KDDIウェブコミュニケーションズは、2011年末に新ブランド「CloudCore」を掲げ、クラウド事業(仮想化技術を適用したIaaSサービス)に参入した。月額制で価格を低く抑えている点が特徴だ。ITproは、同社でホスティング事業担当の副本部長を務める角俊和氏に、CloudCoreの狙いを聞いた。 1997年からサーバーホスティング事業に従事してきた。この一方で、いわゆるクラウド(完全仮想化型の仮想化技術を適用した、どんなOSでも利用できるIaaS)への取り組みは遅れていた。市場で仮想化技術が成熟し、評価が定まってきたことなどから、新ブランドを立ててクラウド事業に参入した。 クラウド事業者としては後発に当たるので、後発ならではの特長を出せるよう、顧客の声や市場動向を踏まえてサービス内容を検討した。クラウドを取り巻く世の中の現状は、AWS(Amazon Web Services)を真っ先に