JP2000083996A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】尿等の体液の吸収に優れるだけでなく、体液を
吸収した状態でも劣化、分解しにくい体液保持性に優れ
た吸収体物品の提供することが課題である。 【解決手段】液透過性のトップシートと、液不透過性の
バックシートとの間に吸水性樹脂と親水性繊維材料を含
む吸収体を設けてなる吸収物品において、前記親水性繊
維材料にアミノポリカルボン酸及び/又はその塩を配し
てなる吸収性物品。上記アミノポリカルボン酸及び/又
はその塩が5価以上のアミノポリカルボン酸及び/又は
その塩であるものが好ましい吸収性物品である。
吸収した状態でも劣化、分解しにくい体液保持性に優れ
た吸収体物品の提供することが課題である。 【解決手段】液透過性のトップシートと、液不透過性の
バックシートとの間に吸水性樹脂と親水性繊維材料を含
む吸収体を設けてなる吸収物品において、前記親水性繊
維材料にアミノポリカルボン酸及び/又はその塩を配し
てなる吸収性物品。上記アミノポリカルボン酸及び/又
はその塩が5価以上のアミノポリカルボン酸及び/又は
その塩であるものが好ましい吸収性物品である。
Description
【0001】
【発明の属する分野】 本発明は吸収性物品に関する。
更に詳しくは、幼児用、大人用あるいは失禁者用の使い
捨ておむつ、パッド、又は女性用の生理用ナプキン等の
吸収性物品に関する。
更に詳しくは、幼児用、大人用あるいは失禁者用の使い
捨ておむつ、パッド、又は女性用の生理用ナプキン等の
吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、体液を吸収させることを目的と
し、幼児用、大人用あるいは失禁者用の使い捨ておむ
つ、パッド、又は女性用の生理用ナプキン等の吸収性物
品が幅広く利用されている。
し、幼児用、大人用あるいは失禁者用の使い捨ておむ
つ、パッド、又は女性用の生理用ナプキン等の吸収性物
品が幅広く利用されている。
【0003】このような吸収性物品の吸収体として、
綿、パルプ、紙等の親水性繊維質材料と吸水性樹脂を複
合化したものが用いられる。近年、携帯性や、装着性の
点から、これら吸収性物品をコンパクト化する傾向が強
まっており、吸収体中の吸水性樹脂の割合を高めた吸収
性物品も出現している。
綿、パルプ、紙等の親水性繊維質材料と吸水性樹脂を複
合化したものが用いられる。近年、携帯性や、装着性の
点から、これら吸収性物品をコンパクト化する傾向が強
まっており、吸収体中の吸水性樹脂の割合を高めた吸収
性物品も出現している。
【0004】このように吸水性樹脂の割合を高めたもの
は、特に尿などの含まれるL−アスコルビン酸成分と親
水性繊維材料などに含まれる微量の金属イオンとの作用
によって、吸水性樹脂の膨潤ゲルが経時的に劣化、分解
を起こし易い。その結果、吸収体が安定的に体液を保持
できずに液漏れを起こし、蒲団、シーツ、衣服等を汚し
たり、吸収体に体重等の荷重がかかった際に起こる液戻
りが多くなり、装着時の不快感の原因なることがあっ
た。
は、特に尿などの含まれるL−アスコルビン酸成分と親
水性繊維材料などに含まれる微量の金属イオンとの作用
によって、吸水性樹脂の膨潤ゲルが経時的に劣化、分解
を起こし易い。その結果、吸収体が安定的に体液を保持
できずに液漏れを起こし、蒲団、シーツ、衣服等を汚し
たり、吸収体に体重等の荷重がかかった際に起こる液戻
りが多くなり、装着時の不快感の原因なることがあっ
た。
【0005】この様に従来の吸収体に吸水性樹脂を用い
た吸収性物品は、吸収体の体液保持性が経時的に低下し
て、液漏れ、液戻りを起こしやすいという問題点があっ
た。
た吸収性物品は、吸収体の体液保持性が経時的に低下し
て、液漏れ、液戻りを起こしやすいという問題点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、吸収体中の吸
水性樹脂が体液を吸収した後の膨潤ゲルの経時的劣化、
分解を抑制し、吸収体の体液保持性を安定にするための
種々の方法が提案されている。例えば、特開平6−26
1924には、液透過性シート中にイオンを補足する物
質を含有させたものが開示されている。しかし、吸収体
中の吸水性樹脂の劣化、分解は、微量の金属イオンとL
