鳥山明の名作漫画『Dr.スランプ』に、則巻千兵衛博士のライバルとしてアラレたちに立ちはだかるDr.マシリトなるキャラがいたのを皆さんは、覚えているだろうか。 このキャラのモデルになった人物こそが、今回インタビューする白泉社代表取締役社長・鳥嶋和彦氏にほかならない。 彼の編集者人生は数々の伝説に彩られている。新人賞にかすりもしなかった新人漫画家・鳥山明を一から育て上げ、何百枚にも及ぶボツ原稿を出したあげくに、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などの名作をタッグで世に送り出したこと。鳥山明のみならず多くの漫画家にネタにされてきた、その“悪魔のような”強烈なキャラクター。そして90年代後半、週刊少年マガジンにジャンプが追い越された「暗黒期」に編集長として呼び戻され辣腕をふるい、『ONE PIECE』や『NARUTO』、『テニスの王子様』などの作品を次々に世に送り出し、再びジャンプを王者の座に
漫画「ハイスコアガール」をめぐる一連の騒動が和解を迎えた時の様子が、押切蓮介さんによる実録漫画「オーディンスフィア レイヴスラシルを追え!!」の中で描かれています。ゲームソフト「オーディンスフィア レイヴスラシル」のサイトで連載中の漫画で、メーカーから依頼を受けた押切さんがゲームで遊んでその様子をリポートするという内容なのですが……。 押切蓮介さんの絵だァァァァァ 「ハイスコアガール」は90年代のアーケードゲームをめぐるラブコメ漫画。作中には「スト2」シリーズをはじめさまざまなゲームが登場し、その中にはSNKプレイモアが権利を持つ「ザ・キング・オブ・ファイターズ」や「サムライスピリッツ」などのゲームも含まれていたのですが、出版元であるスクウェア・エニックスが実際にはSNKプレイモアから許諾を受けていなかったことで大騒動に発展していました(関連記事)。しかし2015年8月26日にようやく両社
「ちょぼらうにょぽみ」先生作によるミリオンアーサーアプリ内4コマ漫画『弱酸性ミリオンアーサー』、YouTube&ニコニコ動画にて配信!!
指先から生まれる、陳腐化しない未来――漫画家・山田胡瓜×コンピュータ将棋開発者・山本一成(前編):「描く×作る」対談(1/3 ページ) 人工知能、人型ロボット、自動運転車、腕時計型端末――。今では連日のように耳にするようになったこれらは、過去に誰かがその存在を想像し、また別の誰かが実際に手を動かすことによって世の中に送り出されてきました。 そんな「未来を想像し、作る」ことに今日も取り組み続けている同世代のお二人に、これから描いていきたい、見てみたい未来について対談していただきました。漫画家とプログラマーという、指先から未来を作りだす二人の専門家のお話をお楽しみください。 (聞き手・構成:杉本吏) 後編:人工知能が人間から“奪えない”もの――「未来を描く×作る」対談 漫画家。2012年、「勉強ロック」でアフタヌーン四季大賞受賞。元ITmedia記者としての経験を基に、テクノロジーによって揺れ
『このマンガがすごい! 2008』(『このマンガがすごい!』編集部・編:宝島社)より。 (「オトコ編」1位に輝いた『ハチワンダイバー』の作者である柴田ヨクサルさんへのインタビューの一部です。取材・文は伊熊恒介さん) 【インタビュアー:ご出身は北海道の……。 柴田ヨクサル:留辺蕊(るべしべ)って町なんですけど、今はもう北見市に吸収合併されてしまいました。なんにもない田舎なんで、将棋も暇つぶしの一環で始めて。 インタビュアー:奥深さにハマッていった。 柴田:しばらくして子供たちを集めてやる大会に出たんですけど、そこには同い年くらいで、けっこう強いやつがいるんですよ。単純にそういうやつに負けたくないっていうのもあって。まあ、その子たちもそんなに強くなくて、ちょっと覚えるとすぐ抜かしちゃったんですけど。 インタビュアー:留辺蕊の少年将棋界で強豪としてのしていくわけですね。 柴田:はい。デパートの大
入場すると、うずまきナルト、スーパーマリオ、月野うさぎ、江戸川コナン、鹿目まどか、天上ウテナ……この四半世紀で登場したヒーローやヒロインたちとご対面。手塚治虫が亡くなった1989年以降の日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展望していく展覧会「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展が、6月24日から国立新美術館(東京都港区)で始まった。 会場外にある「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展の看板 同展ではジャンルの垣根を越えた130作品を8つの章で構成。「未来の科学技術を描いた作品(第2章)」「日本の現実社会を映しだした作品(第7章)」など8つの切り口を通して過去25年間の作品に触れることで、マンガ、アニメ、ゲームがいかに日本の社会と結びつき、刺激をもたらしてくれるメディアなのかさまざまな発見を与えてくれる展覧会となっている。 第7章「現実とのリンク」でマンガの原画が並ぶ様子(左)、第4章「出
