JP2002240661A - 駐車支援装置 - Google Patents
駐車支援装置Info
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- JP2002240661A JP2002240661A JP2001041726A JP2001041726A JP2002240661A JP 2002240661 A JP2002240661 A JP 2002240661A JP 2001041726 A JP2001041726 A JP 2001041726A JP 2001041726 A JP2001041726 A JP 2001041726A JP 2002240661 A JP2002240661 A JP 2002240661A
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- vehicle
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、駐車動作中に進行方向前方に障害
物が存在している場合でも、その障害物を避けたうえ
で、所望の駐車スペースに対して駐車を行うことのでき
る駐車支援装置を提供することにある。 【解決手段】 運転者による駐車開始の指示を駐車動作
開始SW13が検出した場合に、コントロールユニット
29は、駐車開始の指示を検出したときの車両位置に対
して、所定の関係となる位置を目標位置として設定して
おき、さらに、現在の車両位置と目標位置との相対的な
位置関係を演算しておき、車両の後退操作がシフトレバ
ー選択SW17で開始された場合に、車両の現在位置と
目標位置との位置関係に基づいて、車両の目標軌道を演
算してモニタ27に表示する。
物が存在している場合でも、その障害物を避けたうえ
で、所望の駐車スペースに対して駐車を行うことのでき
る駐車支援装置を提供することにある。 【解決手段】 運転者による駐車開始の指示を駐車動作
開始SW13が検出した場合に、コントロールユニット
29は、駐車開始の指示を検出したときの車両位置に対
して、所定の関係となる位置を目標位置として設定して
おき、さらに、現在の車両位置と目標位置との相対的な
位置関係を演算しておき、車両の後退操作がシフトレバ
ー選択SW17で開始された場合に、車両の現在位置と
目標位置との位置関係に基づいて、車両の目標軌道を演
算してモニタ27に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を駐車する際
の運転操作を補助する駐車支援装置に関し、特に、車両
の後退時に、車両の現在位置から目標駐車位置までの車
両の目標軌道を案内する駐車支援装置に関する。
の運転操作を補助する駐車支援装置に関し、特に、車両
の後退時に、車両の現在位置から目標駐車位置までの車
両の目標軌道を案内する駐車支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駐車支援装置としては、特開平1
1−78936号公報に記載された「車両の自動操舵装
置」が報告されている。
1−78936号公報に記載された「車両の自動操舵装
置」が報告されている。
【0003】この駐車支援装置には、駐車スペースにお
いて所定の位置でドライバが駐車スイッチを操作した場
合に、予め定められた軌道に従って車両を自動操舵し
て、駐車スペースへと車両の駐車を行うと共に、自動操
舵時に前方に障害物を検出した場合や、ドライバが障害
物を発見して自発的にステアリング操作を行った場合に
は、自動操舵を中止するようにしたものである。
いて所定の位置でドライバが駐車スイッチを操作した場
合に、予め定められた軌道に従って車両を自動操舵し
て、駐車スペースへと車両の駐車を行うと共に、自動操
舵時に前方に障害物を検出した場合や、ドライバが障害
物を発見して自発的にステアリング操作を行った場合に
は、自動操舵を中止するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
駐車支援装置にあっては、駐車開始スイッチが操作され
た時点から予め定められた軌道に従って車両を自動操舵
し、この自動操舵中に障害物が存在した場合には、駐車
動作を中止してしまうために、駐車スペースに対して駐
車を行うことができないといった問題があった。
駐車支援装置にあっては、駐車開始スイッチが操作され
た時点から予め定められた軌道に従って車両を自動操舵
し、この自動操舵中に障害物が存在した場合には、駐車
動作を中止してしまうために、駐車スペースに対して駐
車を行うことができないといった問題があった。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、駐車動作中に進行方向前方に障害物
が存在している場合でも、その障害物を避けたうえで、
所望の駐車スペースに対して駐車を行うことのできる駐
車支援装置を提供することにある。
その目的としては、駐車動作中に進行方向前方に障害物
が存在している場合でも、その障害物を避けたうえで、
所望の駐車スペースに対して駐車を行うことのできる駐
車支援装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、車両を駐車する際の運転操作
を補助する駐車支援装置において、運転者による駐車開
始の指示を検出する駐車開始検出手段と、運転者による
駐車開始の指示を検出した場合に、駐車開始の指示を検
出したときの車両位置に対して、所定の関係となる位置
を目標位置として設定する目標設定手段と、現在の車両
位置と前記目標位置との相対的な位置関係を演算する位
置関係演算手段と、車両の後退操作が開始されたかどう
かを検出する後退操作開始検出手段と、車両の後退操作
が開始された場合に、前記位置関係演算手段により演算
された車両の現在位置と前記目標位置との位置関係に基
づいて、車両の目標軌道を演算する目標軌道演算手段
と、前記目標軌道演算手段により演算された目標軌道を
案内する目標軌道案内手段とを備えたことを要旨とす
る。
上記課題を解決するため、車両を駐車する際の運転操作
を補助する駐車支援装置において、運転者による駐車開
始の指示を検出する駐車開始検出手段と、運転者による
駐車開始の指示を検出した場合に、駐車開始の指示を検
出したときの車両位置に対して、所定の関係となる位置
を目標位置として設定する目標設定手段と、現在の車両
位置と前記目標位置との相対的な位置関係を演算する位
置関係演算手段と、車両の後退操作が開始されたかどう
かを検出する後退操作開始検出手段と、車両の後退操作
が開始された場合に、前記位置関係演算手段により演算
された車両の現在位置と前記目標位置との位置関係に基
づいて、車両の目標軌道を演算する目標軌道演算手段
と、前記目標軌道演算手段により演算された目標軌道を
案内する目標軌道案内手段とを備えたことを要旨とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、車両から障害物までの距離を計測する測距手段
と、前記測距手段から得られた測距データのうち予め定
められた移動距離分の測距データを記憶する測距データ
記憶手段と、前記測距データ記憶手段に記憶されている
距離データ列に基づいて、駐車開始の指示を検出した時
点から最も近くの空間を車両の駐車場所として決定する
駐車場所決定手段と、駐車開始時の車体方向に対する駐
車時の車体方向を決定する駐車方向決定手段と、前記測
距データ記憶手段に記憶された測距データ列と、駐車場
所決定手段により決定された駐車場所と、駐車方向決定
手段により求められた駐車時の車体方向に基づいて、目
標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段とを備えた
ことを要旨とする。
るため、車両から障害物までの距離を計測する測距手段
と、前記測距手段から得られた測距データのうち予め定
められた移動距離分の測距データを記憶する測距データ
記憶手段と、前記測距データ記憶手段に記憶されている
距離データ列に基づいて、駐車開始の指示を検出した時
点から最も近くの空間を車両の駐車場所として決定する
駐車場所決定手段と、駐車開始時の車体方向に対する駐
車時の車体方向を決定する駐車方向決定手段と、前記測
距データ記憶手段に記憶された測距データ列と、駐車場
所決定手段により決定された駐車場所と、駐車方向決定
手段により求められた駐車時の車体方向に基づいて、目
標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、並列後退駐車か縦列駐車かを識別する駐車方法
識別手段と、前記駐車方法識別手段による識別結果に応
じた目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段とを
備えたことを要旨とする。
るため、並列後退駐車か縦列駐車かを識別する駐車方法
識別手段と、前記駐車方法識別手段による識別結果に応
じた目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段とを
備えたことを要旨とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記駐車方法識別手段は、並列後退駐車か縦列
駐車かを選択するためのスイッチを備えたことを要旨と
する。
るため、前記駐車方法識別手段は、並列後退駐車か縦列
駐車かを選択するためのスイッチを備えたことを要旨と
する。
【0010】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記駐車方法識別手段は、障害物までの距離を
計測する測距手段と、前記測距手段から得られた測距デ
ータのうち予め定められた移動距離分の測距データを記
憶する測距データ記憶手段と、前記測距データ記憶手段
に記憶されている距離データ列のパターンに基づいて、
自車両の周囲に駐車している車両が自車両の移動方向に
対してどの向きに駐車されているかを判断する周囲車両
駐車方向判断手段とを備えたことを要旨とする。
るため、前記駐車方法識別手段は、障害物までの距離を
計測する測距手段と、前記測距手段から得られた測距デ
ータのうち予め定められた移動距離分の測距データを記
憶する測距データ記憶手段と、前記測距データ記憶手段
に記憶されている距離データ列のパターンに基づいて、
自車両の周囲に駐車している車両が自車両の移動方向に
対してどの向きに駐車されているかを判断する周囲車両
駐車方向判断手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、車両の走行経路と現在位置を地図上に重ね合わ
せて表示するとともに、車両の位置情報または車両周辺
の施設情報を出力するナビゲーション装置を備え、前記
駐車方法識別手段は、前記ナビゲーション装置から得ら
れる位置情報または施設情報に基づいて、並列後退駐車
と縦列駐車を識別することを要旨とする。
