JP2002534023A - 無線ネットワーク機能のために使用する周波数間測定値を推定するシステムと方法 - Google Patents
無線ネットワーク機能のために使用する周波数間測定値を推定するシステムと方法Info
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Abstract
Description
大に関連するものである。システム容量は、2つ以上のバンド幅の負荷バランス
をとって維持することを助けるハンドオーバーメカニズムによって増大する。こ
こで、それぞれの周波数バンドの干渉は大きな性能の低下をきたさない程度に維
持される。
る。セルラー通信のために使用することができる周波数スペクトルが制限されて
いるために、セルラーシステムのネットワーク容量の増大と種々の通信トラヒッ
ク状態に対する適用性がますます要求されている。セルラーシステムにデジタル
変調を導入することでシステムの容量が増大したが、これによる増大だけでは、
さらに加わった容量の増大に対する要求と無線利用範囲の増大の要求にこたえる
には不十分である。さらに増大する需要を満たすためには、都市領域でのセルサ
イズの縮小のような、容量増大のためにさらに別の手段が必要になる可能性もあ
る。
MA)技術の利用である。典型的な直接シーケンスCDMAシステムでは、送信
される情報データストリームに対して、拡散シーケンスと呼ばれる、はるかにシ
ンボルレートが大きいデータストリームを重ね合わせる。拡散シーケンスの各シ
ンボルは一般にチップと呼ばれる。各情報信号に対して固有の拡散コードが割り
当てられ、周期的に繰り返して拡散シーケンスが作成される。情報信号と拡散シ
ーケンスは典型的な場合には、符号化又は情報信号の拡散と呼ばれる処理によっ
て掛け合わされる。複数の拡散された情報信号が無線周波数搬送波によって送信
され、それらがまとめて複合信号として受信機に受信される。それぞれの拡散信
号と、それ以外の全ての符号化信号と、ノイズ関連信号とは、周波数と時刻の両
領域で重なりあっている。複合信号と複数の拡散シーケンスのうちの固有の1つ
との間の相関を求めることによって、対応する信号を分離して復号することがで
きる。CDMAシステムの信号は、時間と周波数に関して、互いに重なり合って
いるので、しばしば自己干渉性を有するといわれる。
れている。セルとは、1つの基地局によってカバーされる領域と定義することが
できる。基地局は基本的にセルの中心に位置する。それぞれのセルは360度の
範囲を1つでカバーするオムニセルである場合もあり、あるいは、別離セクタと
呼ばれる、例えば、それぞれが120度の範囲をカバーする3つのセクタからな
る場合もある。
する。セルにおいては、MSは1つ以上の周波数バンドの論理セクタを介して1
つ又は複数の基地局(BTSs)に接続される。MSがBTSとの通信に使用す
る論理セクタはアクティブセットと呼ばれる。
り線(DL)と上り線(UL)が使用される。BTSはMSに対してDLを介し
てデータを送信し、MSからBTSへはULを介してデータを送信する。ULと
DLはいずれも2つの周波数バンドを使用する。移動体通信システムではしばし
ば、ULまたはDLの2つの周波数バンドのうちの1つが他の周波数バンドより
も頻繁に使用される。したがって、2つの利用可能な周波数バンドと対応する設
備の利用の程度はアンバランスである。例えば、ほとんどの情報は1つの周波数
バンドで送信され、他の周波数バンドで送信される負荷は小さい。つまり、シス
テムは容量を無駄にしている。
る必要がある。したがって、全システムの送信負荷を2つの利用可能な周波数バ
ンドに均等に配分するように、それぞれのMSが1つの周波数バンドから別のバ
ンドにハンドオーバを実行できるのが望ましい。
,14,16に分割されている。物理セクタ12は論理セクタ18と20に割り
当てられている。論理セクタ18は周波数バンドf1が割り当てられている。論
理セクタ20には周波数バンドf2が割り当てられている。同様に、物理セクタ
14は論理セクタ22と24に割り当てられている。論理セクタ22と24に対
しては、周波数バンドf1と周波数バンドf2がそれぞれ割り当てられている。
物理セクタ16は論理セクタ26と28が割り当てられており、それらに対して
は周波数バンドf1と周波数バンドf2がそれぞれ割り当てられている。
2,24,26と28を経由して周波数バンドf1とf2で行われる。同じ物理
セクタ内に位置する複数の論理セクタはシブリングと称する。例えば、論理セク
タ18と20はシブリングである。当業者は、場合によっては物理セクタの1つ
の論理セクタが単一の周波数でトラヒックチャネルをサポートすることがあるこ
