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JP2013516127A - 無線ofdmマルチキャリア通信システムの測定及びキャリアグループ - Google Patents

無線ofdmマルチキャリア通信システムの測定及びキャリアグループ Download PDF

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Abstract


【課題】マルチキャリアOFDMシステムのスキャン/測定及び報告の減少の方法を提供する。
【解決手段】無線マルチキャリア直交波周波数分割多重(OFDM)通信システムの移動局によって、第1無線周波数(RF)キャリアで基地局から伝送された第1プリアンブル信号の第1受信信号強度(RSSI)の測定結果を得るステップ、前記基地局の第1RFキャリアと第2RFキャリア間の信号オフセット情報を得るステップ、及び前記測定結果及び前記信号オフセット情報に応じて、前記第2RFキャリアに対してスキャンを実行することなく、前記第2RFキャリアで前記基地局より伝送された前記第2プリアンブル信号の第2RSSIを推定するステップを含む方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マルチキャリア無線通信システムに関し、特に、マルチキャリアOFDMシステムのスキャン/測定及び報告の減少に関するものである。
なお、本出願は、35 U.S.C. §119の下、2009年12月30日に出願された米国特許仮出願番号第61/290,960号「Methods of Scanning in OFDMA Multi-Carrier Systems,」からの優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される
現在の無線通信システムでは、5MHz〜10MHzの無線帯域幅が最高100Mbpsのピーク伝送速度に通常用いられている。次世代の無線システム用に、より高いピーク伝送速度が必要とされる。例えば、1Gbpsのピーク伝送速度は、第4世代(“4G”)移動通信システムのようなIMT-Advancedシステム用のITU-Rに必要とされる。しかしながら、現在の伝送技術は、100bps/Hzの伝送スペクトル効率を実行することが非常に難しい。予見できるここ数年では、最高15bps/Hzの伝送スペクトル効率だけが見込まれる。よって、より広い無線帯域幅(即ち、少なくとも40MHz)が、1Gbpsのピーク伝送速度を実現するために、次世代の無線通信システムに必要である。
直交波周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing; OFDM)は、キャリア間干渉からの障害なしで周波数選択性チャネルにおいて高い伝送速度を実行する効率的多重化スキームである。 OFDMシステム用により広い無線帯域幅を用いる2つの典型的な構造がある。従来のOFDMシステムでは、単一の無線周波数(RF)キャリアは、1つの広帯域の無線信号を搬送するように用いられ、マルチキャリアOFDMシステムでは、多重RFキャリアは、より狭い帯域幅を有する複数の無線信号を搬送するように用いられる。マルチキャリアOFDMシステムは、例えばより容易な上位互換性(backward compatibility)、従来の単一キャリアのハードウェア設計のより良い再利用、よりフレキシブルな移動局のハードウェア、及びアップリンク伝送における、より低いピーク電力対平均電力比(Average Power Ratio; PAPR)など、従来のOFDMシステムに比べ、さまざまな利点を有する。よって、マルチキャリアOFDMシステムは、IEEE 802.16m(即ちWiMAX 2.0システム用)及び3GPP Release10(即ちLTE-Advancedシステム用)ドラフト標準のベースラインシステムアーキテクチャとなり、システム要求を満たしている。
しかしながら、マルチキャリアOFDMシステムでは、移動局がスキャンを実行するのに非常に長い時間がかかる。まず、マルチキャリアOFDMシステムは、通常、各セルにおいて2から4のキャリアをサポートしており、これは、単一キャリアのOFDMシステムよりも少なくとも2から4倍のスキャン時間となる。次いで、4Gシステムのセル数は、より高いスループットトラフィック及びより良い受信信号品質をサポートする、より大きな容量の要求が非常に大きくなる。これは、4Gシステムで配置されるマクロセル以外に、より多くのマイクロセル、ピコセル、及びフェムトセルを配置する。
