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テッピーが行く! 旅カメラ周遊記

富士フイルムの小型ラージフォーマット「GFX100S II」で河口湖を巡る

旅とカメラは人生を彩るスパイスのようなもの。そして、旅とカメラは相性も抜群。旅を楽しむ、カメラを楽しむことをコンセプトに、フォトグラファーの河野鉄平(通称テッピー)さんが、カメラ片手に旅に出る連載企画。今回は、富士フイルムのラージフォーマットミラーレスカメラ「GFX100S II」を持って、山梨県河口湖周辺を巡ってきました。

旅のお供は2024年6月発売の富士フイルム「GFX100S II」。背後に富士山を入れて。今回のような自然風景のスナップにも最適な1台です。

旅のお供は2024年6月発売の富士フイルム「GFX100S II」。背後に富士山を入れて。今回のような自然風景のスナップにも最適な1台です。

掲載する写真作例について
写真はすべてJPEG形式(最高画質)で撮影しています。

今回の旅のベストショット!

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/2400秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%撮影写真(8736×11648、39.9MB)

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/2400秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%
撮影写真(8736×11648、39.9MB)

観光客で超賑わう河口湖畔!

こんにちは、テッピーです。

今回の旅先は山梨県の富士河口湖。湖越しに雄大に富士山が眺めが見られるということで、昨今は外国人観光客で大人気のエリアです。訪れた日は紅葉がちょうど見ごろを迎え、平日にも関わらず、多くの人たちで賑わっていました。

今回はまずJR中央本線を使って河口湖駅へ。駅構内からも富士山が見えます。この日は快晴でしたGFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/210秒、ISO80、ホワイトバランス:オート、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

今回はまずJR中央本線を使って河口湖駅へ。駅構内からも富士山が見えます。この日は快晴でした
GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/210秒、ISO80、ホワイトバランス:オート、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、42mm(35mm判換算34mm相当)、F5、1/800秒、ISO80、ホワイトバランス:オート、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、42mm(35mm判換算34mm相当)、F5、1/800秒、ISO80、ホワイトバランス:オート、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

JR河口湖駅。河口湖まで歩いて15分くらい。湖畔を巡る周遊バスも出ていますGFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、42mm(35mm判換算34mm相当)、F8、1/220秒、ISO80、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

JR河口湖駅。河口湖まで歩いて15分くらい。湖畔を巡る周遊バスも出ています
GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、42mm(35mm判換算34mm相当)、F8、1/220秒、ISO80、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

気軽に使えて扱いやすい、ラージフォーマットの新定番

今回使用した「GFX100S II」は44×33mmのラージフォーマットを採用するミラーレスカメラです。撮像素子には1億200万画素の「GFX 102MP CMOS II」を搭載。画像処理エンジンはAPS-Cミラーレス「X-T5」などと同じ最新の「X-Processor 5」です。

サイズは150.0(幅)×104.2(高さ)×87.2(奥行)で、重量は約883g(バッテリー、メモリーカードを含む)。従来モデルの「GFX100S」とサイズは同じで、重量はわずかですが17g軽くなっています。外装ラバーは「BISHAMON-TEX」を新たに採用し、グリップしやすい形状になりました。ラージフォーマットにも関わらず、この小型・軽量感は本当にすばらしいです。

ちなみに、ちょうど1年ほど前にこの旅カメラ周遊記で上位モデル「GFX100 II」をレビューしました。「GFX100 II」との比較でいえば、実際にサイズはやや小ぶりになっていますが、触った感覚は大きく変わらない印象でした。重量は「GFX100 II」よりも約147g軽いです。

今回は沈胴式の標準ズームレンズ「GF35-70mm F4.5-5.6 WR」を主に使用。開放値は暗いですが、コンパクトなので、「GFX100S II」によくなじみます。加えて、開放絞り値の明るい単焦点レンズ「GF55mm F1.7 R WR」も携帯しました。レンズは2本体制です

今回は沈胴式の標準ズームレンズ「GF35-70mm F4.5-5.6 WR」を主に使用。開放値は暗いですが、コンパクトなので、「GFX100S II」によくなじみます。加えて、開放絞り値の明るい単焦点レンズ「GF55mm F1.7 R WR」も携帯しました。レンズは2本体制です

