幾度か当ブログでもお伝えしてきた、夢のパームトップPC、「GPD WIN」。 5.5インチの液晶を持ち、350gのキーボード付きの小さなボディながら、CPU Atom X7-8700 Quad CoreとWindows 10を搭載したれっきとしたPC。 3Dゲームが動くゲーム機として作られたため、搭載されたx7-8700はMicrosoft Surface 3と同じハイパフォーマンスを発揮するCPU。 これまで作られた*すべて*のパームトップPCが、その時代のPCの持つ平均的な処理速度を大きく下回るものだったのに対し、この「GPD WIN」はモバイル向けのCPUであるAtomシリーズの中では最速クラスのCPUが奢られており、非常にきびきびと動作。先入観を打ち破るスピードで動作します。 GPD WINでのWebブラウザーのスクロールの様子(MS Edge)。カーソルキー、XYABボタン(カー
VAIO type Pを買うならWANモデルだと思っていたが、まだ、受付を開始していないようなので、とりあえず、ソニーにお願いして実機を借りてみた。昨年末に10日間ほどワンセグモデルを使ってみたが、発表前ということもあり、モバイルでの使用ができなかったが、今度は堂々と公衆の面前で使える。 ●WANの接続性を試す 今回お借りしたモデルはAtom Z540 1.86GHz搭載の64GB SSDモデルで、バッテリをはずすと奥にFOMAカードを挿入するためのスロットが用意され、ここにFOMAカードを装着するとモデムとして使えるようになっている。また、WANとGPSはペアで提供されるため、WANを選択すればGPSも使える。 3G通信をするためには、NTTドコモとの契約が必要だが、手持ちのものがあれば、それをそのまま使うことができる。ただし、ドコモの定額通信のためには別途契約が必要だ。また、ドコモの定
ソニーが発表した「VAIO type P」は、久々にソニーらしさというよりも、“バイオらしさ”が出たモバイルPCだ。そのスペックはすでに発表記事で紹介されているので、ここでは詳しく書かないが、ソニーなりにIntelのMobile Internet Device(MID)向けプラットフォームを料理した製品がVAIO type Pである。 それはネットブックなどの低価格ミニノートPCではなく、Intel提唱のMIDとも異なる。MIDのコンパクトさとノートPCの汎用性の2つを1つにした新しい提案だ。特定用途に向けたデザインではなく、ノートPCの形態を維持したまま可能な限り携帯性を高めた製品だけに、用途はユーザー次第でさまざまに広がるだろう。 筆者も発表前にしばらく試用したが、その間にチェックしてみたVAIO type Pの“気になるところ”を紹介していきたい。 ●MIDベースのノートPCなら、か
発売中 実売価格:54,800円 登場からわずか1年ほどで大きな成長を遂げたネットブック市場。当初は静観していた大手メーカーも、徐々にその存在を無視できなくなり、続々とネットブックカテゴリーの製品を投入しつつある。そして、ついにレノボからも登場することになった。それが「IdeaPad S10e」だ。TkinkPadシリーズでおなじみのレノボが放つネットブックは、どれだけの完成度を実現しているのか、さっそく見ていくことにしよう。 ●IdeaPadとThinkPadは別物 レノボのネットブックに期待するもの。それはやはり、ThinkPadシリーズの品質やユーザビリティがどこまで盛り込まれているか、という点だろう。優れた堅牢性、扱いやすい7列キーボードにスティック型ポインティングデバイス「トラックポイント」の搭載、黒一色かつ直線的なボディなど、ThinkPadには他のノートPCにはないさまざまな
発売中 価格:39,980円 株式会社サードウェーブが展開するドスパラは、8.9型液晶を搭載したネットブック「Prime Note Cartina(カルティナ) UM」を発売した。価格は39,980円。 80キーの英語キーボードとLinux OSを搭載することで、初回30台限定の特価として価格を39,980円とした。Windows XP用ドライバCDが付属する。液晶は1,024×600ドット(WSVGA)表示対応の8.9型を採用。 そのほかの仕様は、CPUにAtom N270(1.6GHz)、チップセットにIntel 945GSE Express(ビデオ機能内蔵)、1GBメモリ、120GB HDDなどを搭載。インターフェイスは、USB 2.0×3、SDカード/MMC/メモリースティック対応スロット、IEEE 802.11b/g対応無線LAN、Ethernet、ミニD-Sub15ピン、130
