用端子電極31、32及び、内部導体22とそれぞれ接続される一対の第2入出力用端子電極33、34が、相互に対向する誘電体素体12の二側面13、15にそれぞれ配置されている。さらに、誘電体素体12のこれら二側面13、15における第1入出力用端子電極31、32と第2入出力用端子電極33、34との間の部分に、内部導体23とそれぞれ接続される一対のグランド用端子電極35、36が、配置されている。
【0028】
従って、本実施の形態に係る積層貫通型コンデンサ10によれば、接地用の内部導体23の他にそれぞれ信号が入出力される内部導体21及び内部導体22を有していることから、貫通型コンデンサを2素子内蔵するアレイ構造となる。この為、一つの積層貫通型コンデンサ10のみで、コモンモード及びディファレンシャルモードの両ノイズにそれぞれ対応可能となる。
【0029】
さらに、本実施の形態では、上記のように内部導体21の本体部21Cと内部導体22の本体部22Cとの間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体21、22が形成されている。この為、例えば図4に示すように、第1入出力用端子電極31、32及び第2入出力用端子電極33、34に信号を伝達する為の配線43をそれぞれ接続し、グランド用端子電極35、36が接地されるように配線44をそれぞれ接続して、矢印Aで示す向きに配線43に電流が流された場合には、以下のようになる。
【0030】
つまり、図4の矢印Aで示す向きに電流が流れると、内部導体21の本体部21Cと内部導体22の本体部22Cとの間で、図3の矢印で示すように電流が相互に逆向きに流れることになる。
そして、高周波電流が流された場合でも、これら内部導体21、22間で常時相互に逆向きに電流が流れ、これに伴って生じる磁界の相殺作用により、インダクタンスが抑制されてESLがより一層低減され、高周波数域におけるノイズ除去効果が改善される。
【0031】
次に、本発明に係る積層貫通型コンデンサの第2の実施の形態を図5に基づき説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図5に示すように本実施の形態では、内部導体21の本体部21Cが、第1の実施の形態と比較して短く且つ、セラミック層12Aの奥側寄りの部分に細く形成される構造とされている。そして、このセラミック層12A上の空いた部分であるセラミック層12Aの手前側寄りの部分に本体部42Cが配置される形で、内部導体42が形成されている。つまり、内部導体21が配置される平面内に、内部導体42も配置されており、これら同一平面内の内部導体21の本体部21Cと内部導体42の本体部42Cとの間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体21、42が形成されている。
【0032】
また、内部導体22の本体部22Cが、第1の実施の形態と比較して短く且つ、セラミック層12Aの奥側寄りの部分に細く形成される構造とされている。そして、このセラミック層12A上の空いた部分であるセラミック層12Aの手前側寄りの部分に本体部41Cが配置される形で、内部導体41が形成されている。つまり、内部導体22が配置される平面内に、内部導体41も配置されており、これら同一平面内の内部導体22の本体部22Cと内部導体41の本体部41Cとの間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体22、41が形成されている。
【0033】
そして、内部導体42に形成される一対の引出部42A、42Bが、一対の第2入出力用端子電極33、34にそれぞれ接続されており、内部導体41に形成される一対の引出部41A、41Bが、一対の第1入出力用端子電極31、32にそれぞれ接続されている。
従って、本実施の形態では、内部導体21及び内部導体41が第1内部導体とされ、内部導体22及び内部導体42が第2内部導体とされる。
【0034】
以上より、本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に高周波電流が積層方向に沿って並ぶ内部導体21と内部導体22との間や、内部導体42と内部導体41との間で、相互に逆向きに流れ、これに伴って生じる磁界の相殺作用により、高周波数域におけるノイズ除去効果が改善される。
【0035】
さらに、本実施の形態によれば、同一平面内にそれぞれ配置されて相互に隣り合う形となるこれら内部導体21と内部導体42との間や、内部導体22と内部導体41との間でも、電流が相互に逆向きに流れることになるので、これらを流れる電流同士により磁界を相殺する作用が生じることになる。この為、本実施の形態においては、同一平面内に配置される一対の内部導体21、42間や一対の内部導体22、41間でも、内部導体自体が持つ寄生インダクタンスを減少できることになる。