国立新美術館が6月24日~8月31日に開催する展覧会「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」(関連記事)。手塚治虫さんが亡くなった1989年以降の社会を、日本のマンガ、アニメ、ゲームから再発見しようとするものです。このたび出品される作品の一部が、全8章の展示テーマごとに発表されました。 「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」チラシ。イメージイラスト担当はアラキマリ 出品予定作品(一部) 第1章 現代のヒーロー&ヒロイン 「NARUTO ―ナルト―」(アニメ) 「美少女戦士セーラームーン」(アニメ) 「少女革命ウテナ」(アニメ) 「七つの大罪」(マンガ) 「天元突破グレンラガン」(アニメ) 「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」(ゲーム) 「スーパーマリオ3Dワールド」(ゲーム) 第2章 テクノロジーが描くリアリティ―作品世界と視覚表現 「イノセンス」(アニメ) 「電脳コイル」(アニメ) 「シド
とよ田みのるのピンボール漫画「FLIP-FLAP」がKindleで出版された。作者自身の手によるKDPである。 FLIP-FLAP 作者: とよ田みのる発売日: 2015/03/16メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る単行本には未収録な販促絵なども追加収録、通常電書では切り捨てられがちなカバー裏おまけ漫画なども全部入り(詳しくは作者自身による紹介を参照)。 ピンボールというのは所謂メカトロニクス時代の、「アナログなアーケードゲーム」だ。存在は知られているし、ちょっと体験したことのある人も少なからず居られようが、ゲームとしてやり込んだ方は少ないのではないか。 先日、地元の科学館で特集が行なわれ、内部構造の解説と共に2台のピンボールマシンを自由に遊ぶ機会があったが、現在主流なデジタルゲームにはない工夫が面白い。 ボールの射出機構は手で引き戻すだけのバネ仕掛け。点数カウントは金属
文化庁は3月17日、過去に日本で制作された漫画やアニメなどの作品情報を網羅する「メディア芸術データベース(開発版)」を公開した。漫画なら明治初期からの約33万冊から検索ができる。誰でも無料で利用可能だ。 漫画、アニメーション、ゲーム、メディアアートの作品情報と所蔵情報をデータベースとして整備。図書館・美術館・博物館や研究者、著作者、企業・業界団体などが協力し、作品情報やイベント情報などを電子化、検索できるようにした。 漫画は明治初期から今年1月までに発行された単行本約25万冊と、明治初期から昨年12月までの約8万冊から検索可能。アニメーションは1917年から昨年9月までに発表されたテレビ・劇場版・OVA約9000タイトル、ゲームは1983年から昨年9月までに発売された家庭用ビデオゲーム機向け作品・1972年から2013年までに発表されたアーケード向け作品・PC-8801対応ソフト合計約3万
講座内容 日本のマンガ・アニメ・ゲームが特異な発展を遂げたのは、主に20世紀後半に入ってからである。国民に幅広く親しまれる一方で、現在もサブカルチャーとしての性格が色濃い。他方、世紀をまたいだあたりから、省庁によって輸出文化として有望視され、「クールジャパン」というフレーズが冠されるようにもなった。 サブカルチャーでありながら、〈日本〉的なるものを国外に発信する役割を国から期待されるという状況は、時に違和感を醸してきた。マスメディアで「アニメの殿堂」と呼ばれた「国立メディア芸術総合センター」の計画が、2009年に国会で取り沙汰され、当時の野党から「巨大国営マンガ喫茶」だと攻撃された挙げ句、政権交代にともなって執行停止になったことは、この違和感の反映ともとらえ得る。その一方で、2020年のオリンピック招致に向けて東京都が繰り出したPRフィルムでは、浅草や明治神宮とともに、ガンダム像やメイド喫
どんどん新しいシリーズが出て来て目が離せない状況なわけですが第3弾いきます。 前回: おすすめの艦これ漫画その2 - Danas je lep dan.第1話「邂逅」 by 某氏屋 on pixiv ここ最近では出色の艦これ漫画。「深海棲艦」「妖精」そして「艦娘」――それらの存在が生み出された起源を説明するその語り口は神話的ガジェットに充ち満ちていて『朝霧の巫女』のような雰囲気も感じさせ,もうこれが公式設定でいいんじゃないかと思わなくもない。なぜ建造は運任せなのか。なぜ羅針盤は狂うのか。これらのことに一貫して体系的な説明を与えることに成功した艦これ二次創作は公式ノヴェライズを含めても初めてなのではないか。というか「妖精」を起点に「艦娘」を語るという逆転が面白い。基本的に艦娘は殆ど出てこず出てくるのはおっさんと妖精だけだが,本作はだからこそ面白いのだ。救出のための戦いの物語。ゆえに本作のラス
