ひとつ前のエントリで紹介したイベントで話をしてきました。 今回はTritonnやMySQL全文検索のコア技術からは一歩引いた視点で、全文検索が何に役立つのかとか、Tritonnプロジェクトの意義とかを説明させていただいています。 MySQL全文検索ことはじめView more presentations from ikdttr. 当日はプロジェクタへの出力にトラブり、開始までに35分も押してしまいました。参加者&関係者のご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
2009年8月に『日本「半導体」敗戦』(光文社)を出版したところ、極めて大きな反響があった。この本で記した日本半導体産業が凋落した原因と、そこから得られる教訓、復活への処方箋などを、より多くの人に知っていただきたい。そこで本コラムでは、『日本「半導体」敗戦』の内容を改めて整理すると同時に、出版時に盛り込めなかった話、最新情報などを加えて皆さんにお伝えする。(前回はこちら) 病気を治療するために必要なことは何か? それは、第1に正しい診断、第2に病気であることの自覚、第3に(これが最も重要だが)治療しようという決意である。 例えば、あなたが、咳が止まらないとする。風邪かもしれない。今はやりの新型インフルエンザかもしれない。肺炎、または結核の可能性もある。ここで、適当な風邪薬を飲んだりして誤魔化していると、治るものも治らない(場合がある)。やはり、治療するためには、咳が出る原因を突き止めた上で
日本MySQLユーザ会(MyNA)の久々のイベント、「日本MySQLユーザ会会 2009冬」が無事終了しました。 http://atnd.org/events/2512 若干のドタキャン、無連絡不参加等がありましたが、50人近い方に来場いただきたいへん盛りあがりました。年末の慌ただしい時期、かつ、募集期間が短かったにも関わらずお越しいただいた皆さん、ありがとうございました。 開始しようとした矢先、いきなり講演者のスライドが映らないというトラブル発生。業務用の厳しいプロテクトでUSBメモリへのコピーもままならずテンヤワンヤ。急遽、私の独断で何人かの方に前に出てきていただいて即席でMySQLの近況を伺ったりしました。 最初から飲みながらやりましょうという趣向だったので、開始前に私もフラフラ(^^;。多くの方はきちんと座って講演を聞いてくださいましたが、もうちょっと皆さんにも「食べもの飲み物取り
東北地方の小都市であるコンビニエンスストア店長が自宅兼店舗で自殺した。この一見のどかに見える街に何があったのか。 なんてエピソードから始まるコンビニ商法にメスを入れたルポ。すでに、深町先生がレビューを書かれたので、ご存じの方も多いと思う。 コンビニ。バブル後の夢を食らって http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20091119 まあ、こちらもコンビニ問題については興味があって、何度か取り上げてみたりしたので多少は知識もあったのだが、問題点を整理されると改めてセブンイレブン(とそのライバルチェーン)のえげつなさに身震いする思いがする。 冒頭のコンビニオーナーなのだが、土地も資産もある地元の名士クラスの人物が、“時代の流れ”に乗っかって、セブンイレブンのフランチャイズオーナーになる。場所柄もいいし、コンビニの問題点、「ロスチャージ」と「オープンアカウント」に苦慮しつつ
◇20年後見据え若者政策を 「2030年問題」をご存じだろうか。たぶんどなたもご存じないはずだ。私が考えた問題だから。冗談はともかく、このところこの問題が、ずっと心にひっかかっている。 かつて本欄で、ひきこもりやニートの若者たちの間で、急速に高年齢化が進みつつあることを述べた。厚生労働省ひきこもり研究班の調査の一環として、私が調べたところでは、現在ひきこもりの若者の平均年齢はすでに30歳を超えつつある。ひきこもりが20年以上に及ぶような超長期化事例や、就職後にひきこもるケースが増えたことなどが原因と思われる。 このうち、40代なかばを過ぎた「ひきこもり第1世代」の人々が、少なく見積もっても10万人以上は存在する。「2030年問題」は、彼らの存在とかかわりが深い。 2030年、つまり今からおよそ20年後に、彼らの多くが65歳になる。つまり、老齢年金受給年齢を迎えるのだ。これが何を意味するか。
