ホンダは、ワンボックス軽自動車「N-VAN」をベースにした新型軽商用EVを2024年春に発売することを発表した。ホンダは2030年までにグローバルで30種類の4輪EVを展開する計画だが、その一環として国内向けに発売される。

CB1300スーパーフォアまで積載できた軽トランポがベース

電動N-VANと呼ぶべき新型軽商用EVは、2018年の発売以来バイクを運搬するトランスポーターとして支持されてきたN-VANをベースにEV化したモデル。N-VANは前方にエンジンを搭載しているにも関わらず、助手席を畳むと2635mmのスペース長を確保できるので大抵のバイクが積載可能だ。

筆者も発売当初に様々なバイクをN-VANに積載するテストを実施し、CB1300スーパーフォアまで積むことができたのは驚きだった。これが商用だけでなく個人も対象とした軽バンEVになって、2024年春に日本で発売されることが明らかになった。

新型軽商用EVは航続距離は200kmを目標としており、価格はガソリン車と同等の100万円台からの設定にすることで、カーボンニュートラルの実現に向けてEVの普及を目指す。

新型軽商用EV [HONDA] プロトタイプの外観はN-VANそのもの。日本での軽自動車の普及率や企業の電動化に対するニーズが高いことから、商用車から軽をEV化することになった。

こちらはN-VANの参考例。助手席側をピラーレスにすることで大きな間口となる。また、助手席と後席を畳むと2635mmのスペース長が確保できるので車内泊も余裕だ。

2018年当時のCRF125Fを積載したデモンストレーション。125ccクラスだと前輪の先にもかなりスペースに余裕ができる。

助手席は分割して畳めるのでこの状態でも前後に2名乗車ができるのだ。

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