「Mad Catz」という会社名は仮称だった!? 社長兼CEOに訊く,Mad Catzのこれまでとこれから ライター:米田 聡 カメラマン:佐々木秀二 Darren Richardson氏(President and C.E.O., Mad Catz Interactive) 複数の日本人プロ格闘ゲーマーと契約し,2013年9月19日から4日間の日程で開催された東京ゲームショウ2013に大きなブースを出展するなど,北米の周辺機器メーカー,Mad Catzはいま,日本市場への注力が目立っている。 同時に,Bluetooth接続型デバイスのラインナップをズラりと揃え,それらとつながるAndroidベースのゲーム機も市場投入を発表するなど,何をしようとしているのか,今ひとつ分かりくく見えるのも確かだ。 いったいMad Catzは何を考え,どこへ向かっているのだろうか。去る東京ゲームショウ2013
EVO2012を制した最凶の豪鬼はいかにして生まれたのか。ウメハラとの“聖戦”後のInfiltration選手に話を聞いてみた ライター:ハメコ。 Lee “Infiltration” Seon-woo選手 Evolution 2012覇者,Infiltration。 2012年夏,同大会の「スーパーストリートファイターIV アーケードエディション」部門において,ウメハラ選手との死闘を制し優勝した,その韓国の豪鬼使いの名前は,日本の格闘ゲームファンの記憶に深く刻みつけられるものとなった。 「ストリートファイターIV」シリーズや「ストリートファイター X 鉄拳」(PS3 / Xbox 360)といったタイトルで名を馳せるLee “Infiltration” Seon-woo選手は,Evolution 2012(以下,EVO2012)や「Street Fighter 25th Annivers
[TGS 2013]「BLAZBLUE」と「スパIV」のエキシビションマッチ。そしてカプコンタイトルの公式世界大会の日本予選が行われた,Mad Catzブースをレポート ライター:ハメコ。 カメラマン:大須 晶 東京ゲームショウ2013の一般日初日にあたる2013年9月21日,Mad Catzブースでは「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA」(PS3/AC。以下,BBCP)と「スーパーストリートファイターIV アーケードエディション」(AC/PS3/Xbox 360/PC。以下,スパIV AE)によるエキシビションマッチが多数の著名格闘ゲーマーを迎えて行われた。また,翌22日にはカプコンタイトルの世界大会と位置づけられる「CAPCOM Cup 2013」の日本予選トーナメントも開催されている。ここでは,多数の観客が詰めかけたイベントの模様をお伝えしていこう。 ブースには,Mad
この種のイベント会場ではもはや本家ミクさんをも上回る人気キャラになったミクダヨーさん。TGSの会場でスタッフ一生懸命探しました。そしたら……見つかりましたよ、ミクダヨーさん! しかもミクさんもいたー! 生で見るミクダヨーさんはやはりデカイです。隣に本家ミクさんがいるから余計にデカく見えます。でも、そんなずんぐりむっくりなところがたまらないんですよ! 尻ずもうをしてふざけるミクさんとダヨーさん つよい(確信) ミクさんとミクダヨーさんはセガブースの近くなどに時折現れるもよう。大人気のお二人の周りには常に人だかりができていました。 みんな写真撮ってました ぷよぷよキャラの着ぐるみやおねえさんもいました advertisement 関連記事 TGS2013:ごろんとゲームできる「タブレットクッション・ゴロン」が人を駄目にする しかもなんかエロい ゴロゴローゴロゴロー。 TGS2013:“Andr
『鉄拳』シリーズの未来、そして次世代機への印象は? 2013年6月11日~13日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催された世界最大級のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2013。同会場にて、基本無料の『鉄拳レボリューション』を配信したばかりの、バンダイナムコゲームスの原田勝弘氏にインタビューをする機会を得た。数々のシリーズ初となる試みを入れた『鉄拳レボリューション』は、どんな狙いで作られたのか。『鉄拳レボリューション』から『鉄拳』シリーズの未来、そして、原田氏が見た次世代ゲーム機への印象までをうかがった。 ――『鉄拳』を基本無料のフリートゥプレイ(以下、F2P)として配信することになったきっかけを教えてください。 原田勝弘氏(以下、原田) 最近、いろいろなF2Pの作品が発表されていますが、家庭用ゲーム機向けの格闘ゲームでF2Pにしたのは、『鉄拳レボ