このエントリでは、気の向くままに今回のイベントに関する思いとか反省とか裏話とかを綴ろうと思います。 2004年に開催して以来、MySQLユーザ会単独での大きなイベントを開催できずにいました。企業がMySQLに関する様々なセミナーを開催してくれるようになったので、わざわざユーザ会が手弁当で苦労して似たような「セミナー」を開催する必要性を感じていなかったからというのは大きな理由として挙げられます。 とは言え、私としては「セミナー(講演の内容自体を目的とする会)」ではなく「交流会(講演は参加者どうしの交流を促す潤滑剤または刺激剤)」をやりたいという思いは長らくありました。 MySQL KK (現サン・マイクロシステムズ)が毎年秋に行っていた、日本でのカンファレンスが今年はこの時期には開催されないことが確定的になるにつれ、彼らが作ってくれつつあった「ユーザが一堂に集まる場を提供する」という流れをこ
「な、なんだってー!?」Mac・Windows・Linuxのファンは、それぞれをこう見てる コンピューターのOSは何を使っていますか。 代表的なものにWindows, Mac, Linuxなどがありますが、使い勝手や機能には一長一短あるようです。 人数で言えばWindowsを使っている人が優勢ですが、それぞれに慣れた人からすると互いのOSはこう見えるという、非常に分かりやすい図がありましたのでご紹介します。 あまりに出来過ぎた図にうなってしまいました。 なるほどWindows使いにMac使いはこう見え、Linux使いにWindows使いはこんな風に見えるんだ…と感心するやら吹き出すやらです。 どれかに当てはまる人が多いようで、海外サイトのコメントもにぎわっていました。 ・正確なことを言えば、どれももう古い。今はオープン・ソラリスだ。 ・ここにソラリス・ファンのリストも加えると、彼らのPCは
日本の大企業および公的組織における (1) 新卒採用 (2) 年功序列 (3) 終身雇用 の 3点を特徴とするいわゆる日本型雇用について考えてみます。 この制度、いろいろ批判があるにも関わらず今のところ大きく揺らいではいません。 その理由を、判例法である解雇規制のせいにする意見があるんですが、ちきりんは、民間大企業の日本的雇用が崩れない理由がそれだとは思っていません。 だって大企業は法律があろうとなかろうと、やりたいことはやるし、やりたくないことはやらないもん。 実際、残業代を払わない(サービス残業)、実質的に有給休暇を取得させない、偽装請負に近いような非正規社員の使い方をするなど、たとえ法律違反でも大企業は平気でやってのけてる。 現実において、彼らが労働法規をそんな厳密に気にしているとは思えません。 大企業は、解雇規制があるからイヤイヤ“日本的雇用”を維持しているのではなく、自分達にとっ
海洋惑星の候補となるスーパーアース(GJ 1214b)が発見されたようだ。その話題で気づいたのだが「大きな惑星は当然重力が強い。人間が住むには不適だ。」そう漠然とイメージされているケースが多い印象を受けた。 小天体はともかく大型惑星の地表重力をその大きさだけでイメージすることはあまり望ましくない。例えば、太陽系の惑星の表面重力は以下の通りだ。 木星は300地球質量という莫大な物質を集積した惑星だが、それでも高々2.4Gしかない。人間が耐えられるレベルだ。他の大型惑星は地球と同等か、むしろ地球より表面重力が小さい天体さえある。系外惑星の例では木星より一回り大きな(HD 209458 b)の表面重力が0.9G程度だ*1。「比較対象がガス惑星ばっかりじゃねーか」という物言いは当然あるだろうが、地球型惑星でもそう事情はかわらない。今回発見されたGJ 1214bは地球よりずっと巨大な惑星だが表面重力
うちの嫁はいつでも正しい。たとえ彼女が道を誤っても、ぼくは彼女を支持し、これは正しいと主張しよう。-Allan Pierceこの話には続きがあって、常に嫁の言うことは正しいと尊重すれば、あなたは幸せな結婚生活が送れるでしょう、とのこと。そしておそらく、自分を含めて自分の周りの人は、常に自分が一番正しいと思っていて、そうして自分に接してくるということ。お前らそう言うけどさー、案外そーでもないんだけどなー、とてきとうにかわすというか、一応話は聞くけど聞き入れるかどうかは別、ぐらいでちょうどいいんじゃないかなー、と思うこのごろです。
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