発売中 価格:89,800~99,800円 デルのAtom搭載ネットブック「Inspiron Mini 9」登場からまだあまり時間は経過していないが、Inspiron Miniシリーズの新モデルとなる「Inspiron Mini 12」が新たに登場した。ただInspiron Mini 12は、一般的なAtom搭載ネットブックとは異なり、低価格モバイルノートという位置付けがなされている点が興味深い。今回、Inspiron Mini 12を試用する機会を得たので、ネットブックとどのように異なる製品に仕上がっているのか、見ていくことにしよう。 ●大きく、薄く、軽い Inspiron Mini 12を、まずひと目見て感じた印象は、かなり大きいな、というものだった。フットプリントは、299×229mm(幅×奥行き)と、Inspiron Mini 9の225×175.5mm(同)と比較してふた回りほど
日本では8月時点でノートPC全体の20%もの割合を占めるようになったネットブック(別記事参照)だが、その急速な普及の鍵となっているのは言うまでもなく価格だ。同じ10型クラスの液晶を搭載したナショナルブランドのミニノートPCが20万円弱という価格設定であったのに対して、ネットブックは10型搭載モデルで6万円弱、7型搭載モデルでは4万円弱という価格設定になっている。 それでは、なぜ従来のナショナルブランドのミニノートPCが20万円で、ネットブックは6万円なのだろうか? その秘密は部材の調達コストにあるのだが、実際のところネットブックと通常のノートPCではどの程度違うのだろうか? そのあたりの事情を、台湾のODMベンダーらを取材してわかったことなどを踏まえて考えていきたい。 ●IntelがASUSと始めた発展途上国向けの低価格PCというソリューション 誤解を恐れずに言うのであれば、そもそも“ネッ
「EeePC」のASUSから本日・2008年9月19日(金)、日本での発売について発表された安価なノートパソコン「N10」ですが、早速実機を触ることができたので、速攻でフォトレビューしてみました。 これが「N10」本体です。 背面はこんな感じ。 指紋認証画面 システムのプロパティ パフォーマンスはこんな感じ。安価なノートパソコンであるにもかかわらず、グラフィック性能が突出している印象です。なお、製品版の仕様は変わる可能性があるとのこと。 タッチパッドに指紋認証センサーが搭載されています。 本体左側。左からGPUのオン/オフスイッチ、HDMI端子、USBポート2つ、無線LANスイッチとなっています。 本体右側。左からExpressCardスロット、マイク端子、ヘッドホン端子、USBポート、D-Sub出力、LAN端子。 本体左下にマルチカードスロットが搭載されています。なお、スピーカーは本体裏
あの日、コーヒーショップに足を踏み入れた時でした。私があの光景を目撃したのは…。 大人の男がちっちゃなUMPC(Netbook)に覆いかぶさりながら、まるで太っちゃったのに無理やり昔のズボンをいた時みたいに落ち着きなくモゴモゴしながら座って、キーボードには大きすぎる手でチマチマと操作している姿です。UMPCを使ってる姿は、彼をものすごく不器用な人に見せているような気がしました。そのうえ、顔を小さい画面に近づけすぎだし、クリアに見るためか? 眼精疲労を避けるためか?目を細めていていて、いかにも使いにくそう…。コーヒーショップでヒマをつぶす中年の危機を迎えた猫背の男性を自ら演出しちゃってる感じすらしてしまいます。 そして、コンパクトなUMPCにはミスマッチなアダプタを備えたワイヤーでコンピュータと近くのコンセントをつないでいたんです。そんな姿を見つつ、結局のところ「こんなに小さなコンピュータに