▲シャナとアスナが対戦格闘ゲームという場で戦っている様子。各キャラクターのアイコンの下には“ヴィルヘルミナ”と“リーファ”のアイコンも表示されているが、どんなシステムになるのだろうか? 体力ゲージの下にある“BLAST OK”とは? なお、10月6日に秋葉原UDX&ベルサール秋葉原にて開催される“電撃文庫 秋の祭典2013”のステージ“電撃文庫創刊20周年 大感謝プロジェクト”では、本作の最新情報が発表される他、会場に試遊台も用意される。試遊台では今回発表されたアスナとシャナ以外のキャラクターでもプレイが可能とのこと。 電撃文庫 秋の祭典2013とは 電撃文庫創刊20周年にあたる今年は、昨年よりもさらにパワーアップした“電撃文庫 秋の祭典”が予定されている。電撃文庫アニメの豪華キャスト陣が出演するステージや、人気作家&イラストレーターによるサイン会、創刊20周年ならではの企画満載の展示コー
[速報][TGS 2013]「魁!! 男塾」がPS3でゲーム化。開塾は2014年 ライター:御簾納直彦 TGS 2013の3日目となる9月21日,バンダイナムコゲームスは自社ブースで行ったステージイベントにて,週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画「魁!! 男塾」のゲーム化を発表した。 タイトルは,「魁!! 男塾 〜日本よ、これが男である!」で,プラットフォームはPlayStation 3。開塾(発売時期)は2014年とのこと。 ステージではムービーが公開され,主人公剣 桃太郎をはじめとする人気キャラクター達がダイナミックなアクションを披露していた。公式サイトが本日(9月21日)の12:00頃オープンするとのことなので,興味のある人はチェックしておこう。 「魁!!男塾 日本よ、これが男である!」公式サイト 関連記事一覧へ関連記事 「魁!!男塾 〜日本よ、これが男である!〜」,お笑い芸人に
[PAX 2013]これからはPCゲームだ! 次世代コンシューマ機登場を前に,PCゲームの伝説的開発者達がパネルディスカッションで言いたい放題 ライター:奥谷海人 アメリカのPCゲーム専門誌「PC Gamer」の主催によるパネルディスカッション,「The PC Gaming World Congress」(PCゲーム国際会議)が,シアトルで開催中のイベント,PAX 2013の会場で行われ,PCゲームの現状や未来について熱い討論が繰り広げられた。 左からクリス・テイラー氏,ジョン・メイヴォー氏,クリス・ロバーツ氏,ディーン・ホール氏,そしてモデレーターを務めたPC Gamer誌のエヴン・ラティ氏 「PAX 2013」公式サイト パネルのメンバーはPCゲーム界の有名人達で,まず紹介されたのが,Bohemia Interactiveのディーン・ホール(Dean Hall)氏。ニュージーランド陸軍
[PAX 2013]ゲームファン達の祭典「PAX Prime」がシアトルで開幕。次世代コンシューマ機向けタイトルからインディーズゲームの新作にも注目 ライター:奥谷海人 ウェブコミックの作者達によって始められたゲームファンのための祭典「PAX Prime」が,北米時間の2013年8月30日から9月2日までの期間,アメリカ・ワシントン州のシアトル市にある「Washington State Convention & Trade Center」で開催される。今年で10回目を数えたことを記念して,イベントの正式名称は「The 2013 PAX 10」となっており,4日間で7万人を超えるゲーマー達が,決して広くはないコンベンションセンターに集結することになる。 このところ,アメリカのインディーズゲームの話題になると,よくこの「PAX」というイベントの名前を耳にするのだが,これは「Penny Arca