−アスコルビン酸が吸水性樹脂に作用することによって
起こるため、吸水性樹脂の近傍にある親水性繊維材料中
の金属イオンの影響を少なくする必要がある。
水性樹脂が体液を吸収した後の膨潤ゲルの経時的劣化、
分解を抑制し、吸収体の体液保持性を安定にするための
種々の方法が提案されている。例えば、特開平6−26
1924には、液透過性シート中にイオンを補足する物
質を含有させたものが開示されている。しかし、吸収体
中の吸水性樹脂の劣化、分解は、微量の金属イオンとL
−アスコルビン酸が吸水性樹脂に作用することによって
起こるため、吸水性樹脂の近傍にある親水性繊維材料中
の金属イオンの影響を少なくする必要がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、吸水性樹脂
の劣化、分解などによる経時的な物性の低下を抑制し
た、体液保持性に優れた吸収性物品を提供することにあ
る。
の劣化、分解などによる経時的な物性の低下を抑制し
た、体液保持性に優れた吸収性物品を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、液透過性トップシー
トを液不透過性シートの間に親水性繊維材料と吸水性樹
脂の複合体を有する吸収性物品において、親水性繊維材
料にアミノポリカルボン酸及び/又はその塩を添加した
ものを用いることにより上記課題を解決できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
を達成するため鋭意検討した結果、液透過性トップシー
トを液不透過性シートの間に親水性繊維材料と吸水性樹
脂の複合体を有する吸収性物品において、親水性繊維材
料にアミノポリカルボン酸及び/又はその塩を添加した
ものを用いることにより上記課題を解決できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち本発明は、液透過性のトップシート
と、液不透過性のバックシートとの間に吸水性樹脂と親
水性繊維材料を含む吸収体を設けてなる吸収物品におい
て、前記親水性繊維材料にアミノポリカルボン酸及び/
又はその塩を配してなる吸収性物品を提供する。
と、液不透過性のバックシートとの間に吸水性樹脂と親
水性繊維材料を含む吸収体を設けてなる吸収物品におい
て、前記親水性繊維材料にアミノポリカルボン酸及び/
又はその塩を配してなる吸収性物品を提供する。
【0010】
【発明の実施形態】本発明において、親水性繊維材料と
しては、木材から得られるメカニカルパルプやケミカル
パルプ、セミケミカルパルプ、溶解パルプ等のセルロー
ス繊維、レイヨン、アセテート等の人工セルロース繊
維、熱可塑性繊維を親水化したものなどが挙げられ、ま
た、形状については、繊維状のもの、あるいは、ティッ
シュペーパーや、パルプマットのようにシート状に成形
したもの等が挙げられるが、一般の吸収性部品の吸収体
に用いられるものであれば、特に制限はない。
しては、木材から得られるメカニカルパルプやケミカル
パルプ、セミケミカルパルプ、溶解パルプ等のセルロー
ス繊維、レイヨン、アセテート等の人工セルロース繊
維、熱可塑性繊維を親水化したものなどが挙げられ、ま
た、形状については、繊維状のもの、あるいは、ティッ
シュペーパーや、パルプマットのようにシート状に成形
したもの等が挙げられるが、一般の吸収性部品の吸収体
に用いられるものであれば、特に制限はない。
【0011】本発明で用いることのできる吸水性樹脂と
しては、一般に使用される吸水性樹脂であればいずれも
使用することができるが、水中において多量の水を吸収
してヒドロゲルを形成するものであり、カルボキシル基
を有していることが好ましい。このような吸水性樹脂と
しては、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、デンプン−
アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、デンプ
ン−アクリル酸グラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物、アクリロ
ニトリル共重合体もしくはアクリルアミド共重合体の加
水分解物又はこれらの架橋体、カルボキシル基含有架橋
ポリビニルアルコール変性物、架橋イソブチレン−無水
