Microsoftは9月にInternet Explorer(IE)9のβ版をリリースしたが、シェア減少を食い止める効果はなかったようだ。 分析会社Net Applicationsによると、9月のIEの市場シェアは59.65%と、前月の60.40%から減少した。6〜7月にかけてはシェアが回復傾向にあったが、その後は再び減少に転じている。一方、競合ブラウザは小幅ながらシェアを伸ばしており、Firefoxは22.93%から22.96%、Chromeは7.52%から7.98%に増えている。 バージョン別では、IE8が順調にシェアを伸ばし、29%に達した。Firefox 3.6は17.05%でバージョン別では2位、IE6とIE7がそれに続く。両ブラウザともシェアが減り続けており、それぞれ15.55%と10.39%となっている。9月15日にβ公開されたIE9はシェア0.1%にとどまっている。