新作「Mighty No.9」を発表したばかりの稲船敬二氏にインタビュー。ゲーマー達がクリエイターに“直接”投資するKickstarterが定着すれば日本ゲーム業界の未来が変わる? ライター:奥谷海人 アメリカで開催中のゲームイベントPAX Primeにおいて,現地時間の2013年8月31日に,comceptのCEO/コンセプターである稲船敬二氏によるセッション,「From 8-bit to Next-Gen, and Beyond」(8ビットから次世代,そしてその先へ)が実施された。 その最後に,稲船氏が手がける最新作「Mighty No.9」(PC)の制作が発表され,クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で出資者を募集することが明らかになった(関連記事)。 「Mighty No.9」が発表されると,集まった約600人の聴衆が総立ちでスタンディング・オベーション。「マイテ
[PAX 2013]稲船敬二氏の「Mighty No.9」プロジェクトが実現。Kickstarterでの募集開始から約40時間で目標金額を上回る ライター:奥谷海人 Comceptの稲船敬二氏が,PAX Primeで発表を行った新作アクション「Mighty No.9」だが(関連記事),クラウドファンディングサイトKickstarterで行われている開発資金募集が,早くも目標額の90万ドルに達した。目標到達はアメリカ時間の2013年9月2日9:00頃のことで,募集開始から約40時間というスピード達成になる。 PAX Primeでの企画発表直後,会場に集まったファン600人のうち,100人以上がKickstarterでの資金援助を始めていた Kickstarter「Mighty No. 9」企画ページ 「Mighty No. 9」公式サイト(comcept) 関連記事: ・新作「Mighty
稲船敬二氏の新作「Mighty No.9」は,誰がどう見ても“アレ”。PAX Primeで電撃発表され,本日からKickstarterで出資者を募集開始 編集長:Kazuhisa comceptの代表取締役兼コンセプターであり,誰もが知る著名な作品を数多く手かげてきた稲船敬二氏。そんな稲船氏が,新作PCゲーム「Mighty No.9」をPax Primeで電撃発表し,同時に,クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で出資者の募集を開始した。募集期間は2013年10月1日(北米時間)まで。現時点では,2015年春に発売予定とのこと。 氏の大型新作で,かつ氏にとって初のプラットフォームであるPC(Windows)版,さらに開発資金をKickstarterで集めるという,話題性にコト欠かない「Mighty No.9」は,狂気の天才科学者に操られたロボット軍団と,主人公ロボット「ベッ
[CEDEC 2013]アニメ/映画業界とゲーム業界では大きく異なる「アニメーションにおける音響制作と演出の組み立て」 ライター:榎本 涼 CEDEC 2013の最終日に行われた講演「アニメーションにおける音響制作と演出の組み立て」は,東映アニメーションの企画スーパーバイザーという肩書きを持つ関 弘美氏が,ゲーム制作とは異なるスピード感で行われるアニメーション制作のワークフローを紹介しつつ,演出へのこだわりや苦労を語るというセッションだった。 東映アニメーション株式会社 企画営業本部・企画開発スーパーバイザー 関 弘美氏 バンダイナムコスタジオ 中西哲一氏 氏は「花より男子」「おジャ魔女どれみ」「金色のガッシュベル!!」など,多くの東映アニメーションで番組プロデューサーを務めてきた。トップクラスのアニメ制作者がゲーム開発者に向けて語るという機会はめったになく,非常に貴重なセッションと言える
[CEDEC 2013]人間とは何か? アンドロイド研究から分かった“人間の存在感”とは 編集部:aueki 大阪大学特別教授 石黒 浩氏 CEDEC最終日の2013年8月23日,大阪大学特別教授 石黒 浩氏による「アンドロイド・ロボット開発を通した存在感の研究」という基調講演が行われた。 ロボット研究というと,ASIMOのような自立歩行型ロボットや産業用ロボットを想像する人が多いかもしれないが,石黒氏が行っているのはそれらとはまったく異なる「人間に近い」ロボット(アンドロイド)の研究だ。氏の開発による,人間に近い表情などを再現したシリコン製のロボットは,ニュースなどで取り上げられることも多いので,見たことがあるという人も多いだろう。 この講演では,そのような人間に似せたロボットの開発などを経て分かった,人間性や人間の存在感に関する氏の考えや取り組みが紹介された。本稿ではその内容をお届けし
