業界3位企業と聞いてソフトバンクを思い浮かべる人は多いだろう。英ボーダフォン日本法人を買収して携帯電話事業に参入した2006年当時、首位NTTドコモと2位のKDDIが契約数で合計8割ほどのシェアを占めていた。3社の順位は現在も変わっておらず、3位というのは一面では正しい。しかし有識者の見解は異なる。「もはや3位らしさはないですね。トップランナーです」。調査会社のMM総研(東京・港)の渡辺克己執
2023年に入り、大都市部でNTTドコモのモバイル通信品質が急速に低下してユーザーの不満が高まり、対策に追われる事態となった。 その一方で評価を上げているのがソフトバンクだ。同社のモバイルネットワークが都市部でも通信品質を大きく落としておらず、安定して通信できていることがその要因となっている。 人流回復、動画コンテンツの急拡大がダブルパンチに NTTドコモの通信品質低下の要因とされているのは、2023年に入ってコロナ禍が一定程度収束し都市部の人流が回復したこと。そしてスマートフォンでの動画視聴ニーズが大幅に増え、トラフィックが急増したことだ。 だが、そうした条件はNTTドコモに限ったものではなく、ソフトバンクをはじめ他の携帯電話会社にも共通して起きている。にもかかわらず、なぜNTTドコモの通信品質が大幅に低下した一方、ソフトバンクは持ちこたえて安定した通信を継続しているのだろうか。2023
■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議 スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は、都市部でのドコモの通信品質について話し合っていきます ドコモの通信品質が低下? 原因は? 房野氏:最近、ドコモの通信品質が低下しているという話をよく耳にします。東京都内の一部エリアで、通信品質を改善したという報告も行っていますが、そもそもなぜ通信品質が低下しているのでしょうか。 石野氏:もともとの原因は、都市の再開発だったり、5Gを展開するにあたって4Gのエリアチューニングがうまくいっていないという点。コロナ禍でユーザーのトラフィックが増えて、増えたまま多くの人が街に戻ってきたことで、品質が著しく劣化する場所が出てきてしまいました。ドコモが通信品質を改善したと発表したのは、新宿、渋谷、池袋、新橋の4か所。SNSを見ていても、「ドコモが繋が
「楽天モバイル」がプラン改定 MNOへの移行はどうする? 楽天モバイルはどうなる?(1/2 ページ) 既報の通り楽天は6月14日、「楽天モバイル」の主力プランである「スーパーホーダイ」のサービス内容をリニューアルした。「2年・3年契約時の優待方法の変更(キャッシュバック→月額料金割引)」「より大容量なプランの提供」「国内通話準定額の時間制限の緩和」がその内容だ。 →楽天モバイルの「スーパーホーダイ」がリニューアル 「長期割」と「プランLL」を導入 一方、楽天は子会社「楽天モバイルネットワーク(RMN)」を通して、自ら無線通信設備を持つ移動体通信事業者(MNO)となるべく準備を進めている。計画では、2019年10月にサービスを開始する予定となっている。 →楽天が携帯キャリア事業参入を表明 2019年中のサービス開始を目指す →楽天の「携帯キャリア」参入決定 「1.7GHz」帯で“追加条件”あ
ソフトバンク株式会社および株式会社ウィルコム沖縄は、PHSのテレメタリングプランを除く“ワイモバイル”の全てのPHS向け料金プランなどの提供を、2020年7月末をもって終了します。これにより対象の料金プランをご契約のお客さまは、各サービスをご利用いただけなくなります。対象となるお客さまには、個別にご案内します。 1. 対象料金プラン “ワイモバイル”のPHS向け料金プランのうち、テレメタリングプラン※を除いて全ての料金プランの提供を終了します。また、対象料金プランに付随する各種サービス、オプションなども終了します。 [注] ※ 継続してご利用可能な回線について テレメタリング利用規約に基づくテレメタリング契約者回線については、「PIAFS通信」「みなし音声」「パケット通信」に限り、2020年8月以降も引き続きご利用いただけます。
格安SIM市場の中でシェアトップにいつづける、ソフトバンクのサブブランドMNO(移動体通信事業者)「Y!mobile(ワイモバ)」。通信品質の高さと価格の安さを両立している点が特徴で、近年は女優の桐谷美玲さんらを起用した大規模なテレビCMを展開。続々とユーザーを獲得している。 躍進を続けるワイモバ事業のトップを務めるのが、ソフトバンク Y!mobile事業推進本部 本部長の寺尾洋幸執行役員だ。寺尾氏はかつてPHSサービスを展開していたウィルコムで、マーケティング部門のトップや執行役員を歴任した経歴を持つ。 ウィルコムは2010年に破綻 ただ、ウィルコムのPHSは破格の料金プランで人気となったものの、携帯電話事業者(キャリア)や競合との競争に屈し、2010年に経営破綻。同年に支援に名乗り出たソフトバンク(SB)の子会社となった後、14年にグループ内のイー・アクセスと合併。PHSサービスのみを
スマートフォン向け放送サービス「NOTTV(ノッティーヴィー)」(パックコース、シングルコース)および「モバキャス」サービスを2016年6月30日(木)をもって終了させていただきます。永らくご愛用いただきましたことを、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。 11月末、こんな告知がNTTドコモのグループ会社mmbiのホームページにひっそり出た。大手メディアはまったく報じないが、累積赤字は996億円で500億円の債務超過だ。2012年4月にサービス開始した「マルチメディア放送」が、わずか3年で破綻したのはなぜだろうか? テレビ局に国費を投じるために電波を止めた NOTTVの使っているVHF帯は、昔アナログ放送をやっていた電波である。これをデジタル化するとき、総務省はすべての局をUHF帯(470~710メガヘルツ)に移行することを決めた。しかしデジタル化には1兆円以上コストがかかるが、広告料金は