図1(従来技術)は、移動局とマルチキャリア基地局間の従来のスキャンプロセスを示している。図1の例では、単一キャリア移動局MS11またはマルチキャリア移動局MS12は、一定のスキャン間隔で組み込まれている。キャリア#1をサポートする単一キャリア基地局MS13では、MS11は、全てのスキャン間隔を用いてキャリア#1をスキャンする。2つのキャリア#1及び#2をサポートするマルチキャリア基地局MS14では、単一キャリアMS11は、スキャン間隔の半分を用いてキャリア#1をスキャンし、スキャン間隔のもう半分を用いてキャリア#2をスキャンする。もう一方では、マルチキャリアMS12は、全てのスキャン間隔を用いてキャリア#1及び#2の両方をスキャンする。しかしながら、マルチキャリアMSは、しばしば隣接キャリアをサポートし、多数のキャリアが各々のキャリアに割り当てるスキャン間隔を減少させることとなる。例えば、4つのキャリア#1〜#4をサポートするマルチキャリアBS15では、単一キャリアMS11は、スキャン間隔の4分の1を用いて各キャリアをスキャンし、マルチキャリアMS12は、スキャン間隔の半分を用いてキャリア#1及び#2をスキャンし、スキャン間隔のもう半分を用いてキャリア#3及び#4をスキャンする。
よって、キャリア数の増加は、移動局が各基地局のために各キャリアに対してスキャンを完成させることをより難しくする。スキャンの機会が同じままである場合、各キャリアに対して各基地局に割り当てられる平均期間が減少するため、スキャン結果は信頼性がない。これは、スキャン結果に依頼する、ハンドオーバーなどの特定の手順の性能を低下させる。一方、スキャンの機会がキャリア数に応じて増加された場合、伝送機会が減少したために、実現できるユーザスループットは低下する。これは、特にユーザ数が増加された時、基地局のリソーススケジューリングを難しくさせる。また、自動スキャン(autonomous scanning)は、データ伝送に用いられている1つと同一のキャリアに対してのみバックグラウンドスキャンを行うことができるため、この問題を解決することはできない。よって、解決が求められる。
本発明は、マルチキャリアOFDMシステムのスキャン/測定及び報告の減少の方法を提供する。
無線マルチキャリア直交波周波数分割多重(OFDM)通信システムでは、移動局は、第1無線周波数(RF)キャリアで基地局から伝送された第1プリアンブル信号の第1受信信号強度(RSSI)の測定結果を得る。移動局は、基地局の第1RFキャリアと第2RFキャリア間の信号オフセット情報も得る。測定結果及び信号オフセット情報に応じて、移動局は、第2RFキャリアに対してスキャンを実行することなく、第2RFキャリアで基地局より伝送された第2プリアンブル信号の第2RSSIを推定する。
信号オフセット情報は、第1キャリア上のプリアンブル信号と基地局より伝送された第2キャリア間の電力差を含む。電力差は、サービング基地局より移動局に提供されるか、または移動局よりキャリア間測定によって得られることができる。第1キャリアと第2キャリア間の中心周波数が大きい時、信号オフセット情報は、OFDMシステムの周囲の伝播環境の経路損失指数も含むことができる。推定されたRSSIに基づき、移動局が第2キャリア上の全ての受信した信号電力を得た後、移動局は、第2キャリアのキャリア信号対干渉雑音比(CINR)を更に得る。
1つの新しい態様では、移動局は、同一の基地局に属する複数のキャリアを含むキャリアグループを識別する。次いで、移動局は、参照キャリアとしてキャリアグループの1つのキャリアを選択する。1つの実施形態では、キャリアグループは、サービング基地局から明白に送信されたRFキャリアグループ情報を受信することによって識別される。もう1つの実施形態では、キャリアグループは、複数のキャリア上に伝送された参照信号を受けることによって識別される。複数のキャリアが同一帯域内のキャリアである時、同様の特性を有するキャリアのグループ化は可能となる。よって、参照キャリアを用いて、同一のキャリアグループ内の他のキャリアを示すことで、測定最適化、初期セル選択とセル再選択の最適化、報告の減少、及び他のキャリアグループに基づく最適化が実現され得る。
他の実施形態及び利点は、下記の詳細な説明で述べられる。この概要は、発明を定義するものではない。
添付の図面は、本発明の実施形態を示しており、同様の数字は同様の要素を指している。
図1は、移動局とマルチキャリア基地局間の従来のスキャンプロセスを示している(従来技術)。 図2は、1つの新しい態様に基づくマルチキャリア直交波周波数分割多重(OFDM)システムを示している。 図3は、異なるRFキャリアでBSから伝送され、MSによって受信された、受信したプリアンブル信号電力を示している。 図4は、移動局が4つの無線周波数キャリア#1〜#4をサポートするサービング基地局に属する無線周波数キャリアを識別する2つの方法を示している。 図5は、1つの新しい態様に基づくマルチキャリアOFDMシステムのスキャン及び測定手順のシーケンス図を示している。 図6は、1つの新しい態様に基づく初期セル選択とセル再選択の方法の流れ図である。 図7は、キャリアグループ化を用いたIEEE 802.16m無線システムのスキャン報告の減少の例を示している。 図8は、セルのグループ化(cell grouping)を用いた3GPP LTE-Advanced無線システムの測定報告の減少の例を示している。 図9は、セルのグループ化(cell grouping)を用いた3GPP LTE-Advanced無線システムの測定報告の減少の例を示している。
本発明のいくつかの実施形態を詳細に参照する。その例が添付の図面に示されている。