HP 2133 Mini-Note PCハイパフォーマンスモデル 速報レポート ~VIA配布の最新ドライバ導入でパフォーマンスが向上 6月30日 発売 発表直後から大いに注目を集め、問い合わせの多さから発売が延期されていた、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の「HP 2133 Mini-Note PC」が、6月30日に販売開始となった。PC Watch編集部で予約開始と同時に発注をかけていた製品も無事到着したので、速報版としてパッケージ内容や製品の仕様などを簡単に紹介していこう。詳細な使用感などは、後日詳しく紹介する予定だ。 ●本体に、ACアダプタと2種類のバッテリを同梱 今回編集部で購入したのは、上位となる「HP 2133 Mini-Note PC ハイパフォーマンスモデル」だ。製品パッケージは、本体サイズが小さいこともあって比較的コンパクトで、重量も軽い。パッケージ表面にVIA
ここ最近盛り上がりを見せている、低価格で小型のミニノート。ミニノートの人気の火付け役となったASUSTeK Computerの「Eee PC」シリーズが登場してから、さまざまなメーカーがミニノート市場への参入を表明している。日本HPの「HP 2133 Mini-Note PC」(以下HP 2133)は、そんなミニノートの中の1台だ。HP 2133には、価格が79,800円の上位モデルと、59,850円の下位モデルの2製品が用意される。今回は、上位モデルの試作品を使用してHP 2133の特徴を紹介していく。ただし、試作品であるため、スペックが製品版と異なっていることはご了承いただきたい。 ●モバイルノートに近いハイスペックミニノート HP 2133は製品のカテゴリーとしてはミニノートであるが、同じカテゴリーのEee PCとはかなり位置づけが異なっている製品だ。ミニノートは、CPUの性能や液晶
会場:Las Vegas Convention Center Sands Expo and Convention Center/The Venetian 会期:1月7日~10日 米Toshibaブースでは、5.6型液晶を搭載したUMPCのコンセプトモデルを展示している。コンセプトモデルといっても、完全に動作する実機であり、製品化時期は未定ながら、完成度は高い。すでに別記事で速報を掲載しているが、より詳細な仕様などが分かったのでここに紹介する。 今回公開されているのは、プラットフォームがCPUの「Silverthorne」と「Poulsbo」チップセットから構成される「Menlow」。マザーボードも展示されており、チップセットは1チップだが、基板全体の1/10程度の面積を占め、CPUはチップセットよりも一回り小さい。デモ機のCPUクロックは1.6GHzとなっていた。 通信機能は、WiFi、B
あと、何回、ビル・ゲイツのスピーチを聞けるのか。いずれにしても、残り少ないであろう機会の1つとして、米ロスアンゼルスで開催されているWinHECに来ている。ハードウェア開発者向けの会議ではあるが、ほぼ毎年、定期的にMicrosoftの方向性を探ることができる貴重なカンファレンスだ。 ●ゲイツ氏引退までのカウントダウン WinHEC初日に登壇したゲイツ氏の基調講演は、拍子抜けするほど淡泊なものだった。極端にいえば、もう、自分はこれからのMicrosoftの戦略や、ビジネスの方法論に関しては影響力を持たないのだぞと、自分で自分に念を押しているように感じた。 ゲイツ氏がMicrosoftでやりたかったことの多くは、実際に形になり、同社を世界一のソフトウェア会社に成長させた。同社の企業理念である“Infomation at Your Fingertips”も、着実に現実のものに近づいている。 MS
SilverthorneプロセッサとPoulsboチップセットで構成されるMenlowプラットフォーム。左の1元硬貨との比較で大きさが分かる 開催地が米国を離れ北京に変更されただけでなく、2日間開催(米国外の開催では通例ではあるが)となった2007年のIDFはアッという間に終了した。前回も記したように、45nmプロセスのプロセッサについて事前に情報が解禁されてしまったため、やや目玉に欠ける印象の否めない今回のIDFで、最もホットだった話題はモバイル関連、ということになりそうだ。 2日目のキーノートスピーチを行なったのは、モビリティ事業部長を務めるDavid Perlmutter副社長だが、中でもそのハイライトはUltra Mobileプラットフォームに関わる部分だ。Perlmutter副社長に招かれて登壇したウルトラモビリティ事業部長であるAnand Chandrasekher副社長は、2
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