漫画やアニメ・ゲームの振興やアーカイブ施設の設立、クリエイターの就労環境の改善などを目指す超党派の議員連合「マンガ・アニメ・ゲーム議員連合」(MANGA議連)の設立総会が11月18日に開催された。 会長に古屋圭司衆院議員(自民)、最高顧問に麻生太郎財務相が就任。設立の背景として、漫画・アニメ・ゲームは「大衆娯楽として勃興、相互に支えあって発展し、今や我が国を代表する文化・産業になった」一方で、ネット上の海賊版の増加や草創期の資料が散逸する危機、アニメーターを始めクリエイターの環境改善と人材育成といった課題があると指摘。課題の解消と適切な措置のために「官民の利害を超えた公共的立場として国会議員がその役割を果たしていく必要がある」としている。 具体的には、漫画・アニメ・ゲームの振興に向けた社会的・制度的基盤整備の促進やクリエイターの就業環境の改善などを目指す諸施策の検討を行う。事務局長代行とし
約20社のうち、許諾済みは3社のみ 他社のゲームキャラクターを漫画作品の中で無断で使ったとして、大阪府警は17日、著作権法違反容疑で、ゲームソフト「ドラゴンクエスト」などの製作で知られる漫画作品の発行元「スクウェア・エニックス」(東京都新宿区)と、同社の編集・出版部門の役員や担当者15人、漫画の作者の押切蓮介氏(35)の計16人を書類送検した。いずれも容疑を否認しているという。 書類送検容疑は、平成24年2月~25年12月、発行する漫画誌「月刊ビッグガンガン」で連載中の「ハイスコアガール」の作品中、ゲームソフト販売・開発会社「SNKプレイモア」(大阪府吹田市)が著作権を持つ対戦型格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」などのキャラクターを計166カ所で、許諾を得ないまま勝手に使用したとしている。 府警生活経済課によると、作品中、SNK社を含めて許諾が必要なゲーム会社は約20社
1. The document summarizes experiments testing different character shader and rendering techniques for a game aiming to display up to 200 characters on screen simultaneously. 2. The experiments tested using a single shared material across characters, relocating UV coordinates to distinguish factions, and different toon shading approaches. 3. The conclusion was that using a single shared material f
グランゼーラは10月30日、絵が描けなくてもストーリーが思いつかなくても漫画を制作できるというPlayStation Vita向けソフト「マンガ・カ・ケール」を年内に発売すると発表した。ダウンロード専用タイトルで価格は400円(税込)。 「エディットモード」は人物や小道具、吹き出し、エフェクトや背景、擬音語など豊富な素材を組み合わせて1コマずつ作っていくモード。人物のポーズや表情も細かく設定できる。 シナリオが思いつかない人向けの機能として「第1話ジェネレーター」を搭載。物語を読んで選択肢を選ぶことで展開が変化する。完成した漫画は改めてエディットモードで編集することも可能だ。専用投稿サイト「マンガ・ヨ・メール」にPS Vitaから直接アップロードできる。 「コミPo!」に似ているが、Webサイトには公開予定のコンテンツとして「明かされるマンガ作成PC用ソフト「コミPo!」との関係!」とある
株式会社スクウェア・エニックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田 洋祐、以下「当社」)は、本日、株式会社SNKプレイモア(以下「被告」)を相手方として、債務不存在確認請求訴訟を大阪地方裁判所に提起いたしましたので、お知らせします。 当社が出版する漫画「ハイスコアガール」が被告の著作権を侵害しているとして、被告が当社及び当社出版部門関係者を刑事告訴した結果、当社は、2014年8月5日に大阪府警察本部及び同曽根崎警察署による家宅捜索を受けました。 当社としましては、上記の刑事告訴を受け、被告が主張するような著作権侵害の事実がないことの確認を求めて本件訴訟の提起に踏み切ったもので、当社の主張の正当性を民事訴訟の場において明らかにしていく所存です。 なお、当社は、上記の家宅捜索以降、警察当局による捜査に対して全面的に協力しており、引き続き誠意をもって対応してまいります。 ※記載されている会
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