マレイン酸共重合体等を挙げることができる。吸水性樹
脂の形状は、不定形破砕状、球状、略球状、鱗片状等種
々の形状のものを用いることができる。
しては、一般に使用される吸水性樹脂であればいずれも
使用することができるが、水中において多量の水を吸収
してヒドロゲルを形成するものであり、カルボキシル基
を有していることが好ましい。このような吸水性樹脂と
しては、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、デンプン−
アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、デンプ
ン−アクリル酸グラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体のケン化物、アクリロ
ニトリル共重合体もしくはアクリルアミド共重合体の加
水分解物又はこれらの架橋体、カルボキシル基含有架橋
ポリビニルアルコール変性物、架橋イソブチレン−無水
マレイン酸共重合体等を挙げることができる。吸水性樹
脂の形状は、不定形破砕状、球状、略球状、鱗片状等種
々の形状のものを用いることができる。
【0012】また、これらポリマーは、その表面近傍が
カルボン酸と反応し得る官能基を2個以上有する表面架
橋剤により表面架橋されたものであることが好ましい。
カルボン酸と反応し得る官能基を2個以上有する表面架
橋剤により表面架橋されたものであることが好ましい。
【0013】アミノポリカルボン酸及び/又はその塩と
しては、例えば、イミノ二酢酸、N−(2−ヒドロキシ
エチル)イミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)エチレンジアミン−N,N',N'−三酢
酸、エチレンジアミン−N, N,N',N'−四酢酸、エチ
レンジアミン−N−モノ酢酸、エチレンジアミン−N,
N'−二酢酸、ジエチレントリアミン−N, N,N',N'',
N''−五酢酸、トリエチレンテトラミン−N, N,N',
N'', N''', N'''−六酢酸、1,2−シクロヘキサン
ジアミノ−N, N,N',N'−四酢酸、 エチレングリコー
ルジエチルエーテルジアミンテトラ酢酸、エチレンジア
ミンテトラプロピオン酢酸、3,6−ジオキサ−1,8
−オクタンジアミン−N, N,N',N'−四酢酸及び、こ
れらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン
塩が挙げられる。
しては、例えば、イミノ二酢酸、N−(2−ヒドロキシ
エチル)イミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)エチレンジアミン−N,N',N'−三酢
酸、エチレンジアミン−N, N,N',N'−四酢酸、エチ
レンジアミン−N−モノ酢酸、エチレンジアミン−N,
N'−二酢酸、ジエチレントリアミン−N, N,N',N'',
N''−五酢酸、トリエチレンテトラミン−N, N,N',
N'', N''', N'''−六酢酸、1,2−シクロヘキサン
ジアミノ−N, N,N',N'−四酢酸、 エチレングリコー
ルジエチルエーテルジアミンテトラ酢酸、エチレンジア
ミンテトラプロピオン酢酸、3,6−ジオキサ−1,8
−オクタンジアミン−N, N,N',N'−四酢酸及び、こ
れらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン
塩が挙げられる。
【0014】上記アミノポリカルボン酸及び/又はその
塩の中でも、効果が高いことより、5価以上のアミノカ
ルボン酸及びその塩が好ましい。また更に好ましくは、
ジエチレントリアミン五酢酸及びその塩、トリエチレン
テトラアミン六酢酸及びその塩を一種類もしくは二種類
以上用いることである。
塩の中でも、効果が高いことより、5価以上のアミノカ
ルボン酸及びその塩が好ましい。また更に好ましくは、
ジエチレントリアミン五酢酸及びその塩、トリエチレン
テトラアミン六酢酸及びその塩を一種類もしくは二種類
以上用いることである。
【0015】また、熱可塑性繊維、天然多糖類の有機粉
末、ゼオライト、活性炭、微粉体状シリカ等の無機粉
体、着色料、抗菌剤、殺菌剤、香料などを吸収体に、混
合、あるいは、添加しても良い。
末、ゼオライト、活性炭、微粉体状シリカ等の無機粉
