ここまで全4回にわたり、進化を遂げているアメリカのニュースメディア業界に関する記事を取り上げてきた。日本のニュースメディア業界は、アメリカのように進化していけるのか、あるいは独自の道を行くのか──。朝日新聞からBuzzFeedへと移籍し、現在はGoogle News Labティーチングフェローを務める古田大輔氏が解説する。 日本のニュースメディアは生き残れるか 「定期購読者が減る理由の第1位は、彼らが死亡すること」というジョークがウォール・ストリート・ジャーナルの編集者の間で流行っていると「デジタル化の先駆者だった「ウォール・ストリート・ジャーナル」の改革を阻むもの」の著者は語る。同じことは、もう何年も前から日本の新聞社でも語られている。ジョークではなく、事実として。 新聞社など紙に頼ってきたニュースメディアにとって、デジタル化は唯一の生きる道だ。クーリエ・ジャポンが翻訳した4本の記事は、