JP2002050749A - 複合部材の分離方法及び装置 - Google Patents
複合部材の分離方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】第1の基板と第2の基板とを貼り合わせてなる
貼り合わせ基板を多孔質層で適切に分離する。 【解決手段】第1の基板と第2の基板とを中心位置をず
らして密着させて、第1の基板の外周端が第2の基板の
外周端より突出した突出部を有する貼り合わせ基板30
の該突出部を位置決め装置1000により基準位置に位
置決めし、その後、該貼り合わせ基板30を分離装置に
引き渡し、該突出部を起点として分離を開始する。位置
決めは、センサ1020を利用して第1の基板の外周端
と第2の基板の外周端とのずれ量を貼り合わせ基板30
の全周について検出し、該ずれ量に基づいて該突出部の
位置を決定し、該突出部が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回転させることによりなされ
る。
貼り合わせ基板を多孔質層で適切に分離する。 【解決手段】第1の基板と第2の基板とを中心位置をず
らして密着させて、第1の基板の外周端が第2の基板の
外周端より突出した突出部を有する貼り合わせ基板30
の該突出部を位置決め装置1000により基準位置に位
置決めし、その後、該貼り合わせ基板30を分離装置に
引き渡し、該突出部を起点として分離を開始する。位置
決めは、センサ1020を利用して第1の基板の外周端
と第2の基板の外周端とのずれ量を貼り合わせ基板30
の全周について検出し、該ずれ量に基づいて該突出部の
位置を決定し、該突出部が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回転させることによりなされ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼り合わせ基板等
の複合部材の分離方法及び装置、移設層の移設方法、基
板の製造方法、複合部材の特徴部の検出方法及び装置、
位置決め方法及び装置、並びに複合部材の処理システム
に関する。
の複合部材の分離方法及び装置、移設層の移設方法、基
板の製造方法、複合部材の特徴部の検出方法及び装置、
位置決め方法及び装置、並びに複合部材の処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁層上に単結晶Si層を有する基板と
して、SOI(silicon on insulator)構造を有する基
板(SOI基板)が知られている。このSOI基板を採
用したデバイスは、通常のSi基板では到達し得ない数
々の優位点を有する。この優位点としては、例えば、以
下のものが挙げられる。 (1)誘電体分離が容易で高集積化に適している。 (2)放射線耐性に優れている。 (3)浮遊容量が小さく、素子の動作速度の高速化が可
能である。 (4)ウェル工程が不要である。 (5)ラッチアップを防止できる。 (6)薄膜化による完全な空乏型電界効果トランジスタ
の形成が可能である。
して、SOI(silicon on insulator)構造を有する基
板(SOI基板)が知られている。このSOI基板を採
用したデバイスは、通常のSi基板では到達し得ない数
々の優位点を有する。この優位点としては、例えば、以
下のものが挙げられる。 (1)誘電体分離が容易で高集積化に適している。 (2)放射線耐性に優れている。 (3)浮遊容量が小さく、素子の動作速度の高速化が可
能である。 (4)ウェル工程が不要である。 (5)ラッチアップを防止できる。 (6)薄膜化による完全な空乏型電界効果トランジスタ
の形成が可能である。
【0003】SOI構造は、上記のような様々な優位点
を有するため、ここ数十年、その形成方法に関する研究
が進められている。
を有するため、ここ数十年、その形成方法に関する研究
が進められている。
【0004】単結晶Si基板を、熱酸化した別の単結晶
Si基板に、熱処理又は接着剤により貼り合わせて、S
OI構造を形成する方法がある。この方法では、デバイ
スを形成するための活性層を均一に薄膜化する必要があ
る。すなわち、数百ミクロンもの厚さを有する単結晶S
i基板をミクロンオーダー或いはそれ以下に薄膜化する
必要がある。
Si基板に、熱処理又は接着剤により貼り合わせて、S
OI構造を形成する方法がある。この方法では、デバイ
スを形成するための活性層を均一に薄膜化する必要があ
る。すなわち、数百ミクロンもの厚さを有する単結晶S
i基板をミクロンオーダー或いはそれ以下に薄膜化する
必要がある。
【0005】薄膜化の方法としては、研磨による方法
と、選択エッチングによる方法とがある。
と、選択エッチングによる方法とがある。
【0006】研磨による方法では、単結晶Siを均一に
薄膜化することが困難である。特にサブミクロンオーダ
ーへの薄膜化では、ばらつきが数十%になる。ウェハの
大口径化が進めば、その困難性は増す一方である。
薄膜化することが困難である。特にサブミクロンオーダ
ーへの薄膜化では、ばらつきが数十%になる。ウェハの
大口径化が進めば、その困難性は増す一方である。
【0007】選択エッチングによる方法は、均一な薄膜
化という点では有効であるが、選択比が102程度しか
得られない点、エッチング後の表面性が悪い点、SOI
層の結晶性が悪い点で問題がある。
化という点では有効であるが、選択比が102程度しか
得られない点、エッチング後の表面性が悪い点、SOI
層の結晶性が悪い点で問題がある。
【0008】本出願人は、特開平5−21338号にお
いて、新たなSOI技術を開示した。この技術は、単結
晶Si基板に多孔質層を形成し、その上に非多孔質層単
結晶層を形成した第1の基板を、絶縁層を介して第2の
基板に貼り合わせ、その後、貼り合わせ基板を多孔質層
で2枚に分離することにより、第2の基板に非多孔質単
結晶層を移し取るものである。この技術は、SOI層の
膜厚均一性が優れていること、SOI層の結晶欠陥密度
を低減し得ること、SOI層の表面平坦性が良好である
こと、高価な特殊仕様の製造装置が不要であること、数
100Å〜10μm程度の範囲のSOI膜を有するSO
I基板を同一の製造装置で製造可能なこと等の点で優れ
ている。
いて、新たなSOI技術を開示した。この技術は、単結
晶Si基板に多孔質層を形成し、その上に非多孔質層単
結晶層を形成した第1の基板を、絶縁層を介して第2の
基板に貼り合わせ、その後、貼り合わせ基板を多孔質層
で2枚に分離することにより、第2の基板に非多孔質単
結晶層を移し取るものである。この技術は、SOI層の
膜厚均一性が優れていること、SOI層の結晶欠陥密度
を低減し得ること、SOI層の表面平坦性が良好である
こと、高価な特殊仕様の製造装置が不要であること、数
100Å〜10μm程度の範囲のSOI膜を有するSO
I基板を同一の製造装置で製造可能なこと等の点で優れ
ている。
【0009】更に、本出願人は、特開平7−30288
9号において、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせ
た後に、第1の基板を破壊することなく第2の基板から
分離し、その後、分離した第1の基板の表面を平滑化し
て再度多孔質層を形成し、これを再利用する技術を開示
した。この技術は、第1の基板を無駄なく使用できるた
め、製造コストを大幅に低減することができ、製造工程
も単純であるという優れた利点を有する。
9号において、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせ
た後に、第1の基板を破壊することなく第2の基板から
分離し、その後、分離した第1の基板の表面を平滑化し
て再度多孔質層を形成し、これを再利用する技術を開示
した。この技術は、第1の基板を無駄なく使用できるた
め、製造コストを大幅に低減することができ、製造工程
も単純であるという優れた利点を有する。
【0010】貼り合わせた基板を第1及び第2の基板の
双方を破壊することなく2枚に分離する方法としては、
例えば、貼り合わせ面に対して垂直な方向に力が加わる
ようにして両基板を互いに反対方向に引っ張る方法、貼
り合わせ面に対して平行に剪断応力を加える方法(例え
ば、貼り合わせ面に平行な面内で両基板を互いに反対方
向に移動させる方法や、円周方向に力が加わるようにし
て両基板を反対方向に回転させる方法など)、貼り合わ
せ面に対して垂直な方向に加圧する方法、分離領域に超
音波などの波動エネルギーを印加する方法、分離領域に
対して貼り合わせ基板の側面側から貼り合わせ面に平行
に剥離用部材(例えばナイフのような鋭利なブレード)
を挿入する方法、分離領域として機能する多孔質層に染
み込ませた物質の膨張エネルギーを利用する方法、分離
領域として機能する多孔質層を貼り合わせ基板の側面か
ら熱酸化させることにより、該多孔質層を体積膨張させ
て分離する方法、分離領域として機能する多孔質層を貼
り合わせ基板の側面から選択的にエッチングして分離す
る方法などがある。
双方を破壊することなく2枚に分離する方法としては、
例えば、貼り合わせ面に対して垂直な方向に力が加わる
ようにして両基板を互いに反対方向に引っ張る方法、貼
り合わせ面に対して平行に剪断応力を加える方法(例え
ば、貼り合わせ面に平行な面内で両基板を互いに反対方
向に移動させる方法や、円周方向に力が加わるようにし
て両基板を反対方向に回転させる方法など)、貼り合わ
せ面に対して垂直な方向に加圧する方法、分離領域に超
音波などの波動エネルギーを印加する方法、分離領域に
対して貼り合わせ基板の側面側から貼り合わせ面に平行
に剥離用部材(例えばナイフのような鋭利なブレード)
を挿入する方法、分離領域として機能する多孔質層に染
み込ませた物質の膨張エネルギーを利用する方法、分離
領域として機能する多孔質層を貼り合わせ基板の側面か
ら熱酸化させることにより、該多孔質層を体積膨張させ
て分離する方法、分離領域として機能する多孔質層を貼
り合わせ基板の側面から選択的にエッチングして分離す
る方法などがある。
【0011】多孔質Siは、Uhlir等によって1956年に半
導体の電解研磨の研究過程において発見された(A.Uhli
r, Bell Syst.Tech.J., vol.35, 333(1956))。多孔質S
iは、Si基板をHF溶液中で陽極化成(Anodization)する
ことにより形成することができる。
導体の電解研磨の研究過程において発見された(A.Uhli
r, Bell Syst.Tech.J., vol.35, 333(1956))。多孔質S
iは、Si基板をHF溶液中で陽極化成(Anodization)する
ことにより形成することができる。
【0012】ウナガミ等は、陽極化成におけるSiの溶解
反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には正孔が必要
であり、その反応は、次の通りであると報告している
(T.ウナカ゛ミ、J.Electrochem.Soc., vol.127, 476(198
0))。 Si+2HF+(2-n)e+ → SiF2+2H++ne- SiF2+2HF → SiF4+H2 SiF4+2HF → H2SiF6 または、 Si+4HF+(4-λ)e+ → SiF4+4H++λe- SiF4+2HF → H2SiF6 ここで、e+およびe-は、それぞれ正孔と電子を表してい
る。また、nおよびλは、それぞれSiの1原子が溶解する
ために必要な正孔の数であり、n>2又はλ>4なる条件が
満たされた場合に多孔質Siが形成されるとしている。
反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には正孔が必要
であり、その反応は、次の通りであると報告している
(T.ウナカ゛ミ、J.Electrochem.Soc., vol.127, 476(198
0))。 Si+2HF+(2-n)e+ → SiF2+2H++ne- SiF2+2HF → SiF4+H2 SiF4+2HF → H2SiF6 または、 Si+4HF+(4-λ)e+ → SiF4+4H++λe- SiF4+2HF → H2SiF6 ここで、e+およびe-は、それぞれ正孔と電子を表してい
る。また、nおよびλは、それぞれSiの1原子が溶解する
ために必要な正孔の数であり、n>2又はλ>4なる条件が
満たされた場合に多孔質Siが形成されるとしている。
【0013】以上のことから、正孔の存在するP型Siは
多孔質化されるが、N型Siは多孔質化されないと考える
ことができる。この多孔質化における選択性は長野等及
び今井によって報告されている(長野、中島、安野、大
中、梶原、電子通信学会技術研究報告、vol.79, SSD79-
9549(1979))、(K. Imai, Solid-State Electronics, vo
l.24,159(1981))。
多孔質化されるが、N型Siは多孔質化されないと考える
ことができる。この多孔質化における選択性は長野等及
び今井によって報告されている(長野、中島、安野、大
中、梶原、電子通信学会技術研究報告、vol.79, SSD79-
9549(1979))、(K. Imai, Solid-State Electronics, vo
l.24,159(1981))。
【0014】しかしながら、高濃度のN型Siであれば
多孔質化されるとの報告もある(R.P. Holmstrom and
J. Y. Chi, Appl. Phys. Lett., vol. 42, 386(198
3))。したがって、P型、N型の別にこだわらず、多孔質
化が可能な基板を選択することが重要である。
多孔質化されるとの報告もある(R.P. Holmstrom and
J. Y. Chi, Appl. Phys. Lett., vol. 42, 386(198
3))。したがって、P型、N型の別にこだわらず、多孔質
化が可能な基板を選択することが重要である。
【0015】多孔質層を形成する方法としては、上記の
陽極化成法の他に、例えば、シリコン基板中にイオンを
打ち込む方法がある。
陽極化成法の他に、例えば、シリコン基板中にイオンを
打ち込む方法がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開平5−2
1338号に記載された方法、即ち、多孔質層の上に単
結晶Si層等の非多孔質層を有する第1の基板を絶縁層
を介して第2の基板に貼り合わせてなる基板(以下、貼
り合わせ基板)を該多孔質層の部分で分離し、これによ
り、第1の基板側に形成された非多孔質層を第2の基板
に移設する方法においては、貼り合わせ基板を分離する
技術が極めて重要である。
1338号に記載された方法、即ち、多孔質層の上に単
結晶Si層等の非多孔質層を有する第1の基板を絶縁層
を介して第2の基板に貼り合わせてなる基板(以下、貼
り合わせ基板)を該多孔質層の部分で分離し、これによ
り、第1の基板側に形成された非多孔質層を第2の基板
に移設する方法においては、貼り合わせ基板を分離する
技術が極めて重要である。
【0017】例えば、貼り合わせ基板の分離の際に、分
離用の層である多孔質層以外の部分で貼り合わせ基板が
分離されると、例えば、活性層とすべき非多孔質層(例
えば、単結晶Si層)等が破壊され、所望のSOI基板
が得られない。
離用の層である多孔質層以外の部分で貼り合わせ基板が
分離されると、例えば、活性層とすべき非多孔質層(例
えば、単結晶Si層)等が破壊され、所望のSOI基板
が得られない。
【0018】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えば、貼り合わせ基板等の複合部材を多孔
質層等の分離層で適切に分離することをを目的とする。
のであり、例えば、貼り合わせ基板等の複合部材を多孔
質層等の分離層で適切に分離することをを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に係
る分離方法は、内部に分離層を有する第1の部材と、第
2の部材とを密着させた構造を有する複合部材の分離方
法に関する。複合部材は、前記第1の部材の外周端が前
記第2の部材の外周端より外側に突出した突出部を有す
る。この分離方法は、前記複合部材の前記突出部を検出
する検出工程と、前記検出工程で検出された前記突出部
を起点として前記複合部材の分離を開始し、その後、前
記分離層の部分で前記複合部材を2つの部材に分離する
分離工程とを有することを特徴とする。
る分離方法は、内部に分離層を有する第1の部材と、第
2の部材とを密着させた構造を有する複合部材の分離方
法に関する。複合部材は、前記第1の部材の外周端が前
記第2の部材の外周端より外側に突出した突出部を有す
る。この分離方法は、前記複合部材の前記突出部を検出
する検出工程と、前記検出工程で検出された前記突出部
を起点として前記複合部材の分離を開始し、その後、前
記分離層の部分で前記複合部材を2つの部材に分離する
分離工程とを有することを特徴とする。
【0020】ここで、前記複合部材は、前記第1の部材
と前記第2の部材とを互いの中心位置をずらして密着さ
せた構造を有することが好ましい。
と前記第2の部材とを互いの中心位置をずらして密着さ
せた構造を有することが好ましい。
【0021】前記分離工程は、例えば、前記突出部を処
理して分離開始部を形成する予備分離工程と、前記分離
開始部を起点として前記複合部材の分離を開始し、その
後、実質的に前記分離層のみを破壊して前記複合部材を
前記分離層の部分で2つの部材に分離する本分離工程と
を含むことが好ましい。
理して分離開始部を形成する予備分離工程と、前記分離
開始部を起点として前記複合部材の分離を開始し、その
後、実質的に前記分離層のみを破壊して前記複合部材を
前記分離層の部分で2つの部材に分離する本分離工程と
を含むことが好ましい。
【0022】前記検出工程では、例えは、非接触式又は
接触式のセンサを利用して前記突出部を検出することが
できる。
接触式のセンサを利用して前記突出部を検出することが
できる。
【0023】また、前記検出工程では、例えば、前記複
合部材の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前
記突出部を検出することができる。
合部材の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前
記突出部を検出することができる。
【0024】また、前記検出工程では、例えば、前記第
1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位置に
配置されたセンサを利用して前記突出部を検出すること
ができる。
1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位置に
配置されたセンサを利用して前記突出部を検出すること
ができる。
【0025】また、前記検出工程では、例えば、前記第
1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれ量
を前記複合部材の外周に沿って検出することにより前記
突出部を検出することができる。
1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれ量
を前記複合部材の外周に沿って検出することにより前記
突出部を検出することができる。
【0026】また、前記検出工程では、例えば、前記複
合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することに
より前記突出部を検出することができる。
合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することに
より前記突出部を検出することができる。
【0027】また、前記検出工程では、例えば、前記突
出部に影ができるように前記複合部材を照明しながら前
記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理するこ
とにより前記突出部を検出することができる。
出部に影ができるように前記複合部材を照明しながら前
記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理するこ
とにより前記突出部を検出することができる。
【0028】また、前記検出工程では、例えば、前記複
合部材の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で
撮像し、撮像画像を処理することにより前記突出部を検
出することができる。
合部材の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で
撮像し、撮像画像を処理することにより前記突出部を検
出することができる。
【0029】この分離方法は、前記分離工程の実施に先
立って、前記検出工程で検出された前記突出部が前記分
離工程における作業位置に一致するように前記複合部材
を配置する配置工程を更に有することが好ましい。
立って、前記検出工程で検出された前記突出部が前記分
離工程における作業位置に一致するように前記複合部材
を配置する配置工程を更に有することが好ましい。
【0030】前記検出工程では、前記突出部として前記
第1の部材の外周端が最も突出した部分を検出すること
が好ましい。
第1の部材の外周端が最も突出した部分を検出すること
が好ましい。
【0031】本発明の第2の側面に係る移設方法は、第
1の部材の表面の移設層を第2の部材に移設する移設方
法であって、内部に分離層を有し、その上に移設層を有
する第1の部材と、第2の部材とを密着させて、前記第
1の部材の外周端が前記第2の部材の外周端より外側に
突出した突出部を有する複合部材を作成する作成工程
と、前記複合部材の前記突出部を検出する検出工程と、
前記検出工程で検出された前記突出部を起点として前記
複合部材の分離を開始し、その後、前記分離層の部分で
前記複合部材を2つの部材に分離し、これにより、前記
第1の部材の移設層を前記第2の部材に移設する分離工
程とを有することを特徴とする。
1の部材の表面の移設層を第2の部材に移設する移設方
法であって、内部に分離層を有し、その上に移設層を有
する第1の部材と、第2の部材とを密着させて、前記第
1の部材の外周端が前記第2の部材の外周端より外側に
突出した突出部を有する複合部材を作成する作成工程
と、前記複合部材の前記突出部を検出する検出工程と、
前記検出工程で検出された前記突出部を起点として前記
複合部材の分離を開始し、その後、前記分離層の部分で
前記複合部材を2つの部材に分離し、これにより、前記
第1の部材の移設層を前記第2の部材に移設する分離工
程とを有することを特徴とする。
【0032】本発明の第3の側面に係る分離方法は、内
部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1の基板
の前記移設層と、第2の基板とを密着させた構造を有す
る貼り合わせ基板を2枚の基板に分離する分離方法に関
する。貼り合わせ基板は、前記第1の基板の外周端が前
記第2の基板の外周端より外側に突出した突出部を有す
る。この分離方法は、前記貼り合わせ基板の前記突出部
を検出する検出工程と、前記検出工程で検出された前記
突出部を起点として前記貼り合わせ基板の分離を開始
し、その後、前記分離層の部分で前記貼り合わせ基板を
2枚の基板に分離する分離工程とを有することを特徴と
する。
部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1の基板
の前記移設層と、第2の基板とを密着させた構造を有す
る貼り合わせ基板を2枚の基板に分離する分離方法に関
する。貼り合わせ基板は、前記第1の基板の外周端が前
記第2の基板の外周端より外側に突出した突出部を有す
る。この分離方法は、前記貼り合わせ基板の前記突出部
を検出する検出工程と、前記検出工程で検出された前記
突出部を起点として前記貼り合わせ基板の分離を開始
し、その後、前記分離層の部分で前記貼り合わせ基板を
2枚の基板に分離する分離工程とを有することを特徴と
する。
【0033】ここで、前記第1の基板及び前記第2の基
板は、同一の大きさを有し、前記貼り合わせ基板は、前
記第1の基板と前記第2の基板とを互いの中心位置をず
らして密着させた構造を有することが好ましい。
板は、同一の大きさを有し、前記貼り合わせ基板は、前
記第1の基板と前記第2の基板とを互いの中心位置をず
らして密着させた構造を有することが好ましい。
【0034】前記分離工程は、前記突出部を処理して分
離開始部を形成する予備分離工程と、前記分離開始部を
起点として前記複合部材の分離を開始し、その後、実質
的に前記分離層のみを破壊して前記複合部材を前記分離
層の部分で2つの部材に分離する本分離工程とを含むこ
とが好ましい。
離開始部を形成する予備分離工程と、前記分離開始部を
起点として前記複合部材の分離を開始し、その後、実質
的に前記分離層のみを破壊して前記複合部材を前記分離
層の部分で2つの部材に分離する本分離工程とを含むこ
とが好ましい。
【0035】前記検出工程では、例えば、非接触式又は
接触式のセンサを利用して前記突出部を検出することが
できる。
接触式のセンサを利用して前記突出部を検出することが
できる。
【0036】また、前記検出工程では、例えば、前記複
合部材の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前
記突出部を検出することができる。
合部材の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前
記突出部を検出することができる。
【0037】また、前記検出工程では、例えば、前記第
1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位置に
配置されたセンサを利用して前記突出部を検出すること
ができる。
1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位置に
配置されたセンサを利用して前記突出部を検出すること
ができる。
【0038】また、前記検出工程では、例えば、前記第
1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれ量
を前記複合部材の外周に沿って検出することにより前記
突出部を検出することができる。
1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれ量
を前記複合部材の外周に沿って検出することにより前記
突出部を検出することができる。
【0039】また、前記検出工程では、例えば、前記複
合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することに
より前記突出部を検出することができる。
合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することに
より前記突出部を検出することができる。
【0040】また、前記検出工程では、例えば、前記突
出部に影ができるように前記複合部材を照明しながら前
記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理するこ
とにより前記突出部を検出することができる。
出部に影ができるように前記複合部材を照明しながら前
記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理するこ
とにより前記突出部を検出することができる。
【0041】また、前記検出工程では、例えば、前記複
合部材の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で
撮像し、撮像画像を処理することにより前記突出部を検
出することができる。
合部材の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で
撮像し、撮像画像を処理することにより前記突出部を検
出することができる。
【0042】この分離方法は、前記分離工程の実施に先
立って、前記検出工程で検出された前記突出部が前記分
離工程における作業位置に一致するように前記複合部材
を配置する配置工程を更に有することが好ましい。
立って、前記検出工程で検出された前記突出部が前記分
離工程における作業位置に一致するように前記複合部材
を配置する配置工程を更に有することが好ましい。
【0043】前記検出工程では、前記突出部として前記
第1の部材の外周端が最も突出した部分を検出すること
が好ましい。
第1の部材の外周端が最も突出した部分を検出すること
が好ましい。
【0044】本発明の第4の側面に係る移設方法は、第
1の基板の表面の移設層を第2の基板に移設する移設方
法であって、内部に分離層を有し、その上に移設層を有
する第1の基板の前記移設層と、第2の基板とを貼り合
わせて、前記第1の基板の外周端が前記第2の基板の外
周端より外側に突出した突出部を有する貼り合わせ基板
を作成する作成工程と、前記貼り合わせ基板の前記突出
部を検出する検出工程と、前記検出工程で検出された前
記突出部を起点として前記貼り合わせ基板の分離を開始
し、その後、前記分離層の部分で前記貼り合わせ基板を
分離し、これにより、前記第1の基板の移設層を前記第
2の基板に移設する分離工程とを有することを特徴とす
る。
1の基板の表面の移設層を第2の基板に移設する移設方