図2は、1つの新しい態様に基づくマルチキャリア直交波周波数分割多重(OFDM)システム20を示している。マルチキャリアOFDMシステム20は、複数の基地局を含み、各基地局は、1つまたは複数の無線周波数(RF)キャリアをサポートする。例えば、4つの連続したRFキャリア#1〜#4は、OFDMシステム20でサポートされる。BS22及びBS23は、全ての4つのRFキャリア#1〜#4をサポートし、BS24及びBS26は、2つのRFキャリア#2及び#3をサポートし、BS25は、2つのRFキャリア#3及び#4をサポートする。各基地局(例えばBS22)は、共通(common)メディアアクセス制御(MAC)モジュール31、適応マルチキャリアコントローラ32、複数の物理層モジュールPHY1〜PHY4、複数のアンテナに接続された複数のRFトランシーバRF1〜RF4、及びPHYモジュールPHY1〜PHY4及びRFトランシーバRF1〜RF4を相互接続するマルチプレクサ33を含む。各PHYモジュール、RFトランシーバ、及び伝送モジュール(例えば29)を形成するアンテナは、図2に示されている。各伝送モジュールは、1つのRFキャリアの動作に対応する。共通MACモジュール31は、適応マルチキャリアコントローラ32及び伝送モジュールの両方に接続される。同様に、各移動局(即ちMS21)は、共通MACモジュール34、PHYモジュール35〜36(PHY1〜PHY2)、アンテナ38に接続されたRFトランシーバ37、及びPHYモジュールPHY1〜PHY2及びRFトランシーバを相互接続するマルチプレクサ39を含む。
マルチキャリアOFDMシステム20では、移動局MS21は、スキャン(測定)を行い、さまざまなRFキャリアでさまざまな基地局より伝送されたプリアンブル信号(同期信号)を検出する。注意するのは、用語“スキャン”及び“プリアンブル信号”は、IEEE 802.16m WiMAX システムで定義されている。一方、3GPP LTE-advanced systemでは、用語“測定”及び“同期信号”が代替して定義され、用語“スキャン”及び“プリアンブル信号”と実質的に同じ意味を有する。本願では、用語“スキャン”及び“測定”は、同じ意味で用いられる。
1つの実施形態では、MS21は、スキャンを行い、RFキャリア#2(例えば参照キャリア)でBS22により伝送されたプリアンブル信号を検出する。次いで、MS21はRFキャリア#2の受信信号強度(RSSI)を得る。第1の新しい態様に応じて、参照キャリアの受信信号強度に基づき、MS21は、RFキャリア#3に対してスキャンを実行することなく、もう1つのRFキャリア(例えばキャリア#3)の受信信号強度(RSSI)を推定することができる。RFキャリア#3は、同一の基地局BS22によってサポートされたRFキャリアグループ28に属する。第2の新しい態様に応じて、MS21は、RFキャリアグループ28に属する複数のRFキャリア(例えばキャリア#2〜#4)を識別することができ、スキャン/測定最適化、初期セル選択とセル再選択の最適化、報告の減少(report reduction)、及び他のキャリアグループに基づく最適化を実現する。2つの新しい態様は、以下図3及び図4にそれぞれ示される。
図3は、異なるRFキャリアでBSiから伝送され、MSjによって受信された、受信したプリアンブル信号電力を示している。数学的に、キャリアk上のMSjによるBSiからの受信したプリアンブル信号電力は、以下の方程式によって表されることができる。
PR,i,j,k = PT,i,k + Gi,ji,j) −PL(di,j,k) −χi,j dBm, …(1)
但し、PR,i,j,k:キャリアk上のMSjによるBSiからのプリアンブル信号の受信電力
PT,i,k:キャリアk上のBSiによって伝送されたプリアンブル信号の伝送電力
Gi,j: BSiからMSjに伝送される信号のアンテナ利得
θi,j:BSiのステアリング方向に対するMSjの方向
PL(di,j,k) :キャリアk上のBSiからMSjに伝送される信号が経験する経路損失
Xi,j:BSiからMSjに伝送される信号が経験する陰影フェージング(shadow fading)
である。
注意するのは、上述の方程式(1)では、スキャン動作がプリアンブルの測定結果の平均をとるため、マルチパスフェージングの影響は示されない。一般的に、プリアンブルシーケンスは、無線リソースブロックの全てのサブキャリア全体の周波数領域内に位置される。よって、ほとんどの通信システムで考えられるレイリーフェージングチャネルでは、プリアンブルシーケンスの電力レベルを測定する時、周波数選択性の影響は、平均化される。
方程式(1)からみると、アンテナ利得Gi,ji,j)及び陰影フェージングχi,j は、キャリアインデックス(carrier index)kの関数でない。また、BSiからMSjに伝送される信号では、一般的な経路損失関数は、以下の方程式によって表されることができる。
PL(di,j,k) = Alog10(di,j) + B + Clog10(fc(k)/5) dB …(2)
