中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)問題が韓国経済に打撃を与えている。感染を避けるため、外出を控える人が増え、小売りやレジャーを中心に影響が出ている。韓国銀行(中央銀行)は11日、てこ入れを図るため利下げを決めた。 韓国観光公社によると、5月29日から6月7日まで韓国への旅行の予約取り消しは中国や香港、台湾などを中心に約4万5600人にのぼった。 大手スーパーでは、6月1~8日の売上高は前年同期と比べて8・7%減。特に多数の感染者が発生した京畿道平沢(キョンギドピョンテク)市の店舗では18・3%減ったという。ソウル郊外のテーマパーク「エバーランド」では、先週末の入場客は普段より30~40%少なかったという。 全国経済人連合会など韓国の経… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こ