「危機感」という言葉には、2つの感情が交錯する。1つは、「恐怖」である。このままでは死んでしまう、未来がない、ダメになってしまう。だからといって、諦める訳にはいかない。何とかしよう、生き残る方法があるはずだ、そんな「希望」がもうひとつの感情である。 この感情の源泉には、「愛情」がある。ともに成長したい、幸せになって欲しい、あなたのことを大好きだから。 及川卓也氏の新著「ソフトウエア・ファースト」には、そんな及川さんの「危機感」と「愛情」が紡がれている。 日本が置かれた状況を考えると、そこかしこに修羅場があるはずなのですが、茹でガエルのごとく、今までと同じことを繰り返してしまってはいないでしょうか。「そんなことはない」「ウチは変化している」と言っている企業も、その変化のスピードは、社会全体の変化に追いついているでしょうか。 この本をお読みになった皆さんは、ぜひとも変化を追い求めるようになって