とが理解しているはずである。したがって、この場合は、論理セクタは測定のサ
ポートにのみ使用される信号を送信する。これはしばしばビーコンと称する。
く、物理セクタはいくつの論理セクタといくつの周波数バンドを有していても良
いことを理解している。
のために、MSは同時には2つ以上の周波数バンドのうちの1つについてのみし
か測定を行うことができない。したがって、どの物理セクタに対しても、MSは
2つの論理セクタのうちの1つについて品質測定を行うことができるが、そのシ
ブリングに対しては測定を行うことができない。さらに、論理セクタのカバーす
る領域とそのシブリングのものとは異なっている。
品質測定を行うMSではなく、同時に複数の周波数バンドについて送信品質測定
をすることができるMSが望ましい。いずれの物理セクタに対しても、MSはシ
ブリングを含む複数の論理セクタに関して送信品質測定を行うことができなけれ
ばならない。さらに、論理セクタとそのシブリングのカバーする領域が異なると
きにもこの測定を行えることが望ましい。さらに、MSが周波数間のハンドオー
バを実行することができるように、異なる周波数バンドに関する送信品質情報を
取得することができるのが望ましい。
方法では、ハンドオーバあるいはより正確にはセルラーシステムでハンドオーバ
を行う決定は以下の過程を含む。 第1の周波数バンドで送信品質を測定する過程と、 品質のオフセットを決定する過程と、 品質オフセットと測定された品質に基づいて、第2の周波数バンドの送信品質
を推定する仮定と、 ハンドオーバ処理において、推定された品質を評価する過程である。
品質QF1に対してオフセットQF1,2を適用して周波数バンドf2の品質Q F2 を推定する。推定された送信品質QF2が品質閾値を越えると、周波数バン
ドf1から周波数バンドf2への周波数間ハンドオーバが行われる。品質閾値は
システムオペレータ又はその他の手段によって決定される。
を推定するために品質オフセットを使用する。さらに、品質オフセットを使用す
ることによって、移動局は、移動極が1つの周波数バンドについてしか送信品質
測定を行うことができなかったとしても周波数間ハンドオーバを行うことができ
る。さらに、1つの物理セクタ内で接続されている移動加入者の数にしたがって
、システムが使用する2つの周波数バンドの負荷をバランス改善することができ
るので、システム容量は顕著に増加する。
過程は、第1の周波数バンドの送信品質に品質オフセットを加える過程を含む。
好ましくは、選択された周波数バンドの送信品質があらかじめ定められた閾値を
越えるとハンドオーバが行われる。
するのに適している。ハードハンドオーバでは、移動局は第2の送信源からの情
報を受信開始する前に、第2の送信元からの情報の受信を終了する。
ーレベルに依存するのが好ましい。
を測定する測定手段と、品質オフセットを決定する手段とを有しているのが好ま
しい。処理手段は第2の周波数バンド上の第2の送信品質を、第1の送信品質に
品質オフセットを加えることで推定する。当該手段は、通信システムのノード内
の処理システムで実行されるソフトウエアプログラムとして実施することができ
る。
。第1の周波数バンドから第2の周波数バンドへのハンドオーバは、品質オフセ
ットが正であれば、第2の送信品質が品質閾値を越えたときに制御手段によって
開始される。制御手段は、セルラーシステムのスイッチ、例えば、MSC(移動
切り替えセンター)、BSC(基地局制御装置)、RNC(無線ネットワーク制
御装置)、あるいは例えばGSMやUMTS仕様に記載されている別の切り替え
ノードに設けることもできる。制御手段はまたセルラーシステムの移動局に設け
られても良い。
互いに第1の周波数バンドで信号を送信する移動局とを具備する。セルラーシス
テムは第1の周波数バンドで送信品質を測定して品質オフセットを決定する。シ
ステムは、第1の周波数バンドの送信品質に品質オフセットを加えて第2の周波
数バンドの送信品質を推定する。セルラーシステムは、論理セクタのうちの1つ
に第1の周波数バンドを割り当て、他の論理セクタには第2の周波数バンドを割
り当てることができるように、少なくとも2つの論理セクタを有するセルを少な
くとも1つ有している。
明のために、特定の回路、回路コンポーネント、技術等のような特定の技術につ
いて説明する。しかし、当業者にとっては、本発明を具体的な詳細を述べたもの
とは異なる実施態様によって実現することができることは自明である。また、本
発明の説明を不明瞭なものにしないように、周知の方法、装置および回路に関す
る詳細な説明は割愛する。
ーする領域、セル境界、又は単純にセルと称することにする。さらに、当業者は
、周波数バンドの最大レンジ、つまり、基地無線局の当該周波数バンドの最大レ