体、着色料、抗菌剤、殺菌剤、香料などを吸収体に、混
合、あるいは、添加しても良い。
【0016】アミノポリカルボン酸及び/又はその塩の
添加方法は、特に制限はないが、例えば、予め、パルプ
等の親水性繊維材料とアミノポリカルボン酸及び/又は
その塩を湿式混合や、乾式混合しておく方法。親水性繊
維材料と吸水性樹脂を乾式混合する際にアミノポリカル
ボン酸及び/又はその塩を混合する方法。親水性繊維材
料と吸水性樹脂等からなる吸収体(シート状に成形した
もの)にアミノポリカルボン酸及び/又はその塩を水溶
液で噴霧添加、あるいは、粉状で添加する方法等が挙げ
られる。
添加方法は、特に制限はないが、例えば、予め、パルプ
等の親水性繊維材料とアミノポリカルボン酸及び/又は
その塩を湿式混合や、乾式混合しておく方法。親水性繊
維材料と吸水性樹脂を乾式混合する際にアミノポリカル
ボン酸及び/又はその塩を混合する方法。親水性繊維材
料と吸水性樹脂等からなる吸収体(シート状に成形した
もの)にアミノポリカルボン酸及び/又はその塩を水溶
液で噴霧添加、あるいは、粉状で添加する方法等が挙げ
られる。
【0017】吸収体の構造は一般の吸収性物品に用いら
れる構造であれば特に制限はなく、例えば、シート状に
成形した親水性繊維材料の間に吸水性樹脂を配する、い
わゆるサンドイッチ構造の吸収体や、親水性繊維材料と
吸水性樹脂を混合したものを成形した、いわゆるブレン
ド構造の吸収体が挙げられる。
れる構造であれば特に制限はなく、例えば、シート状に
成形した親水性繊維材料の間に吸水性樹脂を配する、い
わゆるサンドイッチ構造の吸収体や、親水性繊維材料と
吸水性樹脂を混合したものを成形した、いわゆるブレン
ド構造の吸収体が挙げられる。
【0018】上記吸収体における吸水性樹脂と親水性繊
維材料の重量比は、吸水性樹脂:親水性繊維材料=2
0:80〜90:10であることが好ましく、更に好ま
しくは、30:70〜80:20である。吸水性樹脂の
重量比が20未満、あるいは、親水性繊維材料の重量比
が80を超える場合は、吸収性物品の性能が十分に発揮
されず、液漏れなどを起こしやすくなる。また、吸水性
樹脂の重量比が90を超える、あるいは、親水性繊維材
料の重量比が10未満の場合には、吸収性物品の使用中
に吸水性樹脂が偏るなどの問題が起こり、吸収体物品の
性能を十分の発揮できない。
維材料の重量比は、吸水性樹脂:親水性繊維材料=2
0:80〜90:10であることが好ましく、更に好ま
しくは、30:70〜80:20である。吸水性樹脂の
重量比が20未満、あるいは、親水性繊維材料の重量比
が80を超える場合は、吸収性物品の性能が十分に発揮
されず、液漏れなどを起こしやすくなる。また、吸水性
樹脂の重量比が90を超える、あるいは、親水性繊維材
料の重量比が10未満の場合には、吸収性物品の使用中
に吸水性樹脂が偏るなどの問題が起こり、吸収体物品の
性能を十分の発揮できない。
【0019】アミノポリカルボン酸及び/又はその塩の
添加量としては、親水性繊維材料100重量部に対し
て、0.00001〜10重量部の範囲であり好ましく
は0.00005〜5重量部、より好ましくは0.00
05〜5重量部の範囲である。キレート剤が0.000
01重量部よりも少ないと膨潤時のゲルの経時安定性に
優れた吸水性樹脂が得られなくなる。アミノポリカルボ
ン酸及び/又はその塩が10重量部よりも多いと吸収体
物品からアミノポリカルボン酸及び/又はその塩が染み
出しなどが起こる恐れがある。
添加量としては、親水性繊維材料100重量部に対し
て、0.00001〜10重量部の範囲であり好ましく
は0.00005〜5重量部、より好ましくは0.00
05〜5重量部の範囲である。キレート剤が0.000
01重量部よりも少ないと膨潤時のゲルの経時安定性に
優れた吸水性樹脂が得られなくなる。アミノポリカルボ
ン酸及び/又はその塩が10重量部よりも多いと吸収体
物品からアミノポリカルボン酸及び/又はその塩が染み
出しなどが起こる恐れがある。
【0020】また、アミノポリカルボン酸及び/又はそ
の塩を水溶液として添加する場合、親水性繊維材料10
0重量部に対する水の量を60重量部以下にすることが
好ましく、より好ましくは、50重量部以下である。親
水性繊維材料100重量部に対する水の添加量が60重
量部以上であると、親水性繊維材料と吸水性樹脂を均一