法であって、内部に分離層を有し、その上に移設層を有
する第1の基板の前記移設層と、第2の基板とを貼り合
わせて、前記第1の基板の外周端が前記第2の基板の外
周端より外側に突出した突出部を有する貼り合わせ基板
を作成する作成工程と、前記貼り合わせ基板の前記突出
部を検出する検出工程と、前記検出工程で検出された前
記突出部を起点として前記貼り合わせ基板の分離を開始
し、その後、前記分離層の部分で前記貼り合わせ基板を
分離し、これにより、前記第1の基板の移設層を前記第
2の基板に移設する分離工程とを有することを特徴とす
る。
【0045】本発明の第5の側面に係る基板の製造方法
は、内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1
の基板の表面と、第2の基板とを貼り合わせて、前記第
1の基板の外周端が前記第2の基板の外周端より外側に
突出した突出部を有する貼り合わせ基板を作成する作成
工程と、前記貼り合わせ基板の前記突出部を検出する検
出工程と、前記検出工程で検出された前記突出部を起点
として前記貼り合わせ基板の分離を開始し、その後、前
記分離層の部分で前記貼り合わせ基板を分離して、前記
第1の基板の移設層を前記第2の基板に移設する分離工
程とを有することを特徴とする。
は、内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1
の基板の表面と、第2の基板とを貼り合わせて、前記第
1の基板の外周端が前記第2の基板の外周端より外側に
突出した突出部を有する貼り合わせ基板を作成する作成
工程と、前記貼り合わせ基板の前記突出部を検出する検
出工程と、前記検出工程で検出された前記突出部を起点
として前記貼り合わせ基板の分離を開始し、その後、前
記分離層の部分で前記貼り合わせ基板を分離して、前記
第1の基板の移設層を前記第2の基板に移設する分離工
程とを有することを特徴とする。
【0046】ここで、前記移設層は、例えば単結晶Si
層を含む。更に、前記移設層は、前記単結晶Si層の他
に、該単結晶Si層の上に絶縁層を有してもよい。
層を含む。更に、前記移設層は、前記単結晶Si層の他
に、該単結晶Si層の上に絶縁層を有してもよい。
【0047】前記作成工程では、例えば、同一の大きさ
を有する第1の基板と第2の基板とを互いの中心位置を
ずらして密着させて前記貼り合わせ基板を作成すること
が好ましい。
を有する第1の基板と第2の基板とを互いの中心位置を
ずらして密着させて前記貼り合わせ基板を作成すること
が好ましい。
【0048】前記分離工程は、前記突出部を処理して分
離開始部を形成する予備分離工程と、前記分離開始部を
起点として前記貼り合わせ基板の分離を開始し、その
後、実質的に前記分離層のみを破壊して前記貼り合わせ
基板を前記分離層の部分で2枚の基板に分離する本分離
工程とを含むことが好ましい。
離開始部を形成する予備分離工程と、前記分離開始部を
起点として前記貼り合わせ基板の分離を開始し、その
後、実質的に前記分離層のみを破壊して前記貼り合わせ
基板を前記分離層の部分で2枚の基板に分離する本分離
工程とを含むことが好ましい。
【0049】前記予備分離工程では、例えば、前記突出
部に向けて流体を噴射することにより、該流体により前
記分離開始部を形成することができる。
部に向けて流体を噴射することにより、該流体により前
記分離開始部を形成することができる。
【0050】また、前記予備分離工程では、例えば、前
記突出部における前記第1の基板と前記第2の基板との
隙間に楔状の部材を挿入することにより前記分離開始部
を形成することができる。
記突出部における前記第1の基板と前記第2の基板との
隙間に楔状の部材を挿入することにより前記分離開始部
を形成することができる。
【0051】前記分離工程では、例えば、前記突出部に
向けて流体を噴射することにより前記貼り合わせ基板に
分離開始部を形成し、その後、流体を打ち込む位置を変
更しながら前記貼り合わせ基板の分離を進めることがで
きる。
向けて流体を噴射することにより前記貼り合わせ基板に
分離開始部を形成し、その後、流体を打ち込む位置を変
更しながら前記貼り合わせ基板の分離を進めることがで
きる。
【0052】また、前記分離工程では、例えば、前記突
出部における前記第1の基板と前記第2の基板との隙間
に楔状の部材を挿入することにより、前記貼り合わせ基
板を分離することができる。
出部における前記第1の基板と前記第2の基板との隙間
に楔状の部材を挿入することにより、前記貼り合わせ基
板を分離することができる。
【0053】前記分離開始部は、例えば、当該部分にお
ける前記分離層が最も脆弱な構造を有する部分である。
ける前記分離層が最も脆弱な構造を有する部分である。
【0054】前記分離開始部は、例えば、当該部分にお
ける前記移設層が除去され、該移設層の下層の分離層が
露出した部分である。
ける前記移設層が除去され、該移設層の下層の分離層が
露出した部分である。
【0055】前記分離開始部は、例えば、当該部分にお
ける分離層が露出すると共に、該分離層の外周端が前記
貼り合わせ基板の内側に向かって窪んでいる。
ける分離層が露出すると共に、該分離層の外周端が前記
貼り合わせ基板の内側に向かって窪んでいる。
【0056】前記検出工程では、例えば、非接触式又は
接触式のセンサを利用して前記突出部を検出する。
接触式のセンサを利用して前記突出部を検出する。
【0057】前記検出工程では、例えば、前記貼り合わ
せ基板の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前
記突出部を検出することができる。
せ基板の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前
記突出部を検出することができる。
【0058】前記検出工程では、例えば、前記第1の基
板と前記第2の基板との密着面に対向する位置に配置さ
れたセンサを利用して前記突出部を検出することができ
る。
板と前記第2の基板との密着面に対向する位置に配置さ
れたセンサを利用して前記突出部を検出することができ
る。
【0059】前記検出工程では、例えば、前記第1の基
板の外周端と前記第2の基板の外周端とのずれ量を前記
貼り合わせ基板の外周に沿って検出することにより前記
突出部を検出することができる。
板の外周端と前記第2の基板の外周端とのずれ量を前記
貼り合わせ基板の外周に沿って検出することにより前記
突出部を検出することができる。
【0060】前記検出工程では、例えば、前記貼り合わ
せ基板を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することに
より前記突出部を検出することができる。
せ基板を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することに
より前記突出部を検出することができる。
【0061】前記検出工程では、例えば、前記突出部に
影ができるように前記貼り合わせ基板を照明しながら前
記貼り合わせ基板を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理
することにより前記突出部を検出することができる。
影ができるように前記貼り合わせ基板を照明しながら前
記貼り合わせ基板を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理
することにより前記突出部を検出することができる。
【0062】前記検出工程では、例えば、前記貼り合わ
せ基板の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で
撮像し、撮像画像を処理することにより前記突出部を検
出することができる。
せ基板の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で
撮像し、撮像画像を処理することにより前記突出部を検
出することができる。
【0063】この基板の製造方法は、前記分離工程の実
施に先立って、前記検出工程で検出された前記突出部が
前記分離工程における作業位置に一致するように前記貼
り合わせ基板を配置する配置工程を更に有することが好
ましい。
施に先立って、前記検出工程で検出された前記突出部が
前記分離工程における作業位置に一致するように前記貼
り合わせ基板を配置する配置工程を更に有することが好
ましい。
【0064】前記検出工程では、前記突出部として前記
第1の基板の外周端が最も突出した部分を検出すること
が好ましい。
第1の基板の外周端が最も突出した部分を検出すること
が好ましい。
【0065】本発明の第6の側面に係る検出方法は、内
部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材とを密着
させた構造を有する複合部材の特徴部を検出する検出方
法に関する。複合部材は、前記特徴部として、前記第1
の部材の外周端が前記第2の外周端より外側に突出した
部分を有する。この検出方法は、前記第1の部材の外周
端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記複合部材の
外周に沿って検出するずれ検出工程と、前記ずれ検出工
程による検出結果に基づいて前記特徴部を決定する決定
工程とを有することを特徴とする。
部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材とを密着
させた構造を有する複合部材の特徴部を検出する検出方
法に関する。複合部材は、前記特徴部として、前記第1
の部材の外周端が前記第2の外周端より外側に突出した
部分を有する。この検出方法は、前記第1の部材の外周
端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記複合部材の
外周に沿って検出するずれ検出工程と、前記ずれ検出工
程による検出結果に基づいて前記特徴部を決定する決定
工程とを有することを特徴とする。
【0066】ここで、前記ずれ検出工程では、例えば、
前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端との
ずれを前記複合部材の全周に沿って検出することが好ま
しい。
前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端との
ずれを前記複合部材の全周に沿って検出することが好ま
しい。
【0067】前記ずれ検出工程では、例えば、非接触式
又は接触式のセンサを利用して前記ずれを検出する。
又は接触式のセンサを利用して前記ずれを検出する。
【0068】また、前記ずれ検出工程では、例えば、前
記複合部材の外周端の側方に配置されたセンサを利用し
て前記ずれを検出することができる。
記複合部材の外周端の側方に配置されたセンサを利用し
て前記ずれを検出することができる。
【0069】また、前記ずれ検出工程では、例えば、前
記第1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位
置に配置されたセンサを利用して前記ずれを検出するこ
とができる。
記第1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位
置に配置されたセンサを利用して前記ずれを検出するこ
とができる。
【0070】また、前記ずれ検出工程では、例えば、前
記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理するこ
とにより前記ずれを検出することができる。
記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理するこ
とにより前記ずれを検出することができる。
【0071】また、前記ずれ検出工程では、例えば、前
記突出部に影ができるように前記複合部材を照明しなが
ら前記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理す
ることにより前記ずれを検出することができる。
記突出部に影ができるように前記複合部材を照明しなが
ら前記複合部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理す
ることにより前記ずれを検出することができる。
【0072】また、前記ずれ検出工程では、前記複合部
材の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で撮像
し、撮像画像を処理することにより前記ずれを検出する
ことができる。
材の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で撮像
し、撮像画像を処理することにより前記ずれを検出する
ことができる。
【0073】前記決定工程では、前記特徴部として、前
記第1の部材の外周端が最も突出した部分を決定するこ
とが好ましい。
記第1の部材の外周端が最も突出した部分を決定するこ
とが好ましい。
【0074】本発明の第7の側面に係る位置決め方法
は、内部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材と
を密着させた構造を有する複合部材の特徴部を所定位置
に位置決めする位置決め方法に関する。複合部材は、前
記特徴部として、前記第1の部材の外周端が前記第2の
外周端より外側に突出した部分を有する。この位置決め
方法は、前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外
周端とのずれを前記複合部材の外周に沿って検出するず
れ検出工程と、前記ずれ検出工程による検出結果に基づ
いて前記特徴部を決定する決定工程と、前記決定工程で
決定された前記特徴部が前記所定位置に一致するように
前記複合部材を配置する配置工程とを有することを特徴
とする。
は、内部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材と
を密着させた構造を有する複合部材の特徴部を所定位置
に位置決めする位置決め方法に関する。複合部材は、前
記特徴部として、前記第1の部材の外周端が前記第2の
外周端より外側に突出した部分を有する。この位置決め
方法は、前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外
周端とのずれを前記複合部材の外周に沿って検出するず
れ検出工程と、前記ずれ検出工程による検出結果に基づ
いて前記特徴部を決定する決定工程と、前記決定工程で
決定された前記特徴部が前記所定位置に一致するように
前記複合部材を配置する配置工程とを有することを特徴
とする。
【0075】本発明の第8の側面に係る検出装置は、内
部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材とを密着
させた構造を有する複合部材の特徴部を検出する検出装
置に関する。複合部材は、前記特徴部として、前記第1
の部材の外周端が前記第2の外周端より外側に突出した
部分を有する。この検出装置は、前記第1の部材の外周
端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記複合部材の
外周に沿って検出するずれ検出手段と、前記ずれ検出手
段による検出結果に基づいて前記特徴部を決定する決定
手段と、を備えることを特徴とする。
部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材とを密着
させた構造を有する複合部材の特徴部を検出する検出装
置に関する。複合部材は、前記特徴部として、前記第1
の部材の外周端が前記第2の外周端より外側に突出した
部分を有する。この検出装置は、前記第1の部材の外周
端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記複合部材の
外周に沿って検出するずれ検出手段と、前記ずれ検出手
段による検出結果に基づいて前記特徴部を決定する決定
手段と、を備えることを特徴とする。
【0076】ここで、前記ずれ検出手段は、前記第1の
部材の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記
複合部材の全周に沿って検出することが好ましい。
部材の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記
複合部材の全周に沿って検出することが好ましい。
【0077】前記ずれ検出手段は、例えば、非接触式又
は接触式のセンサを利用して前記ずれを検出する。
は接触式のセンサを利用して前記ずれを検出する。
【0078】また、前記ずれ検出手段は、例えば、前記
複合部材の外周端の側方に配置されたセンサを有し、前
記センサを利用して前記ずれを検出することができる。
複合部材の外周端の側方に配置されたセンサを有し、前
記センサを利用して前記ずれを検出することができる。
【0079】また、前記ずれ検出手段は、例えば、前記
第1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位置
に配置されたセンサを有し、前記センサを利用して前記
ずれを検出することができる。
第1の部材と前記第2の部材との密着面に対向する位置
に配置されたセンサを有し、前記センサを利用して前記
ずれを検出することができる。
【0080】また、前記ずれ検出手段は、例えば、撮像
装置を有し、前記複合部材を前記撮像装置で撮像し、撮
像画像を処理することにより前記ずれを検出することが
できる。
装置を有し、前記複合部材を前記撮像装置で撮像し、撮
像画像を処理することにより前記ずれを検出することが
できる。
【0081】また、前記ずれ検出手段は、例えば、照明
装置及び撮像装置を有し、前記突出部に影ができるよう
に前記複合部材を前記照明装置で照明しながら前記複合
部材を前記撮像装置で撮像し、撮像画像を処理すること
により前記ずれを検出することができる。
装置及び撮像装置を有し、前記突出部に影ができるよう
に前記複合部材を前記照明装置で照明しながら前記複合
部材を前記撮像装置で撮像し、撮像画像を処理すること
により前記ずれを検出することができる。
【0082】また、前記ずれ検出手段は、例えば、前記
複合部材の外周端の接線方向に配置された撮像装置を有
し、前記複合部材の外周端を前記撮像装置で撮像し、撮
像画像を処理することにより前記ずれを検出することが
できる。
複合部材の外周端の接線方向に配置された撮像装置を有
し、前記複合部材の外周端を前記撮像装置で撮像し、撮
像画像を処理することにより前記ずれを検出することが
できる。
【0083】前記決定手段は、前記特徴部として、前記
第1の部材の外周端が最も突出した部分を決定すること
が好ましい。
第1の部材の外周端が最も突出した部分を決定すること
が好ましい。
【0084】本発明の第九の側面に係る位置決め装置
は、内部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材と
を密着させた構造を有する複合部材の特徴部を所定位置
に位置決めする位置決め装置に関する。複合部材は、前
記特徴部として、前記第1の部材の外周端が前記第2の
外周端より外側に突出した部分を有する。この位置決め
装置は、前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外
周端とのずれを前記複合部材の外周に沿って検出するず
れ検出手段と、前記ずれ検出手段による検出結果に基づ
いて前記特徴部を決定する決定手段と、前記決定手段で
決定された前記特徴部が前記所定位置に一致するように
前記複合部材を配置する配置手段とを備えることを特徴
とする。
は、内部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材と
を密着させた構造を有する複合部材の特徴部を所定位置
に位置決めする位置決め装置に関する。複合部材は、前
記特徴部として、前記第1の部材の外周端が前記第2の
外周端より外側に突出した部分を有する。この位置決め
装置は、前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外
周端とのずれを前記複合部材の外周に沿って検出するず
れ検出手段と、前記ずれ検出手段による検出結果に基づ
いて前記特徴部を決定する決定手段と、前記決定手段で
決定された前記特徴部が前記所定位置に一致するように
前記複合部材を配置する配置手段とを備えることを特徴
とする。
【0085】本発明の第10の側面に係る処理システム
は、内部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材と
を密着させた構造を有する複合部材の特徴部を位置決め
する位置決め装置と、作業位置において前記複合部材を
処理する処理装置とを備える。この処理システムにおい
て、前記複合部材は、前記特徴部として、前記第1の部
材の外周端が前記第2の外周端より外側に突出した部分
を有し、前記位置決め装置は、前記複合部材の特徴部を
前記処理装置の作業位置に位置決めすることを特徴とす
る。
は、内部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材と
を密着させた構造を有する複合部材の特徴部を位置決め
する位置決め装置と、作業位置において前記複合部材を
処理する処理装置とを備える。この処理システムにおい
て、前記複合部材は、前記特徴部として、前記第1の部
材の外周端が前記第2の外周端より外側に突出した部分
を有し、前記位置決め装置は、前記複合部材の特徴部を
前記処理装置の作業位置に位置決めすることを特徴とす
る。
【0086】ここで、前記処理装置は、前記特徴部を起
点として前記複合部材の分離を開始し、その後、前記分
離層の部分で前記複合部材を2つの部材に分離する分離
装置を含むことが好ましい。
点として前記複合部材の分離を開始し、その後、前記分
離層の部分で前記複合部材を2つの部材に分離する分離
装置を含むことが好ましい。
【0087】本発明の第11の側面に係る半導体装置の
製造方法は、上記の本発明の第5の側面に係る基板の製
造方法を適用してSOI基板を準備する工程と、前記S
OI基板のSOI層を素子分離して、素子分離されたS
OI層にトランジスタを作り込む工程とを含むことを特
徴とする。
製造方法は、上記の本発明の第5の側面に係る基板の製
造方法を適用してSOI基板を準備する工程と、前記S
OI基板のSOI層を素子分離して、素子分離されたS
OI層にトランジスタを作り込む工程とを含むことを特
徴とする。
【0088】ここで、前記トランジスタは、例えば、部
分空乏型のFET、又は、完全空乏型のFETである。
分空乏型のFET、又は、完全空乏型のFETである。
【0089】本発明の第12の側面に係る半導体装置
は、上記の本発明の第11の側面に係る半導体装置の製
造方法により製造され得ることを特徴とする。
は、上記の本発明の第11の側面に係る半導体装置の製
造方法により製造され得ることを特徴とする。
【0090】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施の形態を説明する。
の好適な実施の形態を説明する。
【0091】図1A〜図1Gは、本発明の好適な実施の
形態に係るSOI構造等を有する基板の製造方法を説明
する図である。
形態に係るSOI構造等を有する基板の製造方法を説明
する図である。
【0092】まず、図1Aに示す工程では、第1の基板
(prime wafer)10を形成するための単結晶Si基板
11を用意して、その主表面上に多孔質Si層12を形
成する。多孔質Si層12は、例えば、電解質溶液(化
成液)中で単結晶Si基板11に陽極化成処理を施すこ
とによって形成することができる。
(prime wafer)10を形成するための単結晶Si基板
11を用意して、その主表面上に多孔質Si層12を形
成する。多孔質Si層12は、例えば、電解質溶液(化
成液)中で単結晶Si基板11に陽極化成処理を施すこ
とによって形成することができる。
【0093】ここで、電解質溶液としては、例えば、弗
化水素を含む溶液、弗化水素及びエタノールを含む溶
液、弗化水素及びイソプロピルアルコールを含む溶液等
が好適である。より具体的な例を挙げると、電解質溶液
としては、例えば、HF水溶液(HF濃度=49wt
%)とエタノールを体積比2:1で混合した混合液が好
適である。
化水素を含む溶液、弗化水素及びエタノールを含む溶
液、弗化水素及びイソプロピルアルコールを含む溶液等
が好適である。より具体的な例を挙げると、電解質溶液
としては、例えば、HF水溶液(HF濃度=49wt
%)とエタノールを体積比2:1で混合した混合液が好
適である。
【0094】また、多孔質Si層12を互いに多孔度の
異なる2層以上の層からなる多層構造としてもよい。こ
こで、多層構造の多孔質Si層12は、表面側に第1の
多孔度を有する第1の多孔質Si層、その下に、第1の
多孔度より大きい第2の多孔度を有する第2の多孔質S
i層を含むことが好ましい。このような多層構造を採用
することにより、後の非多孔質層13の形成工程におい
て、第1の多孔質Si層上に、欠陥等の少ない非多孔質
層13を形成することができると共に、後の分離工程に
おいて、所望の位置で貼り合わせ基板を分離することが
できる。ここで、第1の多孔度としては、10%〜30
%が好ましく、15%〜25%が更に好ましい。また、
第2の多孔度としては、35%〜70%が好ましく、4
0%〜60%が更に好ましい。
異なる2層以上の層からなる多層構造としてもよい。こ
こで、多層構造の多孔質Si層12は、表面側に第1の
多孔度を有する第1の多孔質Si層、その下に、第1の
多孔度より大きい第2の多孔度を有する第2の多孔質S
i層を含むことが好ましい。このような多層構造を採用
することにより、後の非多孔質層13の形成工程におい
て、第1の多孔質Si層上に、欠陥等の少ない非多孔質
層13を形成することができると共に、後の分離工程に
おいて、所望の位置で貼り合わせ基板を分離することが
できる。ここで、第1の多孔度としては、10%〜30
%が好ましく、15%〜25%が更に好ましい。また、
第2の多孔度としては、35%〜70%が好ましく、4
0%〜60%が更に好ましい。
【0095】電解質溶液として上記の混合液(HF濃度
が49wt%の弗化水素酸:エタノール=2:1)を利
用する場合は、例えば、電流密度8mA/cm2、処理
時間5〜11minの条件で第1層(表面側)を生成
し、次いで、電流密度23〜33mA/cm2、処理時
間80sec〜2minの条件で第2層(内部側)を生
成することが好ましい。
が49wt%の弗化水素酸:エタノール=2:1)を利
用する場合は、例えば、電流密度8mA/cm2、処理
時間5〜11minの条件で第1層(表面側)を生成
し、次いで、電流密度23〜33mA/cm2、処理時
間80sec〜2minの条件で第2層(内部側)を生
成することが好ましい。
【0096】次いで、次の(1)〜(4)の少なくとも
1つの工程を実施することが好ましい。ここで、
(1)、(2)を順に実施することが好ましく、
(1)、(2)、(3)を順に実施すること、或いは、
(1)、(2)、(4)を順に実施することが更に好ま
しく、(1)、(2)、(3)、(4)を順に実施する
ことが最も好ましい。
1つの工程を実施することが好ましい。ここで、
(1)、(2)を順に実施することが好ましく、
(1)、(2)、(3)を順に実施すること、或いは、
(1)、(2)、(4)を順に実施することが更に好ま
しく、(1)、(2)、(3)、(4)を順に実施する
ことが最も好ましい。
【0097】(1)多孔質Si層の孔壁に保護膜を形成
する工程(プリ酸化工程) この工程では、多孔質Si層12の孔壁に酸化膜や窒化
膜等の保護膜を形成し、これにより、後の熱処理による
孔の粗大化を防止する。保護膜は、例えば、酸素雰囲気
中で熱処理(例えば、200℃〜700℃が好ましく、
300℃〜500℃が更に好ましい)を実施することに
より形成され得る。その後、多孔質Si層12の表面に
形成された酸化膜等を除去することが好ましい。これ
は、例えば、弗化水素を含む溶液に多孔質Si層12の
表面を晒すことによって実施され得る。
する工程(プリ酸化工程) この工程では、多孔質Si層12の孔壁に酸化膜や窒化
膜等の保護膜を形成し、これにより、後の熱処理による
孔の粗大化を防止する。保護膜は、例えば、酸素雰囲気
中で熱処理(例えば、200℃〜700℃が好ましく、
300℃〜500℃が更に好ましい)を実施することに
より形成され得る。その後、多孔質Si層12の表面に
形成された酸化膜等を除去することが好ましい。これ
は、例えば、弗化水素を含む溶液に多孔質Si層12の
表面を晒すことによって実施され得る。
【0098】(2)水素ベ−キング工程(プリベ−キン
グ工程) この工程では、水素を含む還元性雰囲気中において80
0℃〜1200℃で、多孔質Si層12が形成された第
1の基板1に熱処理を実施する。この熱処理により、多
孔質Si層12の表面の孔をある程度封止することがで
きると共に、多孔質Si層12の表面に自然酸化膜が存
在する場合には、それを除去することができる。
グ工程) この工程では、水素を含む還元性雰囲気中において80
0℃〜1200℃で、多孔質Si層12が形成された第
1の基板1に熱処理を実施する。この熱処理により、多
孔質Si層12の表面の孔をある程度封止することがで
きると共に、多孔質Si層12の表面に自然酸化膜が存