ンジとは、移動局が所定の閾値以上の強度又は品質で信号を受信することができ
る最大距離であることを理解するであろう。
演算はセルラーネットワークで実施することもできることを理解するはずである
。さらに、以下においては基地無線局で行う演算について記載するが、当業者は
、これらの演算はセルラーネットワークの一部、例えば、無線ネットワーク制御
装置で行うことができることを理解するはずである。
続方法、例えば、周波数分割多元接続(FDMA)、時間分割多元接続(TDM
A)、符号分割多元接続(CDMA)、ワイドバンド符号分割多元接続(WCD
MA)あるいはこれらのハイブリッド方法であっても適用することができる。
フ処理について説明する。従来型のCDMAシステムのあるものでは、制御情報
は制御チャネルやパイロットチャネルを介して移動局に送信され、これは当該技
術分野においては、UMTS仕様に例示されているようにパーチチャネル又はプ
ライマリ共通制御物理チャネル(PCCPCH)と呼ばれている。説明を簡単に
するために、制御チャネルはパーチチャネルと呼ぶことにする。論理ブロードキ
ャスト制御チャネル(BCCH)は例えば、パーチチャネルの情報シンボルにマ
ッピングされる。BCCHは、セルに固有の情報、例えば、セル識別子とセクタ
識別子、システム関連情報、例えば、送信出力、上り線干渉出力、セル固有の隣
接セル情報、例えば、近隣セルが使用しているロング符号、移動局が測定を行わ
なければならない近隣セル等を送信する。移動局がハンドオフを行うべき他の基
地無線局を識別することができるように、移動局は、上述のように供給されるロ
ング符号を使用して周囲の基地無線局のパーチチャネルを識別する。ロング符号
を使用して、移動局は隣接セルに対応したパーチチャネルの連続測定を行い、ハ
ンドオフをするベース無線局の候補を識別する。
信を行っているときは、移動局は連続的に送受信を行っている。したがって、典
型的なCDMAシステムでは、移動局は2つ目の受信機を有しない限り他の周波
数の測定を行うことはできない。しかし、2つ目の受信機は、移動局の重量と複
雑性を増大させることになる。移動局が別の周波数の測定を行うことができる別
の解決方法は、いわゆる「圧縮モード」で作動することができるように、デュー
ティサイクルを変化させることである。圧縮モードでは、トラヒックチャネルの
情報は時間的に圧縮されて、通常よりも短い1つ以上のバーストとして送信され
る。トラヒックチャネル上の情報が短い時間で受信されるので、移動局は余った
時間を利用して他の周波数の測定を行うことができる。しかし、同じ量の情報の
ためにより短い時間を使用することは、送信レートを高くしなければならないこ
とを意味する。送信レートを高くすることは、使用されるパワーの増大を意味し
、結果として、干渉の増大を招く。したがって、追加の受信機や圧縮モードを使
用せずに他の周波数で送信されるパーチチャネルの測定を行うことができるのが
望ましい。
波数バンドf2が許容可能な信号品質を有している否かを決定する方法は、オフ
セット方法と称する。この方法によって、移動局、あるいはハンドオフ決定がそ
こで行われるなら基地無線局、に周波数バンドf1で送信されるパーチチャネル
1と周波数帯バンドf2上のパーチチャネル2との間のパワーレベルオフセット
が知らされる。移動局は既に周波数バンドf1上のパーチチャネル1を測定して
いるので、周波数バンドf2が許容可能な信号品質を提供するか否かの決定には
、このパワーレベルオフセットを考慮することができる。例えば、ハンドオフ決
定は、受信したパーチチャネルパワーをパーチチャネルが基地無線局から送信さ
れたときのパワーから引き算することによって求めた基地無線局への伝送路損失
に基づくことができる。当業者であれば、ハンドオフ決定は同様に、信号ノイズ
比、受信信号強度識別子(RSSI)、遅延、ビット誤り率(BER)。フレー
ム誤り率(FER)あるいはこれらのパラメータの任意の組み合わせに基づくこ
とができることを理解できるはずである。
ある。セルA、BとCとは、周波数バンドf1を使用する。セルA,BとCとは
第1の周波数バンドf1上に通信信号を拡散する。セルは、斜線を引いた領域2
10と220で相互に重複し、ハンドオーバの際に継続している接続の中断を最
小限にする。したがって、セルAにおいて周波数バンドf1で基地無線局と通信
している移動局200がセルAに完全に含まれる領域から、斜線の領域210に
入ってくると、移動局200とセルAとの間の接続は、セルBに対してハンドオ
フが行われるまで、セルBにあって同様に周波数バンドf1で通信している接続
に対して干渉を生じさせる。移動局200はパーチチャネル1の受信パワーを測
定する。移動局200が周波数バンドf1でセルBにおいてパーチチャネル1の