[CEDEC 2013]海外で盛り上がる「ナラティブ」とは何だ? 明確に定義されてこなかった“ナラティブなゲーム”の正体を探るセッションをレポート ライター:徳岡正肇 CEDEC 2013の2日目,夕闇も押し迫った頃,「『ナラティブ』はここにある! 国産ゲームに見るナラティブとは?」と題されたセッションが開催された。GDC 2013では,ナラティブ・サミットが開かれるほど海外で大きな盛り上がりを見せている「ナラティブ(Narrative)」。だがこの耳慣れない言葉は,いったい何を意味しているのだろうか? スクウェア・エニックス テクノロジー推進部 ゲームデザインリサーチャーの簗瀨洋平氏と,モバイル&ゲームスタジオ取締役の遠藤雅伸氏が登壇した,贅沢な講演を紹介したい。 簗瀨洋平氏(手前)と遠藤雅伸氏(奥) 消えた「Best Writing Award」 そもそも,ナラティブとは何なのか。その
[CEDEC 2013]「日本人のためのMMORPGの開発」聴講レポート。「ドラゴンクエストX」が破ったオンラインゲーム開発の“常識”,そしてドラクエが挑戦する理由とは? ライター:大陸新秩序 2013年8月21日から23日にかけて,パシフィコ横浜にて開催されている「CEDEC 2013」。本稿では,開催初日に行われた「『日本人のためのMMORPGの開発』〜『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』の挑戦〜」の模様をレポートしよう。 本セッションは,「ドラゴンクエストX」のディレクターを務めるスクウェア・エニックスの藤澤 仁氏が登壇し,「ドラゴンクエスト」をMMORPGというジャンルに生まれ変わらせるために何をしたのかを解説するという内容。 国民的なブランドであるドラゴンクエストを,まだまだ日本ではメジャーとは言えないMMORPGというジャンルへと作り替えていく過程は,藤澤氏曰
[CEDEC 2013]急速に成長した「LINE GAME」の現状と今後の展望とは。LINEの森川 亮社長が直々に語ったセッションの模様をレポート ライター:大陸新秩序 2013年8月21〜23日にかけて開催されたCEDEC 2013。その開催初日,「累計アプリダウンロード数1億9000万突破! ゲームプラットフォーム『LINE GAME』の成長と今後の可能性」と題したセッションが行われた。 このセッションでは,LINEの代表取締役社長 森川 亮氏が,同社のスマートフォン用アプリ「LINE」で展開しているゲームプラットフォーム「LINE GAME」の急速な成長過程と現状,そして今後の展望を語った。 1つのプラットフォームとして存在価値を高めた「LINE」 LINE 代表取締役社長 森川 亮氏 セッションの序盤では,森川氏がLINEのこれまでの歩みを振り返った。 2011年6月,無料通話/無
まずは遠藤氏が来場者に向かって、ナラティブのことを知っているかどうかを問いかけた。しかし、知らない人もかなりの数に上り、やはり国内での認知度はまだまだのようだ。ナラティブを直訳すると“物語”という意味になるのだが、ナラティブ=ストーリーという解釈でいいのだろうか。 続いて簗瀬氏は、「ゲームにストーリーは重要か」という設問を来場者に投げかける。結果は拮抗していたが、重要だと思う来場者が若干多かった。これを受けて、「このテーマは、日本に限らず議論されている」と前置きした後、もともとGDCには“ベストライティングアワード(ベスト脚本賞)”という賞があったが、2010年に廃止。代わりに、“ベストナラティブアワード”という賞ができた経緯を語った。しかし、海の向こうでもナラティブなゲームの定義がしっかりあるわけではないようだ。ここで簗瀬氏は具体例として、ナラティブだと言われているゲームとして、『風ノ旅
[CEDEC 2013]なぜPixarのCG制作手法はゲームグラフィックスと違うのか? 「OpenSubdiv」セッションレポート(前編) ライター:西川善司 手島孝人氏(Pixar Animation Studio,Studio Tools Department,Software Engineer) 1年ほど前の「SIGGRAPH 2012」で,Pixarが発表したオープンソースプロジェクト「OpenSubdiv」を,日本語で解説するセッション「OpenSubdiv: オープンソースの RenderMan 完全互換 GPU対応サブディビジョンサーフェスライブラリ」が,「CEDEC 2013」2日めに開かれた。 セッションを担当したのは,「グランツーリスモ」シリーズのポリフォニーデジタルから,2年ほど前にPixar Animation Studio(以下,Pixar)に移籍したという経歴を
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