在する場合には、それを除去することができる。
【0099】(3)微量原料供給工程(プリインジェク
ション工程) 多孔質Si層12上に非多孔質層13を成長させる場合
は、成長の初期段階で非多孔質層13の原料物質の供給
を微少量として、低速度で非多孔質膜13を成長させる
ことが好ましい。このような成長方法により、多孔質S
i層12の表面の原子のマイグレーションが促進され、
多孔質Si層12の表面の孔を封止することができる。
具体的には、成長速度が20nm/min以下、好まし
くは10nm/min以下、より好ましくは2nm/m
in以下になるように原料の供給を制御する。
ション工程) 多孔質Si層12上に非多孔質層13を成長させる場合
は、成長の初期段階で非多孔質層13の原料物質の供給
を微少量として、低速度で非多孔質膜13を成長させる
ことが好ましい。このような成長方法により、多孔質S
i層12の表面の原子のマイグレーションが促進され、
多孔質Si層12の表面の孔を封止することができる。
具体的には、成長速度が20nm/min以下、好まし
くは10nm/min以下、より好ましくは2nm/m
in以下になるように原料の供給を制御する。
【0100】(4)高温ベーキング工程(中間ベーキン
グ工程) 上記の水素ベーキング工程及び/又は微量原料供給工程
における処理温度よりも高い温度で、水素を含む還元性
雰囲気中で熱処理を実施することにより、多孔質Si層
12の更なる封止及び平坦化が実現することができる。
グ工程) 上記の水素ベーキング工程及び/又は微量原料供給工程
における処理温度よりも高い温度で、水素を含む還元性
雰囲気中で熱処理を実施することにより、多孔質Si層
12の更なる封止及び平坦化が実現することができる。
【0101】次いで、図1Bに示す工程の第1段階で
は、多孔質Si層12上に第1の非多孔質層13を形成
する。第1の非多孔質層13としては、単結晶Si層、
多結晶Si層、非晶質Si層等のSi層、Ge層、Si
Ge層、SiC層、C層、GaAs層、GaN層、Al
GaAs層、InGaAs層、InP層、InAs層等
が好適である。
は、多孔質Si層12上に第1の非多孔質層13を形成
する。第1の非多孔質層13としては、単結晶Si層、
多結晶Si層、非晶質Si層等のSi層、Ge層、Si
Ge層、SiC層、C層、GaAs層、GaN層、Al
GaAs層、InGaAs層、InP層、InAs層等
が好適である。
【0102】次いで、図1Bに示す工程の第2段階で
は、第1の非多孔質層13の上に第2の非多孔質層とし
てSiO2層(絶縁層)14を形成する。これにより第
1の基板10が得られる。SiO2層14は、例えば、
O2/H2雰囲気、1100℃、10〜33minの条
件で生成され得る。
は、第1の非多孔質層13の上に第2の非多孔質層とし
てSiO2層(絶縁層)14を形成する。これにより第
1の基板10が得られる。SiO2層14は、例えば、
O2/H2雰囲気、1100℃、10〜33minの条
件で生成され得る。
【0103】次いで、図1Cに示す工程では、第2の基
板(handle wafer)20を準備し、第1の基板10と第
2の基板20とを、第2の基板20と絶縁層14とが面
するように室温で密着させて貼り合わせ基板30を作成
する。
板(handle wafer)20を準備し、第1の基板10と第
2の基板20とを、第2の基板20と絶縁層14とが面
するように室温で密着させて貼り合わせ基板30を作成
する。
【0104】ここで、本発明の好適な実施の形態では、
分離用の層(分離層)としての多孔質層12を有する基
板(即ち、第1の基板10)の外周端の一部が第1の基
板20の外周端よりも外側に存在する部分(以下、突出
部という)を有する貼り合わせ基板30を作成する。こ
のような貼り合わせ基板30を作成する方法としては、
例えば、同一サイズの第1の基板10と第2の基板20
とを互いの中心位置をずらして密着させる方法が好適で
ある。
分離用の層(分離層)としての多孔質層12を有する基
板(即ち、第1の基板10)の外周端の一部が第1の基
板20の外周端よりも外側に存在する部分(以下、突出
部という)を有する貼り合わせ基板30を作成する。こ
のような貼り合わせ基板30を作成する方法としては、
例えば、同一サイズの第1の基板10と第2の基板20
とを互いの中心位置をずらして密着させる方法が好適で
ある。
【0105】図1Cは、同一サイズの第1の基板10と
第2の基板20とを互いの中心位置をずらして密着させ
る方法を適用した例を模式的に示している。第1の基板
10の一部の突出量Dは、例えば0.1mm〜0.5m
m程度で十分であるが、それより大きくてもよい。図2
は、図1Cに示す貼り合わせ基板30の一例を模式的に
示す斜視図である。
第2の基板20とを互いの中心位置をずらして密着させ
る方法を適用した例を模式的に示している。第1の基板
10の一部の突出量Dは、例えば0.1mm〜0.5m
m程度で十分であるが、それより大きくてもよい。図2
は、図1Cに示す貼り合わせ基板30の一例を模式的に
示す斜視図である。
【0106】なお、絶縁層14は、上記のように単結晶
Si層13側に形成しても良いし、第2の基板20上に
形成しても良く、両者に形成しても良く、結果として、
第1の基板と第2の基板を密着させた際に、図1Cに示
す状態になれば良い。しかしながら、上記のように、絶
縁層14を活性層となる第1の非多孔質層(例えば、単
結晶Si層)13側に形成することにより、第1の基板
10と第2の基板20との貼り合せの界面を活性層から
遠ざけることができるため、より高品位のSOI基板等
の半導体基板を得ることができる。
Si層13側に形成しても良いし、第2の基板20上に
形成しても良く、両者に形成しても良く、結果として、
第1の基板と第2の基板を密着させた際に、図1Cに示
す状態になれば良い。しかしながら、上記のように、絶
縁層14を活性層となる第1の非多孔質層(例えば、単
結晶Si層)13側に形成することにより、第1の基板
10と第2の基板20との貼り合せの界面を活性層から
遠ざけることができるため、より高品位のSOI基板等
の半導体基板を得ることができる。
【0107】基板10、20が完全に密着した後、両者
の結合を強固にする処理を実施することが好ましい。こ
の処理の一例としては、例えば、1)N2雰囲気、11
00℃、10minの条件で熱処理を実施し、2)O2
/H2雰囲気、1100℃、50〜100minの条件
で熱処理(酸化処理)を実施する処理が好適である。こ
の処理に加えて、或いは、この処理に代えて、陽極接合
処理及び/又は加圧処理を実施してもよい。
の結合を強固にする処理を実施することが好ましい。こ
の処理の一例としては、例えば、1)N2雰囲気、11
00℃、10minの条件で熱処理を実施し、2)O2
/H2雰囲気、1100℃、50〜100minの条件
で熱処理(酸化処理)を実施する処理が好適である。こ
の処理に加えて、或いは、この処理に代えて、陽極接合
処理及び/又は加圧処理を実施してもよい。
【0108】第2の基板20としては、Si基板、Si
基板上にSiO2層を形成した基板、石英等の光透過性
の基板、サファイヤ等が好適である。しかし、第2の基
板20は、貼り合わせに供される面が十分に平坦であれ
ば十分であり、他の種類の基板であってもよい。
基板上にSiO2層を形成した基板、石英等の光透過性
の基板、サファイヤ等が好適である。しかし、第2の基
板20は、貼り合わせに供される面が十分に平坦であれ
ば十分であり、他の種類の基板であってもよい。
【0109】次いで、図1Dに示す工程では、後述の方
法により突出部41の位置を検出し、その突出部41
に、分離処理を開始すべき部分である分離開始部40を
形成する。具体的には、第1の基板10の突出部41の
少なくとも一部の領域における移設層(第1及び第2の
非多孔質層13及び14)を除去し、必要に応じて該移
設層の下の多孔質層を除去することにより分離開始部4
0を形成する。分離開始部40の形成方法としては、例
えば、次の方法が好適である。
法により突出部41の位置を検出し、その突出部41
に、分離処理を開始すべき部分である分離開始部40を
形成する。具体的には、第1の基板10の突出部41の
少なくとも一部の領域における移設層(第1及び第2の
非多孔質層13及び14)を除去し、必要に応じて該移
設層の下の多孔質層を除去することにより分離開始部4
0を形成する。分離開始部40の形成方法としては、例
えば、次の方法が好適である。
【0110】(1)突出部に向けて流体を噴射し、当該
部分の移設層及びその下の多孔質層12を破壊して除去
する。
部分の移設層及びその下の多孔質層12を破壊して除去
する。
【0111】(2)突出部における貼り合わせ面(第1
の基板10と第2の基板20との貼り合わせ面)付近に
楔を挿入し、これにより、当該部分の移設層及びその下
の多孔質層12を破壊して除去する。
の基板10と第2の基板20との貼り合わせ面)付近に
楔を挿入し、これにより、当該部分の移設層及びその下
の多孔質層12を破壊して除去する。
【0112】なお、図1Dにおいて、12aは、分離開
始部40が形成された後の多孔質層、13aは、分離開
始部40が形成された後の第1の非多孔質層(例えば、
単結晶Si層)、14aは、分離開始部40が形成され
た後の第2の非多孔質層としての絶縁層である。
始部40が形成された後の多孔質層、13aは、分離開
始部40が形成された後の第1の非多孔質層(例えば、
単結晶Si層)、14aは、分離開始部40が形成され
た後の第2の非多孔質層としての絶縁層である。
【0113】分離開始部40は、続く分離工程におい
て、実質的に多孔質層12のみが破壊されて貼り合わせ
基板が2枚の基板に分離されることが可能な構造を有す
ることが好ましい。或いは、分離開始部40は、第1の
非多孔質層(例えば、単結晶Si層)13a、第2の非
多孔質層(絶縁層)14a、第2の基板20、単結晶S
i基板11、及び、それらの層又は基板の界面に比して
多孔質層12が機械的に脆弱な構造を有する部分である
ことが好ましい。
て、実質的に多孔質層12のみが破壊されて貼り合わせ
基板が2枚の基板に分離されることが可能な構造を有す
ることが好ましい。或いは、分離開始部40は、第1の
非多孔質層(例えば、単結晶Si層)13a、第2の非
多孔質層(絶縁層)14a、第2の基板20、単結晶S
i基板11、及び、それらの層又は基板の界面に比して
多孔質層12が機械的に脆弱な構造を有する部分である
ことが好ましい。
【0114】より具体的には、分離開始部40は、例え
ば、多孔質層12aが貼り合わせ基板の側面に露出した
構造を有することが好ましく、図1Dに示すように、多
孔質層12aの外周端が移設層(第1及び第2の非多孔
質層13a及び14a)の外周端よりも内側に窪んでい
ることが更に好ましい。
ば、多孔質層12aが貼り合わせ基板の側面に露出した
構造を有することが好ましく、図1Dに示すように、多
孔質層12aの外周端が移設層(第1及び第2の非多孔
質層13a及び14a)の外周端よりも内側に窪んでい
ることが更に好ましい。
【0115】以上のように、突出部を有する貼り合わせ
基板30を形成することにより、当該部分の移設層や、
その下の多孔質層を容易に除去することができる。これ
は、突出部の移設層は、他の部分の移設層よりも露出の
度合が大きいからである。従って、突出部を有する貼り
合わせ基板を形成することにより、分離開始部を容易に
形成することができる。
基板30を形成することにより、当該部分の移設層や、
その下の多孔質層を容易に除去することができる。これ
は、突出部の移設層は、他の部分の移設層よりも露出の
度合が大きいからである。従って、突出部を有する貼り
合わせ基板を形成することにより、分離開始部を容易に
形成することができる。
【0116】また、分離開始部40を形成することによ
り、続く分離工程において、多孔質層12を選択的に破
壊して貼り合わせ基板を分離することができるため、分
離工程における欠陥の発生を効果的に防止することがで
きる。
り、続く分離工程において、多孔質層12を選択的に破
壊して貼り合わせ基板を分離することができるため、分
離工程における欠陥の発生を効果的に防止することがで
きる。
【0117】次いで、図1Eに示す工程では、分離開始
部40が形成された貼り合わせ基板を、その分離開始部
40の多孔質層12aの部分で分離を開始し、最終的に
多孔質層12aの部分で2枚の基板に完全に分離する。
分離の方法としては、例えば、次のような方法が好適で
ある。
部40が形成された貼り合わせ基板を、その分離開始部
40の多孔質層12aの部分で分離を開始し、最終的に
多孔質層12aの部分で2枚の基板に完全に分離する。
分離の方法としては、例えば、次のような方法が好適で
ある。
【0118】(1)流体による分離 貼り合わせ基板の外周部の隙間に向けて束状の流体を噴
射し、該流体により該貼り合わせ基板を多孔質層12の
部分で2枚の基板に分離する。流体としては、例えば、
水、アルコ−ル等の有機溶媒、弗化水素酸等の酸、水酸
化カリウム等のアルカリ、多孔質層を選択的にエッチン
グ可能なエッチング作用を奏する液体等が好適である。
また、流体として、低温冷却媒体、超冷却媒体を採用す
ることもできる。更に、流体として、空気、窒素ガス、
炭酸ガス、希ガス等の気体を採用することもできる。
射し、該流体により該貼り合わせ基板を多孔質層12の
部分で2枚の基板に分離する。流体としては、例えば、
水、アルコ−ル等の有機溶媒、弗化水素酸等の酸、水酸
化カリウム等のアルカリ、多孔質層を選択的にエッチン
グ可能なエッチング作用を奏する液体等が好適である。
また、流体として、低温冷却媒体、超冷却媒体を採用す
ることもできる。更に、流体として、空気、窒素ガス、
炭酸ガス、希ガス等の気体を採用することもできる。
【0119】(2)楔による分離 貼り合わせ基板の外周部の隙間に、例えば樹脂製の薄い
楔を緩やかに挿入することにより、該貼り合わせ基板を
多孔質層12aの部分で2枚の基板に分離する。
楔を緩やかに挿入することにより、該貼り合わせ基板を
多孔質層12aの部分で2枚の基板に分離する。
【0120】(3)引き剥がしによる分離 貼り合わせ基板の一方の面を固定し、フレキシブルテー
プ等を利用して他方の面を該貼り合わせ基板の軸方向に
引っ張ることにより、該貼り合わせ基板を多孔質層で分
離する。
プ等を利用して他方の面を該貼り合わせ基板の軸方向に
引っ張ることにより、該貼り合わせ基板を多孔質層で分
離する。
【0121】(4)せん断応力による分離 貼り合わせ基板の一方の面を固定し、他方の面を該貼り
合わせ基板の面方向に移動させるように該他方の面に力
を印加することにより、せん断応力によって該貼り合わ
せ基板を多孔質層で分離する。
合わせ基板の面方向に移動させるように該他方の面に力
を印加することにより、せん断応力によって該貼り合わ
せ基板を多孔質層で分離する。
【0122】ここで、図1Dに示す分離開始部の形成工
程(予備分離工程)と、図1Eに示す分離工程(本分離
工程)とを同一の処理装置により連続的に実施してもよ
い。例えば、ウォータージェット装置(流体による分離
装置)を利用し、水等の液体により、分離開始部の形成
工程(予備分離工程)と分離工程(本分離工程)とを連
続的に実施することが好適である。この場合、突出部に
おいて分離処理を開始し、貼り合わせ基板が完全に分離
されるまで該分離処理を続行することになる。
程(予備分離工程)と、図1Eに示す分離工程(本分離
工程)とを同一の処理装置により連続的に実施してもよ
い。例えば、ウォータージェット装置(流体による分離
装置)を利用し、水等の液体により、分離開始部の形成
工程(予備分離工程)と分離工程(本分離工程)とを連
続的に実施することが好適である。この場合、突出部に
おいて分離処理を開始し、貼り合わせ基板が完全に分離
されるまで該分離処理を続行することになる。
【0123】以上のように、分離開始部を形成した後
に、該分離開始部から分離処理を開始することにより、
貼り合わせ基板を実質的に多孔質層の部分のみで分離す
ることができ、第1の非多孔質層(例えば、単結晶Si
層)13a、第2の非多孔質層(絶縁層)14a、第2
の基板20、単結晶Si基板11、及び、それらの層又
は基板の界面の破壊(欠陥の発生)を防止することがで
きる。
に、該分離開始部から分離処理を開始することにより、
貼り合わせ基板を実質的に多孔質層の部分のみで分離す
ることができ、第1の非多孔質層(例えば、単結晶Si
層)13a、第2の非多孔質層(絶縁層)14a、第2
の基板20、単結晶Si基板11、及び、それらの層又
は基板の界面の破壊(欠陥の発生)を防止することがで
きる。
【0124】また、突出部を有する貼り合わせ基板を用
いて、最初に該突出部に分離開始部を形成し、該分離開
始部から全体的な分離を開始することにより、貼り合わ
せ基板を実質的に多孔質層の部分のみで分離することが
でき、単結晶Si層13、絶縁層14、第2の基板2
0、単結晶Si基板11、及び、それらの層又は基板の
界面が破壊されることを防止することができる。
いて、最初に該突出部に分離開始部を形成し、該分離開
始部から全体的な分離を開始することにより、貼り合わ
せ基板を実質的に多孔質層の部分のみで分離することが
でき、単結晶Si層13、絶縁層14、第2の基板2
0、単結晶Si基板11、及び、それらの層又は基板の
界面が破壊されることを防止することができる。
【0125】ところで、例えば、同一サイズの第1の基
板10と第2の基板とをそれらの中心が一致するように
密着させてなる貼り合わせ基板(通常の貼り合わせ基
板)をそのまま分離する場合には、単結晶Si層13、
絶縁層14、第2の基板20、単結晶Si基板11、及
び、それらの層又は基板の界面が破壊されて欠陥が発生
する場合がある。このメカニズムは、次のように考えら
れる。
板10と第2の基板とをそれらの中心が一致するように
密着させてなる貼り合わせ基板(通常の貼り合わせ基
板)をそのまま分離する場合には、単結晶Si層13、
絶縁層14、第2の基板20、単結晶Si基板11、及
び、それらの層又は基板の界面が破壊されて欠陥が発生
する場合がある。このメカニズムは、次のように考えら
れる。
【0126】貼り合わせ基板においては、多孔質層12
が最も脆弱であることが理想的である。しかしながら、
実際には、例えば、多孔質層12、第1の非多孔質層
(例えば、単結晶Si層)13、第2の非多孔質層(絶
縁層)14、第2の基板20の間に作用する応力の他、
貼り合せの不良等により、局所的に多孔質層12と同程
度に脆弱な部分、或いは、多孔質層12よりも脆弱な部
分(以下、欠陥誘引部)が発生し得る。
が最も脆弱であることが理想的である。しかしながら、
実際には、例えば、多孔質層12、第1の非多孔質層
(例えば、単結晶Si層)13、第2の非多孔質層(絶
縁層)14、第2の基板20の間に作用する応力の他、
貼り合せの不良等により、局所的に多孔質層12と同程
度に脆弱な部分、或いは、多孔質層12よりも脆弱な部
分(以下、欠陥誘引部)が発生し得る。
【0127】このような欠陥誘引部は、分離処理におい
て優先的に破壊されて欠陥を齎すことになる。このよう
な欠陥は、分離処理を開始する部分、即ち、分離のため
の力を最初に印加する部分において発生し易い。これ
は、分離処理を開始する部分、即ち、貼り合わせ基板の
外周部は、多孔質層12、第1の非多孔質層(例えば、
単結晶Si層)13、第2の非多孔質層(絶縁層)14
及び第2の基板20に対して同程度の力が作用するた
め、欠陥誘引部が存在すると、該欠陥誘引部が多孔質層
12に先立って破壊される可能性が高いからであると考
えられる。一方、分離処理が進行すると、平均的な強度
が最も脆弱な層である多孔質層12に対して集中的に分
離のための力(分離力)が作用し、他の部分には該分離
力が作用しにくいため、欠陥誘引部の有無に拘らず、多
孔質層12が選択的に分離されると考えられる。
て優先的に破壊されて欠陥を齎すことになる。このよう
な欠陥は、分離処理を開始する部分、即ち、分離のため
の力を最初に印加する部分において発生し易い。これ
は、分離処理を開始する部分、即ち、貼り合わせ基板の
外周部は、多孔質層12、第1の非多孔質層(例えば、
単結晶Si層)13、第2の非多孔質層(絶縁層)14
及び第2の基板20に対して同程度の力が作用するた
め、欠陥誘引部が存在すると、該欠陥誘引部が多孔質層
12に先立って破壊される可能性が高いからであると考
えられる。一方、分離処理が進行すると、平均的な強度
が最も脆弱な層である多孔質層12に対して集中的に分
離のための力(分離力)が作用し、他の部分には該分離
力が作用しにくいため、欠陥誘引部の有無に拘らず、多
孔質層12が選択的に分離されると考えられる。
【0128】従って、本実施の形態のように、突出部を
有する貼り合わせ基板30を形成し、該突出部に分離開
始部を形成し、以降の分離処理を該分離開始部40から
開始することが好ましい。
有する貼り合わせ基板30を形成し、該突出部に分離開
始部を形成し、以降の分離処理を該分離開始部40から
開始することが好ましい。
【0129】図1Eに示す分離工程により、分離後の第
1の基板10’は、単結晶Si基板11上に多孔質12
bを有する構造となる。一方、分離後の第2の基板2
0’は、多孔質Si層12c/第1の非多孔質層(例え
ば、単結晶Si層)13b/第2の非多孔質層(絶縁
層)14b/単結晶Si基板20の積層構造となる。
1の基板10’は、単結晶Si基板11上に多孔質12
bを有する構造となる。一方、分離後の第2の基板2
0’は、多孔質Si層12c/第1の非多孔質層(例え
ば、単結晶Si層)13b/第2の非多孔質層(絶縁
層)14b/単結晶Si基板20の積層構造となる。
【0130】即ち、以上の工程により、第1の基板の多
孔質層12上の第1の非多孔質層(例えば、単結晶Si
層)13及び第2の非多孔質層(絶縁層)14を第2の
基板に移設することができる。
孔質層12上の第1の非多孔質層(例えば、単結晶Si
層)13及び第2の非多孔質層(絶縁層)14を第2の
基板に移設することができる。
【0131】図1Fに示す工程では、分離後の第2の基
板20’の表面の多孔質層12cを選択的に除去する。
これにより、図1Fに示すように、第1の非多孔質層
(例えば、単結晶Si層)13b/第2の非多孔質層
(絶縁層)14b/単結晶Si基板20の積層構造を有
する基板50が得られる。第1の非多孔質層としてSi
層、第2の非多孔質層として絶縁層を有する基板は、S
OI基板である。多孔質層の除去の方法としては、例え
ば、エッチング法、より具体的には、例えば、HF濃度
が0.13〜0.2wt%、H2O2濃度が5〜6wt
%、及びエタノール濃度が1〜3wt%となるような弗
化水素酸、過酸化水素水、エタノール、及び水の混合液
をエッチング液として利用し、このエッチング液に、表
面に多孔質層を有する第2の基板を浸す方法が好適であ
る。なお、他の除去方法としては、例えば、多孔質層を
研磨等により除去する方法がある。また、残留多孔質層
が極めて薄い場合には、水素を含む還元性雰囲気中で熱
処理することによって多孔質層を非多孔質化することも
できる。
板20’の表面の多孔質層12cを選択的に除去する。
これにより、図1Fに示すように、第1の非多孔質層
(例えば、単結晶Si層)13b/第2の非多孔質層
(絶縁層)14b/単結晶Si基板20の積層構造を有
する基板50が得られる。第1の非多孔質層としてSi
層、第2の非多孔質層として絶縁層を有する基板は、S
OI基板である。多孔質層の除去の方法としては、例え
ば、エッチング法、より具体的には、例えば、HF濃度
が0.13〜0.2wt%、H2O2濃度が5〜6wt
%、及びエタノール濃度が1〜3wt%となるような弗
化水素酸、過酸化水素水、エタノール、及び水の混合液
をエッチング液として利用し、このエッチング液に、表
面に多孔質層を有する第2の基板を浸す方法が好適であ
る。なお、他の除去方法としては、例えば、多孔質層を
研磨等により除去する方法がある。また、残留多孔質層
が極めて薄い場合には、水素を含む還元性雰囲気中で熱
処理することによって多孔質層を非多孔質化することも
できる。
【0132】図1Gに示す工程では、分離後の第1の基
板10’の単結晶Si基板11上の多孔質層12bをエ
ッチング等により選択的に除去する。このようにして得
られる単結晶Si基板11は、再び第1の基板10を形
成するための基板、又は第2の基板20として利用され
得る。
板10’の単結晶Si基板11上の多孔質層12bをエ
ッチング等により選択的に除去する。このようにして得
られる単結晶Si基板11は、再び第1の基板10を形
成するための基板、又は第2の基板20として利用され
得る。
【0133】以上のように、本発明の好適な実施の形態
によれば、突出部を有する貼り合わせ基板を形成し、分
離処理の開始時に該突出部に分離開始部を形成すること
により、以降の分離処理において該分離開始部が優先的
に破壊されるため、欠陥の発生を防止することができ
る。
によれば、突出部を有する貼り合わせ基板を形成し、分
離処理の開始時に該突出部に分離開始部を形成すること
により、以降の分離処理において該分離開始部が優先的
に破壊されるため、欠陥の発生を防止することができ
る。
【0134】貼り合わせ基板としては、次のような方法
により作成されたものを採用してもよい。まず、ミラー
ウェハやエピタキシャルウェハ等の単結晶Si基板に代
表される半導体を準備する。ここで、必要に応じて、該
基板の表面に熱酸化シリコン等の絶縁膜を形成する。次
いで、ラインビームによるイオン打ち込み法、プラズマ
イマージョン法等により、水素イオン、希ガスイオン等
のイオンを該基板に注入し、表面から所定の深さに、分
離層として、比較的高濃度のイオン注入層を形成する。
このようにして第1の基板を得る。
により作成されたものを採用してもよい。まず、ミラー
ウェハやエピタキシャルウェハ等の単結晶Si基板に代
表される半導体を準備する。ここで、必要に応じて、該
基板の表面に熱酸化シリコン等の絶縁膜を形成する。次
いで、ラインビームによるイオン打ち込み法、プラズマ
イマージョン法等により、水素イオン、希ガスイオン等
のイオンを該基板に注入し、表面から所定の深さに、分
離層として、比較的高濃度のイオン注入層を形成する。
このようにして第1の基板を得る。
【0135】次いで、上記と同様の方法により作成され
た第2の基板を前述の貼り合わせ方法に従って第1の基
板と貼り合せる。これにより、移設すべき層(移設層)
を内部に有する貼り合わせ基板が得られる。
た第2の基板を前述の貼り合わせ方法に従って第1の基
板と貼り合せる。これにより、移設すべき層(移設層)
を内部に有する貼り合わせ基板が得られる。
【0136】次いで、前述のように貼り合わせ基板の突
出部を検出し、その突出部を起点として、分離層として
のイオン注入層に沿って貼り合わせ基板を分離する。
出部を検出し、その突出部を起点として、分離層として
のイオン注入層に沿って貼り合わせ基板を分離する。
【0137】このイオン注入層は、歪みが生じたり、欠
陥が生じたり、或いは、注入イオンによる微小気泡が生
じて多孔質体となっていたりする。このようなイオン注
入層は、機械的強度が相対的に弱いため、分離層として
機能する。
陥が生じたり、或いは、注入イオンによる微小気泡が生
じて多孔質体となっていたりする。このようなイオン注
入層は、機械的強度が相対的に弱いため、分離層として
機能する。
【0138】次に、図1D及び図1Eに示す分離開始部
の形成工程(予備分離工程)及び分離工程(本分離工
程)の実施に好適な処理装置を説明する。
の形成工程(予備分離工程)及び分離工程(本分離工
程)の実施に好適な処理装置を説明する。
【0139】[処理装置の第1の構成例]図3及び図4
は、本発明の好適な実施の形態に係る貼り合わせ基板の
処理装置の構成を概略的に示す図である。
は、本発明の好適な実施の形態に係る貼り合わせ基板の
処理装置の構成を概略的に示す図である。
【0140】図3及び図4に示す処理装置100は、一
対の基板保持部103及び104を有し、該基板保持部
103及び104により貼り合わせ基板30を両側から
押圧して保持する。基板保持部103、104は、夫々
回転可能に軸支された回転軸101、102に連結され
ている。
対の基板保持部103及び104を有し、該基板保持部
103及び104により貼り合わせ基板30を両側から
押圧して保持する。基板保持部103、104は、夫々
回転可能に軸支された回転軸101、102に連結され
ている。
【0141】回転軸101、102の少なくとも一方
は、貼り合わせ基板30に押圧力を印加する他、基板保
持部103と基板保持部104との間隔を縮めたり広げ
たりするためのアクチュエータ(例えば、エアシリン
ダ)に連結されている。また、回転軸101、102の
少なくとも一方は、回転源(例えば、モータ)の回転軸
に連結されており、該回転源が発生する駆動力により貼
り合わせ基板30を回転させることができる。
は、貼り合わせ基板30に押圧力を印加する他、基板保
持部103と基板保持部104との間隔を縮めたり広げ
たりするためのアクチュエータ(例えば、エアシリン
ダ)に連結されている。また、回転軸101、102の
少なくとも一方は、回転源(例えば、モータ)の回転軸
に連結されており、該回転源が発生する駆動力により貼
り合わせ基板30を回転させることができる。
【0142】また、この処理装置100は、水等の液体
又は空気や窒素等の気体、即ち流体を噴射するための噴
射ノズル105を有する。噴射ノズル105の径は、例
えば0.1mm程度が好適である。この流体として、水