測定を行っているときは、パーチチャネルは移動局200に対して周波数バンド
f1で送信したパワーとセルB内の周波数f1と周波数f2の周波数オフセット
について知らせることができる。移動局200は周波数バンドf1の伝送路損失
を計算することができる。移動局200はセルBにおいて移動局200が周波数
バンドf1に関して決定した伝送路損失にオフセットの値を加えて、周波数バン
ドf2の伝送路損失を推定することができる。周波数バンドf1の送信パワーの
周波数バンドf2の送信パワーとの関係によって、オフセットの値は正にも負に
もなり得る。
バンドf1から周波数バンドf2へのハンドオフを行うこともできる。同様に、
移動局は周波数バンドf2から周波数バンドf1へのハンドオフを、周波数バン
ドf2で送信されるパーチチャネル2で測定された品質が所定の閾値よりも高く
なったときに行うこともできる。当業者であれば、ハンドオフの決定がRSSI
またはSIRに基づくものであれば又同様の閾値を設けることができることを理
解できるはずである。
で送信を行うことが時々起きる、例えば、ほとんどが周波数バンドf1で送信し
、周波数バンド(f2)ではほとんど送信がされていない。この場合には、シス
テム挙動はバランスが取れていない、つまり、利用が多いために周波数バンドf 1 では性能が低下するにもかかわらず、周波数バンドf2にはほとんどシステム
負荷がない。したがって、両方の周波数バンド上の総合的なシステム性能を向上
させるために、両方の周波数バンドにユーザを均等に配分するのが望ましい。上
述の例の場合には、移動局は同一または異なる物理セクタにおいて、1つの周波
数帯から別の周波数帯に、周波数間ハンドオーバを実行することができなければ
ならない。このような周波数間ハンドオーバは、移動局が複数の論理セクタの送
信品質を測定し、測定された品質をあらかじめ設定されている閾値と比較するこ
とによって行うことができる。当業者は、比較のために使用する送信品質として
何種類かのものを使用することができることを理解するはずである。例えば、W
CDMAシステムでは、チップごとの受信エネルギーを同じ周波数バンドのノイ
ズのパワー密度で割ったもの(Ec/No)を使用することができる。さらに、
信号干渉比(SIR)と呼ばれる受信信号符号パワーを干渉信号符号パワーで割
ったものを使用することもできる。SIRは受信信号符号パワー(RSCP)を
干渉信号符号パワー(ISCP)で割ったものと定義される。さらに、伝送路損
失を使用することもできる(例えば、受信信号符号パワーから送信パワー)。
る必要がある。その理由は、ハンドオーバの目的はチャネルの、(急激にフェー
ドする)短期的な特性ではなく、(緩やかにフェードする)長期特性を知ること
にあるからである。2つの周波数特性f1とf2の長期チャネル特性は相関を有
するために、周波数バンドf1だけの送信品質を測定して、これに適切なオフセ
ット値を加えることによって周波数バンドf2の送信品質特性を推定することが
できる。例えば、伝送路損失に関しては、緩やかなフェ−ジングと伝送路損失に
関するチャネルの動的特性は急速なフェ−ジングのものよりもはるかに大きい、
例えば、動的特性(緩やかなフェ−ジング+伝送路損失)/動的特性(急速なフ
ェ−ジング)≫1である。
質を測定することはできないが、移動局は第1の周波数バンドf1の送信品質を
測定し、この第1の周波数バンドf1の送信品質に適切なオフセットを加算する
ことで第2の周波数の送信品質を推定することができる。オフセットは周波数バ
ンドf1でのDL送信パワーと周波数帯域f2でのDL送信パワーの比の関数で
あっても良い。例えば、周波数バンドf2におけるDL送信パワーの周波数バン
ドf1における送信パワーに対する比を用いてオフセットを計算する直接的な方
法は、デシベル単位で以下のように与えられる。 オフセット=10log(DLパワー(周波数バンドf2)/DLパワー(周
波数バンドf1)) したがって、例えば、周波数バンドf2で送信されるDLパワーが周波数バンド
f1で送信されるパワーの2倍であれば、オフセットの値は+3dBである。反
対に、周波数バンドf2のDLパワーが周波数バンドf1のDLパワーの半分で
あれば、オフセットの値は−3dBである。
品質測定を行うことができない周波数バンドの品質を推定することができる。こ
の方法によって移動局は、1つの物理セクタ内で、周波数バンドf1から周波数
バンドf2へのハンドオーバを行うことができる。
(図示しない)は、周波数バンドf1の送信品質QF1を測定して、測定された
送信品質QF1にオフセットQF1,2を加えることによって、周波数バンドf 2 の送信品質QF2を推定する。このような方法によってシブリングセクタの品
