総務省で11日、認証や課金、設備など通信サービスの構造について共通化やオープン化の方向性を議論する「通信プラットフォーム研究会」の第2回会合が開催された。 有識者・学識経験者が研究会構成員に名を連ねるほか、オブザーバーとして携帯・PHS各社や、携帯電話・通信分野に関わる企業・団体が参加している。第2回~第5回まで、各回5社ずつプレゼンテーションが行なわれる。 今回は、ウィルコム、テレコムサービス協会(テレサ協)、JR東日本、ヤフー、MVNO協議会がそれぞれの立場から現状の説明や要望を述べた。 ■ ウィルコムはオープン化推進、テレサ協はNGNに注文 ウィルコムのプレゼンテーションは、同社取締役執行役員常務ネットワーク技術本部長の平澤 弘樹氏が行なった。同氏は、携帯電話各社と比べて規模が小さいことから、差別化のために異なる戦略を採る必要があり、そのために当初からオープン化を推進してきたと説明し