を用いる装置は、特に、ウォータージェット装置とも呼
ばれる。
又は空気や窒素等の気体、即ち流体を噴射するための噴
射ノズル105を有する。噴射ノズル105の径は、例
えば0.1mm程度が好適である。この流体として、水
を用いる装置は、特に、ウォータージェット装置とも呼
ばれる。
【0143】この処理装置100を図1Dに示す分離開
始部の形成工程(予備分離工程)において使用する場合
は、図3に示すように、貼り合わせ基板30の突出部を
噴射ノズル105に対向させた状態で貼り合わせ基板3
0を固定し、その状態で、該貼り合わせ基板30の突出
部に向けて噴射ノズル105より流体を噴射する。
始部の形成工程(予備分離工程)において使用する場合
は、図3に示すように、貼り合わせ基板30の突出部を
噴射ノズル105に対向させた状態で貼り合わせ基板3
0を固定し、その状態で、該貼り合わせ基板30の突出
部に向けて噴射ノズル105より流体を噴射する。
【0144】また、この処理装置100を図1Eに示す
分離工程(本分離工程)において使用する場合は、図4
に示すように、分離開始部40を有する貼り合わせ基板
30を該分離開始部40が噴射ノズル105に対向する
状態で、該分離開始部40に向けて噴射ノズル105か
ら流体を噴射し、その後、貼り合わせ基板30を回転さ
せながら分離を進める。
分離工程(本分離工程)において使用する場合は、図4
に示すように、分離開始部40を有する貼り合わせ基板
30を該分離開始部40が噴射ノズル105に対向する
状態で、該分離開始部40に向けて噴射ノズル105か
ら流体を噴射し、その後、貼り合わせ基板30を回転さ
せながら分離を進める。
【0145】この処理装置100を分離開始部の形成工
程(予備分離工程)及び分離工程(本分離工程)におい
て連続的に使用する場合は、まず、図3に示すように、
貼り合わせ基板を固定した状態で、該貼り合わせ基板の
突出部に向けて噴射ノズル105より流体を噴射する
(予備分離工程)。そして、分離開始部40が形成され
たら、図4に示すように、貼り合わせ基板30を回転さ
せることにより、分離工程(本分離工程)に移行し、そ
の後は、貼り合わせ基板30を回転させた状態で該貼り
合わせ基板30を多孔質層の部分で完全に分離する。
程(予備分離工程)及び分離工程(本分離工程)におい
て連続的に使用する場合は、まず、図3に示すように、
貼り合わせ基板を固定した状態で、該貼り合わせ基板の
突出部に向けて噴射ノズル105より流体を噴射する
(予備分離工程)。そして、分離開始部40が形成され
たら、図4に示すように、貼り合わせ基板30を回転さ
せることにより、分離工程(本分離工程)に移行し、そ
の後は、貼り合わせ基板30を回転させた状態で該貼り
合わせ基板30を多孔質層の部分で完全に分離する。
【0146】貼り合わせ基板30の突出部に分離開始部
を形成ためには、該突出部を正確に作業位置(即ち、噴
射ノズル105に対向する位置)に配置する必要があ
る。この実施の形態では、後述の位置決め装置により、
貼り合わせ基板30の突出部の位置を検出し、その検出
結果に基づいて該突出部を基準位置(例えば、位置決め
装置の基準位置)に合わせ、その後、搬送ロボットによ
り、突出部が作業位置に一致するように貼り合わせ基板
30を処理装置100に搬送する。
を形成ためには、該突出部を正確に作業位置(即ち、噴
射ノズル105に対向する位置)に配置する必要があ
る。この実施の形態では、後述の位置決め装置により、
貼り合わせ基板30の突出部の位置を検出し、その検出
結果に基づいて該突出部を基準位置(例えば、位置決め
装置の基準位置)に合わせ、その後、搬送ロボットによ
り、突出部が作業位置に一致するように貼り合わせ基板
30を処理装置100に搬送する。
【0147】[処理装置の第2の構成例]図5は、本発
明の好適な実施の形態に係る貼り合わせ基板の処理装置
の構成を概略的に示す図である。図5に示す処理装置2
00は、貼り合わせ基板30を支持する支持部203を
有する支持台201と、貼り合わせ基板30を支持部2
03に押圧するための弾性体202と、楔210とを有
する。
明の好適な実施の形態に係る貼り合わせ基板の処理装置
の構成を概略的に示す図である。図5に示す処理装置2
00は、貼り合わせ基板30を支持する支持部203を
有する支持台201と、貼り合わせ基板30を支持部2
03に押圧するための弾性体202と、楔210とを有
する。
【0148】この処理装置200を図1Dに示す分離開
始部の形成工程(予備分離工程)において使用する場合
は、貼り合わせ基板30の突出部の反対側を支持部20
3により支持し、その状態で、突出部における貼り合わ
せ基板の貼り合わせ面付近に楔210を所定量だけ緩や
かに挿入する。これにより、突出部の多孔質層及びその
上の移設層が破壊され、貼り合わせ基板30に分離開始
部が形成される。
始部の形成工程(予備分離工程)において使用する場合
は、貼り合わせ基板30の突出部の反対側を支持部20
3により支持し、その状態で、突出部における貼り合わ
せ基板の貼り合わせ面付近に楔210を所定量だけ緩や
かに挿入する。これにより、突出部の多孔質層及びその
上の移設層が破壊され、貼り合わせ基板30に分離開始
部が形成される。
【0149】また、この処理装置200を図1Eに示す
分離工程(本分離工程)において使用する場合は、分離
開始部を有する貼り合わせ基板30を支持部203によ
り該分離開始部の反対側の部分で支持し、その状態で、
分離開始部に楔210を緩やかに挿入し、その後、楔2
10を押し込むことにより分離を進める。
分離工程(本分離工程)において使用する場合は、分離
開始部を有する貼り合わせ基板30を支持部203によ
り該分離開始部の反対側の部分で支持し、その状態で、
分離開始部に楔210を緩やかに挿入し、その後、楔2
10を押し込むことにより分離を進める。
【0150】この処理装置200を分離開始部の形成工
程(予備分離工程)及び分離工程(本分離工程)におい
て連続的に使用する場合は、分離開始部を形成した後
に、更に、楔210を貼り合わせ基板30内に押し込め
ばよい。
程(予備分離工程)及び分離工程(本分離工程)におい
て連続的に使用する場合は、分離開始部を形成した後
に、更に、楔210を貼り合わせ基板30内に押し込め
ばよい。
【0151】貼り合わせ基板30の突出部に分離開始部
を形成するためには、該突出部を正確に作業位置(即
ち、楔210の移動経路上)に配置する必要がある。こ
の実施の形態では、後述の位置決め装置により、貼り合
わせ基板30の突出部の位置を検出し、その検出結果に
基づいて該突出部を基準位置(例えば、位置決め装置の
基準位置)に合わせ、その後、搬送ロボットにより、突
出部が作業位置に一致するように、貼り合わせ基板30
を処理装置200に搬送する。
を形成するためには、該突出部を正確に作業位置(即
ち、楔210の移動経路上)に配置する必要がある。こ
の実施の形態では、後述の位置決め装置により、貼り合
わせ基板30の突出部の位置を検出し、その検出結果に
基づいて該突出部を基準位置(例えば、位置決め装置の
基準位置)に合わせ、その後、搬送ロボットにより、突
出部が作業位置に一致するように、貼り合わせ基板30
を処理装置200に搬送する。
【0152】なお、上記の方法は、内部に分離層を有す
る第1の部材と、第2の部材とを密着させてなる複合部
材の製造方法や該複合部材の分離方法等にも適用するこ
とができる。ここで、第1の部材は、第1の基板10に
対応し、第2の部材は、第2の基板20に対応し、分離
層は多孔質層に対応し、複合部材は、貼り合わせ基板3
0に対応する。
る第1の部材と、第2の部材とを密着させてなる複合部
材の製造方法や該複合部材の分離方法等にも適用するこ
とができる。ここで、第1の部材は、第1の基板10に
対応し、第2の部材は、第2の基板20に対応し、分離
層は多孔質層に対応し、複合部材は、貼り合わせ基板3
0に対応する。
【0153】次に、貼り合わせ基板30の突出部を処理
装置100又は200の作業位置に位置決めするための
位置決め装置について説明する。この実施の形態では、
位置決め装置は、貼り合わせ基板30の突出部の位置を
検出し、その検出結果に基づいて該突出部を基準位置
(例えば、位置決め装置の基準位置)に合わせる。その
後、その貼り合わせ基板30は、搬送ロボットにより、
処理装置に搬送され該処理装置に引き渡される。この
際、搬送ロボットは、基準位置に位置合わせされた貼り
合わせ基板30の突出部が処理装置100又は200の
作業位置に一致するように、該貼り合わせ基板30を搬
送する。
装置100又は200の作業位置に位置決めするための
位置決め装置について説明する。この実施の形態では、
位置決め装置は、貼り合わせ基板30の突出部の位置を
検出し、その検出結果に基づいて該突出部を基準位置
(例えば、位置決め装置の基準位置)に合わせる。その
後、その貼り合わせ基板30は、搬送ロボットにより、
処理装置に搬送され該処理装置に引き渡される。この
際、搬送ロボットは、基準位置に位置合わせされた貼り
合わせ基板30の突出部が処理装置100又は200の
作業位置に一致するように、該貼り合わせ基板30を搬
送する。
【0154】以下、本発明の好適な実施の形態に係る位
置決め装置について説明する。なお、以下では、貼り合
わせ基板30の2つの突出部のうち、第1の基板10の
外周が突出した突出部を第1の突出部、第2の基板20
の外周が突出した突出部を第2の突出部という。また、
以下では、第1の突出部の位置を検知して、これを基準
位置に合わせ、結果として、第1の突出部を処理装置1
00又は200の作業位置に位置合わせするものとす
る。これにより、分離開始部40は、第1の突出部に形
成されることになる。ここで、分離開始部40を第1の
突出部に形成した方が、第2の突出部に形成した場合よ
りも、分離処理による欠陥の発生を抑えることができ
る。
置決め装置について説明する。なお、以下では、貼り合
わせ基板30の2つの突出部のうち、第1の基板10の
外周が突出した突出部を第1の突出部、第2の基板20
の外周が突出した突出部を第2の突出部という。また、
以下では、第1の突出部の位置を検知して、これを基準
位置に合わせ、結果として、第1の突出部を処理装置1
00又は200の作業位置に位置合わせするものとす
る。これにより、分離開始部40は、第1の突出部に形
成されることになる。ここで、分離開始部40を第1の
突出部に形成した方が、第2の突出部に形成した場合よ
りも、分離処理による欠陥の発生を抑えることができ
る。
【0155】[位置決め装置の第1の構成例]図6及び
図7は、第1の構成例に係る位置決め装置を示す図であ
る。この位置決め装置1000は、まず、貼り合わせ基
板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10のエッ
ジ(外周端)と第2の基板20のエッジ(外周端)との
ずれ量を該貼り合わせ基板30の全周について検出し、
このずれ量に基づいて第1の突出部の位置を検出し、次
いで、第1の突出部が基準位置に一致するように、貼り
合わせ基板30を回転させる。
図7は、第1の構成例に係る位置決め装置を示す図であ
る。この位置決め装置1000は、まず、貼り合わせ基
板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10のエッ
ジ(外周端)と第2の基板20のエッジ(外周端)との
ずれ量を該貼り合わせ基板30の全周について検出し、
このずれ量に基づいて第1の突出部の位置を検出し、次
いで、第1の突出部が基準位置に一致するように、貼り
合わせ基板30を回転させる。
【0156】この位置決め装置1000は、貼り合わせ
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
【0157】また、この位置決め装置1000は、基板
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジ(外周端)を
両側から挟む一対の芯出し部材1001及び1002を
有する。芯出し部材1001は、エアシリンダ1007
によって、ガイドレール1005に沿って駆動される。
また、同様に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1
008によって、ガイドレール1006に沿って駆動さ
れる。貼り合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1
007、1008によって芯出し部材1001、100
2を押し出して、芯出し部材1001及び1002によ
って貼り合わせ基板30を両側から挟むことによってな
される。
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジ(外周端)を
両側から挟む一対の芯出し部材1001及び1002を
有する。芯出し部材1001は、エアシリンダ1007
によって、ガイドレール1005に沿って駆動される。
また、同様に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1
008によって、ガイドレール1006に沿って駆動さ
れる。貼り合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1
007、1008によって芯出し部材1001、100
2を押し出して、芯出し部材1001及び1002によ
って貼り合わせ基板30を両側から挟むことによってな
される。
【0158】また、この位置決め装置1000は、貼り
合わせ基板30のエッジ(第1の基板のエッジ及び第2
の基板のエッジ)の位置(y方向の位置)を検出する位
置検出装置としてレーザ式位置検出センサ1020を有
する。レーザ式位置検出センサ1020は、モータ10
26によって回転駆動されるボールネジ1021によっ
て上下方向(z方向)に駆動される。モータ1026
は、コンピュータ1030によって制御されるコントロ
ーラ1028からの指示に従って動作する。レーザ式位
置検出装置1020の出力は、アンプユニット1027
によって増幅されコンピュータ1030に提供される。
この構成において、基板回転テーブル101を停止させ
た状態で、レーザ式位置検出センサ1020を上昇又は
下降させながら貼り合わせ基板30のエッジの位置(y
方向の位置)がz軸方向(貼り合わせ基板の軸方向)に
沿って検出される。
合わせ基板30のエッジ(第1の基板のエッジ及び第2
の基板のエッジ)の位置(y方向の位置)を検出する位
置検出装置としてレーザ式位置検出センサ1020を有
する。レーザ式位置検出センサ1020は、モータ10
26によって回転駆動されるボールネジ1021によっ
て上下方向(z方向)に駆動される。モータ1026
は、コンピュータ1030によって制御されるコントロ
ーラ1028からの指示に従って動作する。レーザ式位
置検出装置1020の出力は、アンプユニット1027
によって増幅されコンピュータ1030に提供される。
この構成において、基板回転テーブル101を停止させ
た状態で、レーザ式位置検出センサ1020を上昇又は
下降させながら貼り合わせ基板30のエッジの位置(y
方向の位置)がz軸方向(貼り合わせ基板の軸方向)に
沿って検出される。
【0159】図8は、レーザ式位置検出センサ1020
によって検出される貼り合わせ基板30のエッジの一例
を示す図である。なお、図8において、横軸は、レーザ
式位置検出センサ1020(或いは、貼り合わせ基板3
0)のz方向の位置、縦軸は、レーザ式位置検出センサ
1020の出力をアンプユニット1027によって増幅
した信号(検出信号)を示している。ここで、貼り合わ
せ基板30を第1の基板が下側になるように、基板回転
テーブル1010上に載置すると、図8のグラフの左側
が第1の基板10のエッジ、右側が第2の基板のエッジ
の位置を示す。この検出信号に基づいて、図8に示すグ
ラフの左側の山の頂上と右側の山の頂上との差分を演算
することにより、コンピュータ1030は、第1の基板
10のエッジと第2の基板20のエッジとのずれ量(突
出量)を検出することができる。
によって検出される貼り合わせ基板30のエッジの一例
を示す図である。なお、図8において、横軸は、レーザ
式位置検出センサ1020(或いは、貼り合わせ基板3
0)のz方向の位置、縦軸は、レーザ式位置検出センサ
1020の出力をアンプユニット1027によって増幅
した信号(検出信号)を示している。ここで、貼り合わ
せ基板30を第1の基板が下側になるように、基板回転
テーブル1010上に載置すると、図8のグラフの左側
が第1の基板10のエッジ、右側が第2の基板のエッジ
の位置を示す。この検出信号に基づいて、図8に示すグ
ラフの左側の山の頂上と右側の山の頂上との差分を演算
することにより、コンピュータ1030は、第1の基板
10のエッジと第2の基板20のエッジとのずれ量(突
出量)を検出することができる。
【0160】このようなずれ量の検出は、基板回転ステ
ージ1010を所定角度ずつ回動させ及び停止させ、そ
の都度、実行される。これにより、貼り合わせ基板30
の全周について、第1の基板10のエッジと第2の基板
のエッジとのずれ量(突出量)を検出することができ
る。図9は、貼り合わせ基板30の全周について実行さ
れたずれ量の検出結果を示す図である。なお、図9にお
いて、横軸は、基板回転ステージ1010の回転角度、
縦軸は、第1の基板10のエッジと第2の基板20のエ
ッジとのずれ量を示している。即ち、図9は、貼り合わ
せ基板30のエッジに沿って検出された第1の基板10
のエッジと第2の基板20のエッジとのずれ量を示して
いる。ここで、第1の基板10のエッジが第2の基板2
0のエッジよりも突出している場合のずれ量を正、第2
の基板20のエッジが第1の基板10のエッジよりも突
出している場合のずれ量を負の値とすると、図9に示す
ように、第1の突出部は、ずれ量が正の値を有する部分
である。第1の突出部の位置は、例えば代表位置で表現
される。代表位置は、好適には、ずれ量が正の極大値を
有する位置である。また、第1の突出部の位置(代表位
置)は、例えば、基板回転ステージ1010の回転角度
によって特定される(図9の場合、第1の突出部は、−
90度の位置である)。
ージ1010を所定角度ずつ回動させ及び停止させ、そ
の都度、実行される。これにより、貼り合わせ基板30
の全周について、第1の基板10のエッジと第2の基板
のエッジとのずれ量(突出量)を検出することができ
る。図9は、貼り合わせ基板30の全周について実行さ
れたずれ量の検出結果を示す図である。なお、図9にお
いて、横軸は、基板回転ステージ1010の回転角度、
縦軸は、第1の基板10のエッジと第2の基板20のエ
ッジとのずれ量を示している。即ち、図9は、貼り合わ
せ基板30のエッジに沿って検出された第1の基板10
のエッジと第2の基板20のエッジとのずれ量を示して
いる。ここで、第1の基板10のエッジが第2の基板2
0のエッジよりも突出している場合のずれ量を正、第2
の基板20のエッジが第1の基板10のエッジよりも突
出している場合のずれ量を負の値とすると、図9に示す
ように、第1の突出部は、ずれ量が正の値を有する部分
である。第1の突出部の位置は、例えば代表位置で表現
される。代表位置は、好適には、ずれ量が正の極大値を
有する位置である。また、第1の突出部の位置(代表位
置)は、例えば、基板回転ステージ1010の回転角度
によって特定される(図9の場合、第1の突出部は、−
90度の位置である)。
【0161】第1の突出部の位置が検出された後、貼り
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
【0162】図10は、位置決め装置における位置決め
と分離装置における位置決めとの関係を示す図である。
前述のようにして位置決め装置1000において第1の
突出部31が基準位置1500に位置決めされた貼り合
わせ基板30は、搬送ロボット1100により、第1の
突出部31が分離装置100(200)の作業位置16
00に一致するように、任意の経路1100aを辿って
搬送される。この位置決め方法は、他の第2〜第6の構
成例に係る位置決め装置にも適用され得る。
と分離装置における位置決めとの関係を示す図である。
前述のようにして位置決め装置1000において第1の
突出部31が基準位置1500に位置決めされた貼り合
わせ基板30は、搬送ロボット1100により、第1の
突出部31が分離装置100(200)の作業位置16
00に一致するように、任意の経路1100aを辿って
搬送される。この位置決め方法は、他の第2〜第6の構
成例に係る位置決め装置にも適用され得る。
【0163】ここで、他の方式によれば、貼り合わせ基
板30は、第1の突出部31の位置が位置決め装置(こ
の場合、位置検出装置)1000で検出された後に該位
置決め装置1000で基準位置に位置決めされることな
く、不図示の搬送ロボットに引き渡される。そして、該
搬送ロボットは、その検出結果に基づいて、第1の突出
部31が分離装置100(200)の作業位置1600
に一致するように、貼り合わせ基板30を操作(回転、
並進)して、分離装置100(200)に引き渡す。こ
のような方式は、他の第2〜第6の構成例に係る位置決
め装置にも適用され得る。
板30は、第1の突出部31の位置が位置決め装置(こ
の場合、位置検出装置)1000で検出された後に該位
置決め装置1000で基準位置に位置決めされることな
く、不図示の搬送ロボットに引き渡される。そして、該
搬送ロボットは、その検出結果に基づいて、第1の突出
部31が分離装置100(200)の作業位置1600
に一致するように、貼り合わせ基板30を操作(回転、
並進)して、分離装置100(200)に引き渡す。こ
のような方式は、他の第2〜第6の構成例に係る位置決
め装置にも適用され得る。
【0164】次に、図11に示すフローチャートを参照
しながら位置決め装置1000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
しながら位置決め装置1000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
【0165】まず、ステップS101では、搬送ロボッ
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010上
に載置される。この際、貼り合わせ基板30の中心は、
基板回転ステージ1010の回転中心に大雑把に位置合
わせされる。なお、貼り合わせ基板30が基板回転ステ
ージ1010に載置される際の該貼り合わせ基板30の
天地(2枚の基板10及び20のうちいずれの基板が上
側であるか)は、予め決定され、又は、貼り合わせ基板
30が基板回転ステージ1010に載置される際に他の
装置又はオペレータからコンピュータ1030に提供さ
れ、若しくは、コンピュータ1030が取得(例えば、
検知)するものとする。
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010上
に載置される。この際、貼り合わせ基板30の中心は、
基板回転ステージ1010の回転中心に大雑把に位置合
わせされる。なお、貼り合わせ基板30が基板回転ステ
ージ1010に載置される際の該貼り合わせ基板30の
天地(2枚の基板10及び20のうちいずれの基板が上
側であるか)は、予め決定され、又は、貼り合わせ基板
30が基板回転ステージ1010に載置される際に他の
装置又はオペレータからコンピュータ1030に提供さ
れ、若しくは、コンピュータ1030が取得(例えば、
検知)するものとする。
【0166】ステップS102では、芯出し部材100
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
【0167】ステップS103〜S106では、貼り合
わせ基板30の全周について、所定角度毎に、該貼り合
わせ基板の軸方向(z軸方向)に沿って、該貼り合わせ
基板30のエッジの位置がレーザ式位置検出センサ10
20によって計測されると共に、該貼り合わせ基板30
を構成する両基板10、20のずれ量が演算される。
わせ基板30の全周について、所定角度毎に、該貼り合
わせ基板の軸方向(z軸方向)に沿って、該貼り合わせ
基板30のエッジの位置がレーザ式位置検出センサ10
20によって計測されると共に、該貼り合わせ基板30
を構成する両基板10、20のずれ量が演算される。
【0168】具体的には、ステップS103では、基板
回転ステージ1010が停止した状態で、レーザ式位置
検出センサ1020を利用して、該貼り合わせ基板の軸
方向(z軸方向)に沿って、該貼り合わせ基板30のエ
ッジの位置をレーザ式位置検出センサ1020によって
計測する。この計測の結果の一例は、図8に模式的に示
されている。
回転ステージ1010が停止した状態で、レーザ式位置
検出センサ1020を利用して、該貼り合わせ基板の軸
方向(z軸方向)に沿って、該貼り合わせ基板30のエ
ッジの位置をレーザ式位置検出センサ1020によって
計測する。この計測の結果の一例は、図8に模式的に示
されている。
【0169】ステップS104では、ステップS103
における計測の結果に基づいて、貼り合わせ基板30を
構成する両基板10、20のエッジのずれ量を演算し、
その演算結果を記憶する。ここで、ずれ量は、例えば、
第1の基板10が突出している部分のずれ量が正の値に
なるように演算される。
における計測の結果に基づいて、貼り合わせ基板30を
構成する両基板10、20のエッジのずれ量を演算し、
その演算結果を記憶する。ここで、ずれ量は、例えば、
第1の基板10が突出している部分のずれ量が正の値に
なるように演算される。
【0170】ステップS105では、貼り合わせ基板3
0の全周について、ステップS103及びS104の実
行が完了したか否かを判断し、未完了の場合には、ステ
ップS106において、基板回転ステージ1010を所
定角度(例えば、10度)だけ回動させ、その後、ステ
ップS103及びS104を実行する。
0の全周について、ステップS103及びS104の実
行が完了したか否かを判断し、未完了の場合には、ステ
ップS106において、基板回転ステージ1010を所
定角度(例えば、10度)だけ回動させ、その後、ステ
ップS103及びS104を実行する。
【0171】一方、以上の処理が貼り合わせ基板30の
全周について完了したら、ステップS107において、
貼り合わせ基板30の全周についての両基板のずれ量
(図9参照)に基づいて第1の突出部の位置(代表位
置)を決定する。具体的には、所定角度毎に得られたず
れ量のデータを曲線近似し、例えばずれ量が正の最大値
となる、基板回転ステージ1010の回転角度を決定す
る。
全周について完了したら、ステップS107において、
貼り合わせ基板30の全周についての両基板のずれ量
(図9参照)に基づいて第1の突出部の位置(代表位
置)を決定する。具体的には、所定角度毎に得られたず
れ量のデータを曲線近似し、例えばずれ量が正の最大値
となる、基板回転ステージ1010の回転角度を決定す
る。
【0172】ステップS108では、図10に示すよう
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
【0173】この実施の形態によれば、貼り合わせ基板
30を構成する第1の基板10及び第2の基板のいずれ
が上側(又は下側)であるかに拘らず、第1の突出部
(或いは、分離開始部を形成すべき部分)の位置を検出
し、これを基準位置に一致させることができる。ただ
し、貼り合わせ基板30の天地が、予め決定され、又
は、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010に
載置される際にコンピュータ1030に提供され、若し
くは、コンピュータ1030が取得することが条件であ
る。典型的には、位置決め装置1000には、天地を統
一して複数枚の貼り合わせ基板30が収容されたウェハ
キャリアから一枚ずつ貼り合わせ基板30が取り出され
て提供され、その天地は予め決定される。
30を構成する第1の基板10及び第2の基板のいずれ
が上側(又は下側)であるかに拘らず、第1の突出部
(或いは、分離開始部を形成すべき部分)の位置を検出
し、これを基準位置に一致させることができる。ただ
し、貼り合わせ基板30の天地が、予め決定され、又
は、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010に
載置される際にコンピュータ1030に提供され、若し
くは、コンピュータ1030が取得することが条件であ
る。典型的には、位置決め装置1000には、天地を統
一して複数枚の貼り合わせ基板30が収容されたウェハ
キャリアから一枚ずつ貼り合わせ基板30が取り出され
て提供され、その天地は予め決定される。
【0174】[位置決め装置の第2の構成例]図12及
び図13は、第2の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置2000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板20のエッジとのずれ量を貼り合わ
せ基板30の1つの面に対向する位置に配置された位置
検出装置で検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
