具体的な戦い方・戦法をいくつか見ていきます。 まずは棒銀の戦い方からです。どのような攻めを狙ってどういう狙いがあるのかを掴んでください 上の棋譜では先手が棒銀で攻めて行きます。 一目散に後手陣に向かって殺到して最終局面は先手が成功したといえます。 後手の12手目の銀を追い返す狙いのはずの△1四歩が悪手になっています。 なぜこれが悪手になっているかというと、次の先手の▲2四歩のときに△1五歩と銀を取ると ▲2三歩成とされてしまいます。 この▲2三歩成を△同金ととると▲同飛成とされてしまいます。 それでは困るので▲2四歩に△同歩▲同銀と進んで銀交換となります。 そうなると△1四歩が無意味になっているのがわかると思います。 最終局面がなぜ先手が良い局面になるかわからない人もいるかと思います。 次に後手は△2三歩と打ち▲2八飛と続くと思われますが、 この局面は先手が歩をひとつ手持ちにして、 飛車先