るため、車両の走行経路と現在位置を地図上に重ね合わ
せて表示するとともに、車両の位置情報または車両周辺
の施設情報を出力するナビゲーション装置を備え、前記
駐車方法識別手段は、前記ナビゲーション装置から得ら
れる位置情報または施設情報に基づいて、並列後退駐車
と縦列駐車を識別することを要旨とする。
【0012】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記駐車方向決定手段は、車両から所定距離範
囲の過去の車両軌跡を記憶する軌跡記憶手段を備え、過
去の車両軌跡に応じて目標駐車位置と駐車時の車体方向
を補正することを要旨とする。
るため、前記駐車方向決定手段は、車両から所定距離範
囲の過去の車両軌跡を記憶する軌跡記憶手段を備え、過
去の車両軌跡に応じて目標駐車位置と駐車時の車体方向
を補正することを要旨とする。
【0013】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記目標軌道算出手段は、前記目標位置に対す
る車両の相対位置に基づいて、目標軌道からの乖離度合
を算出する乖離度合算出手段と、前記乖離度合算出手段
により算出された乖離度合により目標軌道の再計算が必
要かどうかを判断する再計算判断手段とを備え、前記再
計算判断手段が目標軌道の再計算が必要と判断したとき
に、再度、軌道計算することを要旨とする。
るため、前記目標軌道算出手段は、前記目標位置に対す
る車両の相対位置に基づいて、目標軌道からの乖離度合
を算出する乖離度合算出手段と、前記乖離度合算出手段
により算出された乖離度合により目標軌道の再計算が必
要かどうかを判断する再計算判断手段とを備え、前記再
計算判断手段が目標軌道の再計算が必要と判断したとき
に、再度、軌道計算することを要旨とする。
【0014】請求項9記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記位置は、自車両の後輪車軸の中点を基準点
として用いることを要旨とする。
るため、前記位置は、自車両の後輪車軸の中点を基準点
として用いることを要旨とする。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、運転者
による駐車開始の指示を検出した場合に、駐車開始の指
示を検出したときの車両位置に対して、所定の関係とな
る位置を目標位置として設定しておき、さらに、現在の
車両位置と目標位置との相対的な位置関係を演算してお
き、車両の後退操作が開始された場合に、車両の現在位
置と目標位置との位置関係に基づいて、車両の目標軌道
を演算して案内するので、車両の現在位置から目標位置
までの目標軌道を視認したドライバは、車両が目標軌道
上を後退するように運転操作することができる。特に、
駐車動作中に進行方向前方に障害物が存在している場合
でも、その障害物を避けたうえで、車両の後退操作を開
始すれば、車両の現在位置から目標位置までの目標軌道
を認識して、所望の駐車スペースに対して駐車を行うこ
とができる。
による駐車開始の指示を検出した場合に、駐車開始の指
示を検出したときの車両位置に対して、所定の関係とな
る位置を目標位置として設定しておき、さらに、現在の
車両位置と目標位置との相対的な位置関係を演算してお
き、車両の後退操作が開始された場合に、車両の現在位
置と目標位置との位置関係に基づいて、車両の目標軌道
を演算して案内するので、車両の現在位置から目標位置
までの目標軌道を視認したドライバは、車両が目標軌道
上を後退するように運転操作することができる。特に、
駐車動作中に進行方向前方に障害物が存在している場合
でも、その障害物を避けたうえで、車両の後退操作を開
始すれば、車両の現在位置から目標位置までの目標軌道
を認識して、所望の駐車スペースに対して駐車を行うこ
とができる。
【0016】また、請求項2記載の本発明によれば、車
両から障害物までの距離を計測して得られた測距データ
のうち予め定められた移動距離分の測距データを記憶し
ておき、また、この記憶されている距離データ列に基づ
いて、駐車開始の指示を検出した時点から最も近くの空
間を車両の駐車場所として決定しておき、さらに、駐車
開始時の車体方向に対する駐車時の車体方向を決定して
おき、記憶された測距データ列と、決定された駐車場所
と、駐車時の車体方向に基づいて、目標駐車位置を設定
することで、より正確な目標駐車位置を設定することが
可能になる。
両から障害物までの距離を計測して得られた測距データ
のうち予め定められた移動距離分の測距データを記憶し
ておき、また、この記憶されている距離データ列に基づ
いて、駐車開始の指示を検出した時点から最も近くの空
間を車両の駐車場所として決定しておき、さらに、駐車
開始時の車体方向に対する駐車時の車体方向を決定して
おき、記憶された測距データ列と、決定された駐車場所
と、駐車時の車体方向に基づいて、目標駐車位置を設定
することで、より正確な目標駐車位置を設定することが
可能になる。
【0017】また、請求項3記載の本発明によれば、並
列後退駐車か縦列駐車かを識別しておき、この識別結果
に応じた目標駐車位置を設定する並列後退駐車または縦
列駐車に応じた適切な目標駐車位置を設定することが可
能になる。
列後退駐車か縦列駐車かを識別しておき、この識別結果
に応じた目標駐車位置を設定する並列後退駐車または縦
列駐車に応じた適切な目標駐車位置を設定することが可
能になる。
【0018】また、請求項4記載の本発明によれば、並
列後退駐車か縦列駐車かをスイッチにより選択するの
で、ドライバの意志に沿った的確な目標駐車位置を簡単
に設定することができる。
列後退駐車か縦列駐車かをスイッチにより選択するの
で、ドライバの意志に沿った的確な目標駐車位置を簡単
に設定することができる。
【0019】また、請求項5記載の本発明によれば、障
害物までの距離データのうち予め定められた移動距離分
の測距データを記憶しておき、記憶されている距離デー
タ列のパターンに基づいて、自車両の周囲に駐車してい
る車両が自車両の移動方向に対してどの向きに駐車され
ているかを判断するようにして並列後退駐車か縦列駐車
かを識別するので、的確な目標駐車位置を設定すること
ができ、同時に、ドライバによる並列後退駐車か縦列駐
車の入力を必要としないので、操作負荷の低減を図るこ
とができる。
害物までの距離データのうち予め定められた移動距離分
の測距データを記憶しておき、記憶されている距離デー
タ列のパターンに基づいて、自車両の周囲に駐車してい
る車両が自車両の移動方向に対してどの向きに駐車され
ているかを判断するようにして並列後退駐車か縦列駐車
かを識別するので、的確な目標駐車位置を設定すること
ができ、同時に、ドライバによる並列後退駐車か縦列駐
車の入力を必要としないので、操作負荷の低減を図るこ
とができる。
【0020】また、請求項6記載の本発明によれば、ナ
ビゲーション装置から得られる位置情報または施設情報
に基づいて、並列後退駐車と縦列駐車を識別すること
で、的確な目標駐車位置を設定することができ、同時
に、ドライバによる並列後退駐車か縦列駐車の入力を必
要としないので、操作負荷の低減を図ることができる。
ビゲーション装置から得られる位置情報または施設情報
に基づいて、並列後退駐車と縦列駐車を識別すること
で、的確な目標駐車位置を設定することができ、同時
に、ドライバによる並列後退駐車か縦列駐車の入力を必
要としないので、操作負荷の低減を図ることができる。
【0021】また、請求項7記載の本発明によれば、車
両から所定距離範囲の過去の車両軌跡を記憶しておき、
過去の車両軌跡に応じて目標駐車位置と駐車時の車体方
向を補正することで、過去の車両軌跡を利用してより正
確にドライバを誘導することが可能になる。
両から所定距離範囲の過去の車両軌跡を記憶しておき、
過去の車両軌跡に応じて目標駐車位置と駐車時の車体方
向を補正することで、過去の車両軌跡を利用してより正
確にドライバを誘導することが可能になる。
【0022】また、請求項8記載の本発明によれば、目
標位置に対する車両の相対位置に基づいて、目標軌道か
らの乖離度合を算出し、この乖離度合により目標軌道の
再計算が必要かどうかを判断しておき、目標軌道の再計
算が必要と判断したときに、再度、軌道計算すること
で、後退時に、ドライバの運転操作により車両位置が目
標軌道から外れた場合でも、目標軌道を再計算すること
ができる。特に、障害物の出現などによりドライバが回
避操作を行ったために、目標軌道から外れても、新たな
目標軌道を表示して誘導することが可能になり、より正
確にドライバを誘導することが可能になる。
標位置に対する車両の相対位置に基づいて、目標軌道か
らの乖離度合を算出し、この乖離度合により目標軌道の
再計算が必要かどうかを判断しておき、目標軌道の再計
算が必要と判断したときに、再度、軌道計算すること
で、後退時に、ドライバの運転操作により車両位置が目
標軌道から外れた場合でも、目標軌道を再計算すること
ができる。特に、障害物の出現などによりドライバが回
避操作を行ったために、目標軌道から外れても、新たな
目標軌道を表示して誘導することが可能になり、より正
確にドライバを誘導することが可能になる。
【0023】また、請求項9記載の本発明によれば、前
記位置は、自車両の後輪車軸の中点を基準点として用い
ることで、目標軌道の計算が容易になる。
記位置は、自車両の後輪車軸の中点を基準点として用い
ることで、目標軌道の計算が容易になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る駐車支援装置11を示す図であ
る。
1の実施の形態に係る駐車支援装置11を示す図であ
る。
【0026】まず、図1に示す駐車支援装置11の構成
について説明する。
について説明する。
【0027】駐車動作開始SW13は、ドライバが駐車
場所に対して予め決められた位置まで車両を移動した時
点で、ドライバにより操作されるスイッチである。
場所に対して予め決められた位置まで車両を移動した時
点で、ドライバにより操作されるスイッチである。
【0028】シフトレバー検出SW15は、ドライバに
より操作されるシフトレバーの位置を検出するためのス
イッチであり、特に、シフトレバーが後退位置にあるか
検出する。
より操作されるシフトレバーの位置を検出するためのス
イッチであり、特に、シフトレバーが後退位置にあるか
検出する。
【0029】駐車方法選択SW17は、後退並列駐車を
行うのか、縦列駐車を行うのかを選択するために、ドラ
イバにより操作されるスイッチである。
行うのか、縦列駐車を行うのかを選択するために、ドラ
イバにより操作されるスイッチである。
【0030】駐車場所選択SW19は、車両進行方向に
対して左側と右側のどちら側に駐車するのかを選択する
ために、ドライバにより操作されるスイッチである。
対して左側と右側のどちら側に駐車するのかを選択する
ために、ドライバにより操作されるスイッチである。
