韓国で重い肺炎などを引き起こすMERSコロナウイルスの感染が3年ぶりに確認され、韓国政府は、20人余りを隔離するとともに感染症の警戒レベルを引き上げるなど、感染の拡大防止に努めています。 韓国政府は、この男性に加え、接触があった家族や同じ飛行機の乗客など22人を隔離するとともに、感染症への警戒レベルを4段階のうち下から2番目の「注意」に引き上げました。 そして、9日午後、関係閣僚を集めて緊急の対策会議が開かれ、イ・ナギョン(李洛淵)首相は、緊張感を持ってあらゆる事態に備えるよう指示しました。 韓国では2015年、中東から帰国した男性からMERSコロナウイルスの感染が拡大し、186人の感染が確認され、このうち38人が死亡しています。当時は、多いときでおよそ6700人が隔離の対象となったほか、外国からの観光客が激減して経済的にも大きな打撃を受けました。 このため、3年ぶりにMERSコロナウイル