但し、その中のdi,j (m)は、BSiとMSjとの間の距離であり、fc(k) (GHz)は、キャリアkの中心周波数である。パラメータ{A, B, C}は、異なる環境によって異なる。例えば、見通し(line of sight; LOS)条件下の郊外マクロセル環境では、以下の経路損失モデルが用いられることができる。
PL(di,j,k) = 40log10(di,j)+10.5-18.5log10(hBS)-18.5log10(hMS)+1.5log10(fc(k)/5) dB …(3)
但し、hBS(m)は、基地局のアンテナの高さであり、hMS(m)は、移動局のアンテナの高さであり、fc(k)(GHz)は、キャリアkの中心周波数である。
方程式(2)からみると、基地局及び移動局によってサポートされたキャリアが周波数領域で隣接した場合、異なるキャリアによる経路損失の差は、非常に小さくなり、無視することができる。例えば、各キャリアの共通(common)の帯域幅は、5MHz〜20MHzの間で変化する。よって、隣接キャリアの中心周波数からの間隔(separation)は、20MHz内であり、これは、非常に小さい経路損失の差となる。一方、基地局及び移動局によってサポートされたキャリアが周波数領域で分離された場合、異なるキャリアによる経路損失の差は、大きくなる。例えば、キャリアkの中心周波数がfc(k)=2.5GHz、且つキャリアk’の中心周波数がfc(k’)=3.5GHzの場合、方程式(3)における経路損失の差は、
Figure 2013516127
となる。
図3のテーブル30に要約されるように、PR,i,j,kに影響を与える要因は、PT,i,kである異なるキャリアk上のMSjによるBSiからの受信電力、各キャリアk上のBsiによる送信電力である。一方、異なるキャリアk上の経路損失PL(di,j,k)は、異なるキャリアの中心周波数間の間隔が大きくない限り(例えば、GHzの範囲に達する)、著しく変化することはない。よって、キャリアk(PR,i,j,k)の受信したプリアンブル信号電力がスキャンによって移動局に知られた場合、キャリアk’(PR,i,j,k’)の受信したプリアンブル信号電力は、以下のオフセットを加えることで推定されることができる。

Figure 2013516127
但し、PT,offset(k,k’): キャリアkとk’間の伝送電力差
PLoffset(k,k’): キャリアkとk’間の経路損失差であり、方程式(2)に示された経路指数“C”の関数
である。
受信したプリアンブル信号電力は、通常、移動局からの受信信号強度(RSSI)としてサービング基地局に報告するのに用いられている。各キャリア上の基地局のRSSI測定は、通常各キャリアにスキャンをすることで移動局より得られる。第1の新しい態様に基づき、移動局は、キャリアkのRSSI及び信号オフセット情報に基づくキャリアk’のRSSIを推定することができる。より具体的には、MSが同一の基地局によって伝送されたキャリアkとキャリアk’間の電力差を知っている場合、移動局は、キャリアk’に対してスキャン動作を実行することなく、キャリアkから得られたRSSI測定に基づくキャリアk’のRSSIを推定することができる。より正確な推定を実現するために、一旦、移動局が予めパラメータ“C”を知ると、移動局は、キャリアkとキャリアk’間の経路損失差も計算することができる。経路損失指数Cは、特に、キャリアkとキャリアk’間の中心周波数差が大きい場合、サービングBSによって通知され得る。
移動局が基地局の送信電力差を知る、異なる方法がある。1つの例では、基地局のキャリアkとキャリアk’間の送信電力差は、サービング基地局によって移動局に明確に通知される。この結果、サービング基地局によるブロードキャスティングメッセージ(broadcasting message)または、移動局からの特定の要求のいずれかによって実現され得る。もう1つの例では、移動局は、キャリア間測定によってこの差を得ることができる。一般的に、一旦、基地局がOFDMシステムに配置されると、各キャリアのための基地局による伝送信号は、固定され、長時間不変のままである。よって、ごくわずかな経路損失差と仮定、または移動局が経路損失指数Cを既に知っていて経路損失差を計算できると仮定すれば、キャリアkとキャリアk’上の受信したプリアンブル信号電力を測定することで、移動局は、伝送電力差を得ることができる。一旦、移動局が初期のキャリア間測定から伝送電力差を得ると、移動局は、一旦、基地局が配置されると、この送信電力差は、不変のままであるため、キャリアk’に対してスキャンを実行することなく、同じ測定結果を用いて、キャリアkから得たRSSI測定に基づくキャリアk’のRSSIを推定することができる。