び図13は、第2の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置2000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板20のエッジとのずれ量を貼り合わ
せ基板30の1つの面に対向する位置に配置された位置
検出装置で検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
【0175】この位置決め装置2000は、貼り合わせ
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
【0176】また、この位置決め装置2000は、基板
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
【0177】また、この位置決め装置2000は、貼り
合わせ基板30の1つの面に対向して配置されたレーザ
式位置検出センサ1020を有する。図12及び図13
に示す例では、レーザ式位置検出センサ1020は、基
板回転ステージ1010の反対側に配置されている。貼
り合わせ基板30は、第1の基板10が下側、第2の基
板20が上側になるように、基板回転ステージ1010
上に載置される。これは、第1の基板10が突出してい
る第1の突出部における突出量をレーザ式位置検出セン
サ1020で観察するためである。
合わせ基板30の1つの面に対向して配置されたレーザ
式位置検出センサ1020を有する。図12及び図13
に示す例では、レーザ式位置検出センサ1020は、基
板回転ステージ1010の反対側に配置されている。貼
り合わせ基板30は、第1の基板10が下側、第2の基
板20が上側になるように、基板回転ステージ1010
上に載置される。これは、第1の基板10が突出してい
る第1の突出部における突出量をレーザ式位置検出セン
サ1020で観察するためである。
【0178】レーザ式位置検出センサ1020は、モー
タ1026によって回転駆動されるボールネジ1021
によって、貼り合わせ基板30に対向する面内でy方向
に駆動される。モータ1026は、コンピュータ103
0によって制御されるコントローラ1028からの指示
に従って動作する。レーザ式位置検出装置1020の出
力は、アンプユニット1027によって増幅されコンピ
ュータ1030に提供される。この構成において、基板
回転テーブル101を停止させた状態で、レーザ式位置
検出センサ1020をy軸の正方向又は負方向に移動さ
せながら、貼り合わせ基板30とz軸方向の位置が該貼
り合わせ基板30の面に沿って検出される。
タ1026によって回転駆動されるボールネジ1021
によって、貼り合わせ基板30に対向する面内でy方向
に駆動される。モータ1026は、コンピュータ103
0によって制御されるコントローラ1028からの指示
に従って動作する。レーザ式位置検出装置1020の出
力は、アンプユニット1027によって増幅されコンピ
ュータ1030に提供される。この構成において、基板
回転テーブル101を停止させた状態で、レーザ式位置
検出センサ1020をy軸の正方向又は負方向に移動さ
せながら、貼り合わせ基板30とz軸方向の位置が該貼
り合わせ基板30の面に沿って検出される。
【0179】図14は、レーザ式位置検出センサ102
0によって検出される貼り合わせ基板30のエッジにお
ける第1の基板10と第2の基板20との段差の一例を
示す図である。なお、図14において、横軸は、レーザ
式位置検出センサ1020(或いは、貼り合わせ基板3
0)のy方向の位置、縦軸は、レーザ式位置検出センサ
1020の出力(貼り合わせ基板のエッジ付近のz軸方
向の位置)をアンプユニット1027によって増幅した
信号(検出信号)を示している。即ち、図14に示すグ
ラフは、貼り合わせ基板30のエッジの断面形状(段差
形状)に相当する。この検出信号に基づいて、第1の基
板10のエッジ及び第2の基板のエッジを検出し、両者
の距離を演算することにより、コンピュータ1030
は、第1の基板10のエッジと第2の基板20のエッジ
とのずれ量(突出量)を検出することができる。
0によって検出される貼り合わせ基板30のエッジにお
ける第1の基板10と第2の基板20との段差の一例を
示す図である。なお、図14において、横軸は、レーザ
式位置検出センサ1020(或いは、貼り合わせ基板3
0)のy方向の位置、縦軸は、レーザ式位置検出センサ
1020の出力(貼り合わせ基板のエッジ付近のz軸方
向の位置)をアンプユニット1027によって増幅した
信号(検出信号)を示している。即ち、図14に示すグ
ラフは、貼り合わせ基板30のエッジの断面形状(段差
形状)に相当する。この検出信号に基づいて、第1の基
板10のエッジ及び第2の基板のエッジを検出し、両者
の距離を演算することにより、コンピュータ1030
は、第1の基板10のエッジと第2の基板20のエッジ
とのずれ量(突出量)を検出することができる。
【0180】このようなずれ量の検出は、基板回転ステ
ージ1010を所定角度ずつ回動させ及び停止させ、そ
の都度、実行される。これにより、貼り合わせ基板30
の全周のうち第1の基板10が突出した部分について、
第1の基板10のエッジと第2の基板のエッジとのずれ
量(突出量)を検出することができる。図15は、貼り
合わせ基板30の全周について実行されたずれ量の検出
結果を示す図である。なお、図10において、横軸は、
基板回転ステージ1010の回転角度、縦軸は、第1の
基板10のエッジと第2の基板20のエッジとのずれ量
(第1の基板10が突出した部分のみ)を示している。
ここで、第1の突出部は、ずれ量が0よりも大きな値を
有する部分であり、その代表位置は、好適には、ずれ量
が極大値を有する部分である。第1の突出部の位置(代
表位置)は、例えば、基板回転ステージ1010の回転
角度によって特定される(図15の場合、第1の突出部
は、−90度の位置である)。
ージ1010を所定角度ずつ回動させ及び停止させ、そ
の都度、実行される。これにより、貼り合わせ基板30
の全周のうち第1の基板10が突出した部分について、
第1の基板10のエッジと第2の基板のエッジとのずれ
量(突出量)を検出することができる。図15は、貼り
合わせ基板30の全周について実行されたずれ量の検出
結果を示す図である。なお、図10において、横軸は、
基板回転ステージ1010の回転角度、縦軸は、第1の
基板10のエッジと第2の基板20のエッジとのずれ量
(第1の基板10が突出した部分のみ)を示している。
ここで、第1の突出部は、ずれ量が0よりも大きな値を
有する部分であり、その代表位置は、好適には、ずれ量
が極大値を有する部分である。第1の突出部の位置(代
表位置)は、例えば、基板回転ステージ1010の回転
角度によって特定される(図15の場合、第1の突出部
は、−90度の位置である)。
【0181】第1の突出部の位置が検出された後、貼り
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
【0182】この構成例では、レーザ式位置検出センサ
1020の配置位置によって、貼り合わせ基板30の配
置方向が制限(第1の基板10を下側にする必要があ
る)されるが、例えば、他のレーザ式位置検出センサを
レーザ式位置検出センサ1020に対向させて配置する
ことにより、この制限をなくすことができる。
1020の配置位置によって、貼り合わせ基板30の配
置方向が制限(第1の基板10を下側にする必要があ
る)されるが、例えば、他のレーザ式位置検出センサを
レーザ式位置検出センサ1020に対向させて配置する
ことにより、この制限をなくすことができる。
【0183】次に、図16に示すフローチャートを参照
しながら位置決め装置2000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
しながら位置決め装置2000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
【0184】まず、ステップS201では、搬送ロボッ
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が第1の基板10を下側にして
基板回転ステージ1010上に載置される。この際、貼
り合わせ基板30の中心は、基板回転ステージ1010
の回転中心に大雑把に位置合わせされる。
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が第1の基板10を下側にして
基板回転ステージ1010上に載置される。この際、貼
り合わせ基板30の中心は、基板回転ステージ1010
の回転中心に大雑把に位置合わせされる。
【0185】ステップS202では、芯出し部材100
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
【0186】ステップS203〜S206では、貼り合
わせ基板30の全周について、所定角度毎に、該貼り合
わせ基板の面(y方向)に沿って、該貼り合わせ基板3
0のエッジの断面形状がレーザ式位置検出センサ102
0によって計測され、その断面形状に基づいて該貼り合
わせ基板30を構成する両基板10、20のずれ量(第
1の突出部のみ)が演算される。
わせ基板30の全周について、所定角度毎に、該貼り合
わせ基板の面(y方向)に沿って、該貼り合わせ基板3
0のエッジの断面形状がレーザ式位置検出センサ102
0によって計測され、その断面形状に基づいて該貼り合
わせ基板30を構成する両基板10、20のずれ量(第
1の突出部のみ)が演算される。
【0187】具体的には、ステップS203では、基板
回転ステージ1010が停止した状態で、レーザ式位置
検出センサ1020を利用して、該貼り合わせ基板の面
(y方向)に沿って、該貼り合わせ基板30のエッジの
y方向の位置(断面形状)をレーザ式位置検出センサ1
020によって計測する。この計測の結果の一例は、図
14に模式的に示されている。
回転ステージ1010が停止した状態で、レーザ式位置
検出センサ1020を利用して、該貼り合わせ基板の面
(y方向)に沿って、該貼り合わせ基板30のエッジの
y方向の位置(断面形状)をレーザ式位置検出センサ1
020によって計測する。この計測の結果の一例は、図
14に模式的に示されている。
【0188】ステップS204では、ステップS203
における計測の結果に基づいて、貼り合わせ基板30を
構成する両基板10、20のエッジのずれ量を演算し、
その演算結果を記憶する。
における計測の結果に基づいて、貼り合わせ基板30を
構成する両基板10、20のエッジのずれ量を演算し、
その演算結果を記憶する。
【0189】ステップS205では、貼り合わせ基板3
0の全周について、ステップS203及びS204の実
行が完了したか否かを判断し、未完了の場合には、ステ
ップS206において、基板回転ステージ1010を所
定角度(例えば、10度)だけ回動させ、その後、ステ
ップS203及びS204を実行する。
0の全周について、ステップS203及びS204の実
行が完了したか否かを判断し、未完了の場合には、ステ
ップS206において、基板回転ステージ1010を所
定角度(例えば、10度)だけ回動させ、その後、ステ
ップS203及びS204を実行する。
【0190】一方、以上の処理が貼り合わせ基板30の
全周について完了したら、ステップS207において、
貼り合わせ基板30の全周のうち第1の基板10が突出
した部分における両基板のずれ量(図15参照)に基づ
いて第1の突出部の位置(代表位置)を決定する。具体
的には、所定角度毎に得られたずれ量のデータを曲線近
似し、例えばずれ量が最大値となる、基板回転ステージ
1010の回転角度を決定する。
全周について完了したら、ステップS207において、
貼り合わせ基板30の全周のうち第1の基板10が突出
した部分における両基板のずれ量(図15参照)に基づ
いて第1の突出部の位置(代表位置)を決定する。具体
的には、所定角度毎に得られたずれ量のデータを曲線近
似し、例えばずれ量が最大値となる、基板回転ステージ
1010の回転角度を決定する。
【0191】ステップS208では、図10に示すよう
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
【0192】[位置決め装置の第3の構成例]図17及
び図18は、第3の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置3000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板20のエッジとのずれ量を該貼り合
わせ基板30の全周について接触式の位置検出装置で検
出し、このずれ量に基づいて第1の突出部の位置を検出
し、次いで、第1の突出部が基準位置に一致するよう
に、貼り合わせ基板30を回転させる。
び図18は、第3の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置3000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板20のエッジとのずれ量を該貼り合
わせ基板30の全周について接触式の位置検出装置で検
出し、このずれ量に基づいて第1の突出部の位置を検出
し、次いで、第1の突出部が基準位置に一致するよう
に、貼り合わせ基板30を回転させる。
【0193】この位置決め装置3000は、貼り合わせ
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
【0194】また、この位置決め装置3000は、基板
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
【0195】また、この位置決め装置3000は、貼り
合わせ基板30を構成する第1の基板10及び第2の基
板20の両エッジの位置(y方向の位置)を検出する位
置検出装置として、2つの接触式位置検出センサ102
0a及び1020bを有する。接触式位置検出センサ1
020a、1020bは、位置検出の対象物である第1
の基板10のエッジ、第2の基板20のエッジに当接さ
れる接触子を有する。接触式位置検出センサ1020
a、1020bは、該接触子が第1の基板10、第2の
基板20のエッジに当接するように、モータ1026に
よって回転駆動されるボールネジ1021によって水平
方向(y方向)に位置が調整される。モータ1026
は、コンピュータ1030によって制御されるコントロ
ーラ1028からの指示に従って動作する。接触式位置
検出装置1020a、1020bの出力は、アンプユニ
ット1027a、1027bによって増幅されコンピュ
ータ1030に提供される。この構成において、基板回
転テーブル101を回転させながら、接触式位置検出装
置1020a、1020bにより、貼り合わせ基板30
の全周について、該貼り合わせ基板30を構成する第1
の基板10及び第2の基板の両エッジが検出される。
合わせ基板30を構成する第1の基板10及び第2の基
板20の両エッジの位置(y方向の位置)を検出する位
置検出装置として、2つの接触式位置検出センサ102
0a及び1020bを有する。接触式位置検出センサ1
020a、1020bは、位置検出の対象物である第1
の基板10のエッジ、第2の基板20のエッジに当接さ
れる接触子を有する。接触式位置検出センサ1020
a、1020bは、該接触子が第1の基板10、第2の
基板20のエッジに当接するように、モータ1026に
よって回転駆動されるボールネジ1021によって水平
方向(y方向)に位置が調整される。モータ1026
は、コンピュータ1030によって制御されるコントロ
ーラ1028からの指示に従って動作する。接触式位置
検出装置1020a、1020bの出力は、アンプユニ
ット1027a、1027bによって増幅されコンピュ
ータ1030に提供される。この構成において、基板回
転テーブル101を回転させながら、接触式位置検出装
置1020a、1020bにより、貼り合わせ基板30
の全周について、該貼り合わせ基板30を構成する第1
の基板10及び第2の基板の両エッジが検出される。
【0196】図19は、接触式位置検出センサ1020
a、1020bによって検出される、貼り合わせ基板3
0を構成する第1の基板10及び第2の基板20の両エ
ッジの一例を示す図である。なお、図19において、横
軸は、基板回転ステージ1010の回転角度、縦軸は、
接触式位置検出センサ1020a、1020bの出力を
アンプユニット1027によって増幅した信号(検出信
号)を示している。これらの2つの検出信号の差分に基
づいて、コンピュータ1030は、第1の基板10のエ
ッジと第2の基板20のエッジとのずれ量(突出量)を
検出することができる。
a、1020bによって検出される、貼り合わせ基板3
0を構成する第1の基板10及び第2の基板20の両エ
ッジの一例を示す図である。なお、図19において、横
軸は、基板回転ステージ1010の回転角度、縦軸は、
接触式位置検出センサ1020a、1020bの出力を
アンプユニット1027によって増幅した信号(検出信
号)を示している。これらの2つの検出信号の差分に基
づいて、コンピュータ1030は、第1の基板10のエ
ッジと第2の基板20のエッジとのずれ量(突出量)を
検出することができる。
【0197】図20は、貼り合わせ基板30の全周につ
いて実行されたずれ量の検出結果を示す図である。な
お、図20において、横軸は、基板回転ステージ101
0の回転角度、縦軸は、第1の基板10のエッジと第2
の基板20のエッジとのずれ量を示している。ここで、
第1の基板10のエッジが第2の基板20のエッジより
も突出している場合のずれ量を正、第2の基板20のエ
ッジが第1の基板10のエッジよりも突出している場合
のずれ量を負の値とすると、図20に示すように、第1
の突出部は、ずれ量が正の値を有する部分であり、その
代表位置は、好適には、ずれ量が正の極大値を有する部
分である。第1の突出部の位置(代表位置)は、例え
ば、基板回転ステージ1010の回転角度によって特定
される(図20の場合、第1の突出部は、−90度の位
置である)。
いて実行されたずれ量の検出結果を示す図である。な
お、図20において、横軸は、基板回転ステージ101
0の回転角度、縦軸は、第1の基板10のエッジと第2
の基板20のエッジとのずれ量を示している。ここで、
第1の基板10のエッジが第2の基板20のエッジより
も突出している場合のずれ量を正、第2の基板20のエ
ッジが第1の基板10のエッジよりも突出している場合
のずれ量を負の値とすると、図20に示すように、第1
の突出部は、ずれ量が正の値を有する部分であり、その
代表位置は、好適には、ずれ量が正の極大値を有する部
分である。第1の突出部の位置(代表位置)は、例え
ば、基板回転ステージ1010の回転角度によって特定
される(図20の場合、第1の突出部は、−90度の位
置である)。
【0198】第1の突出部の位置が検出された後、貼り
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、接触式位置検出センサ1020a、1020
bに対向する位置)に一致するように、基板回転ステー
ジ1010によって位置決めされる。
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、接触式位置検出センサ1020a、1020
bに対向する位置)に一致するように、基板回転ステー
ジ1010によって位置決めされる。
【0199】この構成例では、貼り合わせ基板30を構
成する第1の基板10と第2の基板20とのずれ量を該
貼り合わせ基板30を回転させながら連続的に検出する
ことができる。
成する第1の基板10と第2の基板20とのずれ量を該
貼り合わせ基板30を回転させながら連続的に検出する
ことができる。
【0200】次に、図21に示すフローチャートを参照
しながら位置決め装置3000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
しながら位置決め装置3000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
【0201】まず、ステップS301では、搬送ロボッ
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010上
に載置される。この際、貼り合わせ基板30の中心は、
基板回転ステージ1010の回転中心に大雑把に位置合
わせされる。また、貼り合わせ基板30の天地は、予め
決定され、又は、貼り合わせ基板30が基板回転ステー
ジ1010に載置される際に他の装置又はオペレータか
らコンピュータ1030に提供され、若しくは、コンピ
ュータ1030が取得するものとする。
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010上
に載置される。この際、貼り合わせ基板30の中心は、
基板回転ステージ1010の回転中心に大雑把に位置合
わせされる。また、貼り合わせ基板30の天地は、予め
決定され、又は、貼り合わせ基板30が基板回転ステー
ジ1010に載置される際に他の装置又はオペレータか
らコンピュータ1030に提供され、若しくは、コンピ
ュータ1030が取得するものとする。
【0202】ステップS302では、芯出し部材100
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
【0203】ステップS303では、モータ1026を
動作させて、接触式位置検出センサ1020a及び10
20bの接触子が貼り合わせ基板30のエッジに当接さ
せる。
動作させて、接触式位置検出センサ1020a及び10
20bの接触子が貼り合わせ基板30のエッジに当接さ
せる。
【0204】ステップS304では、モータ1015を
動作させて基板回転テーブル1010(貼り合わせ基板
30)を回転させながら、接触式位置検出センサ102
0a及び1020bにより、貼り合わせ基板30を構成
する第1の基板10及び第2の基板20の両エッジの位
置を検出し、更に、2つの検出結果の差分に基づいて両
基板10、20のずれ量を検出する。この検出は、貼り
合わせ基板30の全周について実行される。
動作させて基板回転テーブル1010(貼り合わせ基板
30)を回転させながら、接触式位置検出センサ102
0a及び1020bにより、貼り合わせ基板30を構成
する第1の基板10及び第2の基板20の両エッジの位
置を検出し、更に、2つの検出結果の差分に基づいて両
基板10、20のずれ量を検出する。この検出は、貼り
合わせ基板30の全周について実行される。
【0205】ステップS305では、貼り合わせ基板3
0の全周のうち第1の基板10が突出した部分における
両基板のずれ量(図20参照)に基づいて第1の突出部
の位置(代表位置)を決定する。具体的には、例えばず
れ量が最大値となる、基板回転ステージ1010の回転
角度を決定する。
0の全周のうち第1の基板10が突出した部分における
両基板のずれ量(図20参照)に基づいて第1の突出部
の位置(代表位置)を決定する。具体的には、例えばず
れ量が最大値となる、基板回転ステージ1010の回転
角度を決定する。
【0206】ステップS306では、図10に示すよう
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
【0207】この実施の形態によれば、貼り合わせ基板
30を構成する第1の基板10及び第2の基板のいずれ
が上側(又は下側)であるかに拘らず、第1の突出部
(或いは、分離開始部を形成すべき部分)の位置を検出
し、これを基準位置に一致させることができる。ただ
し、貼り合わせ基板30の天地が、予め決定され、又
は、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010に
載置される際にコンピュータ1030に提供され、若し
くは、コンピュータ1030が取得することが条件であ
る。典型的には、位置決め装置3000には、天地を統
一して複数枚の貼り合わせ基板30が収容されたウェハ
キャリアから一枚ずつ貼り合わせ基板30が取り出され
て提供され、その天地は予め決定される。
30を構成する第1の基板10及び第2の基板のいずれ
が上側(又は下側)であるかに拘らず、第1の突出部
(或いは、分離開始部を形成すべき部分)の位置を検出
し、これを基準位置に一致させることができる。ただ
し、貼り合わせ基板30の天地が、予め決定され、又
は、貼り合わせ基板30が基板回転ステージ1010に
載置される際にコンピュータ1030に提供され、若し
くは、コンピュータ1030が取得することが条件であ
る。典型的には、位置決め装置3000には、天地を統
一して複数枚の貼り合わせ基板30が収容されたウェハ
キャリアから一枚ずつ貼り合わせ基板30が取り出され
て提供され、その天地は予め決定される。
【0208】また、この実施の形態によれば、貼り合わ
せ基板30を構成する第1の基板と第2の基板とのずれ
量を該貼り合わせ基板30の全周について連続的に検出
することができるため、高速に第1の突出部を検出する
ことができる。
せ基板30を構成する第1の基板と第2の基板とのずれ
量を該貼り合わせ基板30の全周について連続的に検出
することができるため、高速に第1の突出部を検出する
ことができる。
【0209】[位置決め装置の第4の構成例]図22及
び図23は、第4の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置4000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板のエッジとのずれ量を画像処理技術
を利用して検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
び図23は、第4の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置4000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板のエッジとのずれ量を画像処理技術
を利用して検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
【0210】この位置決め装置4000は、貼り合わせ
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。貼り合わせ基板30は、第1の
基板10が下側になるように基板回転ステージ1010
上に載置される。基板回転ステージ1010は、回転シ
ャフト1013及びカップリング1014を介してモー
タ1015の回転シャフトに連結されている。モータ1
015は、コンピュータ1030によって制御されるコ
ントローラ1016からの指示に従って動作する。
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。貼り合わせ基板30は、第1の
基板10が下側になるように基板回転ステージ1010
上に載置される。基板回転ステージ1010は、回転シ
ャフト1013及びカップリング1014を介してモー
タ1015の回転シャフトに連結されている。モータ1
015は、コンピュータ1030によって制御されるコ
ントローラ1016からの指示に従って動作する。
【0211】また、この位置決め装置4000は、基板
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
【0212】また、この位置決め装置4000は、貼り
合わせ基板30を構成する第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出するために、投光器(光源)40
01及びカメラ(撮像装置)4002を有する。カメラ
4002は、インターフェースユニット(例えば、ビデ
オキャプチャ)4010を介してこのユータ1030に
接続されている。投光器4001は、第2の基板20が
照明される一方で貼り合わせ基板30の第1の突出部に
おいて第1の基板10が第2の基板20の影になるよう
に、貼り合わせ基板30を照明する。カメラ4002
は、貼り合わせ基板30のエッジを含む領域を撮像し
て、インターフェースユニット4010を介してコンピ
ュータ1030に提供する。この撮像は、貼り合わせ基
板30を回転させながら、該貼り合わせ基板30の全周
について実行される。この際、貼り合わせ基板30を連
続的に回転させながら撮像を実行してもよいし、回動及
び停止動作を繰り返しながら、停止の都度、撮像を実行
してもよい。
合わせ基板30を構成する第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出するために、投光器(光源)40
01及びカメラ(撮像装置)4002を有する。カメラ
4002は、インターフェースユニット(例えば、ビデ
オキャプチャ)4010を介してこのユータ1030に
接続されている。投光器4001は、第2の基板20が
照明される一方で貼り合わせ基板30の第1の突出部に
おいて第1の基板10が第2の基板20の影になるよう
に、貼り合わせ基板30を照明する。カメラ4002
は、貼り合わせ基板30のエッジを含む領域を撮像し
て、インターフェースユニット4010を介してコンピ
ュータ1030に提供する。この撮像は、貼り合わせ基
板30を回転させながら、該貼り合わせ基板30の全周
について実行される。この際、貼り合わせ基板30を連
続的に回転させながら撮像を実行してもよいし、回動及