この結果として、第1の実施の形態と同様の作用によりESLが低減されるだけでなく、本実施の形態によればさらにESLが低減されて、高周波数域におけるノイズ除去効果が改善される作用が、より一層強くなる。
【0036】
次に、本発明に係る積層貫通型コンデンサの第3の実施の形態を図6及び図7に基づき説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図6に示すように本実施の形態では、内部導体21及び内部導体22の形状は第1の実施の形態と同一であるが、内部導体23は一対の引出部23A、23Bを有するだけでなく、本体部23Cから左右方向に引き出される一対の引出部23D、23Eを有しているので、内部導体23は計4つの引出部23A、23B、23D、23Eを有することになる。
【0037】
そしてこれに対応して、図7に示すようにこれら4つの引出部23A、23B、23D、23Eとそれぞれ接続されるグランド用端子電極35、36、37、38が、誘電体素体12の各側面13〜16にそれぞれ一つづつの計4つ存在することになる。
従って、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用が生じるだけでなく、さらに、誘電体素体12の各側面13〜16に端子電極が最適に配置されるので、積層貫通型コンデンサ10を形成する誘電体素体12の側面を有効に利用できるようになる。
また、本実施の形態によれば、接地用の配線44に4つのグランド用端子電極35、36、37、38でそれぞれ接続されることになり、これに伴って内部導体23の引出部におけるインダクタンスが小さくなって、これによってもESLがより低減されるようになる。
【0038】
次に、ネットワークアナライザにより以下の各試料の減衰特性及びESL等を測定した。
すなわち、第1の実施の形態の積層貫通型コンデンサ10及び、従来例の積層貫通型コンデンサ110を試料として、それぞれ測定した。
この際、図9(A)に示す回路図の形で、第1の実施の形態の積層貫通型コンデンサ10を図示しないネットワークアナライザの入出力端であるPort1及びPort2に接続して、この積層貫通型コンデンサ10を測定した。また、図9(B)に示す回路図の形で、従来例の2個の積層貫通型コンデンサ110を同じくネットワークアナライザのPort1及びPort2に接続して、これら積層貫通型コンデンサ110を測定した。
【0039】
そして、この測定の結果として、図8に示す減衰特性のグラフのように、従来例の積層貫通型コンデンサ110を2個用いたものでは、点線で表す特性曲線Aのように、約32MHzの周波数で減衰のピークが生じるのに対して、第1の実施の形態の積層貫通型コンデンサ10では、実線で表す特性曲線Bのように、約50MHzの周波数で減衰のピークが生じるようになった。つまり、本発明の実施の形態による積層貫通型コンデンサ10では、従来例の積層貫通型コンデンサ110と比較して、より高周波数側で大きく減衰するので、高周波数域におけるノイズ除去効果が改善されることが確認された。
【0040】
また、従来例の積層貫通型コンデンサ110を2個用いたものではESLが98pHであるのに対して、第1の実施の形態の積層貫通型コンデンサ10ではESLが56pHであった。つまり、本発明の実施の形態による積層貫通型コンデンサ10では、従来例の積層貫通型コンデンサ110と比較して、ESLが大幅に低減されることが確認された。
【0041】
尚、このESLは2πf0=1/√(ESL・C)の式より求められるものであり、f0は自己共振周波数でCは静電容量である。また、ここで用いた各試料の寸法としては、縦が2.0mmで横が1.2mmとされ、静電容量としては、従来例の積層貫通型コンデンサ110の個々の値が0.1μF相当であって、これら従来例の積層貫通型コンデンサ110を2個並列に接続して測定した値が0.21μFであり、第1の実施の形態の積層貫通型コンデンサ10の値が0.19μFであった。
【0042】
次に、第1の実施の形態の積層貫通型コンデンサ10の接続例を説明する。
図10に、第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサ10を電源51とLSI52との間に、デカップリングコンデンサとして用いた場合の端子電極31〜36への第1例の配線53、54の接続を示し、また図11に、第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサ10を電源51とLSI52との間に、デカップリングコンデンサとして用いた場合の端子電極への第2例の配線53、54の接続を示す。
【0043】
つまり、高周波の信号用だけでなく電源用としても本発明の実施の形態は用いられ、これら第1例及び第2例では共に、二組の入出力用端子電極31〜34を配線53により電源51のプラス側及びLSI52の一端側に接続し、一対のグランド用端子電極35、36を配線54により電源51のマイナス側及びLSI52の他端側に接続して、使用されるようになる。