質を推定すれば、結果的に、周波数バンド間の品質の差は一定になる。この決定
に従って品質のよりすぐれた別の周波数バンドにハンドオーバを行うために(例
えば、オフセットQF1,2が正であれば推定された周波数バンドf2から測定
されたバンドにハンドオーバを行い、オフセットが負であれば測定された周波数
バンドf1から推定された周波数バンドにハンドオーバを行う)、品質の絶対閾
値を定義する。推定された送信品質QF2が絶対品質閾値(この場合には例えば
、伝送路損失)を超えると、周波数f1から周波数f2への周波数間ハンドオー
バが実行される。品質閾値はシステムオペレータまたはその他の手段によって決
定される。
するために品質オフセットを使用する。さらに、品質オフセットを適用すること
によって、移動局は1つの周波数バンドについてしか品質測定を行うことができ
ないときにも周波数間のハンドオーバを実行することができる。さらに、1つの
物理セクタ内の接続中の移動加入者の数にしたがって、システムが使用する2つ
の周波数バンドの負荷をよりバランスの取れたものにすることによってシステム
の容量を顕著に増大させることができる。
定を行わない周波数バンド上の論理セクタの品質推定を行うことができる。この
特性によって、周波数バンドが異なる論理セクタ間のハンドオーバが可能になる
。さらに、情報送信に使用される2つの周波数バンド上のトラヒックがよりバラ
ンスの取れたものになる。したがって、システムのリソースを有効に使うことが
できる。MSが一時には1つの周波数バンドについてしか品質測定を行うことが
できないために複数の周波数間のハンドオーバを行えないシステムに比較して、
システム容量を改善することができると考えられる。
はない。特許請求の範囲によって規定される本発明の技術的範囲と技術思想の範
囲において当業者は変更や改良を加えることができる。
を有する3つの物理セクタに分割されたセルラーシステムを示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 セルラーシステムにおいてハンドオーバを実行するための方
法であって、 第1の周波数バンドの送信品質を測定し、 品質オフセットを決定し、 前記品質オフセットと測定された品質に基づいて、第2の周波数バンドの送信
品質を推定し、 ハンドオーバ処理において推定された品質を評価する過程を含む方法。 - 【請求項2】 第2の周波数バンドの送信品質を推定する過程は、第1の周
波数バンドの送信品質に品質オフセットを加える過程を有する請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】 選択された周波数バンドの内の1つについて送信品質があら
かじめ定められた閾値を超えるとハンドオーバを行う請求項1または2のいずれ
かに記載の方法。 - 【請求項4】 ハンドオーバはハードハンドオーバである請求項1ないし3
の内のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 オフセットは周波数バンドで送信されるパワーレベルに依存
する請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 セルラーシステムの品質推定手段であって、 第1の周波数バンドの第1の送信品質を測定する測定手段と、 品質オフセットを決定するための決定手段と、 品質オフセットを第1の送信品質に加算することによって第1の周波数バンド
の第2の送信品質を推定する処理手段とを具備する品質推定手段。 - 【請求項7】 請求項6に記載の品質推定手段とさらに、第2の送信品質が
品質の閾値を超えて、品質オフセットの値が正であれば、第1の周波数バンドか
ら第2の周波数バンドへのハンドオーバが開始される品質閾値を決定する手段を
具備する制御手段。 - 【請求項8】 制御手段がセルラーシステムの交換器に設けられた請求項7
に記載の制御手段。 - 【請求項9】 制御手段がセルラーシステムの移動局に設けられた請求項7
に記載の制御手段。 - 【請求項10】 第1の周波数バンドで交互に信号を送信しあう基地無線局
と移動局とを収容したセルラーシステムであって、セルラーシステムは第1の周
波数バンドの送信品質を測定し、セルラーシステムは品質オフセットを決定して
当該品質オフセットを第1の周波数バンドの品質に加えることで第2の周波数バ
ンドの送信品質を推定し、セルラーシステムは、1つの論理セクタに第1の周波
数バンドが割り当てられて第2の論理セクタには第2の周波数バンドが割り当て
られている少なくとも2つの論理セルを含むセルを少なくとも1つ有するセルラ
ーシステム。
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