何を血迷ったのか,珍しく地理学会に行ってきました。 なんで行ってきたのかというと,珍しく「生臭いテーマ」でシンポジウムが2つほど開かれるからだったりします。 一つは「「日本海」呼称の起源と現状」,もう一つは「これでよいのか国土の記録!――日本の地形図が変わる――」です。細かくは,こちらのタイムテーブルをご覧ください。前者には外務省の北東アジア課の人が,後者には国土地理院の測図部の人が来たりと,「浮き世? 何それ? 美味しいの?」的な学会としては人選の時点で生臭くていい感じです。 ちなみに,私は生臭いのを否定するつもりはありません。ただ,某別の学会みたいに「生臭いくないと,研究じゃない」的な感じや「生臭い方が立派な研究である」的な立場には与しませんけどね。 それはさておき,感想。 前者については,これだけ生臭いテーマを設定しておきながら,「政治的じゃなくて,科学的に」といっているのがいささか