にブレンドできなくなることや、成形が困難になるこ
と、あるいは、成形後の吸収体が、水を含むことによる
性能の低下等が起こる。
の塩を水溶液として添加する場合、親水性繊維材料10
0重量部に対する水の量を60重量部以下にすることが
好ましく、より好ましくは、50重量部以下である。親
水性繊維材料100重量部に対する水の添加量が60重
量部以上であると、親水性繊維材料と吸水性樹脂を均一
にブレンドできなくなることや、成形が困難になるこ
と、あるいは、成形後の吸収体が、水を含むことによる
性能の低下等が起こる。
【0021】吸収性物品に用いる液透過性のシートと
は、水性液体を透過する性質を備えた材料からなってお
り、例えば、不織布、織布;ポリエチレンやポリプロピ
レン、ポリアミド等からなる多孔質の合成フィルム等が
挙げられる。液不透過性のシートとは、水性液体を透過
しない性質を備えた材料からなっており、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテー
ト、ポリ塩化ビニル等からなる合成樹脂フィルムやこれ
ら合成樹脂と不織布との複合体材からなるフィルム、上
記合成樹脂と織布との複合材からなるフィルム等が挙げ
られる。なお、液不透過性フィルムは、蒸気を透過する
性質を備えていても良い。
は、水性液体を透過する性質を備えた材料からなってお
り、例えば、不織布、織布;ポリエチレンやポリプロピ
レン、ポリアミド等からなる多孔質の合成フィルム等が
挙げられる。液不透過性のシートとは、水性液体を透過
しない性質を備えた材料からなっており、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテー
ト、ポリ塩化ビニル等からなる合成樹脂フィルムやこれ
ら合成樹脂と不織布との複合体材からなるフィルム、上
記合成樹脂と織布との複合材からなるフィルム等が挙げ
られる。なお、液不透過性フィルムは、蒸気を透過する
性質を備えていても良い。
【0022】本発明の吸収体物品とは、液透過性のトッ
プシートと液不透過性のバックシートとこの間に配置さ
れた上記吸収体とを備えるものであり、幼児用、大人
用、あるいは、失禁者用の使い捨ておむつ、または、女
性用の経血吸収用ナプキンなどが挙げられる。上記使い
捨ておむつ、経血吸収用ナプキンの構造は従来周知の構
造と同様に種々の構造を採用することができ、また、ト
ップシートとバックシートの材料等も従来用いられてい
るものを特に制限することなく用いることができる。
プシートと液不透過性のバックシートとこの間に配置さ
れた上記吸収体とを備えるものであり、幼児用、大人
用、あるいは、失禁者用の使い捨ておむつ、または、女
性用の経血吸収用ナプキンなどが挙げられる。上記使い
捨ておむつ、経血吸収用ナプキンの構造は従来周知の構
造と同様に種々の構造を採用することができ、また、ト
ップシートとバックシートの材料等も従来用いられてい
るものを特に制限することなく用いることができる。
【0023】本発明の吸収体物品は、排泄量が多く且つ
尿との接触時間の長いことによって、吸水性樹脂の膨潤
ゲルの劣化、分解がより顕著である幼児用や、大人用な
どの失禁者用使い捨ておむつにおいて、特に優れた効果
を発揮する。
尿との接触時間の長いことによって、吸水性樹脂の膨潤
ゲルの劣化、分解がより顕著である幼児用や、大人用な
どの失禁者用使い捨ておむつにおいて、特に優れた効果
を発揮する。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明がこれら実施例によって限定されるもの
ではない。
するが、本発明がこれら実施例によって限定されるもの
ではない。
【0025】<参考例1>37重量%アクリル酸ナトリ
ウム水溶液67.0重量部、アクリル酸10.2重量
部、ポリエチレングリコールジアクリレート(平均ポリ
エチレンオキサイドユニット数8)0.079重量部及
び水22.0重量部を混合し、モノマー水溶液を調整し
た。このモノマー水溶液を覆いを付けたバットに移し、
モノマー水溶液中に窒素を吹き込み、溶液中の溶存酸素
量を0.1ppm以下にした。これを窒素雰囲気下で、
前記水溶液の温度を18℃に調温し、攪拌しながら、5
重量%2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)2