【0031】車速センサ21は、例えば車輪の回転軸に
設けられた磁気式や光式のエンコーダからなり、車両の
走行速度を検出する。
設けられた磁気式や光式のエンコーダからなり、車両の
走行速度を検出する。
【0032】操舵角センサ23は、ドライバにより操作
されるステアリングの中立点、操舵角、操舵方向を検出
し、所定のギヤ比を乗じて操舵輪の向いている角度に換
算する。
されるステアリングの中立点、操舵角、操舵方向を検出
し、所定のギヤ比を乗じて操舵輪の向いている角度に換
算する。
【0033】カメラ25は、車両の後方に設けられたカ
メラであり、車両後退時の車両後方の風景を撮影して画
像を出力する。
メラであり、車両後退時の車両後方の風景を撮影して画
像を出力する。
【0034】モニタ27は、例えばナビゲーション装置
等で使われているモニタを用い、ドライバにより駐車動
作開始SW13が操作された時点で、後方撮影に用いる
カメラからの画像を映し出し、コントロールユニット2
9が算出した目標軌道の画像を重畳表示することで、車
両が後退しながら駐車する際の参考画像をドライバに提
示するものである。
等で使われているモニタを用い、ドライバにより駐車動
作開始SW13が操作された時点で、後方撮影に用いる
カメラからの画像を映し出し、コントロールユニット2
9が算出した目標軌道の画像を重畳表示することで、車
両が後退しながら駐車する際の参考画像をドライバに提
示するものである。
【0035】コントロールユニット29は、CPU、R
OM、RAM、インターフェイス回路(図示しない)な
どからなり、ROMに記憶されている制御プログラムに
従って、装置全体の制御処理を実行し、後述する駐車方
向決定機能、目標駐車位置設定機能、相対位置算出機
能、目標軌道算出機能などを提供する。
OM、RAM、インターフェイス回路(図示しない)な
どからなり、ROMに記憶されている制御プログラムに
従って、装置全体の制御処理を実行し、後述する駐車方
向決定機能、目標駐車位置設定機能、相対位置算出機
能、目標軌道算出機能などを提供する。
【0036】次に、図2〜図5を参照して、並列後退駐
車を一例にとって駐車方向の決定から目標軌道の生成ま
での過程を説明する。
車を一例にとって駐車方向の決定から目標軌道の生成ま
での過程を説明する。
【0037】(1)図2を参照して、駐車方向決定機能
について説明する。
について説明する。
【0038】駐車方向決定機能は、ドライバが駐車動作
開始SW13を操作した時点で、自車両の左右どちら側
に、縦列駐車と並列後退駐車のどちらの方法で、駐車時
の車両の方向を決定する機能である。
開始SW13を操作した時点で、自車両の左右どちら側
に、縦列駐車と並列後退駐車のどちらの方法で、駐車時
の車両の方向を決定する機能である。
【0039】図2は、並列後退駐車を行う場合におい
て、ドライバが駐車動作開始SW13を操作する際に、
駐車場所に対してドライバが車両31を停車させるべき
位置Sを示したものである。
て、ドライバが駐車動作開始SW13を操作する際に、
駐車場所に対してドライバが車両31を停車させるべき
位置Sを示したものである。
【0040】ドライバは、駐車スペースに対してほぼ垂
直な向きになるように自車両31を進行させて、駐車し
たい場所の空間の中心軸A−c’上に、ドライバ33自
身が来るような位置で停車する。
直な向きになるように自車両31を進行させて、駐車し
たい場所の空間の中心軸A−c’上に、ドライバ33自
身が来るような位置で停車する。
【0041】この時、ドライバは駐車方法選択SW5に
より並列後退駐車を選択し、駐車場所選択SW6により
自車両進行方向左側を選択するので、駐車方向決定機能
はSで示された斜線部分付近に、図2に示す上方向を向
いて駐車すると判断する。
より並列後退駐車を選択し、駐車場所選択SW6により
自車両進行方向左側を選択するので、駐車方向決定機能
はSで示された斜線部分付近に、図2に示す上方向を向
いて駐車すると判断する。
【0042】縦列駐車の場合は、図6に示すように、ド
ライバは車両31の後端が駐車スペースS内に入った位
置で車両を停止させ、同様のSW選択を行うことで、駐
車方向決定機能は、Sで示された車線部分付近に、図2
に示す左方向を向いて駐車すると判断する。
ライバは車両31の後端が駐車スペースS内に入った位
置で車両を停止させ、同様のSW選択を行うことで、駐
車方向決定機能は、Sで示された車線部分付近に、図2
に示す左方向を向いて駐車すると判断する。
【0043】(2)図3を参照して、目標駐車位置設定
機能について説明する。
機能について説明する。
【0044】目標駐車位置設定機能は、予め定められた
車体上の基準点(ここでは、後輪車軸中心)の、駐車終
了時の目標とする位置を、駐車方向決定機能を参考に、
ドライバが駐車場所に対して予め決められた位置まで車
両を運転していったと仮定して与える。
車体上の基準点(ここでは、後輪車軸中心)の、駐車終
了時の目標とする位置を、駐車方向決定機能を参考に、
ドライバが駐車場所に対して予め決められた位置まで車
両を運転していったと仮定して与える。
【0045】図2で説明した位置に停車したところで、
ドライバは駐車動作開始SW13を操作して、これから
駐車操作を開始することを意思表示する。すると、目標
駐車位置設定機能は、ドライバが駐車動作開始SW13
を操作した時点での後輪車軸中心の座標を原点0とした
ときの、予め決められた位置関係であるB点の座標を設
定する。B点の座標(xB,yB)は、 (xB,yB)=(−h2−h3−h4,h1) (1) で与えられる。ここで、h1は運転席と後輪車軸の距
離、h2は車体幅の1/2、h3は車体側面と駐車スペー
スとの間隔(例えば、1m程度と想定しておく)、h4
は車体前輪から後輪車軸までの距離である。
ドライバは駐車動作開始SW13を操作して、これから
駐車操作を開始することを意思表示する。すると、目標
駐車位置設定機能は、ドライバが駐車動作開始SW13
を操作した時点での後輪車軸中心の座標を原点0とした
ときの、予め決められた位置関係であるB点の座標を設
定する。B点の座標(xB,yB)は、 (xB,yB)=(−h2−h3−h4,h1) (1) で与えられる。ここで、h1は運転席と後輪車軸の距
離、h2は車体幅の1/2、h3は車体側面と駐車スペー
スとの間隔(例えば、1m程度と想定しておく)、h4
は車体前輪から後輪車軸までの距離である。
【0046】縦列駐車の場合は、例えば図7に示すよう
に、B点の座標(xB,yB)は、 (xB,yB)=(−2h2−h3,0) (2) とする。
に、B点の座標(xB,yB)は、 (xB,yB)=(−2h2−h3,0) (2) とする。
【0047】(3)図4を参照して、相対位置算出機能
について説明する。
について説明する。
【0048】相対位置算出機能は、例えば、車速センサ
21からの車速と、操舵角センサ23からの操舵角を用
いて、駐車動作開始SW13が操作された時点からの車
両の運動を算出し、駐車動作開始SW13を操作した後
の車両上の基準点の座標の変化と、車体方向の変化を計
算する。
21からの車速と、操舵角センサ23からの操舵角を用
いて、駐車動作開始SW13が操作された時点からの車
両の運動を算出し、駐車動作開始SW13を操作した後
の車両上の基準点の座標の変化と、車体方向の変化を計
算する。
【0049】座標系は後輪車軸中心Dを原点とし、車体
軸前方をx軸、前方右側をy軸とするような車体座標系
でもよく、ドライバは駐車動作開始SW13を操作した
時点での車体上の基準点Dの位置を原点とする地上座標
系でもよい。
軸前方をx軸、前方右側をy軸とするような車体座標系
でもよく、ドライバは駐車動作開始SW13を操作した
時点での車体上の基準点Dの位置を原点とする地上座標
系でもよい。
【0050】ドライバは、後退並列駐車が容易な位置で
ある、図4に示す後輪車軸中心の座標がD(xD,
yD)、車体の向きがx軸に対してθdの位置へと車両3
1を移動する。ここでは、先に決めた原点0を地上座標
系での原点とする。D点の座標(x,y)と、車体の向
きθは、運動方程式(3)
ある、図4に示す後輪車軸中心の座標がD(xD,
yD)、車体の向きがx軸に対してθdの位置へと車両3
1を移動する。ここでは、先に決めた原点0を地上座標
系での原点とする。D点の座標(x,y)と、車体の向
きθは、運動方程式(3)
【数1】 を時々刻々と解いていくことで算出可能である。ここ
で、Lwbは車両のホイールベース、θは操舵角センサ2
3から得られる前輪の切り角である。
で、Lwbは車両のホイールベース、θは操舵角センサ2
3から得られる前輪の切り角である。
【0051】(4)図5を参照して、目標軌道算出機能
について説明する。
について説明する。
【0052】目標軌道算出機能は、ドライバにより駐車
動作開始SW13が操作された時点から、時々刻々と変
化する相対的な位置関係と方向関係を用いて、予め定め
られた評価関数を最小(最大)にするように軌道を算出
する。
動作開始SW13が操作された時点から、時々刻々と変
化する相対的な位置関係と方向関係を用いて、予め定め
られた評価関数を最小(最大)にするように軌道を算出
する。
【0053】詳しくは、目標軌道算出機能は、上述した
運動方程式(3)に現れた状態量x,y,θが運動方程
式(3)や拘束条件(例えば、最大操舵角、車速の範囲
等)を満たしながら、初期状態(現在位置での状態)
(xd,yd,θd)から終端状態(駐車終了時の状態)
(xb,yb,0)へと、ある決められた条件に基づいて
軌道を算出する。
運動方程式(3)に現れた状態量x,y,θが運動方程
式(3)や拘束条件(例えば、最大操舵角、車速の範囲
等)を満たしながら、初期状態(現在位置での状態)
(xd,yd,θd)から終端状態(駐車終了時の状態)
(xb,yb,0)へと、ある決められた条件に基づいて
軌道を算出する。
【0054】図5に示すように、後退並列駐車であれ
ば、 直線(Line1)+最小回転半径の円弧(Arc1)+直線
(Line2) という軌道が考えられる。
ば、 直線(Line1)+最小回転半径の円弧(Arc1)+直線
(Line2) という軌道が考えられる。
【0055】また、図9に示すように、縦列駐車であれ
ば、 直線(Line1)+最小回転半径の円弧(Arc1)+直線
(Line2) とい軌道が考えられる。これらの軌道は、幾何学的な関
係から容易に算出することができる。
ば、 直線(Line1)+最小回転半径の円弧(Arc1)+直線
(Line2) とい軌道が考えられる。これらの軌道は、幾何学的な関
係から容易に算出することができる。
【0056】次に、以上の機能の処理の流れを図10に
示すゼネラルフローチャート、及び、図11〜図14の
サブルーチンを用いて詳細に説明する。
示すゼネラルフローチャート、及び、図11〜図14の
サブルーチンを用いて詳細に説明する。
【0057】まず、図10において、ステップS100
では、ドライバにより駐車動作開始SW13が操作され
