今回の「事業仕分け」で、新しいスーパーコンピューター計画の予算がカットされたことに関して、あちこちで不満を目にする。民主党はダメだとか、わが国の未来がつぶされるとかいって、すごく怒ったような口ぶりの人も多い。 わしの感想としては、仕分けでのプレゼンを見たかぎりでは「ランキング世界一」の意義ばかりアピールされており、「なるほど、これはぜひとも国を挙げて建造すべきだ!」と誰もが思うような価値(建造による効果)がさっぱり伝わってこなかった、というのが正直なところだ。無理してランキングトップを目指すのではなく、むしろ何番手かの性能で何機も作った方が、科学研究は進むんじゃないか(効果が高いんじゃないか)という印象も抱いている。 しかしこれだけ怒っている人がいるというのは、よっぽど価値があるのだろう。にもかかわらず、それが伝わっていないのだろう。となると、推進派がすべきなのは、即座にデモを実施すること