ワイモバイルは、今、SIMカードの単体販売に最も力を入れているように見える通信事業者だ。店頭には「格安SIM始めました」の文字が躍り、さながらその様子はMVNOのよう。12月4日に開始する「シェアプラン」にも、同様の発想が見え隠れする。シェアプランは、主回線に最大3回線をひも付けることが可能な料金プラン。主回線が「スマホプランL」なら、SIMカードの追加発行に月額料金はかからない。 シェアプランと同時に、端末の単体販売も開始するという。SIMロックがかかっているのは残念だが、タブレットの「MediaPad M1 8.0」は、主回線にプラスして持つことを想定した端末。価格を抑えた端末を導入したのもそのためで、本体を一括で買い、シェアプランで通信を行うといった購入スタイルを想定している。 MNOといっても、ワイモバイルが単体で提供するSIMカードは、建て付け上、ソフトバンクモバイルのMVNOと
ヤフーの子会社化を土壇場で回避 2013年12月、イー・アクセスによるウィルコムの吸収合併が発表された。さらにその約4カ月後の3月27日、ヤフーがイー・アクセスとウィルコムが合併する新会社を買収し、新たに「ワイモバイル」(ブランド名はY! mobile)として携帯電話事業を展開すると表明した。 →イー・アクセスがウィルコムを吸収合併、2014年4月に新会社 →インターネットキャリアを掲げる「Y!mobile」誕生 →ヤフー、イー・アクセスの子会社化を中止――「Y! mobile」は“協業”で展開 結局ワイモバイルはヤフーではなくソフトバンク傘下の1キャリアとして存続することになったが、インターネット事業を主体としたヤフーが携帯電話事業に参入しようとしたことに大きな驚きが広がったのは事実だ。ヤフーは既存のYahoo!サービスと連携したサービスをワイモバイルのインフラ上で提供するとしており、今
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社のコーポレートサイトはこちらです。 当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。 イー・アクセス株式会社 株式会社ウィルコム ヤフー株式会社 ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮坂 学、以下「ヤフー」)、イー・アクセス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:エリック・ガン、以下「イー・アクセス」)、および株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮内 謙、以下「ウィルコム」)は、2014年3月27日付「ヤフー株式会社によるイー・アクセス株式会社の株式の取得に関するお知らせ」にて、ヤフーがソフトバンク株式会社(以下、「ソフトバンク」)からイー・アクセスの株式を取得することについてお知らせしましたが、その後、ヤフーとソフトバンクで協議を重ねた
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社のコーポレートサイトはこちらです。 当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。 イー・アクセス株式会社 株式会社ウィルコム ヤフー株式会社 ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮坂 学、以下「ヤフー」)は、本日、イー・アクセス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:エリック・ガン、以下「イー・アクセス」)の株式の99.68%(議決権比率33.29%)を、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:孫 正義、以下「ソフトバンク」)から3,240 億円で平成26年6月2日(予定)に取得することを取締役会で決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。 イー・アクセスおよび株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮内 謙、
音声通話、特に“かけ放題”の定額通話を主なサービスを提供してきた、これまでのウィルコム。だが2013年夏モデルからは、PHSと4G(AXGP)に対応した「DIGNO DUAL 2 WX10K」と、月額1980円(キャンペーン時)からのパケット定額料「ウィルコムプランLite」を投入するなど、スマートフォンに注力する姿勢を示している。同社のスマートフォンに対する新しい取り組みについて、料金と端末、それぞれの担当者に話を聞いた。 “3人家族で1万円”を実現する料金プランを Windows Mobileを搭載した「W-ZERO3シリーズ」以降、再びスマートフォンに力を入れ始めたウィルコム。PHS通話ができるスマホとしては、2012年6月にPHSと3Gのデュアルモードに対応した京セラ製のAndroidスマートフォン「DIGNO DUAL WX04K」を発売している。ただ、月額基本料980円+パケッ
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