ON状態になったかどうかを調べる。駐車動作開始SW
13が操作されていればステップS110へ進み、操作
されていなければ、本処理から抜ける。
では、ドライバにより駐車動作開始SW13が操作され
ON状態になったかどうかを調べる。駐車動作開始SW
13が操作されていればステップS110へ進み、操作
されていなければ、本処理から抜ける。
【0058】ステップS110では、駐車動作開始SW
13が操作されON状態になったので、駐車動作開始フ
ラグがセットされているかどうかを調べる。セットされ
ていればステップS200へ、セットされていなければ
ステップS120へ進む。
13が操作されON状態になったので、駐車動作開始フ
ラグがセットされているかどうかを調べる。セットされ
ていればステップS200へ、セットされていなければ
ステップS120へ進む。
【0059】ステップS120では、駐車動作開始フラ
グがセットされていないので、駐車動作開始フラグをセ
ットする。
グがセットされていないので、駐車動作開始フラグをセ
ットする。
【0060】ステップS200では、車速センサ21、
操舵角センサ23からのセンサ信号を読み込む。ここ
で、図11に示すフローチャートを参照して、ステップ
S200におけるセンサ信号の読み込み処理の詳細な流
れを説明する。
操舵角センサ23からのセンサ信号を読み込む。ここ
で、図11に示すフローチャートを参照して、ステップ
S200におけるセンサ信号の読み込み処理の詳細な流
れを説明する。
【0061】ステップS210では、車速センサ21か
ら車速を読み込む。一般に、車速は車輪の回転に伴って
例えばエンコーダが発生するパルス信号の時間間隔を計
測し、その逆数に、適当なゲインを乗じることで求めら
れる。
ら車速を読み込む。一般に、車速は車輪の回転に伴って
例えばエンコーダが発生するパルス信号の時間間隔を計
測し、その逆数に、適当なゲインを乗じることで求めら
れる。
【0062】ステップS220では、操舵角センサ23
からのセンサ信号を読み込み、ステアリングの操作量で
ある操舵角を算出する。これは、ステアリング部に設け
られたエンコーダが発生するパルス信号を計数すること
で求められる。
からのセンサ信号を読み込み、ステアリングの操作量で
ある操舵角を算出する。これは、ステアリング部に設け
られたエンコーダが発生するパルス信号を計数すること
で求められる。
【0063】ステップS230では、ステップS220
で求められた操舵角に、ステアリング部のギヤ比G1を
乗じることで、前輪舵角を算出する。そして、ゼネラル
フローに復帰し、ステップS290に進む。
で求められた操舵角に、ステアリング部のギヤ比G1を
乗じることで、前輪舵角を算出する。そして、ゼネラル
フローに復帰し、ステップS290に進む。
【0064】ステップS290では、目標駐車位置設定
フラグがセットされているか調べる。セットされていれ
ばステップS500へ、セットされていなければステッ
プS300へ進む。
フラグがセットされているか調べる。セットされていれ
ばステップS500へ、セットされていなければステッ
プS300へ進む。
【0065】ステップS300では、目標駐車位置設定
フラグがセットされていないので、駐車動作開始フラグ
がセットされた時点での後輪車軸中点を原点として、目
標駐車位置を算出して設定する。ここで、図12に示す
フローチャートを参照して、ステップS300における
目標駐車位置設定処理の詳細な流れを説明する。
フラグがセットされていないので、駐車動作開始フラグ
がセットされた時点での後輪車軸中点を原点として、目
標駐車位置を算出して設定する。ここで、図12に示す
フローチャートを参照して、ステップS300における
目標駐車位置設定処理の詳細な流れを説明する。
【0066】ステップS310では、駐車方法選択SW
17が、並列後退駐車と縦列駐車のどちら側が選択され
ているかを調べる。並列後退駐車側が選択されていれば
ステップS315へ進み、縦列駐車側が選択されていれ
ばステップS320へ進む。
17が、並列後退駐車と縦列駐車のどちら側が選択され
ているかを調べる。並列後退駐車側が選択されていれば
ステップS315へ進み、縦列駐車側が選択されていれ
ばステップS320へ進む。
【0067】ステップS315では、並列後退駐車が選
択されたので、フラグflg_p1をセットする。
択されたので、フラグflg_p1をセットする。
【0068】ステップS320では、縦列駐車が選択さ
れたので、フラグflg_p1をリセットする。
れたので、フラグflg_p1をリセットする。
【0069】ステップS325では、駐車場所選択SW
が、左右のどちら側が選択されているかを調べる。左側
が選択されていればステップS330へ進み、右側が選
択されていればステップS335へと進む。
が、左右のどちら側が選択されているかを調べる。左側
が選択されていればステップS330へ進み、右側が選
択されていればステップS335へと進む。
【0070】ステップS330では、左側が選択された
ので、フラグflg_p2をセットする。一方、ステップS3
35では、右側が選択されたので、フラグflg_p2をリセ
ットする。
ので、フラグflg_p2をセットする。一方、ステップS3
35では、右側が選択されたので、フラグflg_p2をリセ
ットする。
【0071】ステップS340,S345,S360で
は、フラグflg_p1とフラグflg_p2の状態を調べ、フラグ
状態に応じてステップS350,S355,S365,
S370へと進む。すなわち、右側の並列後退駐車を選
択していればステップS350へ、左側の並列後退駐車
を選択していればステップS355へ、左側の縦列駐車
を選択していればステップS365へ、右側の縦列駐車
を選択していればステップS370へと進む。
は、フラグflg_p1とフラグflg_p2の状態を調べ、フラグ
状態に応じてステップS350,S355,S365,
S370へと進む。すなわち、右側の並列後退駐車を選
択していればステップS350へ、左側の並列後退駐車
を選択していればステップS355へ、左側の縦列駐車
を選択していればステップS365へ、右側の縦列駐車
を選択していればステップS370へと進む。
【0072】そこで、ステップS350では、右側の並
列後退駐車が選択されているので、目標とする後輪車軸
中点の座標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθb
は、 xb=h2+h3+h4 yb=h1 θb=π (4) で与えられる。
列後退駐車が選択されているので、目標とする後輪車軸
中点の座標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθb
は、 xb=h2+h3+h4 yb=h1 θb=π (4) で与えられる。
【0073】ステップS355では、左側の並列後退駐
車が選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座
標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 で与えられる。
車が選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座
標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 で与えられる。
【0074】ステップS365では、左側の縦列駐車が
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=−2h2−h3 yb=0 θb=π/2 (6) で与えられる。
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=−2h2−h3 yb=0 θb=π/2 (6) で与えられる。
【0075】ステップS370では、右側の縦列駐車が
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=2h2+h3 yb=0 θb=π/2 (7) で与えられる。そして、ゼネラルフローに復帰し、ステ
ップS400に進む。
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=2h2+h3 yb=0 θb=π/2 (7) で与えられる。そして、ゼネラルフローに復帰し、ステ
ップS400に進む。
【0076】図10に戻り、ステップS400では、目
標駐車位置設定フラグをセットする。
標駐車位置設定フラグをセットする。
【0077】ステップS500では、駐車動作開始フラ
グがセットされた時点での後輪車軸中点を原点として、
車両の運動に従い、車両の位置座標(x,y)、車両の
方向θを算出する。ここで、図16に示すフローチャー
トを参照して、ステップS500における相対位置算出
処理の詳細な流れを説明する。
グがセットされた時点での後輪車軸中点を原点として、
車両の運動に従い、車両の位置座標(x,y)、車両の
方向θを算出する。ここで、図16に示すフローチャー
トを参照して、ステップS500における相対位置算出
処理の詳細な流れを説明する。
【0078】ステップS505では、相対位置座標、車
体方向を算出する際の初期化が前もって行われているか
どうかを車両位置初期化フラグを調べて判断する。初期
化フラグがセットされていれば、既に初期化を行ってい
るので、ステップS540へ進み、初期化フラグがリセ
ットされていればステップS510へ進む。
体方向を算出する際の初期化が前もって行われているか
どうかを車両位置初期化フラグを調べて判断する。初期
化フラグがセットされていれば、既に初期化を行ってい
るので、ステップS540へ進み、初期化フラグがリセ
ットされていればステップS510へ進む。
【0079】ステップS510では、初期化が前もって
行われていないので、車両位置初期化フラグをセットす
る。
行われていないので、車両位置初期化フラグをセットす
る。
【0080】ステップS515では、車体向きをθ1=
π/2にセットして初期化する。
π/2にセットして初期化する。
【0081】ステップS520では、後輪車軸中点のx
座標をx1=0にセットして初期化する。
座標をx1=0にセットして初期化する。
【0082】ステップS530では、後輪車軸中点のy
座標をy1=0にセットして初期化する。
座標をy1=0にセットして初期化する。
【0083】ステップS540では、Tsをサンプリン
グ時間とし、1サンプル前の車体向きθ1と、その周期
で計測した車速V、前輪舵角φとから、車体向きθ2を
求める。式(8)は式(3)の微分方程式をサンプリング時間
Tsを使って差分方程式に離散化することで求められ
る。
グ時間とし、1サンプル前の車体向きθ1と、その周期
で計測した車速V、前輪舵角φとから、車体向きθ2を
求める。式(8)は式(3)の微分方程式をサンプリング時間