び停止動作を繰り返しながら、停止の都度、撮像を実行
してもよい。
【0213】図24は、カメラ4002からインターフ
ェースユニット4010を介してコンピュータ1030
に提供される画像の一例を示す図である。第2の基板2
0によって形成される影4004の長さは、第1の基板
10と第2の基板20とのずれ量に相当する。コンピュ
ータ1030は、例えば、カメラ4002から提供され
る画像を2値化することにより、影4004を抽出し、
この影4004に基づいて、第1の基板10と第2の基
板20とのずれ量を検出する。なお、下側の基板である
第1の基板10のエッジ位置を鮮明にするために、他の
投光器を設けることが好ましい。他の投光器は、例え
ば、貼り合わせ基板30の背景(貼り合わせ基板の外
側)を照明するように配置され得る。
ェースユニット4010を介してコンピュータ1030
に提供される画像の一例を示す図である。第2の基板2
0によって形成される影4004の長さは、第1の基板
10と第2の基板20とのずれ量に相当する。コンピュ
ータ1030は、例えば、カメラ4002から提供され
る画像を2値化することにより、影4004を抽出し、
この影4004に基づいて、第1の基板10と第2の基
板20とのずれ量を検出する。なお、下側の基板である
第1の基板10のエッジ位置を鮮明にするために、他の
投光器を設けることが好ましい。他の投光器は、例え
ば、貼り合わせ基板30の背景(貼り合わせ基板の外
側)を照明するように配置され得る。
【0214】図25は、貼り合わせ基板30の全周につ
いて実行されたずれ量の検出結果を示す図である。な
お、図25において、横軸は、基板回転ステージ101
0の回転角度、縦軸は、第1の基板10のエッジと第2
の基板20のエッジとのずれ量(影の長さに相当)を示
している。ここで、第1の突出部は、ずれ量が0よりも
大きな値を有する部分であり、その代表位置は、好適に
は、ずれ量が極大値を有する部分である。第1の突出部
の位置(代表位置)は、例えば、基板回転ステージ10
10の回転角度によって特定される(図25の場合、第
1の突出部は、−90度の位置である)。
いて実行されたずれ量の検出結果を示す図である。な
お、図25において、横軸は、基板回転ステージ101
0の回転角度、縦軸は、第1の基板10のエッジと第2
の基板20のエッジとのずれ量(影の長さに相当)を示
している。ここで、第1の突出部は、ずれ量が0よりも
大きな値を有する部分であり、その代表位置は、好適に
は、ずれ量が極大値を有する部分である。第1の突出部
の位置(代表位置)は、例えば、基板回転ステージ10
10の回転角度によって特定される(図25の場合、第
1の突出部は、−90度の位置である)。
【0215】第1の突出部の位置が検出された後、貼り
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
【0216】この構成例では、投光器4001及びカメ
ラ4002の配置によって、貼り合わせ基板30の配置
方向が制限(第1の基板10を下側にする必要がある)
されるが、他の投光器及びカメラを適切な位置(例え
ば、貼り合わせ基板の面を基準として、投光器4001
及びカメラ4002に対して対称な位置)に配置するこ
とにより、この制限をなくすことができる。
ラ4002の配置によって、貼り合わせ基板30の配置
方向が制限(第1の基板10を下側にする必要がある)
されるが、他の投光器及びカメラを適切な位置(例え
ば、貼り合わせ基板の面を基準として、投光器4001
及びカメラ4002に対して対称な位置)に配置するこ
とにより、この制限をなくすことができる。
【0217】次に、図26に示すフローチャートを参照
しながら位置決め装置4000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
しながら位置決め装置4000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
【0218】まず、ステップS401では、搬送ロボッ
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が第1の基板10を下側にして
基板回転ステージ1010上に載置される。この際、貼
り合わせ基板30の中心は、基板回転ステージ1010
の回転中心に大雑把に位置合わせされる。
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が第1の基板10を下側にして
基板回転ステージ1010上に載置される。この際、貼
り合わせ基板30の中心は、基板回転ステージ1010
の回転中心に大雑把に位置合わせされる。
【0219】ステップS402では、芯出し部材100
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
【0220】ステップS403では、モータ1015を
動作させて基板回転テーブル1010(貼り合わせ基板
30)を回転させながら、投光器4001及びカメラ4
002を利用して、第1の基板10と第2の基板20と
のずれによって生じる影の長さを検出し、この影の長さ
に基づいて両基板10、20のずれ量を検出する。この
検出は、貼り合わせ基板30の全周について実行され
る。
動作させて基板回転テーブル1010(貼り合わせ基板
30)を回転させながら、投光器4001及びカメラ4
002を利用して、第1の基板10と第2の基板20と
のずれによって生じる影の長さを検出し、この影の長さ
に基づいて両基板10、20のずれ量を検出する。この
検出は、貼り合わせ基板30の全周について実行され
る。
【0221】ステップS404では、貼り合わせ基板3
0の全周のうち第1の基板10が突出した部分における
両基板のずれ量(図25参照)に基づいて第1の突出部
の位置(代表位置)を決定する。
0の全周のうち第1の基板10が突出した部分における
両基板のずれ量(図25参照)に基づいて第1の突出部
の位置(代表位置)を決定する。
【0222】ステップS405では、図10に示すよう
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
【0223】[位置決め装置の第5の構成例]図27及
び図28は、第5の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置5000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板のエッジとのずれ量を画像処理技術
を利用して検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
び図28は、第5の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置5000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板のエッジとのずれ量を画像処理技術
を利用して検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
【0224】この位置決め装置5000は、貼り合わせ
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。基板回転ステージ1010は、
回転シャフト1013及びカップリング1014を介し
てモータ1015の回転シャフトに連結されている。モ
ータ1015は、コンピュータ1030によって制御さ
れるコントローラ1016からの指示に従って動作す
る。
【0225】また、この位置決め装置5000は、基板
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
【0226】また、この位置決め装置5000は、貼り
合わせ基板30を構成する第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出するために、投光器(光源)40
01及びカメラ(撮像装置)4002を有する。カメラ
4002は、インターフェースユニット(例えば、ビデ
オキャプチャ)4010を介してこのユータ1030に
接続されている。投光器4001は、貼り合わせ基板3
0のエッジを含む領域を照明する。カメラ4002は、
貼り合わせ基板30のエッジをその接線方向から撮像し
て、インターフェースユニット4010を介してコンピ
ュータ1030に提供する。この撮像は、貼り合わせ基
板30を回転させながら、該貼り合わせ基板30の全周
について実行される。この際、貼り合わせ基板30を連
続的に回転させながら撮像を実行してもよいし、回動及
び停止動作を繰り返しながら、停止の都度、撮像を実行
してもよい。
合わせ基板30を構成する第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出するために、投光器(光源)40
01及びカメラ(撮像装置)4002を有する。カメラ
4002は、インターフェースユニット(例えば、ビデ
オキャプチャ)4010を介してこのユータ1030に
接続されている。投光器4001は、貼り合わせ基板3
0のエッジを含む領域を照明する。カメラ4002は、
貼り合わせ基板30のエッジをその接線方向から撮像し
て、インターフェースユニット4010を介してコンピ
ュータ1030に提供する。この撮像は、貼り合わせ基
板30を回転させながら、該貼り合わせ基板30の全周
について実行される。この際、貼り合わせ基板30を連
続的に回転させながら撮像を実行してもよいし、回動及
び停止動作を繰り返しながら、停止の都度、撮像を実行
してもよい。
【0227】図29は、カメラ4002からインターフ
ェースユニット4010を介してコンピュータ1030
に提供される画像の一例を示す図である。コンピュータ
1030は、例えば、カメラ4002から提供される画
像を2値化することにより貼り合わせ基板30を構成す
る第1の基板10及び第2の基板のエッジの輪郭を抽出
し、この輪郭に基づいて、第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出する。
ェースユニット4010を介してコンピュータ1030
に提供される画像の一例を示す図である。コンピュータ
1030は、例えば、カメラ4002から提供される画
像を2値化することにより貼り合わせ基板30を構成す
る第1の基板10及び第2の基板のエッジの輪郭を抽出
し、この輪郭に基づいて、第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出する。
【0228】図30は、貼り合わせ基板30の全周につ
いて実行されたずれ量の検出結果を示す図である。な
お、図30において、横軸は、基板回転ステージ101
0の回転角度、縦軸は、第1の基板10のエッジと第2
の基板20のエッジとのずれ量を示している。ここで、
第1の基板10のエッジが第2の基板20のエッジより
も突出している場合のずれ量を正、第2の基板20のエ
ッジが第1の基板10のエッジよりも突出している場合
のずれ量を負の値とすると、図30に示すように、第1
の突出部は、ずれ量が正の値を有する部分であり、その
代表位置は、好適には、ずれ量が正の極大値を有する部
分である。第1の突出部の位置(代表位置)は、例え
ば、基板回転ステージ1010の回転角度によって特定
される(図30の場合、第1の突出部は、−90度の位
置である)。
いて実行されたずれ量の検出結果を示す図である。な
お、図30において、横軸は、基板回転ステージ101
0の回転角度、縦軸は、第1の基板10のエッジと第2
の基板20のエッジとのずれ量を示している。ここで、
第1の基板10のエッジが第2の基板20のエッジより
も突出している場合のずれ量を正、第2の基板20のエ
ッジが第1の基板10のエッジよりも突出している場合
のずれ量を負の値とすると、図30に示すように、第1
の突出部は、ずれ量が正の値を有する部分であり、その
代表位置は、好適には、ずれ量が正の極大値を有する部
分である。第1の突出部の位置(代表位置)は、例え
ば、基板回転ステージ1010の回転角度によって特定
される(図30の場合、第1の突出部は、−90度の位
置である)。
【0229】第1の突出部の位置が検出された後、貼り
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
【0230】次に、図31に示すフローチャートを参照
しながら位置決め装置5000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
しながら位置決め装置5000における位置決めの手順
を説明する。なお、このフローチャートに示す処理は、
コンピュータ1030によって制御される。
【0231】まず、ステップS401では、搬送ロボッ
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が第1の基板10を下側にして
基板回転ステージ1010上に載置される。この際、貼
り合わせ基板30の中心は、基板回転ステージ1010
の回転中心に大雑把に位置合わせされる。また、貼り合
わせ基板30の天地は、予め決定され、又は、貼り合わ
せ基板30が基板回転ステージ1010に載置される際
に他の装置又はオペレータからコンピュータ1030に
提供され、若しくは、コンピュータ1030が取得する
ものとする。
ト(例えば、図10に示す搬送ロボット1100)によ
り、貼り合わせ基板30が第1の基板10を下側にして
基板回転ステージ1010上に載置される。この際、貼
り合わせ基板30の中心は、基板回転ステージ1010
の回転中心に大雑把に位置合わせされる。また、貼り合
わせ基板30の天地は、予め決定され、又は、貼り合わ
せ基板30が基板回転ステージ1010に載置される際
に他の装置又はオペレータからコンピュータ1030に
提供され、若しくは、コンピュータ1030が取得する
ものとする。
【0232】ステップS502では、芯出し部材100
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
1及び1002によって貼り合わせ基板30を両側方か
ら挟み込むことにより、貼り合わせ基板30の中心が基
板回転ステージ1010の回転中心に位置合わせされ
る。
【0233】ステップS503では、モータ1015を
動作させて基板回転テーブル1010(貼り合わせ基板
30)を回転させながら、投光器4001及びカメラ4
002を利用して、貼り合わせ基板30を構成する第1
の基板10及び第2の基板20の輪郭を検出し、この輪
郭に基づいて両基板10、20のずれ量を検出する。こ
の検出は、貼り合わせ基板30の全周について実行され
る。
動作させて基板回転テーブル1010(貼り合わせ基板
30)を回転させながら、投光器4001及びカメラ4
002を利用して、貼り合わせ基板30を構成する第1
の基板10及び第2の基板20の輪郭を検出し、この輪
郭に基づいて両基板10、20のずれ量を検出する。こ
の検出は、貼り合わせ基板30の全周について実行され
る。
【0234】ステップS504では、貼り合わせ基板3
0の全周のうち第1の基板10が突出した部分における
両基板のずれ量(図30参照)に基づいて第1の突出部
の位置(代表位置)を決定する。
0の全周のうち第1の基板10が突出した部分における
両基板のずれ量(図30参照)に基づいて第1の突出部
の位置(代表位置)を決定する。
【0235】ステップS505では、図10に示すよう
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
に、第1の突出部の位置が基準位置に一致するように基
板回転テーブル1010を回動させる。
【0236】[位置決め装置の第6の構成例]図32及
び図33は、第6の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置6000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板のエッジとのずれ量を画像処理技術
を利用して検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
び図33は、第6の構成例に係る位置決め装置を示す図
である。この位置決め装置6000は、まず、貼り合わ
せ基板30の芯出しを行い、次いで、第1の基板10の
エッジと第2の基板のエッジとのずれ量を画像処理技術
を利用して検出し、このずれ量に基づいて第1の突出部
の位置を検出し、次いで、第1の突出部が基準位置に一
致するように、貼り合わせ基板30を回転させる。
【0237】この位置決め装置6000は、貼り合わせ
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。貼り合わせ基板30は、第1の
基板10が下側になるように基板回転ステージ1010
上に載置される。基板回転ステージ1010は、回転シ
ャフト1013及びカップリング1014を介してモー
タ1015の回転シャフトに連結されている。モータ1
015は、コンピュータ1030によって制御されるコ
ントローラ1016からの指示に従って動作する。
基板30をxy平面内で回転させるための基板回転ステ
ージ1010を有する。貼り合わせ基板30は、第1の
基板10が下側になるように基板回転ステージ1010
上に載置される。基板回転ステージ1010は、回転シ
ャフト1013及びカップリング1014を介してモー
タ1015の回転シャフトに連結されている。モータ1
015は、コンピュータ1030によって制御されるコ
ントローラ1016からの指示に従って動作する。
【0238】また、この位置決め装置6000は、基板
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
回転ステージ1010上に不図示の搬送ロボット等によ
り載置される貼り合わせ基板1010の芯出しのための
機構として、貼り合わせ基板30のエッジを両側から挟
む一対の芯出し部材1001及び1002を有する。芯
出し部材1001は、エアシリンダ1007によって、
ガイドレール1005に沿って駆動される。また、同様
に、芯出し部材1002は、エアシリンダ1008によ
って、ガイドレール1006に沿って駆動される。貼り
合わせ基板30の芯出しは、エアシリンダ1007、1
008によって芯出し部材1001、1002を押し出
して、芯出し部材1001及び1002によって貼り合
わせ基板30を両側から挟むことによってなされる。
【0239】また、この位置決め装置6000は、貼り
合わせ基板30を構成する第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出するために、投光器(光源)60
01及びカメラ(撮像装置)6002を有する。カメラ
6002は、インターフェースユニット(例えば、ビデ
オキャプチャ)4010を介してこのユータ1030に
接続されている。投光器6001は、第2の基板20が
照明される一方で貼り合わせ基板30の第1の突出部に
おいて第1の基板10が第2の基板20の影になるよう
に、貼り合わせ基板30を構成する第2の基板20の全
面を照明する。カメラ6002は、貼り合わせ基板30
のエッジの全周を撮像することができる位置に配置され
ており、貼り合わせ基板30のエッジの全域を撮像し
て、インターフェースユニット4010を介してコンピ
ュータ1030に提供する。投光器6001は、支持部
材6001aによって支持される。支持部材6001a
は、カメラ6002によって撮像される貼り合わせ基板
30の画像に影響を与えないように、十分に小さい寸法
を有すると共に焦点が合わない位置に配置されることが
好ましい。
合わせ基板30を構成する第1の基板10と第2の基板
20とのずれ量を検出するために、投光器(光源)60
01及びカメラ(撮像装置)6002を有する。カメラ
6002は、インターフェースユニット(例えば、ビデ
オキャプチャ)4010を介してこのユータ1030に
接続されている。投光器6001は、第2の基板20が
照明される一方で貼り合わせ基板30の第1の突出部に
おいて第1の基板10が第2の基板20の影になるよう
に、貼り合わせ基板30を構成する第2の基板20の全
面を照明する。カメラ6002は、貼り合わせ基板30
のエッジの全周を撮像することができる位置に配置され
ており、貼り合わせ基板30のエッジの全域を撮像し
て、インターフェースユニット4010を介してコンピ
ュータ1030に提供する。投光器6001は、支持部
材6001aによって支持される。支持部材6001a
は、カメラ6002によって撮像される貼り合わせ基板
30の画像に影響を与えないように、十分に小さい寸法
を有すると共に焦点が合わない位置に配置されることが
好ましい。
【0240】この構成によれば、貼り合わせ基板30を
回転させることなく、その第1の突出部の位置を検出す
ることができる。したがって、第1の突出部を高速に検
出することができる。
回転させることなく、その第1の突出部の位置を検出す
ることができる。したがって、第1の突出部を高速に検
出することができる。
【0241】図34は、カメラ6002からインターフ
ェースユニット4010を介してコンピュータ1030
に提供される画像の一例を示す図である。第2の基板2
0によって形成される影4004の長さは、第1の基板
10と第2の基板20とのずれ量に相当する。コンピュ
ータ1030は、例えば、カメラ6002から提供され
る画像を2値化することにより、影4004を抽出し、
この影4004に基づいて、第1の基板10と第2の基
板20とのずれ量を貼り合わせ基板30の全周について
検出し、その結果に基づいて第1の突出部の位置を決定
する。なお、下側の基板である第1の基板10のエッジ
位置を鮮明にするために、他の投光器を設けることが好
ましい。他の投光器は、例えば、貼り合わせ基板30の
背景(貼り合わせ基板の外側)を照明するように配置さ
れ得る。
ェースユニット4010を介してコンピュータ1030
に提供される画像の一例を示す図である。第2の基板2
0によって形成される影4004の長さは、第1の基板
10と第2の基板20とのずれ量に相当する。コンピュ
ータ1030は、例えば、カメラ6002から提供され
る画像を2値化することにより、影4004を抽出し、
この影4004に基づいて、第1の基板10と第2の基
板20とのずれ量を貼り合わせ基板30の全周について
検出し、その結果に基づいて第1の突出部の位置を決定
する。なお、下側の基板である第1の基板10のエッジ
位置を鮮明にするために、他の投光器を設けることが好
ましい。他の投光器は、例えば、貼り合わせ基板30の
背景(貼り合わせ基板の外側)を照明するように配置さ
れ得る。
【0242】第1の突出部の位置が検出された後、貼り
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
合わせ基板30は、該第1の突出部が所定の基準位置
(例えば、レーザ式位置検出センサ1020に対向する
位置)に一致するように、基板回転ステージ1010に
よって位置決めされる。
【0243】[位置決め装置における他の処理例]上記
の第1〜第6の位置決め装置においては、貼り合わせ基
板30の全周について(即ち、全周に沿って)、第1の
基板10のエッジと第2の基板のエッジとのずれ量を検
出し、その結果に基づいて第1の突出部を決定する。し
かしながら、第1の突出部の大凡の位置が予め分かって
いる場合においては、貼り合わせ基板30の全周のうち
該第1の突出部が存在する範囲内のみについて、第1の
基板10のエッジと第2の基板のエッジとのずれ量を検
出すれば十分である。例えば、貼り合わせ基板がノッチ
を有し、該ノッチと第1の突出部との大凡の位置関係が
定まっている場合には、該ノッチの位置に基づいて該第
1の突出部の大凡の位置を予め認識することができる。
の第1〜第6の位置決め装置においては、貼り合わせ基
板30の全周について(即ち、全周に沿って)、第1の
基板10のエッジと第2の基板のエッジとのずれ量を検
出し、その結果に基づいて第1の突出部を決定する。し
かしながら、第1の突出部の大凡の位置が予め分かって
いる場合においては、貼り合わせ基板30の全周のうち
該第1の突出部が存在する範囲内のみについて、第1の
基板10のエッジと第2の基板のエッジとのずれ量を検
出すれば十分である。例えば、貼り合わせ基板がノッチ
を有し、該ノッチと第1の突出部との大凡の位置関係が
定まっている場合には、該ノッチの位置に基づいて該第
1の突出部の大凡の位置を予め認識することができる。
【0244】以下、上記の第1〜第6の位置決め装置に
代表される位置決め装置の適用した処理システムについ
て説明する。
代表される位置決め装置の適用した処理システムについ
て説明する。
【0245】[処理システムの第1の構成例]図35
は、第1の構成例に係る処理システムを示す図である。
この処理システム7000は、複数枚の貼り合わせ基板
30を収容したウェハカセット7301から貼り合わせ
基板30を取り出して、これを位置決め装置7100に
搬送し、位置決め装置7100において貼り合わせ基板
30の第1の突出部を基準位置に一致させ、ウェハカセ
ット7301に戻す。位置決め装置7100は、例え
ば、上記の第1〜第6の構成例に代表される位置決め装
置である。
は、第1の構成例に係る処理システムを示す図である。
この処理システム7000は、複数枚の貼り合わせ基板
30を収容したウェハカセット7301から貼り合わせ
基板30を取り出して、これを位置決め装置7100に
搬送し、位置決め装置7100において貼り合わせ基板
30の第1の突出部を基準位置に一致させ、ウェハカセ
ット7301に戻す。位置決め装置7100は、例え
ば、上記の第1〜第6の構成例に代表される位置決め装
置である。
【0246】ウェハ搬送ロボット7200は、例えば、
ロボットハンド7201を平行移動させる機構及び回転
させる機構を有し、ウェハカセットステージ7300上
のウェハカセット7301と位置決め装置7100との
間で貼り合わせ基板30を搬送する。ここで、ウェハ搬
送ロボット7200は、位置決め装置7100において
第1の突出部が第1の基準位置(例えば、位置決め装置
7100における基準位置)に位置合わせされた貼り合
わせ基板30の該第1の突出部を、第2の基準位置(例
えば、ウェハカセット7301における基準位置)に位
置合わせすることができる。
ロボットハンド7201を平行移動させる機構及び回転
させる機構を有し、ウェハカセットステージ7300上
のウェハカセット7301と位置決め装置7100との
間で貼り合わせ基板30を搬送する。ここで、ウェハ搬
送ロボット7200は、位置決め装置7100において
第1の突出部が第1の基準位置(例えば、位置決め装置
7100における基準位置)に位置合わせされた貼り合
わせ基板30の該第1の突出部を、第2の基準位置(例
えば、ウェハカセット7301における基準位置)に位
置合わせすることができる。
【0247】ウェハカセットステージ7301に収容さ
れた全ての貼り合わせ基板30の位置決めが終了した
ら、ウェハカセットステージ7310は、不図示の搬送
ロボット等により、分離装置の所定位置に搬送される。
この搬送は、貼り合わせ基板30が第2の基準位置から
ずれないように、静かになされる。
れた全ての貼り合わせ基板30の位置決めが終了した
ら、ウェハカセットステージ7310は、不図示の搬送
ロボット等により、分離装置の所定位置に搬送される。
この搬送は、貼り合わせ基板30が第2の基準位置から
ずれないように、静かになされる。
【0248】[処理システムの第2の構成例]図36
は、第2の構成例に係る処理システムを示す図である。
この処理システム8000は、処理すべき複数枚の貼り
合わせ基板30を収容したカセット8101が載置され
るローダステージ8100、貼り合わせ基板30及び分
離後の基板10及び20を搬送するウェハ搬送ロボット
8200、上記の第1〜第6の位置決め装置1000〜
6000に代表される位置決めステージ8300、分離
された基板を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥ステージ84
00、基板の天地を逆にする反転ステージ8500、分
離された第2の基板20を収容するカセット8601が
載置されるアンローダステージ8600、分離された第
1の基板10を収容するカセット8701が載置される
アンローダ8700、分離処理等において不良が発生し
た基板を収容するカセット8801が載置されるNGウ
ェハステージ8800、第1の分離装置100に代表さ
れる分離装置8900を有する。この処理システムで
は、ウェハ搬送ロボット8200としてスカラーロボッ
トが採用され、各ステージが、ウェハ搬送ロボット82
00から略等距離の位置、即ち、スカラーロボットの回
転軸から略等距離の位置に配置されている。
は、第2の構成例に係る処理システムを示す図である。
この処理システム8000は、処理すべき複数枚の貼り
合わせ基板30を収容したカセット8101が載置され
るローダステージ8100、貼り合わせ基板30及び分
離後の基板10及び20を搬送するウェハ搬送ロボット
8200、上記の第1〜第6の位置決め装置1000〜
6000に代表される位置決めステージ8300、分離
された基板を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥ステージ84
00、基板の天地を逆にする反転ステージ8500、分
離された第2の基板20を収容するカセット8601が
載置されるアンローダステージ8600、分離された第
1の基板10を収容するカセット8701が載置される
アンローダ8700、分離処理等において不良が発生し
た基板を収容するカセット8801が載置されるNGウ
ェハステージ8800、第1の分離装置100に代表さ
れる分離装置8900を有する。この処理システムで
は、ウェハ搬送ロボット8200としてスカラーロボッ
トが採用され、各ステージが、ウェハ搬送ロボット82
00から略等距離の位置、即ち、スカラーロボットの回
転軸から略等距離の位置に配置されている。
【0249】この処理システム8000では、まず、搬
送ロボット8200により、ローダーステージ8100
上に載置されたカセット8101から貼り合わせ基板3
0が取り出されて、位置決めステージ8300に引き渡
される。
送ロボット8200により、ローダーステージ8100
上に載置されたカセット8101から貼り合わせ基板3
0が取り出されて、位置決めステージ8300に引き渡
される。
【0250】位置決めステージ8300は、貼り合わせ
基板30の芯出しを行うと共に該貼り合わせ基板30の
第1の突出部を第1の基準位置(例えば、位置決めステ
ージにおける基準位置)に一致させる。これにより、貼
り合わせ基板30の位置決めが完了する。
基板30の芯出しを行うと共に該貼り合わせ基板30の
第1の突出部を第1の基準位置(例えば、位置決めステ
ージにおける基準位置)に一致させる。これにより、貼
り合わせ基板30の位置決めが完了する。
【0251】位置決めの後、貼り合わせ基板30は、搬
送ロボット8200により、分離ステージ8900に搬
送される。この際、貼り合わせ基板30は、第1の突出
部が第2の基準位置(例えば、分離ステージ8900に
おける基準位置)に位置決めされる。分離ステージ89
00では、流体を利用して貼り合わせ基板30が多孔質
層の部分で分離される。分離処理は、他の装置への流体
の飛散を防止するために、チャンバ8901内で実行さ
れる。チャンバ8901には、基板を出し入れする際に
開放されるシャッタ8404が備えられている。分離ス
テージ8900は、流体を噴射するノズル8902、該
ノズル8902を移動させるノズル直動ロボット890
3を有する。分離ステージ8900では、第2の基準位
置に位置決めされた第1の突出部に向けてノズル890
2から流体が噴射され、これにより、第1の突出部に分
離開始部が形成される。次いで、この分離開始部を起点
として、分離処理が実行される。この分離処理は、貼り
合わせ基板30を回転させながら該貼り合わせ基板30
の多孔質層に流体を打ち込むことにより実行される。
送ロボット8200により、分離ステージ8900に搬
送される。この際、貼り合わせ基板30は、第1の突出
部が第2の基準位置(例えば、分離ステージ8900に
おける基準位置)に位置決めされる。分離ステージ89
00では、流体を利用して貼り合わせ基板30が多孔質
層の部分で分離される。分離処理は、他の装置への流体
の飛散を防止するために、チャンバ8901内で実行さ
れる。チャンバ8901には、基板を出し入れする際に
開放されるシャッタ8404が備えられている。分離ス
テージ8900は、流体を噴射するノズル8902、該
ノズル8902を移動させるノズル直動ロボット890
3を有する。分離ステージ8900では、第2の基準位
置に位置決めされた第1の突出部に向けてノズル890
2から流体が噴射され、これにより、第1の突出部に分
離開始部が形成される。次いで、この分離開始部を起点
として、分離処理が実行される。この分離処理は、貼り
合わせ基板30を回転させながら該貼り合わせ基板30
の多孔質層に流体を打ち込むことにより実行される。
【0252】分離後の第1の基板10、第2の基板20
は、搬送ロボット8200により、洗浄/乾燥装置84
00に搬送され、ここで洗浄し乾燥され、各々アンロー
ダーステージ8700、8600上のカセット870
1、8601に搬送される。ここで、分離後の基板1
0、20のうち分離された面が下方を向いている基板
は、反転ステージ8500により、その面が上方を向く
ように反転された後に搬送ロボット8200により該当
するカセットに搬送され収容される。
は、搬送ロボット8200により、洗浄/乾燥装置84
00に搬送され、ここで洗浄し乾燥され、各々アンロー
ダーステージ8700、8600上のカセット870
1、8601に搬送される。ここで、分離後の基板1
0、20のうち分離された面が下方を向いている基板
は、反転ステージ8500により、その面が上方を向く
ように反転された後に搬送ロボット8200により該当
するカセットに搬送され収容される。
【0253】分離処理の際に不良が発生した基板(例え
ば、割れた基板)は、NGウェハステージ8500上の
カセットに搬送ロボット8200により搬送され収容さ
れる。
ば、割れた基板)は、NGウェハステージ8500上の
カセットに搬送ロボット8200により搬送され収容さ
れる。
【0254】[処理システムの第3の構成例]図37
は、第3の構成例に係る処理システムを示す図である。
この処理システム9000は、処理すべき複数枚の貼り
合わせ基板30を収容したカセット8101が載置され
るローダステージ8100、貼り合わせ基板30及び分
離後の基板10及び20を搬送するウェハ搬送ロボット
8200、上記の第1〜第6の位置決め装置1000〜
6000に代表される位置決めステージ8300、分離
された基板を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥ステージ84
00、基板の天地を逆にする反転ステージ8500、分
離された第2の基板20を収容するカセット8601が
載置されるアンローダステージ8600、分離された第
1の基板10を収容するカセット8701が載置される
アンローダ8700、分離処理等において不良が発生し
た基板を収容するカセット8801が載置されるNGウ
ェハステージ8800、第1の分離装置100に代表さ
れる分離装置8900を有する。この処理システム90
00では、ウェハ搬送ロボット9100として、スカラ
ーロボットと、水平駆動軸に沿って直線的に移動する直
動ロボットとを組み合わせたロボットが採用されてお
り、各ステージが、ウェハ搬送ロボット9100の水平
駆動軸から略等距離の位置に配置されている。
は、第3の構成例に係る処理システムを示す図である。
この処理システム9000は、処理すべき複数枚の貼り
合わせ基板30を収容したカセット8101が載置され
るローダステージ8100、貼り合わせ基板30及び分
離後の基板10及び20を搬送するウェハ搬送ロボット
8200、上記の第1〜第6の位置決め装置1000〜
6000に代表される位置決めステージ8300、分離
された基板を洗浄し乾燥させる洗浄/乾燥ステージ84
00、基板の天地を逆にする反転ステージ8500、分
離された第2の基板20を収容するカセット8601が
載置されるアンローダステージ8600、分離された第
1の基板10を収容するカセット8701が載置される
アンローダ8700、分離処理等において不良が発生し
た基板を収容するカセット8801が載置されるNGウ
ェハステージ8800、第1の分離装置100に代表さ
れる分離装置8900を有する。この処理システム90
00では、ウェハ搬送ロボット9100として、スカラ
ーロボットと、水平駆動軸に沿って直線的に移動する直
動ロボットとを組み合わせたロボットが採用されてお
り、各ステージが、ウェハ搬送ロボット9100の水平
駆動軸から略等距離の位置に配置されている。
【0255】この処理システム8000では、まず、搬
送ロボット9100により、ローダーステージ8100
上に載置されたカセット8101から貼り合わせ基板3
0が取り出されて、位置決めステージ8300に引き渡
される。
送ロボット9100により、ローダーステージ8100
上に載置されたカセット8101から貼り合わせ基板3
0が取り出されて、位置決めステージ8300に引き渡
される。
【0256】位置決めステージ8300は、貼り合わせ
基板30の芯出しを行うと共に該貼り合わせ基板30の
第1の突出部を第1の基準位置(例えば、位置決めステ
ージにおける基準位置)に一致させる。これにより、貼
り合わせ基板30の位置決めが完了する。
基板30の芯出しを行うと共に該貼り合わせ基板30の
第1の突出部を第1の基準位置(例えば、位置決めステ
ージにおける基準位置)に一致させる。これにより、貼
り合わせ基板30の位置決めが完了する。
【0257】位置決めの後、貼り合わせ基板30は、搬
送ロボット9100により、分離ステージ8900に搬
送される。この際、貼り合わせ基板30は、第1の突出
部が第2の基準位置(例えば、分離ステージ8900に
おける基準位置)に位置決めされる。分離ステージ89
00では、流体を利用して貼り合わせ基板30が多孔質
層の部分で分離される。分離処理は、他の装置への流体
の飛散を防止するために、チャンバ8901内で実行さ
れる。チャンバ8901には、基板を出し入れする際に
開放されるシャッタ8404が備えられている。分離ス
テージ8900は、流体を噴射するノズル8902、該
ノズル8902を移動させるノズル直動ロボット890
3を有する。分離ステージ8900では、第2の基準位
置に位置決めされた第1の突出部に向けてノズル890
2から流体が噴射され、これにより、第1の突出部に分
離開始部が形成される。次いで、この分離開始部を起点
として、分離処理が実行される。この分離処理は、貼り
合わせ基板30を回転させながら該貼り合わせ基板30
の多孔質層に流体を打ち込むことにより実行される。
送ロボット9100により、分離ステージ8900に搬
送される。この際、貼り合わせ基板30は、第1の突出
部が第2の基準位置(例えば、分離ステージ8900に
おける基準位置)に位置決めされる。分離ステージ89
00では、流体を利用して貼り合わせ基板30が多孔質
層の部分で分離される。分離処理は、他の装置への流体
の飛散を防止するために、チャンバ8901内で実行さ
れる。チャンバ8901には、基板を出し入れする際に
開放されるシャッタ8404が備えられている。分離ス
テージ8900は、流体を噴射するノズル8902、該
ノズル8902を移動させるノズル直動ロボット890
3を有する。分離ステージ8900では、第2の基準位
置に位置決めされた第1の突出部に向けてノズル890
2から流体が噴射され、これにより、第1の突出部に分
離開始部が形成される。次いで、この分離開始部を起点
として、分離処理が実行される。この分離処理は、貼り
合わせ基板30を回転させながら該貼り合わせ基板30
の多孔質層に流体を打ち込むことにより実行される。
【0258】分離後の第1の基板10、第2の基板20
は、搬送ロボット9100により、洗浄/乾燥装置84
00に搬送され、ここで洗浄し乾燥され、各々アンロー
ダーステージ8700、8600上のカセット870
1、8601に搬送される。ここで、分離後の基板1
0、20のうち分離された面が下方を向いている基板
は、反転ステージ8500により、その面が上方を向く
ように反転された後に搬送ロボット9100により該当
するカセットに搬送され収容される。
は、搬送ロボット9100により、洗浄/乾燥装置84
00に搬送され、ここで洗浄し乾燥され、各々アンロー
ダーステージ8700、8600上のカセット870
1、8601に搬送される。ここで、分離後の基板1
0、20のうち分離された面が下方を向いている基板
は、反転ステージ8500により、その面が上方を向く
ように反転された後に搬送ロボット9100により該当
するカセットに搬送され収容される。
【0259】分離処理の際に不良が発生した基板(例え
ば、割れた基板)は、NGウェハステージ8500上の
カセットに搬送ロボット9100により搬送され収容さ
れる。
ば、割れた基板)は、NGウェハステージ8500上の
カセットに搬送ロボット9100により搬送され収容さ
れる。
【0260】[半導体装置の例]次いで、上記の基板の
製造方法(図1A〜図1G参照)により製造され得る半
導体基板を利用した半導体装置及びその製造方法につい
て図38を参照しながら説明する。
製造方法(図1A〜図1G参照)により製造され得る半
導体基板を利用した半導体装置及びその製造方法につい
て図38を参照しながら説明する。
【0261】図38は、本発明の好適な実施の形態に係
る基板の製造方法を適用して製造され得る半導体基板を
利用した半導体装置の製造方法を示す図である。
る基板の製造方法を適用して製造され得る半導体基板を
利用した半導体装置の製造方法を示す図である。
【0262】まず、非多孔質層13として半導体層、非
多孔質層14として絶縁層を有するSOI基板を上記の
基板の製造方法を適用して製造する。そして、埋め込み
絶縁膜14上の非多孔質半導体層(SOI層)103を
島状にパタニングする方法、又は、LOCOSと呼ばれ
る酸化法等により、トランジスタを形成すべき活性領域
13’及び素子分離領域54を形成する(図38(a)
参照)。
多孔質層14として絶縁層を有するSOI基板を上記の
基板の製造方法を適用して製造する。そして、埋め込み
絶縁膜14上の非多孔質半導体層(SOI層)103を
島状にパタニングする方法、又は、LOCOSと呼ばれ
る酸化法等により、トランジスタを形成すべき活性領域
13’及び素子分離領域54を形成する(図38(a)
参照)。
【0263】次いで、SOI層の表面にゲート絶縁膜5
6を形成する(図38(a)参照)。ゲート絶縁膜56
の材料としては、例えば、酸化シリコン、窒化シリコ
ン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタ
ル、酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化スカンジウム、
酸化イットリウム、酸化ガドリニウム、酸化ランタン、
酸化ジルコニウム、及びこれらの混合物ガラス等が好適
である。ゲート酸化膜56は、例えば、SOI層の表面
を酸化させたり、CVD法又はPVD法によりSOI層
の表面に該当する物質を堆積させたりすることにより形
成され得る。
6を形成する(図38(a)参照)。ゲート絶縁膜56
の材料としては、例えば、酸化シリコン、窒化シリコ
ン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタ
ル、酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化スカンジウム、
酸化イットリウム、酸化ガドリニウム、酸化ランタン、
酸化ジルコニウム、及びこれらの混合物ガラス等が好適
である。ゲート酸化膜56は、例えば、SOI層の表面
を酸化させたり、CVD法又はPVD法によりSOI層
の表面に該当する物質を堆積させたりすることにより形
成され得る。
【0264】次いで、ゲート絶縁膜56上にゲート電極
55を形成する(図38(a)参照)。ゲート電極55
は、例えば、P型又はN型不純物がドープされた多結晶
シリコンや、タングステン、モリブデン、チタン、タン
タル、アルミニウム、銅などの金属又はこれらの少なく
とも1種を含む合金や、モリブデンシリサイド、タング
ステンシリサイド、コバルトシリサイドなどの金属珪化
物や、チタンナイトライド、タングステンナイトライ
ド、タンタルナイトライドなどの金属窒化物などで構成
され得る。ゲート絶縁膜56は、例えばポリサイドゲー
トのように、互いに異なる材料からなる複数の層を積層
して形成されてもよい。ゲート電極55は、例えば、サ
リサイド(セルフアラインシリサイド)と呼ばれる方法
で形成されてもよいし、ダマシンゲートプロセスと呼ば
れる方法で形成してもよいし、他の方法で形成してもよ
い。以上の工程により図38(a)に示す構造体が得ら
れる。
55を形成する(図38(a)参照)。ゲート電極55
は、例えば、P型又はN型不純物がドープされた多結晶
シリコンや、タングステン、モリブデン、チタン、タン
タル、アルミニウム、銅などの金属又はこれらの少なく
とも1種を含む合金や、モリブデンシリサイド、タング
ステンシリサイド、コバルトシリサイドなどの金属珪化
物や、チタンナイトライド、タングステンナイトライ
ド、タンタルナイトライドなどの金属窒化物などで構成
され得る。ゲート絶縁膜56は、例えばポリサイドゲー
トのように、互いに異なる材料からなる複数の層を積層
して形成されてもよい。ゲート電極55は、例えば、サ
リサイド(セルフアラインシリサイド)と呼ばれる方法
で形成されてもよいし、ダマシンゲートプロセスと呼ば
れる方法で形成してもよいし、他の方法で形成してもよ
い。以上の工程により図38(a)に示す構造体が得ら
れる。
【0265】次いで、燐、砒素、アンチモンなどのN型
不純物又はボロンなどのP型不純物を活性領域103’
に導入することにより、比較的低濃度のソース、ドレイ
ン領域58を形成する(図38(b)参照)。不純物
は、例えば、イオン打ち込み及び熱処理などにより導入
することができる。
不純物又はボロンなどのP型不純物を活性領域103’
に導入することにより、比較的低濃度のソース、ドレイ
ン領域58を形成する(図38(b)参照)。不純物
は、例えば、イオン打ち込み及び熱処理などにより導入
することができる。
【0266】次いで、ゲート電極55を覆うようにして
絶縁膜を形成した後に、これをエッチバックすることに
より、ゲート電極59の側部にサイドウォール59を形
成する。
絶縁膜を形成した後に、これをエッチバックすることに
より、ゲート電極59の側部にサイドウォール59を形
成する。
【0267】次いで、再び上記と同一の導電型の不純物
を活性領域103’に導入し、比較的高濃度のソース、
ドレイン領域57を形成する。以上の工程により図38
(b)に示す構造体が得られる。
を活性領域103’に導入し、比較的高濃度のソース、
ドレイン領域57を形成する。以上の工程により図38
(b)に示す構造体が得られる。
【0268】次いで、ゲート電極55の上面並びにソー
ス及びドレイン領域57の上面に金属珪化物層60を形
成する。金属珪化物層60の材料としては、例えば、ニ
ッケルシリサイド、チタンシリサイド、コバルトシリサ
イド、モリブデンシリサイド、タングステンシリサイド
などが好適である。これらの珪化物は、ゲート電極55
の上面並びにソース及びドレイン領域57の上面を覆う
ように金属を堆積させて、その後、熱処理を施すことに
よって、該金属とその下部のシリコンとを反応させた後
に、該金属のうち未反応部分を硫酸などのエッチャント
で除去することによって形成することができる。ここ
で、必要に応じて、珪化物層の表面を窒化させてもよ
い。以上の工程により図38(c)に示す構造体が得ら
れる。
ス及びドレイン領域57の上面に金属珪化物層60を形
成する。金属珪化物層60の材料としては、例えば、ニ
ッケルシリサイド、チタンシリサイド、コバルトシリサ
イド、モリブデンシリサイド、タングステンシリサイド
などが好適である。これらの珪化物は、ゲート電極55
の上面並びにソース及びドレイン領域57の上面を覆う
ように金属を堆積させて、その後、熱処理を施すことに
よって、該金属とその下部のシリコンとを反応させた後
に、該金属のうち未反応部分を硫酸などのエッチャント
で除去することによって形成することができる。ここ
で、必要に応じて、珪化物層の表面を窒化させてもよ
い。以上の工程により図38(c)に示す構造体が得ら
れる。
【0269】次いで、シリサイド化したゲート電極の上
面並びにソース及びドレイン領域の上面を覆うように絶
縁膜61を形成する(図38(d)参照)。絶縁膜61
の材料としては、燐及び/又はボロンを含む酸化シリコ
ンなどが好適である。
面並びにソース及びドレイン領域の上面を覆うように絶
縁膜61を形成する(図38(d)参照)。絶縁膜61
の材料としては、燐及び/又はボロンを含む酸化シリコ
ンなどが好適である。
【0270】次いで、必要に応じて、CMP法により絶
縁膜61にコンタクトホールを形成する。KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ、F2エキシマレー
ザ、電子ビーム、X線等を利用したフォトリソグラフィ
ー技術を適用すると、一辺が0.25ミクロン未満の矩
形のコンタクトホール、又は、直径が0.25ミクロン
未満の円形のコンタクトホールを形成することができ
る。
縁膜61にコンタクトホールを形成する。KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ、F2エキシマレー
ザ、電子ビーム、X線等を利用したフォトリソグラフィ
ー技術を適用すると、一辺が0.25ミクロン未満の矩
形のコンタクトホール、又は、直径が0.25ミクロン
未満の円形のコンタクトホールを形成することができ
る。
【0271】次いで、コンタクトホール内に導電体を充
填する。導電体の充填方法としては、バリアメタル62
となる高融点金属やその窒化物の膜をコンタクトホール
の内壁に形成した後に、タングステン合金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの導電体63
を、CVD法、PVD法、めっき法などを利用して堆積
させる方法が好適である。ここで、絶縁膜61の上面よ
りも高く堆積した導電体をエッチバック法やCMP法に
より除去してもよい。また、導電体の充填に先立って、
コンタクトホールの底部に露出したソース及びドレイン
領域の珪化物層の表面を窒化させてもよい。以上の工程
によりSOI層にFET等のトランジスタを作り込むこ
とができ、図38(d)に示す構造のトランジスタを有
する半導体装置が得られる。
填する。導電体の充填方法としては、バリアメタル62
となる高融点金属やその窒化物の膜をコンタクトホール
の内壁に形成した後に、タングステン合金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの導電体63
を、CVD法、PVD法、めっき法などを利用して堆積
させる方法が好適である。ここで、絶縁膜61の上面よ
りも高く堆積した導電体をエッチバック法やCMP法に
より除去してもよい。また、導電体の充填に先立って、
コンタクトホールの底部に露出したソース及びドレイン
領域の珪化物層の表面を窒化させてもよい。以上の工程
によりSOI層にFET等のトランジスタを作り込むこ
とができ、図38(d)に示す構造のトランジスタを有
する半導体装置が得られる。
【0272】ここで、ゲート電極に電圧を印加してゲー
ト絶縁膜下に広がる空乏層が埋め込み絶縁膜14の上面
に届くように活性層(SOI層)13’の厚さ及び不純
物濃度を定めると、形成されたトランジスタは、完全空
乏型トランジスタとして動作する。また、空乏層が埋め
込み酸化膜14の上面に届かないように活性層(SOI
層)13’の厚さ及び不純物濃度を定めると、形成され
たトランジスタは、部分空乏型トランジスタとして動作
する。
ト絶縁膜下に広がる空乏層が埋め込み絶縁膜14の上面
に届くように活性層(SOI層)13’の厚さ及び不純
物濃度を定めると、形成されたトランジスタは、完全空
乏型トランジスタとして動作する。また、空乏層が埋め
込み酸化膜14の上面に届かないように活性層(SOI
層)13’の厚さ及び不純物濃度を定めると、形成され
たトランジスタは、部分空乏型トランジスタとして動作
する。
【0273】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、貼り合わせ基
板等の複合部材を多孔質層等の分離層で適切に分離する
ことができる。
板等の複合部材を多孔質層等の分離層で適切に分離する
ことができる。
【図1A】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法における多孔質層の形成工程を説明するための模式
図である。
方法における多孔質層の形成工程を説明するための模式
図である。
【図1B】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法における非多孔質層(例えば、単結晶Si層及び絶
縁層)の形成工程を説明するための模式図である。
方法における非多孔質層(例えば、単結晶Si層及び絶
縁層)の形成工程を説明するための模式図である。
【図1C】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法における貼り合わせ工程を説明するための模式図で
ある。
方法における貼り合わせ工程を説明するための模式図で
ある。
【図1D】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法における分離開始領域の形成工程(予備分離工程)
を説明するための模式図である。
方法における分離開始領域の形成工程(予備分離工程)
を説明するための模式図である。
【図1E】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法における分離工程(本分離工程)を説明するための
模式図である。
方法における分離工程(本分離工程)を説明するための
模式図である。
【図1F】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法における第2の基板側の多孔質層の除去工程及び製
造される基板を説明するための模式図である。
方法における第2の基板側の多孔質層の除去工程及び製
造される基板を説明するための模式図である。
【図1G】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法における第1の基板側の多孔質層の除去工程を説明
するための模式図である。
方法における第1の基板側の多孔質層の除去工程を説明
するための模式図である。
【図2】第1の基板と第2の基板とを中心位置をずらし
て密着させて形成される突出部を有する貼り合わせ基板
の一例を示す斜視図である。
て密着させて形成される突出部を有する貼り合わせ基板
の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態に係る貼り合わせ基
板の処理装置の構成を概略的に示す図である。
板の処理装置の構成を概略的に示す図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態に係る貼り合わせ基
板の処理装置の構成を概略的に示す図である。
板の処理装置の構成を概略的に示す図である。
【図5】本発明の好適な実施の形態に係る処理装置の概
略構成を示す図である。
略構成を示す図である。
【図6】第1の構成例に係る位置決め装置を示す図であ
る。
る。
【図7】第1の構成例に係る位置決め装置を示す図であ
る。
る。
【図8】第1の構成例に係る位置決め装置においてレー
ザ式位置検出センサによって検出される貼り合わせ基板
のエッジの一例を示す図である。
ザ式位置検出センサによって検出される貼り合わせ基板
のエッジの一例を示す図である。
【図9】第1の構成例に係る位置決め装置において貼り
合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結果
を示す図である。
合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結果
を示す図である。
【図10】位置決め装置における位置決めと分離装置に
おける位置決めとの関係を示す図である。
おける位置決めとの関係を示す図である。
【図11】第1の構成例に係る位置決め装置における位
置決めの手順を説明する。
置決めの手順を説明する。
【図12】第2の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図13】第2の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図14】第2の構成例に係る位置決め装置においてレ
ーザ式位置検出センサによって検出される貼り合わせ基
板のエッジにおける第1の基板と第2の基板との段差の
一例を示す図である。
ーザ式位置検出センサによって検出される貼り合わせ基
板のエッジにおける第1の基板と第2の基板との段差の
一例を示す図である。
【図15】第2の構成例に係る位置決め装置において貼
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
【図16】第2の構成例に係る位置決め装置における位
置決めの手順を説明する。
置決めの手順を説明する。
【図17】第3の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図18】第3の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図19】第3の構成例に係る位置決め装置において接
触式位置検出センサによって検出される、貼り合わせ基
板を構成する第1の基板及び第2の基板の両エッジの一
例を示す図である。
触式位置検出センサによって検出される、貼り合わせ基
板を構成する第1の基板及び第2の基板の両エッジの一
例を示す図である。
【図20】第3の構成例に係る位置決め装置において貼
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
【図21】第3の構成例に係る位置決め装置における位
置決めの手順を説明する。