サブ液晶モニターは1.80型。この大きなモニターも「GFXシリーズ」ならでは。表示が見やすく操作しやすいのが大きな魅力で個人的にも好感が持てる部位です。ボタンやダイヤル配置は従来モデルを踏襲していて大きな変化はありません

サブ液晶モニターは1.80型。この大きなモニターも「GFXシリーズ」ならでは。表示が見やすく操作しやすいのが大きな魅力で個人的にも好感が持てる部位です。ボタンやダイヤル配置は従来モデルを踏襲していて大きな変化はありません

背面液晶モニターは3方向に対応するチルト式で3.2型。メモリーカードはSDカードによるダブルスロットです

背面液晶モニターは3方向に対応するチルト式で3.2型。メモリーカードはSDカードによるダブルスロットです

ひとつ従来モデルから進化した注目ポイントとして、電子ビューファインダー(EVF)のスペック向上があげられます。倍率は0.84倍で、約576万ドットを実現しています(従来モデルは倍率0.77倍、約369万ドット)。上位モデルほどではないものの、仕上がりがより的確にイメージしやすくなったのはうれしいです。

「GFX100S II」に関しては以下のレビューも参考にしてみてください。

新たに搭載された「REALA ACE」で遊ぶ

「GFX100S II」では仕上がり設定の「フィルムシミュレーション」に「REALA ACE」が追加されました。今回はこの「REALA ACE」に、鮮やかな色彩が魅力の「Velvia/ビビッド」も多用しました。色合いを強調しながら雄大な自然風景を切り取っていきます。

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/85秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/85秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

フィルムシミュレーションの「REALA ACE」は正確な色再現とメリハリのあるコントラストが特徴的。しっとり味わい深いですGFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、70mm(35mm判換算55mm相当)、F5.6、1/85秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

フィルムシミュレーションの「REALA ACE」は正確な色再現とメリハリのあるコントラストが特徴的。しっとり味わい深いです
GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、70mm(35mm判換算55mm相当)、F5.6、1/85秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:REALA ACE、ダイナミックレンジ:100%

撮影日は11月下旬。今年は紅葉が遅れていましたが、例年どおり、美しい色づきを見ることができました。「Velvia/ビビッド」で、鮮やかな色合いを演出しましたGFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、38mm(35mm判換算31mm相当)、F8、1/90秒、ISO80、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

撮影日は11月下旬。今年は紅葉が遅れていましたが、例年どおり、美しい色づきを見ることができました。「Velvia/ビビッド」で、鮮やかな色合いを演出しました
GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、38mm(35mm判換算31mm相当)、F8、1/90秒、ISO80、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F5.6、1/105秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F5.6、1/105秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

低感度ISO80を使い、1億画素で高画質に描き出す

ラージフォーマットの「GFX100S II」は、やはりその画質が大きな魅力でしょう。本カメラはISO80の停刊度にも対応。1億200万画素の解像感と、ラージフォーマットによる豊かな階調が暗部から明部まで繊細に描ききってくれます。

高台から河口湖を望む。F8まで絞っていますが、手前から奥までシャープな解像感が圧倒的ですGFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F8、1/200秒、ISO80、-0.7EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

高台から河口湖を望む。F8まで絞っていますが、手前から奥までシャープな解像感が圧倒的です
GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F8、1/200秒、ISO80、-0.7EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

補正効果8.0段のボディ内5軸手ブレ補正がスナップに重宝する

「GFX100S II」を使っていて驚いたのが、手ブレ補正が非常によく効くことです。1億200万画素にもなると、わずかな手ブレも気になるものですが、しっかりこれを軽減してくれました。今回、日陰の暗い場所でも低感度を維持したまま手ブレをおそれず撮れました。手持ちスナップの可能性が大きく広がります。

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F5.6、1/27秒、ISO100、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F5.6、1/27秒、ISO100、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F5.6、1/38秒、ISO80、-0.7EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F5.6、1/38秒、ISO80、-0.7EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F1.7、1/42秒、ISO400、-1.0EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F1.7、1/42秒、ISO400、-1.0EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

雄大な富士山を写す

河口湖駅から湖畔に向かっていく場合、ちょうど富士山は自分の背後にそびえる格好になります。河口湖と富士山の両方を画面に入れる場合、北側に回り込んで狙っていきます。今回は河口湖大橋を渡って富士山の見えるスポットで撮影してみました。