Tsを使って差分方程式に離散化することで求められ
る。
【0084】
【数2】 ステップS550では、Tsをサンプリング時間とし
て、1サンプル前の後輪車軸中点のx座標x1と、車体
向きθ1と、その周期で計測した車速Vとから、後輪車
軸中点のx座標x2を求める。式(9)は式(3)の微分方程
式をサンプリング時間Tsを使って差分方程式に離散化
することで求められる。
て、1サンプル前の後輪車軸中点のx座標x1と、車体
向きθ1と、その周期で計測した車速Vとから、後輪車
軸中点のx座標x2を求める。式(9)は式(3)の微分方程
式をサンプリング時間Tsを使って差分方程式に離散化
することで求められる。
【0085】 x2=Ts・Vcosφ+x1 (9 ) ステップS560では、Tsをサンプリング時間とし、
1サンプル前の後輪車軸中点のy座標y1と、車体向き
θ1と、その周期で計測した車速Vとから、後輪車軸中
点のy座標y2を求める。式(10)は式(3)の微分方程式を
サンプリング時間Tsを使って差分方程式に離散化する
ことで求められる。
1サンプル前の後輪車軸中点のy座標y1と、車体向き
θ1と、その周期で計測した車速Vとから、後輪車軸中
点のy座標y2を求める。式(10)は式(3)の微分方程式を
サンプリング時間Tsを使って差分方程式に離散化する
ことで求められる。
【0086】 ステップS570では、θ1=θ2として、ステップS5
40で求めた新たな車体の向きを、このサンプルでの車
体の向きとする。
40で求めた新たな車体の向きを、このサンプルでの車
体の向きとする。
【0087】ステップS580では、x1=x2として、
ステップS550で求めた新たな後輪車軸中点のx座標
を、このサンプルでの車体の向きとする。
ステップS550で求めた新たな後輪車軸中点のx座標
を、このサンプルでの車体の向きとする。
【0088】ステップS590では、y1=y2として、
ステップS560で求めた新たな後輪車軸中点のy座標
を、このサンプルでの車体の向きとする。そして、ゼネ
ラルフローに復帰し、ステップS600に進む。
ステップS560で求めた新たな後輪車軸中点のy座標
を、このサンプルでの車体の向きとする。そして、ゼネ
ラルフローに復帰し、ステップS600に進む。
【0089】ステップS600では、シフトレバー検出
SW15により、ドライバによりシフトレバーが後退位
置に選択されたかどうかを判断する。シフトレバーが後
退位置を選択されたらステップS700に進み、シフト
レバーが後退位置を選択されていないときには本処理か
ら抜ける。
SW15により、ドライバによりシフトレバーが後退位
置に選択されたかどうかを判断する。シフトレバーが後
退位置を選択されたらステップS700に進み、シフト
レバーが後退位置を選択されていないときには本処理か
ら抜ける。
【0090】ステップS700では、シフトレバーが後
退を選択されたので、シフトレバーが後退位置に入れら
れた時点の車両位置から、ステップS300で設定した
目標駐車位置へ到る目標軌道を算出する。ここで、図1
7に示すフローチャートを参照して、ステップS700
における目標軌道算出処理の詳細な流れを説明する。
退を選択されたので、シフトレバーが後退位置に入れら
れた時点の車両位置から、ステップS300で設定した
目標駐車位置へ到る目標軌道を算出する。ここで、図1
7に示すフローチャートを参照して、ステップS700
における目標軌道算出処理の詳細な流れを説明する。
【0091】ここでは、目標軌道は図5,図9で示した
ように、並列後退駐車、縦列駐車ともに、直線と最小回
転半径の組み合わせで与えるものとする。
ように、並列後退駐車、縦列駐車ともに、直線と最小回
転半径の組み合わせで与えるものとする。
【0092】そこで、ステップS710では、フラグfl
g_p1がセットされているかを調べる。セットされている
場合、すなわち並列後退駐車が選択されているならばス
テップS715へ進み、リセットされている場合、すな
わち縦列駐車が選択されているならばステップS745
へ進む。
g_p1がセットされているかを調べる。セットされている
場合、すなわち並列後退駐車が選択されているならばス
テップS715へ進み、リセットされている場合、すな
わち縦列駐車が選択されているならばステップS745
へ進む。
【0093】ステップS715では、図5における目標
軌道の一部である直線Line1の方程式を算出する。この
直線は、シフトレバーが後退位置にシフトした時点での
車体軸と一致している。
軌道の一部である直線Line1の方程式を算出する。この
直線は、シフトレバーが後退位置にシフトした時点での
車体軸と一致している。
【0094】ステップS720では、図5における目標
軌道の一部である直線Line2の方程式を算出する。この
直線は、駐車が完了した時点での車体軸と一致してい
る。
軌道の一部である直線Line2の方程式を算出する。この
直線は、駐車が完了した時点での車体軸と一致してい
る。
【0095】ステップS725では、図5における目標
軌道の一部である円弧Arc1の方程式を算出する。この
円弧は、最大前輪舵角で決まる後輪車軸中点の最小半径
に等しい半径を有し、Line1,Line2の両直線に接する
ものである。
軌道の一部である円弧Arc1の方程式を算出する。この
円弧は、最大前輪舵角で決まる後輪車軸中点の最小半径
に等しい半径を有し、Line1,Line2の両直線に接する
ものである。
【0096】ステップS730では、直線Line1と円弧
Arc1の接点の座標を算出する。
Arc1の接点の座標を算出する。
【0097】ステップS735では、直線Line2と円弧
Arc1の接点の座標を算出する。
Arc1の接点の座標を算出する。
【0098】ステップS740では、得られた直線と円
弧から、表示用のデータを作成する。ここでは、円弧を
予め定められたN個数の直線で近似し、N+2個の線分
を表す座標群で与えることとする。そして、ゼネラルフ
ローに復帰し、ステップS600に進む。
弧から、表示用のデータを作成する。ここでは、円弧を
予め定められたN個数の直線で近似し、N+2個の線分
を表す座標群で与えることとする。そして、ゼネラルフ
ローに復帰し、ステップS600に進む。
【0099】一方、ステップS745では、図9におけ
る目標軌道の一部である直線Line1の方程式を算出す
る。この直線は、シフトレバーが後退位置にシフトした
時点での車体軸cと一致している。
る目標軌道の一部である直線Line1の方程式を算出す
る。この直線は、シフトレバーが後退位置にシフトした
時点での車体軸cと一致している。
【0100】ステップS750では、図9における目標
軌道の一部である円弧Arc1の方程式を算出する。この
円弧は、駐車が完了した目標駐車位置において、目標駐
車位置における車体向きを示す軸線c’に接し、目標駐
車位置からcとc’との中線と交わる位置までの部分で
構成される。
軌道の一部である円弧Arc1の方程式を算出する。この
円弧は、駐車が完了した目標駐車位置において、目標駐
車位置における車体向きを示す軸線c’に接し、目標駐
車位置からcとc’との中線と交わる位置までの部分で
構成される。
【0101】ステップS755では、図9における目標
軌道の一部である円弧Arc2の方程式を算出する。この
円弧は、軸線cに接し、かつ、円弧Arc1に接する。ス
テップS760では、直線Line1と円弧Arc1の接点の
座標を算出する。ステップS765では、円弧Arc1と
円弧Arc2の接点の座標を算出する。ステップS770
では、得られた直線と円弧から、モニタ27に表示する
ための表示データを作成する。ここでは、円弧を予め定
められたN個数の直線で近似し、2N+1個の線分を表
す座標群で与えることとする。そして、図10に示すゼ
ネラルフローに復帰し、ステップS800に進む。
軌道の一部である円弧Arc2の方程式を算出する。この
円弧は、軸線cに接し、かつ、円弧Arc1に接する。ス
テップS760では、直線Line1と円弧Arc1の接点の
座標を算出する。ステップS765では、円弧Arc1と
円弧Arc2の接点の座標を算出する。ステップS770
では、得られた直線と円弧から、モニタ27に表示する
ための表示データを作成する。ここでは、円弧を予め定
められたN個数の直線で近似し、2N+1個の線分を表
す座標群で与えることとする。そして、図10に示すゼ
ネラルフローに復帰し、ステップS800に進む。
【0102】ステップS800では、目標軌道算出フラ
グをセットする。ステップS900では、目標軌道座標
をモニタ27に表示するために、目標軌道座標を表示系
の予め定められたフォーマットに変換して目標軌道画像
を生成する。
グをセットする。ステップS900では、目標軌道座標
をモニタ27に表示するために、目標軌道座標を表示系
の予め定められたフォーマットに変換して目標軌道画像
を生成する。
【0103】ステップS950では、車両後部に設けら
れたカメラ25から出力された現在のカメラ画像と、ス
テップ900で生成された目標軌道画像を重ねてモニタ
27に表示して、ドライバに提示する。
れたカメラ25から出力された現在のカメラ画像と、ス
テップ900で生成された目標軌道画像を重ねてモニタ
27に表示して、ドライバに提示する。
【0104】ステップS1000では、駐車動作開始フ
ラグ、目標駐車位置設定フラグ、目標軌道算出フラグ等
の本処理に係るフラグをリセットし、本処理から抜け
る。
ラグ、目標駐車位置設定フラグ、目標軌道算出フラグ等
の本処理に係るフラグをリセットし、本処理から抜け
る。
【0105】このように、ドライバによる駐車開始の指
示を検出した場合に、駐車開始の指示を検出したときの
車両位置に対して、所定の関係となる位置を目標位置と
して設定しておき、さらに、現在の車両位置と目標位置
との相対的な位置関係を演算しておき、車両の後退操作
が開始された場合に、車両の現在位置と目標位置との位
置関係に基づいて、車両の目標軌道を演算して表示する
ので、車両の現在位置から目標位置までの目標軌道を視
認したドライバは、車両が目標軌道上を後退するように
運転操作することができる。特に、駐車動作中に進行方
向前方に障害物が存在している場合でも、その障害物を
避けたうえで、車両の後退操作を開始すれば、車両の現
在位置から目標位置までの目標軌道を視認して、所望の
駐車スペースに対して駐車を行うことができる。
示を検出した場合に、駐車開始の指示を検出したときの
車両位置に対して、所定の関係となる位置を目標位置と
して設定しておき、さらに、現在の車両位置と目標位置
との相対的な位置関係を演算しておき、車両の後退操作
が開始された場合に、車両の現在位置と目標位置との位
置関係に基づいて、車両の目標軌道を演算して表示する
ので、車両の現在位置から目標位置までの目標軌道を視
認したドライバは、車両が目標軌道上を後退するように
運転操作することができる。特に、駐車動作中に進行方
向前方に障害物が存在している場合でも、その障害物を
