統一地方選後半は24日、投開票が行われ、全国で唯一の財政再生団体となった北海道夕張市長選は、無所属の新人で元東京都職員の鈴木直道氏(30)が当選確実となった。現役では全国最年少の市長となる。15回目の選挙戦となる元建設会社社長の羽柴秀吉氏(61)は及ばなかった。 鈴木氏は都職員だった平成20年から約2年間、応援職員として夕張市に派遣され、市の財政再生計画の作成に協力。選挙期間は、かつての上司である石原慎太郎東京都知事も応援に駆けつけるなど、東京都との連携をアピールした。 羽柴氏は、メタンガスや石炭などの地下資源を活用して財政再生を図るという目標を掲げ、全国区の知名度を武器に支持の拡大に努めたが、当選には至らなかった。