塩酸塩水溶液0.16重量部、0.5重量%L−アスコ
ルビン酸水溶液0.15重量部、5重量%過硫酸ナトリ
ウム水溶液0.16重量部及び0.35重量%過酸化水
素水溶液0.17重量部を順に添加した。過酸化水素添
加後すぐに重合が開始し、10分後にモノマーの温度は
ピーク温度に達した。この時のピーク温度は85℃であ
った。引き続きバットを80℃の湯浴に浸し、10分間
熟成した。得られた透明の含水ゲルをミートチョッパー
で砕き、次いで170℃で40分間乾燥した。この乾燥
物を粉砕機で粉砕し、500μmの篩を通過し、150
μmの篩の上に残るものを分級した。この分級物100
重量部に対してエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル0.03重量部、プロピレングリコール1重量部、水
3重量部及びイソプロピルアルコール1重量部からなる
組成液を均一に混合し、180℃で40分間処理して吸
水性樹脂を得た。
ウム水溶液67.0重量部、アクリル酸10.2重量
部、ポリエチレングリコールジアクリレート(平均ポリ
エチレンオキサイドユニット数8)0.079重量部及
び水22.0重量部を混合し、モノマー水溶液を調整し
た。このモノマー水溶液を覆いを付けたバットに移し、
モノマー水溶液中に窒素を吹き込み、溶液中の溶存酸素
量を0.1ppm以下にした。これを窒素雰囲気下で、
前記水溶液の温度を18℃に調温し、攪拌しながら、5
重量%2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)2
塩酸塩水溶液0.16重量部、0.5重量%L−アスコ
ルビン酸水溶液0.15重量部、5重量%過硫酸ナトリ
ウム水溶液0.16重量部及び0.35重量%過酸化水
素水溶液0.17重量部を順に添加した。過酸化水素添
加後すぐに重合が開始し、10分後にモノマーの温度は
ピーク温度に達した。この時のピーク温度は85℃であ
った。引き続きバットを80℃の湯浴に浸し、10分間
熟成した。得られた透明の含水ゲルをミートチョッパー
で砕き、次いで170℃で40分間乾燥した。この乾燥
物を粉砕機で粉砕し、500μmの篩を通過し、150
μmの篩の上に残るものを分級した。この分級物100
重量部に対してエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル0.03重量部、プロピレングリコール1重量部、水
3重量部及びイソプロピルアルコール1重量部からなる
組成液を均一に混合し、180℃で40分間処理して吸
水性樹脂を得た。
【0026】以上により得られたポリマーの物性は、
0.9重量%塩化ナトリウム水溶液に対する吸収倍率が
45倍。0.7psi荷重下における吸収倍率が28倍
であった。
0.9重量%塩化ナトリウム水溶液に対する吸収倍率が
45倍。0.7psi荷重下における吸収倍率が28倍
であった。
【0027】<実施例1>参考例1で得られた吸水性樹
脂40重量部と木材粉砕パルプ60重量部とを、ミキサ
ーで乾式混合した。得られた混合物を200mm×20
0mmの大きさのウェブに成形した。このウェブを圧力
2kg/cm2で5秒間プレスすることにより、坪量500g/
m2の吸収体を得た。この吸収体表面に、ジエチレントリ
アミン5酢酸5ナトリウム水溶液(濃度;1重量%)1
gを均一に噴霧添加した。次に、液不透過性であるポリ
プロピレン性のバックシートと前記吸収体、及び、液透
過性のポリエチレン性のトップシートをこの順に互いに
両面テープで貼付けすることにより、吸収性物品を得
た。
脂40重量部と木材粉砕パルプ60重量部とを、ミキサ
ーで乾式混合した。得られた混合物を200mm×20
0mmの大きさのウェブに成形した。このウェブを圧力
2kg/cm2で5秒間プレスすることにより、坪量500g/
m2の吸収体を得た。この吸収体表面に、ジエチレントリ
アミン5酢酸5ナトリウム水溶液(濃度;1重量%)1
gを均一に噴霧添加した。次に、液不透過性であるポリ
プロピレン性のバックシートと前記吸収体、及び、液透
過性のポリエチレン性のトップシートをこの順に互いに
両面テープで貼付けすることにより、吸収性物品を得
た。
【0028】<実施例2>参考例1において得られた吸
水性樹脂40重量部と木材粉砕パルプ60重量部をミキ
サーで乾式混合する際に、トリエチレンテトラアミン6