避けたうえで、車両の後退操作を開始すれば、車両の現
在位置から目標位置までの目標軌道を視認して、所望の
駐車スペースに対して駐車を行うことができる。
【0106】また、並列後退駐車か縦列駐車かを識別し
ておき、この識別結果に応じた目標駐車位置を設定する
並列後退駐車または縦列駐車に応じた適切な目標駐車位
置を設定することが可能になる。
ておき、この識別結果に応じた目標駐車位置を設定する
並列後退駐車または縦列駐車に応じた適切な目標駐車位
置を設定することが可能になる。
【0107】さらに、並列後退駐車か縦列駐車かをスイ
ッチにより選択するので、ドライバの意志に沿った的確
な目標駐車位置を簡単に設定することができる。
ッチにより選択するので、ドライバの意志に沿った的確
な目標駐車位置を簡単に設定することができる。
【0108】また、自車両の後輪車軸の中点を基準点の
位置として用いることで、目標軌道の計算が容易にな
る。
位置として用いることで、目標軌道の計算が容易にな
る。
【0109】(第2の実施の形態)図15は、本発明の
第2の実施の形態に係る駐車支援装置51を示す図であ
る。
第2の実施の形態に係る駐車支援装置51を示す図であ
る。
【0110】まず、図15に示す駐車支援装置51の構
成について説明する。なお、本実施の形態における各構
成要素のうち、図1に示す各構成要素と同一のものは、
その細な説明は省略することとする。
成について説明する。なお、本実施の形態における各構
成要素のうち、図1に示す各構成要素と同一のものは、
その細な説明は省略することとする。
【0111】本実施の形態における特徴は、車両のコー
ナー部位に取り付けられた測距センサ53a〜53dを
備えたことにあり、この測距センサ53a〜53dは、
例えば超音波、レーザー光、電波などを利用し、それら
の照射から反射波の受信までの時間を計測して、障害物
までの距離を算出するものであり、例えば車両前端の左
右、及び、車両後端の左右の合計4箇所に設置されるも
のである。
ナー部位に取り付けられた測距センサ53a〜53dを
備えたことにあり、この測距センサ53a〜53dは、
例えば超音波、レーザー光、電波などを利用し、それら
の照射から反射波の受信までの時間を計測して、障害物
までの距離を算出するものであり、例えば車両前端の左
右、及び、車両後端の左右の合計4箇所に設置されるも
のである。
【0112】次に、図16〜図17を参照して、並列後
退駐車と縦列駐車をそれぞれ一例にとって、駐車方向の
決定から目標軌道の生成までの過程を説明する。
退駐車と縦列駐車をそれぞれ一例にとって、駐車方向の
決定から目標軌道の生成までの過程を説明する。
【0113】(1)図16を参照して、測距データ記憶
機能について説明する。
機能について説明する。
【0114】測距データ記憶機能は、それぞれの測距セ
ンサ53a〜53dで計測された過去の測距データを、
車両の移動量に対応づけて記録するものである。なお、
この測距センサ53a〜53dは、二次元平面上におい
て、車両の軌跡、車両の軌跡を求める基準点と測距セン
サ53a〜53dの取り付け位置との関係、及び、測距
センサ53a〜53dから得られた距離情報により、障
害物の位置をマッピングしていくものでもよく、この場
合、より多くの記憶容量やより早い計算速度が要求され
ることになる。
ンサ53a〜53dで計測された過去の測距データを、
車両の移動量に対応づけて記録するものである。なお、
この測距センサ53a〜53dは、二次元平面上におい
て、車両の軌跡、車両の軌跡を求める基準点と測距セン
サ53a〜53dの取り付け位置との関係、及び、測距
センサ53a〜53dから得られた距離情報により、障
害物の位置をマッピングしていくものでもよく、この場
合、より多くの記憶容量やより早い計算速度が要求され
ることになる。
【0115】(2)駐車場所決定機能について説明す
る。
る。
【0116】駐車場所決定機能は、車体の左側の測距セ
ンサ53c,dと右側の測距センサ53a,bのそれぞ
れからの距離データに基づいて、より近い側に障害物を
捕らえている側に駐車すると判断するものである。
ンサ53c,dと右側の測距センサ53a,bのそれぞ
れからの距離データに基づいて、より近い側に障害物を
捕らえている側に駐車すると判断するものである。
【0117】(3)駐車方法決定機能は、図16,図1
7に示すように、測距センサ53a〜53dで計測され
る距離のパターンにより自車両の進行方向に対して、周
囲の駐車車両がどの向きに駐車しているかを推測し、並
列後退駐車をするのか、縦列駐車をするのかを判断する
ものである。
7に示すように、測距センサ53a〜53dで計測され
る距離のパターンにより自車両の進行方向に対して、周
囲の駐車車両がどの向きに駐車しているかを推測し、並
列後退駐車をするのか、縦列駐車をするのかを判断する
ものである。
【0118】次に、目標駐車位置を設定する手順を図1
3に示すゼネラルフローチャート、及び、図18に示す
サブルーチンを用いて詳細に説明する。なお、図18に
示すサブルーチンは、図12に示すサブルーチンに代わ
って、図10に示すゼネルフローチャートの一部である
ステップS300の部分についての本実施の形態に特有
の詳細な処理内容を示したものである。また、図10に
示すゼネラルフローチャートの説明については、第1の
実施の形態における説明と重複するので、その説明を省
略する。
3に示すゼネラルフローチャート、及び、図18に示す
サブルーチンを用いて詳細に説明する。なお、図18に
示すサブルーチンは、図12に示すサブルーチンに代わ
って、図10に示すゼネルフローチャートの一部である
ステップS300の部分についての本実施の形態に特有
の詳細な処理内容を示したものである。また、図10に
示すゼネラルフローチャートの説明については、第1の
実施の形態における説明と重複するので、その説明を省
略する。
【0119】なお、コントローラユニット29に設けら
れたRAMには、測距センサ53a〜53dにより計測
された過去の距離データが記録されており、駐車動作開
始SW13が操作された時点での、周囲の障害物までの
距離データが得られているものとする。
れたRAMには、測距センサ53a〜53dにより計測
された過去の距離データが記録されており、駐車動作開
始SW13が操作された時点での、周囲の障害物までの
距離データが得られているものとする。
【0120】図18において、ステップS380では、
車体の左側で検出された距離データの平均値Lleftを算
出する。
車体の左側で検出された距離データの平均値Lleftを算
出する。
【0121】ステップS381では、車体の右側で検出
された距離データの平均値Lrightを算出する。
された距離データの平均値Lrightを算出する。
【0122】ステップS382では、ステップS380
で得られた距離データの平均値Lle ftと、ステップS3
81で得られた距離データの平均値Lrightの大きさを
比較し、Lleftの方が小さければステップS388へ、
Lleftの方が小さくなければステップS384へ進む。
で得られた距離データの平均値Lle ftと、ステップS3
81で得られた距離データの平均値Lrightの大きさを
比較し、Lleftの方が小さければステップS388へ、
Lleftの方が小さくなければステップS384へ進む。
【0123】ステップS383では、距離データの平均
値Lleftの方が小さいと評価されたので、車両進行方向
に対して左側に駐車すると判断し、フラグflg_p2をセッ
トする。
値Lleftの方が小さいと評価されたので、車両進行方向
に対して左側に駐車すると判断し、フラグflg_p2をセッ
トする。
【0124】ステップS384では、距離データの平均
値Lleftの方が小さくないと評価されたので、車両進行
方向に対して右側に駐車すると判断し、フラグflg_p2を
リセットする。
値Lleftの方が小さくないと評価されたので、車両進行
方向に対して右側に駐車すると判断し、フラグflg_p2を
リセットする。
【0125】ステップS385では、図16に示す点F
(xf,yf)を検出する。点Fは、図16に示すよう
に、連続して検出された一つの塊と判断された最も自車
両55に近い障害物の車両55に近い側の端点である。
なお、連続するサンプルで値の近い測距データが得られ
ている場合に、一つの塊と判断する。
(xf,yf)を検出する。点Fは、図16に示すよう
に、連続して検出された一つの塊と判断された最も自車
両55に近い障害物の車両55に近い側の端点である。
なお、連続するサンプルで値の近い測距データが得られ
ている場合に、一つの塊と判断する。
【0126】ステップS386では、図16に示す点E
(xe,ye)を検出する。点Eは、図16に示すよう
に、連続して検出された、一つの塊と判断された最も自
車両55に近い障害物の車両55に遠い側の端点であ
る。
(xe,ye)を検出する。点Eは、図16に示すよう
に、連続して検出された、一つの塊と判断された最も自
車両55に近い障害物の車両55に遠い側の端点であ
る。
【0127】ステップS387では、図16に示す点G
(xg,yg)を検出する。点Gは、図16に示すよう
に、点Fに対して、点Eと反対側の連続した非検出の区
間を挟んだ別の一つの塊と判断される障害物の自車両5
5に近い側の端点である。
(xg,yg)を検出する。点Gは、図16に示すよう
に、点Fに対して、点Eと反対側の連続した非検出の区
間を挟んだ別の一つの塊と判断される障害物の自車両5
5に近い側の端点である。
【0128】ステップS388では、点Fのy座標と、
点Eのy座標の差を取って、一つの塊と判断された障害
物の幅が、予め定められた基準長さLkに対して、小さ
いか否かを調べる。なお、通常の自動車の車体幅は1.
5m〜2.0m程度であり、車体の全長は3.5m〜
5.0m程度なので、長さLkは、これらを識別できる
2.5m程度に設定しておく。そこで、障害物の幅が
2.5m以下である場合はステップS389へ進み、
2.5mより大きい場合はステップS390へと進む。
点Eのy座標の差を取って、一つの塊と判断された障害
物の幅が、予め定められた基準長さLkに対して、小さ
いか否かを調べる。なお、通常の自動車の車体幅は1.
5m〜2.0m程度であり、車体の全長は3.5m〜
5.0m程度なので、長さLkは、これらを識別できる
2.5m程度に設定しておく。そこで、障害物の幅が
2.5m以下である場合はステップS389へ進み、
2.5mより大きい場合はステップS390へと進む。
【0129】ステップS389では、障害物の幅は2.
5m以下なので、周囲の駐車車両は、自車両の進行方向
に対して、直角に駐車していると判断して、並列後退駐
車を行うと判断し、フラグflg_p1をセットする。
5m以下なので、周囲の駐車車両は、自車両の進行方向
に対して、直角に駐車していると判断して、並列後退駐
車を行うと判断し、フラグflg_p1をセットする。
【0130】ステップS390では、障害物の幅は2.
