現在放送中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合)に登場するヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の幼なじみ・律(佐藤健)は、進学した西北大学でロボット工学を学ぶこととなる。そのきっかけは、彼にとって思い出の詰まった唱歌「ふるさと」をピアノで弾くロボヨとの出会いからだった。 『半分、青い。』49話に登場するこのロボヨは、宇佐川教授(塚本晋也)が開発し、搭載された人口網膜といえるCCDによって楽譜を読み取り演奏している、とドラマ内では説明されている。ロボヨのモデルとなったのは、昭和55年に開発されたWABOT-2。今から40年ほど前のロボットを用意するのは難しいため、実際にはロボットハンド部分をドラマのために製作し、演奏シーンに使用したそうだ。今回、このロボットハンドを製作したのは、東京都立産業技術高等専門学校の医療福祉工学コースで准教授を務め、大学・高専ロボコンの競技専門委員でもある深谷直