酢酸6ナトリウム水溶液(濃度;5重量%)を木材粉砕
パルプ100重量部に対して1重量部添加し、混合物を
得た。この混合物60重量部と参考例1で得られた吸水
性樹脂40重量部を用いて実施例1と同様に吸収体を得
た。次に液透過性のポリエチレンシートと前記吸収体、
及び液不透過性ポリプロピレンシートを前記と同様に貼
り付けることにより、吸収体物品を得た。
水性樹脂40重量部と木材粉砕パルプ60重量部をミキ
サーで乾式混合する際に、トリエチレンテトラアミン6
酢酸6ナトリウム水溶液(濃度;5重量%)を木材粉砕
パルプ100重量部に対して1重量部添加し、混合物を
得た。この混合物60重量部と参考例1で得られた吸水
性樹脂40重量部を用いて実施例1と同様に吸収体を得
た。次に液透過性のポリエチレンシートと前記吸収体、
及び液不透過性ポリプロピレンシートを前記と同様に貼
り付けることにより、吸収体物品を得た。
【0029】<実施例3>木材粉砕パルプ100重量部
に対して、ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム水
溶液(濃度;0.5重量%)を10重量部を均一に添加
し、これを乾燥させ、アミノポリカルボン酸添加パルプ
を得た。このアミノポリカルボン酸を添加したパルプ6
0重量部と参考例1で得られた吸水性樹脂40重量部を
ミキサーで乾式混合した。得られた混合物を実施例2と
同様にして、吸収体物品を得た。
に対して、ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム水
溶液(濃度;0.5重量%)を10重量部を均一に添加
し、これを乾燥させ、アミノポリカルボン酸添加パルプ
を得た。このアミノポリカルボン酸を添加したパルプ6
0重量部と参考例1で得られた吸水性樹脂40重量部を
ミキサーで乾式混合した。得られた混合物を実施例2と
同様にして、吸収体物品を得た。
【0030】<比較例1>参考例1で得られた吸水性樹
脂40重量部と木材粉砕パルプ60重量部とを、ミキサ
ーで乾式混合した。得られた混合物を200mm×20
0mmの大きさのウェブに成形した。このウェブを圧力
2kg/cm2で5秒間プレスすることにより、坪量500g/
m2の吸収体を得た。次に、液不透過性であるポリプロピ
レン性のバックシートと前記吸収体、及び、液透過性の
ポリエチレン性のトップシートをこの順に互いに両面テ
ープで貼付けすることにより、吸収性物品を得た。
脂40重量部と木材粉砕パルプ60重量部とを、ミキサ
ーで乾式混合した。得られた混合物を200mm×20
0mmの大きさのウェブに成形した。このウェブを圧力
2kg/cm2で5秒間プレスすることにより、坪量500g/
m2の吸収体を得た。次に、液不透過性であるポリプロピ
レン性のバックシートと前記吸収体、及び、液透過性の
ポリエチレン性のトップシートをこの順に互いに両面テ
ープで貼付けすることにより、吸収性物品を得た。
【0031】<実施例4>実施例1〜3及び、比較例1
の吸収性物品について、下記の物性について評価した。
結果は表1に示した。
の吸収性物品について、下記の物性について評価した。
結果は表1に示した。
【0032】(液の戻り量)0.005重量%L−アス
コルビン酸入り人工尿150gを吸収性物品に吸収さ
せ、この吸収性物品をポリエチレン性の袋に密封し、3
7℃で16時間放置した後、吸収体表面のペーパータオ
ルを置き、その上から、2分間35g/m2の荷重を加
えた後、ペーパータオルが吸収した液量を測定した。
コルビン酸入り人工尿150gを吸収性物品に吸収さ
せ、この吸収性物品をポリエチレン性の袋に密封し、3
7℃で16時間放置した後、吸収体表面のペーパータオ
ルを置き、その上から、2分間35g/m2の荷重を加
えた後、ペーパータオルが吸収した液量を測定した。
【0033】(膨潤ゲルの安定性)0.005重量%L
−アスコルビン酸入り人工尿150gを吸収性物品に吸
収させ、この吸収性物品をポリエチレン性の袋に密封
し、37℃で16時間放置した後、吸収性物品を分解
し、中の吸水性樹脂の膨潤ゲルの様子を目視により評価
した。
−アスコルビン酸入り人工尿150gを吸収性物品に吸
収させ、この吸収性物品をポリエチレン性の袋に密封
し、37℃で16時間放置した後、吸収性物品を分解
し、中の吸水性樹脂の膨潤ゲルの様子を目視により評価
