新型車両「N700A」の一番列車が駅長の合図で出発した=8日午前7時、JR東京駅、金川雄策撮影東海道新幹線のN700A。車体には、特徴的なロゴマークがあしらわれている=8日午前7時、東京駅、中田絢子撮影 東海道新幹線で5年半ぶりとなる新型車両N700Aが8日、運行を始めた。東京駅ホームでは出発式があり、「一番列車」を見ようと約400人の鉄道ファンらが集まった。 午前7時、ほぼ満員の乗客を乗せ、「のぞみ」として新大阪へ向かった。最高時速はN700系と同じ300キロだが、自動制御で区間ごとの最高時速を保って走る装置が加わった。災害に備え、非常ブレーキの停止距離も1割短くなった。JR東海の関雅樹・新幹線鉄道事業本部長は「安全と、ダイヤを正確に守る安定輸送を第1に考えた最高傑作」と述べた。 来年度までに計13編成(1編成16両)を順次投入する。当面は東京―新大阪で、主に「のぞみ」として運行す