奥の富士山にピントを合わせ、手前に広くススキを入れ込み、ダイナミックな構図に。潰れて見えるシャドウにも、ラージフォーマットによる階調性が豊かに反映されていますGFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/2400秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

奥の富士山にピントを合わせ、手前に広くススキを入れ込み、ダイナミックな構図に。潰れて見えるシャドウにも、ラージフォーマットによる階調性が豊かに反映されています
GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/2400秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

富士山の絵を描いている様子を背後から。牧歌的な風景が広がりますGFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/2200秒、ISO80、-0.7EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:ノスタルジックネガ、ダイナミックレンジ:100%

富士山の絵を描いている様子を背後から。牧歌的な風景が広がります
GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/2200秒、ISO80、-0.7EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:ノスタルジックネガ、ダイナミックレンジ:100%

紅葉樹の間から富士山を望む。ここでもハイライトからシャドウまでが美しい質感で再現されています。本カメラはこうした自然風景も気軽に高精細に撮ることができて最高ですGFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/180秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

紅葉樹の間から富士山を望む。ここでもハイライトからシャドウまでが美しい質感で再現されています。本カメラはこうした自然風景も気軽に高精細に撮ることができて最高です
GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/180秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

スナップカメラとして十分なAF動作を実感

冒頭で申し上げたとおり、「GFX100S II」の画像処理エンジンは「X-T5」などと同じ最新の「X-Processor 5」です。日常シーンや自然風景を撮るのにAFの動きが気になることはありませんでした。水鳥にも出会いましたが、しっかり被写体検出してくれましたし、電車やバスも十分追尾できます。本カメラは、連写も最高約7コマ/秒まで進化しています。スナップカメラとしては十分な仕上がりです。

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/3200秒、ISO80、-1.0EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/3200秒、ISO80、-1.0EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.2、1/250秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.2、1/250秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:晴天、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/300秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF35-70mm F4.5-5.6 WR、35mm(35mm判換算28mm相当)、F8、1/300秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/1700秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

GFX100S II、GF55mm F1.7 R WR、55mm(35mm判換算44mm相当)、F2.8、1/1700秒、ISO80、-0.3EV、ホワイトバランス:日陰、フィルムシミュレーション:Velvia/ビビッド、ダイナミックレンジ:100%

旅のまとめ

今回はラージフォーマットの「GFX100S II」で富士山と河口湖畔を撮影してきました。ダイナミックな情景にはこうした大きなセンサーが似合います。ここでは撮って出しで画質を紹介していますが、後で細かい部分を画像編集する際にも、これだけ情報量がしっかり残っていれば、いかようにも自分好みの画作りに挑戦できそうです。

「GFX100S II」は上位モデルの「GFX100 II」と比較しても、決して見劣りしない出来栄えでした。連写速度やEVFの精度などで当然違いはあるものの、表現内容によっては同等のパフォーマンスを発揮します。2024年12月23日時点での価格.com最安価格を見ても、「GFX100S II」は「GFX100 II」よりも43万円ほど価格が抑えられています。少なくとも従来モデルからは大きな進化が見られ、圧倒的に使い勝手がよくなっていますね。ラージフォーマットの魅力を存分に味わえるカメラだと感じます。

では、また次の旅でお会いしましょう!

河野鉄平
Writer
河野鉄平
フォトグラファー。写真家テラウチマサト氏に師事後、2003年独立。ポートレートを中心に活動。2022年1月に新著『上手い写真は構図が9割』(玄光社)発売。ポーラミュージアムアネックス(2015年/銀座)など写真展も多数。Profoto公認トレーナー。
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真柄利行(編集部)
Editor
真柄利行(編集部)
フィルム一眼レフから始まったカメラ歴は、はや約30年。価格.comのスタッフとして300製品以上のカメラ・レンズをレビューしてきたカメラ専門家で、特にデジタル一眼カメラに深い造詣とこだわりを持っています。フォトグラファーとしても活動中。パソコンに関する経験も豊富で、パソコン本体だけでなく、Wi-Fiルーターやマウス、キーボードなど周辺機器の記事も手掛けています。
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