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映画、コンティキ号について
先日、コンティキ号という映画を見ました。そこには描かれていませんでしたが、飲水はどうやって確保したと思われるでしょうか? また、映画の中では飼っていたインコがサメに食べられたような設定になっていましたが、これは実話なんでしょうか?
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こんにちは 面白いテーマですね水はたっぷり1000リットルあったみたいですよ ただの水では喉の乾きが収まらないため海水を2から4割まぜていたそうです。 そう考えると単純計算で合計1400リットル分くらいの量になりますね 食事からも水分を取れるので水の量は1000リットルで十分ですね 4カ月分の食糧と1000リットルの水を確保 https://news.infoseek.co.jp/article/president_49232/ 水の缶を全部で1000リットルあまり確保し収納した。これは波がいつも隣でしぶきをあげているように横梁の間にしばりつけた。水をあたためると腐敗しやすくなるから常に海の水にふれさせるため 昔のポリネシアの船乗りたちが水を溜めておくために優れた容器をつかっていたことを知っていた。竹筒である。太い竹の棒の節をぬいてそこに新鮮な水をいれてしっかり蓋をしたものを30本ほどつくり、それを甲板の下に頑丈にくくりつけていた。赤道海流のなかで摂氏約26度。常に海水が洗うのでブリキ缶のように悪くはならなかった。そして筏の下に貯蔵しておくぶんには筏の上の生活にはまったく邪魔にならなかった。 時間をきめて海に入り、日陰になった小屋のなかで濡れたまま寝ていると、水を飲む必要はずっと減ったという。サメが筏のまわりを巡回していると海に飛び込むことができない。そういう場合はともの丸太の上に寝て指と爪先で綱をよくつかまえていればよかった。2、3秒おきに波がざあざあかかってきて、涼しかったらしい。 コンチキ号漂流記 (偕成社文庫) トール・ハイエルダール https://books.rakuten.co.jp/rb/120128/ 水はかなり持ち込んでいたが、水だけでは喉の乾きが収まらない、そこで真水に2割から4割の海水を入れると喉の乾きは収まって気分が悪くもならないという。
お礼
いやぁ、椎名誠さんの文章は、さすがですね。かなり引き込まれました。それと、水の保存方法もユニークですね。よく、考えてあるな、と思いました。貴重な情報をありがとうございました。