Posted by 山崎富美 Developer Relations Team

[本記事は、API の Product Manager の Adam Feldman が書いた"Changes to deprecation policies and API spring cleaning"を元に翻訳・再構成しました。-山崎]

技術進歩のスピードがますます速くなっている中、Google も開発者向けに革新的な製品を迅速に提供したいと考えています。製品開発のペースを市場にどのように合わせていくべきかを考える中で、Google では、提供する API の非推奨ポリシーを慎重に分析しました。その結論として、Google は、いくつかの API に関しては 1 年間とし、これ以外の API のポリシーを削除し、ポリシーをシンプルでわかりやすくしました。API についての Google の考え方を変えたわけではありません。Google は、これまで通り、開発者コミュニティへ安定した適切な API を提供することをお約束します。 

これらの変更のほとんどは、今ではなく今後数年にわたって起こる予定のことですが、本日は事前のお知らせをしたいと思います。いつものことですが、変更は最小限​​とし、タイムリーな方法で発表していきたいと考えています。 

API の非推奨期間を 1 年に 

Google API の利用規約にもあるように)開発者プラットフォームを進化させていく取り組みの一環として、Google はいくつかのサービスに対する非推奨ポリシーを 1 年間に変更します。これは、同様の API では、一般的です。このポリシーの変更が影響するサービスは次の 4 つです。

Google App Engine、Google Maps/Earth API、YouTube API の現在の非推奨ポリシーは 3 年間ですが、2014 年 4 月より 1 年間となります。Google Cloud Storage は、現在 1 年間のポリシーですので、変更はありません。なお、API 自体を非推奨にするという意味ではありませんので、誤解のないようお願いします。

Google App Engine のポリシー変更に関しては「App Engine and Google’s new Deprecation Policy」に、Google Maps/Earth API に関しては「Update to the Google Maps API deprecation policy and Terms of Service」に、YouTube に関しては「An Update to our Deprecation Policy」に詳細が書かれていますので、それぞれご覧ください。

非推奨ポリシー言語をより明確にする 

上記の API に関して、Google は非推奨ポリシーをより明確かつ簡潔にするために短縮しました。新しいポリシーでは、Google が重大な変更を行う際には、1 年前に通知することと述べています。詳細は、Google Maps/Earth API などそれぞれの API の利用規約をご覧ください。たとえば、Google Maps/Earth API の利用規約はこちらとなります。

非推奨ポリシーの削除

他の API に関しては、非推奨ポリシーを削除します(API を削除するわけではありません)。ほとんどの場合、この変更は 2015 年 4 月までは有効になりません。詳細は、この変更が影響する API のそれぞれの利用規約をご覧ください。Accounts APIAdSense Host APIChart Tools APICheckout APIContacts APICustom Search APIDocuments APIDoubleclick for Publishers APIFeed APIGoogle Apps Admin APIsLibraries APIOrkut APIPicasa Web Albums APIPrediction API

非推奨期間の残りの間、これらの API は明確に非推奨ポリシー言語の恩恵を受けることができます。基礎となる API に対する Google のコミットメントは変わりません。Google は非推奨ポリシーに関係なく、API を変更する際には先行してその変更内容をお伝えするよう、努めます。 

古い API のサポートを廃止

いくつかの古い API やバージョンを非推奨にすることにしました。詳細は、各 API のドキュメントをご覧ください。


開発者に対するコミットメント

今回のポリシーの変更は、Google が使いやすくてスケーラビリティに優れたテクノロジーを皆さんにより簡単にお届けし、皆さんがユニークなアプリケーションを構築することに注力できるようにするものです。今後も、Google はパワフルで新しいテクノロジーを開発者向けプラットフォームに取り入れるとともに、現在提供している API に対してもコミットし続けます。