5m以上なので、周囲の駐車車両は、自車両の進行方向
に対して、平行に駐車していると判断して、縦列駐車を
行うと判断し、フラグflg_p1をリセットする。一つの塊
として検出された障害物が、例えば建物の柱であり、
0.5m程度である場合も考えられ、上記ロジックで判
断すると誤る可能性もあるので、例えば複数の障害物の
中間値を取るなどして、駐車車両の向きを判断すれば、
より正確な判断をできることはいうまでもない。
5m以上なので、周囲の駐車車両は、自車両の進行方向
に対して、平行に駐車していると判断して、縦列駐車を
行うと判断し、フラグflg_p1をリセットする。一つの塊
として検出された障害物が、例えば建物の柱であり、
0.5m程度である場合も考えられ、上記ロジックで判
断すると誤る可能性もあるので、例えば複数の障害物の
中間値を取るなどして、駐車車両の向きを判断すれば、
より正確な判断をできることはいうまでもない。
【0131】ステップS391,S392,S395で
は、フラグflg_p1とフラグflg_p2の状態を調べて、この
フラグ状態に応じてステップS393,S394,S3
96,S397へと進む。すなわち、右側の並列後退駐
車を選択していればステップS393へ進み、左側の並
列後退駐車を選択していればステップS394へ進み、
左側の縦列駐車を選択していればステップS396へ進
み、右側の縦列駐車を選択していればステップS397
へと進む。
は、フラグflg_p1とフラグflg_p2の状態を調べて、この
フラグ状態に応じてステップS393,S394,S3
96,S397へと進む。すなわち、右側の並列後退駐
車を選択していればステップS393へ進み、左側の並
列後退駐車を選択していればステップS394へ進み、
左側の縦列駐車を選択していればステップS396へ進
み、右側の縦列駐車を選択していればステップS397
へと進む。
【0132】ステップS393では、右側の並列後退駐
車が選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座
標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=h2+Lright+h4 yb=(yf+ye)/2 θb=π (11) で与えられる。
車が選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座
標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=h2+Lright+h4 yb=(yf+ye)/2 θb=π (11) で与えられる。
【0133】ステップS394では、左側の並列後退駐
車が選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座
標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=−h2−Lleft−h4 yb=(yf+ye)/2 θb=0 (12) で与えられる。
車が選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座
標(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=−h2−Lleft−h4 yb=(yf+ye)/2 θb=0 (12) で与えられる。
【0134】ステップS396では、左側の縦列駐車が
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=−2h2−Lleft yb=yf+Lm θb=π/2 (13) で与えられる。ここで、Lmは、自車両が縦列駐車を完
了した時点での、自車両後端から障害物までの距離を、
どの程度開けるかにより決まり、 Lm=(自車両後端から障害物までの距離)+(自車両
後端から後輪車軸までの距離) で与えられる。
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=−2h2−Lleft yb=yf+Lm θb=π/2 (13) で与えられる。ここで、Lmは、自車両が縦列駐車を完
了した時点での、自車両後端から障害物までの距離を、
どの程度開けるかにより決まり、 Lm=(自車両後端から障害物までの距離)+(自車両
後端から後輪車軸までの距離) で与えられる。
【0135】ステップS397では、右側の縦列駐車が
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=2h2+Lright yb=yf+Lm θb=π/2 (14) で与えられる。
選択されているので、目標とする後輪車軸中点の座標
(xb,yb)と、目標とする車体の向きθbは、 xb=2h2+Lright yb=yf+Lm θb=π/2 (14) で与えられる。
【0136】このように、ドライバによる駐車開始の指
示を検出した場合に、駐車開始の指示を検出したときの
車両位置に対して、所定の関係となる位置を目標位置と
して設定しておき、さらに、現在の車両位置と目標位置
との相対的な位置関係を演算しておき、車両の後退操作
が開始された場合に、車両の現在位置と目標位置との位
置関係に基づいて、車両の目標軌道を演算して表示する
ので、車両の現在位置から目標位置までの目標軌道を視
認したドライバは、車両が目標軌道上を後退するように
運転操作することができる。特に、駐車動作中に進行方
向前方に障害物が存在している場合でも、その障害物を
避けたうえで、車両の後退操作を開始すれば、車両の現
在位置から目標位置までの目標軌道を視認して、所望の
駐車スペースに対して駐車を行うことができる。
示を検出した場合に、駐車開始の指示を検出したときの
車両位置に対して、所定の関係となる位置を目標位置と
して設定しておき、さらに、現在の車両位置と目標位置
との相対的な位置関係を演算しておき、車両の後退操作
が開始された場合に、車両の現在位置と目標位置との位
置関係に基づいて、車両の目標軌道を演算して表示する
ので、車両の現在位置から目標位置までの目標軌道を視
認したドライバは、車両が目標軌道上を後退するように
運転操作することができる。特に、駐車動作中に進行方
向前方に障害物が存在している場合でも、その障害物を
避けたうえで、車両の後退操作を開始すれば、車両の現
在位置から目標位置までの目標軌道を視認して、所望の
駐車スペースに対して駐車を行うことができる。
【0137】また、車両から障害物までの距離を計測し
て得られた測距データのうち予め定められた移動距離分
の測距データを記憶しておき、また、この記憶されてい
る距離データ列に基づいて、駐車開始の指示を検出した
時点から最も近くの空間を車両の駐車場所として決定し
ておき、さらに、駐車開始時の車体方向に対する駐車時
の車体方向を決定しておき、記憶された測距データ列
と、決定された駐車場所と、駐車時の車体方向に基づい
て、目標駐車位置を設定することで、より正確な目標駐
車位置を設定することが可能になる。
て得られた測距データのうち予め定められた移動距離分
の測距データを記憶しておき、また、この記憶されてい
る距離データ列に基づいて、駐車開始の指示を検出した
時点から最も近くの空間を車両の駐車場所として決定し
ておき、さらに、駐車開始時の車体方向に対する駐車時
の車体方向を決定しておき、記憶された測距データ列
と、決定された駐車場所と、駐車時の車体方向に基づい
て、目標駐車位置を設定することで、より正確な目標駐
車位置を設定することが可能になる。
【0138】さらに、並列後退駐車か縦列駐車かを識別
しておき、この識別結果に応じた目標駐車位置を設定す
る並列後退駐車または縦列駐車に応じた適切な目標駐車
位置を設定することが可能になる。
しておき、この識別結果に応じた目標駐車位置を設定す
る並列後退駐車または縦列駐車に応じた適切な目標駐車
位置を設定することが可能になる。
【0139】また、障害物までの距離データのうち予め
定められた移動距離分の測距データを記憶しておき、記
憶されている距離データ列のパターンに基づいて、自車
両の周囲に駐車している車両が自車両の移動方向に対し
てどの向きに駐車されているかを判断するようにして並
列後退駐車か縦列駐車かを識別するので、的確な目標駐
車位置を設定することができ、同時に、ドライバによる
並列後退駐車か縦列駐車の入力を必要としないので、操
作負荷の低減を図ることができる。
定められた移動距離分の測距データを記憶しておき、記
憶されている距離データ列のパターンに基づいて、自車
両の周囲に駐車している車両が自車両の移動方向に対し
てどの向きに駐車されているかを判断するようにして並
列後退駐車か縦列駐車かを識別するので、的確な目標駐
車位置を設定することができ、同時に、ドライバによる
並列後退駐車か縦列駐車の入力を必要としないので、操
作負荷の低減を図ることができる。
【0140】また、自車両の後輪車軸の中点を基準点の
位置として用いることで、目標軌道の計算が容易にな
る。
位置として用いることで、目標軌道の計算が容易にな
る。
【0141】(第3の実施の形態)図19は、本発明の
第3の実施の形態に係る駐車支援装置71を示す図であ
る。
第3の実施の形態に係る駐車支援装置71を示す図であ
る。
【0142】まず、図19に示す駐車支援装置71の構
成について説明する。なお、本実施の形態における各構
成要素のうち、図1に示す各構成要素と同一のものは、
その詳細な説明は省略することとする。
成について説明する。なお、本実施の形態における各構
成要素のうち、図1に示す各構成要素と同一のものは、
その詳細な説明は省略することとする。
【0143】本実施の形態における特徴は、ナビゲーシ
ョン装置73を備えたことにあり、このナビゲーション
装置73は、地図データを記録した大容量のROMと、
GPSセンサ(図示しない)による衛星測位と、ジャイ
ロセンサと車速センサおよび方位センサによる自律航法
測位とを併用してより正確に自車両位置を補正して求め
るロケータと、自車両が存在する周囲の地図とその地図
上に自車両位置を表示するモニタなどから構成されてい
る。
ョン装置73を備えたことにあり、このナビゲーション
装置73は、地図データを記録した大容量のROMと、
GPSセンサ(図示しない)による衛星測位と、ジャイ
ロセンサと車速センサおよび方位センサによる自律航法
測位とを併用してより正確に自車両位置を補正して求め
るロケータと、自車両が存在する周囲の地図とその地図
上に自車両位置を表示するモニタなどから構成されてい
る。
【0144】このナビゲーション装置73には、路上や
施設内に設置されたビーコンから発信される情報をビー
コンアンテナ77を介して受信するビーコン受信機75
が接続されている。
施設内に設置されたビーコンから発信される情報をビー
コンアンテナ77を介して受信するビーコン受信機75
が接続されている。
【0145】本実施の形態では、例えば路上にある自車
両が駐車する場合は、道路の左側に縦列駐車すると判断
し、施設内にある自車両が駐車する場合は、並列後退駐
車すると判断し、その判断情報に基づいて目標駐車位置
を決定する。また、施設内に、施設の詳細な地図情報を
発信するビーコン設備があれば、そこからのビーコン情
報に基づいて判断を行うものである。
両が駐車する場合は、道路の左側に縦列駐車すると判断
し、施設内にある自車両が駐車する場合は、並列後退駐
車すると判断し、その判断情報に基づいて目標駐車位置
を決定する。また、施設内に、施設の詳細な地図情報を
発信するビーコン設備があれば、そこからのビーコン情
報に基づいて判断を行うものである。
【0146】このように、ナビゲーション装置から得ら
れる位置情報または施設情報に基づいて、並列後退駐車
と縦列駐車を識別することで、的確な目標駐車位置を設
定することができ、同時に、ドライバによる並列後退駐
車か縦列駐車の入力を必要としないので、操作負荷の低
減を図ることができる。
れる位置情報または施設情報に基づいて、並列後退駐車
と縦列駐車を識別することで、的確な目標駐車位置を設
定することができ、同時に、ドライバによる並列後退駐
車か縦列駐車の入力を必要としないので、操作負荷の低
減を図ることができる。
【0147】次に、目標駐車位置を設定する手順を図2
0を参照して説明する。
0を参照して説明する。
【0148】図20には、駐車動作開始SW13が操作
された瞬間の様子を示したものであり、本来、車両79
は直線cに沿って移動するのが理想であるが、実際には
蛇行して、軌跡がLのようになっている。
された瞬間の様子を示したものであり、本来、車両79
は直線cに沿って移動するのが理想であるが、実際には
蛇行して、軌跡がLのようになっている。
【0149】駐車動作開始SW13を押した瞬間、車体
79は、直線cに対してβ傾いた状態になっている。こ
の状態では、P点を基準に目標駐車位置がT1になる。
しかし、実際には、直線c上の基準点に対して決めたT
3を目標駐車位置とすべきであり、誤差が大きくなる。
79は、直線cに対してβ傾いた状態になっている。こ
の状態では、P点を基準に目標駐車位置がT1になる。
しかし、実際には、直線c上の基準点に対して決めたT
3を目標駐車位置とすべきであり、誤差が大きくなる。
【0150】そこで、本実施の形態においては、RAM
に記憶しておいた直前の車両軌跡を表す曲線Lから回帰
直線c”を求め、次に、この回帰直線c”上の基準点Q
に対する目標駐車位置T2を求め、これを最終的な目標
駐車位置とすることで、本来、あるべき位置からの誤差
を小さくするものである。
