2010年06月22日20:09 カテゴリ羽生善治 インタビュー「ドラマを伝える将棋 〜名人・羽生善治氏に聞く」 asahi.com ドラマを伝える将棋 〜名人・羽生善治氏に聞く 朝日新聞社デジタルビジネスセンターの企画・制作のインタビューなのだが、大変良質な内容で、「羽生善治の現在」を考える上での手かがりが満載である。 私にとって理想の将棋は、最初から最後まで停滞なく、秩序立った手が続くようなもの。 こういう考え方は、多分羽生が若い頃から変わらないところなのだろう。将棋は場合によっては、秩序とは無縁な泥沼の戦いに突入することもあり、特に現代将棋の場合はいきなり序盤から混沌状態に陥ることもある。羽生は、そうした現代将棋に対しても積極的な興味関心をもち、現代将棋の最前線に常に顔を出し続けながらも、やはり本質的には秩序だった古典的な形式感のある将棋に対する強い憧れがあるのではないだろうか。量子