伝送電力差は、受信した電力レベルから得られるため、この得られた伝送電力差は、アンテナ利得差を実際に含む。2つの異なるキャリア上のマルチキャリア基地局のアンテナ利得は、同じと仮定されるが必ずしもそうではない。同一帯域内のシステムでは、2つの異なるキャリアが同一の周波数帯域に属しており、マルチキャリア基地局は、コストを節約するために、通常2つの異なるキャリアに同一のアンテナを用いる。しかしながら、同一帯域内のシステムでは、2つの異なるキャリアは、異なる周波数帯域に属しており、マルチキャリア基地局は、異なるアンテナを用いることができ、異なるアンテナ利得を得る。よって、マルチキャリア基地局のキャリアkとキャリアk’との間のアンテナ利得が異なる時、移動局は、送信電力レベルのキャリア間測定によって、送信電力レベルとキャリアkとキャリヤアk’間のアンテナ利得とを合わせた差を得ることができる。
無線周波数キャリアのRSSIの推定以外に、移動局は、無線周波数キャリアの推定されたプリアンブル信号電力に基づき、無線周波数のキャリア信号対干渉雑音比(CINR)を更に推定できる。キャリアk’のCINRは、以下の方程式によって表されることができる。
CINRi,j,k’ = PR,i,j,,k’ / (IR,i,j,k’ + N)
= PR,i,j,,k’ / (PR,total,j,k’ - PR,i,j,,k’) …(5)
但し、PR,i,j,,k’ : キャリアk’上のMSjによるBSiからのプリアンブル信号の受信電力
IR,i,j,k’ : キャリアk’上のBSiからMSjへの信号をデコードする時の受信干渉電力
N : 熱雑音電力
PR,total,j,k’ : 各基地局から伝送された信号の電力及び熱雑音電力を含む、キャリアk’上のMSjによる全受信電力
である。
方程式(5)からみると、一旦、MSjがキャリアk’上の全受信電力を得ると、MSjは、キャリアk’上のBSiによって伝送されたプリアンブル信号をスキャンすることなく、キャリアk’上のBSiからのCINRを得ることができることがみられる。注意するのは、キャリアk’上の全受信電力の測定は、キャリアk’上のプリアンブル信号をスキャンすることに比べ、より簡単で、より時間がかからなくなる。これは、全受信電力の測定がアナログ無線信号を受信することだけを含み、一般的なスキャンプロセス中に用いられる、例えばサンプリング、高速フーリエ変換(FFT)、及び相関(correlation)などの更なるデジタル処理を含まないためである。また、全受信電力の測定は、移動局の高移動度により、一般的なスキャンプロセス(例えば、10ms毎)に比べ、より頻度が低く(例えば、1秒毎)実行され得る。
上述のRSSI及びCINR推定方法は、同一の基地局に属する、異なるRFキャリアに適用可能である。第2の新しい態様に応じて、移動局は、本発明に提供されたキャリア識別方法を用いて、同一の基地局に属する無線周波数のグループを識別できる。図4は、移動局MS41が4つの無線周波数キャリア#1〜#4をサポートするサービング基地局BS42に属する無線周波数キャリアを識別する2つの方法を示している。
第1の明白な方法では、サービングBS42は、システム構成メッセージをブロードキャストで送信(broadcasts)、またはMACメッセージをユニキャストで送信(ounicasts)し、MS41に無線周波数キャリアのグループがサービングBS42及び/または他の隣接基地局に属することを明白に通知する。図4の例では、BS42から伝送されたキャリア構成情報44によって、MS41は、サービングBS42によって全てサポートされている4つのキャリア#1〜#4を含むキャリアグループ43を識別する。ブロードキャストまたはユニキャストメッセージの例は、IEEE802.16m仕様に定義されたAAI_GLOBAL-CONFIG、AAI_NBR-ADV、またはAAI_MC-ADVである。
第1の明白な方法では、サービングBS42は、その無線周波数キャリア上に伝送された参照信号内に基地局識別情報を埋め込む。各キャリアに伝送される参照信号シーケンスは、同一の物理層基地局識別と関連できる。次いで、移動局は、キャリア上に伝送された参照信号を調査することで同一の基地局に関連するキャリアを識別する。一実施例では、BS42は、同一の参照信号をそのマルチキャリアに伝送し、同一の参照信号を搬送する、これらのキャリア#1〜#4をグループ化することで、同一のBS42に関連するキャリアを識別する。もう1つの実施例では、MS41は、各キャリアから測定された参照信号からの基地局ID情報を得て、同一の基地局IDを有するこれらのキャリアをグループ化する。
一旦、移動局がキャリアグループに属する、異なるキャリアを識別でき、同一のキャリアグループに属する参照キャリアの信号品質情報に基づく1つのキャリアの信号品質情報を推定できた時、移動局は、例えば、スキャン/測定最適化、初期セル選択とセル再選択の最適化、報告の減少、及び他のキャリアグループに基づく最適化などの種々の性能改善を実現することができる。
