世界有数のトップ企業が、従業員に推奨するパワーナップ(積極的仮眠)の習慣とは? たった20分の昼寝が、脳のパフォーマンスを向上させる科学的根拠に迫ります。 昼間の居眠りが脳に及ぼす影響とは? パワーナップ(Power Nap=積極的仮眠)が注目を集めています。パワーナップとは、社会心理学者ジェームス・マース氏が提唱した昼間の短時間仮眠。要するに“昼寝”のことですが、仕事のパフォーマンス向上に直結する習慣として、Google、Apple、Microsoft、NIKEなどの世界的企業では、オフィスに仮眠スペースを設けたり、睡眠装置を置くなどして積極的に推奨しています。 パワーナップの科学的効果を実証したのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)。1995年頃からNASA Napsという睡眠研究を行っており、その実証実験では昼に26分間の仮眠で、認知能力が34%、注意力は54%も向上しました。昼下がり