男たちが生死の極限状態に追い込まれる戦場には、必ずといっていいほど娼婦の存在がある。世界中の紛争地や戦場に生きる、彼女たちの実態とは? 『娼婦たちから見た戦場』を書いたフォトジャーナリスト、八木澤高明氏に聞いた。 この記事の写真を見る ──15年以上にわたり、世界中の娼婦を取材しています。 世間では彼女たちを陰の存在としてとらえ、暗くて大変そうなイメージを持ってしまう。一面では間違いないが、それだけではない。たとえばタイ・バンコクへ行くと堂々と働いていて、「いったい何者?」とさえ思ってしまう。彼女たちに悲壮感は漂っていないが、反面で今の生活から抜け出したいとも思っている。陰と陽の振り幅が、普通の生活を送る人より大きい。多くの葛藤やもどかしさを抱える生き様に引かれているのかもしれない。 ■ 身一つでたくましく生きている ──戦場の娼婦をテーマに選んだ理由とは。 戦争と娼婦は、切っ
Relight Project 問いかけと、気付きのひかりを。 Relight Project(リライト・プロジェクト)は、六本木けやき坂のパブリックアート「Counter Void(カウンター・ヴォイド)」の再点灯を目指すプロジェクト。東日本大震災をきっかけに、作者であるアーティスト・宮島達男の手によって消されたこの作品を、3.11の記憶をとどめ、社会に問いかけ続けるための装置として生まれ変わらせる計画です。 開催日:2013年8月8日(木)19:00~21:00 会場:東京文化発信プロジェクトROOM302 ゲスト:鷲田清一(せんだいメディアテーク館長/哲学者) 聞き手:宮島達男(美術家) 宮島 ルネサンス絵画や教会建築と比較して、現代アートの修復が取り沙汰される機会は多くありません。鷲田さんは過去に修復問題に関わった経験がおありだとか? 鷲田 大阪の千里ニュータウンには、1970年の
対談:河本信治(PARASOPHIAアーティスティックディレクター) x 森村泰昌(ヨコハマトリエンナーレ2014アーティスティックディレクター) ART iT ART iTでは毎年、「記憶に残るもの」及び次年度へ向けての展望を年末特集として掲載しています。しかし、今回は少しイレギュラーな形として、ヨコハマトリエンナーレ2014のアーティスティックディレクターである森村さんと、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015(以下、PARASOPHIA)のアーティスティックディレクターである河本さんに、おふたりが関わっている展覧会について、考え方やその内容をお伺いしたいと思います。 まず、河本さんにお伺いしたいのは、PARASOPHIAのコンセプトについてです。第一回ということもあり、まだ手探りの部分も多いかと思いますが、京都という街で、国際展を行なうことを考えたときに、街とその歴史の文
大きなトラブルとなった五輪のロゴ類似問題。素人目にはそっくりになロゴに対し、審査員をはじめ多くのデザイナー達が「まったく違う」と反論していたのが印象的でした。しかし、不透明かつ説明不足の審査委員会もあいまって、残念ながらこれらの発言は身内を守るものと解釈されてしまいました。また画像の盗用問題により、本来なら行われるべきだった、冷静な議論などは完全に失われてしまいました。 なぜデザイナーと世間において、これほど大きな認識の違いが生まれたのでしょうか?本稿では、デザイナーと世間の間にある「類似性のギャップ」に関しできる限りわかりやすく説明します。最大公約数的な意見としては、このような感じではないかと思います。 全体の構成としては、まず類似性は鑑賞者の文化背景に依存することを説明します。その上で、前提知識として、デザインの本質や、文字を用いたデザインの類似性についての基礎知識を解説します。その後
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "異性装" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2017年12月) 男装で戦った巴御前(勝川春亭画) 異性装(いせいそう)とは、文化的に自らの性役割に属するとされる服装をしないこと。 男性が女性に属する服装をすることを女装(じょそう)といい、女性が男性に属する服装をすることを男装(だんそう)という。 従来の社会にある服装規範に違和感を持ち、自身の固定化された性別とは異なる性別の服装をすることをトランスヴェスティズム(transvestism)、一般に異性装を行う者をトランスヴェスタイト(transvestite)と呼んでいた[
第8回ゲストトーク 猪子寿之氏 ツイート 2012年10月26日 日本の歴史から、無自覚に新たに生まれていく文化 「こういうの見せちゃうと仕事があんまり来ないんですけど…」 と言いながらプロジェクターに映し出したのはチームラボが手がけたアート作品。まずは台湾国立美術館でのチームラボ展。 暗闇の中に無数に浮かび上がる小人達。それぞれが踊ったり、笛を吹いたり、太鼓を叩いたり・・・。この小人を写し出しているのは数百台のスマートフォン。1台のスマートフォンが1つのキャラクターとなり、知覚(カメラ、マイク)、知能(コンピューター、ソフトウェア)、表現(ディスプレイ)、コミュニケーション(通信)を持ち、互いに連携を取りながら、外部(人の動き)に対して反応していく。 つまり観る人が動くとそれに反応して小人が笛を吹き、それに反応した別の小人が踊り、それを受けた別の小人は太鼓を叩く。 (↑台湾国立美術館での
[CEDEC 2011]日本人は,遠近法で風景を見ていなかった。9月8日の基調講演「情報化社会,インターネット,デジタルアート,日本文化」をレポート ライター:徳岡正肇 CEDEC 2011の3日目となる2011年9月8日の基調講演は,「ウルトラテクノロジスト集団チームラボ」の代表である猪子寿之氏による「情報化社会,インターネット,デジタルアート,日本文化」だ。 アートというと,それだけでなにやら得体の知れない雰囲気が漂うが,講演は終始具体的かつエキサイティングなものであった。以下,その模様をご紹介したい。 「ウルトラテクノロジスト集団チームラボ」代表,猪子寿之氏 チームラボとは チームラボはスペシャリストの集団であり,創ること・そのプロセスから新たな発見をなしていくグループ――と言うと,いきなりよく分からなくなるので,会場ではまずチームラボの作品が紹介された。 最初に登場したのは「[吉例
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