図5は、1つの新しい態様に基づくキャリア測定手順の例を示すシーケンス図である。図5の例では、サービング基地局BS52は、4つのキャリア#1〜#4をサポートし、隣接基地局BS53は、2つのキャリア#1〜#2をサポートする。移動局MS51は、プライマリキャリア#1によってサービングBS52とのデータ接続を確立する。BS52では、キャリア#2が参照キャリアとして選択され、BS53では、キャリア#1が参照キャリアとして選択される。サービングBS52は、参照キャリア#2とBS52の他のキャリア#3〜#4との間の伝送電力差、及び参照キャリア#1とBS53のキャリア#2との間の伝送電力差をMS51に通知することができる。また、サービング52は、必要ならば、MS51に経路損失指数Cを通知することができる。通常のスキャン手順を開始するには、MSはスキャンリクエストをサービングBS52に伝送し、次いでサービングBS52からスキャン応答を受ける。また、MS51は、自動スキャンを行い、サービス中断を防止する。サービングBS52の参照キャリア#2では、MS51は、キャリア#2上のBS52からの受信したプリアンブル信号電力を測定する。キャリア#2のRSSIに基づき、キャリア#3及び#4のRSSIがそれに応じて推定されることができる。同様に、隣接BS53の基準キャリア#1では、MS51は、キャリア#1上のBS53からの受信したプリアンブル信号電力を測定し、キャリア#1のRSSIを得る。キャリア#1のRSSIに基づき、キャリア#2のRSSIもそれに応じて推定されることができる。CINRを推定するために、MS51は、各キャリア上の全ての受信信号電力を測定し、各キャリアのそれぞれ対応するCINRを得る。最後に、測定報告が必要とされた場合、MS51は、各キャリアに対して測定され、推定されたRSSI及びCINRの結果をサービングBS52に伝送する。
いくつかのシステムでは、移動局は、選択された参照キャリアのRSSI及びCINRだけを報告する。サービングBSは、サービングBSが参照キャリアと他のキャリアとの間の伝送電力差を知っているため、それ自体で他のキャリアのRSSIを簡単に推定することができる。CINRに関しては、移動局が各キャリア上の全ての受信電力を報告した場合、サービング基地局もサービング基地局自体によって各キャリアのCINRを推定することができる。
図6は、1つの新しい態様に基づく初期セル選択とセル再選択の方法の流れ図である。電源投入後、移動局は初期セル選択プロセスを開始する(ステップ61)。移動局は、隣接基地局の全ての利用可能な完全構成された(fully configured)キャリアをスキャンする(ステップ62)。スキャン後、移動局は、同一の基地局に属するキャリアの物理キャリアインデックスを識別する。これらのキャリアは、キャリアグループを形成し、各キャリアグループのキャリアの1つは、参照キャリアとして選択される(例えば、最良のキャリア)。参照キャリアの物理キャリアインデックスは、移動局によって保存され、後に用いられる(ステップ63)。移動局は、そのサービング基地局との初期ネットワークエントリも実行し(ステップ64)、タイマー(例えば、T_VALID)を開始する(ステップ65)。
ハンドオーバー期間、移動局は、セル再選択プロセスを開始する(ステップ71)。移動局は、まず、タイマーT_VALIDが切れたかどうか確認する(ステップ72)。タイマーが切れていない場合、各隣接基地局に対し、移動局は初期セル選択期間に保存したその物理キャリアインデックスを有する参照キャリアのみをスキャンする(ステップ73)。次いで、移動局は、ハンドオーバー期間にスキャンされた最良のキャリアに対してネットワーク再進入を実行する(ステップ74)。一方、タイマーが既に切れている場合、移動局は、各隣接基地局の全てのキャリアをスキャンする(ステップ76)。参照キャリアの物理キャリアインデックスは、各隣接基地局のために移動局によって保存される(ステップ76)。次いで、移動局は、ハンドオーバー期間にスキャンされた最良のキャリアに対してネットワーク再進入を実行し(ステップ77)、タイマーT_VALIDをリセットする(ステップ78)。
図7は、キャリアグループ化を用いたIEEE 802.16mシステムのスキャン報告の減少の例を示している。図7の例では、移動局MS21は、4つのキャリアをサポートする、そのサービング基地局BS22によってサーブされる。MS21は、プライマリキャリアによってBS22とデータを通信し、残りの3つのセカンダリキャリア1〜3は、非アクティブである。3つのセカンダリキャリアは同一の基地局に属するため、それらはキャリアグループ79を形成し、キャリア1は、参照キャリアとして選択される。MS21がスキャン報告70(例えば、AAI-SCAN-REP)をサービングBS22に報告することを要求された時、MS21は、キャリアグループ79の参照キャリア1の測定結果(例えば、CINR平均値及びRSSI平均値)だけを報告する必要がある。3つのキャリア1〜3を1つのキャリアグループにグループ化することで、スキャン報告の減少は実現されることができる。