した。
【0034】 ○ :膨潤ゲルは、流動性、曵糸性ともになく、形
状も変化ない △ :膨潤ゲルは、溶解するには至っていないが、
流動性、曵糸性を有し、形状が変形している。
状も変化ない △ :膨潤ゲルは、溶解するには至っていないが、
流動性、曵糸性を有し、形状が変形している。
【0035】 ×:膨潤ゲルは、一部溶解しており、大半のゲルは、形
状を保持していない。
状を保持していない。
【0036】人工尿の組成を以下に示す。
【0037】 尿素 1.9重量% 塩化ナトリウム 0.8重量% 塩化マグネシウム 0.1重量% 塩化カルシウム 0.1重量%
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明の吸収性物
品は、尿を吸収した状態で長時間保持されたときに、従
来の吸収体と比較して、膨潤ゲルの劣化がなく、ワエッ
トバックの少ないものであった。
品は、尿を吸収した状態で長時間保持されたときに、従
来の吸収体と比較して、膨潤ゲルの劣化がなく、ワエッ
トバックの少ないものであった。
【0040】本発明の吸収性物品は、紙おむつ等の衛生
材料に好適に用いることができるものである。
材料に好適に用いることができるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートとの間に吸水性樹脂と親水性繊維材料を
含む吸収体を設けてなる吸収物品において、前記親水性
繊維材料にアミノポリカルボン酸及び/又はその塩を配
してなる吸収性物品。 - 【請求項2】 上記アミノポリカルボン酸及び/又はそ
の塩が5価以上のアミノポリカルボン酸及び/又はその
塩である請求項1記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10255222A JP2000083996A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10255222A JP2000083996A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 吸収性物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000083996A true JP2000083996A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17275733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10255222A Pending JP2000083996A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000083996A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006006964A (ja) * | 2000-04-11 | 2006-01-12 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2009240816A (ja) * | 2000-04-11 | 2009-10-22 | Kao Corp | 吸収性物品 |
-
1998
- 1998-09-09 JP JP10255222A patent/JP2000083996A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006006964A (ja) * | 2000-04-11 | 2006-01-12 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2009240816A (ja) * | 2000-04-11 | 2009-10-22 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP4514668B2 (ja) * | 2000-04-11 | 2010-07-28 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
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