但し、図10に示す第1例では電源51のプラス側とLSI52の一端側との間が全て積層貫通型コンデンサ10を介して接続されているのに対して、図11に示す第2例では電源51のプラス側とLSI52の一端側との間が直接接続される経路をも有するという相違が存在する。
【0044】
さらに、上記実施の形態に係る積層貫通型コンデンサ10は、7枚の内部導体及び6個の端子電極を有する構造とされているものの、層数、内部導体の枚数及び、端子電極の数は、これらの数に限定されず、さらに多数としても良い。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、コモンモードのノイズ及びディファレンシャルモードのノイズにそれぞれ対応すると共に、ESLをより一層低減して高周波ノイズ除去効果を向上した積層貫通型コンデンサを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサを示す断面図であって、図1の2−2矢視線断面に対応する図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサの分解斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサを実装した状態の回路図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサの分解斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサの分解斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサを示す斜視図である。
【図8】積層貫通型コンデンサの減衰特性を表すグラフを示した図である。
【図9】積層貫通型コンデンサをネットワークアナライザに接続した状態の回路図であって、(A)は第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサの接続状態を示す図であり、(B)は従来例に係る積層貫通型コンデンサの接続状態を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサの第1使用例を表す回路図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る積層貫通型コンデンサの第2使用例を表す回路図である。
【図12】従来例の積層貫通型コンデンサを示す斜視図である。
【図13】従来例の積層貫通型コンデンサの積層構造を示す分解斜視図である。
【図14】従来例の積層貫通型コンデンサの等価回路図である。
【図15】従来例の積層貫通型コンデンサを採用した例の回路図である。
【符号の説明】
10 積層貫通型コンデンサ
12 誘電体素体(コンデンサ本体)
12A セラミック層(誘電体シート)
13、14、15、16 側面
21 内部導体(第1内部導体)
22 内部導体(第2内部導体)
23 内部導体(第3内部導体)
31、32 第1入出力用端子電極
33、34 第2入出力用端子電極
35、36、37、38 グランド用端子電極
Claims (3)
- 第1内部導体から第3内部導体までの三種類の内部導体が相互間に少なくとも一枚づつの誘電体シートをそれぞれ挟んだ状態で、この誘電体シートを複数枚積層してコンデンサ本体を形成し、
第1内部導体にそれぞれ接続され且つ、相互に対向するコンデンサ本体の二側面にそれぞれ配置される一対の第1入出力用端子電極と、
第2内部導体にそれぞれ接続され且つ、一対の第1入出力用端子電極をそれぞれ有するコンデンサ本体の二側面にそれぞれ配置される一対の第2入出力用端子電極と、
第3内部導体にそれぞれ接続され且つ、一対の第1入出力用端子電極をそれぞれ有するコンデンサ本体の二側面に少なくとも配置される複数のグランド用端子電極と、
を有し、
これら端子電極が配置されるコンデンサ本体の二側面内において、グランド用端子電極が第1入出力用端子電極と第2入出力用端子電極との間に配置され、
第1内部導体と第2内部導体との間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体が形成されることを特徴とする積層貫通型コンデンサ。 - 第1内部導体が配置される平面内に第2内部導体も配置され、これら内部導体間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体が形成され、
第2内部導体が配置される平面内に第1内部導体も配置され、これら内部導体間で電流が相互に逆向きに流れる形に、これら内部導体が形成されることを特徴とする請求項1記載の積層貫通型コンデンサ。 - グランド用端子電極が、各側面にそれぞれ一つづつの計4つ存在することを特徴とする請求項1記載の積層貫通型コンデンサ。
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