米国時間の6月8日、これからはアップルが参加する唯一の恒例行事となる「Worldwide Developers Conference 2009」(以下、WWDC 2009)が開幕する。 会場となるMoscone Center Westには、おなじみとなった大きな白いリンゴマークが張り出され、大きく「WWDC 09」と書かれている。しかし2009年の今年、いつもと少し違うのは、この巨大なガラス張りの建物の1階の窓を埋め尽くしているのがアップル製品のアイコンではなく、他社製品のアイコンであること。そう、これは世界中の開発者が作ったiPhone用アプリケーションのアイコンなのだ。開発者が主役であるWWDCには、まさにうってつけのディスプレイである。 会場の側面は無数のiPhoneアプリのアイコンで埋め尽くされている。そのディスプレイの美しさにも驚かされるが、どうやら、このディスプレイを用意する前