置決めの手順を説明する。
【図22】第4の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図23】第4の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図24】第4の構成例に係る位置決め装置においてカ
メラからインターフェースユニットを介してコンピュー
タに提供される画像の一例を示す図である。
メラからインターフェースユニットを介してコンピュー
タに提供される画像の一例を示す図である。
【図25】第4の構成例に係る位置決め装置において貼
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
【図26】第4の構成例に係る位置決め装置における位
置決めの手順を説明する。
置決めの手順を説明する。
【図27】第5の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図28】第5の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図29】第5の構成例に係る位置決め装置においてカ
メラからインターフェースユニットを介してコンピュー
タに提供される画像の一例を示す図である。
メラからインターフェースユニットを介してコンピュー
タに提供される画像の一例を示す図である。
【図30】第5の構成例に係る位置決め装置において貼
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
り合わせ基板の全周について実行されたずれ量の検出結
果を示す図である。
【図31】第5の構成例に係る位置決め装置における位
置決めの手順を説明する。
置決めの手順を説明する。
【図32】第6の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図33】第6の構成例に係る位置決め装置を示す図で
ある。
ある。
【図34】第5の構成例に係る位置決め装置においてカ
メラからインターフェースユニットを介してコンピュー
タに提供される画像の一例を示す図である。
メラからインターフェースユニットを介してコンピュー
タに提供される画像の一例を示す図である。
【図35】第1の構成例に係る処理システムを示す図で
ある。
ある。
【図36】第2の構成例に係る処理システムを示す図で
ある。
ある。
【図37】第3の構成例に係る処理システムを示す図で
ある。
ある。
【図38】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法を適用して製造され得る半導体基板を利用した半導
体装置の製造方法を示す図である。
方法を適用して製造され得る半導体基板を利用した半導
体装置の製造方法を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 坂口 清文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 栗栖 裕和 神奈川県厚木市愛名1009−3 パティオ厚 木219号室 Fターム(参考) 5F043 AA09 DD06 DD14 DD30 EE07 GG10 5F110 BB20 CC02 DD05 DD13 EE01 EE02 EE03 EE04 EE05 EE06 EE09 EE14 EE32 EE42 FF01 FF02 FF03 FF04 FF09 FF22 FF27 FF28 FF29 GG02 GG12 HJ01 HJ13 HJ15 HK05 HK40 HL02 HL03 HL06 HL11 HL22 HL23 HL24 HM15 NN25 NN26 NN62 NN66 QQ11 QQ17 QQ19
Claims (78)
- 【請求項1】 内部に分離層を有する第1の部材と、第
2の部材とを密着させた構造を有する複合部材の分離方
法であって、 前記複合部材は、前記第1の部材の外周端が前記第2の
部材の外周端より外側に突出した突出部を有し、 前記分離方法は、 前記複合部材の前記突出部を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出された前記突出部を起点として前記
複合部材の分離を開始し、その後、前記分離層の部分で
前記複合部材を2つの部材に分離する分離工程と、 を有することを特徴とする分離方法。 - 【請求項2】 前記複合部材は、前記第1の部材と前記
第2の部材とを互いの中心位置をずらして密着させた構
造を有することを特徴とする請求項1に記載の分離方
法。 - 【請求項3】 前記分離工程は、 前記突出部を処理して分離開始部を形成する予備分離工
程と、 前記分離開始部を起点として前記複合部材の分離を開始
し、その後、実質的に前記分離層のみを破壊して前記複
合部材を前記分離層の部分で2つの部材に分離する本分
離工程と、 を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
分離方法。 - 【請求項4】 前記検出工程では、非接触式のセンサを
利用して前記突出部を検出することを特徴とする請求項
1乃至請求項3のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項5】 前記検出工程では、接触式のセンサを利
用して前記突出部を検出することを特徴とする請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項6】 前記検出工程では、前記複合部材の外周
端の側方に配置されたセンサを利用して前記突出部を検
出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
か1項に記載の分離方法。 - 【請求項7】 前記検出工程では、前記第1の部材と前
記第2の部材との密着面に対向する位置に配置されたセ
ンサを利用して前記突出部を検出することを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の分離方
法。 - 【請求項8】 前記検出工程では、前記第1の部材の外
周端と前記第2の部材の外周端とのずれ量を前記複合部
材の外周に沿って検出することにより前記突出部を検出
することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
1項に記載の分離方法。 - 【請求項9】 前記検出工程では、前記複合部材を撮像
装置で撮像し、撮像画像を処理することにより前記突出
部を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3の
いずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項10】 前記検出工程では、前記突出部に影が
できるように前記複合部材を照明しながら前記複合部材
を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することにより前
記突出部を検出することを特徴とする請求項1乃至請求
項3のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項11】 前記検出工程では、前記複合部材の外
周端をその接線方向に配置された撮像装置で撮像し、撮
像画像を処理することにより前記突出部を検出すること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
載の分離方法。 - 【請求項12】 前記分離工程の実施に先立って、前記
検出工程で検出された前記突出部が前記分離工程におけ
る作業位置に一致するように前記複合部材を配置する配
置工程を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求
項11のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項13】 前記検出工程では、前記突出部として
前記第1の部材の外周端が最も突出した部分を検出する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1
項に記載の分離方法。 - 【請求項14】 第1の部材の表面の移設層を第2の部
材に移設する移設方法であって、 内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1の部
材と、第2の部材とを密着させて、前記第1の部材の外
周端が前記第2の部材の外周端より外側に突出した突出
部を有する複合部材を作成する作成工程と、 前記複合部材の前記突出部を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出された前記突出部を起点として前記
複合部材の分離を開始し、その後、前記分離層の部分で
前記複合部材を2つの部材に分離し、これにより、前記
第1の部材の移設層を前記第2の部材に移設する分離工
程と、 を有することを特徴とする移設方法。 - 【請求項15】 内部に分離層を有し、その上に移設層
を有する第1の基板の前記移設層と、第2の基板とを密
着させた構造を有する貼り合わせ基板を2枚の基板に分
離する分離方法であって、 前記貼り合わせ基板は、前記第1の基板の外周端が前記
第2の基板の外周端より外側に突出した突出部を有し、 前記分離方法は、 前記貼り合わせ基板の前記突出部を検出する検出工程
と、 前記検出工程で検出された前記突出部を起点として前記
貼り合わせ基板の分離を開始し、その後、前記分離層の
部分で前記貼り合わせ基板を2枚の基板に分離する分離
工程と、 を有することを特徴とする分離方法。 - 【請求項16】 前記第1の基板及び前記第2の基板
は、同一の大きさを有し、前記貼り合わせ基板は、前記
第1の基板と前記第2の基板とを互いの中心位置をずら
して密着させた構造を有することを特徴とする請求項1
5に記載の分離方法。 - 【請求項17】 前記分離工程は、 前記突出部を処理して分離開始部を形成する予備分離工
程と、 前記分離開始部を起点として前記複合部材の分離を開始
し、その後、実質的に前記分離層のみを破壊して前記複
合部材を前記分離層の部分で2つの部材に分離する本分
離工程と、 を含むことを特徴とする請求項15又は請求項16に記
載の分離方法。 - 【請求項18】 前記検出工程では、非接触式のセンサ
を利用して前記突出部を検出することを特徴とする請求
項15乃至請求項17のいずれか1項に記載の分離方
法。 - 【請求項19】 前記検出工程では、接触式のセンサを
利用して前記突出部を検出することを特徴とする請求項
15乃至請求項17のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項20】 前記検出工程では、前記複合部材の外
周端の側方に配置されたセンサを利用して前記突出部を
検出することを特徴とする請求項15乃至請求項17の
いずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項21】 前記検出工程では、前記第1の部材と
前記第2の部材との密着面に対向する位置に配置された
センサを利用して前記突出部を検出することを特徴とす
る請求項15乃至請求項17のいずれか1項に記載の分
離方法。 - 【請求項22】 前記検出工程では、前記第1の部材の
外周端と前記第2の部材の外周端とのずれ量を前記複合
部材の外周に沿って検出することにより前記突出部を検
出することを特徴とする請求項15乃至請求項17のい
ずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項23】 前記検出工程では、前記複合部材を撮
像装置で撮像し、撮像画像を処理することにより前記突
出部を検出することを特徴とする請求項15乃至請求項
17のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項24】 前記検出工程では、前記突出部に影が
できるように前記複合部材を照明しながら前記複合部材
を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することにより前
記突出部を検出することを特徴とする請求項15乃至請
求項17のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項25】 前記検出工程では、前記複合部材の外
周端をその接線方向に配置された撮像装置で撮像し、撮
像画像を処理することにより前記突出部を検出すること
を特徴とする請求項15乃至請求項17のいずれか1項
に記載の分離方法。 - 【請求項26】 前記分離工程の実施に先立って、前記
検出工程で検出された前記突出部が前記分離工程におけ
る作業位置に一致するように前記複合部材を配置する配
置工程を更に有することを特徴とする請求項15乃至請
求項25のいずれか1項に記載の分離方法。 - 【請求項27】 前記検出工程では、前記突出部として
前記第1の部材の外周端が最も突出した部分を検出する
ことを特徴とする請求項15乃至請求項26のいずれか
1項に記載の分離方法。 - 【請求項28】 第1の基板の表面の移設層を第2の基
板に移設する移設方法であって、 内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1の基
板の前記移設層と、第2の基板とを貼り合わせて、前記
第1の基板の外周端が前記第2の基板の外周端より外側
に突出した突出部を有する貼り合わせ基板を作成する作
成工程と、 前記貼り合わせ基板の前記突出部を検出する検出工程
と、 前記検出工程で検出された前記突出部を起点として前記
貼り合わせ基板の分離を開始し、その後、前記分離層の
部分で前記貼り合わせ基板を分離し、これにより、前記
第1の基板の移設層を前記第2の基板に移設する分離工
程と、 を有することを特徴とする移設方法。 - 【請求項29】 基板の製造方法であって、 内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1の基
板の表面と、第2の基板とを貼り合わせて、前記第1の
基板の外周端が前記第2の基板の外周端より外側に突出
した突出部を有する貼り合わせ基板を作成する作成工程
と、 前記貼り合わせ基板の前記突出部を検出する検出工程
と、 前記検出工程で検出された前記突出部を起点として前記
貼り合わせ基板の分離を開始し、その後、前記分離層の
部分で前記貼り合わせ基板を分離して、前記第1の基板
の移設層を前記第2の基板に移設する分離工程と、 を有することを特徴とする基板の製造方法。 - 【請求項30】 前記移設層は、単結晶Si層を含むこ
とを特徴とする請求項29に記載の基板の製造方法。 - 【請求項31】 前記移設層は、前記単結晶Si層の他
に、該単結晶Si層の上に絶縁層を有することを特徴と
する請求項30に記載の基板の製造方法。 - 【請求項32】 前記作成工程では、同一の大きさを有
する第1の基板と第2の基板とを互いの中心位置をずら
して密着させて前記貼り合わせ基板を作成することを特
徴とする請求項29乃至請求項31のいずれか1項に記
載の基板の製造方法。 - 【請求項33】 前記分離工程は、 前記突出部を処理して分離開始部を形成する予備分離工
程と、 前記分離開始部を起点として前記貼り合わせ基板の分離
を開始し、その後、実質的に前記分離層のみを破壊して
前記貼り合わせ基板を前記分離層の部分で2枚の基板に
分離する本分離工程と、 を有することを特徴とする請求項29乃至請求項32の
いずれか1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項34】 前記予備分離工程では、前記突出部に
向けて流体を噴射することにより、該流体により前記分
離開始部を形成することを特徴とする請求項33に記載
の基板の製造方法。 - 【請求項35】 前記予備分離工程では、前記突出部に
おける前記第1の基板と前記第2の基板との隙間に楔状
の部材を挿入することにより前記分離開始部を形成する
ことを特徴とする請求項33に記載の基板の製造方法。 - 【請求項36】 前記分離工程では、前記突出部に向け
て流体を噴射することにより前記貼り合わせ基板に分離
開始部を形成し、その後、流体を打ち込む位置を変更し
ながら前記貼り合わせ基板の分離を進めることを特徴と
する請求項29乃至請求項32のいずれか1項に記載の
基板の製造方法。 - 【請求項37】 前記分離工程では、前記突出部におけ
る前記第1の基板と前記第2の基板との隙間に楔状の部
材を挿入することにより、前記貼り合わせ基板を分離す
ることを特徴とする請求項29乃至請求項32のいずれ
か1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項38】 前記分離開始部は、当該部分における
前記分離層が最も脆弱な構造を有する部分であることを
特徴とする請求項33乃至請求項35のいずれか1項に
記載の基板の製造方法。 - 【請求項39】 前記分離開始部は、当該部分における
前記移設層が除去され、該移設層の下層の分離層が露出
した部分であることを特徴とする請求項33乃至請求項
35のいずれか1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項40】 前記分離開始部は、当該部分における
分離層が露出すると共に、該分離層の外周端が前記貼り
合わせ基板の内側に向かって窪んでいることを特徴とす
る請求項33乃至請求項35のいずれか1項に記載の基
板の製造方法。 - 【請求項41】 前記検出工程では、非接触式のセンサ
を利用して前記突出部を検出することを特徴とする請求
項29乃至請求項40のいずれか1項に記載の基板の製
造方法。 - 【請求項42】 前記検出工程では、接触式のセンサを
利用して前記突出部を検出することを特徴とする請求項
29乃至請求項40のいずれか1項に記載の基板の製造
方法。 - 【請求項43】 前記検出工程では、前記貼り合わせ基
板の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前記突
出部を検出することを特徴とする請求項29乃至請求項
40のいずれか1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項44】 前記検出工程では、前記第1の基板と
前記第2の基板との密着面に対向する位置に配置された
センサを利用して前記突出部を検出することを特徴とす
る請求項29乃至請求項40のいずれか1項に記載の基
板の製造方法。 - 【請求項45】 前記検出工程では、前記第1の基板の
外周端と前記第2の基板の外周端とのずれ量を前記貼り
合わせ基板の外周に沿って検出することにより前記突出
部を検出することを特徴とする請求項29乃至請求項4
0のいずれか1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項46】 前記検出工程では、前記貼り合わせ基
板を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することにより
前記突出部を検出することを特徴とする請求項29乃至
請求項40のいずれか1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項47】 前記検出工程では、前記突出部に影が
できるように前記貼り合わせ基板を照明しながら前記貼
り合わせ基板を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理する
ことにより前記突出部を検出することを特徴とする請求
項29乃至請求項40のいずれか1項に記載の基板の製
造方法。 - 【請求項48】 前記検出工程では、前記貼り合わせ基
板の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で撮像
し、撮像画像を処理することにより前記突出部を検出す
ることを特徴とする請求項29乃至請求項40のいずれ
か1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項49】 前記分離工程の実施に先立って、前記
検出工程で検出された前記突出部が前記分離工程におけ
る作業位置に一致するように前記貼り合わせ基板を配置
する配置工程を更に有することを特徴とする請求項29
乃至請求項48のいずれか1項に記載の基板の製造方
法。 - 【請求項50】 前記検出工程では、前記突出部として
前記第1の基板の外周端が最も突出した部分を検出する
ことを特徴とする請求項29乃至請求項49のいずれか
1項に記載の基板の製造方法。 - 【請求項51】 内部に分離層を有する第1の部材と、
第2の部材とを密着させた構造を有する複合部材の特徴
部を検出する検出方法であって、 前記複合部材は、前記特徴部として、前記第1の部材の
外周端が前記第2の外周端より外側に突出した部分を有
し、 前記検出方法は、 前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端との
ずれを前記複合部材の外周に沿って検出するずれ検出工
程と、 前記ずれ検出工程による検出結果に基づいて前記特徴部
を決定する決定工程と、 を有することを特徴とする検出方法。 - 【請求項52】 前記ずれ検出工程では、前記第1の部
材の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記複
合部材の全周に沿って検出することを特徴とする請求項
51に記載の検出方法。 - 【請求項53】 前記ずれ検出工程では、非接触式のセ
ンサを利用して前記ずれを検出することを特徴とする請
求項51又は請求項52に記載の検出方法。 - 【請求項54】 前記ずれ検出工程では、接触式のセン
サを利用して前記ずれを検出することを特徴とする請求
項51又は請求項52に記載の検出方法。 - 【請求項55】 前記ずれ検出工程では、前記複合部材
の外周端の側方に配置されたセンサを利用して前記ずれ
を検出することを特徴とする請求項51又は請求項52
に記載の検出方法。 - 【請求項56】 前記ずれ検出工程では、前記第1の部
材と前記第2の部材との密着面に対向する位置に配置さ
れたセンサを利用して前記ずれを検出することを特徴と
する請求項51又は請求項52に記載の検出方法。 - 【請求項57】 前記ずれ検出工程では、前記複合部材
を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することにより前
記ずれを検出することを特徴とする請求項51又は請求
項52に記載の検出方法。 - 【請求項58】 前記ずれ検出工程では、前記突出部に
影ができるように前記複合部材を照明しながら前記複合
部材を撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することによ
り前記ずれを検出することを特徴とする請求項51又は
請求項52に記載の検出方法。 - 【請求項59】 前記ずれ検出工程では、前記複合部材
の外周端をその接線方向に配置された撮像装置で撮像
し、撮像画像を処理することにより前記ずれを検出する
ことを特徴とする請求項51又は請求項52に記載の検
出方法。 - 【請求項60】 前記決定工程では、前記特徴部とし
て、前記第1の部材の外周端が最も突出した部分を決定
することを特徴とする請求項51乃至請求項59のいず
れか1項に記載の検出方法。 - 【請求項61】 内部に分離層を有する第1の部材と、
第2の部材とを密着させた構造を有する複合部材の特徴
部を所定位置に位置決めする位置決め方法であって、 前記複合部材は、前記特徴部として、前記第1の部材の
外周端が前記第2の外周端より外側に突出した部分を有
し、 前記位置決め方法は、 前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端との
ずれを前記複合部材の外周に沿って検出するずれ検出工
程と、 前記ずれ検出工程による検出結果に基づいて前記特徴部
を決定する決定工程と、 前記決定工程で決定された前記特徴部が前記所定位置に
一致するように前記複合部材を配置する配置工程と、 を有することを特徴とする位置決め方法。 - 【請求項62】 内部に分離層を有する第1の部材と、
第2の部材とを密着させた構造を有する複合部材の特徴
部を検出する検出装置であって、 前記複合部材は、前記特徴部として、前記第1の部材の
外周端が前記第2の外周端より外側に突出した部分を有
し、 前記検出装置は、 前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端との
ずれを前記複合部材の外周に沿って検出するずれ検出手
段と、 前記ずれ検出手段による検出結果に基づいて前記特徴部
を決定する決定手段と、 を備えることを特徴とする検出装置。 - 【請求項63】 前記ずれ検出手段は、前記第1の部材
の外周端と前記第2の部材の外周端とのずれを前記複合
部材の全周に沿って検出することを特徴とする請求項6
2に記載の検出装置。 - 【請求項64】 前記ずれ検出手段は、非接触式のセン
サを利用して前記ずれを検出することを特徴とする請求
項62又は請求項63に記載の検出装置。 - 【請求項65】 前記ずれ検出手段は、接触式のセンサ
を利用して前記ずれを検出することを特徴とする請求項
62又は請求項63に記載の検出装置。 - 【請求項66】 前記ずれ検出手段は、前記複合部材の
外周端の側方に配置されたセンサを有し、前記センサを
利用して前記ずれを検出することを特徴とする請求項6
2又は請求項63に記載の検出装置。 - 【請求項67】 前記ずれ検出手段は、前記第1の部材
と前記第2の部材との密着面に対向する位置に配置され
たセンサを有し、前記センサを利用して前記ずれを検出
することを特徴とする請求項62又は請求項63に記載
の検出装置。 - 【請求項68】 前記ずれ検出手段は、撮像装置を有
し、前記複合部材を前記撮像装置で撮像し、撮像画像を
処理することにより前記ずれを検出することを特徴とす
る請求項62又は請求項63に記載の検出装置。 - 【請求項69】 前記ずれ検出手段は、照明装置及び撮
像装置を有し、前記突出部に影ができるように前記複合
部材を前記照明装置で照明しながら前記複合部材を前記
撮像装置で撮像し、撮像画像を処理することにより前記
ずれを検出することを特徴とする請求項62又は請求項
63に記載の検出装置。 - 【請求項70】 前記ずれ検出手段は、前記複合部材の
外周端の接線方向に配置された撮像装置を有し、前記複
合部材の外周端を前記撮像装置で撮像し、撮像画像を処
理することにより前記ずれを検出することを特徴とする
請求項62又は請求項63に記載の検出装置。 - 【請求項71】 前記決定手段は、前記特徴部として、
前記第1の部材の外周端が最も突出した部分を決定する
ことを特徴とする請求項62乃至請求項70のいずれか
1項に記載の検出装置。 - 【請求項72】 内部に分離層を有する第1の部材と、
第2の部材とを密着させた構造を有する複合部材の特徴
部を所定位置に位置決めする位置決め装置であって、 前記複合部材は、前記特徴部として、前記第1の部材の
外周端が前記第2の外周端より外側に突出した部分を有
し、 前記位置決め装置は、 前記第1の部材の外周端と前記第2の部材の外周端との
ずれを前記複合部材の外周に沿って検出するずれ検出手
段と、 前記ずれ検出手段による検出結果に基づいて前記特徴部
を決定する決定手段と、 前記決定手段で決定された前記特徴部が前記所定位置に
一致するように前記複合部材を配置する配置手段と、 を備えることを特徴とする位置決め装置。 - 【請求項73】 処理システムであって、 内部に分離層を有する第1の部材と、第2の部材とを密
着させた構造を有する複合部材の特徴部を位置決めする
位置決め装置と、 作業位置において前記複合部材を処理する処理装置と、 を備え、 前記複合部材は、前記特徴部として、前記第1の部材の
外周端が前記第2の外周端より外側に突出した部分を有
し、 前記位置決め装置は、前記複合部材の特徴部を前記処理
装置の作業位置に位置決めする、 ことを特徴とする処理システム。 - 【請求項74】 前記処理装置は、前記特徴部を起点と
して前記複合部材の分離を開始し、その後、前記分離層
の部分で前記複合部材を2つの部材に分離する分離装置
を含むことを特徴とする請求項73に記載の処理システ
ム。 - 【請求項75】 半導体装置の製造方法であって、 請求項29に記載の基板の製造方法を適用してSOI基
板を準備する工程と、 前記SOI基板のSOI層を素子分離して、素子分離さ
れたSOI層にトランジスタを作り込む工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項76】 前記トランジスタは、部分空乏型のF
ETであることを特徴とする請求項75に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項77】 前記トランジスタは、完全空乏型のF
ETであることを特徴とする請求項75に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項78】 トランジスタを有する半導体装置であ
って、 請求項75乃至請求項77のいずれか1項に記載の半導
体装置の製造方法により得られた半導体装置。
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