図8〜9は、セルのグループ化(cell grouping)を用いた3GPP無線システムの測定報告の減少の例を示している。図8は、3GPP LTE-advanced無線通信システム80の図である。無線システム80は、複数のeNB(例えば81〜83)を含み、それぞれ複数のセル(例えば91〜99)にサービスを提供する。図8の例では、点陰影(dotted-shade)のセルは、周波数帯F1に属し、斜線陰影(slashed-shade)のセルは、周波数帯F2に属する。F1のセル及びF2のセルは、同一の位置で重複され、同一の地理的範囲(geographic coverage)を提供する。F1及びF2が同帯域内のセルの場合、同様の特性を有するセルのグループ化は可能である。測定報告を構成する時、eNBは、同様の特性を有するそのセルをセルグループにグループ化する。セルグループは、アクティブセル、非アクティブセル、または両方の組み合わせで構成され得る。各セルグループでは、eNBは、1つのセルを“測定報告参照セル”として選択する。セルグループがプライマリPセルを含む場合、参照セルは、Pセルでなければならない。セルグループがアクティブ及び非アクティブセルの両方を含む場合、参照セルは、アクティブセルでなければならない。セルのグループ化及び参照セルの選択後、同一のセルグループの複数のセルによってサーブされているユーザー端末では、サービングセル測定イベント(event)は、参照セルのみに構成される。
図9は、セルのグループ化を用いた測定報告の減少の詳細例の図である。図9の上半分は、セルのグループ化の前の測定報告構成を示しており、図9の下半分は、セルのグループ化の後の測定報告構成を示している。図9の例では、4つのセル(キャリア周波数1上の1つのプライマリP-cell、及びキャリア周波数2〜4上の3つのセカンダリScell)がeNBによってサポートされる。各セル(測定対象)は、3つのイベントA1〜A3と関連する。全ての可能なイベントを報告するために、12の測定IDがセルのグループ化の前に構成される。一方、セルのグループ化でPセルは、参照セルとして選択される。3つの測定IDだけがPセルに構成され、全ての他のScellと関連したイベントは、構成及び報告される必要がない。その代わり、これらのイベントは、Pセルに構成された同一の測定IDを参照することで示されることができる。よって、測定報告構成は、簡易化され、報告のオーバーヘッド量は、減少される。
本発明は、説明のためにある特定の実施の形態に関連して述べられているが本発明はこれを制限するものではない。よって、種々の変更、改造、及び上述の実施の形態の種々の特徴の組み合わせは、この請求項に記載したような本発明の範囲を逸脱せずに、行い得る。
11、12、21、41、51 移動局
13〜15、22〜26、42、52、53 基地局
20 マルチキャリアOFDMシステム
28、43、79 キャリアグループ
30 フレーム
31、34 共通メディアアクセス制御(MAC)モジュール
32 適応マルチキャリアコントローラ
33、39 マルチプレクサ
35、36、PHY1〜PHY4 物理層モジュール
37、RF1〜RF4 RFトランシーバ
38 アンテナ
44 キャリア構成情報
70 スキャン報告
80 3GPP LTE-advanced無線通信システム
91〜99 セル
#1〜#4 キャリア

Claims (28)

  1. 無線マルチキャリア直交波周波数分割多重(OFDM)通信システムの移動局によって、第1無線周波数(RF)キャリアで基地局から伝送された第1プリアンブル信号の第1受信信号強度(RSSI)の測定結果を得るステップ、
    前記基地局の第1RFキャリアと第2RFキャリア間の信号オフセット情報を得るステップ、及び
    前記測定結果及び前記信号オフセット情報に応じて、前記第2RFキャリアに対してスキャンを実行することなく、前記第2RFキャリアで前記基地局より伝送された前記第2プリアンブル信号の第2RSSIを推定するステップを含む方法。
  2. 前記信号オフセット情報は、前記第1RFキャリア上のプリアンブル信号と前記基地局より伝送された前記第2RFキャリア間の電力差を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記電力差は、サービング基地局より前記移動局に提供される請求項2に記載の方法。
  4. 前記電力差は、前記移動局によるキャリア間測定によって得られる請求項2に記載の方法。
  5. 前記信号オフセット情報は、前記システムの周囲の伝播環境の経路損失指数を含む請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2RFキャリア上の全ての受信した信号電力を得るステップ、及び
    前記第2RFキャリアのキャリア信号対干渉雑音比(CINR)を得るステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1プリアンブル信号の前記第1RSSI及び前記第2プリアンブル信号の前記推定された第2RSSIをサービング基地局に報告するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
  8. (a)第1プリアンブル信号の第1受信信号強度(RSSI)を受信し、前記第1プリアンブル信号は、無線マルチキャリア直交波周波数分割多重(OFDM)通信システムの第1無線周波数(RF)キャリアで基地局から移動局に伝送され、且つ
    (b)第2RFキャリアで前記基地局によって前記移動局に伝送された第2プリアンブル信号の第2RSSIを得て、前記移動局によって前記第2RFキャリアに対してスキャン動作が実行されることはない方法。