に記憶しておいた直前の車両軌跡を表す曲線Lから回帰
直線c”を求め、次に、この回帰直線c”上の基準点Q
に対する目標駐車位置T2を求め、これを最終的な目標
駐車位置とすることで、本来、あるべき位置からの誤差
を小さくするものである。
【0151】このように、車両から所定距離範囲の過去
の車両軌跡を記憶しておき、過去の車両軌跡に応じて目
標駐車位置と駐車時の車体方向を補正することで、過去
の車両軌跡を利用してより正確にドライバを誘導するこ
とが可能になる。
の車両軌跡を記憶しておき、過去の車両軌跡に応じて目
標駐車位置と駐車時の車体方向を補正することで、過去
の車両軌跡を利用してより正確にドライバを誘導するこ
とが可能になる。
【0152】次に、目標軌道を算出する手順を図21を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0153】ここでは、当初の目標軌道は、D1からB
への軌道Loldであったとする。しかし、ドライバの操
作により車両79が目標軌道からずれてしまい、基準点
はD1からD2へと移動してしまったとする。
への軌道Loldであったとする。しかし、ドライバの操
作により車両79が目標軌道からずれてしまい、基準点
はD1からD2へと移動してしまったとする。
【0154】そこで、軌道Loldに沿って同じ距離だけ
移動した場合の基準点の位置をD3とし、例えば、目標
軌道からの乖離度合いをD1,D2,D3で囲まれた部
分の面積Jで評価し、この時点で評価基準を超えた場合
に、D2に到達した時点で、D2からBへの新たな目標
軌道Lnewを算出することで、ずれた位置からの目標軌
道をモニタ27に表示してドライバに呈示することがで
きる。
移動した場合の基準点の位置をD3とし、例えば、目標
軌道からの乖離度合いをD1,D2,D3で囲まれた部
分の面積Jで評価し、この時点で評価基準を超えた場合
に、D2に到達した時点で、D2からBへの新たな目標
軌道Lnewを算出することで、ずれた位置からの目標軌
道をモニタ27に表示してドライバに呈示することがで
きる。
【0155】なお、目標軌道からの乖離度合いを評価す
る場合、D2,D3間の距離を用いてもよい。
る場合、D2,D3間の距離を用いてもよい。
【0156】このように、目標位置に対する車両の相対
位置に基づいて、目標軌道からの乖離度合を算出し、こ
の乖離度合により目標軌道の再計算が必要かどうかを判
断しておき、目標軌道の再計算が必要と判断したとき
に、再度、軌道計算することで、後退時に、ドライバの
運転操作により車両位置が目標軌道から外れた場合で
も、目標軌道を再計算することができる。特に、障害物
の出現などによりドライバが回避操作を行ったために、
目標軌道から外れても、新たな目標軌道を表示して誘導
することが可能になり、より正確にドライバを誘導する
ことが可能になる。
位置に基づいて、目標軌道からの乖離度合を算出し、こ
の乖離度合により目標軌道の再計算が必要かどうかを判
断しておき、目標軌道の再計算が必要と判断したとき
に、再度、軌道計算することで、後退時に、ドライバの
運転操作により車両位置が目標軌道から外れた場合で
も、目標軌道を再計算することができる。特に、障害物
の出現などによりドライバが回避操作を行ったために、
目標軌道から外れても、新たな目標軌道を表示して誘導
することが可能になり、より正確にドライバを誘導する
ことが可能になる。
【0157】また、自車両の後輪車軸の中点を基準点の
位置として用いることで、目標軌道の計算が容易にな
る。
位置として用いることで、目標軌道の計算が容易にな
る。
【0158】なお、上述した発明の実施の形態では、目
標軌道をモニタに表示するようにしたが、音声によって
目標軌道を案内しても、目標軌道となるように自動的に
操舵がなされても、同様の効果が得られる。
標軌道をモニタに表示するようにしたが、音声によって
目標軌道を案内しても、目標軌道となるように自動的に
操舵がなされても、同様の効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装置
11を示す図である。
11を示す図である。
【図2】並列後退駐車を行う場合に、駐車動作開始SW
を操作すべき位置を示す図である。
を操作すべき位置を示す図である。
【図3】並列後退駐車を行う場合に、目標駐車位置の設
定方法を示す図である。
定方法を示す図である。
【図4】並列後退駐車を行う場合に、相対位置を算出方
法を示す図である。
法を示す図である。
【図5】並列後退駐車を行う場合に、目標軌跡の算出方
法を示す図である。
法を示す図である。
【図6】縦列駐車を行う場合に、駐車動作開始SWを操
作すべき位置を示す図である。
作すべき位置を示す図である。
【図7】縦列駐車を行う場合に、目標駐車位置の設定方
法を示す図である。
法を示す図である。
【図8】縦列駐車を行う場合に、相対位置を算出方法を
示す図である。
示す図である。
【図9】縦列駐車を行う場合に、目標軌跡の算出方法を
示す図である。
示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装
置の動作を説明するためのゼネラルフローチャートであ
る。
置の動作を説明するためのゼネラルフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装
置のセンサ信号読み込み処理を説明するためのサブルー
チンフローチャートである。
置のセンサ信号読み込み処理を説明するためのサブルー
チンフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装
置の目標駐車位置設定処理を説明するためのサブルーチ
ンフローチャートである。
置の目標駐車位置設定処理を説明するためのサブルーチ
ンフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装
置の相対位置算出処理を説明するためのサブルーチンの
フローチャートである。
置の相対位置算出処理を説明するためのサブルーチンの
フローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装
置の目標軌道算出処理を説明するためのサブルーチンの
フローチャートである。
置の目標軌道算出処理を説明するためのサブルーチンの
フローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る駐車支援装
置51を示す図である。
置51を示す図である。
【図16】並列後退駐車を行う場合に、測距センサ53
a〜53dの計測領域と車両の端点を示す図である。
a〜53dの計測領域と車両の端点を示す図である。
【図17】縦列駐車を行う場合に、測距センサ53a〜
53dの計測領域と車両の端点を示す図である。
53dの計測領域と車両の端点を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係る駐車支援装
置の目標駐車位置設定処理を説明するためのサブルーチ
ンフローチャートである。
置の目標駐車位置設定処理を説明するためのサブルーチ
ンフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装
置71を示す図である。
置71を示す図である。
【図20】目標駐車位置を設定するための手順を示す図
である。
である。
【図21】目標軌道を算出する手順を示す図である。
11,51,71 駐車支援装置 13 駐車動作開始SW 15 シフトレバー検出SW 17 駐車方法選択SW 19 駐車場所選択SW 21 車速センサ 23 操舵角センサ 25 カメラ 27 モニタ 29 コントロールユニット 53a〜53d 測距センサ 73 ナビゲーション装置 75 ビーコン受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 621 B60R 21/00 621E 621M 622 622B 622C 624 624B 624D 624E 626 626G B62D 6/00 B62D 6/00 // B62D 101:00 101:00 113:00 113:00
Claims (9)
- 【請求項1】 車両を駐車する際の運転操作を補助する
駐車支援装置において、 運転者による駐車開始の指示を検出する駐車開始検出手
段と、 運転者による駐車開始の指示を検出した場合に、駐車開
始の指示を検出したときの車両位置に対して、所定の関
係となる位置を目標位置として設定する目標設定手段
と、 現在の車両位置と前記目標位置との相対的な位置関係を
演算する位置関係演算手段と、 車両の後退操作が開始されたかどうかを検出する後退操
作開始検出手段と、 車両の後退操作が開始された場合に、前記位置関係演算
手段により演算された車両の現在位置と前記目標位置と
の位置関係に基づいて、車両の目標軌道を演算する目標
軌道演算手段と、 前記目標軌道演算手段により演算された目標軌道を案内
する目標軌道案内手段とを備えたことを特徴とする駐車
支援装置。 - 【請求項2】 車両から障害物までの距離を計測する測
距手段と、 前記測距手段から得られた測距データのうち予め定めら
れた移動距離分の測距データを記憶する測距データ記憶
手段と、 前記測距データ記憶手段に記憶されている距離データ列
に基づいて、駐車開始の指示を検出した時点から最も近
くの空間を車両の駐車場所として決定する駐車場所決定
手段と、 駐車開始時の車体方向に対する駐車時の車体方向を決定
する駐車方向決定手段と、 前記測距データ記憶手段に記憶された測距データ列と、
駐車場所決定手段により決定された駐車場所と、駐車方
向決定手段により求められた駐車時の車体方向に基づい
て、目標駐車位置を設定する目標駐車位置設定手段とを
備えたことを特徴とする請求項1記載の駐車支援装置。 - 【請求項3】 並列後退駐車か縦列駐車かを識別する駐
車方法識別手段と、 前記駐車方法識別手段による識別結果に応じた目標駐車
位置を設定する目標駐車位置設定手段とを備えたことを
特徴とする請求項1または2項に記載の駐車支援装置。 - 【請求項4】 前記駐車方法識別手段は、 並列後退駐車か縦列駐車かを選択するためのスイッチを
備えたことを特徴とする請求項3記載の駐車支援装置。 - 【請求項5】 前記駐車方法識別手段は、 障害物までの距離を計測する測距手段と、 前記測距手段から得られた測距データのうち予め定めら
れた移動距離分の測距データを記憶する測距データ記憶
手段と、 前記測距データ記憶手段に記憶されている距離データ列
のパターンに基づいて、自車両の周囲に駐車している車
両が自車両の移動方向に対してどの向きに駐車されてい
るかを判断する周囲車両駐車方向判断手段とを備えたこ
とを特徴とする請求項3記載の駐車支援装置。 - 【請求項6】 車両の走行経路と現在位置を地図上に重
ね合わせて表示するとともに、車両の位置情報または車
両周辺の施設情報を出力するナビゲーション装置を備
え、 前記駐車方法識別手段は、 前記ナビゲーション装置から得られる位置情報または施
設情報に基づいて、並列後退駐車と縦列駐車を識別する
ことを特徴とする請求項3記載の駐車支援装置。 - 【請求項7】 前記駐車方向決定手段は、 車両から所定距離範囲の過去の車両軌跡を記憶する軌跡
記憶手段を備え、 過去の車両軌跡に応じて目標駐車位置と駐車時の車体方
向を補正することを特徴とする請求項2記載の駐車支援
装置。 - 【請求項8】 前記目標軌道算出手段は、 前記目標位置に対する車両の相対位置に基づいて、目標
軌道からの乖離度合を算出する乖離度合算出手段と、 前記乖離度合算出手段により算出された乖離度合により
目標軌道の再計算が必要かどうかを判断する再計算判断
手段とを備え、 前記再計算判断手段が目標軌道の再計算が必要と判断し
たときに、再度、軌道計算することを特徴とする請求項
1乃至7項に記載の駐車支援装置。 - 【請求項9】 前記位置は、 自車両の後輪車軸の中点を基準点として用いることを特
徴とする請求項1乃至8項に記載の駐車支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001041726A JP2002240661A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 駐車支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001041726A JP2002240661A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 駐車支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002240661A true JP2002240661A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18904122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001041726A Pending JP2002240661A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 駐車支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Legal Events
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