米Yahooの長い悪夢は終わった。何年にもわたる、うわさ、交渉、どんでん返しの末、ついに検索事業をMicrosoftに押し付けた。今やYahooがするべきことは、次に起こることを見極めることだけだ。 Yahooの新時代は、最高経営責任者(CEO)のCarol Bartz氏が、同社の巨大なウェブサイトネットワークでの検索を運用する権利をMicrosoftに譲るという文書に署名した瞬間に始まった。その見返りに、YahooはMicrosoftの「Bing」が生み出す売り上げの88%を受け取る。今やYahooは、まず何よりもメディア企業であり、できるだけ多くの人を自社のサイトに呼び込んで、そのページ上で利益率の高い広告を販売することが事業となる。 この戦略は、インターネットでは必ずしもうまくいっていない。広告主が潜在顧客に到達する方法としては、検索広告の方がはるかに効果的であり、広告主はそれに応え