  9. 前記(b)の取得は、
    前記第1RSSI及び前記基地局の前記第1RFキャリアと前記第2RFキャリア間の信号オフセット情報に基づく前記第2RSSIを推定するステップを含む請求項8に記載の方法。
  10. 前記(b)の取得は、
    前記移動局で推定された前記第2RSSIを受信するステップを含み、前記第2RSSIは、前記第1RSSI及び前記基地局の前記第1RFキャリアと前記第2RFキャリア間の信号オフセット情報に基づいて推定される請求項8に記載の方法。
  11. 前記基地局に信号オフセット情報を伝送するステップを更に含み、前記信号オフセット情報は、前記基地局より伝送された前記第1RFキャリアと前記第2RFキャリア上のプリアンブル信号間の電力差を含む請求項8に記載の方法。
  12. 前記移動局に信号オフセット情報を伝送するステップを更に含み、前記信号オフセット情報は、前記システムの周囲の伝播環境の経路損失指数を含む請求項8に記載の方法。
  13. 前記移動局からの前記第2RFキャリア上の全ての受信した信号電力を得るステップ、及び
    前記第2RFキャリア上の前記得られた第2RSSI及び前記全ての受信した信号電力に基づいて得られた、前記第2RFキャリアのキャリア信号対干渉雑音比(CINR)を得るステップを更に含む請求項8に記載の方法。
  14. 前記基地局は、前記移動局のサービング基地局であり、前記(a)の受信及び前記(b)の取得は、前記サービング基地局によって実行される請求項8に記載の方法。
  15. 前記基地局は、前記移動局の隣接基地局であり、前記(a)の受信及び前記(b)の取得は、前記サービング基地局によって実行される請求項8に記載の方法。
  16. (a)無線周波数キャリアグループを形成する複数の無線周波数キャリアを識別するステップ、
    (b)前記RFキャリアグループから参照RFキャリアを選択するステップ、
    (c)前記参照RFキャリアの信号品質情報を得るステップ、及び
    (d)前記参照キャリアの前記得られた無線信号情報の少なくとも一部に基づく前記RFキャリアグループに属する第2RFキャリアの信号品質情報を得るステップを含む方法。
  17. 前記(a)の識別は、サービング基地局から明白に送信されたRFキャリアグループ情報を受信するステップを含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記(a)の識別は、第1と第2RFキャリア上にそれぞれある第1と第2参照信号を受信するステップを含み、前記第1と前記第2RFキャリアは、前記第1と前記第2参照信号が同じ場合、前記同一の基地局に属する請求項16に記載の方法。
  19. 前記(a)の識別は、キャリア上の参照信号を受信することで、前記受信した参照信号と関連する基地局ID情報を得るステップを含む請求項16に記載の方法。
  20. 前記(c)の取得は、前記参照RFキャリア上の第1プリアンブル信号をスキャンするステップを含み、前記(d)の取得は、前記第2RFキャリア上の第2プリアンブル信号の受信信号強度(RSSI)を推定するステップを含む請求項16に記載の方法。
  21. 前記移動局は、所定のタイマーが切れていない場合、前記参照RFキャリアに対してスキャンを実行するが、前記第2RFキャリアに対してスキャンを実行しない請求項16に記載の方法。
  22. 前記移動局は、前記参照RFキャリアの測定結果を報告し、前記移動局は、前記第2RFキャリアのどの測定結果もそのサービング基地局に報告しない請求項16に記載の方法。
  23. (a)サービング基地局からの無線周波数(RF)キャリアグループ情報をマルチキャリア通信システムの移動局に伝送し、
    (b)前記移動局からの、RFキャリアグループに属する参照RFキャリアの信号品質情報を受信するステップ、及び
    (c)前記参照キャリアの前記無線信号情報の少なくとも一部に基づく、前記RFキャリアグループに属する第2RFキャリアの推定された信号品質情報を得るステップを含む方法。
  24. 前記RFキャリアグループの情報は、基地局に属するRFキャリアのグループを含むRFキャリアグループの情報を含む請求項23に記載の方法。
  25. 前記サービング基地局は、前記RFキャリアグループからのどのRFキャリアが参照キャリアとして選択されるかを移動局に通知する請求項23に記載の方法。
  26. 前記(c)の取得は、前記移動局からの前記第2RFキャリアの前記推定された無線信号情報を受信するステップを含む請求項23に記載の方法。
  27. 前記(c)の取得は、前記サービング基地局によって、前記第2RFキャリアの前記無線信号情報を推定するステップを含む請求項23に記載の方法。
  28. 前記サービング基地局は、前記参照RFキャリアの測定報告を受信し、前記サービング基地局は、前記移動局からの前記第2RFキャリアのどの測定報告も受信しない請求項23に記載の方法。
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